・キハ75形

キハ75-103以下2連  1993年8月に快速「みえ」用の車両として投入されました。311系を基本とした3扉転換クロスシート車で、下回りはキハ85系と同等の装備の高性能車両となりました。
 1999年には急行「かすが」や武豊線への投入のためマイナーチェンジした200・300番代やワンマン対応車である400・500番代が投入されました。いずれも350PSのカミンズ製のDMF14HZB形エンジンを搭載し、最高速度120km/hの性能を誇っています。
 現在、名古屋車両区に0・100番代2連6本、200・300番代2連8本、400・500番代2連6本の計40両が配置されています。
1999.9.3 関西本線亀山駅にて撮影
 走行音[dc75-0a.ra/346KB]
 0・100番代車の走行音です。変速段・直結1段とも加速時間は普通の軽快気動車と同じくらいなわけですが、速度計を見てみたら驚きました。というのも変速段で67km/hくらい、直結1段で92km/hくらいまで加速していたからです。普通だったら70km/hくらいで直結2段に入るくらい(キハ11は70km/hくらいです)だというのに、その速度まで変速段だけでもっていってしまうというのは凄まじいです。そういう性能だからこそ最高速度も高いんでしょうけどね・・・。
 録音は関西本線弥富→長島間です。数少ない普通列車の運用を狙って録音しました。
・キハ75形の姿
 こちらは1999年の増備車の内、ワンマン運転対応形の400・500番代車です。写真はキハ75-402以下2連です。貫通扉の上部にも2灯のヘッドライトが追加されたのが特徴です。
 1999.9.3 東海道本線大府駅にて撮影
 キハ75-103のエンジンです。これを各車とも2台ずつ装備しています。
 1999.9.3 関西本線亀山駅にて撮影


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