・名鉄5300/5700系
5301以下8連
5301以下4連と高運転台が目立つ5500系5509以下4連の8両編成
2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影
 1986(昭和61)年、当時非冷房で残っていた初期の急行用高性能車両である5000・5200系を置き換える目的で登場した2扉セミクロスシート車です。
 5300、5700系とも車体は同一ですが、5700系が完全新造車、5300系が5000系や5200系からの機器流用車という違いがあります。完全新造の5700系は当初界磁チョッパ車の2M2T編成で製造され、一部編成には付随車と界磁添加励磁制御の電動車1両ずつを追加しています。5300系は、モータを流用しているものの、界磁添加励磁制御化のため制御装置は新製されています(5300系は全電動車編成)。
 5700系は87年までに4連5本が新造され、89年にうち2本を6連化、5300系は87年までに4連8本、2連5本が製造されました。
 5300系走行音[mt5300a.rm/164KB] 直接再生
 5300系の走行音です。起動時にはかなり迫力のある「唸り」が聞けます。パノラマカーシリーズよりも個人的には好きです。ただし、乗ったのが各駅停車だったため、回生ブレーキを切っており、減速時の迫力がありません。もっとも、それ以前に乗った区間が60km/hをやっと超える程度の速度しか出ないところなんですが・・・。
 録音は名古屋本線丸ノ内→須ヶ口間です。
 5700系走行音(界磁チョッパ)[mt5700a.rm/477KB] 直接再生
 5700系のうち界磁チョッパ車の走行音です。5300系は75kWモータでオールMなのに対し、5700系は150kWモータでMT比1:1の編成となっています。結局性能は同一ということになるんでしょうね・・・。
 界磁チョッパ制御車は起動時に「唸る」車両が多いようなイメージがありますが、この車両はそうではないようです。JRの211系なんかと同じような音で起動しているような・・・。
 録音は名古屋本線新一宮→新木曽川間です。加速途中で一度ノッチオフしている箇所がありますが、これってシリース段のノッチで起動して、後からパラ段のノッチに変えたんでしょうかね(7000系と併結可能な車両は皆マスコンハンドルを奥に回すとシリース<直列>段、手前に回すとパラ<並列>段になっているようです。パラ段で起動する場合がほとんどのような・・・)。
 5700系走行音(添加励磁)[mt5700b.rm/270KB] 直接再生
 5700系のうち界磁添加励磁制御車の走行音です。2本だけ存在する5700系6連に組み込まれている、5650形が該当します。通勤車6000系シリーズもそうなんですが、起動時の音は界磁チョッパ車よりも界磁添加励磁制御車の方が迫力があるようですね。録音した車両は内扇形モータでしょうかね。同時期製造の6800系から内扇形が採用されているようなので、この車両もそうなんでしょう。
 録音は名古屋本線須ヶ口→新清洲間です。
・その他の写真
 5300系と外観上は特に違いのない5700系の、5702以下6連です。
 2002.3.2 名古屋本線堀田駅にて撮影

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