狂乱西葛西日記96年4月3日〜10日

【4月3日(火)】

 駅前に開店したマンガ喫茶、MAG TIMEに行く。在庫15000冊、セルフサービスのコーヒー、紅茶は無料で、最初の一時間は350円、あとは30分ごとに100円ってシステム。なんといっても静かなのと、午前3時までやってるってのがポイントね。ミストラル閉店後のプライムタイムにどこで仕事をするかってのはけっこう問題で、ケンタとか珈琲館とか使ってるんだけどこの時間はけっこう混む。その点マンガ喫茶は混んでも静かなのでけっこう快適。食べ物も持ち込み自由だし。
 問題はついマンガを読んでしまうことで(笑)ドカベンのプロ野球編を読んだ勢いで「大甲子園」にまで手を出してしまうわけである。


【4月4日(水)】

 えーと。仕事をしていたような気がする。よく覚えてないですすいません。


【4月5日(木)】

 1時半、WOWOWネットワーク会議。


【4月6日(金)】

「エコエコアザラクII」@徳間ホール。佐藤嗣麻子、古賀新一ほかの舞台挨拶つき。あー菅野美穂が出ていればって感じですが、大槻ケンヂのお手つきなのかっ。という真相とかはKing Showページに行っても書いてないんだろうな。
 映画はヒドゥン+ターミネーターでなかなかの傑作。ライトニング入ってるし。でもシナリオはやっぱり外注したほうがよかったかも。


【4月7日(土)】

 6時、ユタSF例会@馬場。参加者は、堺、川崎、塩澤、高橋、小浜、三村、野口、大森、雑波、山岸、柳下(来た順)の11名。雑破先生からは辰巳出版で出たオリジナルの新刊、『彼女が髪を切った理由』をいただく。上下巻で各二万部。ポルノ業界はSF業界よりはるかに景気がいいようである。この新刊は三姉妹物で、そうだアニメージュの書評を三姉妹特集にして赤川次郎の『次女と野獣』とかといっしょにとりあげる――というのを一瞬考えたが、さすがに無理だろうな。
 野口誠@SFセミナー事務局長からは、庵野秀明出演交渉の催促。企画としてはやっぱり欲しいってことらしい。いやまあエヴァ企画をやれやれと去年からさんざん言ってたのは俺だから、多少の責任はあるので。

 またしてもてんやで飯を食ってから、新宿に流れて諸星迎撃宴会@りきしゃまん。O嬢さま他、初対面の人が何人か。あみ女王はあいかわらず飛ばしている。諸星はあいかわらず諸星である。穴があいてないPHSを買っただけであれだけネタになる人間も珍しいだろう。かわいそうなのでイヤフォンジャックの使い方をいろいろと実演して見せてあげる親切なわたし。
 二次会は例によってゼニス……が例によって満員でベルボア。アニソン部屋と非アニソン部屋に分かれる。非アニソン部屋でせらむんの歌を歌っていた人がだれかはいうまでもないことである。
 12時半ぐらいに、吉祥寺から水玉夫妻あんどてんちょさん@ガイナックスが到着。渋谷からさいとうよしこも合流し、アニソン部屋がもうひとつできる。
 しかし大森は風邪の影響でまったく声が出ない状態に陥り、オクターブ下げてもまだかすれる。やれやれだね。といいながら5時まで歌って電車で帰ったことでした。


【4月8日(日)】

 一日寝ていました。たぶん。深夜から、中断していた『ハッカーと蟻』の翻訳を再開。あ、そだ、そのまえに姉弟非同期日記を読んでたら、とつぜんグリーンリボンキャンペーンってのがはじまってて、4月9日が日記発足一周年だと書いてある。どっかで見たような日付だなあと思ったら、狂乱西葛西日記のスタートも去年の4月9日なんですね。というわけでさっそく便乗して日記インデックスに緑のリボンを貼りつける。誕生日がちゃんとお祝いできてよかったよかった(^-^) のりくんありがとう。というわけでほんとうはいないかおりんから聞いたのりくん子供時代の恥ずかしいエピソードの数々は内緒にしておくことにしよう。でも四次元をよける練習をした話はけっこうポイント高いと思うけどさ。


【4月9日(月)】

 朝は東陽町の試験場に行って免許の書き換え。失効しちゃってるのでちっちゃい免許にはならず(;_;) 交通事故で不幸のどん底映画の上映はなくなり、ちょっと悲しい。しかし正味一時間くらいで新しい免許がもらえて便利になったものである。帰って寝る。  夜10時起床。この10日ほど何回か電話してるんだけど全然つかまらなかった庵野さんにやっと連絡がついて、SFセミナー出演交渉。庵野さんはけっこう明るくて、二つ返事って感じで引き受けてくれる。今年のSFセミナーはけっこう豪華かも。
 合宿でなんかやれと野口事務局長にいわれたけどなにも思いつかない。天皇賞があるからと昼間の企画をけっとばした北上次郎を合宿に呼んで対決するという手もあるか(笑) なぜ対決しなければならないかは、今度出る小説すばるの北上次郎原稿を読めばわかる仕組みである。まあしかしSF者の中にも『ソリトンの悪魔』はSFじゃないと主張する反乱分子がいるからしょうがないか。


【4月10日(火)】

 5時、コンプティークの取材。パソゲー者のかっこいいパソコンライフの実例的趣旨の企画らしいけど、うちに来るのはまちがってると思う。まあしかしライター担当が、さいとうよしこのGTV時代からの古なじみの平野裕子だからしょうがない。写真撮影のあとはけっこうなしくずし的にだらだらして、こんなんでだいじょうぶなのかっ。ってまあわたしの考えることじゃありませんが、どうもすみませんね>肥塚編集長。
 編集の石田さんが先に帰ったあと、さいとう、平野と三人でメトロセンターの居酒屋、萬屋へ。ホテトル嬢を呼ぶきちくな男の話とかいろいろ。○○さんも顔に似合わずやることが豪快だね。


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