今でこそFF方式全盛の時代だが、昔からHONDAはパッケージングの優位性からFF式の車を作り続けてきた。アコードは初代モデルからその特性を生かして非常に広い室内、クラスを越えた装備を売りにしてきた。3代目は86年カ−オブ・ザ・イヤーを受賞している。
先ほどアコードは4ドアセダンと述べたが、当時はビュレット(弾丸)フォルムと呼ばれるエアロデッキ(3ドア)が存在した。ちょうどシビックを長くしたようなデザインは近未来的なデザインで評判になった。あまりに特異すぎて新車販売台数は振るわなかったが、今のワゴンブームの先を読んだデザインであっただろう。
現に中古車市場での人気が高く、ローダウンして乗るのが流行っている。
3代目のアコードは日本車で初めて、アメリカ市場小型車販売台数ナンバー1になった車である。これは日本市場でカローラを押しのけて、フォルクスワーゲン・ゴルフが販売台数1位になるのと同じことだ。
兄弟車にテール周りをちょっと変えただけの「VIGOR」が存在したが、これは対米輸出台数規制をかいくぐるためだった。
それだけアメリカを意識した車であるが、この路線はやがて5代目の失敗、6代目の日本市場への回帰と続く。
| SEDAN 2.0si | AERO DECK LXR-S | AERO DECK LXR | |
| 全長(mm) | 4535 | 4335 | 4335 |
| 全幅(mm) | 1695 | 1695 | 1695 |
| 全高(mm) | 1355 | 1335 | 1335 |
| ホイールベース(mm) | 2600 | 2600 | 2600 |
| トレッド前(mm) | 1480 | 1480 | 1480 |
| トレッド後(mm) | 1475 | 1475 | 1475 |
| 車両重量(kg) | 1120 | 1060 | 1050 |
| 10モード燃費(km/l) | 12.0 | 12.6 | 11.2 |
| エンジン形式 | B20A | B18A | A18A |
| ボア X ストローク | 81.0 X 95.0 | 81.0 X 89.0 | 80.0 X 91.0 |
| 総排気量(cc) | 1958 | 1834 | 1829 |
| 圧縮比 | 9.4 | 9.4 | 9.0 |
| 最大出力(ps/rpm) | 160/6300 | 130/6000 | 110/5800 |
| 最大トルク(ps/rpm) | 19.0/5000 | 16.5/4000 | 15.2/3500 |
| ステアリング形式 | ラック&ピニオン | 同左 | 同左 |
| サスペンションF/R | ダブルウィッシュボーン | 同左 | 同左 |
| ブレーキ前 | Vディスク | ディスク | ディスク |
| ブレーキ後 | ディスク | ドラム | ドラム |
| 当時標準価格(万円) | 198.7 | 181.7 | 163.7 |