プロ野球観戦記(番外編)

オールスターゲーム#2 (2000年7月23日 グリーンスタジアム神戸)



C  = 301010070 = 12
P  = 000000004 = 4

勝利投手=藪(T)
敗戦投手=松坂(L)
本塁打=松井(G)

内外野天然芝のグリーンスタジアム神戸

内野も天然芝になってより美しくなったグリーンスタジアム神戸


グリーンスタジアム神戸に行くのは2回目。しかし、前回はまだ内野は土のグラウンドでした。今年から内外野ともに天然芝となったグリーンスタジアム。どうしても一度見てみたかったので、オールスター戦をよい機会と考えて観戦することにしました。

神戸に着いたのは早朝だったため、午前中は姫路球場に足を伸ばして高校野球兵庫大会(伊丹北対姫路工業)を観戦。夕方、三ノ宮から地下鉄でグリーンスタジアムに向かいました。今回グリーンスタジアムに行くことにした目的が、実はもうひとつ。グリーンスタジアム神戸サブ球場を写真に撮ること。今年限りで球場としての役割を終えるそうなので、この機会に得意技の覗き見をしてきました。

運良く入手できた三塁側A席で観戦。2階席ですが、まあまあかな。でも5000円はちと高い。しかも、わたしの席の隣はB席。数十センチメートルの差で1000円の違いか....。試合前に、スタンド内のBWグッズショップで「サーパス神戸」のグッズを探すが、発売すらしていないらしいです。残念。関東地区唯一のサーパス帽子所持者になろうかと思ったのに。

両チームの先発はパが松坂、セが藪。1回表、松坂は150km/hを超える速球をぐいぐいと投げるが、制球が悪い。先頭の坪井にヒットを許し、四球の走者もためたところで山崎(D)に2点タイムリーヒット、高橋(G)にタイムリーヒットを許して3失点。結局2回で3失点と、期待を裏切るピッチングでした。藪は先頭のイチローに二塁打を打たれるが、後続を打ち取り無失点。2回2/3を無失点でした。

3回の裏、2死となって打者イチローを迎えたとき、セのベンチが動く。投手遠山。左キラー遠山の登場です。しかし、そこはイチローが一枚上。簡単にレフト前へ流し打ち。後続の松井(L)は打ちとって失点無し。

ベイスターズ勢ではスタメン出場は谷繁だけ。1回のチャンスでは内野フライで流れを止める。3回の一死満塁ではあわや併殺打となるサードゴロ。何とか併殺崩れとなって打点1。5回の一死1,3塁では浅いライトフライ。三塁走者山崎が機転の利いたスライディングでイチローのバックホームをかわす。これで2打点目。

ほかにベイスターズ勢では途中から守備についた石井琢が出場しただけ。ローズがコーチャーズボックスに立っただけ。小宮山が投げると思っていたのですが、母親の死去という事情もあって欠場。残念でした。

ところで、試合の途中で、ビールを買いに売店に行ったときのこと。わたしの着ていたローズTシャツを見て、売店のおばちゃんに「どこから?」と聞かれた。ホントは横浜市在住じゃありませんが、面倒なので「横浜から」と答える。「おお、昨日ローズはホームラン打ったね」とおばちゃん。いや、見てないんですけど。ちなみに売り子さんもいたけど、呼び止めにくい場所だったので、売店に買いに行きました。

5回が終わったところで、ハーフタイムショー。MALTAの演奏と花火。三塁側内野席の外側で打ちあがる。試合開始前の国歌吹奏もMALTAでしたけど、ジャズ風のアレンジでよくわからない君が代でした。

パの投手で好投したのが戎(BW)。2回を完璧な投球で無失点。川越の代役出場でしたが、役割を果たしました。10年目の投手がこうして脚光を浴びてうれしかったでしょう。

8回、パのマウンドには小林雅(M)。マリーンズ勢の活躍も楽しみだったのですが、ボーリックが岩瀬(D)に簡単に三振に打ち取られてしまったので、小林のピッチングに期待だったのですが....。もう火達磨状態。早く代えてあげてほしかった。松井(G)の本塁打を含む7失点。谷繁が気をきかせて三振に倒れ、続く二岡も凡退。何とか8回表が終了しました。ありがとう、谷繁。

ところで、8回までパのヒットはイチローが打った3安打のみ。そして9回、投手ギャラードから先頭のイチローがこの日4本目となるセンター前ヒット。すごすぎます、イチロー。チャンスメークテーマが流れるなか、打席は小坂(M)。三塁側スタンドで一人でチャンスメークテーマするわたし。何人か付いてきてくれてありがとう。小坂は四球。重盗を決めて2,3塁として小久保がタイムリーヒット、2点。中村(Bu)が凡退するが、小笠原が四球、秋山(H)がヒット。このあたりからレフトスタンドもパリーグの応援をはじめる。少しでも長く見たいよね、せっかくのオールスター戦なんだから。大島(BW)がヒットで3点目。さあ、打席は福浦(M)。ライトスタンドはチャンステーマだ。なぜかレフトスタンドまでタオル回しているぞ。タオル回すのはこの曲じゃないような気もするけど、まあいいや。打て、福浦。いい当たり、だけどレフト線へのファール。惜しい。結局押し出しの四球を選んで4点目。谷繁、何かギャラードの弱点をつかんだか? イチローに回れば面白い場面でしたが、ここは野口が投手ゴロ、併殺打。これでパの反撃も終了。

MVPは先制点をたたき出したヒットを含む3安打の山崎(D)。うれしそうな顔をしていました。イチローの先輩にあたるんですね。気づきませんでした。

スタンドを出ると、スタッフTシャツを着たおじさんたちが、ずらりと並んで帰宅する観客に挨拶している。これがGS神戸のシルバー人材活用ってやつか。そういえば、きっぷの半券を切ってくれたのもおじいちゃんだったなあ。結構良いかもしれません。

今日の買い物。ビール。500mlが550円。


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