プロ野球観戦記(公式戦16)

横浜ベイスターズ対読売巨人軍(2002年10月4日 横浜スタジアム)



G = 300 000 011 = 5
YB= 000 000 010 = 1

勝利投手=桑田
敗戦投手=ホルト
本塁打=松井、松井、清水

▲ 石井浩郎最後の打席はショートフライ

▲ 打席を終えてベンチで満足そうな表情の石井浩郎


石井浩郎の引退試合。珍しく試合開始1時間前に球場到着。指定席券だが、適当な観戦しやすい空席に移動して観戦。隣のブロックにはBuやMでコンディショニングコーチをつとめた立花竜司さんが観戦していました。石井浩郎の姿を見に来たのでしょう。スタンドには、マリーンズのユニフォーム姿のファンや、バファローズの三色帽のファンの姿もちらほらと見受けられました。

YB先発のホルトは1安打完封勝利だった1週間前のピッチングとは打ってかわって、初回から松井にHR、江藤にタイムリーヒットと5安打を浴びて3失点。一方のYBは、ヒットは出るものの、いつものように残塁の山を作りながら試合を進める。

そして、この試合のクライマックスは7回裏。2死一塁で打順は投手の谷口。ここで代打石井浩郎を起用。スタンド中からの大声援のなか、打席に向かう石井浩郎。顔の汗をぬぐっているように見えましたが、目から汗が流れていたのかもしれません。感無量といった感じで打席に立ちます。レフトスタンドにも「お疲れさま 石井浩郎」の横断幕。

初球は真ん中低めのストレートを見逃し。2球目は高めの球をスイング、三塁側へファウルボール。そして3球目。真ん中のストレートを強振。打球はショート後方に高くあがり、G川相がバックしながらキャッチ。石井浩郎現役最後の打席はショートフライでした。

8回表、石井の打席の喧噪がさめやらぬ中、マウンドには竹下。打席は松井。やっぱり初球をライトスタンドへ弾丸ライナーの一発。黒江さん、打たれるのわかっていて起用してないか? 9回には木塚が清水に一発献上。YB打線は、ヒット数ではGを上回っているのに、8回裏に古木の内野安打とエラーで1点を返すのがやっと。

試合終了後、両軍選手がベンチ前に整列。石井浩郎がマウンド付近へ。YB三浦選手会長と、G松井選手会長から花束を贈呈。両軍選手から、両チームのファンから、石井のためにかけつけたBuファン、Mファンからも鳴りやまない拍手。YBベンチ前でYB選手による胴上げ、そして選手が2列になって作った花道に間をベンチに戻る。しかし鳴りやまない拍手。もう一度ベンチから出て、ライトスタンド前で、センターからレフトスタンドに向かって、もう一度歓声に応える石井浩郎。幸せな引退セレモニーだったと思います。

G側応援団からはBu、G、M時代のそれぞれの応援歌を演奏。どこかの応援団との実力の違いを見せつけていました。

主審佐々木、一塁名幸、二塁西本、三塁小林毅。

今日の買い物。ビール、サンドイッチ(ランチセット)。


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