【3月6日(水)】

 横浜の某外資系企業に勤めるY子さま(妙齢・独身)よりバレンタインのチョコレートが届く。ありがたいことである。というか,今年は同居人さえもチョコレートをよこさなかったので,事実上これが唯一ってゆうか、いややっぱりゆってみるもんですね。「きっと送るわ」ボタンが押されてから多少時間は経過しているが、ちっちゃいことは気にしないのである。しかもフーシェだし。

 もらったチョコレートをむさぼり食いながら起き出して, シネセゾンで「ユージュアル・サスペクツ」。ウェルメな犯罪映画にタランティーノ風味を振りかけた秀作。しかし稲田さんから一部ネタをバラされてたのでちょっと悔しい。

 ビデオ安売王に「全裸女社長漫遊記」を買いにいく。「全裸料理人対裸の女ドラゴン」も当然購入。こっちのほうが圧倒的に面白い。我孫子さんは同列に論じていたが、やっぱり仁村仁の登場シーンは圧倒的迫力l。2月の芝居のチケットもらってたのに行き損ねたのが悔やまれる。そういえばこの映画(?)のクライマックス(?)のエキストラに行かないかという誘いを水玉螢之丞画伯から受けたこともあったんだけど(たぶんスタジオハード経由)、撮影されたものを見るかぎり、行かなくてよかった気がする(笑) ところで冒頭のベッドシーンって、本篇にも一応ちらっと出てくると思うんですけど>我孫子様。

 なお、こないだ買った松山さんのSFX大作(笑)は、じつは主演女優(というか主演女子プロレスラーね)別に三バージョンあることが判明。まるでXメンみたい(笑) 女子プロおたくは3本買うんでしょうか、やっぱり。

 この日の収穫は、ずっとさがしていた全裸スポーツシリーズ。とりあえずバレーボール編を買ってみたんだけど、30人以上を体育館に集めて全裸でバレーをやらせるというたいへんな企画。ヘアありなので当然えっちはナシ。明朗健全にただスポーツをするだけ。しかしここまで健全だとなあ。ミスするたびに一枚ずつウェアを脱いでいくとか,罰ゲームをとりいれるとか、もうちょい工夫が欲しかった気がするね。だいたい人数が多すぎる。ちゃんとチーム分けして六人制バレーのトーナメントを見せてくれるだけでもよかったのに。

 安売り王もいよいよ経営が崩壊しかけてるみたいですが、このソフト資産は惜しい……と思う人はあんまりいないだろうけど,やっぱりなくなっちゃう前にまとめて買っておくべきだろうか。それとも倒産セールを待つべきか。大陸書房のビデオとか,あとから思うと買っときゃよかった的タイトルが少なくないので、悩ましいところではある。が、どうせ見ないんだよな。


【3月7日(木)】

 2時WOWOW。ネットワーク会議のあと、野村さんといっしょにシネセゾン。中村幻児久々の監督作品「サディスティック・ソング」を見る。無軌道青春風俗映画にマンハント物のアクションをプラスした映画でさすがに手堅い。とはいえ後半ちょっと腰くだけかな。「ウィークエンド・シャッフル」系列なので,いまいち新鮮味がないかも。悪くはないんですけどね。
 京橋から銀座線に乗ったところで、この時間じゃ電車めちゃこみだよなと考えてそのまま末広町まで乗っていって秋葉原。
 ワープロとデータベースが一個もないとちょっと不便かもねってことで,SFMの阿部さんに歩きながら電話してアドバイスを求める。が,けっきょく関係ない話をえんえんしてしまう(笑) しかもまた雨だよ。先週も秋葉で雨に降られたのになあ。
 携帯電話用のイヤフォンマイクが2000円少々で売ってたのでためしに買ってみると、これが超べんり。キーボードたたきながら長電話とか、スクーターで走りながら電話とか。ただし,襟にマイクつけてPHSを胸ポケットにしまい、耳にイヤフォンって状態でしゃべってると,はた目にはひとり言いってるようにしか見えなくてまわりの人から不気味がられるのが弱点。クルマ運転する人には最適ですね。
 雨なのであんまり歩きまわる気にならず、ソフマップシカゴ館でお茶を濁し、とりあえずMS WorksとATOK9を買う。
 Worksは95版があることをよく認識してなくて(鞄の中に入ってたWinPCの低価格ソフト特集にちゃんと載ってのに(;_;)),うっかり3.1版を買ってしまいしおしお。おまけに95版よりこっちのほうが高いという。
 まあ買っちゃったものはしょうがないので、日比谷線秋葉原駅脇の喫茶店〈秋葉〉に寄ってインストール。とりあえずカラオケROMのデータをWorksに読み込む。けっこうきびきび動いて快適かも。まあ使えればなんだっていいや(←負けおしみ)。
 家に帰ってATOK9をインストール。なにがよくなったのかいまいち不明。全角の「、」が「,」になってしまう不具合は直らず(つづけて打つと、「,、、、」ってふうに,最初の一個だけが英数モードになっちゃうんだよね)。
 なんかすごく無駄な買い物をした気がするが(辞書はマージしちゃうとせっかく苦労して削った無用単語が復活してしまうので、ATOK8の辞書をそのまま使っている),まあなんかとりえがあるでしょ。
 

【3月8日(金)】

 夕方起きて、CCR主宰の茶木さん退職壮行宴会。パンジャ事件(笑)以降,茶木さんに会うのは今日がはじめてである(今日の参加者は10人くらいなんだけど、4月1日には150人規模の大宴会が予定されている模様)。
 メンバーは新保博久、穂井田直美、大津波悦子、岩田清美、白石朗などなど。会ったことはあるけどよく知らないひとが数人。ワセミスかマル鷹関係でしょ、たぶん。首謀者のひとりであるはずの三橋暁氏は仕事が忙しいとかでパス。
 今日はパンジャの話はナシね、とかゆってた割に茶木さんはけっこう気にしてるらしく、
「自分でサルだサルだといってても我孫子武丸にサル呼ばわりされるとむっとするなあ」
 とぼやく。 なるほど、それはメモしておきましょうと大森がパソコンをとりだすと、
「いや,我孫子さんはね、おれは作品は好きだよ。作品はね」
 というのはフォローになってないが、そこでシンポ教授が一言、
「ボクは作品はともかく、人柄はいいと思いますけどネ」
 というようなやりとりをメモしているのを茶木さんがうしろからのぞきこみ、
「あ、いや、そういうことを思っているというのはともかく、発言として公表されるのはマズいですよ」
 とゆったその口で、
「H部F親は人柄が嫌いだからなにいってもいいんだけさ。ミステリ界の××。業界の**だね、あれは。だからパーティの招待状も出してないし」
 と発言した事実はあくまでフィクションだということにしておこう。と思ったけどやっぱりこわいのであとから一部伏せ字にする小心者のオレ。

 しかし今日のヒットは、Gumshoe Siteに関連したI田K美発言。
「いくらなんでも全部英語ってのはしんどいですよねえ。日本語だったら読むんだけど」
「あら、K村さんの日本語だったら英語のほうが読みやすいわよ」
 だそうである。ぼくは翻訳ミステリー界にくらいので全然よくわかりません。Gumshoe Siteで英語による反論があることに期待しよう(笑)

 ところでパンジャがらみで逆密室のことも話題になったんだけど、ぢつは白石朗がM上T史氏について一家言あることが判明。
「M上T史? 4文字熟語も覚えられないバカね、ふふ」だって。
「いや、四文字言葉なら覚えられるんじゃないですかネ」
 とフォローしたのはもちろんシンポさんである。まったくこの人たちってば。
 しかし我孫子武丸/白石朗連合軍ができるとちょっと強力かも。わたしはミステリマニアじゃないので関係ないですが(笑)


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