ついに登場!宮崎@TsHP氏による10/2名古屋B-AND!レポート

 A Takashi Numazawa Web Site をご覧のみなさま、初めまして。ワタクシは
NIFTY SERVE でT's HPという角松敏生の弱小ファンサークルをやっております
宮崎と申します。このたび縁ありまして沼澤センシュが参加しているB-AND!の
ライブに行って来ました。誤ってこちらのゲストブックにライブへ行ったこと
を書きましたところ、おいしい団子を求めて右往左往、いや、東奔西走も厭わ
ないよーこサンより『レポート書かんかい、ワレ』と暖かいお言葉をいただき
ましたので(笑)、謹んでお受けいたしました。曲目などメモを取ったわけで
はないので非常に主観的なレポートとなりますが、よろしくお願いいたします。

 というわけで、10月2日名古屋ハートランドスタジオで行われたB-AND!のラ
イブに行って来ました。このバンドは『空と海と風と・・・』が解散後結成さ
れたバンドで、ギターが浅野祥之、鈴木英俊。ベースに山口毅。ドラム沼澤尚。
キーボードに友成好宏。サックスとパーカッションは春名正治という、簡単に
言うと空海(そらうみと読みます。くうかいではアリマセン)のドラムとキー
ボードが沼澤サンと友成サンに入れ替わったバンドです(笑)。東京と神戸で
はちょくちょくライブが行われ、ゲストにTK氏(久保田利伸ではない)が現れ
るタメか、TK氏(小室哲哉でもない)の一部ファンの間で根強く支持されてお
ります。以前からずっと『名古屋にも来い』と念力を送っていたところ(うそ。
ライブに行った方々にお願いしてアンケートに書いてもらった)、ついに名古
屋ライブが実現した次第でございます。お先にゴメンねよーこサン(笑)。

 すっかり前置きが長くなりましたが(笑)、さっそくライブの模様などを。
この日の会場はオールスタンディングでスシ詰めにして300 名入るかなぁとい
う非常にこぢんまりとした会場で、聞くところによると200 名の限定ライブだ
とか。いつもはステージのあっちゃの方でしか見ることができないミュージシャ
ン達が、手を伸ばせば触れるんじゃないかというほど近くにいるタメ、『コレ
だからライブハウスはヤメられまへんなぁ』とついニヤけてしまいます。

 内容に関しては一部空海でも演奏された曲から、もちろん結成されてから作
られた曲。それに友成サンの非常にキレイでステキな曲も演奏され、ブルースっ
ぽいモノもあればこれぞフュージョンってなモノもあり、実にバラエティに富
んでいます。で、曲のタイトルの付け方に浅野サンのキャラクターがよく出て
いるのですが、この日演奏されたモノですと『不安』『一期』『一瞥』『無理
しない』等日本語を多用しています。さらに『みなさんのおかげです』『Jet
高星』などちょいとくだけた雰囲気のタイトルも相変わらず(笑)。ちなみに
『Jet 高星』は『ジェットコースター』と読みまして、まんまジェットコース
ターに乗った雰囲気の曲でございます。

 メンバーがかなりカブっているのでどうしても空海と比較してしまいますが、
空海がどんなバンドだったかというと、とてもキレイなメロディーをパワフル
な演奏で聴かせる大人の童謡バンド(笑)だったんですね。聴く前は空海を洗
練した感じのちょっとオトナっぽい音を出すバンドかな、と勝手に予想してい
たのですが、これが大違い。パワフルな曲はよりパワフルに、繊細な曲はさら
に繊細に、さすが腕キキ一流ミュージシャンの集まりですな。実にメリハリが
利いて気持ちよい音楽を聴かせてもらいました。

 この違いはどこから出てくるのか。お待たせいたしました。ワタクシの結論
といたしましては、やはりドラマーの違い。沼澤センシュの技量ですな。空海
のドラマーは土肥晃サンという方で、ヨソで聞きかじった話ですが、元々この
方はジャズドラマーとのこと。ジャズドラマーとしてはあの村上”ポンタ”秀
一センセイすら一目置くらしいですが、その他分野では屁とも思っちゃいない
そうで(爆笑)、その辺ちょっと辛かったのかもしれません。まぁ、当時は違
和感なく聴いていましたが、聴き比べるとやはり技量の差、というより得意分
野の違いと言った方が適切ですね。その違いが出たのではないでしょうか。

 というか、沼澤サンってばスティックを逆に持って叩きますよね。つまり、
普通ドラムのヘッドを叩く少し細くなってちょこっと首がついている方(って
わかりにくいな)を持ち反対側の太い方で叩くもんだから、ハイハットやシン
バル、それにタムなんかもデカイ音がするので、素人のワタクシは『おお、パ
ワフル〜』なんて勘違いしちゃったかもしれません(笑)。

 沼澤サンのプレイをじっくり見たのはアガルタの全国ツアー、そして昨年の
六本木ピットインGOLD DIGGER NIGHT とあわせて今回が3度目です。あとは、
角松サンの武道館ライブでも2曲ほどゲストで演奏していらっしゃったし、角
松サンのファンクラブ向けコンサート初日にミキサー席でうだうだしていたの
を見かけましたね(笑)。

 実はワタクシ、ドラマーの演奏がかっこよくないと音楽聴く気がしないヒト
でして、沼澤サンはじゅーぶんかっこよかった。というか、ちょっとファンに
なってしまいました。にこにこ笑顔での演奏はこちらも幸せになれるし、不思
議なのはタムなどの太鼓の数が少ないのにソレを感じさせない表現力いっぱい
のドラミング。イイですねぇ。あと、今回驚いたのはMC振られたらしゃべるこ
としゃべること。マイク離さないでやんの(笑)。今回沼澤サンはワタクシの
ような角松ファンにとって実に有益な未公開情報を暴露して下さいました。

 沼澤サンファン向け情報としましては、来年4月発売に向けソロアルバムの
制作に入っているとのことでした。コレまでに親交のあった国内外の一流ミュー
ジシャンが沼澤サンをプロデュースするとどうなるのか、というのがアルバム
のコンセプトのようです。すでに佐藤竹善、塩谷哲、金子飛鳥、浅野祥之らが
集まり1曲録ったとのこと。とても楽しみな1枚になるのではないでしょうか。

 というわけで、だらだら書いてしまいましたが、B-AND!はまた名古屋に来て
下さるとのこと。是非また行きたいと思います。次はアルバム制作をお願いす
る念力を送りますか(笑)。