アコードとは



 車好きならずとも一度は聞いたことがあるだろう。 HONDAのミドルクラス4ドアセダンである。 97年9月に6世代目のニューモデルが発売されたが、私が乗っていたのは3代目リトラクタブルライト(ライトが開閉式)のモデルの上級グレードsiである。

 今でこそFF方式全盛の時代だが、昔からHONDAはパッケージングの優位性からFF式の車を作り続けてきた。アコードは初代モデルからその特性を生かして非常に広い室内、クラスを越えた装備を売りにしてきた。3代目は86年カ−オブ・ザ・イヤーを受賞している。

 先ほどアコードは4ドアセダンと述べたが、当時はビュレット(弾丸)フォルムと呼ばれるエアロデッキ(3ドア)が存在した。ちょうどシビックを長くしたようなデザインは近未来的なデザインで評判になった。あまりに特異すぎて新車販売台数は振るわなかったが、今のワゴンブームの先を読んだデザインであっただろう。
 現に中古車市場での人気が高く、ローダウンして乗るのが流行っている。

 3代目のアコードは日本車で初めて、アメリカ市場小型車販売台数ナンバー1になった車である。これは日本市場でカローラを押しのけて、フォルクスワーゲン・ゴルフが販売台数1位になるのと同じことだ。
 兄弟車にテール周りをちょっと変えただけの「VIGOR」が存在したが、これは対米輸出台数規制をかいくぐるためだった。
 それだけアメリカを意識した車であるが、この路線はやがて5代目の失敗、6代目の日本市場への回帰と続く。

スペック
SEDAN 2.0siAERO DECK LXR-SAERO DECK LXR
全長(mm)453543354335
全幅(mm)169516951695
全高(mm)135513351335
ホイールベース(mm)260026002600
トレッド前(mm)148014801480
トレッド後(mm)147514751475
車両重量(kg)112010601050
10モード燃費(km/l)12.012.611.2
エンジン形式B20AB18AA18A
ボア X ストローク81.0 X 95.081.0 X 89.080.0 X 91.0
総排気量(cc)195818341829
圧縮比9.49.49.0
最大出力(ps/rpm)160/6300130/6000110/5800
最大トルク(ps/rpm)19.0/500016.5/400015.2/3500
ステアリング形式ラック&ピニオン同左同左
サスペンションF/Rダブルウィッシュボーン同左同左
ブレーキ前Vディスクディスクディスク
ブレーキ後ディスクドラムドラム
当時標準価格(万円)198.7181.7163.7

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