ブログ スタート

2008年4月〜 音楽の話、あるいは教育のことなど、気まぐれに書いております。

 


2018年1月1日(月)《2018AHappy New Year》

この一年、皆様にとって素晴らしい年となりますように。どうぞ、今年も宜しくお願いいたします。演奏会スタートは1月19日 MARINBA & PERCUSSION Concert 打楽器の西久保先生とのコラボから演奏News  をスタートさせます。


2017年12月23日(土)《2017終わりに》

この一年、皆様にとってどんな年だったでしょうか?楽しかった、、、辛かった、、、苦しかった、、、嬉しかった、、、悲しかった、、、いろんな思いが同居していただことでしょう、、、小生にとっては第九の指揮で終えられ学生たちが高らかに歌い上げたことは喜びでした。来年は1月19日 MARINBA & PERCUSSION Concert 打楽器の西久保先生とのコラボから演奏をスタートさせます。来年が良い年となりますように。


2017年12月19日(火)《2017音楽祭終了》

ソリストたちの音楽が学生の琴線に伝わり、素晴らしい第九となりました。指揮者冥利につきます。第1グループ、第2グループ、すべての学生たちに感謝。そして支えてくださったすべての教職員に感謝です。 News  小佐野としては5回目の第九のステージでした。良い還暦の思い出になりました。Sop宮嶋さん、Alt飯島さん、コスチュームも還暦に合わせてくださったとか、、、楽しかったです。バック有難うございました。


2017年12月17日(日)《第九本番前》

学生たち、暗譜もできるようになって指揮を見てくれるようになりました。 Newsへ  ご覧ください。明日は4時間続きのリハーサルを行い明後日いよいよ、横浜パシフィコにて本番。エネルギーのある第九をやりましょう。頑張りましょう。


2017年12月13日(水)《第九真っ只中》

今週、月曜日から金曜日まで第九の集中練習が始まりました。学生たちはこの一週間で第九を暗譜します。小佐野は第2グループ。第1グループも第2グループも頑張ってほしい。情熱的な第九を奏でよう。学生諸君、宜しくお願いいたします。


2017年12月7日(木)《受賞》

本日、財団法人、富士吉田文化振興協会から「芙蓉文化賞」をいただきました。今後も自分の芸術を高め文化向上に邁進する所存です。


2017年12月3日(月)《SubjectとObject》

昨日はブログで主役と脇役の話しを書きました。演劇と音楽はもっとも関係が深い分野です。ドイツでは演劇音楽大学という名前がついた芸術系の大学があります。例えば、メンデルスゾーンが設立した「フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学」。当時は滝廉太郎も留学したライプティッヒ音楽院です。本論です。Subjectは主なるもの、Objectは対象になるもの、つまり2つの言葉は対象語となります。音楽で言えばSubjectが主なるものならばテーマとか主旋律でしょう。主要なテーマに対する旋律を対旋律と言います。バッハは主題を見事に発展させて展開し密度の高い音楽を作りました。バッハから学ぶべきことショパンもベートーヴェンも多くを学んだはず、、、我々演奏家もそうあるべきです。その一つの考え方で、主なる旋律は重要だが、それに対する対旋律の歌い方によってテーマも活きてくる。主要なるものは主役。それに対して脇役という表現をしたのでした。話は変わりますが、いろんな作曲家がいますが、作曲家がどんな人だったか興味がありませんか?人間を知りたいと思いませんか?ベートーヴェンの性格は怒りっぽいことはわかりますが、バッハはどんな人だったのでしょうか?会ってみたい。きっと、ローマ法王のような悟りの境地を抱いた人、、、人のいいおじさん。人や動物に対して愛情を持って思いやりのある人だったに違いない。


2017年12月2(日)《第九オケ練習》

すでに12/19(火)音楽祭に向けて、第九の指揮、たけなわです。11月も12月入って休みは1日もありません。今日も第九の合奏があり、合わせてきました。小生は第2グループを指揮します。第1グループは野本由紀夫先生が指揮。音楽する時間は幸福を感じますね。今日はこんな指導をさせていただきました。「音楽は演劇と同じように、主役と脇役がある。その役割をわきまえて、演奏しよう。自分が脇役に回った時は主役を活かすように音量も音色も考えてください」という話しをさせていただきました。 12月は特に業務が多い時期です。極めて留意することがあります。健康留意も当然ですが、事故に注意。12月は交通事故注意月間。疲れてくると、どうしても感覚や判断が悪くなります。そんな時、車の運転は要注意です。仕事は授業の他、主任業務もあります。業務はストレスを溜めないように、楽しく仕事をするように勤めています。それでも、細かいストレスはどうしても生まれてしまいます。大学の業務は、個人的な問題ではなく、全体に関わること、つまり、学科の業務を動かすような大きな重要な問題が多いです。判断は実に必要。例えば、助手があることで相談した時「それは、業務に支障がないようにしてほしい。優先順位を考慮して遂行してほしい」とか、、、まとめ役というのは、適材適所、その場の判断力が求められます。 そんなわけで、音楽をしながら業務遂行。それでも、満員電車で、通勤しているサラリーマンからしたら、自分は幸福な時間を味わっているなあと思いますが、、、。笑


2017年12月1(金)《全日オンケン研究者論文全員提出》

小生、全日オンケン大学部会事務局をやっています。昨日が最終リミット(提出期限)。今回、沖縄大会にて研究発表した8名全員が提出してきました。素晴らしい。ところで、これから朝一(8時から)で歯医者です。週に2回治療をしていただいています。歯医者さんも本当によくやってくれます。本来ならば9時からなのに1時間も前から治療してくださる。木村先生は代々歯医者さんだったとか、、、天性の素質だと思います。何か痛くなったらすぐ連絡してくださいと言います。安心ですね。12月は第九もあるし、多忙になると身体のいろんな部位がガタガタしてくる。特に首から上は全部悪いのです。自分の歯は幼少から弱く人口の歯を入れています。コーラの飲み過ぎか?笑。 インフルエンザもかなり多くなっているとの情報です。健康に留意しないといけません。気をつけましょう。


2017年11月27(月)《全学防災訓練》

大学、第九地区防災訓練隊長として、生徒、学生の前、476名の前で講演を行いました。自助(自分を助ける)、共助(共に助け合う)、公助(国立、市、等、行政の救援)の話。お・は・し・も、の注意。「お」は押さない。「は」は走らない。「し」は喋らない。「も」は戻らない。阪神大震災で救助された人は自助と共助がほとんど、公助は全体の2パーセントしかなかったデータを紹介しました。公助が実行されるのは72時間かかる話も。小生、マンションの防災管理者の仕事も先日、実施したので、今日の防災訓練に役に立ったようです。どんな経験も役に立つものです。この防災管理者免許を取得するために数年まえ、2日間、秋葉原の訓練センターに通いましたから、、、


2017年11月26(日)《第九ダイエット》

オケとの練習が本格的に始まりました。指揮者も重労働です。早速、普段使っていない腕の筋肉痛。これから第九ダイエットが始まりました。笑


2017年11月19(日)《にちようび》

先日、大学の友人たちと飲み会をして、小佐野は飲み過ぎてしまい、周りにご迷惑をかけてしまいました。翌日、気分がすぐれなかったので、先輩の先生から、違う小佐野先生の一面を見たと、、、普段、イエッサーとうるさくしているのに、この日はしょぼくれていたんですね。(笑)。今日はフィールドワークの第九練習がなくなったので、久しぶりのオフの日になりました。オフと言っても大学へは行かなくてはなりません。主任はほとんど休みはありません。365日全出席という認識です。


2017年11月18日(土)《コンクール受賞》

小佐野クラス学生、藤山奈津見さんが音の夢ピアノコンクール全国大会優秀賞(佐賀県鳥栖で開催)、日本クラシックピアノコンクール(俗にクラコンと呼ぶ)に全国大会に出場という快挙。最近、みんな特によく取り組んでくれうまくなってきているので嬉しいです。


2017年11月13日(月)《ベルリンフィル打ち合わせ》

今日は11/22に開催するベルリンフィルの教育プログラムの打ちあわせを行いました。国際教育センターとの合同打ち合わせでした。


2017年11月11日(土)《教育実習→福岡→沖縄へ》

実習訪問を5校行ってきました。芸術教育学科の学生です。小生はパフォーミングアーツ学科所属ながら芸術教育学科も兼任させていただいています。いつも、学校長に将来、教員を目指す学生たちへ、メッセージを小佐野は伺うことにしています。学生時代に多様な体験(苦しい、いやな、損な、悲しい)をしてほしい。それらが必ず教育に活きると仰った校長がおりました。なるほど、、、。おおかた、玉川大学の学生は学科を問わず評判が良いです。学校長からお褒めの言葉を伺います。その実習もようやくすべて終え、報告もさせていただきました。次は西添田へPTNAステップアドバイザーとトークコンサートへ。これは、いつも、ラヴコールをいただいているT.T.先生。西添田は、昔は炭鉱の街です。その街にオークホールがあります。NewYork Steiway と Hamburg Steinwayの2台があります。2台Steinwayを所有するホールは日本各地でも数少ないです。演奏曲は9月に高知でリサイタルをやった曲も含め演奏しました。新曲はバイエル(52番)編曲とピアソラのリベルタンゴ。これが終わってすぐ、沖縄へすっ飛日ました。全日おんけん大会へ参加。下記が報告です。 全日本音楽教育研究会、沖縄全国大会、大学部会 研究発表、日韓音楽セミナー、総会、滞りなく終わりました。 小佐野は大学部会の事務局次長として、出席。研究発表は全日音研本部の小松事務長と相談しながら 琉球大学の崎山弥生先生との連携で計画実施しました。 平高さんも、発表は大成功。幸田延のお話しをしました。 トピックスとしては、韓国の音楽教育のお話し(ミュンさん)をお呼びして!韓国の音楽教育の実情や特色も把握でき、日本との交流もできて有意義な時間でした。 玉川大学芸術学部、教職を志す先生にとっても、我が国の小、中、高、大と、音楽教育の現実を把握すべき重要な大会だと考えます。多くの先生に見ていただきたかった。その中、中村岩城先生や清水宏美先生にも参加していただき、客観的な考察ができたものと考えます。 本日の全体会。福井会長挨拶の他、文科省の教科調査官の津田先生、臼井先生の講評、今大会の研究概要のお話し、そして、記念演奏は特筆すべき素晴らしい演奏会でした。 その中で、沖縄民族音楽と合唱は、特に感動的でした。合唱は那覇市内の3校合同発表(106名)は、みなさん、感激していました。 演奏は歌による合唱だけでなく、ダンスを取り入れ、まさに、身体表現と音楽表現の融和。子供の動きの抜群のセンスは安室奈美恵を彷彿。 もはやダンスも学校教育に入る時代です。 音楽学科であっても、ダンスも披露できなければ、時代遅れです。我が母校もミュージカルコースができました。踊れる音楽学科、、、、いいですね。ダンスが上手い沖縄の子供が来る様な学科ができるといいですね。 沖縄郷土芸能、沖縄県立、南風原高校(45名)の踊りも最高でした。沖縄の芸大と真っ赤な首里城を見学して帰途につきました。 ところで、めまぐるしい日々が続き、左目の神経がピリピリ、、、、これから第九へ向けて全力疾走します。宜しくお願いいたします。


2017年10月25日(木)《教育実習訪問》

先週から教育実習訪問があり、横浜、金沢八景、清瀬、、、朝が早いし、絶対遅れられないし、緊張した毎日で、疲れがたまってきました。


2017年10月23日(月)《吉田高校同窓会80周年成功裏に終了》

ご覧ください。 http://www.asahi-net.or.jp/~kq4k-osn/news.html 合唱は大好評でした。座談会は、こんなメッセージを高校生に送っていました。1、堀内丸恵氏(集英社社長) → 良き、 友人、本、恋 2、菅田 俊氏(俳優)→ ボケーとすること 人生設計を立てる、10年先を見つける  3、奥脇 透氏(国立スポーツ科学センター メディカルセンター長) → 得意分野をひとつ ストーリーを作る 4、田辺徳雄氏(西武ライオンズ球団本部チームアドバイザー) → 大いに無駄をすること 5、渡辺 重喜氏(ジョンズホプキンス大准教授)→ 出会いを大切に 二人の先生の出会いで人生が決まった人に流されないこと。自分がやりたいことに確信を持つ。 野球で得た継続力に繋がる人生の中で活きるアメリカ人は、周りを気にしない。場所を変えて富士急ハイランドリゾートホテルにて高校のときの同窓会を開催。40年ぶりにあった仲間は髪の毛やそのほか、変貌をとげていましたが高校時代のまま話しができました。実行委員長、大石くん、ありがとう!第一の人生が終わり、これから第二の人生に入る。楽しく豊かに生きようのことばで万歳三唱。生きていたら90周年をやろう。


2017年10月9日(月)《吉田高校同窓会80周年》

昨日は母校の吉田高校に合唱の伴奏で行きました。高校の80周年行事のためです。高校を卒業してはや50年が過ぎ去ろうとしています。高校時代の同級生は還暦。高校時代の生徒会長、大石くんがこの80周年の実行委員長。1991年制のフォルクスワーゲンに乗っていました。合唱の練習が終わって、ほかの同級生と合流。良い時間でした。来週も練習にいきます。


2017年9月29日(金)《Tamagawa Music Festival at Yamaha Ginza 2017終了》

昨日、銀座YAMAHAホール及び地下において、玉川大学芸術学部、パフォーミングアーツ学科と芸術教育学科の教員による演奏会、講座、メディアザイン学科の教員による作品発表、そしてオーディション形式で選ばれた学生の演奏会がありました。学生による演奏会は我が国、音大のレベルの勝るともおとらない卓越した演奏会だったという評価。教員による演奏会は何と言っても、NHKでもおなじみ野本由紀夫先生の巧妙な司会、そして情熱的な教員たちによる歌の祭典、小生はバッハ平均率の好きな曲を2曲演奏、ラフマニノフ2台ピアノ定番作品17もありました。大倉由紀枝先生の歌はさすが、一線で活躍しているかたらしく演奏会のクヲリティを何倍もあげてくださいました。多くの観客が先生の魅力に感動したことでしょう。津島君の伴奏エストートはさすが、、、お二人の先生(平高先生と清水先生)の講座は目から鱗、、、平高先生の幸田延の講座は昨年に引き続き2回目。平高先生、、、幸田延の論文の数々を発表している研究者としてお話しは、興味深い講座となりました。また、清水先生の講座は先生の音楽教育にかけるエネルギーが半端じゃない、、、特に教職に取り組む学生にとっては模範的な講座となったことでしょう。この銀座ヤマハホールで開催されるコンサートや講座はおそらく今年はフィナーレとなるでしょう。来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。


2017年9月27日(水)《166名との報告》

高知のマネージャーSさんからの報告です。「あっというまに日々が過ぎ、コンサートが遠い昔のように思えます。入場者はトータルで166名でした。台風でおいでになれなかった方多数。でも、あの嵐の中、よくぞ、166名もおいでてくださったお客様、有り難く、本当に思っております」これも声を多くかけてくださったSさんはじめ多くの先生方に心から感謝です。


2017年9月21日(木)《高知ダイアモンドコンサート終了》

9/17は台風18号の最中、九州、四国地方を直撃しました。前日の16日に高知入りしたときは東京も高知も晴れで台風の気配まったくなし。高知に到着しても雨も降らず静かでした。迎えにきてくれた鈴佳ちゃん、ロシア留学から一時帰国していました。コンサートの最後に2台8手、エルガーの威風堂々を演奏してもらったこともありますが、、、我々のコンサートを終えるまで、ロシアに行くのを延ばしめんどうを見てくれました。コンサート当日も雨の気配なし。コンサートは150名の観客においでいただき大盛況。ソロでいろいろアクシデントはあったもものの、アンサンブルは楽しんでいただけだようです。ゲストの鈴佳ちゃんと臼木さん、すばらしい情熱的な魂の持ち主で感無量です。高知の大御所、M先生にもおいでいただきリハからつきあっていただきました。それにしてもメルハバはじめSさんのすばらしいマネージメント力のおかげです。感謝です。コンサートが終わり、みんなでホテルで打ち上げした時に、まさに台風は暴風雨の嵐。コンサートの間を台風はすり抜けていき奇跡です。伝説がまた増えたとSさん。プログラム作成のRさん、ご主人家族。Sさん、Yっちゃん、Hさん、ありがとう!鈴佳ロシア留学、成長を祈る


2017年9月20日(水)《html》

htmlはホームページを作成するときの言語。言語で書いてFTP転送しています。


2017年9月10日(日)《求められるもの》

例えば、重要なことは、学生のために何がで出来るか?ピアノだけ弾ければ良い、、、歌だけ歌えば良い、、、時代から、音楽を英語でしゃべれる人、芸術を英語で語れる人、声楽で言えば、声がいいとか、悪いとか、発声とか、、、、そういう時代ではなくなった。ピアノでいえば専門教育を受けなくてもうまい人、いっぱいいる。時代に適応するためにアスリートも金メダル獲得してからテレビのコメンテーターをやる時代となった。自分の世界を広げていく人が求められる。非常勤も業績が問われる時代となった。小生、K大学からも業績を提出してほしい、と、業績表をまとめた。この時に『はっとする』自分がはたして世の中のために何をやったのか?


2017年8月31日(木)《持つべきはお金?それとも?》

ようやく8/24から一斉休暇にはいり、大学業務が一休みしています。でも、演劇は演大連の公演のための練習、そして沖縄のちゃんぷる一行が沖縄へ向かって出発しました。学生、教員が全員、怪我と事故と病気がないことを祈るばかりです。沖縄は台風と仲良し。台風で公演中止というのが一番、辛い。主任という仕事は常に息を抜けない、責任ある業務だということ。2年間やった正直の思いです。月曜日から土曜日までフル活動です。いままでまったく生活が違う。自分のためにやっているのではなく、学生のための業務です。これも実感。

 さて、何でも使わないと、錆びる。実はテレビとか映画とか、映像プロの世界では定番な情報。小生は「Final Cut Pro 7(映像編集ソフト)」を使用していました。その後のバージョンである「FinalCutPro10」を数年前にネットで購入してありました。しかしながら2年間も、まったく、その「FinalCutPro10」の使い方がわからなかったので錆びていました。「Final Cut Pro 7」のほうが使い易いという評判もネットで知っていたのでよけいに。それは言い訳で、「FinalCutPro10」を使えるようにしようという前向きな姿勢がなかったというのが実直な感想かな。それが、「Premiere Pro(映像編集ソフト) 」を大学の助手に教えていただきました。助手のM君は映像専門家です。「Premiere Pro」というのは、Photoshop やIllustrator等Adobeのソフトでおなじみ、「映像編集ソフト」です。まず、Premiere Proを彼に教えていただきました。一番、知りたかったのは、タイムラインを同期させる方法。つまり、複数の映像のデータを同期させて、加工することでした。彼に10分で教えていただきました。おかげで、よくわかりました。

「Premiere Pro」が使えたおかげで「Final Cut Pro10」も同期することが出来るようになって、眠っていた魚が俄然、勢いを増してやる気を出してきました。今は、2つのソフトをうまく使いこなしています。従って持つべきものはお金じゃななくて

大学で教えていると、人から教えていただくことが多いです。よく先輩のE先生がおっしゃっていました。給料をもらって勉強することが出来る。大学はその道のプロがいるところです。これが、最大の長所かな?勿論、自分にはない世界を持っていて教えてもらえるんだから、、、しかも、無料で(笑)


2017年7月29日(土)《高知へ》

先日、高知でピアノ講座(脱力から生まれる美しい音色つくり)をさせていただきました。佐賀についで第2弾。高知は第2のふるさと(笑)。F先生はじめ多くの先生たちに支えられて実施できたことは、うれしい限りです。子供たちが伸び伸び演奏しているのが、素晴らしい。南国、高知は海に近くなると湿気が多くなりますが、山や川や海に囲まれているので、暑くても爽快感や開放感があります。また、9月にダイアモンドコンサートin Kochi でお世話になります。このコンサート、大学の同僚が行きたいと、、、来なくていいのに(笑)、、、高知へいったことがないから、行きたいのだそうです。やはり、わら焼き、鰹のたたきかな?

 ところで、大学はようやく試験も終わり、緊張の成績付けの日々。夏休みは、諸業務でほとんどありません。


2017年7月4日(火)《今年のコンサート》

9/17(日)高知でのリサイタル、9/28(木)は銀座ヤマハホールでバッハを弾きます。一番好きな第1巻8番変ホ短調。12月19日は横浜パシフィコ(大)にていよいよ久しぶりの1000名の第九の指揮。


2017年7月3日(月)《歌舞伎座の公演、大成功!》

歌舞伎座の公演、大成功!市川團十郎のにらみも凄かったが、さすが、息子の長男、海老蔵も凄い。そして、息子のかんげん君も凄い。亡くなった麻央ちゃんは、天国でその姿を見ている。がんばれ!


2017年6月14日(水)《人間の付き合い方》

2017年も早いもので、半年が経過しました。大学業務の慌ただしさで、毎日がめまぐるしく過ぎて行きます。学生時代と何が違うって、時間経過のスピードがまったく違う。年齢を重ねるとはそういうことなんでしょうか?先日、ある先生曰く「年齢を重ねるとは月日の経過を早く感じるものだ」とおっしゃっていましたが、まさに同感。こうやって一生を終えるのでしょう。そんな慌ただしさの中、幸いにも現在、楽しい職場です。笑いが堪えない。時に、ちょっと?と思う時はありますが、周りの人たちが助けてくれるのが一番、嬉しい。イエッサー(小生の口癖)も連呼できるし。周りへの感謝だけは忘れずに生きて行きたいと思う。自分の周りを見れば、当然のことですが、両親がすでに他界している友人は多い。60歳の人ならその両親は85歳から90歳になります。小生、耳は遠いが元気な91歳の父親がいることも忘れずに。自分の施設にいるピアノの師匠(藤澤克江先生)も先日、100歳のバースデイでした。幸福なことです。

 ところで、人間同士のつきあいとは何だろう?という問題。自分は人付き合いが良いか悪いか、どちらかと言えば良いほうかな。父親譲りの性格からか、意外に誰でも声かけられる。声かけられるから、人付き合いがいいわけではないのだが、、、しかし、声かけらるのも生きて行く上で重要な性格でしょう。いろんな人がいて、演奏会等の楽屋にいると、男性ってまったく知らない人に声をかけることは難しいんだなと思うことがよくあります。女性のほうが、生きて行く上で才能があると思います。例えば、買い物したり、クリーニング屋さんに行くと圧倒的に女性は知らない人同士でもしゃべります。男性はそんな女性を見習ったほうが良いです。男性は機嫌が悪くなると、すぐイライラして、最後はけんかをしてします。満員電車の中でも、ちょっとかたを触っただけで、胸ぐらをつかむけんかをしちゃう。そんな状況をみたりすると、悲しくなります。ところが、鶴塀さん。彼は人付き合い方の天才。だから、「NHK家族に乾杯」はヒット番組になったのでしょう。鶴塀(敬称略)の人の心にはいっていく素晴らしさはまさに、神様のようです。また自然に他人から、寄ってくる安心感と、包容力がある。人への愛が凄い。昨日、放映された「家族に乾杯」に出演していた俳優の高橋一生さんは、人間への付き合い方がスゴイなと思いました。彼の声かけで人の輪を作っていました。勿論、周りのスタッフの協力はあることは勿論ですが、発進力がスゴイ。TBSカルテットで人気者になったものもわかります。単純かもしれませんが、鶴塀さん、サンマさん、北野武さん、テレビの業界等、メディアで活躍している人は人付き合いの天才だと思います。

 アナログ的人間の付き合い方が上手な高橋さんとは違い、現在、ネットにおけるバーチャル的人間のつきあいというのが存在します。こうやって、ブログを書いて、皆さんに読んでいただくのもそのひとつです。もし、ブログで自分が社会や人間に対して、根拠が無い悪口を言うような誹謗中傷をしたら、人々に精神的な苦痛を与え、必ずや自分にその苦痛がかえってくると思います。想像するだけで、ぞっとします。「誹謗中傷」。これは、何があっても絶対、やってはならないネットにおけるルールです。ネット社会のデメリットを象徴する様な事件が起きています。連続的に個人情報の被害が報道されています。我々の行政の核である市役所の職員が勝手に女性の個人情報を盗み、ストーカーまがいの事件を起こす、、、というもの。実に、品のない社会になってきました。パソコンゲームで平気に人を殺すゲームをしていると、人間ッて生き返ると錯覚をする子どもがいるらしい。そして実際の人間関係も、ゲームのような事件を起こしてしまう。人間の付き合いの仕方が昔(ネットがなかった時代)とは明らかに違って来ていることは確かです。そんな時代をどうあなたは生きていきますか?


2017年5月18日(木)《還暦の年》

今年度は還暦の年です。1月の終わりに小学校、中学校の同級生たちと伊勢神宮に行ってきたことはここで書きました。同級生はいいものですね。いいおっちゃんです。3月のバッハ平均律全曲リサイタルのプログラムにも書きましたが、何より健康で今まで演奏活動も大学業務も曲がりなりにやってこられたこと、感謝しかございません。その記念に、何か残ることをしよう、、、録音CDを作る計画があります。勿論、バッハ、平均律集全巻。日本人として大ピアニストだった園田高弘氏は府中の森、ウィーンホールで録音セッションを組んで録音したことを先日、知りました。自分は素人ながら録音機材があるので、自分でやろうか、、、と考えています。

 そうそう、来年2018年3月29日銀座YAMAHAホールは、還暦コンサート。わが国では還暦のお祝いは赤い衣服を贈る習慣がありますが、西洋ではダイアモンドは60周年の象徴を表すようです。つまりダイアモンドを贈るのだそうです。赤いちゃんちゃんこよりダイアモンドのほうがいい。(笑)。いや、小佐野は高価なダイアより音楽のほうがいい。名付けて「ダイアモンドコンサート」。弟子らが何か企画しているらしい。嬉しいことです。ソロは勿論、2台ピアノやったり連弾やったり、最後のステージは第九4楽章を小佐野圭が振る。ピアニストはいっぱいいるので、2台ピアノでオケ。おもしろい。歌うのは玉川大学卒業生、在校生。国立の学生も入るとか、、、1部2部3部構成か?今から楽しみです。

(ダイアモンドは国語表記としての外来語で「イ」と「エ」の後に付くから「ア」と書くのがふさわしいようです)


2017年5月10日(水)《脱力から生まれる美しい音色作りを求めて》

連休中に、《国立音楽大学佐賀同調会主催音楽講座》のために行ってきました。題名は表示の通り。

ワークショップ形式で実施しました。ダイソー(100円ショップ)で準備したゴムボールなど脱力用グッズを持っていき、スタッフの方々に助けられ、無事、終えることができました。協力下さった吉原会長はじめ佐賀同調会の先生がた、有り難うございました。そして、生徒の皆さん、大変、頭脳も心も素晴らしかったこと。おかげさまで楽しい講座となりました。心より感謝致します。小佐野クラス卒業生のY.Yには、大きな力をいただきました。長崎や熊本からも友人や卒業生がかけつけて下さり感謝です。

佐賀県同調会音楽講座

~脱力から生まれる美しい音色作りを求めて~

以下が質問内容

小佐野先生への質問

(1) 脱力に関して

1 長いトリルの時の、肩、腕の力の抜き方。

2 長い音符の四和音を、フォルテで弾くときとピアノで弾く時の脱力の仕方。

3 スタッカートの連続で短音のメロディーで弾く時と伴奏部分の和音の時の脱力の仕方。

4 オクターブでメロディーを弾く時の、脱力の仕方。(ピアノ指導者、40 代女性)

(2) 60 歳からピアノを習い始めました。先生から、いつも「肩の力を抜きましょう」 と言われますが、弾きながらなかなかうまく力を抜くことができません。

どうにか肩の力を抜いて、きれいな音を出したいです。小佐野先生の講座を楽しみにしております。(60代 男性)

(3) 先生に、「ひじをらくにしてひこう」と言われますが、ひじをらくにすると、音 がフニャフニャになります。ちゃんと音を出そうとするとひじも肩も

 かたくなるのがなやみです。小佐野先生のお話が楽しみです。 (小学4年 男子)

(4) 左手のための脱力法などがあれば知りたいです。(ピアノ指導者30代女性)

(5) 肩、うで、手首、指それぞれをちょうどよく脱力できる指導法などありましたら 教えていただきたいです。(ピアノ指導者 40代女性)


2017年4月29日(土)《6つの“た”に注意せよ》

伊吹文明氏が度重なる政治家の失言についての戒めた。「1.立場」「2.正しいこと」「3.多人数」「4.旅先」「5.他人の批判」「6.たとえ話」人によって正しさが異なることや笑いをとるための笑い話など、、、話しもどっちに目が向いているかということが重要となります。政治家だったら、国民目線で思考しているか、大学教員なら学生のほうをちゃんと向いているか、、、になります。

その人がどっちに向いているかは、ちょっと話しただけで直感的にわかるもの。学生もすぐ判断します。自分たちのために先生は言ってくれているのか、どうかということを。

他人に対しての失言や暴言は現代流に言い換えれば「ハラスメント」にあたります。今回の大臣の発言は社会問題になっています。人の気持ち(今回は震災で大変な思いをされている東北の方々)を無視して自己中心的な表現をして、一瞬、人を引きつけるようですが、、実は、ハラスメントにあたることを本人は気づかない。ホントに情けない。

関連してこんな諺があります。

「みのるほどこうべをたれるいなほかな」・・・実るほど頭を垂れる稲穂かなと、人格者ほど謙虚であるというたとえ。稲が実を熟すほど、穗が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれて謙虚になり、小人物ほど、尊大に振る舞うものだということ。

The boughs that bear most hang lowest.(一番実がなっている枝が一番低く垂れ下がる)
The more noble, the more humble.(偉い人ほど高ぶらない)

気をつけたいものです。○○会社の社長、人事部長、○○大学の部長、○○理事長、、、自分の名前の上に冠がつくとどうしても、偉ぶるのが人間の弱い部分です。何か、自分はすごく立派な人間なんだという勘違いをするのです。

日頃、大学生の指導をしていると、いろんな情報が入って来ます。学生はほんとに、冷静によく人のことを見ています。教員も見られているのです。ある学生がこう言いました。「先生、学生はよく人を見ていますよ」

ドキッとするような言葉です。自分も気をつけなければなりません。

常に、誰に見られても、聴かれても、恥ずかしくないように誠実に謙虚にいかなくてはなりませんね。


2017年4月7日(金)《時代に即応した指導力》

「教育は人なり」とよく言います。1、子どもに愛情をそそぐ 2、授業に情熱をそそぐ 3、誇りと使命感をいだく 以上が、教師として大切なことでしょう。それに加えて時代に迎合した柔軟な頭と心が重要です。学生時代を回顧すれば、尊敬する師匠に「ドビュッシーをレッスンしてください」と言ったら「私はフランス物は得意ではないので、この先生に見てもらいなさい」といわれました。その時、教師は教えられることに限界があるのかと思いました。プロフェッショナルは、もしかしたら、そのように、教えられることと、教えられないことがあるのだということを。

私だったらバッハやベートーヴェンは教えられてもリゲティとか、メシアンは教えられないということになる。

メシアンはやっていなくても、ピアノのテクニック、メシアンの曲の構成、歴史は指導できます。

つまり、大学に勤務して以上、精神的な病は別として「時代に即応した指導力が必要」ではないだろうか?

今後、近い将来、レッスンは英語で行なう時代になっていくものと予想できます。ELF(Einglish as a lingua franca)です。それから、時代に即応した指導力。昔こうだったから、こんなんだという考えをしてしまう教員の古い考え方はもうNGでしょう。きっと、私は英語が苦手だから教えられません。ということになってしまいます。

教員も経験がないことにチャレンジする、つまり、学ぶ姿勢が重要だと思うのです。学ばないで、これはできないというのは、いささか、首を傾げるなあ。


2017年3月30日(木)《痛ましい事故》

昨年1月15日に長野県軽井沢町の国道18号で起きたバス事故は13名の大学生が亡くなりました。就職も決定して、まさに、さあこれから社会へ出て行こうと意欲満点の若者の命を奪った事故でした。いまだに命を取り留めた若者は深刻な後遺症に苦しんでいるそうです。そして今年は3月27日午前8時30分、栃木県那須町のスキー場で教諭を含む高校生らが8名が死亡しました。雪崩事故でした。当日は吹雪のために登山を中止し、ラッセル訓練に変更したという。いま、原因を究明していますが昨日のテレビで「安全という判断をして訓練を実行したが、こういう結果になって反省している」(山岳部顧問)。この事故も若者が亡くなった本当に痛ましい事故で、無念としか言いようがありません。2011年の東日本震災もそうですが、3月というのは、自然も人間も地球もなにか、災害もたらす「波動現象」があるのでしょうか?

学校における危機管理、安全管理は徹底していかなくてはならないと痛切に感じています。何か起きてからでは、遅い。起きる前に動くことを徹底しようと思います。


2017年3月28日(火)《ネット流出事件》

たいへんなことが起きた。すでに、解決済みでありますので、公表できますが、、、事の発端はヤフーとかグーグルのネット検索エンジンで「小佐野圭 画像」と入れると、免許証がネットに出ていますという小佐野の卒業生からの情報でした。見たら、ほんとに自分の免許証がばっちりすべての情報が出ている。これは、大変と思いきや、立川警察へ、免許証センターへ、相談に行きました。発信元はここでは、公表は避けますが、心当たりがあり、即刻、電話した。しかし、なかなか、削除までは行かず、次は異なるネットの会社へ連絡し、ネット被害として訴える覚悟をかなり強く言って、なんとか削除までこぎ着けました。皆さん、現代の高度情報化社会における落とし穴が、周辺にころがっています。振り込み詐欺も、SNSも、フェイスブック、ライン、すべての個人情報が流出する恐怖を感じながらいきていかなくてはならない時代になりました。気をつけましょう。


2017年3月25日(土)《バッハ平均律集全巻終了》

バッハ平均律クラヴィーア曲集全巻演奏が終了しました。昨年は平均律集1巻全24曲、今回は2巻全24曲、ご来場いただきました方々、心から御礼申し上げます。

開演が18:30終演は21:10。長時間の演奏会でした。前半65分、後、14分の休憩をはさみ、後半は40分で3分の休憩、35分の演奏。計140分の演奏をお客さまを少しでも飽きないで聞いていただくために客電は明るくしてプログラムの小生が書いた1曲ずつの「アフェクト」や安田先生が書いた解説を読んでいただくことにしました。いらっしゃれなかった方にプログラムから引用しました。ご覧下さい。1曲ずつのアフェクトは、ここではご紹介できません。ごめんなさい。

2017年3月20日

バッハ平均律クラヴィーア曲集第2巻全曲リサイタルに寄せて 

小佐野 圭

 

 本日はご多用の中お越し下さいまして有り難うございます。心より御礼申し上げます。 

 本日演奏致しますバッハ平均律クラヴィ―ア曲集第2巻のなかには、受験で弾いた曲、コンクールで弾いた曲など、思い出深い曲が数多くあります。曲と向き合う日々の中で、当時の情景が音と共に蘇るようでもありましたが、還暦を迎える今、新たな気持ちでこの曲を弾きたいと思います。

 

 1巻がバロックのドラマなら、2巻はバロックから古典へ、あるいはロマンへ、さらにはクラシックのジャンルを超えてジャズへも向かってしまうような時間軸を感じます。1巻も2巻も1つのモチーフからの多様な展開をしていくことには相違ありませんが、“身も心も1巻とは異なる”というのが、実感です。

 バッハと数字

 昨年の第1巻のプログラムでもそうでしたが、休憩時間の表記が14分ということに疑問を持った方、おられますか?15分の間違い?それとも、ものすごく几帳面?‥‥種明かしをしましょう。ご存知の方もいらっしゃることでしょうが、バッハの作品には数象徴が多く見られます。アルファベットの順と数を組み合わせる方法、A=1、B=2、C=3というふうに当てはめてBACHの名前を数字で足すと、2+1+3+8=14になります。そこで、休憩時間を14分と書かせていただいたのです! 彼は曲の中においても、「14」を意識的に用いて作曲しました。例えば、昨年の第1巻の1曲目のフーガの主題部分の音の数は14音からできています。記念すべき平均律のための曲集のはじまりにバッハが署名を残しているといっても過言ではありません。キリスト教では「3」は神、三位一体、「6」は天地創造に費やされた日数を表していますが、バッハのフランス組曲やパルティータなどが6曲を一組みとして成り立っていることも単なる偶然ではないでしょう。数の象徴だけでなく、音型や臨時記号に意味を持たせて作曲されていることがあり、知れば知るほどおもしろい!のがバッハです。BACH自身の名前をドイツ語の音名に置き換え(シ♭ラドシ)、この音型を使った「フーガの技法BWV1080」も有名です。

 練習をしている時、いろいろなことを考えます。バッハがこの時代に生きていたら、今の88鍵のピアノをどう弾くだろうか?最先端のデジタル楽器にも興味津々、動画配信も積極的に行なうかも‥。今宵の演奏では、現在のピアノを最大限に発揮して演奏したいと思っておりますが、皆さまの耳に、時にはチェンバロのように、時には、オルガンのように、時には、オーケストラのように、時には、人の声のように届きましたら嬉しく思います。

 演奏する上で、強弱や装飾音の奏法は、練習段階で決めてありますが、ライヴならでは、客席の皆様からのパワーも受け取りながら即興的にも弾いてみたいと思っております。終演時には皆様もぐったり?でしょうか。日頃疲れていらっしゃる方は良く眠れるかもしれません。バッハも私も懐が深いですからどうぞ遠慮なくゆったりとお過ごし下さい。

とにかく、長丁場ではありますが、お楽しみいただけましたら幸いです。

私自身の一曲ずつのアフェクト(心動かされること、感情)は昨年と同様に表に作成しました。皆様ならどのような言葉、情景を喚起されるでしょうか。

これで、2005年からあしかけ8年計画で実施した、「新約聖書」と呼ばれる「ベートーヴェン ピアノソナタ全曲」。 そして2016年2017年に実施した「旧約聖書」と呼ばれる「バッハ平均律クラヴィーア曲集全曲」が無事、終了出来ました。還暦を迎える今、健康で演奏できたことに感謝します。


2017年3月15日(水)《第九勉強会》

今日は大学で退職を迎える教員、職員の納め会がありました。何十人いたでしょう。総合大学の退職者は多いなあ。パフォーミング・アーツ学科の法月敏彦教授は40年間、奉職されたとのこと。本当にお疲れさまでした。のりさん、いい顔をしていました。

 ところで、今日は先日(2/28)の第九の勉強会の報告書(振り返り)が完成しました。N先生とA先生からの校正、、、貴重な時間を裂いて加筆、修正下さいました。まとめ役としては、一安心。あああ、、、時間がかかった。おかげで紀要なみのりっぱな報告書が完成しました。これで、昨年、亡くなった眞理さんの遺志が少し報われました。眞理さん、第九テキストの編集員でした。「教員は勉強会をしてもっと学ばないといけない」と言っていたのです。それをお読みになる先生、心してお読み下さいね。あっ失礼!一緒に学びましょう。

 小佐野の恩師、藤澤克江先生が学生時代に言っていた言葉に「人生、ずっと学ぶのよ」と。こんなことも。「大学入学時は芸術を学ぶ入り口の前に立つのよ。卒業時はこれから芸術を勉強する入り口に立つのよ。30歳までに自分の人生で何を学ぶのか決めなさい」と。藤澤克江と藤澤眞理、ダブルなあ、、、でも、違うのは、藤澤克江先生は健在であること。


2017年3月11日(土)《震災6年目》

今日は2時46分に黙祷をささげました。いまもなお、行方不明の方々、復興、復旧で苦しんでいる方のことを思えば

心が痛みます。リサイタル1週間前となりましたが、自分が演奏出来ることは何て幸福なことでしょう。


2017年2月21日(火)《クロイツァー賞受賞、卒業演奏会出演》

小佐野クラス、八谷晃生君が「クロイツァー賞(大学院ピアノ専攻生に贈られる名誉ある賞)」を受賞しました。大学院修了生で松田怜は25歳の若さて天国へ逝ってしまいましたが、先輩の音楽の魂を受け継いでいただき、晃生君、がんばりました。大学院で師事したH先生有り難うございました。それから、4年小松星(せい)君も「国立音楽大学卒業演奏会」に出演が決定しました。優秀なピアノ専攻生9名が選出される演奏会です。

玉川大学では2月23日から卒業演奏会が開催されますが、最終日Dプログラム(学部長賞選考演奏会)の最後を飾る藤山奈津見さん、同じプログラムに五十嵐紗絵さん、Cプログラムは久野舞衣さんが出演します。


2017年2月20日(月)《元号》

 天皇陛下が在位30年目の節目に譲位の希望をうけ、平成31年(2019年)1月1日に皇太子様が新天皇に即位。次の元号はどうなるんでしょう?健康の「健」という字が使われるか、安心の「安」が使われるかもしれません。

健康って素晴らしいなあと感じるので。健康ッて元気なこと。元気って「精神も肉体も健康であること」と辞書にある。

ところで、現在平成29年ですが、時々、西暦2017年の17と平成の29が混乱して、今年は平成○○年だったか、なんだかわからなくなる時があります。皆さんはどうですか?

話しはうーーんと変わりますが、今、まさに、自分がバッハを弾ける喜びを感じて弾いています。いや、弾かされている感じ。誰に、、、うーんと,神様、、、いや、自分ではない人に。同僚から「先生、がんばって練習して」と励まされる。すぐ隣の友人に言われるとドキドキしますね。昨年、5月に亡くなった眞理さんのお見舞いに行った時、言ってたっけ?「おまえさんが好きなように弾けば良いのだよ」と。その意味は?自分は病気で床にいる。死ぬかもしれない。俺を見ろ、、、歌いたくとも歌えないだよ。彼は、そんな自分の心を押し殺して、人のために言ったんだな。喜びを感じて弾けということなんだな。きっと。亡くなる寸前に自分はこんなこと言えないな。この言葉は深いな。


2017年2月19日(日)《フリーな1日》

フリーと言っても、演奏家は、一日中、練習しているので、フリーな日はありません。「今日は完全休養日」という日を作らない限り、フリーはありません。時間をみつけては、美容院に行くと「今日はお休みですか?」と聞かれます。頭髪のカットに行っている日は通常は安みと美容師が思うのは当たり前です。そんな時、休みのような休みではない様な、、、と答える。

今日はこれから「第11回卒業プロジェクト’16作品展」を見に、東京芸術劇場へ行こうと思います。その前にバッハを弾き込む。

玉川大学芸術学部ビジュアル・アーツ学科では、2月18日より東京芸術劇場にて卒業プロジェクト作品展を開催。


2017年2月2日(木)《還暦参り》

1泊2日で、三重、伊勢神宮に行ってきました。伊勢は初めての体験。名古屋まで新幹線のぞみ。名古屋から近鉄線の特急で賢島(かしこじま)まで2時間。ホテルは2016サミット会場になった宝生苑(ほうじょうえん)。まだ私は59歳ですが、小学校、中学校の同級生、14人のGメンが集まりました。昭和32年生まれと昭和33年生まれの還暦を迎える学年が終結したのです。面白いこと、何十年ぶりに会った同級生は、中学校の時のまま、時間はとまってその時の口調で話しができました。勿論、小生のことは「ケー」と、呼び、そうか、そういうふうに呼ばれていたんだと。あらためて自分はケーなんだと(笑)実感。大鳥居の前で一礼。五十鈴川お手洗い場で手と口を清め正宮へ。神殿の中に入り40分ほどの祈祷を受けました。慈しみ深く穏やかな心持ちになりました。神殿へ。雅楽の演奏と舞(人長舞と舞楽奉奏)を聴きました。笙や笛の音楽は参拝ではじめての体験でした。参拝のときの巫女さんの低い姿勢には感心した。特別参拝は内宮(うちくうと読む)へ。大学業務のため休みが全くない厳しい状況の中、よく行ってきたものです。帰った翌日は、さすがにバテテ学生に同情されてしまった、、、おみやげの赤福は同僚から喜ばれました。


2017年1月22日(日)《平均律2巻全部通した》

どのくらい時間がかかるか通してみました。リサイタルは休憩を挟むつむりです。(全部いっきに弾くピアニストもいるが)1番(BWV870)から12番まで、1h6m、13番から24番まで1h11mでした。但しリピートはカット。

休憩入れたら2時間30分くらいの演奏会となりそうです。18時30分にスタートして終わるのが21時。弾くほうもたいへんだが、聴くほうも大変でしょうね。


2017年1月20日(金)《「cresc.からp」》

小佐野の回答は「cresc.からf」にしよう。ではありません。失礼しました。ベートーヴェンの指示は「cresc.からp」が正解。今のヘンレ版の楽譜の通りです。


2017年1月20日(金)《卒業しても勉強》

長崎の生徒から連絡が入り、お話しました。活水の音楽科の先生になったようです。ベートーヴェンのソナタの楽譜の強弱についての質問。「作品14-1」のソナタ3楽章の「4小節目」。「cresc.からf」なのか、「p」なのかという重要な問題。昔のリスト版は4小節目「cresc.からf」の指示。しかし、ヘンレは「cresc.からp」。その強弱をどうするかという問題。小佐野の回答は「cresc.からf」にしよう。ここがベートーヴェンの意外や意外。ベートーヴェンにもこんなお茶目なチャーミングな部分があるのかということ。細かい部分ですが、ちゃんと楽譜をよくみて勉強してくれていること、うれしく思いました。小佐野クラスで勉強した弟子が、音楽活動を行なったり、教育活動を行なったり、卒業してもさらに勉強している姿に感動。教師冥利に尽きます。今度また合いましょうで電話を切った。今年は、九州方面へ出かけることが多いかな?長崎、佐賀、高知へ行くのが楽しみです。


2017年1月17日(火)《ハーバードグリー音楽交流会》

50年前に約束したことが実現した。50年前(1967年)に「玉川学園にホールを作るから是非、来てほしい」と当時、80歳の小原國芳先生(玉川学園創立者)が約束したことが実現した。本日は芸術学部との音楽交流会のために、玉川大学University Concert Hall2016 Marbleホールで演奏会を行なう。パフォーミング・アーツ学科太鼓、舞踊公演で敬意を表する。退職された高森義文先生もいらっしゃる。楽しみです。


2017年1月14日(土)《連絡がつかない》

仕事をしていて一番、困ることがあります。「報連相(ほうれんそう)」がうまく行かない人のこと。電話してもメールしても連絡がつかないことです。メールに関しては、いつどこでも送受信できるという利点がありますがこのメールも善し悪しで、受信してくれているのか、不明なこともある。それから困るのは使えるアドレスがわからないこと。MAILER-でもどってきてしまうメール。だから小生は、手っ取り早くメールより電話をしてしまう傾向があります。電話しても出ない相手にはなかなかストレスを感じますが、、、。今の時代、利便性が良いようですが、ストレスをかかえる時代でもあります。昔(メールがない時代)は電話は出なければ良かったことが、メールだといつまでも返信しないと、逆に相手に信用をなくしてしまいます。ラインも同じですね。既読がつくわけで、返信しないといじめにも繋がるのです。早い人もいます。いつもそばにおいておくんじゃないかと思うくらい、返信が早いのです。おそらくこういう方は出した相手が返信が遅れたら、いらいらするのでは、と思います。いらいらするのは身体に毒ですから気長に待っています。言えることは仕事が出来る人は連絡も確実で早いということ。食事会などの幹事をやっても思いますが、企画する人がどれだけ時間を費やして実施しているかその気持ちになって考えれば、返事は必ずすぐやったほうがいいかな?と思う。


2017年1月9日(月祝)《賀状》

成人式を迎えた皆さん、おめでとうございます。小佐野のお弟子さんが、、着物姿を見せに来てくれました。綺麗でしたよ。さて、2017年の賀状がたいへんなことになっています。毎年、500通の賀状を、宛名職人のソフトで住所、名前は作成して出しています。裏はこんな感じ(クリックして)。このソフトを小生がうまく使用できいないため、、、錯乱。簡単に言うと、同じ人に2通だしてしまっているということ。一昨年の喪中の方に送っていないこと。パソコンで一覧に表に出した人が違っている、、、どうも古いデータが書き換えられてしまう特性があることに気づいていない小生が悪い。2通も送ってしまった人、申し訳ありません。


2017年1月6日(土)《バッハあれこれ》

ほぼ平均律2巻24曲、譜読みが終わりました。まるまる二ヶ月かかったかな?仕事しながらですから、身体が無理のないように早い時は5時、おそくて6時起きで朝連しました。習慣は恐ろしいもので、朝、6時に目が覚めてしまうのです。演奏と教育とでは、まったく違う脳みそを使います。これからは演奏家の脳と筋肉をつくらなくてはなりません。教える時は学生主体で考えます。学生の持っている才能を見つけ出し、それを、いかに引き出すか?教師はあくまで、手助けで、学生の脳に成り代わります。演奏家がやらなければならないのは、演奏家の筋肉をつくること。アスリートは皆、同じでしょう。普段、生活する筋肉とはまったく異なる。その筋肉を作る為には毎日の鍛錬しかありません。バッハを弾く筋肉はラフマニノフを弾く筋肉とはまったく異なります。バッハは知的労働、ラフマは肉体労働って言ったら叱られるかな?数学者が難題を解くように、複雑な仕組みを、単純化していき、「こうなって、こうくるのか」というように、音を積み重ねていきます。まるで積み木のような建築です。なんじゃ、、この音型は?とぶつぶつ言いながら、解いていくのが、たまらなくおもしろい。こんがらがったヒモを一本ずつほぐして行く作業は、時間がかかるが、ほどいていくと、楽しいのです。ベートーヴェン全曲のリサイタルは全部、暗譜しました。暗譜で苦労したのはハンマークラヴィーア。このフーガには参った、、、時間がかかった。今考えてもベートーヴェンは、よくあんな、とてつもなく複雑な曲をつくったものだ。バッハもびっくり。バッハの平均律のフーガは長くても、10分以上な曲は皆無。2巻は長くても4ページ。一方、1巻は6ページのフーガがありました。a-mollか?2巻は内容は濃く、密度が高く、コンパクトに作っています。バッハは楽譜を見て弾きます。暗譜する脳の中と音楽を創造する脳では異なります。暗譜しないのは、ナンセンスという人いるでしょうが、友人の音楽者によれば、暗譜することに終始するがあまり、本番、頭が真っ白になり、暗譜がふっとんでしまう恐怖より楽譜を見て弾いていただき、どういう音楽をするのか、内容を見せていただくほうが良いと言います。バッハをやってみて、ロマン派の曲でヴィルトーゾの作曲家の作品は当然、暗譜すべきだが、楽譜を見て弾く演奏会もやってもよいと思う年齢になりました。学生が暗譜しないのは、勉強不足と誤解されますが。


2017年1月4日(水)《あけましておめでとうございます》

昨年中お世話になりました皆様に心から御礼を申し上げます。本年も宜しくお願い致します。2017年の幕開けは穏やかな天気に誘われるように、初詣の人出も例年に比べて多かったように感じました。この好天のように、皆様にとっても良い一年でありますようお祈り申し上げます。


2016年10月10日(月)《訂正》
玉川大学は、10月1日からUniversity Concert Hall 2016というリニューアルされた校舎でスタートする。前回のブログで新しいホールは大ホールが 「Marble」。小ホールが「Genbow」と言う。とお伝えしましたが、小ホールの名称がまだ決まっていないとのことです。決まったらお伝えします。
2016年9月17日(土)《一流》

玉川大学は、10月1日からUniversity Concert Hall 2016というリニューアルされた校舎でスタートする。幸いにも、小生の定年(65歳)までに完成していただき嬉しい限りである。旧4号館と奏楽堂は耐震のために取り壊すこととなった。あと4年経つと、2025年は東京オリンピックだが、なんと、この年はBeethoven生誕(1770年生まれ)250年の記念すべき年でもある。したがって、この年はBeethovenイヤーとなり各地で演奏会が開催されることだろう。新しいホールは大ホールが 「Marble」。小ホールが「Genbow」と言う。「Genbow」は玉川学園のキャラクターだ。「Marble」というのは大理石という意味。9/28には竣功記念演奏会(一般未公開)を行なう。その新しいホールで演奏する機会を得た。嬉しい限りである。メインは大倉由紀枝さんのソプラノ「よかった」「初恋」「わが母の教えたまいし歌」「私のお父さん」計4曲。小佐野はバッハの平均律集1巻から1番。この曲はリーマンという学者が「まさにオリンピアの平静と晴朗さ」と言った曲である。そのために昨日は大倉さんと伴奏合わせを行なった。3回目の合わせを行なったが。あと1回合わせて、リハ→本番へ。歌手によっては1回合わせて本番。そんな安易なことは大倉さんはなさらない。入念に、充分、ピアニストと音楽観を探りながら、まるで、旅行に行っているかのように、先の景色を確認しながら、目的地がちぐはぐにならないように、同時に到着するように確認しあう。よく話し合う。目的地は作曲家あるいは作品が意図する本質のこと。美はここだというように、再認識しながら合わせを行なう。勉強する姿勢に心から頭が下がる。 一流とはこういう練習をするのか、まあ、いいかという妥協は勿論ない。常に最高のものを求める努力は、合わせにおいても怠らない。自分自身への努力はなみなみならぬものだ。オリンピック競技者が自己最高記録を出すようなプロセスに似ている。ピアニストへの心遣いも素晴らしい。合わせは決して、緊張感ばかりではなくリラックスした雰囲気で行なわれる。 まとめ。一流とは演奏のみならず、最高を求めて努力をする人だ。そこには、対話の楽しさと合わせ(アンサンブル)の極意をわかっているものしかわからない新鮮さがある。感謝だ。演奏会は未公開なのが残念だ。


2016年9月6日(火)《仕事》

誰でも将来の仕事について大学を卒業したらこう思うのではないか?「いい仕事がほしい」「給料は少ないより多いほうがいい」「楽な仕事につきたい」「自分と気があった仲間がいい」ほとんどの場合、特別な才能がなければ、上記はまったく手に入らないと言ってもよい。小生も20代にその時の仕事環境に満足出来なくて、こんな仕事、こんなところでやりたくない。こんなはずじゃなかった。と、自己中心的な時代があった。そんな時、ピアノの師匠(現在98歳の恩師)が、見かねて「今の自分の環境を大切にがんばりなさい。真面目に努力していれば必ずいい仕事ができるようになる」と。そうすると、どんどん仕事が増えてきた。師匠の言葉はまさに渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」と同じだ。 最近、自分がまとめる立場になって考えることがある。一生懸命やっている人を人は見ている。仕事の神様っているんだな。仕事をするのは自分だが、仕事をくれるのは、人なんだな。「いい仕事は人が作ってくれる」。しかし、自分で仕事を作ることもある。あなたはどっち?私はどっちもあるかな?


2016年9月5日(月)《長崎へ結婚式参加》

長崎へ弟子のS.N.の招待を受けて1泊2日で長崎へ行ってきました。行きは9/3,羽田空港0950発、帰りは9/4,1850発長崎空港。台風12号が接近しており9月4日九州に上陸するという情報の最中でした。行きはまったく心配なかったのですが、帰りはきっと、台風の真ん中にいるので、帰れなくなるな、、、と予想していました。がしかし、、、なんと予想とは異なり天気の神様は彼女の結婚式を無事、開催できるような粋なお取りはからいをしたのです。4日、12号は九州の南に一時停止したかのように、時速20キロのスピードでゆっくりと、北へ進み、結婚式の時間帯(12:00-15:30)を外してこの日の夜中に長崎へ上陸したようです。これは神様が2人へ大きなプレゼントその1。これは、まさに、1000年以上も、神社のお仕事をされてきたSちゃんのお父さんの神業でしょう。帰りのANAの機内は、みんなキャンセルしたのか、数十人しか乗っていませんでした。おまけに、2人を祝福し将来に夢があるようにと、大きなプレゼントその2「レインボー」のお見送り付き(上、写真)。良い結婚式でした。おめでとう!優游涵泳、良い人生を!


2016年8月31日(水)《青森へ》

90歳の父親を連れて青森へ行ってきました。父は18歳で終戦を迎えたという。戦争を経験している人間は、生命力が凄い。少々、腰が曲がっていて、痛がるときもあるが、その他、内臓等、どこも悪い部分がないというから、脅威です。両親が元気でやってくれてるから、私も仕事ができるのです。「親孝行」ではなく、「子ども孝行」ですね。笑。母親は「おかあさんコーラス大会全国大会出場」というチャンスをもらい青森へ。我々は会場で合流した。「富士吉田コール白樺」は2日目、18番目。選曲がよくて、演奏途中、思わぬ衣装チェンジで会場を興奮させた。昭和の名曲(愛燦燦は平成か?)「ゴンドラの唄、恋のバカンス、夜明けのスキャット、愛燦燦」以上、10分の合唱だったが、おかあさんたちの音楽性豊かな演奏と演出付パフォーマンスを魅て感激しました。 行きの東京駅で音高の五十嵐先生に遭遇。五十嵐さんは「女声コーラスならはら(八王子)」の伴奏者で、ならはらの皆さんにも会いました。30分程度、全国大会出場のおかあさんたちの熱演を聴きました。おかあさんパワーも凄いが合唱を教える先生も素晴らしい。音楽界(特に声楽)で有名な塚田佳男先生の名前もありました。我が国の合唱レベルもこんなに高水準なったのかと、再確認。わが同僚、辻さんのお兄様、秀幸先生の合唱団も優秀だったとの母親の談。おかあさんがたの合唱がこんなに美しくハモルわけで、大学でも美しい合唱を教えてくれる先生は必須で重要だなと痛感しました。


2016年8月20日(水)《音楽セミナー》
音楽セミナーは細々と継続しています。今年の開催はお盆の時期でした。教職受講者のために何か役に立つことをしようというのがことの発端。今年の人数は少なかったのですが、逆に充実していました。ワークショップは2人の講師(柳田憲一氏と安田和信氏)です。憲一先生は作曲理論の専門家。和信先生は音楽学が専門。特に古典は彼の真骨頂。憲一先生は毎年、学生たちの課題をまとめて製本して下さっています。今回の講座は穴埋め式。あらかじめ、憲一先生が作成された譜面には空白の小節が何小節もある。それを埋めていく課題。メロディに伴奏付けをして埋めていったり、メロディも自分で書かなくてはならない。まず、その曲がどんな曲なのかイメージするために学生が書いたメロディをみんなで歌います。音楽を学ぶ学生にとって、作曲科や音楽学はともかく、譜面に音符を書くことは珍しいことではないか。もしかしたら4年間、楽譜を書かないで卒業することもあるのでは。安田先生にはここ数年は、「90分でわかるオーケストラスコアの読み方」をやっていただいていました。がしかし、今年は学生から「モーツァルトのマニアックな話しを聴きたい」という提案があり、先生、学生の要望に答えて、「モーツァルトの手紙から音楽の本質を探る」という実に興味深い講座となりました。ほとんどの学生が作品への観点が変わった、、、モーツァルトの新しい知識をもらって楽しかったという評判。 来年は卒業生もよんで計画します。
2016年8月13日(土)《90歳の父親》

今年は会議やら、なんやらで、お盆というのに帰省できなかった。ちょうど長崎原爆記念日で90歳を迎えた父がお墓の草取りをするというので、これは、熱中症になったらたいへん、、、と思い、昨日は朝、オリンピックをみてから、4時に起きて中央道をとばし、河口湖へ。もう5時前というのに石川PKと子仏トンネルは渋滞。お墓に着いたら父が一人で草取りをしていただので、草取りに加わった。「道は混んでいたか?」と案じてくれた。たいした仕事もせずに10分程度手伝って父曰く「いいわ、これで終わり。あそこで手を洗ってこい」。実家で30分仮眠をとりそのまま国立へ。それにしても90歳。自分もここまで、長生き出来るか?18歳で終戦を迎えた人間は生命力がある。大正15年、昭和元年生まれの長生きに感謝。だから仕事ができる。


2016年7月8日(金)《日本を代表する歌手との共演》 

明日は銀座ヤマハホールにて、演奏会だ。小生は日本を代表するテノールの辻 裕久さんとソプラノの大倉由紀枝さんの伴奏だ。何回も練習を重ねた。大学の激務の仕事の中で、本当に音楽ッていいね。と感じることができる時間を心から幸せに思う。歌う曲は、辻さんはブリテンとヴォーンウィリアムスの3曲。大倉さんは中田喜直とベッリーニの超有名な曲。練習において、二人とも、良いものをつくろうというひたむきな謙虚な心に心を奪われてしまう。決して、おごらず、常に音楽への探究心を失わない純粋な心は素晴らしい。本当に勉強になった。詞の意味を理解することは勿論のこと、その曲の意図する内容をいかに表現することが重要か、、、基本的なことだが、学ばせていただいた。心から感謝です。明日は楽しみです。


2016年7月5日(火)《北海道新幹線》

行きはANAだったが、帰りは、はじめて北海道新幹線に乗った。7/2(土)に函館に泊まり、八雲でピアノのコンクール77組を審査。そしてJR八雲駅→新函館北斗→東京へ 青函トンネルは20分以上かかった。


2016年6月28日(火)《業績》

大学の業績として「座学系」と「実技系」2つある。1つは、学会で査読付の論文を発表する業績である。論文も査読付とそうでない論文はその業績ポイントが違うという。おおかた、研究者はこちらであろう。書籍も勿論、業績に繋がる。それでは、演奏家は?大学の専門は何ですか?ピアノですか?声楽ですか?専門領域のリサイタルが必須条件のようだ。ピアニストは実技系ということになり、リサイタルがその業績に繋がる。オファーがかかった演奏会は業績にはならないそうだ。いわゆる頼まれ仕事というやつ。それはややもすれば、営業と誤解される。研究も長期的なテーマで研究することも重要だと言う。専任でも非常勤でも業績が問われる世の中になった。共同研究も昔は名前だけ掲載しておけば良かったのに、現在は違う。「あなたは何ページから何行、書いたんですか?」と書いた部分を見せて下さいと言われるのだそうだ。ジョーク「背中はかいても恥はかいても論文はかけないよ」


2016年6月27日(月)《今井顕教授と小曽根真教授のコラボ講座》

今井顕先生に誘われ6月20日(月)国立音楽大学における講座(今井顕教授と小曽根真教授のコラボ)を拝聴した。素晴らしい話しで、目から鱗だった。お話しの核になったのは「リズム」。90分の講座のうち前半は45分ほど、今井さんの話しで始まりそれを小曽根さんの音楽論でつなぎ、後半は二人のMozartの饗宴(K.365)を聴いた。今井さんは1756年に出版された Leopld Mozartの本から話しを取りあげた。用意されたプリントは「リズムについて」「楽譜を正しく読むことについて」「レガートについて」「スタッカート」である。BeethovenとMozartのソナタを例に、アーティキュレーションについて演奏付レクチャーだった。ご自身で、パソコンを使い、プロジェクターをスクリーンに投影させて視覚的にも、わかりやすくお話し下さった。(後で伺ったら全部、ご自身所有のものだと言う) 印象に残ったお話しを取りあげさせていただく。例えばウィーンの子どもたちが、ドイツ語のアルファベットを練習する時と日本人とはまったく違うそうだ。ウィーンの子どもは「A」は日本人と同じだが、「B」と「C」はまったく違う発音をする。特に「C」の発音は「ツェー」と日本人のように「エー」の母音はなくなり、子音のみ発音する。子音の発音は日本人にとってはとても難しいことだ。「TENPURA」を発音する時も、西洋人はアクセントと強弱をつけて「TENPUーーRA」言うが、日本人は「TENPURA」と一本調子である。すべての日本人がそうとは言えないが、日本語の話す言葉を西洋人が聴くと「一本調子」に聞こえると言う。子音と母音の感じかたが違うので,脳の構造も異なる。日本人は母音を重要にしているが、英語、ドイツ語の母音はそれほど重要ではない。西洋人は左脳は音楽を分析し右脳は音楽を感じると言う。母音や子音は日本人は左脳で察知する。西洋人は左脳でロゴス(理性=計算、原語)、右脳でパトス(感性)を察知すると言う。ところが、日本人は左脳でも、感性を察知するそうだ。虫の音や情緒を察知する。西洋人と日本人の脳は根本的に異なるらしい。それを引き継ぎ小曽根さんの音楽談義となった。小曽根さん曰く「リズムを考える時、A地点からB地点へ行く到達点を意識する」。「人間は、Steady(ステディ)な力を元来、持っている。その潜在能力を信じなければならない」。また「クラシックはジャズより自由」であり、「アドリブはテクニックの見せびらかしではダメ」。そして「リズムは精神的なものに繋がっていく重要な要素だ」とまとめていた。最後にMozartの2台ピアノのための協奏曲Es-Dur K.365 1sazt.を二人で演奏した。充実したひとときだった。まとめ本日の論点は「西洋人と日本人との原語の相違」ということになるであろうか。我々日本人の表現は根底に日本語の原語表現が音楽表現にも反映されてしまう。簡単に言うとアクセントや強弱がなく一本調子となる。フレーズ感も違う。楽譜の読み方も、英語やドイツ語がそうであるようにアクセントや強弱を取り入れながら読むことが重要である。なんてまとめてしまうとお二人に叱られるかな?Steady・・・安定しているという意味


2016年6月15日(水)《人をつくる!音楽教育のめざす可能性》

全日本音楽教育研究会(ゼンニチオンケン)大学部会は玉川大学で開催します。小佐野は全日音研大学部会(武蔵野音大学長が会長)の常任理事のために、故高須先生と一緒に仕事をして来ました。二人三脚でがんばって来ましたが、彼が急に逝ってしまって、何とも寂しい限りですが、前向きに捉えています。天国の高須さんが「小佐野ちゃん、ごめんね」って言っているようで、頑張るしかありません。学生には「先生、身体、気をつけてね」と愛ある言葉をかけていただいています。皆様、教育に関る方でしたらどなたでも参加可能です。是非、いらして下さい。テーマは『人をつくる!音楽教育のめざす可能性』。教育の玉川らしいテーマです。昨日、山手線に乗っていたら各大学のオープンキャンパス見学会の広告に目がまりました。玉川大学の広告は一言「人を作る」と明記されていました。演奏だって人間がやるもの。人が出来ていなければ、感動的な演奏は出来ません。技術は学べますが、人はなかなかマネベません。人間の永遠の課題かもしれません。常日頃、小佐野は国立音楽大学でピアノの技術を学び、玉川大学で人を学んだ、、イヤ、学んでいると考えています。10月22日(土)が本番の日。この日は、カサドの記念行事も同時開催で、何と世界の堤剛氏のチェロも聴けます。基調講演は今井康雄先生。今井先生の奥さまは、小佐野のセンパイでよーーく知っている大場郁子先生(国立音楽大学ピアノの先生)。奥さまは勿論、頭脳明晰で素晴らしいピアニストで教育者ですが、ご主人の今井先生も、こんな素敵な方はいないと思えるほど腰が低く謙虚で誠実なお方です。東大の教授から日本女子大の教授になった教育学博士です。小佐野は大尊敬しています。 もし、ご参加いただけるのでしたら、こんなコースです。午前中が研究発表(7月に研究者を発表)、玉川大学内の校舎(ELF Study HALL)で昼食。そして基調講演へ。テーマは「人間教育としての芸術教育の可能性」。そして、新しく改築されたUniversity Concert HALL2016にてカサドの記念行事演奏会へ。その後、玉川太鼓(パフォーミング・アーツ学科の有志)でおもてなし。ケヤキ食堂にて懇親会というコースです。是非、是非、ご参加下さい。小佐野にメール下さっても結構です。大歓迎です。<http://www.tamagawa.ac.jp/college_of_arts/news/news029.html><http://www.jsme.net/univ.htm>


2016年6月13日(月)《家族をそっとしてあげてほしい》

歌舞伎役俳優 市川海老蔵さんの妻、小林麻央さんが1年8ヶ月も乳がんのために闘病生活をしているという。何ともかわいそうでならない。医学がこんなに発達して、人生60年(昔は50年)から、何十年も長生きになっているというのに、どうにかならないのか。それから、先日の海老蔵さんの記者会見をテレビで見た。その時「癌ステージは」という無神経な記者の質問には、びっくり仰天した。無頓着で品位のない質問に怒りで煮えくり返った。今現在、海老蔵さんや家族がどんな思いでいるか、家族をそっとしてあげてほしい。


2016年6月12日(日)《オープンキャンパス見学会》

本日、芸術学部オープンキャンパス見学会には、教育棟の教室が100名以上の参加者ですごい熱気だった。小生はパフォーミング・アーツ学科の学科説明を行なった。芸術学部としては、芸術教育50名、メディアデザイン90名、パフォーミング・アーツ学科130名であり、130名の参加募集は学部としては最大の募集人数である。今更ではあるが、コミュニケーションの重要性を語った。


2016年5月28日(土)《二人の訃報》

大学の同僚、二人が亡くなった。人生の中でこんな悲しいことはない。無念至極、言葉がありません。1人は藤澤眞理先生(バリトン歌手、玉川大学教授)白血病のため半年間の闘病生活の末、5/21に亡くなった。もう1人は高須一先生(音楽教育者、玉川大学芸術学部教授)急に虚血性心疾患のため5/24に亡くなった。まりさんは56歳、高須さんは52歳である。まだ、若い。これからの活躍が益々期待されていた人材だし、大学にとっても我が国にとっても大きな損失である。心よりご冥福を祈ります。まりさんも高須さんも小佐野の友人。何とも早い、、、藤澤眞理教授 

リベラルアーツ学部リベラルアーツ学科 藤澤眞理教授におかれましては、5月21日(土)にご逝去されました。(享年55歳)
謹んでご冥福をお祈りいたしますとともにご報告申し上げます。
なお、通夜・告別式は下記の通り執り行われます。
 
              記
通   夜 : 5月29日(日) 18:00?19:00
告 別 式 : 5月30日(月) 10:00?11:00
会   場 : 堀ノ内斎場
         東京都杉並区梅里1-2-27  電話03-3311-2324


高須一教授芸術学部芸術教育学科 高須一教授におかれましては、5月24日(火)にご逝去されました。(享年52歳)
謹んでご冥福をお祈りいたしますとともにご報告申し上げます。
なお、葬儀、告別式は親族のみにて執り行われ、弔問・弔電・香典は辞退されるとのことです。

2016年5月11日(水)《人のために》役職について、一番、考えたことは、自分個人のことではなく、いかに、仕事を人のため、大学のため、学生のためにやるかということです。仕事をどうまわそうか、、、誰に協力してもらおうか、、、自分のことは後回し、、、昼食も後回し、、、以前、伊集院静(故夏目雅子の夫)が、仕事とは「朝、目覚めた時に、一番先に頭に浮ぶこと」と言っていました。まさに、今、自分は仕事人間か(笑)側近の先生が、よく助けてくれるのが一番、嬉しい、、、
2016年4月8日(金)《ご挨拶》大学にて新入生にお話しをさせていただく機会があった。1つは「感動しよう」というお話し。もう1つは「置かれた場所で咲きなさい」という渡辺和子さんの著書から引用させていただき、お話しをした。「Bloom where God has planted you」
2016年4月3日(日)《新入生へメッセージ》明日、新入生に対してご挨拶します。以下の文章を参考に!【あ】「ありがとう」は何度言っても良いこと
【い】「忙しい」と言う人は頼りにならないこと
【う】運を引き寄せるためには努力し続けること
【え】笑顔は最大の武器であること
【お】お礼はすぐにすること
【か】学生時代の友人を大切にすること
【き】今日から始めること
【く】苦しいときこそ諦めないこと
【け】健康を当たり前と思ってはいけないこと
【こ】心を鍛えるには体を鍛えること
【さ】最低限のお金がないと自信を失うこと
【し】叱られるのは20代の特権であること
【す】素直になること
【せ】成功談よりも失敗談から学ぶこと
【そ】外に目を向けること
【た】他人の意見は無責任であること
【ち】小さなことで大騒ぎしないこと
【つ】強がらなくて良いこと
【て】できないと言う人は必要ない人であること
【と】どんな状況でも家族は裏切らないこと
【な】涙を流すのは恥ずかしくないこと
【に】人間は弱いこと
【ぬ】抜かりなく準備すること
【ね】熱意があれば、人は動いてくれること
【の】残り時間を意識すること
【は】早く失敗して、早く改善すること
【ひ】一人で頑張るのには限界があること
【ふ】プライドなんて持っても意味がないこと
【へ】偏見に出会ったら断固として戦うこと
【ほ】本当にやりたいことに集中すること
【ま】迷ったらすぐにやってみること
【み】みんなという言葉に安心しないこと
【む】群れずに「違い」を意識すること
【め】目上の人に甘えてもいいこと
【も】目的がない行動は無駄であること
【や】やり直すのに遅いことはないこと
【ゆ】勇気は体験から生まれること
【よ】余裕がないと人を傷つけること
【ら】ライバルがいたほうが良いこと
【り】リラックスを心がけること
【る】ルールを破っても良いこと
【れ】冷静になって考えること
【ろ】ロマンを忘れないこと
【わ】わかっているのとできるのは違うこと

出典
20代の時に学んだ「あかさたなはまやらわ」の法則

田口 久人さんのフェイスブックより


2016年3月18日(金)《嬉しいメール》

2/28付けのブログで、大学の友のことを書きました。「白血病の治療がうまくいき5月には退院できる」とメールが来ました。ほんと良かった!毎日、「うまくいけばいいな」と祈るばかりの日々でした。


2016年3月16日(水)《送別会》

 甲府の甲斐清和(kaiseika)高校を去ることになりました。この高校において6年間、教えさせていただきました。どうしても、大学の仕事の関係で去らなければならなくなったのです。本日、私のために校長、副校長そして音楽科主任のT先生のご配慮で送別会を開催いただきました。この高校の教員そして生徒たちは、みんな大好きでした。素直さは、いつも心打たれています。心が通じ合える仲間で幸福な6年でした。教育に対して情熱的で規律正しい副校長のH先生、音楽科を支えたT先生、O先生、そして、素敵なピアノの先生たち、、、。皆様の優しい心をたくさん感じました。

生徒には断腸の思いで言いました。「この3月で辞めます」と。その言葉に泣いてくれたKちゃん、Oちゃん、ごめんね!あなた方には将来がある、夢がある。がんばれ!心から応援しています。そして、再会を心から待っています。上の写真は、いただいた花束!何てセンスの良いお花でしょう。隣のバッハは来年、弾く第2巻の平均律集のヘンレ版の楽譜。


2016年3月7日(月)《リサイタル終了》

当日のプログラムから

バッハ平均律集第1巻全曲リサイタルに寄せて         

〜規律から生まれるアフェクト(心動かされること)〜

本日は、ご多用の中、バッハ平均律集第1巻全曲リサイタルにお越しいただき誠に有り難うございます。心より御礼申し上げます。楽曲についての解説は、桐朋学園准教授、音楽学者の安田和信氏にお願い致しました。小学6年生が読んでもわかるように書いてほしいというこれまでにないリクエストに応えてご執筆いただきましたことをこの場を借りて御礼申し上げます。

以下は,今回の演奏に際しての私の思いを書かせていただきました。拙文ではございますが、今宵の長い道のりのどこかで目を通していただければ幸いです。

 世の中を見渡してみますと、自然災害、心痛む様々な事件、事故、争い等、枚挙に暇がありません。一方、世の中悪いことばかりではなく、感動すること、勇気を与えられることも多々あります。たとえば、記憶に新しいラグビーのワールドカップでは、絶対に勝てないだろうという南アフリカ戦において、逆転勝利を飾った選手達の活躍があげられます。練習を積み重ね、試合では最後まで決してあきらめることの無いその姿に魅せられました。

 “あきらめない心”は、戦後の復興そして、神戸の大地震、最近では東日本大震災の復興等、幾度も立ち直ろうとする日本人特有の気概が感じられます。自分自身の名に恥じない生き方を望む、規律正しい真摯な姿勢が根底にあるように思います。

今年没後20年の司馬遼太郎は、日本人のこの生き方を「名こそ惜しけれ」と言っています。

 私が8年間でベートーヴェンのピアノソナタ全32曲を演奏し終えた時、頭の中に真っ先に浮んだ曲は今回演奏するバッハの平均律クラヴィーア曲集のことでした。ハンス・フォン・ビューロー(1830-1894)が前者を音楽の新約聖書、後者を音楽の旧約聖書と例えたことも頭の中にあったことは確かです。バッハが平均律クラヴィーア曲集としてまとめ完成したおよそ300年前から今までどれほどの作曲家、演奏家に影響を与え続けたか、クラシックだけでなく、ジャズや、ポピュラー音楽までその痕跡をたどれることは、バッハ自身も想像できたでしょうか。

R.シューマン(1810-1856)は著書「音楽の座右名」の中で、平均律クラヴィーア曲集を“日々の糧とするように”と述べています。私自身も錯綜する日々の中、この曲集と向き合って参りました。

 バッハの楽曲には、各曲それぞれに異なる規律が隠されています。その規律を音楽の三要素(リズム・メロディ・ハーモニー)にあてはめてみれば、いかにバッハが、その三要素を巧みに計算して作曲したかということがわかります。旋律の美しい曲もあれば、舞曲のようなリズムを刻む曲もあり、バッハがまるでパズルのように音型を組み合わせていることがわかります。聖母マリア様の悲しみを感じるような曲、沸き上がる希望に満ちた曲、ここには48曲(24曲のプレリュードとフーガ)それぞれの場面、ドラマがあるのです。

 我々演奏家にとって、フーガというものは、どういうものなのか。命題を与えられているように思えます。ベートーヴェンも後期のソナタにフーガをたくさん作曲

しています(最難関はハンマークラヴィーアソナタ終楽章でしょうか‥)。日本の年末には必ず聞こえてくる交響曲第九番では、第4楽章の655小節めから、壮大な四部合唱による二重フーガがあらわれてきます。4つの声部が自由に語り合って、まとめ上げていくポリフォニーの音楽は、様々な人間が入り交じる世の中を映し出しているように思えてなりません。

 そのようなポリフォニー音楽の源泉であるバッハの音楽に、私はまた「規律から生まれる生命力」を強く感じます。

1つのモチーフ(動機)から生まれる、壮大な宇宙を。

 A.シェーンベルグ(1874-1951)は、バッハから学んだ点を3つにまとめています。1つは対位法的思考、すなわち、それ自体を伴奏する様な音型を発見する技術、2つはすべてを1つのものから生み出し、それらの音型を互いに導き合う技術、3つは拍の独自性と述べています。

 フーガをわかりやすく私たちの生きる社会に例えると、曲全体(社会)の中で、個(モチーフ)というものを大事にして、その個からどのような展開あるいは発想が生まれてくるか、発想の違い、辿る道は様々、時にせかされ、時に緩やかに歩みつつ、相違した個々の意見をどのように全体としてまとめられるかを教えてくれているように思うのです。

 私の思うままを書き連ねましたが、みなさま1人ひとりがどのように感じても間違いはありません。思考のヒントとして読んでいただけましたら幸いです。

今日はどんな宇宙空間が出来ますか、どうぞごゆっくり浸ってください。

私自身の一曲ずつのアフェクト(心動かされること、感情)を表に作成しました。みなさまならどのような言葉、情景を喚起するでしょうか。


2016年2月28日(日)《病床の友から助言》

友人が急性白血病で入院しています。今や、白血病は完治する病いですが、どうしてこの病気になるか、原因は不明のようです。かれは11月に入院し、その後、四ヶ月、完全に隔離された病室で抗がん治療を行なって戦っています。お見舞いに行きましたが、話はPHSで行ないました。「おまえさんが弾きたいように弾けばいいんだよ」と、自分の病気はともかく、小生のバッハリサイタル前でしたから、逆に励まされました。涙です。回復を心よりお祈りします。


2016年2月13日(土)《ホット一息からバッハへ》

怒濤のごとく、日々が過ぎてしまい1月も終わり2月に入りました。1年のうちで、最も寒い時期ですが、今日は4月上旬の気温ということで、暖かかったです。月曜からまた気温がぐっとさがるそうです。インフルエンザも流行っているようですので、ご注意。

大学内の試験も終わりました。4年生は卒業単位を充足しているか、、、気になるところです。1単位不足でも卒業不可ですから。

大学教員として、やらなければならない仕事の数々の中に文章を書く仕事があります。今回は大学へは演奏ノート、芸術教育記録、全日音研へは論文を提出しました。

この書き物に関して、H先生には本当にお世話になりました。感謝しかありません。小生のために先生の大切な時間を奪ってしまったのですから、、、

ところで、バッハの勉強が本格的にはじまりました。素晴らしい曲ばかりで、感動の毎日。


2016年あけましておめでとうございます。毎年、見る富士から一句。

「年明けて水面(みなも)にうつる逆さ富士

しずかに願う世界の平和」

本栖湖から見た富士山