・名鉄ECB車(3500/3700/3100系)
3534以下6連
車体断面の違いがはっきり分かる、3500系3534以下4連と3100系3105以下2連の6両編成
2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 3500系は1993年6月、地下鉄乗り入れへの転用を目前に控えた100系4連4本の代替分として投入されたVVVFインバータ制御の新系列通勤車です。車体は6500系の後期車を基本としてスカートを追加するなどの変更がなされました。
 インバータは1C8M式、120km/h運転対応、電気指令式ブレーキの採用など、数々の新機軸を取り入れています。1996年度までに4連34本、136両が製造されました。
 続いて1997年には将来の130km/h運転に対応した4連の3700系と、2連の3100系が登場し、前車は3500系と同様の1C8M、後者はIGBTを使用した個別制御式のインバータを搭載しています。
 これらの車両はブレーキ方式の違いによりECB(電気指令式ブレーキ)車同士でしか併結ができず、限定運用が組まれています。2001年4月現在、3700系5本と3100系23本が在籍しています。
 3500系走行音[mt3500a.rm/521KB] 直接再生
 3500系の走行音です。東洋GTO標準形の音というのは聞けばすぐに分かることでしょう。しかし、基本的には東洋電機製のインバータであるものの、3次車からは東芝製や三菱製の混用も始まり、18・19番は東芝製、20・21番は三菱製となっているようです(仕様は合わせているようなので音は同じものと思われる)。その後の増備車についてはデータがないので分かりません。ちなみに、ここに載せてある音は31番編成のものです。
 録音は名古屋本線新清洲→国府宮間です。ここでは120km/h運転をしていました。TD継手を使用しているだけあって、高速域では音量がどんどん上がっていきますね。
 3500系走行音(異音車)[mt3500b.rm/251KB] 直接再生
 こちらも3500系ですが、減速時にちょっと異音が混ざっています。JR東日本の255系なんかに乗るとこういう音がもっとはっきり聞こえますが、東洋製インバータにこの異音の組み合わせというのは珍しい気がします。
 録音は名古屋本線金山→ナゴヤ球場前間です。
 3700系走行音[mt3700a.rm/227KB] 直接再生
 こちらは130km/h運転対応車である3700系の走行音です。特に3500系との違いはないと思います。それにしてもかなり起動加速度は鈍そうな音ですね・・・。
 この音は制御装置に比較的近い場所で録ったものでして、装置からのノイズがかなりよく入っているようです。まるで日立製インバータのように・・・。
 録音は犬山線犬山口→木津用水間です。
 3100系走行音(東芝)[mt3100sa.rm/439KB] 直接再生
 こちらは2連の付属編成、3100系の走行音です。IGBTの個別制御が採用され、メーカーが東芝と三菱に別れています。1次車では1〜6番、2次車では16〜19番あたりが東芝製だったと思います(3次車は調べてない)。音は東芝製IGBTの第2世代と言っていいようです。223系1000番代の2次車と同じタイプですし。
 録音は名古屋本線新木曽川→笠松間です。先頭車ではあったものの、運転席側はうるさい人がいて近づけなかったもので、速度がわかりません。この区間では貫通扉の上にある表示器にも速度は表示してくれなかったし・・・。いずれにしても120km/h出ているような雰囲気ではありませんね。
 3100系走行音(三菱)[mt3100ma.rm/227KB] 直接再生
 こちらは三菱製インバータを搭載した3100系の走行音です。1次車では7番以降、2次車では15番あたりまでが該当すると思われます(16番が東芝であることは既に確認済み)。
 三菱IGBTの第3世代の音で、起動時いきなり高くなり始める非同期音が特徴です。このタイプはほかに北越急行HK100形やJR西日本223系2000番代などが該当します。
 録音は犬山線徳重→西春間で、このときは3100系を2編成連結した普通列車に運用されていました。連結相手は東芝だったのですが、既に録音済だったもので・・・。
・その他の写真
 3700系3704以下4連の写真です。
 1999.2.27 犬山駅にて撮影
 こちらは3100系3217以下2連+3700系3803以下4連の併結編成の写真です。
 1999.2.27 河和駅にて撮影
 こちらは3500系(3554)のVVVF装置の写真です。見るからに東洋製の形です。3700系も同じ形です。
 1999.9.4 堀田駅にて撮影
 こちらは3100系(3205)の東芝製VVVF装置の写真です。これといった特徴のない形をしていますが、これが東芝IGBT第2世代の箱の形と言えるようです。
 この写真で言うと、左側の2個の冷却部分がモータの駆動用、右の1個が補助電源用、中間の出っ張っていない部分が制御ユニットと区分されています。反対の側面は、補助電源部分だけが欠けた形態となっています。
 2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 こちらは3100系(3212)の三菱製VVVF装置の写真です。これも一応この時期に登場した三菱IGBTの標準形となっているようです。
 1999.2.27 犬山線岩倉駅にて撮影

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