プロ野球観戦記(番外編)

フレッシュオールスターゲーム (2000年7月21日 松山坊ちゃんスタジアム)



E  = 000 000 000 = 0
W  = 100 101 00x = 3

勝利投手=河内(C)
敗戦投手=正田(F)
本塁打=森野(D)

非常に立派な坊ちゃんスタジアム

松山市の財政状況が人事ながら心配になってしまいます。立派なスタジアムです。


朝一番の空路で松山到着。バスで市街地に到着したのは午前9時頃。朝早かったため、前夜からの睡眠時間は1時間程度でした。飛行機内でも眠れなかったため、結構疲れています。で、まだまだ朝が早すぎて、スタジアムに行くまでがヒマ。とりあえずモーニングセットなどを食べながら時間をつぶす。そして、宿泊することになっているホテルに荷物を預けて、松山市内を散策開始。市電で道後温泉に行き、商店街をふらふら。ほかの観光客に頼まれてカメラのシャッターを押したり....。勧められていた「正岡子規記念館」に出向くが、なんと休館。祝日の翌日は休みとのこと。何だそりゃ。市電で市街地に戻り、松山城へ。リフトに乗って天守閣へ向かう。天守閣を見物後、広場のベンチでちょっと居眠り。東京の暑さと違って、日陰に入ると結構涼しい。小高い山の上であるこの場所は、風通しも良く、居心地が良い。この場面をHさんに発見されていたことは、この時点では気づいていない。買い物や昼食を済ませた後、ホテルにチェックイン。必要な荷物だけを持ってスタジアムへ向かう。

坊ちゃんスタジアムはJR松山駅から予讃線で一駅、市坪駅から徒歩すぐ。松山駅に向かう途中で、私と同じように松山入りしているはずのHさんと連絡をとる。Hさんは松山駅にいるとのこと。松山駅で合流することができました。驚いたことにHさんの持っているチケットを見せてもらったら、わたしが持っているチケットの隣の席。買った日はまったく違う日で、しかも席種を示し合わせたわけでもないのにこの偶然。驚きました。

市坪駅で降りると、目の前に巨大な坊ちゃんスタジアムがそびえているのが目に飛び込んできました。正式名称は松山中央公園野球場らしいです。人目見て、非常に立派です。それに対して一坪駅は、あたかも臨時停車場みたいな感じ。JRの職員に尋ねても、坊ちゃんスタジアム完成以前からこの駅が存在していたかどうかわからないほどでした。実際はどうなんでしょう。

スタジアムに入って、立派さがますます目に入ってきます。2階まである内野席。両翼99メートルの標準サイズのグラウンド、外野の天然芝、地方球場としては文句の付け所もありません。しかもエレベーターや車椅子用のエリアまでしっかりと確保されたバリアフリー構造。年に数回のプロ野球開催と草野球への貸し出しなどだけで、建設に見合う収支が得られるのかどうか。松山市の財政が大丈夫なのか、と心配になってくるほどです。どこかファームの本拠地にしませんか? すばらしい球場ですよ。

試合開始前に球場内をあちこち歩き回りました。バックネット裏のスタンド内で元横浜ベイスターズ投手の田辺学さんと思われる人を発見。田辺さんは現在「ザ・ベイスターズ」(ベイスターズグッズショップ)勤務。わたしの着ていたシーレックスTシャツを見て反応していましたので、間違い無く田辺さんだと思います。休暇でもとって観戦に来ていたのでしょうか。

18時に試合開始。観客席は1階席はほぼ埋まりましたが、2階席はガラガラの状態。さすがに満員になることは無いようです。先発投手は正田、河内の両高卒ルーキーの対決。3回を無失点の河内はMVPを獲得する好投でした。正田は2回で1失点でした。

湘南シーレックス勢では、スタメンサードで出場の金城が4打席で1安打。同じくスタメンセンター田中一が4打席で1安打2四球。途中からマスクをかぶった鶴岡が1打数で1安打。ちなみに、今日のイースタンの安打数は3。つまりシーレックス勢のヒットがすべてだったことになります。金城は1回に併殺崩れを併殺と勘違いして、チェンジと思い三塁からベンチに戻ってしまい、アウト。河内のMVPに大きく貢献しました。一方の田中一は盗塁死が2回。二人とも走塁面ではチームの足を引っ張ってしまったようです。7回に登板した谷口は1イニングを被安打1で無失点。いつものように球数が多くなることなく、あっという間に出番が終わってしまった感じです。

試合の方は、1点ずつ得点を入れたウエスタンが勝利。森野にソロ本塁打が飛び出しました。試合時間は2時間30分程度。妙にあっさり終わってしまった印象です。MVPは前述の通り河内。好投が評価されました。なぜか優秀選手に選ばれたのが田中一。盗塁失敗のマイナスポイントは少なかったようです。

試合終了後は臨時の列車で松山に戻る。この付近は単線なので、駅に方面別に客を分けてから入場してもらっていました。苦労しますね。駅のホームが貧弱なので、客を全部入れたら崩壊してしまうのではないかと心配しましたが、無事臨時列車に乗ることができました。

松山駅に戻ってから、なぜか泊まったホテルまで一緒だったHさんと試合の反省会。松山駅近くの居酒屋「ぶらぶらある記」。久しぶりに食べた鯨肉は美味でしたが、屋根裏部屋のような怪しい座敷だったのがちょっと不満。火事でもあったら間違い無く逃げ遅れていたことでしょう。

今日の買い物。ビール。350mlが500円。


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