プロ野球観戦記

横浜ベイスターズ対広島東洋カープ #18(2000年7月20日 横浜スタジアム)



C  = 000 000 000 = 0
YB = 122 010 23x = 11

勝利投手=細見
敗戦投手=ミンチー
本塁打=中根、ローズ

花火の見える三塁側スタンドからの眺め

三塁側内野スタンドからは横浜港花火大会の様子が見えます。


スタジアムに着いたのはプレーボールとほぼ同時。あらかじめ購入してあった三塁側B指定席へ。こちらがわに座る理由は、海の日恒例の横浜港花火大会の花火を見るため。対カープ戦ということで、球場の内も外も花火大会になる予定。

ベイスターズの先発は花火大会ということで予想されていた川村ではなく、なんと細見。もちろんプロ初先発。シーレックス戦で見ていた選手が、こうして一軍の晴れ舞台に登場するのはなんとなく嬉しいことです。スタメンを見ると、センターに今日は多村が入り、ライトは中根、ファーストは駒田。不調の佐伯がスタメンを外れています。一方のカープ先発はミンチー。ベイスターズ戦での相性を考えると、やっぱり一方的な花火大会になるような気がしていましたが....。

細見は1回を簡単に内野ゴロで抑える。その裏先頭の石井琢がレフト前へヒット。続く金城もファーストの頭を越えるヒット。無死1,3塁。鈴木尚がとらえた当たりはライトへ。フェンスには届かなかったが犠牲フライとなって1点を先制。

2回には駒田の二塁打をきっかけに満塁のチャンスを作って打者は細見。バッティングセンスが良いのは追浜で見て知っています。思い切って振ってくれと思ったら、ぼてぼての投手ゴロ。三塁走者駒田がアウト。二死満塁。打者は石井琢。ライト前にポトリと落ちるヒットで2点追加。

3回には、ミンチーに代わって登板した黒田から鈴木尚、ローズ、中根が3連打で1点追加。さらに駒田ヒットで満塁となって黒田をノックアウト。代わった山崎健から谷繁がヒットでもう1点。続く多村が捕らえた打球はショートライナー。いい当たりだったため走者が戻れず、二塁→一塁と転送されて三重殺プレーとなりました。初めて生で三重殺を見ることができました。ありがとう、多村。

この後、恒例の花火が始まり、三塁側スタンドからは、野球に関係なく歓声があがったりしはじめます。試合をしているほうも、投手や三塁手、三塁走者あたりは花火が見えるのではないかと思います。投手交代の間とか、駒田は見ていたと思います。三塁コーチ青山さんも。花火のついでに5回に中根がソロ本塁打。

7回には押し出し四球と相手暴投で追加点。さらに8回には終わってしまった花火を名残惜しむかのようにローズが3点本塁打。ディアスのエラーが無ければ残らなかった走者でしたが。

細見は結局6回を3安打無失点。森中、福盛、横山とつないでカープ打線を完封しました。細見はプロ初勝利。ヒーローインタビューでは涙をぬぐっていました。「頭の中が真っ白です」いい言葉だ。おめでとう、細見。ファームでプレーしていたのを見ていた選手が、こうしてお立ち台に立つ。これがファームに注目する喜びなのかもしれませんね。この日は金城も3安打。翌日のフレッシュオールスターでの活躍を期待します。

駒田は5打数2安打。序盤ではしっかりとチャンスメーク。試合の大勢が決まった終盤は簡単に内野ゴロ、と調子を取り戻したようです。

今日の買い物。ビール。


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