プロ野球観戦記

横浜ベイスターズ対ヤクルトスワローズ #19(2000年8月12日 横浜スタジアム)



S  = 010 100 10  = 3
YB = 200 013 00x = 6

勝利投手=川村
敗戦投手=石井一
本塁打=

雨で中断

雨で中断。スタンド下に避難して写す


実家に帰省する途中に西武ドーム(L-M)へ行くか、または追浜(SS-M)へ行くつもりのところ、秋山登さんの訃報に接してスタジアムへ行くことに変更。秋山さんのために今日の試合だけは何としてもベイスターズが勝たなくてはいけない。そのためにも一人でも多くのファンが足を運ばなくては行けない。そう思ってスタジアムへ向かう。

一塁側の内野自由席が満杯のため三塁側へ。練習中の選手のユニフォームを見ると、肩に喪章がついている。弱小大洋を支えた大投手、1960年優勝の立役者。もちろん現役時代を知るわけもありませんが、偉大なるOBとして何度も伝説のように映像や文章でその名を目にしていました。1998年のベイスターズ優勝時には、本当にうれしそうにコメントしていたのを思い出します。ご冥福をお祈りします。

ライトスタンドの応援団が持つ応援旗のなかにひとつだけ横浜大洋の旗が。おそらく秋山さんを偲んで掲げた旗なのでしょう。試合開始前にスコアボードでも、秋山さんの訃報が伝えられていました。

ベイスターズの先発は川村。初回は簡単に三者凡退に打ち取る。スワローズの先発は石井一。石井琢が四球で出塁。金城凡退の後、鈴木尚が二塁打で一死2,3塁。ここでローズがレフト戦へ2点タイムリー二塁打。中根、谷繁は良いあたりの外野フライ。

駒田はスタメン落ち。と思ったら登録抹消されてしまっていました。残念。

2回表、スワローズは古田のヒットを足がかりに宮本のタイムリーヒットで1点。なおも続くピンチを石井一を三振に抑える。4回には宮本がスクイズバントで同点に。ここでも続くピンチを切り抜ける。川村は5回をヒットを打たれながらも2点に抑える。

5回裏、金城、鈴木尚、ローズの連打で1点を勝ち越し。

6回表、ゲームクラッシャー福盛が登板。スワローズファンが「勝ったな」と喜ぶ。案の定先頭の岩村に二塁打を浴びる。宮本の外野フライで三塁へ進んだ岩村は、続く石井一の投手ゴロで何を思ったか飛び出してアウト。真中も打ちとって大ピンチを無失点で切り抜ける。奇跡はこの回では終わりませんでした。

6回裏、多村、佐伯のヒットで作ったチャンスで、久々一軍登場の進藤が2点タイムリーヒット、金城にもタイムリーヒットが飛び出して、この回3点。

7回表、マウンドにはベタンコート。秋山さんの「あ」の字も知らないであろうベタンコートは土橋、稲葉にヒット、ペタジーニに四球であっという間に無死満塁の大ピンチ。ここで五十嵐が登板。古田を投手ゴロに打ちとって1-2-3の併殺で二死2,3塁になるはずだったが、谷繁のファースト送球が悪送球となる。目を覆いたくなる大ピンチでまたしても奇跡。ライト多村の好返球が三塁へ。1点を失ったものの二死1塁。河原を投入してピンチを切り抜けました。

接近している台風の影響か、ときおり雨が降る今日の横浜地方。8回裏二死一塁の場面で雨が強くなり試合が中断。そのままコールド試合となる。

被安打13に失策が2で失点はたったの3。秋山さんに捧げる1勝というよりも、秋山さんが勝たせてくれた1勝という気がしてならない今日の試合でした。秋山さんのご冥福をお祈りいたします。

今日の買い物。ウーロン茶、ビール、ヤムチャセット。


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