プロ野球観戦記(その他)

オールスター第2戦: 全セントラル対全パシフィック(2001年7月22日 横浜スタジアム)



P  = 000 221 010 = 6
C  = 005 102 40x = 12


勝利投手=上原(G)
敗戦投手=松坂(L)
本塁打=松井(G)、松井(L)、中村(Bu)、田口(BW)、カブレラ(L)

ゲート

▲横浜スタジアム入り口はオールスター用のゲートが作られていました


16時30分くらいにスタンド入り。しかし、めちゃくちゃ暑い。じっとしていても汗が噴き出てくるほど。とにかくバックネット裏上段の指定席に座っているが、飲んだウーロン茶があっという間に汗に変わってしまう感じ。何度かグッズ売り場に足をのばしてみるが、とにかく人が多すぎて手が出ず。関内駅からスタジアムまでの間で、「横浜ドームを実現する会」が署名運動をしていたが、「ドームには反対しています」と言って署名には応じませんでした。ダフ屋も多数。

試合前のホームラン競争。パは松中、小久保、中村、セは鈴木尚、稲葉、佐伯。セが地味なのが気になります。長島さん「ハマを代表する三割バッター」と佐伯を評していましたが、なんじゃそれは? 競争の展開は、やっぱり地味に松中だけが1本打って、最後の打者佐伯。1本打てば同点。2本打てば逆転となるところ。しっかり2本打って、美味しいところを持っていきました。

試合開始前には電動じゃなくて殿堂入り4氏の表彰。OBに注目してもらいたくて、テレビ中継のはじまる時間帯にもってきたそうです。でも、拍手が少なすぎ。もっとOBに拍手を。

セ先発は上原。ほぼ完璧なピッチング。井出(F)に四球を与えただけで、あとは出塁を許さない3回ノーヒットピッチング。対するパの先発は天才前川(Bu)。こちらも最近の公式戦での不調は何だったんだという好投。2回をペタジーニ(YS)の二塁打だけにおさえるピッチング。

3回裏、パは松坂(L)が登板。投げ慣れた横浜スタジアムのマウンド。しかし松坂不調。たった2球で谷繁(YB)、真中(YS)にヒットを許して無死1,3塁。石井琢(YB)がセカンド小坂(M)のグラブをかすめるようなライト前ヒットで谷繁生還。井端(D)が凡退後、ペタジーニ(YS)がカウント0-3から放った打球は、打ち取られた当たりながらも大きくバウンドして一塁手の頭上をライト線に抜ける。2点追加。松井(G)もカウント0-3から打ってセンターバックスクリーンに飛び込む3点本塁打。どうした松坂。

4回表、マウンドは藤井(YS)。今度はパの松井(L)が右打席で右中間スタンドへソロ本塁打。中村(Bu)は期待通りのスイングでレフトスタンド上段へソロ本塁打。2点を返す。

4回裏、松坂が続投。真中四球、石井琢ヒットで無死1,3塁。ここで井端のところで代打清原(G)を起用。清原はバットを当てに行くつまらないスイングでセンター前ヒット。1点追加。ペタジーニに四球を与えて無死満塁になったところで投手は下柳(F)に交代。松坂はコントロールが悪すぎました。東尾コーチが球審に蹴りを入れる仕草をしていたのが気になります。下柳は松井(G)、岩村(YS)、鈴木尚(YB)の左3人を簡単に打ち取ってピンチ脱出。

5回表、内野安打の小坂を一塁に置いて、田口(BW)がレフトスタンドへ2点本塁打。打撃戦になってきました。オールスターはこうでなくては。

5回裏は下柳が石井琢に二塁打を打たれながらも無失点。下柳、好投です。

6回表、投手は井川(T)。やっとタイガースの選手が登場です。ここまで六甲おろしを歌ってもタイガースの選手はいないという寂しい状況でした。二死から小笠原(F)のところで代打カブレラ(L)。カブレラの放った打球はものすごいスピードでライナーのままレフトスタンド最上段へ。もう少しで場外に消えるところ。場外に出ていたら横浜市庁舎あたりまで飛んでいったのではないでしょうか。いやー、見に来て良かった。ストレートで勝負に行った井川にも拍手。

6回裏、藤田(M)がマウンドへ。左打者が並ぶ打線をどうおさえるか。まずはペタジーニがヒット。松井もフラフラとした打球ながらもヒット。岩村は死球。無死満塁。鈴木尚の打席で代打高橋由(G)。おいおい、地元チームの4番打者に代打ですか。で、見逃し三振。高橋由らしくない三振です。代打古田(YS)は犠牲フライで1点。さらに代打中村はタイムリーヒットで1点追加。

7回表は、簡単に三者凡退。7回裏、マウンドに盛田(Bu)。脳腫瘍から復帰してオールスターにファン投票で選出。古巣横浜での登板という王監督のはからい。復帰できて本当によかった。そして、王監督、ありがとう。人でなし石井琢はレフト前にヒット。さらに盗塁。代打金本(C)はファーストゴロ。カープ勢がここで初登場。ここでマウンドは岡本(Bu)に交代。ペタジーニは左中間へ二塁打。1点追加。松井は凡退。岩村は内野安打。高橋由の代打に佐伯(YB)。こんなやつにオールスターに出る資格はないとか何とかわたしが野次りはじめたところ、右中間に適時二塁打。ごめんなさい、佐伯さん。続く古田も適時打でこの回4点。

8回表、岡島(G)がマウンドへ。田口、中村のヒットで1死1,3塁。代打大道(H)が適時打で1点を返す。次のカブレラには四球。つまらないぞ、岡島。井出、谷は凡退。

8回裏、マウンドは小林雅(M)。最近不調の小林がどうなるかちょっと不安。案の定先頭の真中にヒットを許す。次打者はここまで4安打の石井琢。5安打なるかという場面だったが、ショートゴロ併殺打。キムタク(C)、ペタジーニがヒットで再びピンチを招くが、松井を打ち取って何とかおさえる。冷や冷やものの小林雅でした。ペタジーニは5安打でMVPをほぼ手中に納める。

9回表、マウンドは斎藤隆(YB)。6点とられて同点にして、その裏味方がサヨナラ勝ちして自分に白星をつける得意技を期待したが、ローズ(Bu)、松中(H)、芝原(H)を簡単に打ち取ってあっけなく試合終了。

MVPはペタジーニ。5安打は球宴新記録だそうです。おめでとうございます。優秀選手は上原(G)、石井琢(YB)、松井(G)、田口(BW)。

主審川口、一塁橘高、二塁永見、三塁真鍋、レフト丹波、ライト上本。

今日の買い物。ビール、ちくわ、ブーテキ。


プロ野球観戦記2001 YOKOHAMA BayStars & Baseball KATO's Page
当ページの著作権はKATO(kato@star.email.ne.jp)に帰属します。当ページの文章、画像の無断転載を禁止します。当ページへのリンクはご自由にしてくださって構いませんが、事後で結構ですのでmailにより連絡をいただければ幸いです。