プロ野球観戦記(ファーム公式戦24)

湘南シーレックス対日本ハムファイターズ(2003年8月30日 横須賀スタジアム)



F = 000 000 100 = 1
S = 000 000 002 = 2

勝利投手=杉本
敗戦投手=武藤
本塁打=林

シーレックスの先発投手は後藤。何度か先頭打者にヒットを許す場面もあったが、7回で奪三振11の力強い好投。速球でカウントをかせぎ、低めに落ちる変化球で空振りに仕留めるピッチングが効果的。7回表、やや球威が落ちてきたか藤島に良い当たりの外野フライを打たれた後、林に左中間場外に届くソロ本塁打を浴びる。好投していただけに、残念な1点でした。

ファイターズの先発は岩本。一軍昇格の目処が立たないピッチングを繰り返している岩本ですが、今日はひと味違いました。コントロールが良く、ねらいをしぼらせないピッチング。3回まで小池のバントヒット1本だけに抑えるなど、6回まで無失点。ただ、6回あたりには疲れが出てきたのか、コントロールが微妙に落ちてきたような感じでした。

シーレックスの攻撃陣。小池がバントヒットを含む3安打を打ったものの、次打者吉村との連携が良くなく、2回の盗塁死を記録。その吉村はおそらくヒット&ランのサインが出ていたであろう場面でストライクを見逃すという大きな課題。田中充は無死二塁、最悪でも進塁打が求められる場面で何を思ったかサード正面のゴロ。これでは走者も動けない。この後に後藤がライト前ヒットを打っただけにもったいない攻撃。小田嶋、5回先頭打者でレフトオーバーの二塁打。あとひと伸びで本塁打という惜しい当たりでした。

9回裏、1点を追うシーレックスの攻撃。ファイターズ投手は武藤。先頭の吉村がレフト線にヒット。七野の打席、武藤は球場の雰囲気に飲まれたかストレートの四球を与える。途中から出場の河野の打席、ストライクをとるのが精一杯の武藤とバントをバットに当てるのが精一杯の河野の対決。初球をバントするがファウルボールとなるなど、普通に打たせた方が良いのではないかと思えるような場面。3球目にキャッチャー前にとりあえずバント成功(失敗と紙一重の微妙なバント)。一塁が空いたため、小田嶋は敬遠。これで1死満塁。打席は田中充。武藤は田中充に対してもボールが先行する苦しいピッチング。田中充の打球はライト線に落ちる。三塁走者吉村に続き、二塁走者七野も生還。と、そのときには二塁に達していた田中充のところに選手が集まり、あっという間にもみくちゃに。

再び首位ファイターズと3ゲーム差に詰める、大きな逆転サヨナラ勝利でした。

主審小林和、一塁深谷、二塁濱野、三塁牧田。

今日の買い物。緑茶、北原パン。


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