・名鉄100系
113以下6連
113以下6連
1999.2.27 犬山線岩倉駅にて撮影
 1979(昭和54)年7月の豊田線開業と鶴舞線直通運転開始に向け、1978年12月に4連2本が先行して製造された形式で、当初の編成は抵抗制御車オールMの4連でした。地下鉄直通の規格により、名鉄初の20m4扉車でもありました。
 1979年6月に4連3本、1989年4月に界磁添加励磁制御に変更された4連が1本、1991年4月には2年後の犬山線との直通運転開始に向けた4編成が(このグループから200番代の車号に)、1993年にはVVVF制御の中間電動車と付随車の2両ユニットが既存の全編成に組み込まれ、1994年7月には3M3TのVVVF車編成1本(この編成のみ200系とされる)が増備され、現在では6連11本の陣容となっています。
 走行音(抵抗制御)[mt100ra.rm/309KB] 直接再生
 抵抗制御方式を採用する、初期車の走行音です。6000系と似ている言えば似ているものの、起動時の音は6000系よりも重みのあるような、やや違った雰囲気のように感じます。高速域は似たようなものですね。
 録音は豊田鉄黒笹→米野木間です。
 走行音(添加励磁-1)[mt100fa.rm/188KB] 直接再生
 3次車に属する、ただ1本の100番代を名乗る界磁添加励磁制御車です。抵抗制御車と比べても、それほど音の違いはないようです。ただ、減速時には回生ブレーキを使用する関係上、25km/hくらいで電気ブレーキが失効し、それより低い速度ではモータ音が聞こえなくなってしまうという違いがあります。
 録音は地下鉄鶴舞線平針→原間です。
 走行音(添加励磁-2)[mt100fb.rm/184KB] 直接再生
 4次車に属する、200番代の車号を付けた界磁添加励磁制御車です。146他の編成と比べて、制御段数を増やしたそうです。と言っても、音の違いは特にない模様です。
 録音は地下鉄鶴舞線浄心→浅間町間です。冷房のない季節の地下区間なだけあって、2両先からVVVF音が響いてきます。電気ブレーキの有効速度の違いがはっきり分かります。
 走行音(VVVF)[mt100va.rm/318KB] 直接再生
 抵抗制御車や界磁添加励磁制御車編成に組み込まれたVVVF制御車の走行音です。中間に挿入された車両は東洋製のモーターのようですが、なんとオールVVVFの編成では三菱製のモーターを搭載しているそうです。ということは、三菱モーターの爆音が・・・?たぶん聞こえてくることでしょう。
 音のタイプとしては三菱GTO後期形の中でも比較的マイナーなもので、都営6300形や近鉄22000系・23000系で類似の音が聞かれるくらいですね。
 それにしても、ずいぶん低速まで回生ブレーキ聞くんですね。この世代にしてはかなり効いている気がします。
 録音は豊田線米野木→黒笹間です。
・その他の写真
 100系(263)のVVVF装置です。外観上は近鉄3200系以来使用されてきた三菱GTOの標準タイプと言っていいと思います。
 1999.2.27 犬山線上小田井駅にて撮影

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