三脚を伸ばす順序、たたむ順序 脚を伸ばすときは太いパイプから、しまう、つまり短くするときは細いパイプからしまう、が
原則。太いパイプ優先で使います。これを守ると、三脚をガッチリ、安定させて使うことができ
ます。どのパイプでもいいから手当たり次第、順不同で伸ばしたり縮めたりすればいいのではあ
りません。ミドルアングルやローアングルで全部伸ばす必要がないときは、下段の細いパイプを
しまって使います。弱点をさらけ出さず、補って使う心配りがほしいものです。
締め付け固定箇所を廻してゆるめたり締めたりする「ナット」式では順序を守らないと操作
しにくくなることもあります。太いパイプから順々に各節伸ばし切って使うようにすると、三本
の長さは、おのずからそろいます。三脚を据える場所が平らなら、三脚は傾かずにまっすぐ立て
られます。
傾斜地で使うとき、三脚の傾きを調整したいときに上の太いパイプ部分の伸縮で調整します。
上の段は手が届きやすく、操作が楽だからです。全部伸ばして使うとき、いくら原則が「細いパ
イプをなるべく使わない」のだからとばかり、最下段で調整しようとすると、いちいち身をかが
めての操作になり、使いにくいからです。太いパイプの伸縮操作は、三脚の傾き調整のときだけ
と心得ましょう。
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