音楽の話、あるいは教育のことなど、気まぐれに書いております。
2024年11月4日(月祝)《コンサート決定》
1つ目 12月15日(日)河口湖円形ホール30周年記念コンサートに小佐野圭が出演します。来年3月30日(日)14時開演 のべおか文化事業団主催《DUO OSANO2台ピアノのためのコンサート》決定!場所は野口遵(したがう)記念館です。詳細は追って連絡します。
2024年11月3日(日)《秋はコンサートシーズン》
1つ目 10月22日に長島剛子さん梅本実さんのリートデュオリサイタル、世紀末から20世紀へ Part ]VII シェーンベルクの声楽作品 月に憑かれたピエロ作品21を中心に 東京文化会館にて聴く長島剛子さんと梅本実さんのリートリサイタル(東京文化会館)を聴く。調性と無調のコントラストが大変、楽しかったです。どちらも、親しくさせていただいている演奏家です。 2つ目 母校、国立音楽大学にて第7回くにたち賞表彰式受賞者によるトーク&コンサート 国立音楽大学同調会(卒業生の会)ホームカミングデイ2024と題して コンサートの前に授賞式がありました。大賞は声楽家 錦織健さん。久石譲さんのおふたり。久石さんは都合により欠席されました。 奨励賞に佐藤朝香さん、島潟さくらさん 演奏会は前学長の武田忠善先生もクラリネット演奏を島潟さんと共演されて今もなお、現役、バリバリ、繊細でドラマティックな演奏を聞かせてくださいました。演奏会の最後は錦織健さんの歌とトーク。なんと言っても錦織さんの人を惹きつける話術は魅力的。もちろん音楽も。人を惹きつける演奏は国立音楽大学で学んだ成果でしょうか?ご本人は大学時代はなかず飛ばすとお話しの中で謙遜していましたが、卒業後、頭角をあわらして八面六臂のご活躍。拍手は鳴り止まなかったです。母校の自由な校風を讃えていました。
追加
錦織健さんのアンコール、モリコーネのミッションから有名なら「ガブリエルのオーボエ」
とクイーンの「ボヘミアン ラプソディ」
最高でした。まさに、今、人々が求める曲をアンコールに選曲することも才能の一つ。拍手は鳴り止まなかった。写真掲載は主催者の許可を得ています。
錦織健さんと澤畑恵美さんは全国で350回演奏会をされているそうです。
2024年11月2日(土)《ウィーンとハンガリーへ》
10月8日からウィーンとハンガリーへいくチャンスがあり行ってきました。コンサート3つ。とても素晴らしい経験となりました。詳細は数年後に笑
9/15(日)FLUSS シンフォニカ第20回記念演奏会。メイン曲はサン=サーンス第3番交響曲(オルガン付き)指揮者は西上純平氏、西上君と呼ばせていただこう。彼は小生が学部長時代、助手としてお世話になったかた。オルガンは玉川学園のご協力を得て会場となった町田市民ホールへ運んだとのこと。西上氏は玉川大学から昭和音大の大学院で指揮を学びました。当日の演奏は指揮者が全てをコントロールするような指揮ではなく演奏者に任せるところは任せると言った自由性を活かした指揮が印象的。オケの練習中、ご指導の中で彼の一言で音が変わったとか(プログラムから)。フルスオケは母校の玉川大学出身者が多いのです。玉川学園は総合学園、大学は8学部あり多様な学部で学んだ方々が音楽をやる姿は実に幸福なこと。今の高校でソルフェージュでご一緒に仕事しているS先生にも偶然、出会いました。また理事長、学友会長にもお会いしました。 2つ目のコンサート。9/17(火)オペラシティリサイタルホールへ久しぶりに大学の同僚だった辻裕久さんのテノール、ピアノは奥様のなかにしあかねさんで《第28回英国歌曲展》コンサートに行ってきました。お二人ともその世界で活躍されている方。ヴィクトリア朝のバラッドと歌曲。イギリス歌曲を中心に活動してきた造詣深い演奏会でした。ホルストの150周年記念「ハンバート・ウルフの詩による12の歌曲」を演奏。プレトークということでなかにしあかねさんがお話し。アカデミックなところをしっかりご説明されながらも決して固くならず、ご自分のお考えも盛り込みながら進行していました。さすが、、ホルストについてのなかにしさんのお考えも興味深かったですね。笑いがあり、とても心地よい雰囲気でした。辻さんの柔らかい高音の響きは天使の声。お客さん、数多くの大学時代の同僚たちが音楽を楽しもうというお姿が最高でした。 3つ目のコンサート。纐纈健太さんの2台ピアノによるコンサートが渋谷のハクジュホールでありました。仕事のためにMozart K.448の3楽章から入場しました。4名のピアニスト、Guigla Katsarava / Tetsuya Toei / Emanuel Rimoldi / Konta Koketsu 。Guigla Katsarava氏はこの12月の国際デュオピアノコンクールでもご一緒したピアニスト。4人の個性ある音楽が面白かった、、、笑
2024年9月16日(月祝)《玉美会演奏会》
9/14(土)に『第1回玉美会』演奏会が国立市の芸小ホールであったので聴きに行ってきました。ステージには立派な学友会からのお花が。さすが玉川学園。卒業生への心遣いが素晴らしい。この会は玉川大学声楽専攻卒業生で構成された演奏会。出演は安岐美香さん、金城有美さん、村田聡子さん、田村沙さん、ピアニストは林京平さん。全員、大倉由紀枝先生のクラスで育ち、今は教員としてもお母さんとしても多様な活躍をされている方々です。プログラムを読むと昨年の小佐野と大倉先生のコンサートが玉川学園で行ったのを契機に集まったそうです。みなさん、人生観が音楽に込められそれぞれの個性が生かされた音楽を聴かせてくれました。一部を紹介すれば、一部に《この道》《早春賦》《夏の思い出》《赤とんぼ》などの日本歌曲と《ロッシーニの約束》マスカーニ《アヴェ・マリア》、ストラデッラ《教会のアリア》などイタリア歌曲。後半はオペラアリア。ロッシーニとプッチーニ、バーンスタイン 結びはモーツァルトのフィガロの結婚《手紙の二重唱》、チマローザ《喧嘩の三重唱》。林くん、よくコントロールされた素晴らしいエスコートでした。来年もやってくださいと皆さんにメッセージをお伝えして、大倉さん、学友会長ともお会い出来ました。卒業生に大拍手!
2024年8月23日(金)《情熱大陸に生徒が出演》
国立音楽大学においてジャズ科の生徒だった松井秀太郎さんが特集を組まれて放映されていました。大学時代、もちろん、ジャズ科でも小佐野はジャズは教えられないので、松井くん、クラシックの曲、確か、ソナチネかソナタか演奏していたように思います。とても音楽的かつセンスがいい、、、という印象でした。全く人間的にもストレスがなくお話しできる人柄。国立音楽大学のは著名な山下洋輔先生を中心に構築されていましたが、今は、小曽根真先が現役でいらっしゃいます。放映を見て、ジェンダーで悩んだ時期もあったとか、、、彼の演奏やアメリカでのスタジオ録音など、取り組む姿勢や音楽はもちろん磨きが掛かっていました。持っているもの(才能)は全く変わっていないものだなと、中学生から高校生へそして大学生へ、、、ちょうど、オリンピック選手が活躍するのが17歳が多いように、テクニックも音楽も最も成長する時期なんだと感じました。周りから期待される人柄は変わらないものなんだなと、この人なら、推薦してもいいというような、人間なんだな。自分で作曲した曲はジャズもクラシックもない、、まさにトランペットで歌う、彼そのもの。「歌うトランペッター」。小曽根さんのバックアップなど、素晴らしいアーティストとの出会いも人を大きくするのです。松井さん、さらに大きくなってください。陰ながら応援しています。今、現在、16歳17歳など高校生諸君、大学へ行くのが最終目標ではありません。いかに自分らしい音楽の花を咲かせるかが大切なんです。どういう人との出会いがあるか、その方が大切かも、、、今はその基礎、体力をつけておこう。
2024年8月7日(水)《パリ オリンピック》
日本柔道の団体について 謝罪が相次いだ日本の選手に対し、NHKのアスリートナビゲーターを務める内村氏は「見ていてすごくおもしろかったし、よく頑張ったと思います」とコメント。体操と柔道という競技の違いはあるが「同じお家芸として、僕も多分団体で銀メダルだったら『すみませんでした』って言ってきたと思います」と重圧のかかる選手たちの心中を慮った。
そのうえで「でも、選手たちにはそういう思いをしてほしくないので、日本の皆さんが『銀メダルでもいいんだよ、よく頑張ったよ』と言ってほしい。それだけで選手は心が救われると思う。是非そういう言葉をかけてほしい」と国民に願った。X上では「選手に寄り添いつつ、国民の気持ちも代弁してくれていて泣きそうになる」「内村航平のコメント、さすがだよ」「いつも本当に胸に届く」など。内村は選手としての立場で考えられるし、一般聴衆としての立場で物を考えられる、、、いろんな角度からの考え方は重要だと思った。
2024年7月23日(火)《質の高い演奏ばかり》
名古屋にて2日間のピアノコンクールを審査をしてきました。名古屋の演奏水準は並並ならぬ素晴らしい演奏の数々、、、、演奏者は当然のことですが、その指導者のきめ細かい指導は圧巻でした。音色面、曲の分析力、ソルフェージュ力、演奏から多彩な能力を見ることができました。審査員もお互いにリスペクトし合う人柄でした。人間性豊かな音楽人を感じ、流石だな、、、幸福でした。そして出演者も7名の審査員全員、異口同音、質の高い演奏ばかりだったと、、、「メルパルクホテル」の朝食も美味しく、2日間、ストレスがなく、充実した日々でした。実は名古屋はコンクールの運営スタッフも我が国、トップレベルで、進行はパーフェクト。聴衆も音楽の聴き方が素晴らしかった、、、良い2日間でした。
2024年7月13日(土)《情報のアップデートVo.3》
『ベートーヴェンの婚約説は疑わしい』ようです。平野昭著書、『ベートーヴェン』新潮文庫から音楽評論家の門馬直美さんが書いている文章(142p)から、、、。ベートーヴェンの1806年の婚約説は信用性が薄いということ。この1806年はオペラ《レオノーレ改訂版》を上演しているが、フランツ・フォン・ブルンスヴィック伯、邸宅に滞在している。「マルトンバンシュアール」に滞在したというもの。しかし、この情報は怪しいようです。テレーぜと婚約したという説はマリアン・テンガー(研究者)が著書、『個人的な回想によるベートーヴェンの不滅の恋人』で語ったこと。同じく研究者のロマン・ロランもベートーヴェン伝で取り上げたようです。テレーぜはフランツの2歳年上の姉。テレーぜはこの時、「マルトンバンシュアール」に滞在してなかったとのこと。したがってこのように、婚約説は人が最も話題にしやすい興味がある噂話である所以、こういう信用性がない話しを盛り込んだ方が著書も読んでくれると著者は考えたか、、、そんなことはないでしょうね。笑
2024年7月7日(日)《情報のアップデートVo.2》
メトロノームはオランダの発明家、ディートリヒ・ニコラウス・ヴィンケルが考案し、1816年、ヨーハン・ネーポムク・メルツェルが特許を取得し作ったのである。耳の不自由なベートーヴェンのために補聴器を作ったのもメルツェルだというのである。ベートーヴェンの研究者の一人、シントラーが「ベートーヴェン伝」で言い出したことが後世に混乱を起こしたらしい。実はメルツェルではなくて、弟のレーオナルトというのは、平野昭著書、『ベートーヴェン』新潮文庫から音楽評論家の門馬直美さんが書いている。シントラーが二人を区別しないで扱ってしまったらしい。これも情報のアップデートが必要。続く、、、
2024年7月6日(土)《情報のアップデートVol.1》
情報のアップデートはやっていかなくてはならない問題です。鎌倉幕府の成立は「いいくに1192年」というのが私が習った年号でしたが、今は「いいはこ1185年」になっています。1192年は源頼朝が征夷大将軍になった年で、その前の1185年にはもう鎌倉幕府はできたということ。音楽もバッハのG-dur「メヌエット」はクリスチャン・ペツォールトが作曲された曲であるということは既にピアノの先生はご承知のこと。
ピアノについて最新情報
ピアノフォルテは、爪が弦をはじいて音を出すチェンバロと異なり、ハンマーが弦を打って音を出す楽器です。
このピアノフォルテは、フィレンツェのメディチ家に仕える楽器制作者、バルロメオ・クリストフォリ(Bartolomeo Cristofori 1655-1731) によって発明されました。
クリストーフォリが制作したチェンバロ、スピネット、クラヴィコードは何台か残されています。クリストーフォリはたいへん研究熱心な鍵盤楽器制作家だったようで、さまざまな試行錯誤を繰り返しているうちに、ピアノフォルテの制作に行き着いたものと思われます。
クリストフォリが初めてピアノフォルテを制作したのは1709年と書かれていることが多いようですが、1700年前後には既に完成を見ていたことがわかってきています。
クリストーフォリのこの発明を世間に紹介したのは、マッフェイという人物で、彼は論文の中で、クリストーフォリが発明した楽器のことを、Gravicembalo col piano e forte(弱音及び強音のグラヴィチェンバロ)と呼んでいます。
今日クリストフォリが制作した楽器は、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ローマの楽器博物館、ライプツィヒの楽器博物館に一台ずつ、計3台が残されています。 ベートーヴェン作曲《エリーゼのために》は正確にいえばバガテルWoO59が曲目の名称。1808年からスケッチが描かれていて改訂を繰り返しています。ピアノ・バガテルWoO59の「WoO」は「Werk ohne Opuszahl」の頭文字をとって作品番号のない作品という意味。この《エリーゼのために》という名称も学者の中ではいろんな説があります。今後の研究によっては《エリーゼのために》は間違いであるという決定的な説が出るかもしれません。アップデートまではいかないでしょうが(まだ決定的なエヴィデンスがない)その時、その時代、言われていることでも年数が経過すれば、変更するもので、情報のアップデートは必須になります。いかに頭を柔らかくしておくか、、、、ですね。
2024年6月30日(日)《持つべきはともだちだVol.1》
持つべきは友人。高校のある先生が「小佐野先生、シューベルトの未完成交響曲の2楽章は3/8拍子ですが、なぜ3/4に書かなかったのですか」という質問がありました。すぐに友人のT音大の准教授にメールをしたらすぐ返信がきました。音楽者の心を揺さぶったのか、、、、答えは「シューベルトに聞かないとわからないと言いながら、推測するにあまり遅くならないようにしたかったのでは、、、2楽章はAndante con motoだからシューベルトの多楽章器楽曲にも3/4拍子のアンダンテがあります。未完成の場合はAndante con motoだから速めのテンポが想定される。この楽章内の音符を見ると最も頻繁に現れる音価は限定的であることも速めのテンポを示唆します。ダメおしで3/8が採用されたのかもしれない」という答えでした。音楽学者の友人をもつと助かります。
2024年6月3日(月)《長崎へ》
週末、土日、長崎へひとっ飛び。楽しい時間でした。長崎への旅の理由は内緒。朝5時台の羽田空港行き。国立からのバスはなく、立川まで妻に送ってもらいました。運転手の人手不足なのでしょう。東京の天気は曇りで雨、、、飛行機は7:20 定刻通りに出発。長崎は1時間30分ほどの空の旅。ランディングがお見事。着陸のショックが少なく素晴らしかったです。パイロットを尊敬します。、、、長崎に着いたら晴天。S.H.さんがおむかえ、、、「先生が来るといつも雨なのに、、、珍しい」と。笑。1930でも長崎は明るい眼鏡橋の紫陽花がとても素敵でした。ほんのひととき、充実した時間を過ごせました。S.H.さん。人間としてもピアニストとしても音楽文化をしっかり教えていること。教師冥利につきます。
2024年5月26日(日)《ほっとした時間》
たまに妻が猫好きということもあって『岩合光昭さんの世界ネコ歩き』NHK BSを見ます。なんともほっとした時間で過ごせます。今日は川越市内を回りました。いい表情をいつも撮っていて微笑ましい。岩合さんと女性のナレーターもいいですね。特に いい子だねーという岩合さんの声かけがなんとも愛情深く素敵。ネコちゃんの名前もリサーチしているんですね。
2024年5月19日(日)《DUO連弾本番》
昨日、ちょっと20分ほどトーク付きのミニコンサートをさせていただきました。トークコンサート 連弾曲
@モーツァルト ソナタK.381より第1楽章
Aブラームス ハンガリー舞曲第1番
Bドヴォルザーク スラヴ舞曲Op.72-2
Cラヴェル マ・メール・ロアより《妖精の園》
上記の中マ・メール・ロアより《妖精の園》とスラブ舞曲《Op.72-2》をお聞きください。
2024年5月6日(月)《河口湖駅周辺ローソンは原宿化》
この連休は映像制作、編集とピアノの練習をする時間にしました。映像制作は先日のぶどうの会。イントロ映像がなかったので再度、くにたち市民芸術小ホールを撮影に行きました。演奏の映像はトータルで4時間1分。Blu-rayに焼きますが、ハイビジョン映像は25G一層のBlu-rayには2時間ちょっとしか、記録できないのです。したがってぶどうの会、部門ごと分けたので3枚のBlu-rayにしました。画質をSDに落とせば記録は8時間できて1枚のBlu-rayに収まりますが人々は日ごろ、テレビで4Kとか8Kなど、素晴らしい画像を見ているのでSD画像では満足しません。ぶどうの会当日は8台のカメラで撮影しました。ピアノ2台演奏が結構大変。定位置カメラ。遠くから1台。両サイドから2台。左右のピアノの近くから2台。顔を撮るカメラ1台。バックアップ用に2台。会場のスタッフさんから業者並みですね。売れますね。と。映像の画質が異なるのでSONYのNXCAMを基本に撮影。同じSONYでもEX1だけ少し画質が違うのが難点。マイクはいつも使用するAKG_C414ではなくRodoを使用。音源ソフトはMacBook ProのLogic。当日、演奏曲目の変更があったので、M.K.さんがプログラムをデータで送ってくれたので、とても助かりました。文字を入れるのも手打ちはどうしてもミスが出ますので。大変、助かりました。編集作業はかなり時間がかかります。相当の労力と時間がかかる。テレビ関係の映像、音声、スタッフの気持ちがよくわかります。 練習は連弾4曲、@モーツァルト ソナタK.381より第1楽章 Aブラームス ハンガリー舞曲第1番 Bドヴォルザーク スラヴ舞曲Op.72-2 Cラヴェル マ・メール・ロアより《妖精の園》 5月千葉にて演奏することがあるので、連弾の練習をしました。この連休は山梨への実家往復はなし、、、弟は富士河口湖町に住んでいるので、常日頃から河口湖駅周辺、ローソン付近は原宿みたいだと。今、河口湖駅周辺ローソンは原宿化しています。ローソンの前にある歯医者さんはよく母が行く歯医者さん。このローソンをバックに撮る外国人が多さて、住民、車の運転者、ローソン販売店、などに迷惑をかけているので対策をしているという。円安でますます海外からの観光客が多く、京都、鎌倉など観光地は少なからずマナーについての声が多く聞かれますね。さて、今朝、5:10開始、ドジャースタジアムにてドジャース対ブレーブス戦。大谷翔平が9号10号とHR。4打数4安打と絶好調。デコピン、みたいな、、、笑
2024年4月27日(日)《ぶどうの会》
恩師、育ての親である種田靖子先生主催の「ぶどうの会」が国立市民芸術小ホールでありました。14時開演、19時半、終演。演奏者は年齢層は非常に厚く多才な方々ばかり。プロのピアニスト、大学教授、公立学校教員、ピアノ講師、、音楽の愛好家、趣味で音楽を楽しくする方々、これから海外へ留学をしようとする若き演奏家、などなど、多様な門下生がいます。この発表会の最大の特徴は「自分らしい音楽をすること」に尽きます。小佐野はカメラを8台持ち込み、音源はMacで録り後で編集で映像にくっつける作業をします。普段、人々はハイビジョンの優れた映像を観ているので、多彩な画面じゃないと満足しない。このホールはカメラの位置が大変、難しい。開始前の2時間はカメラの位置、録音の確認、時間がかかりましたが、撤収はいつも協力してくださるUさん、Kさんに感謝。短時間で撤収できました。Uさん。昨年、小生が教えた八の字巻きだを覚えたいたのは素晴らしい。
2024年4月20日(土)《「風の会」〜歌は翼に乗って〜》
今年は少し演奏も勉強しながら仕事しようと思います。八王子クリエイトホール(生涯学習センター)にて「風の会」〜歌は翼に乗って〜小佐野実穂指導による圭がピアノ。楽しい講座でした。113名の観客の皆さんは過去最高だと。主催者も大喜びでした。我々も感激。未曾有のコロナがようやく収束したのかなと感じさせるように、、、、みなさんには大きな美しい声で歌っていただきました。
2024年4月12日(金)《新学期》
新学期がスタートしました。僕の大学教員生活37年とは別の意味で刺激的な毎日です。なんと言っても将来を担う才能を持った高校生がいるのが感動です。隣の席の先生に「授業が始まればワクワクしますよ。音楽を教えましょう」とい、先輩ぶって話しています。高校の教員は10年間の校長経験を持った先生や藝大はじめ東京音大、国立音楽大学、桐朋学園音大など教鞭をとっていらっしゃる先生も講師でいらっしゃいます。そういう意味でかなり年齢層のある、または経験豊かな学問のプロの先生がおられ充実した教育をしています。
2024年4月9日(火)《雨なのに掃き掃除に感動》
朝、730に高校へ行くと既に体育館前で落ち葉の掃き掃除をしていたK先生がいらしたので「先生、ご苦労様です」と申し上げたらなんと「趣味です」と。なんと気遣いのある教員か、、、、こういう先生がいるから高校生は幸福ですね。趣味ですという気を使わなくていいんだよとでもおっしゃっているような素敵な先生に朝からお会いして感動しました。高校の先生は大学の先生より遥かに仕事を心よくしている、、、、そんなことを言うと大学の先生は怒るかもしれませんが、、、笑
ところで、九州の長崎からオファーがあったり、宮浮ゥら来年のDUOのコンサートのオファーがあったり、今年は演奏に挑戦しようと考えています。知人たちに旅行で九州に行っていただくか、、、検討します。
2024年4月8日(月)《叔父さん亡くなる》
山梨にすむ叔父が昨日、亡くなったとの連絡を受け山梨へ。既に1ヶ月以上、入院していました。私とは12歳上の78歳になるおじさん。既知に富んでいて頭の良いおじさんでした。きっとあの世で3年前亡くなった親父の文夫と話していることでしょう。葬儀の打ち合わせを住職様と会場でしてきました。
2024年4月7日(日)《コンクール審査》
昨日は「ベルサール虎ノ門イベントホール」(昔のJTBホール)で57回目のカワイ楽器主催のコンクール東京本選会の審査でした。審査員は当日まで公表されていません。審査員同士、当日、お会いして初めてこの先生なのか、、、ということでした。お会いした瞬間、久しぶりに友人に会った気分。感激。昨日はK.K先生(洗足学園音楽大学・大学院客員教授)、S.K先生(国立音楽大学、桐朋学園講師)、S.T先生(洗足学園音楽大学・大学院教授)、全て存じ上げている先生方でした。特にK.K先生は小生と同級で藝大出身で有名な先生。ピアノは当然のことながら、歌唱力もプロ並みの演奏力。YouTubeにもアップされているとか、、、S.K先生は連弾曲を作曲している先生でPTNAでも提供くださっている先生。とても素敵な作品を実際に今の高校生に小佐野は勉強させています。S.T先生は何回かいろんな審査でご一緒している先生。的確かつ厳粛、かつ有効的な審査員で充実した時間でした。特に大学の進学状況など、ここは詳細はお伝えできませんが、良い情報交換の空間でした。審査をしていて何より世界の我が国の音楽事情が認識できるのが一番の特色。その情報を速報で大学あるいは自分の仕事場で提供することは将来を担う若者への良い助言ができるに違いありません。ピアノは「Shigeru KAWAI」のフルコンが会場に置かれ子供たちが良い響きを作っていました。部門は連弾(小から高校まで)とソロ部門。今回のプロジェクトリーダー役のS.S氏をはじめ審査員のアテンド、会場のアナウンス、誘導スタッフ、審査集計など、うまく運営できているなあと感心しました。出場者への子供たちへ愛情あるメッセージがアナウンサーの雰囲気作りはさすがカワイの丁寧な配慮を感じました。ショパン国際ピアノコンクールでも「Shigeru KAWAI」は日本人よりガオ国のピアニストが好む傾向があるらしい。カワイの一つの企業であっても学校教育に生かすことは重要かと。ブロックごと、休憩が30分ほど用意されて審査もゆったりした時間の流れでできたことはとても素晴らしいと思います。講評も十分な時間で書くことができました。充実した時間でした。
2024年3月23日(土)《デビューリサイタル》
3.22に東京初台のリサイタルホールへ纐纈健太(KOKETSU Kenta)さんのリサイタルに行った。L.v.ベートーヴェンG.パイジェッロの歌劇 「水車小屋の娘」 のアリア「田舎者の恋は何と美しく」による9つの変奏曲 からスタート。まさに音色の響きだけで歌わせる音楽は目から鱗。指先に集中し、空間を響かせる技術は素晴らしい。指先で心を語りかけているようだった。フランス5年間の経験豊かを感じ、一緒に行った同僚も興味を持って聴いていた。次のベートーヴェンのピアノソナタ 第2番は冒頭の変奏曲とは全く音色作りや曲の構築が異なった。時にオケのように、時にデリケートな室内楽のように音楽が流れていった。特にベートーヴェンの初期のソナタop.2-1からop.7までは4楽章構成でやたら長い。しかし時間の長さを感じない演奏。次のA.スクリャービン ピアノソナタ第2番 嬰ト短調 「幻想」Op.19では未知を予感させるような終わりそうで終わらないエンディングの美しさを表現した。ショパンも聴きたいと思わせるような内面的な雰囲気で後期ロマンを意識したか、、、そして
S.ラフマニノフ。幻想小品集より前奏曲 嬰ハ短調 「鐘」 Op.3-2はよく演奏される作品を次はどうなるんだろうと聞き手と一緒に音楽が流れていくのが気持ちよかった。興味深く音楽をうまく誘って次の絵画的練習曲集より 第9番は卒業試験でもフィナーレに弾くような曲。大胆かつリズムの刻みが面白かった。最後のピアノソナタ第2番 変ロ短調 Op.36 (1931年版)は得意な曲で経験豊かさが伺えた。満員の聴衆も彼の若い情熱を好感持って聴いたに違いない。教育の世界でも演奏によって引っ張っていってほしいなと思った。良い1日だった。
2024年3月3日(日)《もうすぐ東日本大震災13年》
3.11東日本大震災が起きて13年目となります。被災されてお亡くなりになった人々にあらためてお悔やみ申し上げます。そして、今も不自由な生活をされている全ての方々に心よりお見舞い申し上げます。NHKは3/11に向けて決して忘れない、、、という歴史を伝えつつ、特集を組んでいます。今朝の特集はこのような内容でした。「奥様を津波で亡くした。今まで父親一人で二人の息子たちを育てて来た。しかし、現在、父親には1つの後悔がある。当時、奥様の遺体が発見された時、母親の顔を二人の息子に見せることができなかった。息子たちがトラウマになって苦しむのではないかと考えたから、、、、しかし13年間、母親の顔を見せるべきだったか、このことが大きな苦しみであり悩みだったし、今も悩んでいる。このことは息子たちには話していない。NHKのスタッフがこのことを息子たちに質問して良いか、父親の許可をいただき、息子たちに質問した。お父さんのこの苦しみ、悩みをどう思われますか?と。二人の息子はお母さんの顔を見たい気持ちもあるが、当時、父親が私たちが将来、トラウマになりもっと苦しめることにもなる、、、そうした父の気持ちもよくわかる。今はこれでよかったと思う。これから今まで育ててくれた父親に感謝していきたい」そんな内容でした。私たちは少しでも今も苦しみ、悩んでいる人々の心に寄り添って生きていくことが大切ですね。
2024年2月23日(金)《国際ピアノデュオコンクール》
今年は国際ピアノデュオコンクールが開催されます。予選が7月13日14日、本選が12月6日。小生はこの協会の理事になっているため、いろんな意味でバックアップしなければなりません。近年、プライベイトな諸行事が重なり、理事でありながら大変、失礼しているので、今年は何らかのお役に立てるようにと思っています。ピアノデュオの魅力を多くの人々に伝え社会貢献をしていきたいと考えています。他者をリスペクトしながら自分自身を表現するというのがデュオの極意。まさに人間関係みたいなもの。コンクールのカテゴリーは3つ。プロフェッショナル(18歳以上)、一般(18歳以上年齢上限なし)、ユース(中学生、高校生の組み合わせも可能) 詳細は国際ピアノデュオコンクールH.P.をご覧ください。
2024年2月16日(金)《玉川大学芸術学部芸術教育学科卒業演奏会》
37年間、勤務していた玉川大学芸術学部芸術教育学科の卒業演奏を聴きに行きました。2年間、教えた学生たちが有終の美を飾ります。会場に座っていたら、学生たちが会いに来てくれてとても嬉しかったです。1年でも大きく成長した演奏を聴いて感慨に浸りました。本日も最終日で聴きに行こうと思います。頑張って!今年の卒業演奏会をもって芸術教育学科は締めくくります。つまり来年からは音楽学科の卒業演奏会になるのかな?
2024年2月11日(日)《いくつかのオファー》
小佐野は3月に毎年のようにコンサートをやってきました。よく今年はいつやるんですか?と声をかけてくださる方が数多くいます。手前味噌ですが、演奏会をやる方はありがたい話し。つまりコンサートを期待してくださる方がいるのは演奏家として誇らしい限りです。今日も尊敬する先生より、やらないのか、、、とメールちょうだいしました。3月に実施していた理由は大学が入試という厳粛な時期が終わり、少しホッとできる時期だから。この時期しかリサイタルやコンサートをすることは業務に支障が出ます。従って小佐野は3月の終わりに実施していたわけです。そんな折、いくつかオファーがありました(社会貢献がコンサートの目的)これもありがたいことです。
2024年2月10日(土)《世界の小澤、人生に終止符》
先日のブログに授業で世界で活躍した武満徹氏、小澤征爾氏、坂本龍一氏、そしてエンニオ・モリコーネ氏の作品を取り上げたことを書きました。将来、音楽家を目指す若者に小澤さんの音楽を知ってほしいと。我が国にこんな素敵な音楽家がいるという意味で。今、思えば、小澤さんのことを予感をしたかのような授業でした。小澤さんだけがご存命だったのに、、、大雪が降った翌日の2024年2月6日、心不全のために死去しました。小生が高校時代、音楽理論、坪野先生から紹介されて読んだ『ボクの音楽武者修行』を思い出しました。それ以来、小澤征爾氏から多くのものを教えていただきました。誰とでも気軽に話す、人懐っこい姿は実に魅力的、そういう人になりたいと。昨晩は2005年に小澤が開校した「小澤征爾スイス国際アカデミー」の演奏を見ました。指揮によってこれほど、全ての演奏者が1つの音楽に向かう空気感、全ての若者が良い表情で演奏している姿に感動し涙が出た。これまでに個性を引き出すまさに魔法の棒、、、そして、齋藤秀雄氏のお話し(NHK女性手帳から1973年11月)教えることは学ぶこと。を観た。また小澤さんの師匠、齋藤秀雄氏について基本をしっかりやっていれば世界のどこでも通用できると残した言葉は印象的でした。小澤さんの良いところは、この人なら頑張るというように、人の心を揺さぶること。自身はすごいアーティストなのに、自分以外のみんなにリスペクトができること。私も生涯、そのように生きたいと思います。恩師、斎藤秀雄先生の魂を受け継ぐ『サイトーキネンオケ』を創設したこともその精神の表れです。小澤氏を追悼した1日でした。死去しても彼の魂や情熱、教育は永遠に続くものと思います。今年は小澤征爾の残した音楽をたくさん聴きましょう。今ごろ、武満、カラヤンとお前もこっちに来たかと話しているに違いない。小澤さん、88歳の人生は幸福でしたか?
2024年2月4日(日)《給料をもらって学ぶ》
玉川大学の同僚だった(と言っても年齢はかなり先輩)E先生がよく言っていた言葉があります。「給料をもらいながら勉強させていただいているんだ」と。私はピアノしか弾けない音楽家ですが、音楽の教員はヴァイオリン、ギター、リコーダー、に加えて和楽器(三味線、お箏など)も演奏できないと授業はできません。尊敬!
2024年2月2日(金)《エンニオ・モリコーネ氏ほか》
My favorite songsを最終授業で取り上げました。世界で活躍した武満徹氏、小澤征爾氏、坂本龍一氏、そしてエンニオ・モリコーネ氏の作品です。すでに前者の武満、小澤氏はテキストに取り上げられていますが、坂本とモリコーネはまだかな?モリコーネは映画音楽でいい曲をたくさん書きました。意外に知られていません。今後、音楽史に残るような偉大な作曲家といえます。
2024年1月27日(土)《吾輩は猫である。名前はあります》
夏目漱石のベストセラー、吾輩は猫である。名前はまだない、、、いえ、あるのです。妻の実家の猫マリアちゃん。小さいことは気にするなとでも語っているような堂々と動じないこのお姿。
2024年1月23日(火)《初虹》
実家、山梨への道中、中央道日野付近に出た「にじ」を撮りました。
2024年1月20日(土)《富士山に雪が降らない》
近年、富士山に雪が降らなくなりました。降るべき季節に降らないと非常に気になります。北海道の留萌、北陸、甲信越、北関東は降りますが、太平洋側はほとんど降っていません。夏は積乱雲が乱れ線状降水帯で甚大な被害を起こす。夏は日本海側だけに雪を降らす。温暖化という地球の異変。小生は幼少の頃、『うの島』の北面が凍り毎年のように、スケート練習リンクを作ってよく滑っていました。まさに雪はスキー、水は氷という自然が作り出すウィンタースポーツ。真冬の気温は室内でもめちゃ寒く、朝、布団から出るのが辛い辛い、、、そんな時でも水で顔を洗っていたんだから、、今はどうでしょう?湖はマイナス10度以下の日が2週間ほど、続かないと凍らねーわとよく父が言っていました。スキー場もある場所にはありますが、雪不足に悩まされているのではないでしょうか?富士山山頂の気象統計では、先月の日最高気温の平均値は−3.7。雨も降らないで過去60日間、平年より90%も少ない状況。1933年から降水量の統計がある山梨県富士河口湖町の河口湖特別地域気象観測所では、先月の月間降水量が12.0mmと11月としては2位の少雨記録、12月に至ってはまだ観測が0.0mmの状態だそうです。やはり降るべき時に降らないのは異常ですね。雪化粧をしていない富士の姿を見るのは避けたいな。
2024年1月17日(水)《教師冥利に尽きる》
65歳になっても、変化ある毎日で嬉しい感動の毎日です。本日、教育の世界で指導主事をされているN先生にお会いしました。なんとこの先生は大学での小生のピアノの生徒。昨年、初めてお会いした時に「えっ、、、どうして小佐野先生がここに、、、」と。N先生。お名前は公表出来ませんが、県の先生方の指導主事として活躍されているとのことです。
2024年1月14日(日)《ベルリンフィルBravo!!ブラームス4番》
NHKでキリル・ペトレンコ指揮、ベルリンフィルのブラームス4番のsymphonyを聞きました。これぞブラームス!!すごい情熱、迫力、素晴らしい演奏でした。オケのメンバーもなんという集中力か?まさに名演。サントリーホールの聴衆は割れんばかりの拍手。Standing ovation。ウクライナへの応援も拍手の中に包まれているのでしょう。ペトレンコはロシア出身。2019年からサイモン・ラトル後の後任の指揮者。ベルリンフィルを振っています。お父さんがウクライナ人、お母さんは音楽学者。18歳からオーストリアに転居し、その後名門、ウィーン国立大学で学んでいます。それにしてもTVでこの迫力、生ならものすごいのでは、、、、、感動しました。コロナが落ち着き、音楽の持つエネルギーを自由に、人に伝えられるようになったことはなんて素晴らしいことか。昔も今も変わらない人間でしか感じられない『衝動』、『感情』ですね。
2024年1月4日(木)《JAL大惨事》
1月2日、17時56分、日航機と海上保安庁の飛行機(海保機)との衝突事故が起きました。乗客乗員379人、全員脱出したとのこと。非常口は8箇所あったが3箇所から脱出したそうです。客室乗務員の冷静な判断があったとのこと。続々と機内での情報がSNSで知らせれてきています。しかし、乗員の預けた荷物、手荷物、また愛猫が亡くなったという情報もあります。海保機は能登地震の救急対応で新潟空港へ物資を運搬するためでした。亡くなった海上保安庁5名の方々に対してなんとも言葉にはなりません。