プロ野球観戦記(ファーム公式戦22)

湘南シーレックス対読売巨人軍(2003年8月13日 横須賀スタジアム)



G = 000 300 000 = 3
S = 000 300 002 = 5

勝利投手=若田部
敗戦投手=川本
本塁打=村田、田中充

シーレックスの先発は三浦。初回、いきなり先頭の山田にカウント0-3に。1球ストライクの後で四球で歩かせる。長田はストライクをバントの構えから見逃した後、2-0からスリーバント。三浦が捕って素早くセカンドへ送球。セカンドアウトの後で一塁へ転送、一塁もアウトでダブルプレー。ピンチを脱する。元木の当たりは三浦の正面に。三浦が、グラブに当てるが後ろへこぼす。サード村田がこぼれたボールを一塁へ送球。元木の足が遅すぎて、一塁アウト。三浦は3回までヒットを打たれながらも無失点。

巨人軍の先発投手は佐藤。左腕からの速球が効果的。シーレックスは3回まで無安打に抑えられる。

試合が動いたのは4回表。吉川がタイムリーヒットで巨人軍が先制。中濱がヒットで続いて、打席は山下。山下の当たりは一、二塁間を破るライト前ヒット。ライトを守っているのは強肩の南。吉川の生還を阻止すべくバックホームするが、捕手鶴岡に恥をかかせないための配慮か大きくそれてバックネットに転々。中濱も生還してこの回3点。

4回裏、ここまで無安打のシーレックスだが、北川、小池が連続ヒットで出塁。七野が三振でアウト。村田は2ストライクまで追い込まれるが、真ん中のボールを強振。打球はレフトスタンドに吸い込まれる。同点3点本塁打。

5回表、三浦はこの回まででした。5回3失点。まだフォームが安定せず、コントロールが定まらない感じ。甘く入ると格下の相手にもヒットを許す状態。まだベイスターズ昇格には遠い感じに見えました。

6回からシーレックスは若田部が登板。何とも豪華な投手リレー。先頭の元木に簡単に四球を与えるが、後続を打ち取り無難なピッチング。ただ、いわゆる「ストライクとボールがはっきり」という状態に見えました。

7回表、マウンドに若田部、バッターボックスに吉永という元福岡ダイエー対決が実現。雨の中、吉永の打球はファースト正面のゴロ。面白くない展開でした。

何ごとも起きないまま雨の中試合は9回へ。9回裏、マウンドは川本。簡単に2死をとるが、鶴岡があわやサヨナラ弾という左中間二塁打。満を持して代打に田中充を起用。これに対し巨人軍淡口監督は雨の中の大観衆に嫌がらせをするかのように投手を十川雄に交代。代打の代打小田嶋を起用かと思ったが、ここは田中充がそのまま打席に。十川の投げた初球をすくい上げるように振り抜き、打球は右中間へ。サヨナラヒットかと思いきや、そのままスタンドに飛び込みサヨナラ本塁打に。

生還後、チームメイトにもみくちゃにされたあと、ヒーローインタビューはもちろん田中充。

主審牧田、一塁深谷、三塁萩原(3人制)。

今日の買い物。北原パン、ウーロン茶。


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