・名鉄7000系
7041以下6連
7041以下6連
2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 1961(昭和36)年5月の登場で、運転台を2階に上げるなど様々なアイデアを取り入れ、名鉄の一時代を築いてきた車両で「パノラマカー」の愛称で親しまれてきました。同年6月から本線の特急運用に就き、このときに最高速度が110km/hに引き上げられました。編成はオールMで、当初は6連3本、その後9次にわたる増備で1975年までに116両が製造されたものの、廃車や改造等も発生し、1999年4月現在で4連12本、6連8本の96両となっています(一部に7700系の中間車含む)。
 1984年頃には東海道線の117系に対抗するため4連12本が特急車として整備され窓下に白帯が巻かれたものの、1000系の登場などにより徐々に一般仕様に格下げされ、1999年の1600系登場により完全に特急運用から撤退することとなりました。
 走行音[mt7000a.rm/429KB] 直接再生
 7000系の走行音です。発車時には電子ホーンの音も聞こえてきます。加速音は国鉄の急行形電車に似た雰囲気の、なかなかいい音が聞こえてきます。高速域については国鉄形ほどの音量ではありませんが、駆動方式が中空軸平行カルダンであるせいか、音の高さは似ているようにも感じます。
 録音は名古屋本線美合→東岡崎間です。
 走行音[mt7700a.rm/386KB] 直接再生
 こちらは7700系の走行音です。録音した車両はパノラマカー6両編成のうち、中間2両に組み込まれた7700系です。音に関しては当然ではありますが、7000系と何ら違いはないようです。それにしても、中速域くらいで聞こえる、甲高い音が特徴的ですね。そのあたりの音が7000系列らしい、という雰囲気を作っているんでしょうか・・・。
 録音は名古屋本線大里→国府宮間です。
・その他の写真
 こちらは7700系で、今となっては大変珍しい存在の、「白帯車」です。7000系や7500系も、全車指定席特急用に車内の整備が行われた編成に、特急用車両の象徴として白のラインが引かれました。現在では特急運用からはずされており、白帯の消滅も時間の問題となっています。
 写真は7701以下2連です。
 1999.9.4 三河線小垣江駅にて撮影

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