プロ野球観戦記(公式戦1)

横浜ベイスターズ対阪神タイガース(2003年3月28日 横浜スタジアム)



T = 000 000 200 = 2
YB= 021 000 01x = 4

勝利投手=吉見
敗戦投手=井川
本塁打=ウッズ

▲ 開幕セレモニー


一昨年のインチキAクラスのおかげで開催できた今年の開幕戦。対戦相手は左腕のエース井川を擁する阪神タイガース。となれば、開幕ノーヒットノーランを観られるのではないかと期待するのが野球ファンというもの。というわけで、約30,000人の観衆が横浜スタジアムに集まりました。

関内駅前では、神奈川県知事選の候補者が選挙活動中。某候補者の写真を撮っていたら、「一緒に写真をとりませんか?」とお誘いを受けてしまった。一昨年の参院選では某候補者に投票したような記憶もありますが、それは過去のこと。理不尽な行動をとった候補者に投票することはもう無いでしょう。そんなことはさておき、関内駅と横浜スタジアムはベイスターズ一色。開幕気分が盛り上がってきました。スタジアムは電光表示がついたゲートが出来ていて、選手の等身大像やら、照明灯の柱の飾り付けやら、すっかり開幕の装いでした。開幕セレモニーの最中にスタンド到着。

1回表、先頭の今岡が放った二遊間の打球を石井琢が好捕。赤星が出塁、盗塁後、金本の投手ゴロを吉見がファーストへ高い送球。ウッズがこれをナイスキャッチ。濱中はハラハラさせる古木へのサードゴロ。吉見は初回を切り抜けました。

2回表、矢野、藤本の連続ヒットを許し、吉見ピンチ。しかし井川を三振に押さえてここも切り抜ける。

2回裏、ウッズがよく粘って四球で出塁。小川のファーストゴロは、ファースト桧山と投手井川が交錯して内野安打。古木が当然のように三振した後、金城がセンター後方へ大きなフライ。赤星が差し出したグラブに当たるが、グラウンドにこぼれて先制のタイムリー二塁打となる。中嶋がファーストゴロで三塁走者がタッチアウトになった後、打席には吉見。オープン戦で打撃が不調で心配されたが、ここはレフト前にきれいにはじき返して1点追加。

3回裏、種田、鈴木尚が連続ヒットで無死一、二塁。ウッズは三遊間を破るレフト前タイムリーヒット。3点差となってなおも無死一、二塁。小川の打球はワンバウンドして三塁ベース頭上へ。アリアスが三塁ベース上で捕球して1アウト、ファーストへ送球して打者もアウト。併殺となる。古木は当然のように三振。横浜らしいチャンスの潰し方。このあと試合は膠着状態へ。

7回表、吉見はここまで被安打2。1死からアリアス、矢野に連続四球。代打広澤が粘ってセンター前へタイムリーヒット。これで2点差。タイガースは井川の打順で代打八木。勝負に出てきました。八木の打球は吉見の足下を抜けてセンター前へ抜けるかというコースへ。この打球を石井琢がダイビングキャッチ。二塁アウトとなり2点差のまま。この後今岡も粘ってヒットを放ち1点差となるが、石井琢のプレーは大きかった。吉見は7回を2失点。

7回裏、吉見の打席で代打にルーキー木村を起用。残念ながら三振。

8回表、金本からの攻撃。ここでベイスターズベンチは河原を投入。河原のストレートをとらえた金本の打球は右中間へ。金城がよく追いついてキャッチ。河原はワンポイントでデニーにスイッチ。当然ですが、復帰初登板となります。濱中に簡単に四球を与える危ないピッチングでしたが、桧山、アリアスを抑えてこの回無失点。河原のピッチングにはハラハラさせられました。

8回裏、ウッズが滞空時間の長い打球をレフトへ。レフトスタンドに入り、2点差に広げる価値ある一発となりました。

9回表はホワイトサイドが登板。明らかにオープン戦のときより球威のあるピッチングで、簡単に三者凡退に抑えてベイスターズが逃げ切り。

ベイスターズにとっては、幸先の良いスタートとなりました。

主審森、一塁井野、二塁西本、三塁渡真利。

今日の買い物。無し。


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