プロ野球観戦記(ファーム公式戦27)

湘南シーレックス対千葉ロッテマリーンズ(2003年9月7日 横須賀スタジアム)



M = 000 301 002 = 6
S = 000 040 000 = 4

勝利投手=田中充
敗戦投手=中野渡
本塁打=

▲ 力投するジョニー


シーレックスの予告先発は吉見だったはずだが、何故だか若田部がマウンドに。どうやら吉見は横浜に降格されたらしい。優勝争いしているチームでは投げさせられないということか。マリーンズの先発はジョニー黒木。昨日は水戸で岩本を見て、今日は横須賀で若田部と黒木。何とも贅沢なイースタン観戦の週末です。

初回から拙攻モードのシーレックス。2死から走者二人を出すが、吉村が凡退。ここのところ吉村の不調が気になります。バットに当てにいっている印象。それは持ち味と違う。2回はヒットと死球(南の頭部に当たり、警告試合となる)で1死一、二塁とするが、若田部が強攻策でショートゴロ併殺打。

3回、このあたりかわ若田部の投球が怪しくなる。何とか無失点に切り抜けたものの、打球の角度が良く外野に飛んでいく。捕まるのも時間の問題という印象。そして4回、本格的につかまる。2安打と四球で1死満塁としてユーゴーに左中間に2点タイムリーヒットを浴びる。二塁打コースだったが何故だかユーゴーが二塁アウト。さらに丸山が右中間にタイムリー二塁打。都合3失点。

5回裏、今度は、ここまで無失点のジョニーがつかまる。若田部の代打河野が一二塁間を破るヒットで口火を切る。北川がライトオーバーの2点本塁打。小池がヒット、エラーで二塁へ。福本が犠牲バント、七野は四球。吉村がサードゴロを放つが、フィルダースチョイスとなって小池が生還。さらに田中充が併殺打コースのセカンドゴロを放つが、二塁手丸山から遊撃手西岡のタイミングが合わず悪送球。この間に七野が生還してシーレックスが逆転。さらに新沼のヒットで満塁とするが、代打中根、河野が凡退して1点リードで攻撃を終える。

6回表、マウンドは谷口。このままでは若田部に白星がついてしまうことを懸念した谷口は無死からヒット、さらにファーストゴロで一塁カバーが遅れて無死一、三塁のピンチを迎える。ここは犠牲フライで1失点と、若田部の白星を消すには十分なピッチングを披露する。

同点のまま迎えた9回表、マウンドは8回から登板の中野渡。先頭打者にヒット、犠牲バントで勝ち越しの走者を背負う。四球で一、二塁としたあと代打に秘密兵器佐藤幸彦が起用される。幸彦の打球は一塁線を破る2点タイムリー二塁打。マリーンズが勝ち越し。シーレックスは絶体絶命。

9回裏、先頭の吉村は投手と捕手の間くらいに高く上がる吉村らしいフライ。これを三塁手丸山が落球。シーレックスが2日連続のミラクルの気配が漂うが、次打者田中充が放った鋭いライナーが二塁手西岡のグラブに収まったところで運が尽きる。吉村も戻れず併殺プレーとなる。中嶋は二遊間を破るコースの打球を放つが、つまりすぎてショートゴロ。試合終了。

この日ファイターズが鎌ヶ谷での巨人軍戦に勝利したため、シーレックスに点灯していたマジックナンバーは消滅しました。とはいえ、試合をファイターズより多く残しているシーレックス。ひとつひとつの試合を大事に戦っていけば何とかなるでしょう。がんばれ、シーレックス。

主審深谷、一塁濱野、二塁名幸、三塁牧田。

今日の買い物。緑茶、焼きそば。


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