沖縄キャンプめぐり-2001-


今年も2泊3日のあわただしい日程でしたが、OKINAWAマラソン&キャンプ見学旅行に行って参りました。行ったことのない球場を見ることを目標に設定しましたので、一か所に滞在した時間が短くなってしまいました。


宜野湾

2月17日土曜日朝、沖縄に到着。まずは宜野湾市の宜野湾市野球場へ。横浜ベイスターズのキャンプ地です。なぜ最初にここに立ち寄ったか。19日にベイスターズ(またはシーレックス)対韓国LGツインズの練習試合が行われるという未確認情報があったため、スケジュールを確認するためです。

結局、その情報を確認できなかったため、19日は日本ハムファイターズのキャンプ(名護)に専念することに決定。(実際には20日にシーレックス対ツインズ戦がおこなわれました。きちんと発表しろよな....)

少しだけベイスターズの練習を見て、佐伯の守備は相変わらず、ルーキー吉見は球威は十分、昨年までは見ることのできなかった細かいフォーメーションプレーを練習していること、バワーズはでかい、などを見てからあっという間に次へ移動。沖縄での移動手段はレンタカーです。日産マーチ。

▲宜野湾市野球場スコアボード。球団旗とNPB旗が見える。NPB旗は今年から登場?

▲ルーキー吉見の遠投キャッチボール。球威十分。

▲宜野湾市野球場全景。バックネット裏スタンドから写す。実は、このとき、隣に大矢元監督がいたのです


移動中

▲移動中に撮影。ユニクロ、おそるべし。その先には温泉が見える。国道58号バイパスにて


嘉手納

嘉手納野球場。ここでは、湘南シーレックスがキャンプ中です。昨年はカーナビに従って球場に向かったところ、訳のわからない細い道をくねくねと走って到着したのですが、今年はカーナビ無しで行ったためかすんなり到着。昨年のカーナビが馬鹿だったのでしょう。国道58号を北上、嘉手納ロータリーの手前で高架に乗る。運動公園入り口(?)の表示を見たら左折、200メートル進んだ左側。

球場に着いて、いきなり出迎えてくれたのは小桧山投手。グラウンドから球場外のマシンでバント練習のためにでてきたところでした。小桧山では全然うれしくないぞ。まったく。

昨年は中に入れなかったので、念願の嘉手納球場スタンド入り。球場は静かでのどかな町という雰囲気の中なのですが、上空を軍用機が頻繁に飛んでいます。練習にも集中できないんじゃないの? と思ってしまうほど。スコアボードが非常に高い位置にあるのが特徴です。

連係プレーなどの守備練習から見ることができました。驚いたのはサードの守備位置にいたのが波留と小池だったこと。波留はいつまでもシーレックスにいる選手ではないでしょうし、小池は元々外野手。お寒い限りの選手層です。福本の怪我でルーキーの内川がベイスターズに昇格したことも影響しているのでしょう。新井潔をトレードに出してしまったのが痛い。っていうか新井潔がいないシーレックスは寂しい。野次れる相手がいなくなった感じ。

バッティング練習では、田中充の確実にミートするバッティング、古木のパワーを見ることができました。小池は窮屈そうなスウィング。もっと思い切りよく振れないものなのか。新沼もちょっと伸び悩みという感じ。波留は外野でのランニングをはじめていました。復帰間近でしょうか。

五十嵐がグラウンドをふらふらと手持ちぶさたっぽく歩いていましたが、観客の女性と話し込んだりしていて全然やる気を感じませんでした。今年は崖っぷちのはず。いいのか、これで。

観客は20人程度。

▲嘉手納球場全景。高い位置に(バックスクリーン上に)あるスコアボードが特徴

▲小桧山投手、バッティング練習中。しかも左打席。おいおい

▲足の捻挫でファーム落ちした福本内野手。シーレックスユニフォームは海に捨ててしまったらしい

▲サードの守備練習をしているのが波留と小池。お寒いほどの薄い選手層


石川

石川野球場。ここではLGツインズ(韓国)がキャンプ中です。場所は石川市役所のすぐ近く。石川市役所の駐車場に車を停めさせていただいて球場入り。と思ったら、選手が球場からでてきてバスに乗り込んでゆく。あれ? もう終わり? しかしスタンドに入ってみると、紅白戦をやっていました。おそらく選手のプレーから考えると、バスででていった選手は一軍選手、紅白戦をしていたのが二軍選手なのではないでしょうか。さすがに選手を一人も知りません。

▲石川野球場。LGの球団旗と韓国国旗が風になびいています

▲キャッチャー(44番)は打球を当てて倒れ込みましたが、突然ムクッと起きあがって試合再開。何だったんだ?

▲レフト後方は太平洋。沖縄の球場はどこも景色が気持ちよい


読谷

読谷平和の森球場。ここでは、中日ドラゴンズのファームがキャンプ中です。場所はちょっとわかりにくいかもしれません。国道58号を北上して、「喜名」という信号のある交差点を左折。「←読谷村役場」の標識に従って左折。しばらく進むと左側に見えてきます。わたしは結構迷いました。

もう16時近くで全体練習は終わっているようだし、あまり馴染みのないドラゴンズのファームということで、知っている選手はいないだろう思ったのですが、目の前でキャッチボールをしているのは川上憲伸。故障が長引いているようです。

▲読谷平和の森球場全景

▲おお、川上憲伸だ


那覇で夕食

というわけで、この日の全日程終了。那覇の市街地に晩飯を食べに出かけました。翌日にマラソン出場を控えていますので、この日はノンアルコール。沖縄そばと炊き込みご飯の定食のみ。オリオン飲みたい。

▲「おきえい通り」。昨年よりずいぶんきれいになりました。


OKINAWAマラソン

2月18日日曜日。この日はOKINAWAマラソン。昨年に続いての参加。雨に負けた昨年のリベンジのはずが、今度は良く晴れて上昇した気温に負けました。暑すぎ。最高気温は22度でしたが、直射日光による体感温度はもっとありました。

▲大会会場の体育館(控え室)でこんな人を見かけました。この人をご存じの方、筆者に連絡を。何か差し上げます。


宜野座

2月19日月曜日。沖縄自動車道を利用して北上。まずは、宜野座ICで降りて、宜野座野球場へ。宜野座ICを降りて左折、すぐに中央公民館方面に左折。公民館の裏側にあります。

日本ハムファイターズのファームが練習中、のはずでしたが、誰もいない。スケジュールの確認を間違ったのかもしれません。とりあえず球場の写真を撮ってから、次へ移動。球場は、緑に囲まれた美しい場所です。そういえば宜野座高校が選抜高校野球出場を決めました。村のあちこちに「祝出場」の垂れ幕がでています。

▲無人の宜野座球場。緑に囲まれた美しい球場です。前日にはファイターズ紅白戦が開催されたらしい


名護

続いて名護球場。21世紀の森運動公園の一角にあります。許田ICから国道58号を北上、2km程度。国道449号との分岐点の手前、左側です。こちらでは、日本ハムファイターズの一軍がキャンプ中。

この日は最高気温23度とこの時期にしては非常に天気のよい日。スタンドにはいると直射日光が突き刺さる感じ。汗をかきながら練習をみていました。最初は守備練習。午後になるとバッティング練習が始まりました。

守備練習では状況に応じたフォーメーションプレーを繰り返し練習していました。こういう練習をじっくり見られるのがキャンプ見物の面白いところです。

田中幸雄、片岡、小笠原、井出といった主力選手たちのバッティング練習を見ることができましたが、驚くほど調子の良さそうな選手はいませんでした。小笠原はいかにも調子悪そうです。オバンドーやウィルソンの打席を見られなかったのが残念。

打撃練習を終えた片岡、田中幸雄、小笠原、奈良原が内野守備の練習。猿渡コーチと大島監督が見守る中、繰り返し捕球、送球の練習。大島監督が「全員ジジイだからよぉ」とどこかの野次オヤジみたいなことを口走る中、徐々にバテてくる選手の姿が見えてきて面白い練習でした。さかんに「ジジイ」を連発している大島監督はもっと面白いところでしたが。

阿久根、高橋信、田中賢、森本といった将来が楽しみな選手が一軍にいることがちょっとうれしい感じです。ブルペンでは正田投手がいることも確認しました。前日の紅白戦で投げたようなので、この日はブルペン入りしなかったのかもしれません。一軍残留できてよかった。

球場外ではバッティングマシンのゲージ、ブルペン、サブグラウンドなどを見ることができます。ブルペンでは投手の投げる瞬間の声、ボールが空気と摩擦する音、キャッチャーミットの音がすべて聞こえて迫力十分。普段の練習ではみられないことです。サブグラウンドでは全体練習を終えた野手が練習しています。

▲名護球場。レフト外野芝生席のすぐ外側は海。東シナ海。海まで飛ばせ!! オバンドー!!

▲守備練習中のオバンドー。って練習してないよ

▲レフト場外にある看板です。ホントに飛んできそうです。ここを越えるとすぐに海です

▲球場外観。威厳のある雰囲気

▲球場外のバッティングゲージで森本稀哲選手が練習中。この存在感はすごい

▲審判団だと思うのですが、この写真中央の人、この直前までバットを持ってゲージに入ってマシン相手にバットを振っていました。この人は誰でしょう。わかる方、連絡ください

山本さんであるという情報が寄せられました。ありがとうございます。

▲そして、ゲージには本来はいるべき田中幸雄が入りました


万国津梁館

万国津梁館を見学。昨年の沖縄サミットの主会場となった建物です。クルマで入ろうとすると、守衛さんに止められたのでダメかと思いましたが、見学にきたことを伝えたら「今日は見学できます」とのことで入場することができました。日によっては見学できない日もあるのかもしれません。

万国津梁館をバックに写真を撮ろうとしている人たちが多数。北部の新しい名物になるといいですね。海洋博跡地みたいにならないことを祈ります。

名護では、海岸できれいな海を見て、爽快な気分になることができました。きれいな海っていいですね。昔はもっときれいだったのでしょうね。

▲万国津梁館正面。瓦の色が沖縄のきれいな空に映えます。

▲サミットの主会場となったホール。森さんもこのころが絶頂だったのでしょうね。


奥武山

最後は奥武山野球場。昨年にも行きましたが、スタンド部分が工事中でした。今年は工事も終わっている姿を見られるだろうと思っていきました。沖縄球場めぐりを締めくくるにふさわしい場所は、やっぱりここでしょう。今回も試合が開催されていませんでしたので、外側からののぞき見だけです。

どうやら奥武山の全面改装構想が持ち上がっているようです。沖縄で唯一プロ野球公式戦が開催された歴史ある球場です。老朽化した現在の姿はあまりにもっていう気持ちはよくわかります。でも、言葉を換えれば風格のそなわった現在の球場も取り壊してしまうのは惜しい存在です。外野スタンドの外側には木(何の木?)がきれいに植樹されていて、これも壊してしまうのかと思うとちょっともったいない感じがします。

▲球場正面。歴史を感じさせる構造です。

▲外野からホーム方向を見る。よく見るとスタンドの形状が一塁側と三塁側で異なっています

▲意味ありげなスコアボードの数字。一度はここで試合をみたい


昨年は3日間の滞在で、お日さまの姿を見たのがわずかに数分だったのに対し、今年は幸い天候に恵まれ、すっかり日焼けしてしまいました。この季節、天候が不安定な沖縄ですが、わたしの日頃の行いが良かったようです。


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