![]() 1999.9.7 大阪駅にて撮影 |
1992年、老朽化した485系の置換と将来の高速化を目指して北陸本線の「雷鳥」系統に試作車が登場しました。9両編成の特急形電車で、3M6Tの構成となり、パンタグラフと変圧器、整流器を装備するサハと、個別制御のVVVFインバータとモータを装備するモハとのユニットが組まれています。試作車に関しては量産車登場後、サービス設備の変更などの改造、塗装変更などを受け、更に当初金沢方先頭にグリーン車を連結していたものの、量産改造時に編成の向きを変更して大阪方がグリーン車とされています。
94年末には量産車が登場し、こちらは6+3両に分割可能な編成となり、貫通形の先頭車が登場しました。制御方式は試作車と同様VVVFインバータ制御ですが、試作車のインバータ装置が台車付近への分散配置だったのに対し、量産車では車体中央への集中配置となっています。 96年には翌年の北越急行開業と「はくたか」運転開始に向け、北越急行所有の2000番代が、97年には同じ「はくたか」向けのJR西日本所有分がそれぞれ増備され、現在では試作車(1000番代)9両、量産車「サンダーバード」用6連6本と3連7本、「はくたか」(JR西日本所有)6+3連2本、北越急行用2000番代6+3連2本、計105両が在籍しています。 |