プロ野球観戦記(番外編)

日韓スーパーゲーム第4戦(1999年11月10日 東京ドーム)

韓国選抜 対 日本選抜



N  = 200 122 010 = 8
K  = 032 000 300 = 8
勝利投手=
敗戦投手=
本塁打=
最優秀選手=松井(G)


三塁側の4階席で観戦。ここは韓国側のスタンドとあって、在日韓国人の人たちがたくさん。韓国語による応援が飛び交う雰囲気で観戦。韓国国旗を掲げてスタンドを走る兄ちゃんもいたりして、いつもとはちょっと違った雰囲気の東京ドームでした。ライト側に陣取る日本側各チームの応援団も時折「ニッポン」コールをしたりしていたし。

初回に松井(G)のタイムリー二塁打で日本が先制。しかし、2回裏に西口(L)が2本の本塁打を浴びて逆転される。続く3回裏には横山(YB)がヒット3本と犠飛で2失点。秋季キャンプで何をしていたんだ、横山。韓国ペースで試合が進みます。

4回に谷繁(YB)がタイムリーヒットで1点を返す。5回に松井(G)、金本(C)のタイムリーヒットで2点で同点、6回にも松井(L)のタイムリーヒットと金本の内野ゴロの間に計2点をあげて一旦は日本が逆転に成功する。

日本側は小宮山(M)が登板。既に千葉ロッテマリーンズを戦力外となっており、おそらくマリーンズのユニフォームを着た小宮山の姿を見るのはこれが最後でしょう。

しかし7回裏、登板した川崎(S)が不調。連打を浴びて一気に3失点。逆に韓国が1点をリードします。川崎はどうしちゃったのでしょう。1回もたずにデニーがリリーフ。なんとか失点を食い止めました。8回表、松井(G)がバックスクリーン右に強烈な一発。日本が同点に追いつきます。9回表、日本は無得点。この時点で日本の勝利は無くなります。時刻は22時を回っていました。長い。9回裏、日本は岩瀬(D)を投入。この期に及んでも酷使される岩瀬。ピシャリと抑えて結局8対8の同点。規定により引き分けとなりました。

通算成績は日本の2勝1敗1分け。何とかプロ野球先輩の力を見せたというところでしょうか。韓国は期待の李承ヨプに当たりが出なかったりして、本調子ではなかったのかもしれません。でも、小刻みな投手リレーを見せるなど本気で来ています。対する日本は出場予定だった主力選手が相次いで力量の劣る選手と交代したりして、選抜チームとは名ばかりだったのではないでしょうか。いつか、アジア一をかけた真剣勝負を見てみたいと、改めて感じるシリーズでした。

今日の買い物。ビール。相変わらず高いですね、ここのビールは。


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