あんた この世の仕組みをどう思う どうってことねえか あんた それでも生きてんの 川の仕組みを見てごらんな 石が流れて木の葉が沈む いけねぇな おもしろいかい あんた死んだふりはよそうぜ
やっぱり木の葉はピラピラ流れて欲しいんだよ 石ころはジョボンと沈んでもらいてぇんだよ オイあんた聞いてんの 聞いてんのかよ・・・ あら もう死んでやがら
語り 色垣久諭


 
 
 
 


『 あんた、この世の仕組みをどう思う 』

 ある日、秀は艶太の船頭仲間で板前の亀三の家に彼がさばいた魚を安く譲ってもらうということで来ていた。そして用事を済ませた秀が亀三の家を出たあと、見るからに
 怪しい感じの男二人が亀三のところへとやってきた。何やら仕事の依頼をしている様子であったが、亀三はそれをキッパリと断わった。すると男たちは亀三を手刀で刺し、
 その場を去った。一方、亀三の家から帰宅途中の秀は忘れ物に気づき、再び亀三のもとへと引き返した。そこで秀は血まみれになって倒れている亀三の姿を発見する。

 瀕死の重傷を負った亀三は、苦しみながらも秀にかねてから悪徳業者として有名だった黒磯屋と自分自身との間でおきたこれまでの様々な経緯について告白する。さらに
 秀に対し亀三は、なんとかこの恨みを晴らして欲しいと言い残して息をひきとった。秀は亀三からの頼みを受け仕組人の艶太、時松、作治郎とともに無念の死を遂げた
 亀三の恨みを晴らすことを決意する。



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