プロ野球観戦記

YB-L 日本シリーズ第6戦(1998年10月26日 横浜スタジアム)



L  = 000 000 001 = 1
YB = 000 000 02x = 2

勝利投手=阿波野
敗戦投手=西口

ベイスターズの先発は川村。球は走っているように見えましたが、緊張感なのかコントロールが....。毎回のようにランナーを背負うが、粘りのピッチングで8回表一死二塁まで無得点の抑えました。

ライオンズの先発は西口。第1戦の西口とは別人のよう。ベイスターズの左打者は内角のチェンジアップに全然タイミングがあわないように見えた。7回まで2安打無失点のピッチング。

緊迫する投手戦の均衡を破ったのは8回裏のベイスターズ。一死から波留が四球で出塁。鈴木尚のセカンドゴロをセカンド高木浩が波留にタッチしたかに見えた。しかし判定はセーフ。ついでに打者走者もセーフ。これで流れが傾いた。ローズは凡退の後、駒田が右中間フェンス直撃のタイムリー二塁打。ここで早くも涙が出てきた。

9回表はもちろん佐々木。先頭打者の大塚のレフトライナーを鈴木尚がそらして三塁打となるが、続く代打ペンバートンは三振。代打マルティネスは四球。中嶋のサードゴロは併殺を焦ってオールセーフ。1失点。代打金村はセカンドゴロ。ローズが上手くさばいて併殺としてゲームセット。

38年ぶりの日本一を決めた瞬間でした。勝ち投手は阿波野。見事なリリーフぶりでした。決勝打の駒田ともども、シリーズ経験者の力を実感する活躍でした。

シリーズのMVPは鈴木尚、優秀選手は斎藤隆、石井琢、駒田。敢闘賞はライオンズの大塚。それぞれがそれぞれの活躍をしていました。大きな拍手。試合終了後のセレモニーを見て、球場を出た頃から、無性に胃が痛むことに気付いた。緊張感なのでしょう。試合中にも痛かったはずだが、全然気付かなかった。今日も忘れられない日になりそうです。


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