・伊勢鉄道イセI形

イセ2  伊勢鉄道は国鉄伊勢線を1987年に引き継いで開業した第3セクターで、イセI形はその開業時に3両が製造されました。1989年にはイセII形1両が追加されましたが、仕様はほぼ同じようです。
 富士重工製LE-Carシリーズの一員で、バス用の部品、構体を多用した非貫通15m車体となっています。車内は中央部に4組だけボックスシートを設置したセミクロスシートで、ドアは片側2個所、折戸式となっています。乗務員室扉は設置されず、客用扉と共用となっています。
 エンジンは日産ディーゼル製でバス・トラック用を横形に設計変更したもの、変速機はシンコウ製の変速1段・直結1段のものが使用されています。
2000.9.1 津駅にて撮影
 走行音[ise1a.ra/457KB] 直接再生
 230PSで車体はかなり軽いことから力はあるのかと思いきや、変速機があまりよくないのか、非力といっても過言でないくらいの性能のようです。音的にも変速機が新潟コンバータ製ではないこともあり、個人的にはあまり魅力を感じるものではないな、というのが正直な感想でした。
 録音はJR東海関西本線河原田→南四日市間です。津〜四日市を乗り通したのですが、なぜかこの区間が一番乗車率が低くなったもので・・・(なんと運転士と自分を含めて2人!)。しかもこの区間、関西本線との合流点が途中にあるのですが、伊勢鉄道からの線路が本線のような扱いになっているんですよね。まぁ、特急列車もこのルートを通るからある意味当然なのかもしれませんが。
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