・キハ85系

キハ85-9以下8連(キハ85-9・キハ84-6・キハ85-106+キハ85-116・キハ84-4・キハ84-2・キロハ84-9・キハ85-8)  1988(昭和63)年に登場し、翌年2月から「ひだ」に投入されたJR化後初の新設計特急気動車で、国内の鉄道では初めてのカミンズ製エンジンの採用、ハイデッカー構造の客室、大型化された側窓などが特徴で、「ワイドビュー」シリーズの先駆となりました。
 350PSのカミンズ製C-DMF14HZ形エンジンを各車両とも2台装備し、最高速度は120km/hとなっています。1992年に登場した「南紀」用車両では変速段を使用する強力なエンジンブレーキであるコンバータブレーキを装備し、「ひだ」用にも追加され、気動車では初めての電気指令式ブレーキの採用と併せ、ブレーキ性能もすぐれたものとなっています。
 「ひだ」用、「南紀」用合わせて80両が名古屋区に配置され、両列車の他、ホームライナーなどに活躍しています。
1999.9.9 名古屋駅にて撮影
 走行音[dc85a.ra/238KB]
 「南紀」用車両の走行音です。「南紀2号」の紀伊勝浦〜新宮間が普通列車扱いだということで乗ってみたのですが、残念ながら山の中で全くスピードは出ませんでした。とりあえず直結段に入った区間を選んでみたわけですが、本領を発揮している区間とは言い難いところです。もっとも、キハ40系列などだったらこれくらいの時間では結べない区間なんでしょうが・・・。
 録音は紀勢本線紀伊勝浦→紀伊天満間です。
・キハ85系の姿
 こちらは貫通形先頭車です。編成はキハ85-202・キハ85-205・キハ85-11の3連でした。確かに「ひだ」のヘッドマークを付けているんですが、200番代って「南紀」用のはずなんですよね・・・。
 1999.9.3 名古屋駅にて撮影
 キハ85-202のエンジンです。キハ75形のものとは関連機器の配置がだいぶ違っているようにも見えます。
 1999.9.3 名古屋駅にて撮影


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