2丁目の上のタンコブ日記

96.09.21 土


  ヒロ君から夕張メロンキャラメル、サマンサからゴディバのチョコレートを貰う。


  夕張メロンっていろんなものに変身するのね。そのうち、夕張メロン味のハムとか出てきたりして



 96.09.22 日


  開店前に香港のガイドを読んでたら、香港ではプラグの形が日本と違うとか。ひえー!、ビデオの充電ができないじゃなーい。ヨドバシカメラに走る。全世界のプラグをパックしたトラベルセットを売っていた。これで、安心してどこへでも行けるというわけね。


  事前に気付いてホントによかった。2年前ニューヨークのゲイ・パレードに行った時は、いざ撮ろうとしたらバッテリーが故障していて、感激的なパレードを目にしながら死ぬほど悔しい思いをしたことを思い出す。


  3時になったらサッサと店閉めて帰宅。さ、香港グルメツアーよっ!



 96.09.23 月


  ラクちゃん、ジュンブ、ヨブ、シロー、コンちゃん、(*1・2・3・4)そして僕の6人での香港ツアーの始まり始まり!


  午後2時半に香港到着。空はドンヨリ曇って今にも雨が降り出しそう。

  ホテルはグランド・ハイヤット。27階の部屋からは九龍サイドが目の前に広がる。これで晴れてたら、さぞやいい眺めだろうな。

  ここはバスルームが豪華でいいわ。


  まずは2階の「ティフィン」でハイ・ティー。そんなに食べたらディナーが入らなくなるよ!と、お互いに牽制しながらもスコーンやらサンドイッチやらプチケーキやらをたいらげる。一人1380円。


  夜は香港在住のCさんの案内でコズウェイベイにある「松花江」でディナー。アワビ、フカヒレ、ペキンダック、気持悪いほど大きなシャコなどが続々と登場。特にシャコがおいしかった。一人7500円。


  ガイドブックにも書いてある通り、香港はどこへ行ってもクーラーが効き過ぎていて寒い! 香港の人は平気みたい。Cさんのオフィスでは部屋の温度設定が10度(!)だそうで、日本人スタッフはブランケットで下半身をガードしてるというのに、香港人の秘書なんかはノースリーブでバリバリ元気なんだそうな。


  夜中に後続のミツオ(*5)が到着。


 (*1)ラクちゃん/アイランドをパートナーと経営してる。今回の旅行で一番苦労した人。

 (*2)ジュンブとヨブ/レズビアン・カップル。「二丁目からウロコ」ではヨシヘとガビで登場。

 (*3)シロー/女の子と見まごう美少年。もう30過ぎてるけど。

 (*4)コンちゃん/薔薇族の「薔薇と百合の交際欄」でヨブと知り合ったという変わり種。

 (*5)ミツオ/タックスノットの月曜日担当。「ソメイヨシノは実をつけない」の著者。



 96.09.24 火


  6時に起床。午前中はホテルライフを楽しみましょうという計画。ラクちゃんとジュンブは早朝テニス。僕はバスタブに浸りながら読書。でも持ってきた本はレイ・ドリーム・デザイナーのマニュアルだったので、なんか優雅というにはほど遠い感じ。他の連中は寝てたみたい。


  9時に「グランド・カフェ」でブッフェスタイルの朝食。スモークサーモンがやたらとおいしくて、何皿も食べたら、最後には気持悪くなってしまった。バカ。でも、ジュンブは僕の倍はサーモンを食べてたけどケロリとした顔してたので、シャケ女という名がついた。一人2100円。


  昼は土丹利街にある「陸羽茶室」で飲茶。総勢7人。混んでいて、通されたテーブルは前の人達の後片付けが済んでなかったんだけど、大きなやかんを持ったボーイさん達が、回転テーブル回しながらお湯をぶっかけてクリーンナップ。テーブルクロスを替えるなりフリスビーのように皿を投げながらセッティング完了。こっちの人って合理的なのねぇ!

  八角がやたらと効いたカレー丼(?)と伊府麺がおいしかった。一人2200円。


  午後は、自由行動。けっこう大降りの雨。文武廟という香港で一番古いお寺に行く。あまりに古くて汚くて、中国版ホーンテッド・マンションって感じ。

  近くには、骨董品を扱う店が立ち並ぶキャット・ストリートがあり、そこをブラブラする。十二支のセットになった嗅ぎ煙草入れを見つけ、買う。こういうコワイイ(可愛いけど怖い)ものを見ると、すぐ欲しくなる僕の病気。こんなもの、一体どこに置いとくのよ! いいの! 欲しかったの! 写真は辰、寅、亥。

 九龍サイドに渡り、香港芸術館でやっていた香港現代美術ビエンナーレを見る。いわゆる何でもありのコンテンポラリーものにはこれっていうものはなかったけど、書の作家で容浩然(1954生)という人が気持ちいい作品を出していた。縦長の画面に細かい文字をびっしりと書き込んだオールオーバーな構成で、古典的でありながら充分コンテンポラリーな感覚も持っている作品だった。


  夜はセントラルにある「洞庭樓」で湖南料理。1日遅れで香港入りした「オトメ」の6人グループと一緒になって総勢13人。ハムの蜂蜜漬けとか、竹の器にもった中国風トムヤンクンって感じのスープ麺がおいしかったが、クラゲの前菜が絶品だった。ただ量が少なかったので、あまり食べられなかった。悔しい! それなのに、ジュンブは一人だけ山盛り取って食べたので顰蹙を買い、クラゲ女という名がついた。一人8500円。


  食後、ランカイフォンにある「プロパガンダ」がボーイズ・ナイトだというので、出かける。割りと小地味な感じで、眺めも良くなかった。それにしても、香港はどこに行っても、僕の好みが見事なくらいいない。それには、ホントに驚いた。

  ここで、ゲイ&レズビアンのための定期刊行物「CONTACTS接触」を手に入れた。


  夜中2時頃に、ミツオの友人で香港人のケンがホテルにやってきて、今から軽く食べに行こうということになり、ホテル近くにある「8th Station」という小汚い店に案内してくれた。ここは安いからと、ミツオがやたらとオーダーしまくり、そんな夜中に沢山食えるわけないじゃないと文句いいながら、結局全部たいらげた。麺はインスタント麺、スープは前日のおでんの汁といった雰囲気の汁麺が妙においしかった。ケンの話では、麺は実際にサッポロ一番なんだそうな。他に、黒胡麻のおぜんざいみたいなのとかホントの豆腐でつくったアンニン豆腐みたいなのも評判がよかったけど、僕はスペシャル・タピオカとかいうのがおいしかった。こんなに食い続けて、帰ってから体重計に乗るのがコワーイ。一人400円。


  朝の5時にやっと寝る。



  96.09.25 水


  僕は7時半からの朝粥はパス。ラクちゃんは他のメンバーを案内しなければならないので、泣く泣く出かけていった。死なないでね。


  天気が良ければ、香港島の南側、ルパルスベイにある「ザ・ベランダ」でフランス料理を食べ、スタンレーでの買い物三昧が予定だったが、今日も雨なので中止となり、全員自由行動と決まる。ラクちゃんはグロッキーのまま12人のツアコンをするという恐怖の業務から解放されることになり、この旅の中で一番の笑顔を見せ、午前中ずっと寝てた。


  昼は、このホテルのイタリアン・レストランは香港で一番おいしいというケンの勧めもあって、「グリッシーニ」でランチ。ま、悪くはなかったけれど割りとフツーの味で、これが香港一なのぉ?って感じ。ここでも前菜はブッフェスタイル。スモークサーモンがあったので、もしやと思いジュンブを見ると、彼女の皿にはマッターホルンのようにサーモンがそびえていた。ホントにシャケ女! 一人6000円。


  午後は買い物ツアー。Yes, we are very Japanese ! 僕はスニーカーとローファーを買う。このローファーはパトリック・コックスのデザインで、レインボーカラーのベルトが付いてるという変わり物。こんなものいつ履くのよ! いいの! 欲しかったの! 写真は、そのレインボーシューズ。

 夜は、ホテル内のレストラン「ワン・ハーバー・ロード」でディナー。明日は帰るので、これが最後の晩餐。奇しくも総勢13人で、明日、飛行機が落ちなければいいんだけどと不安がよぎる。

  予約した8時には11人がテーブルに着いても、ジュンブとヨブが来ない! こちらで買ったチャイナ・ドレスを着て参加すると言ってから準備に手間取ってるんだわ、もう! とにかく香港に来てから、あの子たちったら約束の時間に遅れなかった試しがないんだから。


  呆れたことに30分遅れてやってきた。ま、チャイナドレス姿がホントにかわいかったから許そう。シャケ&クラゲ女も変身すれば見事にレディ。日頃のオヤジ振りがウソのよう。これって、ある意味でドラァグなのね。

  料理はまぁまぁって感じ。ご馳走というものに感激がなくなったせいなのかも知れないけど、特に印象に残る料理がなくて、デザートのマンゴプリンが僕にはヘビー過ぎたことしか覚えてない。一人15000円。


  11時にお開き。今から九龍サイドからの夜景を眺めに行こうというのでタクシーを飛ばす。

  時間が遅すぎたのでライトが消えているところが多く、50万ドルくらいの夜景というところか。だけどみんな元気だワ。


  特に、ミツオは一人だけ明日の早朝に帰るので、「アチシは今日は寝ないわっ!」と怖いほどハイで、「今からマンダリンホテルのベルギーワッフルを食べにきましょ!」と有無をも言わせぬ迫力。「だって今食事したばかりじゃない」といういうような真っ当な意見は吹き飛ばされてしまった。


  1時5分位にマンダリンホテルに着いてみると、コーヒーショップは1時にクローズ。これで帰れるとホッとする間もなく、「じゃ、昨日見つけておいたジモピーご用達のヌードルショップにワンタン麺食べに行きましょ!」とミツオ。ホントにフルスロットルの迫力に誰も異議を唱える元気はなく、またまたタクシーを飛ばす。


  文句タラタラでたどり着いて、ワンタン麺食べてみると、あーた、これがホントにおいしくて、ミツオさんのお陰ねぇとみんな上機嫌。極細でチリチリでコシのある麺、大きなワンタン、さっぱりしたスープ。ご馳走責めの中で、キラリと光る一品でした。ワンタン麺とアイスティとで一人370円。


  これで帰れると思いきや、元気なミツオは「やっぱり甘いものも食べて帰りましょうよ!」と止まるところを知らない。結局、昨日行った「8th Station」に立ち寄り、スペシャルタピオカを食べる。ミツオはそればかりか鶏の唐揚げなんかも食べてた。この人の胃は4つくらいあるんだわ! 一人300円くらい。


  ホテルに着いたのが4時頃。かくして香港の長い長い一日は終わったのでした。ふー。



 96.09.26 木


  午前9時40分にホテルをチェックアウトして、フェリーで九龍サイドに向かう。香港最後の食事はペニンシュラの「スプリング・ムーン」で飲茶という計画。

  ハッと気付くと、シローが半ズボン。「あんた、それじゃ断わられちゃうじゃない!」「あ、そうだ。どうしよう。」「ばかぁ!」「ドジっ!」「九龍に着いたらすぐにズボン買って貰うからね!」とジュンブからさんざん罵られてたが、ペニンシュラに着いて、聞いてみたら、ランチタイムは半ズボンでもOKだそうで、事なきを得た。これで断わられていたら、シローは一生言われ続けただろうな。よかったね。


  開店までの小一時間、ジュンブとヨブとシローは最後の決戦場へと赴く風情でデューティフリー・ショップへ、僕とラクちゃんはネイサン・ロードをぶらつく。

  日本人観光客向けの怪しげな日本語の看板があちこちにあって、なかなか面白い。

  写真は、ネイサン・ロード近辺の様子。かわゆい金城くんのポスターもあった。

 「スプリング・ムーン」の飲茶は最後を飾るにふさわしく、どれも繊細で品のあるお味で大満足。一人4500円。もし次に来ることがあったら、ここでのディナーを食べたいと思った。でも、あのワンタン麺も食べにいくぞ!


  てなわけで、無事に香港最後のイベントも終えて、午後4時20分のキャセイで帰路についたのでありました。



 96.09.27 金


  店での話題は当然香港ツアーのこと。何度も同じ話をしてたら、疲れてしまった。


   香港とは1時間の時差しかないのに、ひどい時差ボケ。何しろ、朝の6時に寝る生活から朝6時に起きる生活に切り替えての旅行だったので12時を回ったら、気が遠くなるくらい眠くなってきた。


  鈴鹿に転勤になったヒデタカが久しぶりに顔を見せる。寮の洗濯物干し場にケツ割れサポーターを干しておいたら、「付き合って下さい」というメモがサポーターに止めてあったんだって。電話番号も書いてあったらしいんだけど、気味悪いから電話はしてないとのこと。そんなとこにケツ割れ干すほうも干すほうだけど、メモ付けとくほうも付けとくほうだよねぇ。



 96.09.28 土


  注文していた、シャープのWizとマックの間でデータのやりとりをする機器とソフトを同梱したアールリンクWizが届いたとの連絡が入る。


  ここ5年ほど、カシオの電子手帳を使っていたんだけど、カシオはいつのまにかマックとの連携を断ってしまい、いろいろと不便だった。ザウルス、ニュートン・メッセージ・パッドなど乗り換えを考えて検討してたんだけど、どれもイマイチで、決めかねていたところ、WizがZ-800になって、すごくかわいくなったので、マックと連携できるようになったら買うことにしていたのだ。とにかくカシオには裏切られた思いが強く、もう二度と買ってやんないと堅く心に誓う僕であった。



 96.09.29 日


  ゲイの男声合唱団「クワイア・ボーイズ」のコンサートのチケットを10枚預かる。この合唱団は去年の11月に第一回目のコンサートを開き、好評だった。今年も頑張ると主催してるマーサが張り切っていた。

  今年のコンサートは11月3日、豊島区立南大塚ホールで2時から行われる。料金は500円。時間の都合が付いたら、ぜひ一度聴いてみてください。


  またも午前1時を回ったあたりから猛烈な睡魔が襲ってくる。お客さんの話に相槌を打ってはいるものの、何話してるのか分からないくらい眠かった。

  みなさま、ごめんなさーい!!



 96.09.30 月


  Wizを買ってきて、アールリンクWiz500人分の住所録データを移す。いちいち入力せずに済んでホントによかった。







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