おきなわマラソン体験記-2000-


2000年2月20日(日)、沖縄県沖縄市など7市町村を通るコースで開催された「おきなわマラソン」に参加しました。この大会には、今回がはじめての参加です。この日の沖縄の気温は18度。天気は雨。蒸し暑く走りにくい環境でした。参加者は8000人超。この規模の大会にしては珍しくチャンピオンチップを使用していません。手動での計時となってます。

スタートの会場は、県総合運動公園。沖縄県のスポーツ中心地である会場で、沖縄本島の東側の海岸沿いになります。那覇市内からはクルマで約1時間。那覇市内のホテルからレンタカーで会場に向かう途中、参加者証をホテルに忘れたことに気づいた。しかし、取りに戻る時間的余裕が無かったため、そのまま会場へ。会場近くの畑の間にクルマを駐車して会場へ。この辺が沖縄らしくていいですね。参加者証は忘れたものの、ナンバーカードは忘れなかったため、問題無く代替手続きをとることができました。とは言っても、このあたりからこのレースが前途多難であることがうかがえたのかもしれません。

大会の運営に難癖をつけたいわけではありませんが、更衣室がまったく無いのは何とかならないのでしょうか。狭いトイレやシャワー室のみが更衣スペースでした。あとは体育館の広いスペースが待機場所として与えられているだけ。男はそれでも何とかなるからいいけど、女性は困ったのではないでしょうか。それと、荷物を預けるのが有料でした。運営上仕方の無い出費とは思えませんでしたけど。

そんなわけで、雨の中の午前9時頃にスタート。スタートから5kmあたりまではほぼフラット。しかしそこからは長い上り坂があったりして、雨と一緒に体力を奪ってゆきます。最初から体調的にそんなに良い記録は無理だとわかっていたので、1kmあたり6分弱のペースを守って走っていきました。

一定のペースを守りつつ走り続け、25kmを過ぎたあたりで、米軍の嘉手納基地の中を走ります。広大な敷地に余裕を持って建てられた建物。どうしてこんなに広い敷地が必要なんだろう、との思いを改めて感じました。嘉手納基地内はほぼフラットなまま、景色に変化の無いコースを約5km。30km通過は約3時間。ほぼ予定通り。でも、このあたりまでで、体力はすべて使い果たしてしまったようです。ここからは徐々にペースが落ち、33kmあたりでついに立ち止まってしまいました。あとはゆっくりとゴールを目指したのですが、スタミナも気力も切れてしまったため、ゴールにたどりつくのがやっと。4時間30分を超える過去2番目の遅い記録になってしまいました。

ゴールは何と陸上競技場の中。最後にトラックを3/4周してゴールする方式。よくテレビで視るマラソンのゴールのような風景。これじゃみっともない姿のままゴールするわけにいかないので、しかたなくよろよろと走って数人を抜き去りながらゴール。そんな余裕があるなら、もっと前から走れよ、と思いますが。

沖縄県内のニュースをあとから読んだところでは、完走者は6000人。この中で半分より上にはいられましたので、まあ良かったのではないでしょうか。

終わってからはその場で完走者証を発行。そしてドリンクサービス(コカコーラ提供)を受けて、着替え。シャワー室は満員。仕方なく普通の場所で着替え。何とかしてほしいと思いました。更衣スペースは、絶対に必要です。

着替えを終えて、会場内の露店で沖縄そばを食べて、それからクルマに戻ってから気づいたのですが、左目がよく見えないと思っていたらなんとコンタクトレンズを無くしてしまっていました。ショック。思わぬ出費になりそうです。

片目での運転でホテルに戻って、那覇の繁華街に繰り出して、沖縄料理を楽しんで、オリオンビールを飲んで、よれよれになってホテルに帰還。今夜は良く寝られそうです。あまり悔しい思いはありません。実は2週間前にハーフマラソンを走ったばかりなのですが、そこでスタミナをロスしたような気がします。今後は、無理なスケジュールは避けようと思います。

今回の試み。今回も足の指がついているソックス。前回まではよかったのですが、雨の中ではいまひとつ。足の肉刺が気になりました。雨よけのサングラスをしていたものの、コンタクトレンズを無くしてしまうとは思いませんでした。嘉手納基地あたりから左目が良く見えないと思っていましたので、その前に無くしたのでしょう。

次は4月の小笠掛川マラソン。次で取り返したいと思います。雨、降らないでね。


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