・西鉄7000形
7103以下4連
7103以下4連(後は7104以下2連)
2001.3.4 天神大牟田線高宮駅にて撮影
 2000年、天神大牟田線と甘木線用に登場した車両で、本線の一部と甘木線でのワンマン運転にも対応した19m4扉車体のロングシート車となっています。
 制御方式は6050形に続くVVVFインバータ制御で、こちらは2レベルIGBT式となっていて、補助電源装置と一体化されています。1M1Tの2両編成ではあるものの、モータは3個搭載とし、インバータも1C4M対応ではあるものの1C3Mで使用しているという特徴があり、将来加速度を向上させる場合にはモータを1個増設することで可能とされています。
 2001年2月から営業運転が開始され、第一陣として2連11本の投入が行われている模様です。
 走行音[nnr7000a.ra/234KB] 直接再生
 7000形の走行音です。三菱のIGBTと似た雰囲気はありますが、同じ時期に登場した東芝製の2レベルIGBTを使った車両では皆同じ音を出しているので、これが東芝2レベルの標準的な音と言っていいのではないかと思います。それにしても3レベルの最終期の車両だったJR西日本の223系2000番代などでは非同期モードから同期(1パルス)モードへの移行が非常にスムーズだったのにこのタイプでは非同期モードの最後にまるで同期モードのような唸りがあって非同期モードの速度域を拡張した意味が薄れているような面もありますね。ちなみに、速度と音の関係を比べていたら、加速時は45km/hくらいで非同期モードが終わっていたのですが、減速時には55km/hくらいから非同期モードが始まっているようです。加速音と減速音が非対称なのかと思うわけですが、試しに逆再生をしてみると同じにしか聞こえないというちょっと不思議な面もあります。
 録音は天神大牟田線朝倉街道→桜台間です。下り列車では先頭が電動車になります。また、この時の朝倉街道では偶然7000形同士が行き違っていまして、この音声ファイルの、ドアが閉まる頃に対向列車の減速音が少し聞こえています。実は変なタイミングで重ならなくてすんでホッとしています。
・その他の写真
 7104号車のVVVF装置です。右側がモータ駆動用のVVVFインバータ、左側が補助電源用のSIVであるはずです。VVVFの方は網の中で3つのブロックに分かれているのが見えますから、これで3相分になっているということでしょうね。SIV側は223系2000番代等の東芝製インバータと同じ形状ですね。こちらだけ3レベルインバータなのかどうかは不明ですが・・・。
 2001.3.4 天神大牟田線高宮駅にて撮影

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