・キハ261系(画像をクリックすると更に拡大画像が見られます)
キロハ261-201以下6連
「スーパー宗谷3号」キロハ261-201以下6連(キハ260-201+103+261-103+260-104+261-104)
2006.9.15 札幌駅にて撮影
 2000年春の営業開始に向け、1998年末に量産先行車が投入された、札幌〜稚内間の特急「スーパー宗谷」用の車両です。デザイン面ではキハ281・283系から引き継がれた感もありますが、デンマーク国鉄との提携により、内装を中心に、同国鉄の案も反映されているそうです。
 編成は半室グリーン車を含む4両を基本とし、うち2両を増結しての6連での運用も考慮されています。編成中1両を1エンジン車とした関係で、キハ201系よりもパワーアップした、460psのエンジンを装備し、走行線区の夏期の気温が高めであることと合わせて、ラジエータの能力向上も図られています。他に、キハ201系で試用した車体傾斜システムが本採用となったことも特筆されます。
 「スーパー宗谷」用に半室グリーン車入2両×3組と、残り2両×4組の14両が在籍しており、2006年度には増備車が製造されている模様です(「とかち」用とされている)。
 スーパー宗谷走行音[dc261a.rm/3.01MB]
 キハ261系の走行音です。キハ201系と同系統のエンジンを装備しており、音の雰囲気もよく似ています。キハ283系の非常にこもった音から、こうも変化するものかと感心させられてしまいます。やはり新潟製のエンジンの特徴と言えそうな、インタークーラーから(?)の「シュイーン」というような音が非常にいい雰囲気を作ってくれます。録音した区間の関係で、発車時の加速は非常に緩いですが、460ps×2台搭載(1両のみ1台搭載)のパワーで、力強い加速感があります。
 減速時は、残念ながら空気ブレーキだけで停車しています。
 録音は「スーパー宗谷3号」滝川→深川間です。
 スーパー宗谷走行音(抑速ブレーキなど)[dc261b.rm/2.23MB]
 「スーパー宗谷」車両の、峠越え(どちらかというと下り坂)区間の走行音です。何らかの抑速ブレーキを使用しているものと思いますが、緩いノッチで上り坂を走行したために速度が落ちているだけのようにも聞こえ、よく分からなかったりします。
 録音は「スーパー宗谷3号」和寒到着前の約10分間です。
 スーパーとかち走行音[dc261-1a.rm/3.04MB]
 「スーパーとかち」用に投入されたキハ261系1000番代の走行音です。全車2エンジン車で組成されているため、「スーパー宗谷」編成よりもやや強力な編成とはなりますが、長い編成の中でのエンジン1台の差ですし、目に見えた違いはないものと思います。
 音については、違うといえば違うし、同じといえば同じに聞こえてしまう、というレベルの違いなのかな、と思います。甲高い音の成分が多く、個人的には好きな音です。スーパー宗谷用と比べると、ややキハ283系の音に近い、こもった音にも聞こえてしまうのが残念なところです。
 録音は「スーパーとかち1号」占冠→トマム間です。
 自動放送(始発駅発車時)[ssoya3a.rm/769KB]
 「スーパー宗谷3号」札幌駅発車時の自動放送(新放送)です。18時前の発車で、周囲も真っ暗なのに「こんにちは」と言われても…、と思いますね。さすがに長距離列車なだけあって、停車駅案内も結構な長さになります。
 自動放送(始発駅停車中)[stokt1a.rm/415KB]
 「スーパーとかち1号」札幌駅停車中の自動放送(新放送)です。「スーパーとかち」へのキハ261系投入時のダイヤ改正で新放送が導入されましたので、当然ながら新放送しかないわけですが…。内容的には他の列車と特に変わりはなく、停車駅案内や車内の案内などを数分間隔で自動放送しています。
 自動放送(始発駅発車時)[stokt1b.rm/695KB]
 「スーパーとかち1号」札幌駅発車時の自動放送(新放送)です。JR北海道の標準的なチャイムに、停車駅案内、車内の案内などと続く、ごく標準的な車内放送です。
 自動+肉声放送(終着駅到着時)[stokt1c.rm/385KB]
 「スーパーとかち1号」帯広駅到着時の車内放送(新放送)です。鉄道唱歌ではなく、アルプスの牧場のチャイムの後、自動放送が流れます。自動放送の内容が簡素すぎるのか、車掌の案内にて、乗換列車や到着番線などが放送されます。
・その他の写真
 「スーパーとかち」用のキハ261-1201以下8連です。写真は「スーパーとかち1号」〜「スーパーとかち4号」の折り返し時の撮影で、編成はキハ261-1201、キハ260-1201、1301、1305、1303、1302、1102、キロ261-1102と続いていました。
 「スーパー宗谷」用車両と比べると、ステンレス製の外板のビード加工が省略されたことが最大の特徴と言えます。また、先頭車の更に前に増結することを考慮していないようで、幌の装備がなされていません。
 2007.11.18 根室本線帯広駅にて撮影
 キロ261-1102の室内です。「スーパーとかち」用のグリーン車で、帯広方先頭車が全室グリーン車になっていますが、「スーパー宗谷」用も半室になり、座席数が少ないだけで、座席の形状などはほとんど同じようです。
 2007.11.18 根室本線帯広駅にて撮影
 キハ260-1102の室内です。「スーパーとかち」用の普通車で、撮影日は2号車に連結されていました。緑色のシートモケットが使用されています。
 2007.11.18 根室本線帯広駅にて撮影
 キハ260-1302の室内です。「スーパーとかち」用の普通車で、撮影日は3号車に連結されていました。青色のシートモケットが使用されています。
 なお、「スーパー宗谷」用の車両も、室内の造作は似たようなものでした。
 2007.11.18 根室本線帯広駅にて撮影
 キハ260-201のエンジンです。
 2006.9.15 札幌駅にて撮影
 キロ261-1102のエンジンです。0番代との外観上の差異は特にない模様です。
 2007.11.18 根室本線帯広駅にて撮影
 キハ261-101の台車です。空気バネによる車体傾斜装置を搭載するのみですので、どちらかと言うと「普通の」ボルスタレス台車になります。とは言っても、ブレーキシリンダ(?)や枕バネなどが妙に大きく見えるのは気のせいでしょうかね…。
 2007.11.17 札幌駅にて撮影
 キロ261-1102の台車です。0番代との差異は特にないようですが、よ〜く見ると、ヨーダンパの、蛇腹状のカバーの付いた場所が逆向きになっているんですね。でも他の号車の写真を見ると、0番代と同じだったりするようで、あまり意味はないみたいですね。まさかグリーン車の場所だけ違うなんてことはないでしょうし…。
 2007.11.18 根室本線帯広駅にて撮影

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