プロ野球観戦記

横浜ベイスターズ対阪神タイガース #11(2000年6月10日 円山球場)



T  = 030 022 000 = 7
YB = 000 600 000 = 6

勝利投手=中込
敗戦投手=河原
本塁打=新庄、谷繁

当日朝までの悪天候も試合開始時刻までにはからっと晴れた北の大地。ちょっと風が肌寒いが、これでこそ北海道。来た甲斐があるってもんです。残念なことに円山球場でのプロ野球開催は今年が最後。来年からは札幌ドームが完成、札幌でのプロ野球はそっちで開催されることになりそうです。

ベイスターズの先発はベタンコート。公式戦初登板であるし、先発登板はファームから通算しても初めて。案の定冷や冷やものの立ち上がり。ハートキーが併殺打を打ってくれたのが幸いでした。2回には新庄に今年北海道初のホームランを献上。なおも一死満塁のピンチを迎えて、根本をサードゴロに打ち取り、ホームゲッツー!! のはずが悪送球。2点を取られてしまう。

タイガースの先発は川尻。序盤はどうにも打てそうにない調子。3回までは石井琢のヒット1本だけに抑えられてしまう。しかし4回に突如乱れる。波留がヒット、鈴木尚もヒット。ローズは四球。無死満塁で駒田。最近満塁で駒田を見ると、併殺打の心配と満塁男への期待が絡まりあって、複雑な気分になる。ここは粘った末に四球。1点を返す。金城が凡退後、佐伯の一振りは右中間真っ二つ。走者一掃の逆転3点二塁打。代わった吉野から、谷繁がレフトへ2点本塁打。なおも石井琢、波留、鈴木尚が出塁し二死満塁。ここでタイガースは中込に交代。ローズが三振に抑えられる。あとから考えると、ここで追加点を取れなかったのが、重く響くことになる。

5回からベイスターズ投手は河原に交代。二死一、三塁のピンチを招くが、センターフライに打ち取って、ピンチを切り抜けた、はずだったのに波留がまさかの落球。2失点。そして6回には河原が2人の走者を出すが、木塚が後続を打ち取って、ショートフライでチェンジ、のはずだったが石井琢がまさかの落球。2失点で逆転を許す。

この後、両チームとも得点無し。7回には二死一塁で駒田がライト前へヒット。何を考えたか走者鈴木尚が本塁へ突入。当然のようにタッチアウトになり、同点機を逃す。そして9回裏。タイガース得意の遠山、葛西リレーが始まる。石井琢が相手エラーで出塁、無死二塁。波留は珍しくバントで一死三塁。普通なら同点確実のはずだが....。鈴木尚はセカンドゴロ。二死に。ローズは敬遠の四球。駒田は粘った末に四球。二死満塁。打者は金城。ここは金城には荷が重そうだった。代打にはメローニも進藤も残っていたのだから....。金城三振で試合終了。

正直なところ、9回の同点機、駒田は四球で出塁して満塁にしたわけですが、金城には荷が重いのは観戦してる素人にもわかるところ。なんとしても駒田のバットで同点にしてほしかった。四球でよしとせず、なんとしてもヒットを打ってほしかった。

それにしても、エラーだけで6失点。守備力だけは他チームに負けないと思っていただけに、信じられない負け試合でした。こんなに悔しい負け方は久しぶりです。打ちこまれて負けたわけでないだけに。

今日の買い物。ビール、つまみ。


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