群馬県高崎市

私は群馬県高崎市で生まれて19年間高崎で過ごしました。ということは、高崎から離れて生活をはじめておよそ20年。既に高崎を離れてからの方が長くなってしまっていますが、現在でも事情により時々高崎の実家に帰っています。

このページでは高崎に興味を持ってもらい、高崎を訪れる人に参考になるような情報を少しずつ書いていきたいと思います。


高崎って?

群馬県は関東地方の北西部、新潟県の南に位置します。新潟、長野、埼玉、栃木、福島の各県に囲まれています。高崎はその群馬県の南西部。関東平野の北端になります。東京の都心部からはちょうど100キロメートルの距離です。

群馬県の県庁所在地は前橋市ですが、市の規模(面積、人口など)は少し劣るものの、商業都市、交通の拠点としての賑わいは前橋に劣るものではないと思います。私などは小さい頃から「前橋に負けてなるものか」というライバル心みたいなものを持っていました。

以前から高崎と前橋を合併して50万都市を築き、真の群馬県の中心都市を作ろうという構想が掲げられています。しかしそれぞれ異なった文化、異なった歴史を持つ二つの街です。両市がそれぞれの特色を生かした街づくりをすべきではないかと思っています。


高崎市役所

1998年春、新庁舎に移転しました。新庁舎は、高崎駅西口を出てまっすぐ進むと見えてくる大きいビルです。中に入ったことはあるのですが、まだビルの上までは行っておりません。そのうち登ってみたいと思っていますので、実現次第ここにレポートさせていただきます。

▲ 高崎市庁舎。不自然なくらいに大きく立派な建物です。駅前通り新町交差点から撮影


交通

東京方面からは上越新幹線または北陸新幹線を使うのが普通でしょう。東京駅から高崎駅まで一時間弱です。在来線では、上野駅から高崎線の各駅停車で1時間50分、快速で1時間30分です。1997年10月に北陸新幹線(私は、長野行新幹線という言葉を使用しません)が開通し、高崎は上越、北陸の両新幹線の分岐点となりました。ということは高崎と東京の間だけを考えれば、列車の本数は増えるということでしょう、と思っていたら高崎に停車する列車の本数が減少した結果、いままでに比べて微増にすぎないことが分かりました。

高崎駅は上越、北陸の両新幹線の他、JRでは高崎線、信越本線、上越線、両毛線、八高線、私鉄では上信電鉄の交差する交通の拠点です。「だるま弁当」や「鳥めし」の駅弁が有名です。

クルマを使う場合、関越自動車道の高崎インター、前橋インター、上信越自動車道の藤岡インターが高崎市の中心部までほぼ等距離だと思います。インターから高崎中心部までは、クルマで20分くらいかかりますので、やや不便です。私は東京方面との行き来には藤岡インターを利用しています。単なる習慣であって、これといった根拠はありません。


高崎駅

JR高崎駅、ショッピング街「モントレー」とホテル「高崎メトロポリタンホテル(旧ターミナルホテル)」で構成されています。上越新幹線が開通したときに、旧駅舎を取り壊して完成しました。旧駅舎は歴史を感じさせる雰囲気があり、好きだったのです。

▲ JR高崎駅。西口方面から撮影。駅ビルの名前は「モントレー」。写真の向かって左側にメトロポリタンホテルがあります

モントレーの本屋さんは、駅の改札口からはいちばん遠い5階。もう少し便利なところに出来なかったのだろうか。


新幹線

上記の通り、上越新幹線が高崎を通ります。1997年10月1日からは北陸新幹線の高崎-長野間が開通し、高崎が上越、北陸両新幹線の分岐点となりました。新しい北陸新幹線の列車の愛称は、在来線を走っていた特急の愛称を継続した「あさま」です。JR東日本では「長野行新幹線」と呼んでいますが、わたしは「北陸新幹線」と呼んでいます。

なお、この開通に伴い在来線(信越本線)の横川-軽井沢間が廃止となりました。残念なことですが、採算を考えれば仕方のないことといえるのかもしれません。列車が通過する度に機関車を連結して支えなくてはならないのですから。列車を走らせること自体に費用がかかりすぎてしまいます。

朝の上越新幹線は通勤電車の感があり、自由席は高崎で満員となって座れないようなケースも少なくありません。また、この時間帯には高崎始発の東京行き列車も数本運転されています。これは座れる可能性が高い。


散歩道

烏側(からすがわ。利根川の支流。高崎を西から東へ市を二分するように流れています)の土手が好きです。先日の夜、和田橋から聖石橋まで歩いてみたのですが、このあたりは照明が少ないので、星空がきれいです。東京で見る星空とは星の数がちがいます。


ラーメン

オススメのラーメン屋さんは、通町の「東竜」。札幌ラーメンと肉味噌ラーメンがオススメです。高校時代はよく通ったものです。旧高崎伊勢丹の裏の通りにあります。

もうひとつのオススメは国道18号沿線の「だるま大使」です。ここはとんこつ味のラーメン屋さん。夜7時以降のみ営業しています。安中方面から高崎に向かって、高崎環状線との交差点の手前にゲームセンター、ドラッグストアと並んであります。このお店の「もつまんま」も最高。もつまんまとはご飯にモツ煮込みがかかっているやつ。ちょっと豪快で、おしゃれに食べるというわけにはいきませんが、これがうまい。ラーメンの替え玉が100円というのもうれしい。


観音山

高崎駅からバスで30分くらいのところにある山。岡と言った方がよいかもしれません。山の上に有名な白衣観音像(でかい!)があります。先日、20年ぶりくらいに、観音像の中に入りました。中には仏像が並んでいて、観音像の顔の高さ付近まで上れます。窓から外も見えます。眺めは良いと言えます。ちなみに高崎駅からも観音様は見えます。

その近くには遊園地(カッパピア)があって日本一高いところにある(と言われていた。今はどうだろう)ループ型ジェットコースターがあります。怖いから乗ったことありませんが。ここのプールに家族で行くのが、小学生の頃の楽しみでした。

また、観音山の中腹には「洞窟観音」という人工の洞窟のなかに石仏を並べた名所があります。何でも昭和初期のお金持ちが私財を持つのを嫌って作ったとか。見事な彫刻で壮観です。入場料は\800と、ちょっと高めですが、この施設を維持するためなら仕方ないかなと思います。ゆっくり歩いて20分で全部見られます。


電話の市外局番

1998年1月から高崎市周辺の市外局番0273の地域は、市外局番が027に変更、また市内局番が二桁から三桁になりました。市内局番は従来の二桁の頭に3をつけて三桁になりました。たとえば従来の22局は322局です。市外から高崎市内にかけるには結果的には番号は変わりませんが、市内での通話では今までの番号の頭に3をつける必要があります。

事前の周知徹底をいくらやったところで、お年寄りには分かりにくかったようですね。公衆電話でタクシーを呼べなくて困っている老人が多い、と病院勤務の妹が言っていました。


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