洋酒の通販 【のむくうばぁい】 プレミアムシングルモルトウイスキー 「山崎50年」(サントリー) |
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| ア ラ カ ル ト | |
| 鹿児島から「焼酎瓶の再使用」を全国発信 |
焼酎びんのリユース(再使用)普及を図る「焼酎リユースびん推進会議」が4日発足し、初会合が鹿児島市で開かれました。繰り返し使える「Rマーク」付き五合びん(900ミリリットル)を焼酎産地・鹿児島に定着させ、各地に広げていく方針を確認しました。同会議は九州地方環境事務所、九州経済産業局が合同で設置、鹿児島県内の大学教授、酒造組合、消費者団体の代表ら14人の委員で構成され。この日は、県や酒販会社の関係者も含め約50人が参加。同事務所によると、Rマークは日本ガラスびん協会(東京)の統一規格。強度を高めており、再使用により温室効果ガス排出量の削減が期待できます。しかし、回収経費がかさむため多くの県内メーカーは導入に慎重で、使用後に粉砕処理などしてリサイクルする「ワンウェイびん」を使っているのが現状。会議では(1)消費者向けのシンポジウム開催(2)メーカーがRマーク付きを導入する場合の温室効果ガス削減の試算支援−など本年度の活動内容を確認。参加者からは「普及には、奨励金など経済的仕組みと規制、教育の組み合わせが必要」などの意見が出ました。2008年度は焼酎五合びんの製造・出荷量は九州で約2400万本。Rマーク付きを県内で導入しているのは、環境省のモデル事業に参加した大口酒造(伊佐市)など4社で、熊本県の7社と合わせた08年度出荷量は182万本で回収率37%とのこと。 |
| 09/10/11 芋焼酎+炭酸=芋ハイの飲み方 |
地域経済の支援を目指す同市の合同会社「きりしまミクス」は、アルコール度数33度の芋焼酎の炭酸割り「芋ハイ」を提案しています。芋焼酎本来のうまみと風味を生かし
た飲み方を広めることで、「新たな焼酎ブームにつながれば」と意気盛んです。きっかけは、「ウイスキーと同じ蒸留酒の焼酎でハイボールを作ったらおいしいのでは
」と考え、一般的な25度は味が薄くいまひとつだったが、38度の原酒で試したとこ ろ、ビール代わりに楽しめる味に。おいしい度数を探した結果3カ月かけて33度にたどり着いたとのこと。知人らに試飲してもらったところ好評だったため、「芋ハイ」の商標登録も出願した次第です。「芋焼酎」とひとことで言っても蔵元によっても味や製法にこだわりがあり、その旨み
に変化を付けてくれます。そして、麹も白・黒・黄や原料となる芋、水、更にはお米そ れらが相まって個性豊かな芋焼酎が楽しめます。その中で薩摩の蒸留酒「芋焼酎」は甘い香りと、深みのあるコク、そしてスッキリした
後味が特徴で、そんな個性豊かな「芋焼酎」を「ソーダ」割りで楽しむのが「芋ハイ」です。要するに芋焼酎のハイボール。飲み方は芋焼酎のソーダで割ると至ってシンプル
ですが、こだわりは、焼酎ならではの旨さを引き出すアルコール度数33度の芋焼酎を使用することです。ポイントは、 芋ハイ用焼酎と炭酸は冷蔵庫で冷しておくと氷が解けにくく風味が持続
します。注意点は冷凍庫での保管はビンが割れることがあります。以下作り方レシピです。冷えたグラスに一杯(満杯)の氷を入れる1/5を芋ハイ33度、3/5をソーダ水を入れる。(残り1/5のグラス分は空ける)ゆっくりマドラーをかき回す。以上 忘年会、宴会、パーティ等女性向けにいいですね。 |
| 09/07/21 宮崎芋焼酎の新銘柄@ |
霧島酒造、サツマイモ100%の芋焼酎新ブランド。霧島酒造(都城市、江夏順行社長)は、新しい芋麹(こうじ)焼酎ブランド「吉助」を立ち上 げます。約12億円を投じた専用工場で製造。第1弾として8月26日から2種類の製品を全国
の酒販店で販売予定。同社の人気商品「霧島」は原料にサツマイモと米麹を使用しますが、「吉助」はサツマイモと芋麹を使った南九州産サツマイモ100%の全量芋焼酎。サツマイモ100%の全量芋焼酎は全国でも20商品程度と少なめですが、2002年から研究を重ねて開発し、専用工場は07年に建設。過熱水蒸気を使うことで、水分調節と蒸しを同時に行い、うま味成分を閉じこめるとのこと。第1弾(ということは第2弾もあるということ?)は黒麹仕込みと白麹仕込みの2種類。黒は落ち着いた香りと甘み、白は軽快で透明感のある後味のすっきりした味わいが特徴です。初年度はまずは合計約80万本を販売予定。720ミリリットル入りで1483円。同社は「麹の違いなど南九州で生まれた芋焼酎の新しい味わいを感じてほしい」と話されています。 |
| 09/06/23 4月本格焼酎課税出荷 8.4%の増加 |
前年の4万4789klに比べ8・4%増加の状況。麦焼酎、米焼酎は昨年の値上げに伴う仮需要の反動。主産地九州7県の出荷数量と前年比は、▽福岡県=3802klで8・3%減▽佐賀県=285klで16・2%増▽長崎県=315klで42・5%増▽熊本県=2178klで24・3%増▽大分県=1万794klで14・9%増▽鹿児島県=1万4186klで4・3%増▽宮崎県=1万925klで14・5%増▽沖縄県(泡盛)=2532klで2・9%増−−の状況。また、4月分の主要原料別課税出荷と前年比は、▽さつまいも=2万193klで11・8%増▽米=4964klで10・4%増▽麦=2万690klで6・9%増▽そば=1248klで2・7%減▽酒かす=67klで2・8%減▽その他=1388klで9・6%減−−の状況となっています。
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| 09/06/09 鉄道ファンの方にも 麦焼酎「富士号」を限定販売 |
「久家本店」は、麦焼酎「寝台特急 富士号」(三百ミリグラム)を千本限定で製造しました。二千百円(税込み)。「富士」は東京―大分間を走るJRの寝台特急で、かつては西鹿児島までの国内最長区間を走る列車として知られ、鉄道ファンに根強い人気があります。商品のラベルや箱は「富士」の写真を使ったデザイン。同列車の来歴紹介と往時の写真をふんだんに盛り込んだしおり(A4一枚)も箱の中に入れてあって県内の「鉄道友の会」会員が、日豊線を走る姿を撮影した写真や三十年以上前の車両や、ヘッドマークに雪が積もった様子の写真もあります。焼酎の方は、シェリー樽で長期貯蔵した原酒で、アルコール度数は三四度。「焼酎ファンはもちろん鉄道ファンの方にもぜひ」と同社。JR九州が商品化を承認し、関連会社のJR九州リテールが2008年11月から大分駅以北のキヨスクで販売するそうです。
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| 09/05/31 焼酎文化・いもづるの会が熱気 |
「焼酎文化・いもづるの会」は4月12日、鹿児島市内のホテルで総会および研修会を開催しました。同会オリジナルの焼酎を販売する全国の酒販店らが集うものですが同会は鹿児島の焼酎文化の普及のため、平成13年に発会。さまざまな文化発信活動にもかかわりながら、全国約140店の酒販店が、鹿児島県下7社の蔵元が造るオリジナル焼酎(10銘柄)を販売することで、全国への鹿児島焼酎文化の伝播を目指しています。あいさつに立った同会長は、焼酎ブーム下に予想した甲乙混和焼酎との競争が、激化している状況を指摘、出席の酒販店に対し、「第一線で愛飲者に直に触れている感触を教えていただくことが勉強になる」と呼びかけ、会の活動への意見や提言を求められました。研修会・講演が開催されその中で、気の付いた点で「これほど風土性を持ち、地域に密着している酒は焼酎とシャンパンしかない」。「ごく当たり前に地域でつくったものが、世界の人の心を動かしている」と語り、不毛の地であることや歴史的に逆境に立たされるなど、薩摩とシャンパーニュには共通点が多いとも指摘、「薩摩」表示には県産のサツマイモを使う規定があり、「これだけ自分を縛り、厳しい条件を付けている焼酎はない」とし、訴えるべき価値を提案した話もありました。販売不振を不況のせいにするな、との弁の話では、売れているモノ、成長している企業の事例を挙げてヒントとし、「焼酎ブームは芋焼酎が引っ張ったもので、本格焼酎自体のことは知られていない」との見方です。多くの課題を克服していく上で、甲乙混和焼酎の台頭は本格焼酎業界にプラスになるとの逆説も示しました。要は「本格焼酎に初めて対立軸ができた。日本酒は対立軸がないのが衰退要因になっている。だから敵ではなく、市場拡大に活かせる」。チャンスとするためには、「純国産」などで商品の物語を確立していくことが急務で、一方、対立軸という視点では、酒の専門店はDSの衰退によって、「消費者にとって分かりやすかった比較対照を失った」。購買層の2・5%に過ぎない“イノベーター”(革新的なお客さん)で成り立たせてきた専門店経営は今後通用せず、“マジョリティ”(大衆)の獲得が不可欠で、カリスマ経営も継続性がないとして否定されました。
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| 09/05/24 鹿児島大学農学部の100周年記念焼酎発売 |
農学部は、その前身である鹿児島高等農林学校が1909(明治42)年に開校してから09年で100周年を迎えた農学部と前述の同学部の同窓会組織「あらた同窓会」が、開学100周年記念事業実行委員会を組織し、記念事業の一環として、今回のオリジナル焼酎の発売を決めました。サツマイモは学内農場と同市の唐湊果樹園の計約40アールで昨年に栽培したコガネセンガンを使用。学生やOB、教職員計約130人がボランティアで農作業し、10トン余を収穫。水は農学部付属高隈演習林(垂水市)のわき水、酵母は天璋院篤姫ゆかりの今和泉島津家別邸跡地周辺(指宿市)で採取し、農学部焼酎学講座で分離、培養。5月1日に製造を委託した薩摩酒造(枕崎市)から発売されます。「あらた百」は720ミリリットル入り1764円。アルコール分25度。柔らかな風味と甘みのある味わいが特徴とのことで、注文は薩摩酒造明治蔵へ。フリーダイヤル0120(46)7355。鹿児島は、ご存知本格焼酎の産地で、焼酎文化の中心地としても知られますが、鹿児島大学農学部には、06年度から焼酎学講座が設置され、教育・研究が進められています。これまでも、農学部付属高隈演習林の湧水を使用した焼酎「きばいやんせ」「春秋謳歌」などを発売してきた経緯がありますが、今回、すべての原料を大学内で調達した焼酎を発売することで、取り組みを一歩進めた形です。
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| 09/03/10 奄美黒糖焼酎「地域ブランド」登録 |
奄美黒糖焼酎が特許庁の「地域団体商標」(地域ブランド)に登録されました。鹿児島県内では知覧茶、本場奄美大島紬、かけろまきび酢などに続き10番目。奄美大島酒造協同組合の理事長は「お客さまの安心感がさらに深まるし、「黒糖焼酎は奄美」をPRし、売り上げ増に寄与したい」と期待しています。地域ブランドは、産地名と商品・サービス名を組み合わせた商標。類似商品などに差し止め請求などができます。黒糖焼酎は、奄美日本復帰時の国税庁通達により、奄美群島だけで造ることが許されている。しかし、輸入ラム酒に「黒糖酒」のラベルをつけた商品などが出回り、同組合は危機感を募らせていましたた。ですので同組合は2007年10月に申請し、09年2月6日付でようやくの登録です。同組合は奄美群島内の28社で構成。10年前、約31億円だった売り上げはピーク時の05年に約110億円。08年は事故米や不況の影響を受け90億円前後の見込み。
09年度は、これを上げ潮の機会にしたい所ですね。 |
| 08/11/26 西酒造が汚染米混入で自主回収した焼酎(74万本分)を廃棄 |
西酒造(西陽一郎社長、日置市)は21日、三笠フーズによる汚染米不正転売事件を受けて自主回収した焼酎の廃棄作業を25日から始める、と発表しました。作業は12月5日まで続く見込み。廃棄されるのは、汚染米が混入したとされる焼酎1066キロリットル(一升瓶換算で74万本分)。全量を西薩クリーンサンセット事業協同組合(いちき串木野市)に搬入し、メタン発酵処理します。例の汚染米事件の関連で西酒造は9月7日、汚染米転売を受けた事実を公表。汚染米を麹(こうじ)原料として使用した焼酎「薩摩宝山」の自主回収に踏み切りました。これまでに対象となった6−8月製造分の7割を回収したとのことです。西酒造は「回収品の安全性は確認できているが、商品の再流通を防止し、一点の曇りもない誠実な焼酎を提供するために廃棄を決めた。今後は残留農薬の自主検査などの再発防止策を徹底し、万全の品質管理に努めたい」としています。
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| 08/10/12 鹿農林水産省、九州本格焼酎協議会総会で詫びる |
事故米不正流通事件によって風評被害にさらされている本格焼酎業界に対し、農林水産省幹部が初めて謝罪し、深く頭を下げられたそうです。9月25日、福岡市内のホテルで開催された九州本格焼酎協議会(会員九州7県291社、本坊喜一郎会長)の第65回通常総会の席上、急きょ出席を決めた同省・小風茂大臣官房審議官が登壇。冒頭、「ご迷惑をおかけしましたことを、心からお詫び申し上げたい。申し訳ございませんでした」と謝罪した後は、同省の責任を認める発言が続き、事業者名の公表についても、同省の「力不足だった」と詫びられました。総会決議は、あくまで酒税軽減措置の恒久化を求めるもので、あえて、今回の事故米事件についての主張は盛りませんでしたが、協議会副会長の西太一郎氏が、「会員全員の気持ち」として怒りをあらわに・・・。「何ら責めを負う必要のない、本来被害者であるべきわれわれ本格焼酎製造者が、今あたかも加害者ともいえるような風評被害を受けようとしている」と語り、国を信じ、MA米購入要請の国策に協力してきた経緯にも触れ、悔しさをにじませました。官害が原因で風評被害では何の落ち度も無い焼酎業界の憤りはしごくもっともな話です。とは言っても、国を相手に賠償責任を求める話は、いろいろ考えると現実的でないですが、まさか詫びて、それでおしまいじゃないでしょうね。同業界からすれば、これだけの風評被害の影響を受けた以上、今の段階で何かしらの措置を講じる対策は、本協議会総会の主目的である酒税軽減措置の恒久化云々とは別に、求めるべきだと思います。 |
| 08/9/24 鹿児島県酒造協組が事故米めぐり農水省を提訴に向け具体的検討に入る |
鹿児島県酒造協組は現在、傘下全113社の組合員に対し、麹用原料米の仕入れ先について詳細な回答を求める独自調査を行っており、その結果がまとまり次第、「緊急理事会を開催し、三笠フーズおよび農水省を相手にした訴訟を起こすよう提案する」(同組)と明言。理事会での機関決定を経て、弁護士を選定、提訴に向けた協議に入る予定です。深刻な風評被害が懸念される今回の事件について、何ら謝罪のない農水省に対する憤りは大きく、司法の場において責任追及するスタンスを固めたものです。同組が、今後の対応策として緊急理事会の協議事項に上げているものは、三笠フーズに対しては、@謝罪広告A実質的損害を受けたメーカーに対する損害賠償B風評被害に対する損害賠償−−。農水省に対しては、@風評被害を被っている本格焼酎が安全である旨のコメントA風評被害に対する損害賠償−−について。全組合員が風評被害を受けたことを証明する方法の検討も進め、農水省への損害賠償提訴が難しい場合には、監理監督の不履行を糾(ただ)す訴訟も視野に入れています。また被害を受けた他業界と共同で行動することも選択肢の一つだとしていて、「農水省は、どうして工業用が加工用に転用されたのか、徹底した真相解明に努めるとともに、事実を正確に発表する必要がある。現段階で、不正転用について農水省のコメントはなく、どのように風評被害を食い止めるか等について具体的な提案をしていただきたい」(同組)。9月12日開催の同組理事会では、農水省に対する批判、三笠フーズの抜き打ち検査を行わなかったのはなぜなのか、などの疑問も続出しました。事故米に関わる原酒や商品は、健康に影響がないことが検査実証されているが、甚大な風評被害を被っているし、将来的な経営へ閉そく感も漂い始め、何ら対策を講じない、国への苛立ちが募っているのが実情です。提訴を含めた手段を取ることについては、「鹿児島県産の芋焼酎、黒糖焼酎が安心安全であることを消費者の方々に理解して頂くためと組合員113社を守る義務がある」(同)との決意も示しています。農水省にすれば、今回の事件については、米流通ルートの規制緩和によって米の卸売り業者の新規参入者は届出制になったことが原因という言い分が成り立つと 思っているんでしょうか。更に、22日には「性善説にこだわりすぎた」とのコメントもあり、その対応策にトレーサビリティと抜き打ち検査の導入検討とは、今まで全くのみてみぬふり行政であったのでは、とすら感じます。もしそうなら、とんでもない話でありまして、農水省の行政のひとつは、農産物関連食の安全を守るという目的であることは明らかであります。その食の安全を守る行政の仕組みが、不備であり、今回の事件を引き起こした原因であることは、国民の目から見ても容易に判断できます。それどころか、緊急処置(?)としてとった取り扱い業者名公開による効果は、世間の不安解消を一定に食い止めるどころか、当該事件無関係の業者まで風評被害を被る事態を招いたと言えます。そういう意味でも、この度、この同組合の提訴検討するまでの経緯、趣旨は、業界の風評に被害による大きな打撃の一因に三光フーズのみならず農水省にもあると判断したのは至って当然の行動です。同組合のように他の業界にも同様の動きがあることは十分予想されますが、こうなった以上はせめて、事故米(これに限らずですが)による農水省の不手際、無責任行政を改める機会になり、食の安全全体の行政強化(消費者省庁?)へとつながれば・・・・・と望む次第です。 |
| 08/9/14 汚染米と農水省と焼酎会社 |
三笠フーズ(大阪市)による汚染された事故米の不正転売問題で、汚染米が流入していた鹿児島県内の焼酎メーカーは当初の3社のほかに1社あり、計4社だったことが8日、判明。鹿児島県内の3酒造メーカーの焼酎に混入していた問題で、県は10日、3メーカーの20検体を検査した結果、農薬メタミドホスとアセタミプリドは検出されなかった、と発表。引き続きカビ毒の検査を行い、近く発表する予定です。県環境保健センターが8日から10日にかけて、汚染米が混入したタンクの原酒を農薬分析器で調査。検体数は西酒造(日置市)12、喜界島酒造(喜界町)5、西平本家(奄美市)3。食品衛生法の基準値は両農薬とも0.01ppm以下だが、全検体0.0001ppmの精度でも反応はなかったとのこと。県生活衛生課は同日、3メーカーと鹿児島農政事務所に報告。また、同課は県内の和菓子製造業者への汚染米流通について、農林水産省が公表した8業者のほかに、「数社を調べている」と明らかにしました。判明している8業者は、いずれも小規模で、汚染米の取引は数キロから十数キロ単位がほとんどだったという。最終の仕入れは8月中旬から下旬。かた菓子やふくれ菓子などに加工されたが、市場に流通したり自己廃棄した後で、県は商品を確認不可。
汚染米について農水省はこれまで、工業用のりや肥料など「非食用」に用途を限定した上で購入希望業者に販売。販売後は、各地の農政事務所を通じて加工状況をチェックする対応をとってきました。対策では、ミニマムアクセス(最低輸入量)米で汚染米が含まれていることが輸入検疫で判明した場合、輸出国へ返品する。国内米で発生した汚染米の売買も認めない。輸出国への返品にかかる費用をどうするかなど、具体的な方法について今後詰めを急ぎます。残留農薬や有毒なカビに汚染された事故米について一年以上も前から内部告発されていたのに見抜けず、検査の甘さを指摘されています。(農水省幹部は「内部告発とみられる手紙」が去年の1月に農水省に届いていたと明かしている。手紙には三笠フーズが事故米を酒造会社に販売していると書いてあったという。)一方、過去5年間で100回近い立ち入りを行っていたにもかかわらず、不正行為を見抜けず、酒類原料など食用への不正転売が長年続きました。この事態を重視した農水省は、食の安全を守る観点から汚染米流通の全面廃止の方針を決めました。事が起こってからではという話は、官公庁に言っても仕方の無いことかもしれませんが、1年以上も前に内部告発があったということ。過去5年間で異例の件数で立ち入れ検査があってその検査で異常がなかった結果そのこと自体。これは、検査の甘さというよりデキ検査だったのではと勘ぐられても仕方がありません。一方、焼酎会社についてですがことが判明して該当品の回収をする事自体大変ロスコスト、信用のリスクを考えれば、そんな事はないだろうと思いますが・・・・・・。ただ、過去5年間の立ち入れ検査があったこと自体、これを原料として使っていた酒造会社等としてそれに纏わるなにかしらの噂、情報程度は耳に入っていたことは十分予想できます。回収する酒造会社も被害者のようなイメージですが、もしそうなら(あくまで仮定の話ですが)、そんな状況を知りつつ、取り扱っていた酒造会社に対して信用、モラルが気になる所ですね。 |
| 08/8/17 酒蔵が焼酎かすでパン製造・販売 |
宮崎・都城市の霧島酒造は、芋焼酎の製造過程で出る焼酎かすを活用したパンを開発し、7月4日オープンした同市志比田町の「霧の蔵ベーカリー」(霧島ファクトリーガーデン内)で販売。同酒造によると、焼酎かすの有効活用と環境負荷軽減を目指し、2004年から九州沖縄農業研究センターと共同で研究。小麦粉などパン生地に、かすをろ過した液体(焼酎かす固液分離液)を加えている。焼酎製造の際、1日約500トンの焼酎粕が出て、そのうち、パン製造に使うのは1日1.5キロにすぎないが、同酒造専務は「以前から、豊富な栄養分を含む焼酎粕は宝だと考えていた。おいしくて体にも良いパンを作りたい」と話してます。無添加パンに比べ、かすに含まれるポリフェノールやクエン酸などが豊富で栄養性に優れ、もっちりした食感と香ばしさが特徴。同酒造は、麦焼酎かすを活用したパンは例があるが「芋焼酎では全国初」とのこと。蒸留後なのでパンにアルコール分は含まれないし、粕独特のにおいもパンを焼く段階でなくなるとのことです。研究センターの資料によると、52人にアンケート調査した結果、味や香りなどで焼酎粕が入っていない物より高い評価を受けています。製品と製造法は特許出願中。店舗ではあんやライ麦、ブドウくるみ、メロンなど約15種類を販売、値段は1品50−550円。
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| 08/7/23 原油高騰による豚餌コスト上昇対策に焼酎かす |
ジャパンファーム(本社大崎町)は、飼料高騰によるコスト上昇対策の一つとして豚の餌のリキッドフィーディング(液餌)に活用している焼酎かすの量を、2008−10年度の3年間で現在の約10倍に拡大するとのこと。大口市の同社が、鹿児島市であった県本格焼酎技術研究会で「焼酎かすを活用する養豚は、次世代のニュービジネスになる」と強調し、出席した焼酎メーカー関係者約100人に、焼酎かすの提供と活用への協力体制づくりを呼びかけました。同社は地元の大口酒造が出す焼酎かすを使い、06年秋に液餌養豚をスタートし、現在、年に4000トンの焼酎かすの供給があり、同社の年間出荷15万頭のうち、約7500頭分に与えていて、計画では、向こう3年間で液餌設備を備える畜舎30棟を新築し、焼酎かすの使用を4万トンまで増やす。と言うことは単純計算で焼酎かす使用は、現在与えている約7500頭分から7万5000頭分つまり年間出荷頭数分の半分相当にもなるということです。その設備投資に15億円程度かかるそうですが、それでも同焼酎かすを使用率を増加せざるおえない理由として、同社は「配合飼料の値上がりはさらに続く見通し。有効な未利用資源の活用に乗り出さないと事業の継続はできない」という原油高からくる肥料コスト高対策と「焼酎かすで育てた豚」のブランド戦略を視野に入るという背景があるようです。
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| 球磨焼酎酒造組合 「球磨焼酎大使」誕生 |
ご存知球磨焼酎は、球磨・人吉地域で産する本格米焼酎。WTOトリプス協定の地理的表示指定を受け、産地が固有のものとして保護されていますが、球磨焼酎を全国にPRする「球磨焼酎大使」が誕生しました。球磨焼酎酒造組合(28社)が5月24日、人吉市の組合会館で地元の国会議員、金子恭之衆議院議員と松村祥史参議院議員を、26日には熊本市の県庁舎で蒲島郁夫熊本県知事を、同大使に任命。球磨焼酎の統一ロゴマークをデザインした法被(はっぴ)や、組合加盟蔵元28社の主銘柄のラベルを刷り込んだ名刺などを贈り、球磨焼酎の普及浸透への働きかけを要請。大使の任命書には、「日本の稲作文化と、熊本県人吉球磨地方の豊かな自然から生まれた球磨焼酎」と明記し、金子・松村両議員の大使任命式には任命書や法被、名刺のほか、球磨焼酎への理解を深めてもらうため、「球磨焼酎案内人テキスト」も贈りました。案内人は、酒造組合が球磨焼酎の語り部をつくろうと企画した認定制度で生まれたもので、すでに200人が活躍。その講習会用に組合青年部が作成したもの。組合側は、名刺に28銘柄を配したことに触れ、「球磨焼酎は28社の集合体だと認識いただき、28蔵の焼酎を楽しんでもらいたい」との意向。大使の活動を、「業界の発展にとどまらず、地方文化の振興や地域経済の活性化につなげたい」との思いも伝えた。金子議員が、「生まれ育った地域の、全国に誇る球磨焼酎の大使任命は光栄。地域の大きなブランドが、全国に広まるよう努力していきたい」と意欲を示せば、松村議員も「大変光栄なこと。全国で球磨焼酎に出会うと、友達のような気がして、お国自慢ができることがうれしかった。歴史伝統を勉強し直し、広くお披露目していきたい。まずは飲んでいただくことだ」と語り、決意表明した。式後の懇談会では、芋焼酎に押されている印象が語られ、首都圏での需要開拓はもとより、地元でのばん回も課題だとした。東京の物産館に球磨焼酎バーを開いたり、地元で球磨焼酎博物館を建設する提案もあったそうです。大使に任命された蒲島知事は、マニフェストに球磨焼酎の振興を掲げる左党。当日は、酒造組合の林理事長が、球磨焼酎には500年の歴史があり、世界の銘酒と同等に産地が保護されていることなどを説明し、任命受諾を要請。知事は快諾し、「東京で焼酎を飲ませる店には必ず、球磨焼酎があるようにがんばっていきたい」と応え、東京や大阪、福岡、地元熊本の市場でPRに励むことを明言。料飲チェーン店オーナーに直接訴える意気込みも示し、大使任命を機に、知事室に球磨焼酎28蔵の商品を陳列することも即決。酒造組合関係者と、球磨焼酎を酌み交わす機会をつくることも提案しました。
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| 焼酎ブームは「終焉」、銘柄選別の時代へ突入2 |
こういう状況を踏まえてか、鹿児島県内の焼酎メーカー77社でつくる「県本格焼酎技術研究会」のパネルディスカッションが、鹿児島市内のホテルであり「本格焼酎の可能性を探る」と題し、東北・北陸といった清酒圏への浸透や輸出など焼酎ブーム一服後の販路拡大策を話し合っています。東京では一部に「すでに流行遅れ」と見る向きがあり、その為東京の持つ情報発信力の大きさを強調し「あらためて焼酎の魅力をPRしなければならない時期になった」と指摘する意見があります。もうひとつは、人口減などで出荷量の伸び率が鈍る中、市場開拓のため「北海道や東北・北陸など清酒がよく飲まれる地域への浸透を図るべき」「中国向け輸出の本格化を」という意見がでました。一方これに対し、大口酒造の研究室長は「香りの面などで今の酒質が受け入れられるのか疑問。輸出先の国民の好みにあった香りを引き出すなどの工夫がいる」と提言しています。いずれにしても焼酎を今以上の発展させる手は現状打破であることはまちがいなく、その為、国内に留まらず国外へ目を向けて拡販する方針は必然的に進めざる終えないと状況ですね。
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| 08/04/14 焼酎ブームは「終焉」、銘柄選別の時代へ突入 |
日本銀行鹿児島支店は焼酎ブームについてまとめたリポートでは、「ブームは終焉(しゅうえん)した」と指摘し「銘柄選別の時代に入った」と結論づけられました。2000年ごろから急伸してきた消費量が近年横ばいとなったことが理由でブーム後の現在、メーカー間の格差が拡大しているとして、「他との明確な差別化」などの必要性を唱えています。このリポートでは過去の焼酎消費量(課税移出量)を調査した結果、00−04年度は平均成長率6.5%と大きく伸びましたが、その後の05、06年度(速報値含む)は0.2%にとどまり、要因として「健康ブームを背景に進んだ日本酒からのシフトが弱まってきたこと」や「焼酎の普及率が3割まで上昇し、一服感が出たこと」などが考えられています。かつて1982−84年度にも平均成長率30.9%という焼酎ブームがありました。このときは連続式蒸留焼酎(旧甲類)が、芋や麦などを原料とする単式蒸留焼酎(旧乙類)を上回って伸びましたが今回のブームは当時とは逆に単式が主導し、中でも芋焼酎がけん引役になったとのことですが、これは周知の事実ですね。それでその他の調査結果では、複数の焼酎メーカーについて、今回のブーム時とその後の売上高も比較していて、変わらず好調さを維持するグループがある一方、売上高を落とすグループもあって格差は拡大しつつあるとのこと。「どのような銘柄でも売れる時代は過ぎ去り、選別される時代に突入している」と分析しています。生き残るためには十分な市場調査や他メーカーとの差別化を図ることが、「より重要になった」。逆に焼酎メーカーから見れば、「原料にこだわるなど、理由をきちんと示せれば、値段が高い焼酎があってもいい」という声が上がり、又「一部銘柄が法外な値段で売られているのは問題。メーカーが市場に対し、適正価格の存在を啓発する必要がある」との意見もあります。
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| 08/03/31 球磨焼酎に河内ミカンで香り高い特産 |
球磨焼酎と河内ミカンという熊本を代表する特産品を組み合わせて新たな名物を作ろうと、球磨郡あさぎり町の高田酒造場で、ミカンの花から採取した酵母を使った焼酎の仕込みが始まっています。
高田酒造場は、アベリアやシャクナゲなど五種類の花から採った酵母で焼酎を作ったことがあり、河内ミカンを使うことを発案。知り合いだった同町出身で熊本市河内町の農業家に話を持ち掛け酵母を採ったミカンの花「青島」「温州」「興津」の花数十輪を枝付きのまま提供してもらい、同酒造場が東京農大に依頼して酵母を培養してもらったという経緯です。
3/14は、同酒造場で二次仕込みがあり、麹と酵母、水を合わせて一週間おいたタンク(直径約二メートル、深さ約二・二メートル)に蒸した米四百五十キロと水を投入。専用の櫂(かい)で丁寧に混ぜ合わせた。仕込みは四合瓶で約三千五十本分(二千百リットル)。約二週間アルコール発酵させて蒸留。熟成具合を見ながら、半年程度で出荷予定とのことです。
同酒造場はミカンの花の酵母は、とても優秀。香りが良い焼酎をつくることは、女性客の取り込みにもつながるので出来上がりが楽しみにしています。
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| 08/03/17 指宿・今和泉邸跡で採取してできた「篤姫酵母」を商標登録申請 |
全国唯一の焼酎学講座を開講している鹿児島大は7日、放映中のテレビドラマ「篤姫」にちなみ、天璋院篤姫ゆかりの今和泉(いまいずみ)島津家の城跡(指宿市)で採取した土壌から酵母を分離することに成功したと発表しました。この酵母で芋焼酎も醸造。指宿市の蔵元が生産し、20日から発売します。昨年6月、城跡周辺の約100カ所から土を集め、培養を繰り返して焼酎造りに適した酵母を分離し、焼酎を試験醸造した結果、既存の酵母を使った焼酎とそん色ない発酵経過だったということもあり、学内の蒸留施設「北辰蔵」で仕込んで焼酎を完成。さらに同講座の社会人大学院生、大山修一さん(49)が経営する酒造会社「大山甚七商店」が、この酵母を使った実用化試験を経て焼酎「天翔宙(てんしょうちゅう)」を商品化しました。「篤姫のような優しい味の焼酎ができた。女性に受けると思う」と出来栄えに自信を見せる「天翔宙」と名付けられた焼酎は、甘みとやわらかな風味が特徴。720ミリリットル瓶で1480円。20日から3000本、5月以降の1年間で3万本を販売する予定とのことです。又、一方、同大は酵母を「篤姫酵母」「姫酵母」の名前で商標登録を出願しました。県内の焼酎メーカーにも希望があれば配るとのことで、同講座は今後、篤姫酵母について、さらに詳しく分析や研究を進めていく予定です。 |
| 08/03/02 改めて、球磨焼酎ブランドへの取り組みはすばらしい |
2月18日、球磨地域で産する米焼酎“球磨焼酎”のブランド確立、国内での浸透・普及に取り組む球磨焼酎酒造組合がブランド戦略の核となる基本理念「球磨焼酎・ミッション」、目指すべき姿を描く「同ビジョン」を発表しています。ビジョンには、地元の生活者や日本全国・世界のお客様との関係、球磨焼酎28蔵元相互や蔵元で働く従業員との関係のなかで、「地域・文化・自然との永続的な共生を図るために」、果たすべき役割やあるべき姿を主体にしています。ブランド戦略の核となる基本理念である「ミッション」では、「日本の稲作文化と豊かな球磨の自然から生まれた球磨焼酎の500年の歴史と伝統を基に」、@球磨の風土に根ざした、世界中の人々に愛される高品質な米焼酎を提供しますA地域の人々と共に、地域の文化の振興と経済の活性化に貢献しますB球磨焼酎を育む自然環境の保全に努めますCこの伝統産業を後世まで引き継いでいきます−−と宣言。ミッションなどの制定は、中小企業庁、日本商工会議所、全国商工会連合会が展開する「JAPANブランド育成支援事業」採択後、昨年6月から進めてきたもので、ブランド確立の施策の基になる戦略策定にあたります。蔵元の若手組織・酒造組合青年部を中心に、商工会議所、ジェトロ関係者らで構成する「『球磨焼酎を世界ブランドに』プロジェクト実施委員会」が主導し、ブランディングに関する有識者を交えてのディスカッションを重ね、前述にも紹介しましたように球磨焼酎に対する首都圏住民の意識調査・分析も行っています。「JAPANブランド育成支援事業」に対しては、中小企業庁が補助金を給付。今回、酒造組合が取り組んだ戦略策定の段階では500万円の定額、ブランド確立の段階に入ると3年をメドに単年度ごとに、3000万円の事業費を上限に、その3分の2を給付することになっています。球磨焼酎ブランドを確立する為に、球磨焼酎酒造組合と行政が、非常に建設的な戦略で、かつ酒蔵間を超えてt地域と一体になった活動が着実に進んでいるのが、すばらしいですね。 |
| 08/02/12 球磨焼酎ソムリエの認定 |
球磨焼酎酒造組合青年部は、3月に球磨焼酎案内人や応援店の認定に取り組むとのことです。ひとよしくま旬夏秋冬キャンペーンの一環で行いますが、球磨焼酎案内人は、いわゆる「球磨焼酎のソムリエ」。球磨焼酎の伝統や製造、味わいの違い、飲み方などを伝える役目です、対象者は飲食店や酒販店、一般愛飲家で、球磨焼酎の講習会(養成講座:対象は20歳以上で受講料は1000円。申し込みは2月末までで先着200人)、検定試験を行い、合格者には「球磨焼酎案内人認定証」と「認定カード」が贈られるほか、飲食店には「球磨焼酎案内人のいる飲食店」として、積極的にアピールしていきます。その中にある講習会は3月16日午後2時〜4時半、人吉市鬼木町の中小企業大学校人吉校で開催し、球磨焼酎の歴史や製造方法、銘柄別の味の特徴などについて約1時間の授業があり、その後にある検定試験を受験するだけでなく、焼酎ファン以外の酒類販売や観光業関係者の方に受講していただき、知識を深めることも目的にしています。一方、球磨焼酎応援店は、球磨焼酎を積極的に応援する飲食店が対象。同組合は「積極的に案内人の講習を受けてもらいたい。そして、球磨焼酎をいろんな人たちに紹介してもらいたい」と呼び掛けています |
| 08/02/06 球磨焼酎関連の書籍出版 |
球磨焼酎の「味」に限らず、郷土の産物となった500年の歴史を知ってもらおうと、球磨焼酎組合は12月に球磨焼酎の歴史、風土、文化に関する書籍を初めて出版します。執筆者は歴史郷土史家、同郷土史家で球磨の焼酎学校長、人吉高校定時制教諭、3人の自他共に認める球磨焼酎大好き人間です。昨年12月、同組合で開かれた第2回会議で「芋焼酎に負けるか」と鼻息荒くページ数や杜氏の取材、執筆期間などの計画を練りに練った。大まかには第3編に分かれ、第1編が「球磨盆地が育んだ球磨焼酎」として、球磨焼酎とは何か、世界のブランド、九州内での位置付け。第2編の「球磨焼酎の歴史」は@焼酎伝来と球磨焼酎A江戸から戦前までの歴史B戦後から現代まで―に分かれる構成になっています。第3編は球磨焼酎の楽しみ方、蔵元紹介など。「これは、焼酎が飛ぶように売れることを願ったもの。そして1人でも多くの人が、いい酔い方をしていただくように、ひたすら頑張る」と抱負を語られました。
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| 08/01/27 球磨焼酎の知名度市場調査 |
昨年9月、首都圏在住の焼酎愛飲家600人に実施した焼酎に関する市場調査によると、この原産地指定焼酎の産地が何県であるかの認知率は、琉球泡盛98%、薩摩焼酎87・5%に対し、球磨焼酎は52%と低い結果が出ています。球磨焼酎で熊本県と分からないのが若い世代に多く見られ、特に20歳代で28%、30歳代で48%を占めています。ただし、原産地指定焼酎の説明文を読んだあとは、2人に1人が球磨焼酎を飲みたくなったと答え特に、男性よりも女性、年代では40歳代以下に強く見られたようです。この調査結果により、知名度の低さが課題となり、対策として、特に首都圏、関西圏で認知度向上を図る球磨焼酎試飲会などが重要となりました。逆に関係者は「球磨焼酎は本来、素晴らしいベネフィット(強み)を持っていることも分かりました。ことしは、この強みを積極的に郡市外にアピールし、球磨焼酎を全国、また世界へ広げるとともに、地域経済の活性化を図りたい」とのことです。
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| 08/01/03 日本食ブームに乗って熊本の米焼酎を世界へ輸出 |
日本食ブームに乗って球磨焼酎を世界にということで、熊本県きっての米どころ、人吉球磨地域の焼酎蔵元が協力して、特産の米焼酎の輸出促進に取り組んでいます。27の蔵元が出資する球磨焼酎株式会社(人吉市)がドイツ、中国、フランスに続き4カ国目となるイタリアへの出荷も開始し、好評を博しているとのこと。
蔵元から厳選した数種類の蒸留原酒をブレンドしたものを輸出し、その名もずばり「球磨焼酎」。各同社の常務は、結果もさることながら「米の風味を残しながらも、上品で華やか。後味もさわやかで、外国の方でも飲みやすいはず」と海外での販売に自信を見せています。
焼酎は海外でも日本食のお供として、お湯割りなど“日本らしい”飲み方で飲まれることが多いらしいです。日本食は海外でもブームを超えて広く親しまれるようになっており、これを好機とみた全国の有名焼酎メーカーが輸出に力を入れていますが、人吉球磨地域のように蔵元が協力して一つの味を作りあげ、輸出に取り組むケースは非常に珍しいそうです。
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| 07/12/29 若松酒造が夕張酒造を業務支援 |
若松酒造は、夕張市民に少しでも元気を取り戻してもらいたいという思いから、財政再建団体の北海道夕張市から醸造・研究開発施設「めろん城」などの運営を引き継いだ夕張酒造の業務支援をするとのことです。同社は夕張酒造が酒類業経験者が少ないことや、販売先が限られていることなど多岐に問題が生じている点について夕張酒造から協力要請を受けた為です。同社の強みを生かした酒類事業での支援をすることで、夕張酒造に対する一助とするとともに、夕張市の地場産業振興に寄与し、ひいては夕張市民の役に立つことを目的にしています。酒類事業での支援内容として企画部門では、経営計画・商品企画をはじめ商品開発を両社で検討を重ねていき、営業部門では販売戦略の立案などを実施し、夕張酒造の経営拡大に協力。また、情報の共有化や互いの蔵のコラボレーションを研究しているそうです。同社は支援商品第1弾としてながいもを原料とした12月16日から数量限定発売する焼酎「夕張TORAJIROU」は、ほんのり香るながいもの香りと、樽熟成のやわらかい味わいで上品に仕上げています。同商品は同社と夕張酒造が商品コンセプト、酒質決定、品名、パッケージデザインなどを協働で作成しました。 なお、今後の予定として来年3月を目的に「北海道夕張産焼酎」と「九州鹿児島産焼酎」をブレンドした新しい本格焼酎を発売するそうです。
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| 07/12/9 焼酎用芋の有望種「ときまさり」を櫻の郷醸造が製品化へ |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センター(都城市)は、焼酎用サツマイモの有望品種育成に成功したそうです。「ときまさり」と命名し、このほど農水省種苗課に品種登録を申請しました。焼酎を試験醸造した結果だと純アルコール収得量は主力品種「コガネセンガン」より多く、飲み口は軽快な甘みとこく、高いイモの香りがある、とのこと。「焼酎の質の多様化を図るには良い素材」と焼酎メーカーも注目してます。ときまさりは、1995年秋にコナホマレを父に、九州111号を母に交配、12年をかけ選抜・育成した。大きさはコガネセンガンよりやや小ぶりだが、収量は同等で、ネコブセンチュウへの抵抗が強く貯蔵性がいい。宮崎県北郷町の櫻の郷醸造(寺田徳男代表社員)が試験醸造したところ、純アルコール収得量は1トン当たり231リットルでコガネセンガンより17リットル多かった。官能評価では、味、香りともコガネセンガンを素材にした焼酎を上回りました。櫻の郷醸造は、今年、ときまさり約20トンを原料に1万9200リットルを造る計画で、来春にも新商品として発売を検討するそうです。八十島行和支配人(60)は「ときまさりの味と香りは都会でも受け入れられると思う。焼酎需要の維持・拡大のためには、酒質の多様性が必要。それを支える資質がある」と話しています。ときまさりを育成した九州沖縄農業研究センターサツマイモ育種研究チームのチーム長は「現在、イモ焼酎原料の9割近くがコガネセンガン。そんな中、個性的な焼酎で差異化を図るための素材としては、良いものが育成できたと思う。病害虫に強く土地も選ばない」とのこと。既に鹿児島県内のからも問い合わせがきていて、ときまさりの苗は、同研究センターの種芋から農協や種苗メーカーなどが増やし、農家に提供する予定です。
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| 07/11/12 鹿児島県内の焼酎メーカー11社がオンザロック向けのブランド「薩摩ロック」販売 |
鹿児島県内の焼酎メーカー11社でつくる薩摩本格芋焼酎生産者協議会は、オンザロック専用の芋焼酎を各社で開発、10月から共通ブランド「薩摩ロック」として販売を始ました。協議会の販売勉強会で「都市部では焼酎をお湯割りで飲む人が少ない。好みに合った商品を」との声が上がったのがきっかけで、今年4月から商品化を進めきて、薩摩ロックのロゴや容量を統一しながらも仕込みやブレンドといった製造方法は各蔵のオリジナルにしました。アルコール度数は25−37度と高めで、さつま無双(鹿児島市)の場合、ろ過の仕方と度数を変え、氷で割ったときに香りが立つように改良しました。ということで、共通ブランドと言っても各社がそれぞれ既存商品の発酵方法やアルコール度数を改良し、ロックでの飲み方が普及している関東、関西を中心に、年間計5万本の販売を目指すというかっこうになっています。協議会が2004年から限定発売する『薩摩ヌーヴォー』に続く企画ですが、事務局の南九州酒販(鹿児島市)の井ノ上正幸事務局長は「11社の個性が発揮された商品になった。ロックでもおいしい焼酎をPRしたい」とのこと。約8割を県外で販売し、県内では酒販店などで扱い、720ミリリットル入りで、1238円から2230円(税抜き)。参加酒造会社は、さつま無双、小正醸造、指宿酒造協業組合、田崎酒造、日当山醸造、白金酒造、大口酒造協業組合、若潮酒造協業組合、小鹿酒造、オガタマ酒造、山元酒造の11社。 |
| 07/11/1 西酒造場法人化して祁答院(けどういん)蒸溜所設立 |
木槽仕込、手作りを全面に打ち出した新たな焼酎蔵「褐V答院(けどういん)蒸溜所」がこのほどオープン。平成19年4月10日から、旧西酒造場(薩摩川内市下甑町・西道行代表)を同蒸溜所として法人化し、同年10月2日製造免許取得、同年10月8日に本稼動を開始。前身である西酒造場は甑島で長年焼酎の製造を行い、代表銘柄である「青潮(あおしお)」で知られていたが、蔵主である西氏の健康上の理由から製造の継続が危ぶまれていました。そこで同商品を次代へとつなぎ、さらに新たな価値を提案したい、そんな志を抱き、「霧島町蒸留所」のオーナーが継承することを決意をしたのがきっかけです。甑島の蔵は建物・設備が老朽化し、焼酎粕の陸上処理も難しいことから、同地での継続は断念、祁答院町藺牟田へ移転し新蔵を建造することとなった。同蒸溜所は、主原料を発酵させる「もろみ」を入れる容器に、人の手をかけじっくりもろみと向き合う焼酎造りを行うため“木槽仕込み”を採用しました。また、出来上がった焼酎の一部は蔵の正面にある、光が当たらず外気に影響されにくい洞窟で、温度・湿度が一定に保たれ貯蔵・熟成されるのが特徴です。同社は「たった一歩を踏み出したばかりの新しい蔵だが、蔵人たちの作った焼酎が飲まれた時、手作りの優しい味を感じてもらえるような、あたたかな蔵でありたい」とのこと。▽所在地=鹿児島県薩摩川内市祁答院町藺牟田2728番1▽代表=代表取締役社長:古屋芳高▽TEL・FAX=0996−31−8115▽製造量=初年度見込み160kl(1280石)芋焼酎のみ製造です。 |
| 07/10/8 2007年7月分単式蒸留焼酎出荷 4万3千klで前年比増 |
7月分の全国単式蒸留焼酎の課税出荷数量は4万3000klで、前年同月比4・7%の増加と4カ月連続でプラスを維持しています。いも焼酎は大手メーカーの値上げ前仮需要が大量に出たこともあって、1万7000klを出荷し前年同月に比べ22%の大幅な増加となり、依然として高率の伸長していて、今年1−7月累計の単式蒸留焼酎出荷数量も30万9000klで前年同期の30万2000klに比べ2・5%増加の中で、芋焼酎が前年同期対比18%増伸を持続しています。日本酒造組合中央会がまとめた7月分の全国単式蒸留焼酎課税移出数量だと4万2558klで、前年の4万649klに比べ4・7%増加(前年確数4万3240klに対しては1・6%の減少)。今年4月以降4カ月連続のプラスとなり、相変わらずいも焼酎が全体を引っ張っている状況です。主産地の九州7県と沖縄県の(泡盛)の7月分出荷数量と前年対比は次のとおり。▽福岡県=3378klで前年比7・6%増▽佐賀県=291klで10・1%増▽長崎県=322klで6%減▽熊本県=2038klで7・5%減▽大分県=9861klで1・3%増▽鹿児島県=1万2325klで4・1%増▽宮崎県=9184klで14・1%増▽沖縄県(泡盛)=2338klで4・9%減−−の状況。主な原料別単式蒸留焼酎の7月分出荷数量と前年対比は、▽さつまいも=1万7012klで前年対比22・1%増▽米=4645klで5・6%減▽麦=1万7938klで3・7%減▽そば=1199klで6・7%減▽酒かす=75klで9・8%減▽その他の原料=1689klで6・8%減−−となっています。前年を上回っているのは「芋焼酎」だけで、前年対比22%の大幅増加を続けている。今年1−7月累計の単式蒸留焼酎課税移出数量は30万8961klで、前年同期の30万1512klに比べ2・5%増と安定成長を続けています。同期間における主な原料別単式蒸留焼酎の出荷数量の前年同期比は、▽さつまいも=117・9%▽米=94・7%▽麦=97・8%▽そば=96・9%▽酒かす=88・7%▽その他=101・7%−−の状況で、ここでもいも焼酎が18%増と高率の伸長を持続しています。 |
| 07/9/30 2007年新焼酎、焼酎ヌーボォーの時期になりました。 |
芋焼酎には、ワインのヌーボーと同様に「新焼酎」があります。新焼酎とは、一般的にはその年の秋に収穫された芋で、今年初めて製造した焼酎を年内に販売するものを呼んでいるようです。ですから、新焼酎は大量に生産されることは少なく、期間限定に近い形での扱いになっていて、また芋焼酎の本場鹿児島では、昔から新酒を珍重する風習があることから、特に芋焼酎の愛好家の方は「新焼酎」を好んで飲まれます。その味は、採れたての芋の旨みが多く含まれ、若く華やいだ香りや甘さが高く、原料の持ち味を一番活かした焼酎と言われています。
但し、一般的な焼酎は、できたての新酒と前年までに造って熟成した焼酎をブレンドして出荷します。味が濃く香りの高い新焼酎に、味に丸みのある前年までの焼酎をブレンドすることで、より飲みやすい焼酎にしているのです。一方、できたてのこの新酒には新酒特有の次のような特徴があります。@甘みがあり、いもの香りが強く味わえます。A多少の麹臭やガス臭、にごりが残っています。特ににごりについては、焼酎の旨味成分である高級脂肪酸エチル類が多く含まれている為に濁りがあります。ということで、この季節でしか味わえない、新焼酎ならではの華やかな香りと新鮮な味わえます。飲み方としては、まず最初に、グラスに焼酎を少しだけ注ぎフレッシュな香りを楽しみ、その後口に少し含み新焼酎独特の力強さを味わう。後はお好みで、水割り・湯割り両方楽しめますが、新焼酎独特の甘さを実感するには、湯割りのほうが楽しめます。又、新焼酎の場合、いまから熟成がどんどん進みます、1ヵ月後には、最初に飲んだ感覚と違う飲み口を実感することも出来ますので、新酒のガツンとくる味わいが苦手な方におすすめですね。
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| 07/9/17 熊日新聞広告賞グランプリに輝いた米焼酎「待宵(まつよい)」(高橋酒造) |
2007熊日広告賞の審査が六日、熊本市世安町の熊日本社で行われ、グランプリには高橋酒造(熊日広告社扱い、オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン制作)が二年連続で選ばれました。高橋酒造は四回目のグランプリ獲得。そのグランプリ作品は、商品名(待宵(まつよい))をイメージさせる情感たっぷりの月夜の風景に、品良く文字を配したデザインの熊本限定焼酎の「待宵(まつよい)」の広告が受賞となりました。 同賞は十九回目。昨年までの「熊日新聞広告賞」から名称を変更、募集を「朝刊・夕刊」「生活情報紙」の二部門にして、対象は、県内の広告主が昨年九月から今年八月までに、熊日本紙や別刷り、「くまにちすぱいす」「デリすぱ」などに掲載した広告。県内の広告・制作会社の取り扱いという制限をなくし、賞も簡素化にし、
衣替えしています。話はもどって、グランプリ作品評ですが、「芸術性のある作品が少ないなか、完成度が高くブランドのイメージを作っていく力がある」など高く評価され、全員一致で選ばれたそうです。
優秀賞以上の十二点は二十一〜二十六日、同市桜町の熊本交通センター地下観音の泉横で展示。表彰式は十月十九日午後六時から、同市上通町のホテル日航熊本で開かれる。お味の方は、全麹(こうじ)仕込みと呼ばれる製造方法で、すっきりタイプの「しろ」とは対象的に「待宵」は濃厚で芳醇(ほうじゅん)な味わいが特徴です。時間も手間もかかるため熊本でしか買えない県内限定販売で、お土産品として喜ばれています。「待宵」のコンセプトは食とのコラボレーションがテーマとなっていて食中酒として、おいしい料理をよりおいしく楽しむためのお酒としてより付加価値の高い商品で勝負していきたい商品だそうです。「白岳」「しろ」そしてこの「待宵」が三本柱になるよう目指します。
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| 07/9/10 焼酎廃液を低コストで環境に優しくかつ良質飼料に再利用 |
鹿児島県でも、全国に誇る焼酎の廃液処理が大きな課題となっているが、住金物産(株)(大阪市)と(株)美創技研(福岡県大牟田市)は、低コストの焼酎廃液処理システムを共同開発したそうです。鹿児島大学水産学部での水質試験の結果も良好で、処理システムの事業化に着手し、環境ビジネスに着手します。従来、焼酎廃液は海洋投棄や農地に散布処理などしてきたましたが、ご存知の通り、廃棄物などの海洋投棄を防ぐロンドン条約や1996年の議定書に基づく国内法令で、今年4月以降は海洋投棄が一層厳しく規制されました。農地への散布も土壌汚染や不法投棄の防止のために、自治体による規制が強化されている実態があります。このような背景に対して、焼酎メーカーに処理プラントを納入し、対応に苦慮する鹿児島県内の中小企業を中心に売り込んでいく計画です。
今回の処理システムは焼酎廃液を振動型分離器で液体と固形分に分離した後、液体は約300種類の酵素を複合した液体を加えて処理槽で浄化し、酵素がバクテリアの働きを促し悪臭発生を抑えて、放流する水のBOD(生物化学的酸素要求量)も基準値の40分の1―60分の1程度に減らせられるとのこと。
固形分にも同様の酵素を混ぜ、65―70度の低温処理で乾燥させることで他社製プラントよりビタミンなど破壊することなく、良質な飼料として再利用することができ、自然環境に優しい資源循環型システムとなっている。コスト面も、プラントの価格は処理量が1日5トンの場合で7000万円程度、20トンで2億円程度。1トン当たりの処理コストも5000円前後と、海洋投棄に比べて割安というすぐれものだそうです。
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| 07/9/3 またまた鹿児島芋焼酎の値上げ |
焼酎かす処理費高騰などを理由に、鹿児島県や宮崎県の一部芋焼酎メーカーが7月から実施している値上げについて、9月以降も鹿児島県内の14メーカーが実施することが8月31日までにわかりました。酒類卸大手の南九州酒販(鹿児島市)によると、県内では9月に10メーカー、10月に4メーカーが値上げするそうです。値上げ幅は各メーカーや商品で異なるが、レギュラー酒(アルコール25度)の1.8リットル瓶で100円前後値上げするメーカーが多い見込みです。6月以降に値上げを表明したのは36メーカー。一部メーカーは昨年価格改定したため、今回で県内芋焼酎メーカーのおよそ半分に当たる約40数社・組合が値上げを実施、または予定しているとみられています。今後の見通しについて南九州酒販は「焼酎の最需要期に当たる11月から12月にかけて値上げするメーカーは少ないのではないか。ただし年明け以降に実施するメーカーが出てくる可能性はある」と予想。9月以降値上げするメーカーと代表銘柄は次の通り。【9月1日実施】山元酒造(薩摩川内市)「さつま五代」、三岳酒造(屋久町)「三岳」、高崎酒造(西之表市)「しま甘露」、西酒造(日置市)「薩摩宝山」、相良酒造(鹿児島市)「相良」、上妻酒造(南種子町)「南泉」、松崎酒造(いちき串木野市)「大黒」、老松酒造(大崎町)「さつま老松」、丸西酒造(志布志市)「蓬乃露」、佐多宗二商店(頴娃町)「晴耕雨読」【10月1日実施】国分酒造協業組合(霧島市)「さつま国分」、若松酒造(いちき串木野市)「薩摩一」、吹上焼酎(南さつま市)「吹上」、霧島横川酒造(霧島市)「よこがわ」
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| 07/8/26 10月発足の鹿県酒造組合が薩摩焼酎認証マークを発表 |
先日薩摩焼酎」県酒造組合連合会の組織改革でも紹介しましたが、予定通りと言いますか、鹿児島県酒造組合連合会(本坊喜一郎会長)が解散し、10月から新しく「県酒造組合」を発足させるのを前に同組合の創立総会が21日、鹿児島市内のホテルでありました。県内110のメーカーが加盟し、単一の酒造組合の規模として日本最大となります。現在県内にある11の酒造組合は県酒造組合の支部となり、本部は鹿児島市錦江町の現連合会事務所に設置。一本化により、本格焼酎のPR強化や経費節減などを図れるメリットがあるとのこと。総会では事業計画などを承認。新会長には現会長の本坊喜一郎氏、副会長は現副会長の相良栄二氏と吉野馨氏が選ばれた。任期は1年間。消費者に対する本格焼酎の広報宣伝や酒類製造場の公害の未然防止などに取り組みます。新組合は10月1日、正式に発足し、本坊会長は「「薩摩」の地理的表示が認められ、認証マークも統一する。一本化することで各メーカーの団結を強め、鹿児島県産の芋焼酎を強く打ち出していきたい」と話した。
その薩摩焼酎認証マークですが、「薩摩焼酎宣言ー世界にアピール」でも紹介しましたが22日、鹿児島市の県酒造会館で発表されました。鹿児島に伝わる伝統的な酒器「黒ぢょか」と「ちょこ」をシンプルでモダンにデザインされています。県内外から寄せられた2500点を超える応募作品の中から、鹿児島市のグラフィックデザイナーさんの作品を採用。認証マーク上部の取っ手と丸い点は日の出を意味し、同連合会は「新しい薩摩焼酎の歴史を刻む夜明けにしたい」とのことです。
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| 07/8/6 本格焼酎の5月分出荷数量は前年度比13.6%増 |
単式蒸留焼酎(本格焼酎)の5月分出荷数量は4万2000klで、前年の3万7000klに比し13・6%増加と再び増勢に転じています。又、今年1−5月の累計を見ると本格焼酎出荷数量は21万4000klで前年同期対比0・3%の微増の中、いも焼酎は前年比15%も伸長を続けていて、一人勝ちの状況が続いています。日本酒造組合中央会によると、5月分の全国単式蒸留焼酎(本格焼酎)課税移出数量は4万1708klで、前年の3万6711klに比し13・6%の増加でこれは、前年確数3万8797klに対しては7・5%増。2−4月にかけては、ややなかだるみ気味で出荷が前年を下回ってましたが、再び出荷が増勢に転じたのは、母の日、父の日などの贈答機会があったからでしょうか・・・・・。主産地の九州7県と沖縄県(泡盛)の5月分出荷数量と前年対比は、▽福岡県=3442klで前年比55・7%の著増▽佐賀県=243klで13・4%増▽長崎県=317klで1・5%減▽熊本県=2299klで0・1%増▽大分県=9063klで前年並み▽鹿児島県=1万2641klで11・8%の著増▽宮崎県=8619klで41・2%の大幅増▽沖縄県(泡盛)=2437klで3・4%減−−の状況。5月分の主な原料別本格焼酎出荷数量と前年比は、▽さつまいも=1万6751klで30・8%増▽米=4910klで2・6%減▽麦=1万7139klで5%増▽そば=1066klで36・5%増▽酒かす=73klで5・8%減▽その他=1770klで5・9%増−−の状況で、いも焼酎の伸長ぶりが際立っていますが、注目する点は、最も出荷量の多い大分県が同年並みながら麦焼酎が伸びている所で今までにない傾向です。今年1−5月累計の本格焼酎課税出荷数量は21万4222klで、前年同期の21万3619klに比し0・3%の微増となった。主な原料別本格焼酎出荷数量の対前年同期比は、▽いも=14・9%増▽米=6・1%減▽麦=2・4%減▽そば=5・9%減▽酒かす=16・1%減▽その他=2%増−−の状況で、いも焼酎の一人勝ちの様相ですね。 |
| 07/7/23 「薩摩焼酎」県酒造組合連合会の組織改革 |
2005酒造年度(05年7月−06年6月)の出荷量は、前年比8.9%増の14万9000キロリットルで過去最高を更新し、好調さを維持しながらも、これまで酒税率が引き上げられる度に出荷量は伸び悩んでいました。大衆酒を守るためにも足腰の強い態勢を築いておく必要があり、連合会は、ワインのボルドーやウイスキーのスコッチと肩を並べられるようにと世界貿易機関(WTO)の協定に基づいて「薩摩」の地理的表示が認められたのはご存知の通りですが、その「薩摩焼酎」を世界ブランドへ育てる足がかりにということで鹿児島県焼酎業界上げての経営改革が背景にあるようです。その1つに、組織の効率化で人件費や事務所経費の削減を図り、各メーカーの意見や要望を直接組合に届け、事業に反映しやすくする狙いを目的に鹿児島県内11の酒造組合でつくる県酒造組合連合会を9月いっぱいで解散し、10月から県酒造組合として新たなスタートを切ることになりました。同連合会によると、メーカーの分担金で運営される組合は全国的に一本化が進んでおり、九州では鹿児島と熊本が残っていましたが、同組合は110のメーカーが加盟し、単一の酒造組合としては新潟県を抜いて全国一の規模となります。県内11の酒造組合は支部として当面存続しますが、将来は廃止する方向で検討しています。これには、焼酎ブームで負担に耐えられる体力があるうちに合理化への道筋を付けた意義ある決断である言えます。それと、びっくりしたのが黒糖焼酎を製造する奄美大島酒造組合も加盟。それまでは、奄美群島だけで製造が認められている黒糖焼酎が、どこでも製造できるようになれば経営が危うくなるという理由で「薩摩焼酎」に指定されない黒糖焼酎を製造する奄美大島酒造組合は当初加盟に反対していました。しかし1.県を挙げて奄美の黒糖焼酎を守る2.黒糖焼酎の県外での知名度は芋焼酎に劣らず高く、相乗効果を生むPR作戦で焼酎業界全体の底上げにつなげたいという同連合会の説得を受け入れたという次第です。 |
| 07/7/15 飲酒運転撲滅PR向け芋焼酎「飲んだら乗らん」発売 |
お酒が好きな左党に飲酒運転の撲滅を訴えようと、福岡県の酒造メーカー「小林酒造」は、芋焼酎「飲んだら乗らん」を夏の交通安全運動が始まる7月20日に限定販売します。発案者は、福岡市東区で昨年8月に起きた飲酒運転3児死亡事故の発生時の福岡東署交通課長さん。事故の初動捜査を指揮し、粕屋署に異動後も管内の飲酒運転の摘発数が県内最多の状況が続いていることから「ドライバーの安全意識が徹底されてない」と焼酎でのPRを思い付いたそうです。小林酒造もその提案を快く引き受け「酒造メーカーとしても飲酒運転をなくさなければならない」と、新銘柄での発売を即決。「飲んだら乗らん」の赤色ラベルには「飲酒運転ストップ」の意味を込め、銘柄名も力強い毛筆タッチで記されているとのこと。4000本限定。900ミリリットルで1050円。地元の粕屋郡や福岡市などで販売し、1本売れるごとに50円を福岡県粕屋地区交通安全協会に寄付されるそうです。抑えた香味とまろやかな舌触りが特徴で、同社は「飲酒運転をしたことがある人には、ほろ苦く感じられるかも」。 |
| 07/6/25 茨城県の名産干し芋で人気焼酎 |
茨城県JAひたちなか(那珂市飯田)が販売する干し芋焼酎「へのかっぱ」が人気を呼び、売り上げを伸ばしているそうです。地元の旅館や飲食店での取り扱い量も徐々に拡大し、売上高は前年比約1.5倍。同JAは「芋焼酎に比べて芋くささがなく、まろやかでほんのり甘く女性にも人気で、一層の販売拡大に力を入れています。JAひたちなか管内の干し芋は、国内シェアの約九割を占め、加工施設で選別したものを原材料に、牛久市出身の小川知可良博士が発見した吟醸香の高い「小川酵母」を使用。明利酒類(水戸市元吉田町)で製造し、発酵、蒸留を経て、貯蔵、熟成。アルコール分は25%。小川博士はかっぱの絵で知られる同市出身の日本画家、小川芋銭の三男でラベルには芋銭の「河童かっぱ百図」の第一図「山悠々 水悠々」が描かれています。命名の由来は、芋好きの小川芋銭(カッパの絵を得意とした画家として広く知られており晩年には茨城県利根町(文村横須賀)にも長く逗留し、多くの優れた作品を制作)さんにあやかったもので何があってもへっちゃらの精神を示した」とのことです。2005年に発売し、06年は一万本以上を販売。売上高は約千五百万円で、前年比約一・五倍にもなり、昨シーズンはサツマイモが不作で、原料を使い果たし、入手困難ともなったそうです。後藤さんは「徐々に知名度が上がり、直売所でも売れ筋の一品。地産地消の観点から、ひたちなか市などの旅館や飲食店でも取り扱い量が増えている」と話し、販売に力を入れています。七百二十_g入り瓶で、千三百六十五円(税込み)。JAひたちなかの直売所で販売しているほか、地方発送も受け付けているそうです。 |
| 07/6/10 米焼酎廃液から作る物質ががん細胞増殖を抑制 |
米焼酎の廃液と味噌(みそ)用の麹(こうじ)菌から作った「アスペルギリン酸」に、がん細胞の増殖を抑える働きがあることを、熊本県工業技術センターの研究グループが突きとめたそうです。米焼酎廃液で味噌麹菌を培養し、その後、人工的に増やしたヒトの胃がん細胞を培養液に浸した実験を実施したところ、なにもしなかった場合に比べて、がん細胞の増殖を5分の1程度に抑えることが分かりました。
さらに、培養液の中から、増殖を抑える物質を探したところ、アスペルギリン酸と判明。同センターなどによると、アスペルギリン酸によるがん細胞の増殖抑制作用は、これまで知られておらず、
同センターは、培養液と純粋なアスペルギリン酸を、それぞれマウスに投与したが、毒性は認められなかった。
アスペルギリン酸は高温に強く、加工食品に使いやすい特徴があるため、センターは、特徴を生かした健康食品の実用化を目指します。
研究に協力した教授は「今後、アスペルギリン酸が、どのようなメカニズムでがん細胞の増殖を抑えているのか、調べるべきで、メカニズムを、抗がん剤の開発に応用できる可能性がある」と話しているそうです。
センターの研究は、食品の加工過程で生じる排出物の有効利用が目的で、米焼酎廃液のほか、大豆や小豆の煮汁、ジュースの搾りかすなどを使って、さまざまな菌を培養し、がん細胞の抑制作用などを調べている中で,今回思いがけない発見をしました。 |
| 07/6/4 薩摩焼酎宣言ー世界にアピール |
鹿児島県酒造組合連合会は28日、「薩摩焼酎」を国内外にPRする「薩摩焼酎宣言」を発表しました。宣言は(1)県産のサツマイモと水を使い、県内で製造された本格焼酎だけに「薩摩」を冠し、品質の証しとする(2)地元の生産農家と協力して安全なサツマイモを育て、品質向上に努める(3)薩摩焼酎をはぐくんできた風土に感謝し、自然環境の保全に努める。――など7項目からなっています。薩摩焼酎は、鹿児島県産サツマイモを使い、製造から容器詰めまでの全工程を県内(奄美を除く)で行った焼酎。「薩摩」の地理的表示は世界貿易機関(WTO)の協定に基づいて定められ、2005年12月、国税庁から産地指定されました。宣言文は前文で「薩摩焼酎を世界中で愛される蒸留酒に発展させる」と宣言。県庁で会見した県酒造組合連合会の本坊喜一郎会長は「薩摩焼酎を広めるため、宣言でPRしたい。世界的に認められた表示なので海外進出にも力になる」とのこと。同連合会によると、県内111のメーカーのうち、黒砂糖を原料にしている奄美地区を除く87社が、「薩摩焼酎」として販売することができます。今後、連合会は、瓶のラベルなどにつける統一ロゴマークも作成する予定。薩摩焼酎をすぐにイメージできるデザインを全国から公募される予定です。申し込み締め切りは6月30日。7月に採用作品を決定、8月ごろには「薩摩焼酎」のロゴマークが入った焼酎が店頭に並びます。採用者には賞金100万円、最終選考に残った10人には焼酎が贈られます。詳細は同連合会のホームページ(http://www.tanshikijyoryu-shochu.or.jp/)に掲載されていますので、採用されれば歴史に残るデザインとなりますし、がんばって応募してみて下さい。 |
| 07/5/27 1本ずつ手作業でラベルを貼った芋焼酎 |
鹿屋市新川町、「知的障がい者小規模作業所 eすぺーす」の通所者が手作りするラベルを張った芋焼酎「深海 うなぎ」(丸西焼酎製造)が23日、出荷1万本を突破、通所者らは「こんなに多く出荷できるとは思わなかった。大勢のみなさんのおかげ」とのこと。eすぺーすは2005年6月、鹿屋養護学校の卒業生や保護者らで発足し、現在は6人が自立を目指し、社会との交流活動を進めている中、作業所が酒販会社「酒の紀乃島屋」に「地場産業に関連した作業ができないか」と打診し、ラベル作りが決まったそうです。依頼を受けた丸西焼酎も協力し、同社の新ブランド「深海 うなぎ」を受注。通所者の手作りラベルをはった焼酎「深海 うなぎ」 ラベルは牛乳パックの再利用。通所者は清掃センターなどから回収した紙パックをお湯で柔らかくし乾燥させた後、裁断。手すきで和紙として再生していて、1日平均50枚が限度。発売された06年4月に約500本だった出荷量は、同年10月には800本を超えるまでに増加しました。作業所によると、現在では、県内を中心に、遠くは東北地方からの注文もあるそうです。丸西焼酎工場(志布志市)であった1万本突破セレモニーでは、通所者らが酒造、酒販関係者に花束を贈呈、通所者の女性は「最初は失敗続きだった。多くの焼酎が出荷されてうれしい。続けてきてよかった」。渾身の手作りラベルを張った「深海 うなぎ」は定価だと2380円です。 |
| 07/5/21 芋焼酎メーカ値上げ続出 |
宮崎の本格芋焼酎「霧島」「黒霧島」の霧島酒造や鹿児島「さつま島美人」の長島研醸も、芋製主要商品の値上げを公式発表しました。実施はそれぞれ、今年7月23日、7月1日の出荷分からで、すでに取引先流通に価格改定を通知しています。霧島酒造の値上げ額は、アルコール度20度商品1・8lびん、パックとも81円、900mlびん43円。25度商品は1・8lびん101円、パック102円、900mlびん52円。25度商品の値上げ幅は鹿児島県の先発発表メーカー(大口酒造など)と同程度となっていて長島研醸の方は、値上げ額は1・8lびん詰・アルコール度25度・九州価格で税別101円(九州外102円)。値上げ理由として、値上げ先発メーカと若干ニュアンスが違って「前回の値上げより13年が経過しており、その間、諸経費(物流費、焼酎粕処理費用、原料原価、原料保管費、設備費用等)が高騰し、今回の価格改定に至った」とのこと。主な理由である原料であるさつま芋価格の高騰や焼酎廃液の海洋投棄が原則禁止に伴う投資や処理コストが上げられますが、前回の値上げから13年在ってそれ以外の経費もかさんできたことも大きな理由としています。特に燃料重油の高騰や原油高に伴う資材全般の値上げが響いているようで、こういった値上げ要素については、他の値上げを様子見しているメーカもとりまく環境は同等のはず。それだけに、全般的に値上げ追随の動きが加速するとの見方が強まっていますが、鹿児島県の大手はいまだ結論を出していないことから、その動向が注目されています。 |
| 07/5/14 値上げ傾向の焼酎業界の根幹 |
ある酒造メーカは、かつて増税の際にも「本格焼酎が定着したとはいえ、原料の原価問題や本格焼酎の定義確立など抱えている問題は多い」というコメントを残しています。一方、日本酒とは違い焼酎は、低級酒として長年不遇の歴史を歩んできていますが、各メーカの企業努力でやっと日の目を見ただけに、今の状況におごることなく、足元をしっかり見つめている姿勢がうかがえます。 そもそも本格焼酎が今日のように認知されたのは、健康指向の追い風に乗ったことも確かですが、焼酎独特の匂いを抑え、マイルドで飲みやすく、おシャレなボトルやネーミングで高級感を演出したり、さまざまな飲み方を提案するなどたゆまぬ企業努力をしてきたたまものです。また日本酒が「吟醸ブーム」に走り過ぎた結果、ブームが終わると需要が急速に落ち込だ実態を目の当たりにしているため、焼酎業界には同じ轍は踏まないという思いが強いのもあります。こうした焼酎業界ですが、業界全体の出荷量は増えているものの、大手メーカーと地場の中小メーカーとの企業格差がますます広がりつつあります。首都圏などに事業所を構え販路を拡大する大手メーカーと違い、中小メーカーでは事業所開設もままならず、また大手卸による広域販売ができない場合も多いこと格差の原因です。「大手メーカーと価格勝負をしても仕方がないので、酒販店や顧客との直接取り引きにより生き残りを図っている。取り引きに当たっては、当社の工場をじかに見学してもらい、焼酎づくりの考え方などを納得してもらってから」(国分酒造)というように蔵の個性や商品の価値を打ち出しつつ酒販店、消費者との直接的なつながりを強めていくしかないようです。 |
| 07/5/5 本格芋焼酎メーカー大口酒造(鹿児島)が「芋焼酎値上げ」を発表 |
鹿児島・大口酒造協業組合は4月16日、レギュラー商品「白麹仕込・伊佐錦」「黒伊佐錦」を含め、甘藷製焼酎全商品の値上げを発表し、同日中、特約卸にも価格改定の内容を伝えたとのこと。実施は今年7月1日からで、小売価格の上げ幅は、アルコール度25度、1.8Lびん詰品で九州・山口価格で106円。本州・四国価格で104円程度。値上げ分の配分は、生産・卸・小売で6・2・2のもようです。同社の昨年度の販売量は、100%甘藷製本格焼酎で約5万1800石。値上げ理由は大きく2つ。「芋焼酎の主原料であるサツマイモの価格が高騰し」、「今年4月から焼酎製造で発生する廃液の海洋投棄が原則禁止による処理コストと更にその設備に対する環境対策コストが加わったため」。2003年来の原油価格高騰に由来し、製造にかかわる、あらゆる原材料コストの上昇もあって、値上げに踏み切りました。以前(昨年夏あたり)からコストアップに伴い、本格焼酎メーカーが値上げを模索する動きは、強まっていましたが、芋製以外の焼酎は値上げ要因が弱いこともあり、同時期実施は難しいと見られていました。芋焼酎については、値上げ気運が高まる反面、現実問題として消費者の納得を得ることができるのか、小売店頭価格上げや小売店への納価上げがスムーズにいくのか、甲乙混和焼酎との価格差も広がり、需要に影響が出ないかなどの懸念から、メーカー間で実施へのスタンスに温度差がありました。しかし、今回の発表を皮切りに、芋焼酎の値上げに関しては、少なくとも、鹿児島県内の中堅メーカー(国分酒造あたりですかね)が追随することが濃厚ですが、現在の所、東酒造がすでに値上げに踏み切っていますが(金峰工場建設コストもあって先行値上げでしょうか)、その他県内大手メーカーや県外のメーカは態度を明らかにしていませんので、特に大手の動きが注視されているところです。 |
| 07/4/29 5月9、10日は「黒糖焼酎の日」(奄美大島酒造組合) |
奄美大島酒造組合は、今年から、5、9、10(こ、く、とう)の語呂合わせから5月9、10日を「奄美黒糖焼酎の日」と定め、全国規模の需要拡大を図ります。まずはその5/9奄美市内ホテルで制定レセプションを開き、一番肝心である地元での周知徹底を呼びかけます。制定のきっかけは、2月末に同市で開かれた鹿児島大学焼酎学講座のシンポジウム。目的は、昨今の焼酎の急激な需要拡大した黒糖焼酎と奄美固有の食材を生かした料理をマッチングすることにより、黒糖焼酎の全国展開、世界への飛躍やブランドの確立に向けた方策を見出すことで開催されました。具体的には、このなかで同講座客員教授の醸造学や発酵学の専門家として知られる小泉武夫東京農業大学教授が「島の焼酎を世界へ」と題した講演の中で「海外の日本食人気を踏まえて、鹿児島の焼酎の海外進出への可能性」を示唆し提案したのが大きくインパクトを与えたようです。では、地元酒造組合が講演ひとつで「奄美黒糖焼酎の日」を制定する気にさせたこの小泉教授という人はどんな人かというと本業である農大教授としての職務の傍ら、講演会やTV出演はもちろんのこと、お酒や食品関係の著作も数多く世に出され、その上大衆作家としても只今「小説現代に時代小説を連載中というまさに八面六臂の大活躍されている方。例えば、醸造学や発酵学の権威という立場から著書「納豆の快楽」を手にしながら、納豆、又それにに限らず様々な発酵食の良さ、旨さについて「納豆」講演をされる方でもあります。又、珍しい食を求めて世界各国を旅する「食の冒険家」でもあり、旅先々で同行者が全員腹痛に襲われるような過激な食環境でも、納豆さえお腹に入れてしまえば自分は絶対食あたりにはならないという持論の持ち主でもあります。この方の推論を受けて組合員から制定を求める声が一気に上がり、3月14日の臨時総会で決定。同組合は「急なことだったが、いいことは早くという声が多く、今年から始めることにした。来年以降は県外でのイベントなども検討していくことになると思う」とのこと。同組合によると、奄美の黒糖焼酎は2003年ごろから急激に需要が伸び、05酒造年度の出荷量は1万885キロリットル(製造数量が一時の3倍以上)、105億8000万円に上り、 約6割は県外向けで銘柄は度数分けしなくても60程度あるのだそうです。 |
| 07/4/22 焼酎粕を原料にマルチ開発2 |
今回開発されたこのマルチの特徴は、焼酎粕を混ぜることでコストが低くく(石油系ポリマルチの価格を1とすると、コーンマルチが3、このイモ太郎では2)、「引張り強度」も粕に含まれる繊維質によって増す(コーンの厚さが0・018mmに対し、イモ太郎0・025mm)予想です。実際機械を使ってのマルチ張りをした所、「コーンマルチより張りやすい」と使用の感触は上々で、厚い分、栽培初期に求められる条件の「保温効果」に問題はなく、あとは土に完全還元するというハードルをクリアできるかどうかにかかっています。実証栽培は分解速度が異なる2種(3カ月と3カ月超)のイモ太郎を使って、約20aの畑で実施し、最重要課題の検証に臨みますが、鹿児島県のポリマルチ使用量は、年間3800t。これに対し、焼酎粕1000tで、すべて生分解性マルチに転換ができるそうです。ピースウェイブは、さらに粕を利用したこの生分解性マルチが全国へと普及すれば、粕の有効活用量も増えることにもなります。そして、焼酎粕はバイオマスプラスチックの原材料にもなることから、活用から需要へと期待は一層膨らみます。焼酎メーカーにとっても土に還るマルチは農家の省力化や地域循環型の農業に向けて貢献することで企業イメージのアップにつながります。 |
| 07/4/15 焼酎粕を原料にマルチ開発 |
以前から本ページで紹介していますように、今年4月から海洋投入が原則禁止(環境省許可で5年の猶予)される焼酎粕ですが、鹿児島県では平成17酒造年度(17年7月−18年6月)、約48万1000tの粕を排出、うち15万9000t(総排出の33%)を海洋投入しているの現状です。そんな中、焼酎粕から土に還る“マルチ”(農業用生分解性マルチシート)を作ろうとその実用に向けた甘藷(サツマイモ)の検証栽培が3月28日、南さつま市金峰町で始まったそうです。いまの時期、畑の畝(うね)を包むように、帯状に見えるのがマルチシートは、芋焼酎の原料となる甘藷のほか、野菜類の栽培において保温・除草効果がある農業用フィルムで通常使われていますが、原料は石油系ポリの為、土には還らず、又収穫期には甚大な労力を要す元になるそうです。甘藷収穫の場合、掘り取りは機械化が進んでいますが、それでも残ったマルチの除去には人手を要し、特に雨天収穫は困難を極めます。焼酎粕を原料の一部に使ったマルチ「イモ太郎」を開発したのは、焼酎粕をシート化する特許技術をもつ東京のベンチャー企業、(株)ピースウェイブ。今回の実証栽培は、同社の相談を受けた小正醸造が、自社市販酒の原料甘藷供給元でもある(有)東馬場農場(金峰町)に橋渡しし実現しました。イモ太郎の原料は生分解性樹脂(60〜70%)、焼酎粕の乾燥固形物(20〜30%)、その他(10%)。生分解性樹脂は使用後、微生物によって二酸化炭素と水に分解されるもので、土に還るマルチとしてはすでに、コーンマルチ(澱粉系生分解性マルチフィルム)などが実用化されています。微生物の力で分解されるものだけに、有機栽培、もしくはそれに近い形で作物を育てる畑でなければ、条件的に土には還りません。今回、実証栽培にあたる東馬場農場さんは有機栽培の先駆で、その実績は天皇杯受賞や黄綬褒章受章される程「土作り百姓」をまさに自他とも認められています。現在、焼酎原料用・黄金千貫を主体にサツマイモの栽培面積は13haから15ha程度でスタートですが、栽培においては大半をコーンマルチ使用に切り替えています。 |
| 07/4/8 注ぐだけで「4.6」のお湯割りができる有田焼の焼酎ポット |
焼酎とお湯を入れて、注ぐだけで「4・6」のお湯割りができるユニークな焼酎ポット「わりぢょか」が開発されました。アイデアは、福岡発で、佐賀の技術力が実現させた新製品は今年4月から販売です。開発のきっかけは5年ほど前の焼酎ブームで、「きちんとした配合で焼酎を割るのは意外と難しい。簡単に作れないか」と考えた考案者が、内部に焼酎用とお湯用の二槽を持ち、「4・6」のお湯割りが出てくるポットを発案しましたが試作の段階からさまざまな技術的な壁にぶつかり、有田焼の職人らと試行錯誤を重ね、2つの槽をつなぎ、最後の一杯まで同じ割合で出せる特殊な形状の注ぎ口を開発し、昨年11月に商品化にこぎ着けました。「割る手間がいらず、より会話の弾む酒席になる」とヒットを期待していて、その上「わりぢょか」は現在特許出願中だそうで「焼酎とお湯を入れる槽を代えれば逆の「6・4」も・・・。新たな焼酎ブームのきっかけになれば」と期待。福岡市内の主要百貨店で販売していて、価格は、ぐいのみ2個付きで1合用が8000円、2合用が1万円。 |
| 07/4/1 人気の牛乳焼酎(大和一酒造元)製造に特許 |
人吉市下林町の合資会社大和一酒造元は、特許庁に出願していた牛乳焼酎の製造に関する8点の特許が認められ、昨年2月念願の特許取得が決定しました。 牛乳焼酎は今でこそ全国から注目を集めている人気商品ですが、同社は、ほかの酒造メーカーより後発だったことで、「ほかがやらない独自の製品」を掲げて、昭和61年に温泉を使った温泉焼酎を発売。その愛飲家の中に牛乳割りで飲んでいた人がおり、そこから牛乳焼酎の開発を思い立って平成10年秋から「牧場の夢」の銘柄で牛乳焼酎の製造販売を始めました。この牛乳焼酎が注目され始めたのは、思いがけないさまざまな効果で、例えば抜け毛が多い人の頭に試しに塗ったところ抜け毛が止まったという。その後、口コミや購入者の体験でその効果が広く知られ始め、国内外の専門家からも注目され、全国のテレビや雑誌などマスコミでもたびたび取り上げられ人気商品となった経緯があります。平成12年に「牧場の夢」の商標登録を終えており、牛乳焼酎製造の特許も検討する中、出願することで製造方法が公になる恐れも含んではいましたが、牛乳焼酎人気に便乗し、製造方法は違っても牛乳焼酎を名乗る所が出てきたため、「認められれば20年間はまねはできない」と判断し、平成12年4月に製造に欠かせない8点の特許を出願した次第です。 |
| 07/3/25 球磨焼酎に統一ロゴデザインが決定 |
この発端は、球磨焼酎酒造組合は、昨年の2006年10月27日特許庁へ地域名と商品名を組み合わせた地域団体商標(地域ブランド)登録に「球磨焼酎」を出願し、認められました。 これにより、「米を原料とし」「球磨川水系の地下水で仕込み」「人吉球磨地方でボトリングを行う」という条件を満たした製品だけに球磨焼酎という表示ができることになりました。ですが、いまだに、消費者の中には「人吉球磨地方のメーカーの製品であれば」や「米が原料であれば」と、誤解している人も多いということから一目で球磨焼酎であることを識別できるよう、各酒造メーカーが球磨焼酎の条件を満たす製品に統一したロゴマークを付けることを決め、そのロゴデザインの一般応募をした次第です。ロゴマークの応募条件は、@デザインは球磨焼酎または人吉球磨地方をイメージできるものA単一色であること等。その結果、六百八十五点の応募があり、その中から晴れて今年2007年3月20日に最優秀品に選ばれた長崎市のデザイナーさんの作品は、球磨焼酎の原料であるコメ粒の中に、球磨川水系の地下水が流れるイメージを「く」の字で表現したロゴデザイン。ロゴの色は、商品のラベルの色に合わせ、を変えても良いそうです。今後としては、ロゴ表示に合わせ、二十八蔵元の銘柄などを紹介するウェブサイトを開設したり、Tシャツや旗などにも取り入れるなどの予定をしていて、県もこのロゴマークの制作やサイト構築に補助する役目を担ってきました関係もあって、地域ブランド「球磨焼酎」を熊本県全身全霊(?)でアピ−ルしていく方針のようです。 |
| 07/3/21 大分県商工会連合会主催で分県内の7蔵元が集合した新焼酎ブランドが完成 |
県商工会連合会の支援を受けて、県内の商工会地域の酒造会社7社が共同開発していた新しい焼酎ブランド「おおいた七つの蔵物語」が完成し、販売時期は、4月下旬の予定となりました。焼酎自体は各社のレギュラー銘柄として販売していますが、ターゲットは首都圏の若い女性としている為、女性受けする新しく統一したボトルやラベルでデザインや独自性を打ち出しました。まず、ボトルは中央部が出っ張ったたる状で、ラベルは色鮮やかな千代紙風になっていて、そのラベルに印字する各社の銘柄名は、線の細い手書き文字で素朴な雰囲気に仕上がっています。その上、味わいや風味の特徴を簡単に説明するコメントも付けました。参加各社の銘柄は▽みろく(中野酒造)▽黒岳(小野酒造)▽かぼすリキュール(八鹿酒造)▽荒城の月(丹誠酒類)▽豊後の里(藤居酒造)▽DOTTON5(赤嶺酒造場)▽むぎゅ(ぶんご銘醸)―の七点。地場酒類問屋から販売し、百貨店や酒販店などの店頭には全七点セットで展示しますが、販売は一点ずつです。各社は五百ミリリットル入りで統一してますが、販売価格はそれぞれ異なり千百円台から千六百台になりそうです。目的は、もちろん焼酎ブームを追い風に、大分を代表するブランドに育てたい考えで、2月13日には、東京都内で始まる国際見本市「東京インターナショナルギフト・ショー」に出展し、女性向けに造られたボトルのデザインは、期待通り当日からギフトショー来場者特にターゲットとする若い女性からも評判の声が上がっっていたことだけでなく、華やかな色彩に溢れる、女性的なデザインとなっていたブースのデザインも、狙い通りのイメージ造りができたようです。その結果、来場者の仕入れ担当者ら目を引き、売り込んでいくきっかけとなる一応の手ごたえを掴んだ様子です。 |
| 07/3/18 大麦「ニシノホシ」生産で三和酒類が奨学金 |
大分県宇佐市の三和酒類、JA大分宇佐、JA安心院町は焼酎原料の大麦「ニシノホシ」の生産奨励金に関する協定書に調印しました。調印式は同市の県宇佐総合庁舎であり、三和酒類社長、JA大分宇佐組合長、JA安心院町組合長が協定書を交わしたそうです。両組合長が「安全で高品質な麦を提供したい」、三和酒類社長が「おいしい焼酎に仕立て、全国に発信したい」などとあいさつ。協定は、毎年更新しているそうですが、三和酒類が市内で生産されるニシノホシ(二〇〇七年産)を対象に、国の農産物規格で一等になった麦に一キロ二十三円、二等に同十三円の基礎奨励金を支払う。一等に上乗せする形で、より醸造に適した麦にプレミアム奨励金(上限二百万円)を支給する―の内容となっています。 |
| 07/3/11 平成19年1月本格焼酎出荷 前年比4%増でスタート |
平成19年1月本格焼酎出荷 前年比4%増でスタート1月分の全国単式蒸留焼酎(本格焼酎)の課税移出数量(概数)は、3万1763klで、前年の3万524klに比し4・1%増加し、昨年12月にいったん前年割れしましたが、再び上昇気配となりました。主産地九州7県と沖縄県(泡盛)の1月分出荷状況と前年対比は、以下の通りです。▽福岡県=2870klで7・6%減▽佐賀県=230klで36・4%の著増▽長崎県=323klで18・7%減▽熊本県=1419klで10・7%減▽大分県=8276klで6・5%増▽鹿児島県=9118klで0・4%微減▽宮崎県=5640klで27・1%の著増▽沖縄県(泡盛)=1960klで12・7%減−−の状況で、鹿児島県の前年比減は、芋が2・1%増加しているが麦が8・4%減少しているためとみられます。主な原料別本格焼酎出荷数量と前年比の結果は、▽さつまいも=1万1493klで前年比16・9%増▽米=3573klで15・2%減▽麦=1万4756klで3%増▽そば=653klで19・2%減▽酒粕=46klで20%減▽その他の原料=1243klで3・9%減−−となっています。この結果から、原料別出荷量でさつまいものみが増加する傾向から、麦がプラスしていることが、目新しい所です。 |
| 07/3/4 鹿児島酒造の黒瀬杜氏が世に問う芋焼酎「初代黒瀬杜氏・黒瀬金次郎」 |
薩摩の芋焼酎造りを支える技術者集団、黒瀬杜氏において、なかでも、麹菌を自在に操る名人として知られる黒瀬安光杜氏(鹿児島酒造・取締役常務・総杜氏)が、伝承・習得の技を集大成したという本格芋焼酎「初代黒瀬杜氏・黒瀬金次郎」を2月17日、鹿児島市内で披露されたそうです。酒名にある「黒瀬金次郎」は、同氏の実父の名前で、これまで封印されてきた父直伝の技と、その子・安光氏が半世紀を超える焼酎造りで磨いた技を融合させようと目指しました。明治25年、鹿児島県笠沙町、薩摩半島南部の野間半島にある黒瀬集落に生まれた金次郎氏は、明治期、集落の数人が焼酎造りの技術を学ぶため琉球へ渡り、それまで本格焼酎の製麹に清酒と同様の黄麹が用いられていた状況に、泡盛に使われていた黒麹を活用することで風穴を開け、焼酎醸造技術の革新が始まったと伝えられています。金次郎氏は、まさにその立役者で、その後、県内外で焼酎造りに奔走し、「“初代黒瀬杜氏”の名声を築いた」と言われる人物です。本格芋焼酎「黒瀬金次郎」は2つの麹菌、主要麹に「黒麹G型ゴールド」、添え麹に「ネオマイセル吟醸麹」を併用しているのが特徴で、前者は主流の黒麹NK菌ではなく、様々の黒麹のなかでも胞子が繊細で発育が早いことから扱いにくい菌種ですが、その代わり奥深いコクを持つ酒質を引き出してくれるのが特徴です。後者は清酒麹のなかでも芳香性が高く、酵素力が強く、甘味と旨みをたたえながら、キレが良い、絶妙なバランスを実現し、ネオマイセルの併用が、独特な余韻を醸します。黒瀬杜氏は、実父・黒瀬金次郎直伝の技を継承しながら、焼き芋を原料にした芋焼酎や10年貯蔵の芋焼酎を商品化するなど焼酎業界にも貢献。その「黒瀬金次郎」を自己評弁で「いつまでも甘味を感じていただける」とのことです。「黒瀬金次郎」は同日(2/17)付け正式発売<税込み希望小売価格1・8l7350円、720ml2940円>。当面、地元を中心に数店の酒販店での取扱いになる見込みだそうです。 |
| 07/02/25 4月からの焼酎かすの海洋投棄原則禁止に対し鹿児島県内の焼酎メーカーが、投棄許可を申請 |
4月で焼酎かす海洋投棄が原則禁止になるのに伴い、鹿児島県内の焼酎メーカーでつくるかす処理の協同組合3組合が10日までに、海洋投棄の許可を環境省に申請していたことがわかりました。焼酎ブームなどで処理が追いつかない分の許可を求めていて、申請したのは、南薩地区の焼酎メーカー16社でつくるサザングリーン協同組合、日置市といちき串木野市の6社が参加する西薩クリーンサンセット事業協同組合、北薩地区の6社でつくる川内酒造協同組合。海洋投棄する量は従来より減らし、年度ごとの削減計画も示しました。産業廃棄物の海洋投棄を規制するロンドン条約批准により、4月から焼酎かすの海洋投棄は原則禁止になりますが、3組合による申請について要は、、芋焼酎は米や麦と比べてかすの量が多く、季節による量のばらつきもあって、現段階では、処理が難しい。ですが、設備の効率的な稼動で海洋投棄を減らしていき、遅くても5年後にはゼロにするので、それまで処理がおぼつかない分の投棄は認めてほしいという言い分です。実際、各焼酎メーカーも、飼料化設備などを建設し対応してきましたが、近年の焼酎ブームで予想を上回る量のかすが発生しており、処理が追いつかない状態とのことで、環境省によると、現時点で焼酎かす海洋投棄の申請があるのは鹿児島県のみだそうで鹿児島県酒造組合連合会の2005酒造年度(05年7月−06年6月)の本格焼酎生産に伴う焼酎かすの処理量は、過去最高だった前年度を上回る48万トン。うち海洋投棄は、3割強の15万9000トンだった。3組合の内訳は、05年度に出した焼酎かすはサザン約13万トン。西薩約10万トン、川内約4万6000トン。06年度は逆に若干下回る見通しで、07年度の海洋投棄は3組合合計で05年度の半分−5分の1程度まで減らせる見通しで、更に、西薩は07年度、川内は5年後、設備の稼働率向上、増設などでほぼゼロにできる見込みということで、サザンも大幅な削減を計画しています。今後は、削減計画が1カ月ほどインターネット上などで公示された後、焼酎かすを運ぶ船会社が海上保安庁に申請。順調にいけば4月までに海洋投棄の許可が下りる見込みです。西薩クリーンサンセット事業協同組合の理事長は「4月に新しい設備の稼働を予定している。処理態勢を整え、早い段階で削減できるようにしたい」と話されています。 |
| 07/02/19 平成18酒造年度鹿児島県本格焼酎鑑評会の審査結果 |
平成18酒造年度鹿児島県本格焼酎鑑評会の審査結果が2月9日、発表され、156点が入賞されました。同鑑評会は1月19日に開催され、今年度は、芋、黒糖、米、麦の原料別4区分に、合計のべ142場、247点の出品があり、その中から、「原料特性が顕著で、本格焼酎としての格調高いもの」を入賞酒として選ばれました。鑑評会優等入賞銘柄(製造者)は次のとおりです。【甘藷製】▽桜島(本坊酒造鹿児島工場)▽豪放磊落(東酒造)▽相良兵六(相良酒造)▽さつま無双黒(さつま無双)▽天無双(三和酒造)▽天狗櫻(白石酒造)▽伝(M田酒造焼酎蔵薩洲M田屋伝兵衛)▽海童(M田酒造傳藏院蔵)▽福金山(薩摩金山蔵)▽小鶴くろ(小正醸造日置蒸溜蔵)▽薩摩宝山(西酒造)▽西海の薫(原口酒造)▽知覧武家屋敷(知覧醸造)▽八幡(高良酒造)▽さつま寿(尾込商店)▽萬世(萬世酒造)▽小松帯刀(吹上焼酎)▽天文館(宇都酒造)▽さつま白波(薩摩酒造花渡川蒸溜所)▽同(同社火の神蒸溜所)▽貴匠蔵(本坊酒造津貫貴匠蔵)▽同(同社津貫工場)▽黒麹仕立て桜島(同社知覧蒸留所)▽薩摩すんくじら(杜氏の里笠沙)▽角玉(佐多宗二商店)▽なかまた(中俣)▽薩摩の誉(大山甚七商店)▽利右衛門黒(指宿酒造協業組合)▽薩摩乃薫(田村)▽さつま白波(薩摩酒造頴娃蒸溜所開聞蔵)▽同(同社頴娃蒸溜所御領蔵)▽蔵の神(山元酒造)▽薩摩茶屋(村尾酒造)▽田苑黒麹(田苑酒造)▽六代目百合(塩田酒造)▽紫尾の露(軸屋酒造)▽莫祢氏(大石酒造)▽さつま諸白(鹿児島酒造阿久根工場)▽千鶴(神酒造)▽さつま島美人(宮内酒造)▽同(長島研醸)▽同(杉本酒造)▽同(南洲酒造)▽さつま木挽(雲海酒造鹿児島工場)▽さつま美人(福徳長酒類薩摩工場)▽真鶴(万膳酒造)▽龍門滝黒麹仕込み(さつま司酒造)▽玉露黒(中村酒造場)▽伊佐大泉(大山酒造)▽伊佐美(甲斐商店)▽黒伊佐錦(大口酒造協業組合)▽同(同第二蒸溜所)▽鐵憲(霧島横川酒造)▽白金乃露(白金酒造重富工場)▽白金乃露 黒(同社平松工場)▽おやっとさあ(岩川醸造)▽志布志湾(大隅酒造)▽さつま若潮(若潮酒造協業組合)▽ゆうのこころ(老松酒造)▽大金の露(新平酒造)▽岩いずみ(白露カンパニー)▽八千代伝(八木酒造)▽さつま大海(大海酒造協業組合)▽瀞とろ(神川酒造)▽白玉の露(白玉醸造)▽小鹿(小鹿酒造協業組合)▽種子島金兵衛(種子島酒造)▽しま甘露(高●酒造)▽黒こうじ仕込南泉(上妻酒造)▽島乃泉(四元酒造)▽三岳(三岳酒造)▽太古屋久の島(本坊酒造屋久島伝承蔵) 【米製】▽兼重(M田酒造焼酎蔵薩洲M田屋伝兵衛)▽田苑(田苑酒造)▽白金の米(白金酒造平松工場) 【麦製】▽南洲(本坊酒造鹿児島工場)▽いろはのい(M田酒造傳藏院蔵)▽むぎいち(小正醸造日置蒸溜蔵)▽おつだね(薩摩酒造頴娃蒸溜所御領蔵)▽鉄幹(オガタマ酒造)▽田苑(田苑酒造)▽さつま諸白(鹿児島酒造阿久根工場)▽白金酒造乃麦焼酎(白金酒造重富工場)▽別嬪さん(岩川醸造)▽志布志湾(大隅酒造)▽ほれぼれ(若潮酒造協業組合)▽小鹿麦(小鹿酒造協業組合) 【黒糖製】▽天下一(新納酒造)▽奄美の杜(町田酒造)▽えらぶ(竿田酒造)▽はなとり(徳田酒造)▽花恋慕(沖永良部酒造)▽えらぶ(神崎産業)▽奄美(奄美酒類)▽同(高岡醸造)▽同(松永酒造場)▽同(天川酒造)▽同(亀澤酒造場)▽同(中村酒造)▽あじゃ(黒)(奄美大島にしかわ酒造)▽かめ仕込(弥生焼酎醸造所)▽浜千鳥乃詩(奄美大島酒造)▽氣(西平本家)▽朝日(朝日酒造)▽珊瑚(西平酒造)▽喜界島(喜界島酒造)●はつくりが「立」の「崎」 |
| 07/02/11 プレミア芋焼酎「佐藤」販売めぐる訴訟U |
判決は、「一九会の承諾を得ることなく、「佐藤」を売ってはならないという債務を負担したこと自体については、疑問の余地がないものと判断される」「一九会のPB商品である「佐藤」を、通常の自社商品として売ることを決めた以上、きちんとした形で原告らの了承(=承諾)を求めるべきだった」と指摘しました。また商標権が被告に帰属しても、判決を左右するものではない旨も明記されたそうです。判決は全般、PBだったことを認めたうえで、賠償額は、12年決裂までのプール金残高と、適正だろう(自社商品化へ転換の)“承諾料”の合計で算定したそうです。今回の判決に対し、被告の佐藤酒造は「ノーコメント」。原告代表の粟國氏は、「蔵元は何をやってもいい、そんな横暴を認める判決だと解釈している。いまの佐藤酒造にとって1400万円は痛くもかゆくもない。いま蔵元を支持している酒販店は、われわれのように何もないところから、「佐藤」を育ててきた店ではない。納入のためにどれだけ、蔵元のご機嫌をとり、媚びを売っているのか。蔵元は売れるようになって、われわれを足蹴にして、東京などの酒屋に鞍替えしたに過ぎない。これが法律か。控訴を含め、弁護士と相談したい」と全くもって納得いかない様子で、次回の裁判に備える姿勢すら伺えます。今回の判決は、端的に、売れてくればPBを、蔵元が自由に自社商品化することを認めしまうものであり、地酒販売のいびつな暗部に、一切メスを入れず、蔵元の独善を許すものでしかないという意見もあります。そういう意味では、単純に金銭換算はできない、酒販店の汗を一切、正当に評価していない判決結果と言えると思います。 |
| 07/02/04 プレミア芋焼酎「佐藤」販売めぐる訴訟U |
12年7月の両者(佐藤酒造(株)と一九会)会議では、佐藤酒造は、今後プール金支払いをしないと通告し、8月には「佐藤」に使用されていた商標を登録出願(13年6月登録)までしました。10月以降、同社価格改定に基づき、一九会4店へも他店と同額で納入することになったわけです。14年6月には、一九会が佐藤酒造に対し、一九会加盟店以外に「佐藤」を販売しないよう求めましたが、同社は7月、先の商品案内を敵対行為だとして、出荷に応じかねるとして取引停止を通知したそうです。こういうことになる両者の関係の背景には、爆発的な焼酎ブームがあったほか以外に理由はありません。「佐藤」発売の平成5年当時、その焼酎を求める消費者はおらず、販売不振にも配意して、一九会は、一定量の買い取りを約束し、佐藤姓の消費者にダイレクトメールで商品案内をするなど積極的に販促も行った過去があります。ここ数年、グルメ雑誌などメディアがこぞって、焼酎を取り上げ、「佐藤」も脚光を浴び、「佐藤」の引き合いは、都心部の専門酒販店からも強まり、同社は独断で直取引を拡大し、一九会に頼らない、独自構築の販売網と主張するが、一方、原告側(一九会)の言い分は「「佐藤」というPBがあったからこそ開発できたし、一九会の販売網に他ならない」と反発し、「12年に一九会と決別したのなら、一九会のPB商品である「佐藤」の販売を中止するのが当然」と主張しました。 |
| 07/01/28 プレミア芋焼酎「佐藤」販売めぐる訴訟T |
芋焼酎のプレミアブランド「佐藤」(製造元・佐藤酒造)の販売をめぐり、酒販店4店が約1億9000万円の損害賠償を求め、佐藤酒造と争っていた訴訟の判決が1月16日、同社に対し、原告4人へ総額1482万円の賠償金支払いが命じられたとのことです。同訴は、「佐藤」をPB(プライベートブランド)として世に出した鹿児島市内の酒販店組織「一九会」の4店が、佐藤酒造が両者で合意した取り決めを破り、損害を与えたとして平成14年12月に提訴。判決はPBであることを認めながら、原告の主張の大半を退ける結果となりました。訴訟に至った話の経緯ですが、そもそも芋焼酎「佐藤」は、「一九会」のメンバーが味決めにも立会い、ラベルデザインも決めるなど商品開発の全般を担い、平成5年に白麹仕込み、8年に黒麹仕込みの商品を発売された経緯があります。それに裏ラベルには「この焼酎は(中略)一九会の協力を得て佐藤酒造より生み出された自信作です」とあり、「発売元・一九会(もしくは一九会加盟店)、製造元・佐藤酒造」と明記されています。「「佐藤」は一九会が企画販売した焼酎」(平成9年実施「『佐藤』に関する県外発送規約」)で、8年の佐藤酒造ホームページでも「一九会にての限定販売」と商品紹介しているほか、県酒造組合連合会作成の「全銘柄表」(12年5月調べ)でも「佐藤」はPBと表記されています。酒販店の取扱いも一九会加盟店となることが条件だった為、一九会への納価に一定額を上乗せし、県内外加盟店への納価を定め、その差額をプールし一九会へ還元することが約束されていましたし、実際プール金は、同会功労への対価、また独占販売しないことで失う利益補てんの意味あいがあり、その一部は、謝礼金や販売促進費名目で支払われていました。 |
| 06/12/17 泡盛の軽減税、7回目の5年延長へ |
自民党税制調査会は、沖縄県内で生産・消費される「泡盛」などの酒税について、本土より低い軽減税率を、さらに5年間延長することを決めました。税率は泡盛で35%、ビールで20%低く設定されます。軽減税率は、本土復帰前、沖縄では酒税が本土より低かったため、激変緩和措置として県内に出荷される酒類を対象に導入されました。この制度は、沖縄が本土に復帰した1972年に5年間の時限措置として始まり、これまでに6回に渡り延長されてきました。財務省は、軽減税措置の廃止を主張していましたが、米軍基地問題など沖縄が抱える問題に引き続き配慮が必要との政治判断から、このたびの措置延長が決定しました。前回、2002年の延長後、泡盛業界は軽減税廃止に備え、本土への出荷拡大など体質強化を図りましたが、芋焼酎ブームなどの余波で出荷量は思うように伸びていないのが実情です。「軽減税措置が廃止されると、消費者に負担を求めざるをえない」との理由で地元業界は政府に対して措置廃止の反対を主張。県内消費や観光客相手の売上に悪影響が出ることが懸念されていました。2012年までは、軽減税措置によって県内の価格が保護されることになった泡盛業界ですが、ブランドの育成、また業界全体の自立に向けて今後も努力が求められることに変わりはありません。【酒税軽減措置】とは、1972年の本土復帰に伴い、制度改革による個人や企業への影響を抑えるために導入された復帰特別措置法に基づいたもの。期限は原則5年。県内で販売される県産酒類の酒税が泡盛で35%、ビールで20%軽減される。県外出荷の場合は適用されない。2005年度の軽減額は全体で39億7,400万円、泡盛で21億4,000万円。 |
| 06/12/17 美味しくたしなむ焼酎の飲み方 |
芋焼酎の全国的なブームで多彩な組み合わせの飲み方が紹介されたりしましたが、忘年会の時期もでもありますので、体調や気分に合わせて味を変化させることが出来、昔から親しまれてきた試飲法を紹介します。1.ハチミツを加えることで甘さが増し、お湯割りの場合、身体を温める作用がある。糖分を多く含むので、疲労回復効果もある。 2.酸味の強いレモンを加えることで味が引き締まる。ビタミンC補給や疲労回復の効果は絶大。 3.わさび焼酎のお湯割りに、好みの量の本わさびを下ろして入れる。爽やかなわさびの色と香りが広がり、飲み易くなる。 4.梅干は焼酎のお湯割りの定番。塩分控えめの梅干は、焼酎の味を損なうことなく美味しく頂けますし、また悪酔い防止の効果もあります。二日酔いを防ぐ方法なら、まず食べながら酒を飲むことで、酒の肴は高タンパク質・高ビタミン・低脂肪のものにすると、肝臓でのアルコールの分解を促進することができます。豆腐や魚、枝豆、野菜などは優秀な二日酔い防止食品ですし、様々な種類の肴を食べながらゆっくり飲むことが大事です。さらに、飲んだ後にビタミンCやビタミンB1を摂ることで、例えば、フルーツを食べるとアルコールの分解を進めてくれます。アルコールを抜こうとむやみにサウナに入ったり、入浴することは心臓に負担をかけるので控えましょう。 |
| 06/12/11 熊本・球磨でも「焼酎粕資源化促進」のシンポジウム |
多様な有効活用が可能で、宝の山ともいわれる焼酎粕の再資源化を特に畜産飼料の観点から意見交換するシンポジウム「焼酎粕濃縮液等の地域資源を活用する発酵混合飼料調整・給与技術と地域連携システムの構築」が11月8日、球磨焼酎の産地、人吉でありました。食料自給率を向上させるため、自給飼料の生産拡大が課題となっている現在、稲わらなどの粗飼料(そしりょう)や焼酎粕濃縮液など地域資源の利用技術を確立し、その活用促進のための広域流通・連携システムづくりを目指すものです。畜産飼料の自給率が低下するなか、稲わらなどの粗飼料(そしりょう)自給率を、現在76%から平成27年度100%へ、飼料自給率も23%から35%へ引き上げるため、粗飼料の生産拡大や食品残さの飼料化が国策となっています。畜産業、飼料メーカー、行政・研究機関、焼酎メーカー、粕処理プラントの関係者ら約130人が出席しましたこのシンポジウムでは、土づくり草づくりによって家畜をはぐくむ“耕畜連携”が訴えられ、そうした地域循環型・資源活用の一環として、焼酎粕の飼料化利用に期待が寄せられました。「メーカーは良質な飼料化のため、新鮮で良質な蒸留廃液を提供する義務を持つ」という球磨地方の焼酎粕を飼料化しているリサイクリーン(株)は、1日あたり70t、主に米焼酎の粕を固液分離後、個別処理し飼料化しています。又、廃液の腐敗防止をマニュアル化や腐敗廃液に対しては、収集ドライバーが適切に対応できるよう研修を行っているとの報告もありました。その同社の飼料を通常のエサに混合し使っている地元の牛乳や卵の生産農家の評価も紹介しております。その中で見識者各位は、「エサ代を含め、いかにコストを下げるかも課題だが、目の届く範囲で安心安全な材料を使いたい」、「土に還元するところまでの循環システムをつくらねばならない」、「焼酎粕の研究を重ねれば重ねるほど、びっくりするぐらい良いことばかりが見つかる。(家畜の)成長促進、細胞強化、肉をおいしくする作用もある。飼料として将来、取り合いになるのではないかと心配している」等、焼酎粕の可能性を確信する見方や意見を示していました。 |
| 06/12/03 大分県・女性スタッフだけで焼酎開発 |
女性杜氏(とうじ)ら女性スタッフの手で造り上げた麦焼酎「さいき小町」の新商品出発式が、先々月の10月に佐伯市直川の「ぶんご銘醸」でありました。佐伯酒販協同組合(九十店)の加盟店限定で出荷をしているそうですが、同組合理事長が「さいき小町をブランドとしてはぐくみ、『佐伯に小町あり』と言われる商品にしたい」とあいさつ、同社の専務が特徴を説明、テープカットをし、出荷用の商品を満載したトラックを見送るという出発式でありました。 さいき小町は、スーパーや大型店での酒類販売に押されがちな現状を打開しようと、同組合が加盟店だけに卸すオリジナル商品の開発を提案、同社で製造とのこと。商品企画は同社の女性営業マン、杜氏は、同社の女性杜氏、ラベルの文字も同組合の女性が、デザインもデザイン会社の女性がということで、主な工程は全て女性が,、担当されたそうです。女性スタッフだけでの焼酎の開発は全国でも珍しいといい、「まろやかな味に仕上がった」との評判もあります。飲み口の良い減圧蒸留と、こくのある常圧蒸留の二種類を製造され、女性杜氏の方は「減圧蒸留はくせがなく、女性にも飲みやすい。常圧蒸留は麦のうま味を引き出しました。癖のない、今までの焼酎とは違った味わいなので、『焼酎は嫌』という人もまずは飲んでみてください」と話されました。 |
| 06/11/27 「森伊蔵10年熟成焼酎「楽酔喜酒」が発売前から既にプレミア化」 |
森伊蔵酒造(垂水市)が12月15日、10年間熟成させた芋焼酎「森伊蔵・楽酔喜酒」を限定発売します。値段は、600ミリリットル入り3万8000円と高価だが、屈指のプレミアム焼酎だけあって全国で2700本限定販売となっています。県外では百貨店の高島屋(販売数量は限定1000本。販売方法は抽選で26日まで高島屋各店の特設会場で応募を受け付けている)と日本航空シカゴ線機内(1月から)で販売します。高島屋では、通常の森伊蔵も入荷時に抽選販売しているが、毎回20倍以上の倍率になるらしいですが、「楽酔喜酒」は17日から応募の受け付けを始めて「すでに10倍を超える申し込み」というプレミアぶりです。ボトルデザインは、薩摩切子と「南蛮渡来」をイメージした赤色のボトルと底に入った「森伊蔵」の落款が特徴で、桐箱入りで、ラベルに製造年を入れ“ビンテージ感”を出したということです。同酒造・当主の話では、10年前から長期熟成に取り組んできたが、今回初めて蔵出ししたということでこれからも森伊蔵が誕生した12月15日に合わせて出していきたいと話しているそうです。「森伊蔵」は無農薬有機栽培した「黄金千貫」というサツマイモを使用して、手作業で仕込んでいる。もともと生産量が少なく、味もよいことから、焼酎ファンにとって、垂涎(すいぜん)の的になっているプレミア焼酎の代表格です。 |
| 06/11/20 鹿児島・鹿屋市が大海酒造とでバラ焼酎発売 |
鹿屋市やNPO法人ローズリングかのや(鹿屋市)、大海酒造協業組合(同)などは、原材料にバラを使った焼酎「薔薇(バラ)の贈りもの 2006原酒」を開発しました。19日から同市浜田町の「かのやばら園」や大都市圏の小売店で計1万7000本売り出すとのこと。バラは高級香水の原料に使われる香りの強い原種系の品種ロサ・ダマッセナ。同園の門倉美博園長(58)が3年前から栽培に取り組み、現在30アールに2000株を植栽。バラ焼酎の研究を重ねてきた同組合の杜氏が10月、つぼみ約20キロをサツマイモと同時に仕込んでいました。アルコール度数は原酒なので37.3度と通常の度数より高め。芋焼酎独特のにおいは控えめに、バラのさわやかな香りがほのかに漂う。水割りやロックが合うという。関係者らは「鹿屋のバラを焼酎を通じて全国に発信し、観光客を呼び込みたい」と期待を寄せている。同焼酎は1本720ミリリットル、2700円で発売予定です。 |
| 06/11/13 球磨焼酎が地域ブランドの商標に認定されました。 |
「球磨焼酎」、地域ブランドに−−。球磨焼酎酒造組合(人吉市、加盟28社、林篤理事長)が特許庁に認定出願していた地域団体商標がこのほど認められ、同庁が公表しました。地域団体商標制度は今年4月にスタート。従来の商標法では、地域名と商品名からなる商標は、全国的な知名度を獲得した場合を除き、商標登録が認められないなどハードルが高かったのですが、地域ブランドづくりを支援する施策として商標法を改正され、新制度を立ち上げられました。特許庁によると、地域団体商標は組合など団体の出願が可能で、登録要件は、「地域名+商品(役務)名」からなる商標で、@団体の適格性(組合であって構成員資格者の加入の自由があること)A地域名と商品(役務)とが密接な関連性を有すること(商品の産地、役務の提供地、主要原材料の産地など)B出願人が当該商標を使用したことにより、出願人の商標として一定程度、例えば隣接都道府県に及ぶ程度の周知性を獲得していること−−などが条件として問われます。商標権者になれば、登録商標の専有権、類似商標を排除するなどの権利が与えられ、今回、新制度に基づき初めて、全国52件が地域ブランドとして認定されたそうです。しかし、酒類関係の認定は「球磨焼酎」のみだそうです。九州では「球磨焼酎」以外には、「神埼そうめん」「長崎カステラ」「黒川温泉」「関あじ」「関さば」「鹿児島知覧茶」「石垣の塩」の商標登録が認められました。「球磨焼酎」は、既にWTO協定による、地理的表示にも指定され、その原産地が保護されていますが、今回の地域団体商標認定も、産地ブランド強化に寄与するものと期待されています。 |
| 06/11/6 焼酎蔵「霧島町蒸留所は、水だけの注文が来る? |
霧島川が音を立てて流れる傍らに、霧島町蒸留所は建っていて、水音に混じって鳥の声も聞こえる、のどかな場所にありますが、同酒造の人曰く「霧島は、知れば知るほどおもしろい土地で、その魅力を知れば、焼酎を飲む楽しみも増えるのでは」と、地元にちなんだ商品開発を進めています。 その特徴の一つが、山の恵みの象徴である水。「霧島は、もともと水がおいしいことで有名な場所ですが、その水を使えるのは幸運という位です。敷地内の地下105メートルからくみ上げた地下水を、洗米から仕込み、割り水と、工程の全てに使用します。霧島連山から地下を流れてきた水は、透明度が高く、味もやわらかい。その味わいを消さないよう、多くの作業を機械に頼らず人の手で行うそうです。 その自慢の水が最近、想定外の事態を引き起こしたそうで、焼酎を買った客たちが次々と「仕込み水を送ってくれないか」と依頼してくるようになりました。焼酎本来の味わいを水道水で変えたくない、とのこだわりからで、ゆくゆくは焼酎と一緒に販売できないか、検討中とのことです。看板商品は「明るい農村」で、名前は土臭いが、すっきりした味が好評です。霧島連山の火口と池の数にちなんで命名した古代米を使った焼酎「二十三座四十八池」も人気。赤米と黒米のほか、珍しい緑米の焼酎もあります。 |
| 06/10/30 平成18年8月本格焼酎出荷 芋焼酎だけ好調で前年度比28%増 |
日本酒造組合中央会が発表した8月分の全国単式蒸留焼酎(本格焼酎)課税移出数量(概数)は3万9358klで、前年国税庁確数4万359klに比し2・5%減少しましたたが、前年概数3万8424klに対しては2・4%増加している結果となっています。県別で言いますと、主産地の九州各県および沖縄県(泡盛)の8月分出荷数量と前年比は、▽福岡県=3060klで4%減▽佐賀県=259klで16%減▽長崎県=277klで13・7%減▽熊本県=2072klで5・7%減▽大分県=9485klで0・1%の微減▽鹿児島県=1万1189klで5%増▽宮崎県=7753klで6・6%増▽沖縄県(泡盛)=2424klで5・7%減−−の状況で、鹿児島県と宮崎県だけが前年を上回っていて他の県は下回っています。特に、佐賀県、壱岐焼酎の長崎県は、2桁台の大幅パーセント減という結果です。主要原料別では、▽さつまいも=1万3483klで27・6%の著増▽米=4816klで8・9%減▽麦=1万8161klで1・8%減▽そば=1038klで51・5%の大幅減少▽酒粕=88klで5・8%減▽その他=1774klで3・9%減−−と、芋焼酎だけが伸び、それも大幅に増加している結果ですが、芋焼酎の1極化は、焼酎業界全体の繁栄に結びつかない傾向ではないでしょうか・・。今年1−8月分累計の出荷数量は32万4983klで、前年同期の31万6148klに比し2・8%増加しており、同期間での主な原料別出荷数量の前年比は、さつまいもが15・1%増、米が5・7%減、麦が0・2%増、そばが10・8%減、酒粕が15・6%減、その他は1・2%増の状況で、芋焼酎の好調が持続しています。 |
| 06/10/22 長崎・福田酒造 瓶ラベル表示で飲酒運転防止の呼びかけ |
酒類業界が飲酒運転防止啓発を強化するなか、福田酒造(平戸市志々伎町、福田詮社長)が10月以降、1升びん詰め商品のラベルに“飲酒運転はやめましょう”の文言を表記し出荷しています。業界内ではこれまで、蔵開きイベントや試飲会での啓発強化などの対応が見かけられましたが、商品そのものに“啓発文”を入れる同社の対応は異例のことであります。同社福田社長曰く、「お酒は本来、百薬の長なのに(あんな悲惨な事故が起きてしまった)。基本的に飲酒そのものは悪くはないという考えだが、飲酒運転は当然やめるべきで、今回の対応に至った」とのことです。同社は清酒「福鶴」、焼酎「じゃがたらお春」などの醸造元。現在、2種の1升びん詰め商品でブランド名表記の正面ラベル下部に、車のイラストとともに啓発の言葉が刷り込まれている。所轄警察署との接点もあった関係で、以前から飲酒運転への対応を考えていた福田社長は、今年8月に福岡で幼い命が奪われた事故に触れ、直後に啓発文入りのラベルを発注したそうです。取り急ぎ2商品の10月出荷に間に合わせたそうですが、対応済み2種を含め、更に今後7種(清酒3種、焼酎4種)にまで急ぎ対応する考えであります。 |
| 06/10/15 カツオ残りかす(残さ)と焼酎かすを活用してペットフード開発 |
枕崎市の酒造メーカーやかつお節製造の組合など5団体が連携し、カツオ加工後の残りかす(残さ)と焼酎かすからペットフード素材をつくる技術開発に取り組むそうです。地域独自の素材を組み合わせ、付加価値の高い製品を生み出すのが目的で来年3月の完成を目指します。財団法人かごしま産業支援センターはこのほど、事業へ500万円の助成を決め、メンバーは事業を総括する薩摩酒造(枕崎市)と、サザングリーン協同組合(頴娃町)、枕崎市かつお公社、枕崎水産加工業協同組合、枕崎市水産商工課です。同センターなどによると、枕崎地域ではカツオ残さが年間約2万トン発生、地域内外からの焼酎かすが約7万5000トン処理されるそうです。カツオ残さは現在は安価な飼料や肥料にしかならず、焼酎かすは2007年度から海洋投棄が原則禁止となるため、それぞれで活用策が検討されてきました。事業は、カツオに含まれるカルシウム、焼酎かすに含まれる繊維やアミノ酸など互いの特徴を組み合わせ、栄養バランスやダイエット効果などの機能性を高めること。アドバイザーとなる鹿児島大学焼酎学講座の鮫島吉廣教授(58)=元薩摩酒造常務=は「ペットフード市場も安心安全を求めている。新鮮な両素材が集まる地域の利点を生かせば、事業が地域おこしにもつながる」と話されました。助成を決めた同センターは「地域に新たな産業の創出と雇用促進を図るもので、環境問題になっている焼酎かす対策としての効果も大きい」とダブルの相乗効果を評価しました。 |
| 06/10/9 高濃度のGABA生産に成功 |
大麦発酵研究所(本社・宇佐市)は、三和酒類の「むぎ焼酎 いいちこ」の製造過程で得られる食品素材・発酵大麦エキスから、濃度90%の高濃度の大麦乳酸発酵液GABAを生産することに成功したとのことです。昨年から取り組んだ研究で、発酵大麦エキスを再度発酵させることで、GABAの大量生産と抽出が可能になったそうです。同研究所では、新たに20%粉末、50%液体、90%粉末のスペックを以下の特徴内容で開発しました。特長は、@原料オリジン(二条大麦)が明確A食品添加物としての表示も不必要のため、調味素材として最適B風味が良く調味料素材や食品素材として使いやすいC従来価格の約2分の1で提供することが可能。この素材を今年米国で行われた食品見本市に出展し、アジアの企業から高い評価を得られたことから、国内で開始することが決定し、今後、食品原料として国内販売を拡大していく予定です。▽価格(sあたり)=20%粉末(海外向け)1万円、50%液体2万5000円、90%粉末5万円。 |
| 06/10/2 焼酎の飲み方も、産地間で競争 |
彼岸花が咲き誇り、左党には焼酎のお湯割りが恋しい時候になりましたが、出水市の開拓碑に残る歌では、「味噌(みそ)なめて/晩飲む焼酎に毒はなし/煤(すす)け嬶(かかあ)に酌をさせつつ」等が受け継がれております。開墾地で一家を支え、昼間汗まみれで働いた主の五臓六腑(ろっぷ)に焼酎が染みわたる。共に汗したであろう妻の酌を受けつつ生きる喜びを実感する瞬間。多分この場面も黒ぢょかの熱かんか、熱々のお湯割りだったろうと思いにふける歌であります。その時分に比べて、昨今、焼酎人気の広がりで、飲み方もずいぶん多様化しました。首都圏でお湯割りを頼むと「梅干しは」と聞かれ、「河童(かっぱ)」という飲み方はコップにキュウリ、「金魚」は赤唐辛子と大葉を入れる趣向だが、こうも変わると本来である「本物の味はどこに」の気分にもなってきます。それを尻目にというわけでもありませんが、一方では、「焼酎を/緑茶で割ったら/静岡割り」。お茶どころの静岡市観光協会が、焼酎の緑茶割りを「静岡割り」と呼ぶキャンペーンを今夏から始めたそうです。緑茶割りが普及している「静岡流」を全国区にし、お茶ブランドも高めるのが狙いであります。ポスターやシールを大量に作り、市内の飲食店などに配布、秋以降は首都圏にも拡大させるという計画で、「宇治割りや鹿児島割りが出てくる前に定着させよう」との意気込みですが、産地間競争もここに至ると立派の一語であります。とはいえ、芋焼酎の原点は、やはり、鹿児島の「ダレヤメのお湯割り」で、お湯割りを「薩摩」とか「鹿児島」と呼ぶことで対抗すると面白いという意見も・・・。 |
| 06/9/25 M田酒造の焼酎蔵が、火災焼失から焼酎文化発信拠点として復興 |
鹿児島・M田酒造の手造り焼酎蔵「焼酎蔵薩洲M田屋伝兵衛」(同、五代目濱田伝兵衛代表=M田雄一郎社長)がこのほど全面リニューアルし、9月10日、一般見学者の受け入れを再開しました。「伝兵衛」蔵は、同社の3製造場のうちの1場(ほかは「薩摩金山蔵」「傳藏院蔵」)で、今年1月に仕込み蔵4棟のうち、最大面積の蔵を焼失し、その復興を目指してきました。復興に際しては、明治元年同社創業の地で、焼酎造りや焼酎文化により深く触れてもらえるよう、焼失を免れた蔵も全面改装し、 古い酒造道具類などを展示したミュージアムも新設。全面改修にあたっては、蔵全体の内部配置を見直し、「焼酎造りの全工程、流れがよりご理解いただきやすいよう工夫した」(同社)とのこと。希望者は作業中の工程に参加も可能で、焼酎造りの一端に触れることもできますし、焼失跡地には焼酎造りに欠かせない水をテーマに庭を配しました。更に、蒸留工程で発生するお湯を利用した水路を配置し、蔵ではかつて、高低差を利用した水路をつくり、運搬工程の効率化を図りながら芋洗い作業を行っていたとのことで、「芋焼酎仕込み時期の秋口から冬にかけて、湯気の立ち上る水路、地元の人々の心に残っているふるさとの原風景」(同)をも再現されました。蔵で醸される本格焼酎「伝」「宇吉」「兼重」などは、すべてが甕仕込みですが、木桶蒸留器を使った蒸留工程など、全工程にわたり伝統的な焼酎造りを、年間を通じつぶさに見ることができます。甕貯蔵の様子や出荷前のラベル貼り作業の見学を終え、“伝兵衛ミュージアム”へ向かうと、スペース中央には鉄の塊、明治後期から昭和30年代初頭まで使われていたボイラーが据えられ、見るものを圧倒される感があります。その他、酒造道具展示のほか、蒸留酒の歴史や世界の蒸留酒紹介パネルもあり、日本固有の蒸留酒、焼酎を相対的に最認識してもらおうという意図もあるようです。 |
| 06/9/18 平成18年7月の全国単式蒸留焼酎・課税移出数量 |
日本酒造組合中央会が発表した7月の全国単式蒸留焼酎(焼酎乙類)課税移出数量(概数)は4万649klで、前年国税庁確数4万1680klに比し2・5%減、前年概数4万2klと比べては1・6%増加した。主産地の九州各県および沖縄県(泡盛)の7月分課税移出数量と前年比は、▽福岡県=3139klで3・9%減▽佐賀県=264klで7・6%減▽長崎県=343klで2・9%増(福岡国税局管内計は3746klで3・6%減)▽熊本県=2203klで15・5%減▽大分県=9732klで1・9%減▽鹿児島県=1万1845klで5・7%増▽宮崎県=8047klで9・6%増(熊本国税局管内計は3万1827klで2・4%増)▽沖縄県(泡盛)=2460klで1・4%減−−となった。7月の主要原料別焼酎乙類課税移出数量と前年比は、▽さつまいも=1万3929klで25・8%増▽米=4921klで7・8%減▽麦=1万8620klで4・4%減▽そば=1284klで40・1%の激減▽酒粕=83klで19%減▽その他=1812klで3・1%減−−と、芋は堅調に推移しているが、そばの激減が注目されますね。また、今年1‐7月累計の全国焼酎乙類課税移出数量は29万6649klで、前年同期の29万2498klに比し1・4%の微増にとどまっていいるのも気になる所です。同期間の主要原料別焼酎乙類課税移出数量の前年比は、▽さつまいも=8万3711klで13・3%増▽米=3万6264klで5・3%減▽麦=13万7849klで0・5%増▽そば=1万4354klで5%減▽酒粕=538klで17%減▽その他=1万2909kl1・9%増−−の状況です。 |
| 06/9/10 鹿大「焼酎学講座」、第1回シンポジウム「焼酎粕は、カスではなく宝の山だ」 |
焼酎粕の有効活用事例としては、“パイプライン・フィーディングシステム”(液餌給与システム)や、焼酎粕で蛸壺(たこつぼ)を造って漁礁として活かしたり、エリンギの菌床にもなること−−。豆腐粕を媒体とした乾燥飼料化、世界最高速のメタン回収技術−−などがあり、芋焼酎もろみ酢や、粕からつくった入浴剤やせっけんなど、日常生活を潤す商品の開発も報告されました。意外だったのが“海への有効活用”。養殖魚の飼料高騰の対策としての活用、また漁礁用コンクリートや蛸壺素材に粕を混ぜ、実用化を目指す動きが注目されています。焼酎粕を出さない焼酎製造技術も紹介されたのが、もろみ段階で固液分離し、それぞれに蒸留。固形部からは香気成分に富む芳醇型の焼酎を、液部からは香気成分の少ない淡麗型の焼酎を得るというもので、それぞれの蒸留残物から食品素材を製造する研究を進めていることも発表されています。総合討論では、「焼酎粕は単なるカスではなく、さまざまなものに変換できる“宝の山”だ」「目からウロコの事例、発想ばかりだった」との共通した見解が聞かれ、カスという言葉がマイナスイメージを与えるとして、有価物であるとのイメージを想起させる新語を創ることも大切だとの意見もあったようです。「社会性のある普遍的なテーマは今後企業理念ともなるはずだ」として、関連事業者が資源化に積極的に取り組むことはもちろん、そうした活動を推し進めるためには産官学がボーダーを越えたパートナーシップを築くことが不可欠であることは間違いがないようで、、連携をはぐくむ母体を地域で醸成していくことが強く求められました。 |
| 06/9/3 鹿大「焼酎学講座」、第1回シンポジウム「焼酎粕の可能性、再発見」 |
焼酎粕の取扱いに関しては、以前にも掲載しましたが、ロンドン条約96議定書(1996年)が26カ国の批准で今年3月24日に発効され、日本国内では同議定書への対応から海洋汚染防止法が改正され、いよいよ平成19年4月以降、焼酎粕の海洋投棄が原則禁止されます。一応、投入には環境大臣の許可が必要なんですが、許可申請には海洋投棄ゼロが前提の削減計画(最長5年)の提出などが必要で、安易に活用できるものではなく、抜本的な対策が求められているのが現状です。平成17酒造年度の鹿児島県焼酎メーカーの焼酎粕排出量は48万1000tで、うち15万9000t(全排出量の33%)が海洋投棄処理の状況。13年度に比べ粕発生は1・9倍になったものの、海洋投棄は、1・2倍に止まり、陸上処理への移行努力も顕著ですが、海洋投棄ゼロ達成への見込みは立っていないのが実情で、投棄の継続が与える業界、企業へのマイナスイメージを危ぐする声もあります。今後の需要予測、それに伴う粕発生予測、新たな陸上処理計画を加味したこういった焼酎粕排出環境の背景をもとに焼酎製造に伴い生まれる焼酎粕を、有用副産物として、その再生を目指すシンポジウム“再生する焼酎粕、陸・人・海への有効活用”が8月11日、鹿児島大学郡元キャンパス稲盛会館(鹿児島市)でありました。今春同大に全国で初めて開設された「焼酎学講座」の記念すべき第1回目のシンポジウム(同大主催)来春には原則、海洋投棄が認められなくなる焼酎粕を、資源循環の視点から多方面へ有効活用していく事例が報告され、産学官が連携し焼酎粕の再生を摸索する気運を高める契機ともなったようです。ちなみに19年度試算では、5万8000t(同12%)を海洋投棄せざるをえないとの数値も示されています。その為、当面、陸上処理への移行、プラント処理による飼料や肥料への再資源化へは、粕排出の平準化も含め課題である一方、冷凍芋の活用なども提案されてはいます。 |
| 06/8/20 ブームは本格焼酎から梅酒に? |
残念な点としては、県内産梅の大半が梅干し用に一次加工され、和歌山に出荷されていることで、県内の焼酎蔵元にとっては、原料梅の確保や価格がネックとなってしまっていまい、そのため、他県産の梅を原料にする傾向があり、“純地場産”梅酒の生産は限定されています。一方、県内大手の本坊酒造は、2年前から南さつま市津貫の自社梅園を無償提供して地域住民に管理してもらっていますが、収穫した梅を買い取り、甕(かめ)仕込み県産100%として近く売り出すような県内産梅活用の動きもあります。梅そのものを味わうにはホワイトリカーを使う方がよいという説もありますが、本格焼酎で漬けた梅酒には風味とコクがあり、芋焼酎の梅酒は本来、家庭の味であり、手作りの味でもあります。そこに生産者の顔、こだわりが見えることが首都圏での人気につながっている見方もあります。梅酒は中国でも人気が高く、健康志向の高い米国への輸出も期待でき、本格焼酎ブームに陰りが見えるなか、梅酒を突破口にすれば、本格焼酎の新たな需要開拓にもつながることに期待できます。 |
| 06/8/6 鹿児島・焼酎蔵の梅酒売れ行き好調 |
焼酎ブームにも乗って、焼酎蔵がつくるこだわりの梅酒は売れ行きが好調なこともあって大都市圏を中心に根強い人気がある梅酒の生産に、鹿児島県内の酒造会社が力を入れております。日本洋酒酒造組合によると、梅酒出荷量は2001年度に13年前の2.7倍の2万キロリットルに達した。その後は横ばいだが、これはホワイトリカー(甲類焼酎)を使った梅酒の数字にすぎません。本格焼酎などを使ってリキュールに分類される分は統計がないため、含まれておりませんが、梅酒を手がける県内メーカーは一様に売り上げを伸ばしており、なかには対前年比2.5倍の会社もあるほどですから、出荷量はさらに膨らむとみていいとおもわれます。梅酒が脚光を浴びるようになった背景には、健康志向の高まりや、酒が弱いため敬遠していた女性層も手を伸ばすようになったこと、県内酒造メーカー各社は無添加、無着色で安心安全にこだわり、品質向上に努めていることも一因と考えられます。原料となる梅の県内生産量は右肩上がりで伸びており、04年度産は全国で11位の1640トン、生産額も2億9700万円に達し、主産地のさつま町では、今年は過去最高の970トンの収穫を見込んでおり、九州一の産地を目指した取り組みも結実しようとしています。 |
| 06/7/30 球磨焼酎の蔵元がスコッチ視察報告会U |
酒類業関係で今回訪れた視察先は、ウイスキーメーカーが6社(アイラ島では3社)、その他ビールメーカー1社、蒸留機メーカー1社に及んだが、各社が創意を凝らした独特な形状の蒸留機を使い、酒質の個性化を追求していたのが特徴だったようです。経営トップ・レクチャーもあり、無名の零細会社が、1975年から90年に至る“国際化と混乱の時代”に原酒価格が下落し、同社も苦境に陥ったが2年前ルイ・ヴィトンが600億円で買収する会社にまで成長したのは「10年ものシングルモルトに賭けた」経営方針だそうでそこには、まず第一に品質。同社の蒸留機のネック(蒸気の導管=ウマ)はスコットランドで一番長く、精留効果が高いという。正統性の哲学や職人の手造りを訴え、唯一硬水で仕込むことなどもアピールされマーケティングでは競合社より高い値段を付け、値引きを一切しない方針を打ち出したのが功を奏したことなど、視察参加者は世界ブランドへの飛躍の礎に触れたようで、ジェトロ熊本・中村芳生所長は、「さらにステップを上げた交流を重ね、事業を継続させていきたい」との考えで、成果を活かした今後の展開が期待されます。 |
| 06/7/24 球磨焼酎の蔵元がスコッチ視察報告会 |
人吉市の福永浩介市長も参加され、堤正博氏(繊月酒造社長、人吉商工会議所会頭)を団長に11社の蔵元、市やジェトロの関係者ら総勢21人の編成で、5月14日から23日まで10日間の期間中に、蒸留所や蒸留機メーカーを視察したほか、行政機関も訪ね観光誘致などについて意見交換し、在ロンドン日本大使館で試飲会も催し、現地の飲食店経営者や流通業者、マスコミへ球磨焼酎の魅力をアピールしてきました。報告会では冒頭、林理事長が「球磨焼酎には500年の歴史があり、平成7年にはトリプス協定で国際的地理的産地の指定を受けたが、業界は十分に活かしきれなかった」と語り、あらためて産地ブランド強化への意欲を示しました。堤団長は、中小メーカーの生き残りが難しい状況のなかで、シングルモルトの売り上げがシェア18%にまで回復しているとして、「手造り焼酎業界にとって希望が見えた」と語られ、一方福永市長は、「ウイスキーは天からの賜りモノで、心で造り心によって熟成されていくもの」と、印象的だった造り手の言葉も同時に紹介されてました。試飲会は15日、ロンドンの日本大使館で開催。現地のレストラン・バーやジャーナリストら35人が出席し、球磨焼酎は11メーカー15銘柄が出展され、プレゼンテーションでは、「蒸留酒でありながら食中酒として楽しめる。日本食や中華だけでなく、西欧料理との相性も抜群だ」とアピールし、参加者からは、「ピュアでクリーンな味わいを持つ球磨焼酎は、日本食や日本文学が定着していったように、必ず成功するだろう」などポテンシャルを高く評価する声が寄せられました。 |
| 06/7/18 2005年度焼酎メーカ売り上げランキング |
帝国データバンク福岡支店は11日、全国の焼酎・泡盛メーカーを対象にした2005年の売上高ランキングを発表しました。増収企業が昨年より減るなど焼酎ブーム全体に陰りが見える中、県別の合計で鹿児島県がトップに立つなど、芋焼酎の好調さが際だってました。売上高1位は麦焼酎「いいちこ」を主力にする三和酒類(大分県宇佐市)で、ランキング発表が始まった03年以来3年連続であります。上位50社の中で増収は昨年より6社減の35社にとどまり、昨年はなかった赤字企業も4社出ています。一方で芋焼酎をメーンにしているメーカーが多い鹿児島県は19社のうち17社が増収し、県別の売上高合計で、麦焼酎が多い大分県をとうとう抜きました。同支店は「ブームから安定成長期に入りつつある。ブランド価値を維持しながら生産量を拡大できるかが鍵になる」と分析しています。 |
| 06/7/11 復活蔵「中俣合名会社」 |
創業明治37年の中俣合名会社(「養老」醸造元、指宿市西方4670番地、大山隆樹代表社員)。自醸が叶(かな)わなくなり休止していた蔵を、新蔵並みに大改修し醸造のための設備を整え、何よりも、笠沙町出身の黒瀬杜氏、焼酎造り55年の黒瀬勉氏を迎えるという幸運にも恵まれたおかげで、指宿市で昨春、一軒の焼酎蔵が復活しました。いわば、製麹から仕込み、蒸留、濾過、貯蔵と焼酎造りの全工程に熟練の技を込めた「なかまた」ですが、大山代表は、「半世紀の焼酎造りの集大成、究極の甘さをきっとごたん能いただける」とアピールしています。「(消費者からは)これまで以上に味の中身、そこへの蔵のこだわりが求められている」との意識が強く、こだわりの価値を消費者へと伝えるには、酒販店との密接な関係が不可欠とのことで、特約酒販店に販売をゆだねる限定流通商品として、販売網づくりの為、社長は数カ月間、酒販店を訪ねる長期出張で過ごしたほど奔走したそうです。製品の方は、基本的に、原料芋は地元南薩摩産の黄金千貫を主に、生芋のみ、1次を甕で、2次をホーロータンクで仕込む造り。今期は芋焼酎だけで約1000石を醸造する計画で年間販売量は、「なかまた」をはじめ、「特撰 M崎太平次」、「養老伝説」、「同(原酒)」の主力4銘柄をメインに、約700石を目指しています。酒販店とのパイプを創り、強くする核となる「なかまた」は、アルコール度28度。河内黒麹菌ゴールドを使い、南薩の黄金千貫で仕込み、常圧蒸留。無濾過に近い状態での仕上げ、さらに貯蔵酒ブレンドで甘みを増し、「黒麹ならではの深い味わいを保ちつつ、のど越しまろやかで甘い香りが楽しめる」とのことで、芋の風味に由来する“甘口の焼酎”は蔵元の得意分野でもあります。 |
| 06/7/3 「牛乳焼酎「牧場の夢」の原酒を発売」 |
【熊本】大和一酒造元(人吉市、下田猛代表)は、6月18日の「父の日」にあわせ、牛乳焼酎「牧場の夢」原酒を発売するとのことです。牛乳焼酎「牧場の夢」は、新鮮な牛乳と米、弱アルカリ温泉水を仕込み水に使い造り上げた本格焼酎で、6年前から販売しているが、今回新たにその原酒を割水も濾過も施さず、いわば出来たままの牛乳焼酎をそのまま商品化にしました。従来の牛乳焼酎「牧場の夢」は、原酒を温泉水でアルコール25度にまで割水したものですが、それでもファンからは「ほかにないフルーティな香り」「アロマテラピーの効果がある」などと評価されてきました。しかし、「実は、割水前の高い濃度の牛乳焼酎の方が香りと味わいにおいて、はるかに秀でているということを蔵人だけが知っていた」らしく「蒸留したての牛乳焼酎を蔵人が少量口に含んだ時の実感、フルーティな香りが広がると同時に、深いコク、濃厚な味わいがあり、42〜43%のアルコール度数を感じさせないまろやかさ、いわば蔵内の秘蔵の味」(同社)を、家庭でもたん能できるよう商品化に取り組んだ経緯があります。一方、消費者から「原酒」を求める要望は強く、3年前から発売計画はありましたが、従来品のアルコール度25度仕様の「牛乳焼酎」も注文に生産が追いつかない状況が続き、発売を見合わせていましたが、このほど生産体制が整ったことから、「父の日」を新商品アピールの好機ととらえ発売し、また、従来の焼酎のイメージを脱した、牛乳焼酎ならではのナチュラル感、やわらかな味わいの表現にも挑戦、斬新で高級感のあるデザイン、女性にも好感度の高い親しみをもってもらえるパッケージにもしました。 |
| 06/6/26 国見高校サッカー部監督が発案したサッカーボール型焼酎 |
ワールドカップで熱狂のサッカー。そのボール型陶器に焼酎を詰めた商品「わかめ焼酎・七萬石・サッカーボール」(720ML詰、税別希望小売価格2001円)を山崎本店酒造場(島原市白土町、山ア重裕代表)が販売しています。窯元の試行錯誤で陶器は真球に仕上げられ、本物のサッカーボールそのもの。店頭ディスプレイでも異彩を放ち、贈り物にも喜ばれそうです。蔵元のある島原は高校サッカーの強豪、国見高があり、“サッカーのまち”をアピールしていますが、商品は2003年、長崎県での高校総体開催にあわせ発売したもので、ワールドカップイヤーでの販売は初となります。開発のきっかけは、同校サッカー部小嶺忠敏総監督の一言で「ヨーロッパにはサッカーボール型の容器に入ったお酒があるが、日本では見かけない。地元のメーカーで商品ができればおもしろい」ということが発案となったそうです。同社は発案者、小嶺総監督の意を裏切らないよう、その出来栄えにこだわり、多治見焼の窯元に依頼。窯元は焼きの段階で生じる箇所ごとの収縮率の違いを勘案するなど工夫し、ほぼ真球の型を実現しました。直径約12cm。白地に黒地の五角形模様を配し、なじみのサッカーボールに仕上げ、なかには特産わかめを使った同社醸造の焼酎を入れ、さらにみやげ用に、国見高サッカー部のユニホームと同高マークをデザインした包装紙も使っています。 |
| 06/6/10 大分県酒造組合の荒廃する里山の再生計画2 |
会見では、コナラ材樽貯蔵ならではの特徴を「深いコクと、里山をイメージさせる素朴でまろやかな和風の味わい」と表現した。今回の取り組みが、今春から森林環境税を導入し、荒廃した山林の再生を目指す県政にも方向で一致するものだとし、複数メーカーの共同事業であることも評価。環境改善につながる「確実な一歩」だとたたえています。今回樽材としたコナラは、福島県産・樹齢100年程度のものが使われたが、将来的には大分県産のコナラを使用したいこと、その実現のために取り組みを継続させる考えが示された。石村教授は、「かつては生活の糧になっていた広葉樹が、今は手入れをしないから安価なチップにしかならない。樽材など木材利用によって、経済的にも還元するシステムを再構築していく必要があるし、今回の取り組みが刺激になり、(里山復活の)運動が広がることを願う」と語っています。 |
| 06/6/5 大分県酒造組合の荒廃する里山の再生計画 |
荒廃する里山を再生したいそんな願いを込め大分県酒造組合(西太一郎会長)加盟6社が5月20日、国産広葉樹の小楢(コナラ)の樽で貯蔵した大分麦焼酎を発売しました。広葉樹の用途開発により森林資源の循環を促し里山の復活につなげる構想で、メーカーにとっては、「ウイスキーの世界とは異なる概念で、日本の麦焼酎の高付加価値化、差別化を確立する」(同酒造組合)ねらいもあります。日本の広葉樹はすでに木材活用の流通もなく、生産者も管理・保全意欲をなくしているのが現状で、針葉樹の集中植林の弊害もあり、里山は危機に瀕しているとのことで、そうした状況に一石を投じようと、平成13年、“里山復活のデザイン”を描く九州大学芸術工学研究院・石村眞一教授が酒造組合に、「国産広葉樹の焼酎貯蔵用樽材としての活用」を提案し、調査研究が翌14年度から16年度までの3年間、酒造協同組合組織を母体に日本酒造組合中央会の助成を受け進められました。試験対象の広葉樹は14品種に及び、石村教授助言のもと、同協同組合、県本格焼酎技術研究会(県内メーカー、県産業科学技術センター)が貯蔵試験、官能評価を重ねた結果、香味面で優位なコナラを選定、約6カ月の貯蔵期間を経て商品化、実用化試験には8社が参加。うち6社(赤嶺酒造場、三和酒類、四ツ谷酒造、井上酒造、久家本店、ぶんご銘醸)が今回、“森のささやき”を統一小印とする新商品(アルコール度25度〜35度、容量720ML、税込希望小売価格1500円〜2730円)を発売しました。 |
| 06/5/29 【鹿児島大学と自治体、業界と連携した「かごしまルネッサンスアカデミー」開講】 |
鹿児島大学(永田行博学長)は、焼酎や黒酢など醸造・発酵食品分野の優秀な人材を鹿児島県や食品業界と連携して育てる「かごしまルネッサンスアカデミー」を、2006年秋にも開講することが決まりました。同大が06年度に開設した焼酎学講座と連動し、地域産業の活性化を図る。同アカデミーは23日、文部科学省の科学技術振興調整費に採択され、その結果、5年間で約2億5000万円が計上されることになります。同アカデミーは「食の安全管理」「経営管理」「健康・環境・文化」の3コース で構成され、食品産業従事者などの中から、高度な開発技術や経営センス、醸造文化の教養をもった次世代の担い手を育てる計画です。 「食の安全管理」「経営管理」の2コースは各10人。「健康・環境・文化」コースは、2コースに飲食、観光業、自治体職員などから30人を加えた計50人の募集人員で焼酎などの歴史や文化、健康、環境論を講義し、地域から情報を発信できるサポーターを養成します。 公募は7月以降ですが、「食の安全管理」コースは夏季2カ月間(初年度は2−3月ごろ)に集中的に講義し、他2コースは土日や夜間に講義を行い、県工業技術センター(霧島市)や企業の工場、研究施設などを使った実習も行う予定です。 同アカデミーは文科省の科学技術基本計画で新設された「地域再生人材創出拠点の形成」の一つで、山梨大学の「ワイン人材生涯養成拠点」など9大学のプログラムとともに晴れて選ばれましたた。永田学長は「焼酎学講座と連動して、農業や観光など県全体のさらなる活性化につなげたい」と抱負を語られたそうです。24日に鹿大であった焼酎学講座の講演会に出席した同省の井上卓己技術移転推進室長は「鹿大は高い潜在能力を持っており、焼酎など地域素材を生かした産学官連携で大きな成果が得られるのでは」と期待を寄せたコメントです。 |
| 06/5/18 長崎壱岐・酒類卸事業組合のオリジナル焼酎 |
酒類卸事業を展開する壱岐酒類販売協同組合(白川洋一朗理事長)は壱岐島内・壱岐市のメーカー3社に製造を委託したオリジナル焼酎の販売を本格的に開始しました。4月18日には壱岐市内のホテルで試飲会も開催し、関係者に新商品を披露し、その商品はいずれも、“壱岐麦焼酎”の伝統製法、米麹3分の1、大麦3分の2の配合で仕込んだ本格麦焼酎で、米、麦原料の全量を壱岐島内産でこだわっています。製造元(「商品名」)は、壱岐焼酎協業組合(「壱岐っ娘『百合若<ゆりわか>)』)、 玄海酒造(株)(古酒・麦焼酎壱岐『壱岐の守<いきのかみ>』)、(有)山の守酒造(古酒・山乃守『甕仕込み<かめじこみ>』)。の3種です。3種ともアルコール度25度、容量720MLびん詰め品で、小売価格(税込み)は、「百合若」が1150円、「壱岐の守」「甕仕込み」が1500円となっています。一斉発売の3種に加え、今後は同じく島内壱岐市の「猿川(さるこー)」醸造元、猿川伊豆酒造場の「原の辻麦街道」を合わせた4種をオリジナル焼酎のラインアップとして展開していく計画です。同協同組合は、壱岐島内の酒販業者約80人が加入している酒販組合母体の経済活動団体で組合員の経営環境はスーパーなど量販店同士の価格競争などで悪化しているのが実情。オリジナル焼酎を「正規価格での販売を通じ、利益商材としていく」(白川理事長)ねらいがある背景に「一つの安売り対策」(同)であると同時に、トリプス協定 で地理的表示の指定を受ける壱岐焼酎の価値をあらためてアピールしたいとの思いも強い訳です。「一般消費者に壱岐で造られる焼酎がいかに素晴らしいものであるのか、いかに情熱を込めて造られている焼酎なのかを、オリジナル焼酎で訴えたい。地元の酒販店さんの意識改革にもつながればと願っている」。販売計画などは未定だが、原料の全量が島内産に限られる商品だけに、自ずと数量限定での販売、島内酒販店の取扱い優先の施策をとることになるが、壱岐焼酎独特の価値の情報発信にもつなげる目的で、一部県外の地域卸での取り扱いも検討し、また同協同組合では、売り上げ1本あたり10円を、社会貢献事業に役立ててもらうため寄付することも予定しているとのこと。 |
| 06/5/15 平成17年度の地域別、原料別の出荷状況 |
日本酒造組合中央会がまとめた平成17年における全国焼酎乙類課税移出数量は51万689klで、前年度(16年)の50万8609klに比し0・4%の微増ながら前年度を上回りました。 度数別の出荷数量と前年比は、▽20度=5万2611klで0・7%減 ▽25度=44万4815klで0・7%増▽35度以上=1万3263klで 3・4%減。主産地の九州7県と沖縄(泡盛)の出荷状況(前年度対比)は、 <福岡局管内>▽福岡県=4万3756klで3・8%減▽佐賀県=2998klで5・3%減▽長崎県=3975klで3%減▽福岡局合計=5万728klで3・8%減、 <熊本局管内>▽熊本県=3万1101klで6・8%減▽大分県=12万5331klで4・2%減▽鹿児島県=14万5136klで8・9%増▽宮崎県=9万2897klで0・3%減 ▽熊本局合計=39万4464klで1・0%増、<沖縄事務所管内>▽沖縄県(泡盛)=3万1227klで2・2%減−−で、鹿児島県のみが前年を上回る結果となり、 これだけを診ると一時期の加熱した焼酎ブームは落ち着いた傾向となっています。 これは、以下のように平成17年における主要原料別の出荷状況(前年度対比)は、 ▽さつまいも=14万3051klで14・6%増と依然として大幅な伸長を続けていますが、▽米=6万7636klで7・4%減▽麦=24万7195klで3・8%減▽そば=2万7834klで1・7%減▽酒粕=1109klで13・0%減▽その他=2万3865klで0・9%減−−と、芋焼酎のみ伸びている以外、減少傾向がはっきりでています。なお、今年18年3月分の焼酎乙類課税移出数量(概数)は4万8437klで、前年の中央会概数の4万6282klに比し4・7%増加(前年の国税庁確数4万8693klに対しては0・5%の微減)し、今年1−3月累計出荷数量は11万8964klで、前年同期の12万1527klに比し2・1%減少です。 |
| 06/5/11 「焼酎にクラシック音楽を聴かせて¥n成させる」田苑酒造樋脇工場 |
クラシック音楽を焼酎に聴かせ¥n成させる−こんなユニークな取り組みを続ける田苑酒造樋脇工場には24時間、優雅な調べが響きます。漆喰(しっくい)の白壁が特徴的な酒蔵「焼酎資料館」では、年に2回、もう10年あまり続くクラシックコンサートが開かれ、先日の4月16日に28回目が開催されました。(今回は、“贅沢な二組の調べが酒蔵に花開く”と題し、ピアノと金管楽器の一種、ユーフォニアムの演奏(ピアノ=平原あゆみ、中村智子、ユーフォニアム=中山由加里)平原さんはセヴラック作曲の組曲「ラングドック地方にて」などをピアノソロで、ユーフォニアム奏者の中山さんは中村さんのピアノ伴奏で、ロビンデワースト作「パナシェ」など)。来場者は、定員いっぱい(330人)だったそうで、古い時間を閉じ込めた酒蔵の異空間に、観光客や焼酎ファンばかりでなく、町民にも親しまれている施設です。その高さは約12メートルというから、白壁が美しい外観の3階建てビルほどの立派なもの。 熊本県山鹿市にあった造り酒屋の酒蔵を1986年、現在の場所に移築、移設には当時のお金で約1億円かけて復元したとのこと。当時を知る専務さんの話では、「当時、そういった酒造りの伝統や文化といったものに着目した施設は全国でも珍しく、特に焼酎に限れば日本初の施設だった」そうです。 音楽を聴かせるのは、社員の発見によるものだったそうで、スピーカーの近くにあったタンクの方が出来がいいことに気付いたとのこと。取り付けられたスピーカーのような小さな機械トランスデューサー(音楽振動変換装置)から音楽を流すと振動し、樽(たる)の中の水とアルコールの融合を促進させ、さらに両者がなじめばなじむほど熟成は進み、味にまろやかさ、いわば気品が出るとのこと。ベートーベンの交響曲「田園」が割水タンクを優しく揺らし、こうして造られた本格焼酎の中で「田苑」がお薦めです。 |
| 06/5/8 酒蔵紹介 「たった一人の酒蔵・木場酒造」 |
国道10号を宮崎県境方面へ車で走り、末吉の市街地に向かう県道に入るとあたりは豊かな田園地帯が広がる。そこから同町諏訪方までは約15分。そうと教えてもらっていなければ、通り過ぎてしまいそうな集落に、その仕込み蔵はひっそりと建っていた。たった一人で仕込み、昨年出した新銘柄「一人蔵」が人気を集め始めた木場酒造さん。創業は1912(大正元)年。以来長年、末吉・財部、さらに都城まで含めて地域の焼酎として「高砂」の名で親しまれてきたが、しかし、小さな蔵で経営は苦しく、造っても売れず、もうけもない時代があったり、商標登録の関係で「高砂」の名も使えなくもなり、4代目にあたる木場修一さん(41)は「今までやってこれたのは 奇跡みたいなもの」とのこと。「一人蔵」の仕込みが続くその蔵では、近所の婦人らが芋つぶしの作業を手伝っており、木場さんは請われて跡継ぎのない蔵元の家に養子に入り、1986年先代・清治さんや杜氏の下について修業したが、翌年先代が亡くなり、94年には頼りにしていた杜氏が高齢を理由に引退し、文字通りの一人蔵となったそうです。まったくの一人になり、仕込みのプレッシャーが重くのしかかった為、12キロもやせてしまったそうで、仕事に没頭し、連日のように蔵の中で作業しながら食事したとのこと。ですが、焼酎へのこだわり、「一人で仕込む」つきつめた思いが味になったのかそこまで苦労して造った焼酎がその年の観評会で表彰を受けたそうです。廃業の一歩手前まで追い込まれた木場酒造にとって、これが転機となり、白麹(こうじ)仕込みと黒麹仕込みをブレンドした「丹宗(たんそう)」を95年に生産、八丈島に焼酎造りを伝えた阿久根の商人、丹宗庄右衛門にちなんだ銘柄で首都圏でも話題を呼びました。木場さん自信「全国から引き合いがあるなんて、いまだに信じられないくらい。東京の居酒屋に自分の造った焼酎が並んでいる姿を見たときは本当に涙が出ました」芋は末吉町内で生産された有機農法のコガネセンガン。水は霧島山系からの地下水で仕込む。「一人蔵」は黒麹仕込みと白麹仕込みのブレンドに、熟成させた古酒を混ぜた独特の風味をたたえる銘柄です。 |
| 06/5/2 ジェトロ、球磨焼酎酒造組合「スコットランドへ5月ミッション派遣」 |
去年の10月に球磨焼酎酒造組合がスコッチ地方の蒸留酒とブレンドする計画について記述しましたが、計画が進み、とうとう【熊本】球磨焼酎の蔵元、いざスコットランドへ−−。総勢21人のミッション団が5月14日から23日までの日程で英国スコットランドへ赴き、蒸留所や研究機関を訪ねることになりました。15日には在ロンドン日本大使館で「球磨焼酎試飲会」の開催も予定している。ミッション団派遣は、日本貿易振興機構(ジェトロ)が行うLL事業(Local
to Local産業交流事業)、人吉市・球磨地方とスコットランドをつなぎ、球磨焼酎とスコッチウイスキーの“蒸留酒交流”を進める事業の一環で、球磨焼酎酒造組合(28社、林篤理事長)がスコッチのブレンドや樽貯蔵法の技術導入を模索し、さらには国内での産地ブランドの強化、世界ブランドへの飛躍を目指し、同事業に参画。熊本県工業技術センター、人吉市経済部商工振興課などの協力のもと、すでに昨年2月には現地調査を目的とした初めてのミッション派遣、今年1月には同国の蒸留酒コンサルタントを招へいし、同氏による蔵訪問や意見交換が行われています。それで、今回のミッションは福永浩介人吉市長を団長に、蔵元関係は16人が参加(副団長=堤正博・繊月酒造社長)し、アイラ島の蒸留所なども視察し、醸造・蒸留・ブレンド・貯蔵技術の研究はもとより、観光誘致についても学んで行きます。 |
| 06/4/29 球磨焼酎、地元で全蔵元結集しアピール |
熊本の人吉・球磨地区の全蔵元27社が協賛し、球磨焼酎をアピールする「球磨焼酎大試飲会」が4月23日夜、人吉市内のホテルでありました。一般消費者や料飲店・流通関係者が対象の酒会で、昨年10月の開催に続き2回目ですが、主催は、球磨焼酎酒造組合青年部や地元の酒販店、郷土食文化の発展を目指す料飲店グループなどで行われました。もちろん地元の町村会や商工会、観光協会などが後援し、地元あげての試飲会を通して球磨焼酎をアピール。当日は250人が来場し、出展された約100種の球磨焼酎を蔵元との会話、郷土料理とともに楽み、蔵ごとに異なる豊かな個性に触れ、球磨焼酎の魅力を新たに発見する場となったようです。 開宴に際し、会実行委員長を務めた酒造組合青年部長・松本敏幸さん(松本酒造場専務)は、「球磨焼酎は地名を冠する不動のブランド。コメのみを原料に、人吉球磨の地下水で仕込み、そこで蒸留・びん詰めしたもので、米焼酎はここに極まる。球磨焼酎は500年の歴史があり本格焼酎の源流ではないかともいわれ、その伝統によって今、多様な味、香りが生み出されている。球磨にはおいしい米焼酎があることを、全国の方々にも伝えてほしい」と訴えました。来賓あいさつに立った福永浩介人吉市長は、「人吉球磨にはガラとチョコで焼酎を勧める、独特でとても美しい文化がある」と語り、郷土に根付く球磨焼酎の愛飲促進にエールを送ったそうです。酒会開催の背景には危機感もあって昨秋の試飲会以来毎月、同地の料飲店を会場に蔵元を囲む酒会“球磨の焼酎学校”も開いてきましたが、今年6月には熊本市で県産酒アピールの酒会に出展するほか、女性対象の酒会開催も企画しています。「球磨焼酎とはどういう焼酎なのかが、まだまだ知られていないのが実情で、造る側ももっと球磨という産地ブランドを意識していくことが大切だ」(松本さん)との認識で、今後一層、消費者が球磨焼酎を知り、その魅力に触れる機会を、地元をベースに積み上げていく考えだそうです。 |
| 06/4/24 焼酎を割るなら軟水で |
本格焼酎を製造する上で、良質の水は不可欠です。清酒の世界においても『銘酒は良い水から生まれる』といわれ、焼酎の製造過程でも厳しい水質基準の上で水が使われています。例えば、25度の焼酎を造る場合、原酒に対する割水の割合は35〜40%を占め、製品に及ぼす影響は非常に大きい事がわかります。よく焼酎をミネラルウォーターで割って飲みますが、カギを握るのが水に含まれるカルシウム。カルシウムを多く含むのが硬水で、少ないものが軟水です。実はカルシウムには『他の成分と結合する』という特性があるため、焼酎の分子の表面にカルシウムが結合し、成分を閉じこめてしまいます。従って、水の分子と焼酎の分子とが結合しにくくなり、硬水では、おいしい水割りやお湯割りができません。最近では芋焼酎のブームで、割水した芋焼酎がよく飲まれていますが、多くの割水用の水は軟水なのです。料理でも同じで、ご飯を硬水で炊くと吸水率が少ない為おいしいご飯が炊けませんし、みそ汁なども、だしの旨味が閉じこめられ、おいしいみそ汁ができません。焼酎をよりおいしく楽しむために、カルシウムや鉄を多く含むミネラルウォーターは避けましょう。 |
| 06/4/17 焼酎粕から新素材GABA |
【大分】三和酒類の100%出資関連会社、大麦発酵研究所は、注目の新素材GABA(ギャバ)を使用したソフトカプセルタイプの「発酵大麦GABA」を全国で発売しました。同商品に使用するGABAは、発酵大麦から作られた自然素材で、三和酒類が製造する麦焼酎「いいちこ」の焼酎粕から得られるエキスを二次発酵し、高濃度のGABAを生産したものです。本来GABAは、本来自然界の食品に含まれていて、特に発酵食品、漬物、乳酸菌飲料、納豆、味噌などが代表的です。またワインや
チョコレートにも含まれている成分ですが発酵大麦GABAは単純なGABAではなく、アミノ酸など、発酵由来の天然成分も含まれていますので、
それらが相互に働き、活性化されるのが特徴と言えます。本製品では、1粒あたり10mgのGABAを含有しており、目安は1日3粒。GABAは、アミノ酸の一種で、脳の中で神経伝達物質として働き、ストレス社会で働くビジネスマンや、生活リズムが気になる人、食事のバランスを気にする高齢者などにおすすめとされています。 |
| 06/4/10 本格焼酎のテイスティング |
テイスティングといえば、日本酒の利き酒師、ワインのソムリエなどを思い出します。もちろん、こういったプロの方々は、五感を駆使して「品種を当てる」「銘柄を当てる」「生産年度(ヴィンテージ)を当てる」など、様々な角度でテイスティングを行います。しかし、決してそれだけではなく、「飲み頃の見極め」「品質と価格のバランス」など。重要な項目は多々ありますが、基本的に「買う場合」「売る場合」、その人の立場に よって見方は変わります。 ワインや日本酒は醸造酒で、蒸留されておらず、又原料も1種類。しかし、本格焼酎の場合、芋、麦、米など原料が様々で、主に焼酎の味、匂いの違いを利き酒によって調べます。本来はプロが行うものですが、自分の好みの焼酎を見つけるためにも、トライしてみてはいいのでは・・・。 原料によって味や香りが全く違うので、銘柄も非常に多く、違いを発見し、味わう楽しみも倍増です。基本的に、必要な物は透明なグラス(焼酎の種類と同数)と口直し用の水のみ。まずは色を確認。樽貯蔵や長期熟成の場合、琥珀色の物もあります。次に香りを確認。フルーティーな香りや樽香など。ぬるま湯で割り、温度差の違いの香りも楽しみましょう。最後に味の確認。口に少量含み、広がる香りを調べ、舌に焼酎を広げて味を見ます。そのあとで焼酎をはき出し、後味と残り香を楽しむ・・・・。 テイスティングの機会を増やし、色々な焼酎を飲み比べていくと、それぞれの味の個性がわかるようになるし、自分の好みの味も見つけ出せることと思います。 |
| 06/4/5 出荷時に捺す取扱店判 |
業界初の革新的な芋焼酎、麹にもサツマイモを使う芋麹仕込み、サツマイモ100%の芋焼酎「いも麹・芋」「国分・純芋・醸酎」や米麹でも一般的なものではなく、大正時代の黒麹・老麹(ひねこうじ)造りを再現した芋焼酎「大正の一滴」の醸造元、国分酒造協業組合(鹿児島県霧島市)さんですが、これら酒販店との直取引商品の出荷には、一手間かかります。というのは、1本1本の商品の裏貼りに、取り扱い酒販店の店判を、蔵元自らが捺(お)してから出荷するからで、その目的は、「ブローカールートへ流れるのを防ぐだけでなく、お取扱店の意識も違ってくるし、メーカーの姿勢を示すことにもなるからです。店判はいわば、造り手と売り手の信頼関係のあかしになり、両者が大事に造り大事に売る、そうした責任を果たすパートナーとしてつながっているからこそ、それぞれの商品が持つ価値が増幅し飲み手へと伝わる効果を期待しています。 |
| 06/4/1 焼酎の杜氏 |
焼酎の製造に携わる蔵子と呼ばれる人たちを統括する最高責任者が杜氏(とうじ)です。大きな蔵でたくさんの蔵子を率いる杜氏もいれば、小さな蔵で一人ですべての作業をこなす杜氏もいます。昔から芋焼酎で有名な鹿児島では、黒瀬杜氏と阿多杜氏というプロの焼酎造りの集団がいました。今日では清酒杜氏と同じように、高齢化が進み、後継者が少ないことが懸念される状況で、こうした有名な杜氏が今では数人しかいません。
しかし最近では、農業大学で醸造学を学び、有名な清酒蔵で修行を行い黒瀬杜氏などのプロから習った若い杜氏も増えてきました。そしてこうした若い杜氏の新しい発想、焼酎造りの取り組み方が焼酎の世界を大きく変えました。
例を挙げますと、一つは原料の選別。品種改良による新種の芋などを使ったり、タイ米の代わりに最高級の清酒用の米を原料にしたり、有機栽培の穀物を使用したりと、昔と違った新たな発想です。二つ目は蒸留設備。金属製の長持ち蒸留機でなく、4年で交換しなければならない木桶蒸留機を使い木桶の何ともいえない匂いを染み込ませた焼酎を造る蔵も増えています。 |
| 06/3/27 大分独自の焼酎用麦を開発する計画 |
焼酎醸造用大麦の交配に取り組む宇佐市の県農林水産研究センター水田農業研究所(斉藤清男所長)は本年度から、焼酎醸造用の大麦品種について”大分ブランド”の開発を10年後の完成目指して民間と共同で始めたそうです。 独自ブランドを確立することで、焼酎の付加価値アップや麦作の振興を図り交配や栽培・醸造適性の研究を続け、十年後の品種完成を見込むのが目的です。まず二〇〇五―〇六年度にかけて、「交配母本」(両親)の選定をし、病気への抵抗力、香りや味、収量の見込み―など各品種の特徴をみながら、母本を選ぶ。焼酎醸造適性の検定は、宇佐市の三和酒類の研究所がして、選定後は約五年間にわたり、母本系列の中で自然交雑を進めます。品種系統の特徴が固定されれば、栽培や醸造の適性をみて、大分ブランドを絞り込み、バイオテクノロジーを活用し、従来より短期間で品種特徴の固定化にも取り組むという段取りが計画されています。県内では、一九九三年から始まった県農業技術センター(当時)や民間の「県本格焼酎技術研究会」らの共同研究の中で、全国に先駆けて二条大麦「ニシノホシ」の焼酎醸造適性を見いだし、作付けを進めた経緯がありますが、ニシノホシは国の育成品種で、 どこでも作付けができるため、かねてから地場酒造会社などから「大分独自のブランドをつくろう」との意見が、出ていいて、根強かったということです。同研究所は品種が”完成”すれば、農水省に種苗登録をする。斉藤所長は「官民含めた大分県の共有財産になる。ブランド開発で麦作産地の形成や、各酒造会社の振興につながればいい」、県酒造組合は「(独自品種の開発は)県産焼酎の魅力アップにつながる。期待したい」とのことです。 |
| 06/3/22 新規参入、芋人気で大分県の麦焼酎 「量より質」で勝負 |
右肩上がりだった大分県の麦焼酎が、大手ビールメーカーの参入や芋焼酎などほかの原料を使った焼酎の台頭により転機を迎えています。麦焼酎中堅の八鹿酒造は、麦焼酎の貯蔵品戦略を強化し差別化を進めるそうですし、ほかのメーカーにも高品質化や貯蔵、原料・製法の多様化で新境地を見いだそうとする動きが広がっています。麦焼酎の本場である大分県内の焼酎生産量は二〇〇四年度(〇四年七月―〇五年六月)、七年ぶりに前年度割れした。大分麦は「すっきり」が特徴の大麦・減圧蒸留製法で成長を続けてきたが、価格競争や嗜好(しこう)の多様化に手を打つ必要に迫られてきた。八鹿酒造は麦焼酎に参入した一九八一年以来使っていた現焼酎工場を、日本酒を造っていた建物に移設し新工場にして、貯蔵に回す生産量を確保した上で、現工場の跡地に樽(たる)貯蔵庫を建設し、貯蔵能力を増強するそうです。製品面では、貯蔵酒のラインアップに三年貯蔵でアルコール度数三五度の 「銀座のすずめ ガスライト琥珀(こはく)」を秋までに追加。四月には七年間貯蔵した原酒を初めて商品化。「銀座のすずめ セブンイヤーズ・イン・カスク」としてトキハで五百本限定販売する予定です。八鹿酒造は「貯蔵品は安定供給するために出荷量を制限してきたが、貯蔵品の比率を高める条件が整いつつある。量ではなく、”確実なものづくり”で、大手に対抗していきたい」と話しています。麦焼酎全国最大手の三和酒類も貯蔵庫を増設。そのほかのメーカーでも、原料に裸麦を使ったり、常圧蒸留の良さを取り入れた製品の開発が進められています。 |
| 06/3/20 女優・吉永小百合さんをイメージした芋焼酎が誕生 |
女優・吉永小百合さんをイメージした芋焼酎「さゆりの泪(なみだ)」が誕生日の13日で全国で発売されました。醸造元は吉永さんの実父(故人)の故郷でもある鹿児島県内から日当山醸造=霧島市隼人町西光寺=が選ばれ、吉永さんもテイスティングするなど開発に携わったそうです。販売元などによると、日ごろ焼酎をたしなむ吉永さんの希望もあって同醸造に依頼。約半年かけて改良を重ねていき、ブルーのボトルや写真入りのラベル、化粧箱などは吉永さんの意見を尊重されたそうです。価格は、映画の入場券と同じ720ミリリットル入りで1800円(税込み1890円)と、 発売を前に吉永小百合さんは「ほのかな香りがさわやかで、美味(おい)しいお酒です。ぜひ、皆さまに味わって頂ければと思います」とのコメントを出しております。 同醸造杜氏の山下米男工場長(51)は「味は飲んだ一人一人に判断してほしいが、 当社を選んでいただいたことは杜氏冥利(みょうり)に尽きる」と話しているそうです。 限定2万本。ホームページ(http://www.sayurinonamida.com)のほか、 県内では鹿児島市の三越鹿児島店で販売します。 |
| 06/3/13 サッカークラブのスポンサーに焼酎メーカ |
Jリーグ入りを目指し、九州リーグで戦っているサッカークラブ「V・ファーレン長崎」のスポンサーに酒造会社「玄海酒造」(本社・壱岐市)が加わりました。今年1月からの1年契約。ユニホームのパンツの左下に同社の代表的銘柄「むぎ焼酎壱岐」のロゴが入り、4月に沖縄で開幕する九州リーグ初戦から使用する予定です。V・ファーレン長崎のスポンサーは、親和銀行(本店・佐世保市)と、角煮まんじゅうを製造・販売している岩崎食品(本店・長崎市)に続いて3社目。県庁で新しいユニホームを披露した山内賢明社長(74)は「壱岐で造られる焼酎のPRになればと思い、スポンサーに手を挙げた。早くJ1の舞台で活躍してほしい」と期待を込めた。キャプテンのMF原田武男選手(34)は「優勝した時はぜひ『焼酎がけ』をしたいです」と話していた。 |
| 06/3/9 現代住宅における黒ヂョカ使用法 |
黒ヂョカは直火にかけると割れるから危ないといわれている。たしかに商品に入っているしおりなどにもそう書かれています。でも、渦巻きの電気コンロは、大丈夫です。一方、ガスコンロは、何秒かでばーっと温度が上がってしまって危ないのでやめた方がいいそうです。口から火が出て取っ手に着いちゃうと燃えてしまうとその部分ツルだけ予備をおいていないので、修理きかないです。実際、そこだけ取り合えてくれなんていうお客さんあんまりいないでしょうし、だから急速に温度を上げるもんではなく じわじわじわっとやるべきものなんです。じわじわやるのに一番いいのはやはり炭火ですね。次にいいのはさっき言った電熱器です。電気コンロって言うのはちょうど いい加減で2〜3分かけて温度が上がるんですよ。ただし、気を付けないといけないのは炭火でもそうですけど、残熱がすごい強いので、ちょうどいい加減になってきたらおろさないと温度が上がりすぎて沸騰してしまうので、注意が必要です。 |
| 06/3/6 鹿児島大学が「焼酎学」を開設 |
鹿児島大学(鹿児島市)は2006年度から、農学部に産学官連携による「焼酎学講座」(仮称)を開設するそうです。後継者育成や新技術開発による本格焼酎の研究拠点を目指し、講座の運営資金として、鹿児島県や県内の焼酎メーカーなどが5年間に総額5億円規模を寄付する予定。13日、伊藤祐一郎知事が同年度一般会計当初予算案に関する記者会見で明らかにしました。同講座の内容は、焼酎製造法、麹(こうじ)・酵母の開発、本格焼酎の歴史と文化の体系化など。関係者によると、全国の大学で焼酎学を専門に研究する講座は初めてとのこと。同予算案によると、県は同講座設置支援事業費として1000万円を計上し、設備準備や研究補助のために4月から派遣する技官の人件費にあてられる。県商工政策課は「焼酎業界の資質向上に向けた取り組みを維持するために研究拠点は必要」としている。5年間継続し、総額5000万円を負担します。焼酎メーカーなどの負担金額は、5年間で4億5000万円程度となる見込み。 伊藤知事は「発酵学の現状と、未来の発展の可能性を探る講座。うまくいけば焼酎のさらなる発展が期待できる。多様なニーズにあった焼酎づくりを目指してほしい」と期待を語った。一方、鹿大は「最終的な寄付額が確定していないのでコメントできない」としています。 |
| 06/2/27 鹿児島で町おこしの焼酎ができました |
薩摩川内市寄田町の新しい特産品焼酎「天狗鼻(てんぐばな)」が完成したそうでS。 銘柄名は、住民有志がまちおこしの起爆剤としてイモ苗作りから取り組んだ力作で、 地元の岬にちなみ名付けられ、出来は、初めてながらも上々だそうです、関係住民は近く試飲会を行う予定です。寄田町は終戦後、デンプン用のイモ産地だったが、ここ2、30年で高齢化により畑が荒れ、「作り慣れたイモで元気を出そう」と昨年3月、住民有志でつくる寄田町地域振興会(下園精五会長)が焼酎づくりを企画しました。 資金はすべて住民の手出し。重機で荒れ地約60アールを開墾し、種から育てたコガネセンガンの苗約2万本を同6、7月に植え、昨夏は少雨のため枯れた苗もあったが、新たに植え直し、11月に約7.5トンを収穫しました。焼酎づくりは同市五代町の山元酒造に依頼。黒麹(こうじ)を使いかめで仕込み、一升瓶1689本ができ、1月27日、完成した焼酎を手にした下園会長(75)は「みんなで汗を流したせいもあるだろうが、最高においしい。寄田の魅力が増すよう作り続けたい」と話しをされました。 受注生産制のため、今回作った分は住民らに売約済み。今春新たに植える分は年内に完成予定(価格は未定)。 |
| 06/2/23 蒸留酒のグローバルスタンダードはアジア! |
その酒を一番飲んでる国がその酒の一番文化を創ってる。そうすると、蒸留酒は、ヨーロッパでは飲まれてない、輸出の方が多いし、アメリカでもそうです。ところが、中国・韓国・日本それも九州、いわゆる東シナ海を挟んだ領域、中国は全土ですけれどもね、あるいはタイとか入ってもいいですけども、その辺は日常の酒、大衆の酒として圧倒的に蒸留酒を飲んでいます。 で、中国は紹興酒が、有名ですけれども、実はビールをのぞくとアルコール換算で8割くらいは焼酎飲んでる国なんですよ。だから国酒は焼酎なんですよ中国は。で、料理食べながらきゅうっとのんでる。日常の酒生活の酒として飲んでる。韓国もそうですよね、日本の九州もそうだと。この辺は世界最大の蒸留酒の国であってそれは生活の中になくてはならない酒として定着してる国なんです。そこらのところがグローバルスタンダードとなっていくべきだと思います。しかし、蒸留酒に対する考え方は世界標準と日本では温度差があったようで、蒸留酒だからという理由で、焼酎乙類の酒税はウイスキーに近づける形で引き上げられた。しかし、アジアの論理が通用せず、西洋がグローバルスタンダードになった。なぜかというと(西洋では)蒸留酒というのは大衆の酒じゃない。大衆の酒というのはワインでありビールであり、一次会の酒、日常の生活の酒。蒸留酒というのは非日常で、日本で言えば二次会の酒であったり、贅沢品であったり、致酔飲料であったりするわけです。 |
| 06/2/20 韓国の焼酎事情 |
韓国の焼酎は、作り方によって蒸留式と希釈式に分かれます。蒸留式は1965年以来、政府の米制作により30年間製造を禁止されていましたが、最近復活しました。伝統酒と呼ばれる焼酎は、この蒸留式がほとんどで、日本の乙類に当たります。 しかし、一般的に飲まれているのは、希釈式の方です。アルコール度数の高い元酒を水で25度以下に薄めるタイプなので、ストレートやオンザロックで飲むには一番というわけです。最近日本でもこの希釈式焼酎(日本でいう甲類焼酎)を飲む人が 増え、シェアも伸びているようです。韓国に焼酎が伝わったのは、日本よりも早く高麗の末期(1300年頃)と言われ、当時は身分の高い人だけが飲める高級なお酒だったとか。その後の朝鮮時代末期になってやっと大量生産によって庶民が手にできるお酒になり、近年では、政府の政策によって値段を安く抑えているそうです。原料がバラエティに富んでいる日本の焼酎に比べ、韓国の焼酎は米と麦、他にじゃがいも、とうもろこし、さつまいもと意外にシンプル。韓国焼酎のシェアの50%を占めると言われている日本でも有名な「眞露」(ジンロ)は米と麦が原料です。また、それぞれの地域で愛されている焼酎もあり、全羅南道では「宝海(ボウヘイ)」、江原道では「鏡月(キョウゲツ)」、安東では米100%の伝統的な焼酎で45度という度数でも二日酔いがないという「安東焼酎(アンドン・ソジュ)」があります。 |
| 06/2/16 映画「男たちの大和/YAMATO」記念焼酎 |
長崎県、長崎大島醸造株式会社より『男たちの大和/YAMATO』が新発売されました。2005年12月にロードショーされた映画「男たちの大和/YAMATO」の記念焼酎 となっています。発売は2006年11月まで(数量の関係によって変更あり)の期間限定販売で、『本格麦焼酎 男たちの大和/YAMATO』は、 厳選された大麦だけを原料に、麦麹を使った100%麦の手造り焼酎です。麦の爽やかな風味を活かした、ソフトでマイルドな口当たりが特徴です。 『本格芋焼酎 男たちの大和/YAMATO』は、 国産の甘みの強いさつま芋「紅あずま」を西彼(せいひ)名水「伊佐の浦川」の自然水を贅沢に使い、常圧蒸留法で仕上げました。香り穏やかで甘みの多い芋焼酎です 映画情報として「男たちの大和/YAMATO」は、最初で最後の「水上特攻」で出撃した男たちの胸に去来した様々な思い、残された家族たちの無念・・・。戦後60年記念作品として、世界最大最強の戦艦「大和」と運命を共にした男たちへの鎮魂と、語り継ぐ為の壮大な叙事詩が空前絶後のスケールで描かれています。主な出演者:反町 隆史、中村 獅童他。 |
| 06/2/12 黒豆焼酎が新発売 |
熊本県、株式会社堤酒造より黒豆焼酎『時代蔵八』が新発売されました。イソフラボン、サポニン、アントシアニンを始めとする栄養の宝庫である黒豆から造られた焼酎で、五百年の歴史を持つ球磨焼酎の伝統と熟練の技を駆使し、業界初の黒豆焼酎の製品化に成功しました。水は熊本県の清流、球磨川の伏流水を用い、仕込み水には硬水、割水には軟水を充て、奥行きのある旨みを造り出しました。食前、食後酒としてストレートかロックで、黒豆の甘い香りを楽しむにはお湯割りがお勧めです。 |
| 06/2/8 原料さつまいもの特徴が功を奏す |
鹿児島焼酎の技術として2次仕込み法という製造方法が現在の主要モデルになった結果、ニンジンとか、カボチャもできるほど焼酎ブームが起きたという経緯も生まれたと言えます。一方、日本酒の製造方法というのは、清酒は米のための製造方法、麦酒とかウイスキーは大麦のための製造方法で、焼酎の製造方法は、いろんな原料に使える極めてユニークな製造方法なんです。その理由は、デンプン質原料であるさつまいもの澱粉と蒸せば甘くなる糖質原料のおかげです。デンプン質原料と、糖質原料の両方の性質を持っているのが、さつまいもなんです。なので、逆に非常に工夫・苦労がいったわけですよ。それが成功すると今度は、甘いものでもデンプンの 原料でもなんでも酒に出来るという非常に普遍性の高い技術になってくる。 |
| 06/2/5 鹿児島の蒸留酒文化2 |
明治の頃でも、芋焼酎が7,8割で、のこりが米焼酎がだったんです。その理由は、米焼酎は上等で、芋焼酎は下等、その下だったという事情だった為ですが、逆に 今は、芋焼酎の方が高いくらいで、鹿児島で米焼酎造ってもあんまり飲んでくれないというところまで芋焼酎文化が根強いです。 それと、芋焼酎が、昔から今まで飲まれ続けられるには相応においしく進化していった背景があります。さつまいもというのは、いろんなやっかいな性質を持っていて、そのいろんな技術革新とか知恵とかいうものを駆使して、具体的には初めて2次仕込み法みたいなものを開発したことで、世界で初めて、さつまいもを蒸留酒にする事に成功したのが鹿児島です。そのようなさつまいもに取り組んできた過程でいろんな技術開発が行われ、そしてそこから全国に様々な技術が波及していく効果もあったのです。 |
| 06/2/2 鹿児島の蒸留酒文化 |
鹿児島で飲まれているのは大半は芋焼酎で、その為、なかなか鹿児島には他の米焼酎とか麦焼酎とか入っくることがないわけです。鹿児島は、そういうきわめてユニークな社会を造っていて、これは世界的に見ても蒸留酒の国としてはおそらくある意味最高のモデルだと思います。確かに考えてみれば不思議で、そういうことが、なぜそうなってきたか考えてくると、やはり鹿児島の風土であったり、さつまいもしかとれないところであったりというところに行き着きます。けど、そう単純でななく、それは、昔は米が鹿児島はないから、さつまいもで焼酎造ったという説は言われるが、今日は米はふんだんに有り余って訳です。それに、焼酎の中でもさつまいもは一番高い原料で、ふんだんにある米やまだ安価な麦よりも高い原料になってきたにもかかわらず芋焼酎飲んでることが腑に落ちないのです。さつまいもが米を駆逐した鹿児島の歴史は、やはり鹿児島県人の癖というか文化というか・・・。 |
| 06/01/30 日本の蒸留酒文化 |
日本は、もともと25%(焼酎)で、それを更にお湯で薄めて飲んでのがポピュラーな飲み方です。25度の蒸留酒なんてのは、ほとんど世界中見てもなく、韓国の焼酎は25%くらいですけども、あれは昔日本から渡ったからで、日本で言う甲類焼酎、それに甘味つけて飲まれてます。25度という度数というのは、ウイスキーとか中国の白酒とかと比べると極めて低いわけで、その低いやつを更に薄めて、昔は6:4 いまは5:5、半々くらいに薄めます。半々に薄めたら12.5%ですから清酒よりも低いわけです。蒸留酒であっても、醸造酒よりも低い度数で、食事と一緒に飲んでおいしいなんて喜んで飲んでる日本以外は、実際あまりないです。逆にコップ酒で中に清酒が入ってても焼酎が入ってても、全く同じ雰囲気で同じ場所で同じ料理を食べながら飲める様な蒸留酒、世界中無いんです。更に、日本の中でも鹿児島の場合は、蒸留酒が有れば、焼酎が有れば、醸造酒がいらない社会を造りつつあります。 |
| 06/01/25 世界の蒸留酒文化 |
鹿児島の焼酎食生活についてですが、蒸留酒をこれだけたくさん飲んでいるところは世界的に見てもないということだそうです。意外なのは、スコッチの国言われているイギリスは、あれ9割が輸出で、自国の人たちはあまり飲んでなくどっちかというとビール飲んでる国なんです。結局アルコール度数が、高すぎると言うことで、健康との関係で、蒸留酒離れっていうのが起きて世界的に蒸留酒人口は減っているのが 現状だそうです。西洋の蒸留酒というのは、食事と一緒に飲まれることは、まずほとんどなく、食事と一緒に飲む大衆の酒、生活の酒っていうのは、ビールやワインなどの醸造酒なんです。なので、西洋では、蒸留酒に対する文化というか接し方がまず日本とは根本的に違うと言われています。ところがアジアは違ってて、アジアは中国にしても、韓国にしても、食事と一緒に蒸留酒を飲んでるわけです。ですが、度数が 違ってて、中国の白酒(パイチュウ)というのは、以前は52〜3%でこれが度数が非常に強いのでだんだん低くなってきています。今は、38%位まで下がってきてますが、それでもそれをストレートで飲んでます。 |
| 06/01/23 熊本の高校が米焼酎醸造学習 |
熊本県のある高校は「特色ある学校づくりを」と、500年の歴史を有し、人吉球磨地方の一大産業で文化として根付いている球磨焼酎に着目し、その為、税務署から実験による焼酎乙類の製造免許を取得し、生産科学科の生徒は、、約40人の昨年4月から本格的に製造について学習し、実習田で栽培した合鴨(あいがも)米「ヒノヒカリ」を原料にして、わざわざ、校内の「焼酎蔵」で蔵元の杜氏の指導を受けました。そのかいあって、フラスコや製造プラントを使って減圧、常圧焼酎を計80リットル近く製造することができました。同校の食品科学科3年生約40人が、「醸造」学習の一環として校内の焼酎蔵で製造した米製焼酎の品評会が行われ、その結果、球磨焼酎の蔵元の杜氏(とじ)や、税務署の鑑定官らを招いて行われ、「高校生にしては上出来」とのお墨付きをもらったとのことです。指導した教諭は、「生徒たちが20歳になったら、利き酒をしたい」と話していたそうです。 |
| 06/01/19 焼酎業界に薩英戦争2 |
当時、鹿児島の焼酎業界では新たな動きが出始めてきていて商品の差別化を模索中でした。というのは、明治時代の製法に取り組む蔵が現れる一方、コンピューターを駆使した全自動型の製造場も登場したりしていましたが、いずれも「鹿児島の蔵は皆、地場大手の味をまねていた。それが増税後は、個性的な焼酎を造ることが大事だと気付いた」と関係者との話です。 そこで、県特産品協会の幹部は、幻の焼酎「森伊蔵」の日本航空国際線での機内販売にこぎつけ「くさい」イメージの一新に成功し、本格焼酎の血栓を溶かす効果が赤ワインの2倍、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞などの病気を予防できるとの、専門家の研究結果も発表されたりもしました。税率アップによる消費量の動向の方は、88年以降、本格焼酎の税率は4.8倍になり、代表的な銘柄で小売価格は一升瓶1本1050円が1620円まで上がりましたが、皮肉にも本格焼酎の出荷量は倍以上に伸び、ウイスキー類は3分の1に落ち込んだ結果となりました。他の本格焼酎の伸びが鈍り始めるなか、昨年の統計でも前年比26%増の出荷で過去最高を更新し、勢いは止まりません。サッチャーの猛攻で始まった「第2次薩英戦争」の勝敗は、今やだれの目にも明らかであります。 |
| 06/01/16 焼酎業界に薩英戦争 |
南九州の芋焼酎業界には、かつて、イギリス艦隊が薩摩藩を砲撃した戦争になぞらえて「第2次薩英戦争」とまで呼ばれた激しい攻防があり、鉄の女・サッチャー英元首相に、薩摩の男たちは意地を見せた逸話があったそうです。 1988年5月、“鉄の女”の異名を取ったサッチャーは、イギリス経済立て直しにらつ腕を振るっていた最中の折、就任半年で訪欧中の総理(竹下登)に対し、スコッチなどと比べると本格焼酎の酒税には24倍もの開きがあった為、焼酎の税率をスコッチと同じにしろと」と切り出したことから始まります。案の定、日本政府は、翌89年、本格焼酎の税率は1リットル(25度)当たり50円90銭から70円80銭に、94年には102円10銭まで上げ、5年で倍増させ、特級ウイスキーの税率は半分以下になった。 ところが、増税後も、ウイスキーと本格焼酎では税率に6対1の差があった為、イギリス率いる欧州連合は95年、世界貿易機関に提訴し、日本は敗訴となり、格差是正が勧告される結果となりました。さらに、政府は、焼酎の税率を2.4倍に引き上げ、ウイスキーの税率を58%下げることを決めました。九州本格焼酎協議会の依頼で三菱総研がまとめた予測結果は、「2.4倍の税率アップになれば、焼酎の消費量は 34%減少する」とのことだったそうです。 |
| 06/01/11 奄美産の黒糖を使う酒蔵 |
カメつぼの中で、茶色く染まった米麹(こうじ)がもろみの表面を覆っているのは、「ふた」と呼ばれ、この米麹の厚さが、黒糖焼酎の風味を大きく左右する。蒸留期間は、溶かした黒糖と米麹をカメつぼに入れてから11〜14日間。発酵が落ち着き、放出される炭酸ガスの量が減ると、「ふた」の米麹は、下へ落ちていき、ふたの厚さが1センチほどになると蒸留器に移すのだそうです。蔵で働くのは4人だけの富田酒造場(名瀬市)は、出来としては、順調とのこと。注文状況は、東京、大阪など県外からと相次ぐのは、焼酎ブームが来る前からで、出荷調整する日々が続いているそうです。 1953年に奄美群島が日本に復帰した際、サトウキビと米麹を使う条件で、大島税務署管内に限って製造が認められた為、他の本格焼酎と違い、黒糖焼酎は奄美群島でしか製造できないルールなっています。いわゆる、税率の高いラム酒と区別する地域振興策でしたが、逆に、「奄美原産」と語るのに抵抗を感じる人も少なくないのです。最近は、ほとんど主原料のサトウキビは大半が沖縄産で、外国産も増えている一方、国の白糖奨励策の影響で、奄美の黒糖製造工場はすでに多くが姿を消してしまったようです。ですが、富田酒造場では、最近になって、全体の1割程度ながら再び奄美の黒糖を使い始めました。コスト的に、地元工場の規模は小さいので、仕入れ値は沖縄産の3倍近くかかりますが、それでも「また昔のような黒糖焼酎が造れる」ようにと奄美の味にこだわりをもっておられます。 |
| 06/01/07 粕取り焼酎と精白粉焼酎の違い |
「粕取り焼酎」 清酒もろみを絞った粕(酒粕)には数%のアルコールが絞りきれずに残っており、 もったいないので、もう一度水を含ませてふやかしてから蒸留してつくるのが粕取り焼酎です。一方、独特の焦臭(焦げたにおい)があり、捨てがたい味として見る向きもあって、粕取り焼酎は清酒粕のリサイクルのほかに、清酒のできがたよりないとき、味を補強するために添加するアルコール(これを「柱」(はしら)といいます)を自製する目的もありました。清酒業界でアルコール添加が平気におこなわれているのは、「柱」の実績があったからです。 「精白粉焼酎」 清酒は一般に米の精白度が高く、とくに近ごろは競争のように搗精(とうせい)されている傾向があり、その結果出てくるのは、大量の精白粉。それも米の芯のほうでなく外側の粉を集めて再利用したのが精白粉焼酎です。新潟県などの米どころ清酒どころでつくられる「米製」焼酎がたいていこれで、コシヒカリ使用などとのうたい文句ですが、本当かどうか飲むと糠臭いのですぐ判別できます。べつにコシヒカリを使おうが米糠を使おうが、とやかく言えませんが、原材料表示に正しく「精白粉使用」と明記してくれないと、味のいい本式の米もろみ取り焼酎がちょっと困りますね。 |
| 06/01/03 球磨焼酎はもろみ取り |
酒造りの現場を訪ねると、アルコール分を帯びた甘酸っぱい香が漂っています。 大きなかめの中のどろどろしたもろみ(醪)が香の発生源。球磨焼酎だったら米と麹と水でつくったもろみから、薩摩の芋焼酎だったら米のかわりにサツマイモの入ったもろみから焼酎がつくられます。もろみ取り焼酎こそ焼酎の基本で、球磨焼酎は500年前の創製以来ずーーっと米もろみからつくられ続け、味の自信の裏付けになっています。それで、米製焼酎がすべてもろみ取りかというと、紛らわしい例外 として、粕取り焼酎と精白粉焼酎があります。 |
| 05/12/28 パラオ共和国のタロイモ焼酎実現なるか? |
太平洋に浮かぶ島国、パラオ共和国のトミー・レメンゲサウ大統領が水産養殖業などの視察のため初めて大分県を訪問し、12月13日は本格焼酎最大手の酒造会社「三和酒類」(宇佐市)などを訪問しされました。同社自慢の麦焼酎「いいちこ」を愛飲しているという大統領は、「パラオでも焼酎を造りたい」と同社に技術協力を求めており、三和酒類の工場では、同国の主要農産物タロイモがでんぷんを多く含み、栄養価が高いことを紹介した上で、「タロイモを原料に焼酎造りはできないか」と三和側に打診したそうです。同国でも若者を中心に日本の焼酎が飲まれているなどブームとあり、タロイモ焼酎で経済発展を図りたいのだとのこと。また、「いいちこ」は夫婦で愛飲しているといい、原酒を試飲し、「一番おいしいです」と滑らかな日本語で感想をもっているそうです。パラオ共和国は、フィリピンの東側に浮かぶ約300の島々からなり、人口は約2万人。国土の総面積は488平方キロ。親日家が多いことで知られます。 |
| 05/12/25 国税庁が「薩摩焼酎」を原産地指定 |
国税庁は酒類業組合法に基づき定められた国内の「地理的(原産地)表示」の保護対象に鹿児島県の「薩摩焼酎」を追加することを22日付で告示しました。鹿児島県酒造組合連合会(本坊喜一郎会長)が県産芋焼酎の付加価値の向上や他県産の類似品との差異化を狙い、今年11月10日付で同庁に産地指定を申請(先月10日にも紹介)していましたが、これにより今後は鹿児島県産サツマイモを使い、製造から容器詰めまでの全工程を県内(奄美を除く)で行った焼酎だけが地域ブランドとしての「薩摩」を名乗ることを許されます。これで、蒸留酒で地理的表示の保護対象に指定されたのは、球磨焼酎(熊本)、琉球泡盛(沖縄)、壱岐焼酎(長崎)に続き4例目。 今後、「薩摩焼酎」に対する紛らわしい表示などが発生した場合、国税庁は最終的に酒造免許の取り消しに至る厳しい措置を段階的に実施して、“純”鹿県産に限定した地域ブランドを守っていくことになります。早速、それに伴い、鹿児島県酒造組合連合会は、地理的表示の保護対象に芋焼酎産地としての「薩摩」が追加されたことを受け、県内産であっても米焼酎や麦焼酎など原料が芋以外の場合は、今後、「薩摩」を名乗ることを認めない方針を明らかにしました。一方、消費者に戸惑いを与えないために「薩摩」の使用を厳格化して、「薩摩」のマークを作成することも検討しており、消費者への地理的表示のPRを図っていくそうです。 |
| 05/12/22 本場・鹿児島でもプレミア価格? |
黒糖や芋をはじめとする豊富な品ぞろえを維持する苦労は、本場・鹿児島とは思えないもので、ある酒販店の棚を飾る焼酎の多くは、定価ですぐ買えるそうですが、 中には、入荷待ちの焼酎や「お一人様一本限り」とある白い札が付いた品もあります。その札をめくると「プレミア価格」が書かれていて晩酌の量産銘柄ですら、問屋に行っても手に入らない昨今の焼酎ブームとはいえ、とにかく「高い」。しかし、店の人は、「もうけは、ほとんどないのです」とのこと。 理由を聞くと、鹿児島でも、少量生産の焼酎が手に入りにくいのは同じで、やむなく、県外出荷分を東京、大阪の問屋から“逆輸入”で取り寄せた結果、価格は、、輸送料などで高くなる仕入れ値とほぼ同額の「プレミア価格」なのだとのこと。 確かに注意深く比べると、銘柄の希少性と値段は一致していないし、入手困難とされる品が定価とさほど変わらなかったり、量産銘柄でもうんと高価だったりすることがあります。「毎日晩酌してきた焼酎がプレミア価格になった人はどうするのか。鹿児島の焼酎文化はどうなるのか。このままでは、必ずブームは廃れる」。同施設の関係者も、プレミア価格がまかり通っている現状に強い疑問を抱いています。 |
| 05/12/19 焼酎の点検作業は、男性はムリ? |
ある酒造会社の製造ラインには、百本と連なる焼酎瓶が、工場内にある様々な設備を通過していく風景がある中、瓶詰めから品質検査、ふた閉め、ラベルはり、こん包まで、ここではすべてが機械化され、効率的な作業工程を実現しています。焼酎に異物が混入していないか、瓶に傷はないか。ひたすら見て、少しでもほかと違う瓶は、すぐに取り除く・・・・ 実に根気のいる作業で、すべての工程が機械化された工場内で所々、ベルトコン ベヤーに乗った焼酎瓶を点検する人は、全て女性だそうです。酒造会社の幹部曰く、「こういう粘り強さが必要な作業は、男ではもたないんです。これだけは女性にお願いしないと、どうしようもない」。検瓶役は1時間ほどで交代するが、その間に約4000本の瓶が目の前を通る。男性に任せるとすぐに音を上げてしまうそうだ。 |
| 05/12/14 サッポロビールが焼酎事業に参入。 |
サッポロビール株式会社は、2006年4月より焼酎事業に参入することになりました。 サッポロビール株式会社は、キッコーマン株式会社より焼酎事業を譲渡されること で焼酎事業に参入。群馬県太田市のキッコーマンの工場を譲渡、焼酎甲類・乙類、合成清酒、スピリッツ類原料用アルコール、リキュール類の事業(マンジョウブランド除く)を引継ぎ、展開します。 ビールメーカー大手4社の中で、唯一焼酎事業を行っていなかったサッポロビールが参入することで、ビールメーカーの多角的な事業展開に拍車がかかりそうです。ビール系飲料の消費低迷が続く中、ビールメーカー大手各社は焼酎事業を強化しています。サッポロビールは「ビールとワインに次ぐ事業の柱になる」(同社、福永社長) として参入の機会を探っていました。一方、キッコーマンは、しょうゆ関連調味料の育成に注力することや、新規事業領域として紀文グループとの業務・資本提携を進めるなど、事業の選択と集中を進めています。サッポロビールは、新たな事業に参入することによる営業体制や販売活動をどう進めていくかについてはこれから検討に入るとのことです。 |
| 05/12/11 ベトナム産の芋焼酎 |
初登場したのは、2004年で、秋鹿児島市にあるディスカウントショップの酒販コーナーに、安さが売り物の「ベトナム産芋焼酎 Q太郎」が売り出され価格は4リットル入りペットボトルで2390円ということでかなりリーズナブルです。ですが、4合瓶で1030円の「高級仕立て」の品もあります。いずれもベトナム・ホーチミン産。ロックで飲むと、日本の芋焼酎よりすっきりした味わいで、なかなかいけるそうです。 品薄で高価格化したこともあり、棚から姿を消してしまったなじみの芋焼酎に替わって売り出されましたが、1週間で4リットルボトルが100本以上売れ行きは順調で、 入荷待ちの状態になることもあるとのこと。 売り場チーフは「邪道という人もいるかもしれないが、鹿児島の芋焼酎がない現状では、選択肢を広げるのも酒販店の務め」と言い、「外国産が来ても、いい焼酎は必ず飲まれる。だから今回は、県内の焼酎メーカーに警鐘を鳴らした意味もある」との話です。このベトナム焼酎、東京の食材商社が、山梨県の酒造会社と組んで現地生産したものですが、商社側の狙いは「昨今の芋焼酎人気に目をつけた。焼酎ブームはまだまだ衰える気配はない」と明確に打ち出した計画のようです。今後、鹿児島だけでなく、関東でも販売を始めており、これまでに4リットルボトルで2万本以上売れたというのですが、名前が、なぜ「Q太郎」かは不明です。 |
| 05/12/07 鹿児島の酒類消費状況 |
鹿児島県内で2004年度に消費された酒類で、焼酎(甲類、乙類の合計)がビールを上回り、この10年間で初めてトップになったことが、熊本国税局のまとめでわかったそうです。国税局によると、九州7県で焼酎が1位なのは鹿児島だけで、空前の焼酎ブームに加え、発泡酒などの「その他の雑酒」の消費が伸びたためだそうです。 又、鹿児島県内の焼酎消費量は3万9366キロ・リットルで前年度に比べ8・5%の伸びとなり、成人1人あたり1年間で88・3リットルを飲み干した計算になります。ビールは3万9326キロ・リットルで前年度比10・1%減。調査対象は、県内の飲食店で飲まれたり、酒店で小売りされたりした量。その他の消費量が伸びた原因は、九州新幹線開業も後押ししたためとの観測もあります。 |
| 05/12/05 2004年度・九州の酒類消費状況 |
福岡、熊本両国税局が25日発表した2004年度の九州の酒類消費状況によると、全体の消費量は前年度比1・6%減の92万5312キロ・リットル(ヤフードーム0・5杯分)と4年連続で前年実績を下回ったそうです。ビールや清酒が前年を割り込む中、焼酎乙類(本格焼酎)は3・2%増、チューハイなどのリキュール類は22・8%増といずれも過去最高を更新し、焼酎の「一人勝ち」の結果となりました。 種類別の消費量としては、ビールが1位で全体の37・8%を占めたが、前年度比1・8ポイント減少し、8年連続マイナス。2位の発泡酒(全体の27・2%)は2年連続、4位の清酒(同5・6%)も12年連続でそれぞれ減少しました。一方、3位の焼酎は全体に占める割合(18・1%)が前年度比1ポイント、5位のリキュール(4・8%)もチューハイを中心に0・9ポイントそれぞれ上昇しており、福岡国税局は「焼酎ブームを背景に、度数の低いビールから“飲み替え”が進んでいるようだ」と分析しているそうです。 |
| 05/11/30 薩摩ヌーヴォー発売 |
今年の仏ワインのボージョレ・ヌーボーは17日午前0時に解禁されましたが、ワインに負けないフレッシュな味を楽しんで、と鹿児島、宮崎の焼酎メーカー11社で作る「薩摩本格芋焼酎生産者協議会」は24日から、今年生産されたサツマイモだけを使った“新焼酎”を統一ブランド「薩摩ヌーヴォー」として全国販売を始めました。 芋焼酎の製造は8月ごろから始まり、通常は半年以上熟成させます。新焼酎は。その醸成期間がほぼ1〜2か月なので、香りが強く、ぴりっとした味のクセがあるのが特徴です。最近では「通好みの味」と人気が高まっています。 「ヌーヴォー」を発売する経緯は、東京、大阪で昨年限定販売したところ、「フレッシュな麹(こうじ)の香りが楽しめる」と好評を集めたことがきっかけです。高品質の味を維持するため鹿児島県産の芋を使い、味を安定させるために最低60日は醸成させるといった自主基準を定め、又、ラベルには統一した字体で「薩摩ヌーヴォー 2005」と記して、全国展開することにしました。 |
| 05/11/27 焼酎カスでタコが産卵、ふ化しました |
ある九州の大学・水産学部は、鹿児島湾に設置した焼酎かすを再利用した魚礁で、タコの幼生が孵化(ふか)したことを確認されたそうです。焼酎かすという有機物が含まれているため、海草類も付きやすく、壊れてもほかの生物が再利用できる“自然派志向”の魚礁に、研究者の期待はいっそう高まっているとのことです。タコつぼ型魚礁は9月中旬、海底に沈められ、10月24日の潜水調査でタコが住みつき、魚礁の内壁で産卵が確認されました。水産学部の先生らが同31日午後、潜水調査で魚礁をのぞき込んだところ、ちょうど孵化が始まり、体長2・5〜3ミリの半透明の幼生が 次々に浮き上がった。先生曰く「孵化という実験目標が達成されてうれしい。親ダコが口から水を送り出し、幼生を海に送り出す姿は感動的だった」。「タコはまだ養殖不可能で、孵化の生態も未判明な点が多い。産卵時期をはっきりさせるなど漁業者に 正確な情報を提供できれば」と話してます。 当該大学の水産学部は今後も、産卵状況についてタコつぼ型魚礁と従来のコンクリート製漁礁との比較研究を続けていくそうです。 |
| 05/11/24 樽の種類について |
球磨焼酎原酒貯蔵用の樽を例にすると、ほとんどヨーロッパから中古樽を輸入してまかなわれています。材質で分けると北アメリカ産のホワートオーク、リムザンオークのカシの類が主流ですが、カシ材だけとは限らず、ヨーロッパの業界ではクリ、カエデなど広葉樹(モミなど針葉樹の樽も例外的にあるが)も利用されています。本質的に、広葉樹で樽材がとれる大きさの株であればいいのだそうです。おもしろいことに、前歴で分けるとコニャック樽、シェリー樽、スコッチ樽などになり、樽のそれぞれの特性に合わせ、同じ琥珀色ながらびっくりするほどバラエティに富んだ味 の品目が多数できることにあります。なお、国産ウイスキーには「ジャパニーズウイスキー」の特徴を出すために国産のミズナラ樽を使う例があり、焼酎も国産材による独特の風合いの樽焼酎を実現してもいい頃ですよね。そうなると照葉樹林の奥深くで大木に育ったカシやシイの樽も雄渾な味をもたらしてくれるでしょうね。ちなみに焼酎の特性(高アルコール濃度)からして過剰に精油成分が溶け出すスギ樽はやや難があるとの一説もあります。 |
| 05/11/20 樽貯蔵の規制事項 |
樽貯蔵には制約事項に「光量規制」があります。光量規制はウイスキー・ブランディーの領域を守るための酒税法上の配慮上、樽焼酎は、それに従って出荷時に着色度をウイスキーの約10%にまで落とす必要があります。過剰な色素を落とすにはろ過が必要ですが、同時に樽から受け取った絶妙の味もそぎ落とされてしまい、ある程度以上長く樽貯蔵しても結局時間と空間と物質の無駄になり、カメでの長期間熟成と比べて自由さに乏しい弱点があります。ウイスキー業界のの低落傾向の歯止めが見えてこない現在、光量規制は今やウイスキー業界を守る切り札になってしまって いる現実がありますし、今後の樽貯蔵の未来を見つめると、必要不可欠な規制撤廃にはこれまで以上の粘り強いはたらきかけが必要になってきます。 |
| 05/11/17 ここ数年、樽貯蔵の焼酎が増えています2 |
今後もカメ貯蔵酒は押しも押されもせぬ本流であり続けると思いますが、視点を変えてみると、樽焼酎には、確立したマーケットシェアと焼酎飲みからの支持があるのは確かです。カメにはカメの良さがあるように、焼酎飲みの望むところに従って樽の良さをぎりぎりまで引き出せばかなりの水準に到達できると考えられます。一方、球磨焼酎はほんとうにいろいろな表情をしていますので樽、カメそれぞれの貯蔵した球磨焼酎が楽しめるという蛇足な話でした。。 |
| 05/11/13 ここ数年、樽貯蔵の焼酎が増えています |
樽貯蔵の焼酎はこの何年かの増え方はすさまじく、樽焼酎を販売の主力に位置付けて積極的に展開している蔵元も多いですね。ともかく樽焼酎のチャンネルを開いておいている蔵、姿勢はそれぞれですが、樽から霊気を受け取ってよりおいしい熟成をめざして研鑽が積まれているとのことです。樽貯蔵焼酎はスモーキーさ、甘み、丸みなど舌に小気味よく、なめらかなおいしさが際立っていて、悪い評判は皆無に近く、 球磨焼酎の裾野を広げるための貢献度は大きいです。しかし、結構ずくめなのですが、樽貯蔵の目的はあくまで別法での「風味付け」であって、カメで何十年も置けば置くほど底知れぬゆたかな滋味が醸し出すのと比べると焼酎本来の熟成方法のカメ貯蔵とは終点が異なると思います。 |
| 05/11/10 鹿児島焼酎が、「地理的表示」保護の指定を目指す |
鹿児島県酒造組合連合会は、芋焼酎産地の鹿児島県(奄美を除く)を「薩摩」として、ワインの「ボルドー」やブランデーの「コニャック」のように、地域ブランドが守られる「地理的表示」保護の指定を目指す方針を決めたそうです。その理由は、他産地が「薩摩」を名乗るのを防ぐほか、「薩摩芋焼酎」のブランド確立を図ることが目的で、近く国税庁に申請します。 地理的表示は、ご存知の通りWTO(世界貿易機関)協定に基づき、商品の品質・評判が原産地に起因する場合、その原産地を特定します。それから保護指定を受けることができると、地名入り商品名を、その産地のみが 使用できるという特権が得られます。お酒の種類では、蒸留酒とぶどう酒が対象で、 国内では、既に球磨焼酎(熊本県)、壱岐焼酎(長崎県)、琉球泡盛(沖縄県)の各産地が指定を受けています。 |
| 05/11/7 もろみ酢とは? |
もろみ酢のどのように造られるかというと、泡盛は蒸留する際に、アルコール分と酒粕に分かれます。その酒粕を搾り、ろ過されたものがもろみ酢です。もろみ酢はいわば、焼酎や泡盛の製造工程で生まれる副産物です。主に2つの成分を含み、1つ目はクエン酸。エネルギーの発生を助けたり、我々の体内サイクルをコントロールします。2つ目はアミノ酸。人間の体をつくるタンパク質を構成する元となる栄養素です。 これらを含み、健康的においしく飲めるのが、もろみ酢です。1日の飲む時間は基本的には、朝・夜の摂取が良く、適量は普通にそれぞれの商品によって多少は異なりますが、1日50ml〜100mlを一日に数回に分けて飲むと良く、あまり神経質にならず、毎日飲み続けるのがおすすめのようです。また、クエン酸には、疲れを癒す効果があるとされているので、疲れた時に飲むのも良いとのことです。飲み方は、ストレートで飲んでもOKですが、ジュース、紅茶、焼酎等に少し加える、お好みでレモンやはちみつ等を加える等しても良いですね。料理の調味料としても活用出来ます。 |
| 05/11/3 泡盛から造るもろみ酢誕生の経緯。 |
1973年那覇市・石川酒造場がもろみ酢を最初に商品化し、売れ出したのは20年後の 1993年頃。販路を広げ、一般に浸透を図る際には、沖縄県の物産公社が、広告宣伝に数億をつぎ込むなど、多大な貢献をしたと聞きます。 もろみ酢は泡盛の絞りかすに黒糖などを混ぜて飲みやすくしたもので、沖縄の特産ながらJAS規格の酢には該当はしません。泡盛の絞りかすは「カンジュ」とよばれ、飼料や豚肉を漬け込むのに利用されてきましたが、このクエン酸を豊富に含むカンジュの有効利用として、黒糖などを加えて飲みやすくしたものがもろみ酢です。最初から調味料ではなく健康食品として開発されていて、黒酢は伝統食品そのものだが、もろみ酢は伝統食品の知恵を現代版にアレンジしたものである。その結果、「もろみ酢」といえば、消費者には沖縄の健康長寿イメージが味方するようにも思えますね。 |
| 05/10/23 スギ花粉症等のアレルギー有効成分を含む泡盛 |
泡盛を抗アレルギー有効成分として利用できることを以下の実施例において治験データ−が特許申請されています。治験の内容、結果は以下の通りです。いずれも、請福酒造有限会社製、(5年貯蔵。エタノール含有量35度)「請福ファンシー」を使用。試験例120年来、スギ花粉の飛散時期になると、クシャミ、鼻水、眼のカユミのスギ花粉症の症状を呈している被験者(成人男性)に、例年スギ花粉の飛散が始まるほぼ1カ月前から、泡盛15ml/回を毎日朝夕服用。服用の条件は、スギ花粉の飛散の注意報がなされなくなるまで行ったが、食事をはじめ生活には特に制限はしなかったとのこと。服用後、1カ月経過後から、被験者の毎日の自覚症状をもとに予防効果及び、治療効果の判定を行った。スギ花粉の飛散の注意報が報じられている期間のいずれの時点においても例年よりも症状が著しく軽減された。また、スギ花粉の飛散最盛期にあたる、服用開始後50〜60日目の自覚症状は、当日服用により著しく軽減された。 |
| 05/10/23 焼酎の飲み頃はいつまで?Part3 |
考えてみると、美味しい焼酎造りにおいて、「水」というのは重要な要素です。せっかくフレッシュな水を使っておきながら、長時間置いておけば、その水が劣化してしまうことは容易に想像出来ます。それに、水自体は腐らないと思うが(含まれている不純物は腐るが)、単式蒸留によって造られる本格焼酎には、良い意味での原料由来の不純物が残っているので、それが腐ることも考えられます。「管理が楽!」と思われる焼酎であるが、実は、きちんと管理しなければ味が変わってしまうのですね。(特に封を切った後の管理は重要である。)そう考えると、造り手が意図する味を飲むためには、次の新酒が出る前に飲むのが良いということになります。(やはり1年!?)しかし、それが「熟成」から「劣化」に切り替わる時であるとは思わないですし、焼酎が瓶の中でゆっくりと熟成している以上、その時その時の、味の変化を楽しむことが出来るからでもあります。大事なことは、いかに熟成に適した環境を確保出来るのかということかと思います。もし、確保出来ないのならば、どんなに苦労して手に入れた焼酎であろうとも、涙をのんで、次の新酒が出る前に飲むのが良いでしょう。先程も触れましたが、タンクや甕によって長期熟成された焼酎は存在するけども、瓶で(きちんとした環境で)長期熟成された焼酎は存在せず、もし、瓶内熟成の効果が確かめられれば、ワインのようにビンテージも登場するでしょうね。 |
| 05/10/20 焼酎の飲み頃はいつまで?Part2 |
「瓶内熟成」が、出来る環境(例えば自宅にワイン貯蔵庫があるような場合)があれば、「飲みたい時が飲みごろ」となるのでしょうが、、ほとんどの家では、そんな環境はなく、となると、残念ながら、私達の保管している焼酎には、「劣化」に至る前の「飲みごろ」が存在するのはずなのです。それはいつだろうか?以前、ある杜氏さんに、私も「焼酎って、どの位保管出来るのですか?」という質問をすると「土間に置いておけば、1年でも味が変わらない。もし、土間がなければ冷蔵庫でも良い。」という答えが返ってきました。普通の家に土間はないから、冷蔵庫に保管するのが現実的でです。(しかし、普通のところに保管すると冷えすぎ、適度な湿度も必要だと思うので、野菜室に入れるのが最適であると思う。)そうすると「1年」味が変わらないそうです。では、「1年」がタイムリミットなのだろうか?続いて、「なぜ「1年」なのか?」と聞いてみると、「水が劣化してしまう。」ということです。 |
| 05/10/17 焼酎の飲み頃はいつまで? |
以前、焼酎は腐るか?ということについて記述しましたが、今回は「焼酎の飲み頃はいつまで?」についてです。もし、瓶に詰められた焼酎の味がいつまで経っても変化しなければ、その答えは、「いつまでも飲み頃。」ということになるであろうし、もし、瓶に詰められた焼酎の味が変化するならば、ワインのように、「飲みごろ」があるでしょうし、つまり、「焼酎は瓶内熟成するのか?しないのか?」ということが大きな問題となってきます。実際にいろいろな方にお聞きすると、「瓶内熟成」に対する考えはまちまちである。「瓶内熟成はしない。」と言う方もいれば、「瓶内熟成する。」と言われる方もいます。以前は「瓶内熟成はしない。」という考え方が大半を占めていたように感じましたが、最近は、「甕やタンクほどではないけれども、ゆっくりと熟成する(であろう)。」という考えに変わりつつあります。実のところ、そこら辺に放っておいて忘れていた「寝ちゃった焼酎」というのは存在していますが、しっかりとした管理の下、瓶内熟成された焼酎はほとんどないというのが現実ではないでしょうか。(前者は「劣化」、後者は「熟成」)そこで、現在、萬膳酒造が「貯蔵用トンネル」を造り、何十年も先を見据えた「熟成酒」の試みを始めたが、非常に注目するところであります。 |
| 05/10/13 球磨焼酎とスコッチウイスキーとブレンドする計画 |
日本貿易振興機構(ジェトロ)は、熊本県名産の球磨焼酎とスコッチウイスキーをブレンドした“新酒”の開発支援に乗り出すとのことです。ジェトロが球磨焼酎酒造組合(熊本県人吉市)に補助金を出し、イギリスからウイスキーづくりの専門家などを招いて、同組合で2006年9月までに商品化し、日本とイギリスの飲食店に売り込む計画です。球磨焼酎は、ご存知、熊本県南部の球磨地域産の米焼酎で、焼酎の中では 比較的香りが穏やかなのが特徴なので、スコッチウイスキーとブレンドすれば、米焼酎ベースのすっきりした味わいになると今から評判です。ジェトロは、国内と海外の企業や団体の交流を支援するLL(ローカル・トゥ・ローカル)産業交流事業として、心強いバックアップを同組合へ年400万円程度を上限に補助する方針です。 |
| 05/10/9 11月1日は「本格焼酎の日」と「紅茶の日」 |
11月1日は、ご存知「本格焼酎の日」ですが、「紅茶の日」でもあります。そこで、「焼酎」と「紅茶」とあわせた「紅茶焼酎」が存在するか探してみました。それで、「太陽の雫」という銘柄の紅茶焼酎が存在することを、あるサイトで見つけました。 以下サイトの文面です。 「蔵元は、福岡県八女市にある喜多屋さんの商品ですが、とにかく現在では店頭 でも出現していない珍しい商品です。社名の所に“護符”が貼られていますが、これは平成4年ですか、白花酒造さんが「喜多屋」に社名変更をしたために、それまでの古い祖霊を鎮めようという呪術的な、一種のおまじないと考えられます。その護符から考えても、製造年の1992年(平成4年)が社名変更の年とちょうど符合します。地元でも今ではまったく見ることが出来ない、大珍品です。」 この「喜多屋」さんは、この他に、コーヒー焼酎、ピーナッツ焼酎等の変わり種焼酎を造る蔵元さんのようです。ちなみに、検索サイトでも紅茶焼酎「太陽の雫」の販売サイトは見つからない(「黒糖焼酎」ではあります)、まさに幻の焼酎ですね。 |
| 05/10/6 地元鹿児島でもプレミア価格で販売? |
本場・鹿児島でさえ黒糖や芋をはじめとする豊富な品ぞろえを維持する苦労は、大変だそうです。というのは、棚を飾る焼酎の多くは、定価ですぐ買えますが、中にまじって、入荷待ちの焼酎や「お一人様一本限り」とある白い札が付いた品もあり、めくると「プレミア価格」が書かれている。晩酌の量産銘柄ですら、問屋に行っても手に入らない昨今の焼酎ブームとはいえ、「高い」。しかし、「もうけは、ほとんどないのです」という。理由を聞けば、鹿児島でも、少量生産の焼酎が手に入りにくいのは同じで、やむなく、県外出荷分を東京、大阪の問屋から“逆輸入”で取り寄せるのだそうです。それで結局「プレミア価格」は、輸送料などで高くなる仕入れ値とほぼ同額なって しまう。確かに注意深く比べると、銘柄の希少性と値段は一致していなく、入手困難とされる品が定価とさほど変わらなかったり、量産銘柄でもうんと高価だったりします。 毎日晩酌してきた焼酎がプレミア価格になった人はどうするのか。鹿児島の焼酎文化はどうなるのか。このままでは、必ずブームは廃れる」。同施設の関係者も、プレミア価格がまかり通っている現状に強い疑問を抱いています。 |
| 05/10/1 美味しく本格焼酎を呑ませてくれない店の共通点 |
ある程度の共通点があるので、以下に3点感じた共通点を紹介します。 1.店の至る所に著名銘柄の空瓶が大量に飾ってあるこれは最大の特徴です。空瓶を飾ってくれても飲めないので意味がないのですが、なぜかこうした店は大量の空瓶が飾ってあります。中には水を入れてさも焼酎が入っているかのように見せかけるところすらあります。見てくれだけを追い求めている店。 2.焼酎の保存の仕方が流行を追いかけている本格焼酎は液体内に溶け込んだフーゼル油が分離してしまうことがあります。これを防ぐために焼酎を出す前には軽く振る必要があります。これは本格焼酎を出す店ならば常識といっても良い事柄です。しかし、例えば瓶を固定して一回押すと一定量の焼酎が出るようにしている店では、瓶を振ることが出来ないため、当然フーゼル油が混ざりません。このような本格焼酎を出す料飲店として知識不足の店。 3.メニューを見ながら味わいや最適な飲み方を聞いても即答できない店員がいるのは、その銘柄を実際呑んでいないわからないわけですが、商品を売る立場として、それなりに応対できる知識は必要ですよね。たとえバイトでもマニュアルを整備する方法もありますが、それすらしていない店。 |
| 05/9/25 美味しい焼酎を飲ませる店は、不満? |
このところ、焼酎を美味しく呑ませてくれる店はないかと思うことがあります。人から話を聞いても、ワンショット30mlくらいで1000円取られたり、「お湯割りを頼むとなんだかものすごい薄いものしか出てこないなどといった状況が蔓延しているようです。 東京大阪を中心にブームに便乗して劣悪な販売の仕方をしている飲食店・料飲店・飲み屋が増えているようで、これも一つの事例だと思います。こうした不満をお客に感じさせてしまう店は「美味しい焼酎呑ませてくれる店」かもしれませんが、「美味しく本格焼酎を呑ませてくれる店」ではないということではないかと思います。とは言え、これはどうしてもそれぞれの店によってカラーの違いがあり、人によってあうあわないという問題点があるのでどういう店がよいかということは一概にいうことはできませんが・・・・。 |
| 05/9/20 今の芋焼酎が昔のようなクセがなくなった理由 |
芋焼酎は焼酎の中でもとりわけうまみ成分を多く含んでいるが、このうまみ成分は長所だけでなく、直射日光に弱いという短所を持っていることはあまり知られておらず、直射日光に長時間当たるとニオイが変わってしまうのです。ということで、昔の焼酎のニオイが強かったのはこれによるところが大きかったのです。国税庁醸造試験所の研究により、この変質のメカニズムが分かったのは78(同53)年のこと。これにより焼酎メーカーから出荷される品質が安定し、流通過程でも一升ビンがそれまでの白ビンや青ビンから日光の影響を受けにくい茶ビンが主流になり、市場での変化が少なくなりました。このように、芋焼酎の品質が向上したように見えるのは、新技術により改質したものではなく、伝統技術を維持しながら、良質の原料にこだわり、蔵ごとの特徴に応じた造りの条件を見つけ出す努力を重ね、品質を劣化させる要因を取り除くことに尽力してサツマイモの長所を引き出そうとする試みの積み重ねの結果であったといえます。 |
| 05/9/17 芋焼酎がおいしくなった理由 |
良質なサツマイモがうまい焼酎をつくる焼酎前線が北上するにつれて、焼酎は芋が一番、芋を飲むと離れられなくなる、あのニオイが何ともいえないなどなど、現在は、好意的な評判が多くなりました。時には昔の焼酎が懐かしいという声さえも聞かれます。芋焼酎の製造法は2次仕込み法が定着した大正元(1912)年以降、現在までほとんど変わっていません。では何が変わったのか。大きな理由を3つだけ挙げますと、ひとつは原料となるサツマイモの品質が格段に向上したことです。今では焼酎用品種としてすっかり定着したコガネセンガン。1966(昭和41)年に命名登録された品種です。でんぷん含量が多く、ホクホクしたおいしさを持ち、柔らかな甘さを持つ焼酎ができ、育苗や栽培技術も向上し、見違えるような芋ができるようになりました。2つ目は杜氏たち造り手の技術が向上し、安定して良質の焼酎が造れるようになったことです。3つ目が焼酎の酒質変化が少なくなったことです。 |
| 05/9/12 コーヒー酒 |
コーヒー酒は、それだけでも大変かおりのよい、おいしいお酒ができますが、お菓子作りなどにも利用できる便利なリキュールです。 ○容器と材料 密閉容器・・・容量1800ccを1個 コーヒー豆・・100グラム 焼酎・・・・・ホワイトリカー(35度)1700cc ○できるだけ炒りたてのものを豆のまま使用します。密閉された袋に 入っている市販のレギュラーコーヒー豆でかまいません。 ○作り方 1.コーヒー豆は挽かずに豆のまま容器に入れ、ホワイトリカーを 注ぎます。 2.3ヶ月めぐらいから飲めるようになります。 3.渋味が気になるようでしたら、豆を引き上げます。 ○飲み方 そのまま、あるいは水、お湯で割って飲みます。砂糖やシロップを 加えた方が飲みやすいかもしれません。お菓子作りの香りづけに利用 してもよいでしょう。 |
| 05/9/7 焼酎入り紫いもジェラート |
鹿児島県のある洋菓子店の定番商品の一つに、「焼酎入り紫いもジェラート」があります。ジェラートは、乳脂肪分が5%前後のイタリアの冷菓で、アイスクリーム(乳脂肪分8%以上)に比べ低カロリーなのが特徴です。「ブームが続く焼酎を使った商品を開発しよう」と思い立った経営者が、10年ほど前から作っている紫いもジェラートに、紫いもの焼酎があるので「同じ芋なら相性もいいはず」と地元産の芋焼酎を加えた。苦労したのが、焼酎の分量。酒を飲まない人でも食べられるようにと、あれこれ試した結果、食べた瞬間、焼酎の香りが口いっぱいに広がり、左党でなくともまた食べたくなるようなさっぱりとした味わいに仕上げた、とのことです。Sサイズが252円、少し小さめのSSサイズが210円(いずれも税込み)。ということで、「焼酎入り紫いもジェラート」の誕生話のみで、レシピはありません。 |
| 05/9/5 お釜で造る焼酎ケーキのレシピ |
ブランデーケーキよりやさしい香りの焼酎ケーキです。レシピは以下の通り。 ■使用した材料■ 5合炊き炊飯器使用 ・無塩バター ..................130g(室温) ・グラニュー糖(又は白砂糖) ...............130g ・卵 ...................3個(室温) ・焼酎 .................大さじ2 ・薄力粉 ...............125g ・コーンスターチ ..........25g ・ベーキングパウダー ..............小さじ1 ・仕上げ用焼酎 ....................大さじ2 ■作り方■ 1. 薄力粉、コーンスターチ、ベーキングパウダーをあわせて2回ふるう。 2. バターをボウルに入れて室温に戻し、泡だて器でかき混ぜてクリーム状にし、 グラニュー糖を加え、白っぽくふわふわになるまでかき混ぜる。 3. 溶き卵を少しずつ加え、そのつどしっかり混ぜる。 4. 粉を広げて入れ、ゴムべらで切るように混ぜ、粉っぽさが少し 残ってる程度で焼酎を加え、さっくり混ぜる。 5. 内釜に薄くバターを塗り、生地を流し入れ、ゴムベラで表面を 平らにならし、中央を少しくぼませて、普通に炊く。 6. スイッチが切れたら試し串をして、何もついてこなかったら出来上がり。 7. ケーキクーラーの上に取り出し、熱い内に、焼酎をハケでぬる。 |
| 05/8/31 「混和焼酎」の自主基準 |
自主基準の主な内容は次の通りです。 @容器または包装の見やすい場所に、甲乙混和焼酎では→「焼酎甲類乙類混和」、乙甲混和焼酎では→「焼酎乙類甲類混和」と表示する。 A原材料の表示は、混和割合の多い順に「焼酎甲類」、「焼酎乙類」と表示し、続けて混和の割合を併記する。その後にかっこ書きで、それぞれの原材料を使用量の多い順に表示する。 例・・焼酎甲類70%(糖蜜)、焼酎乙類(麦、麦麹) B添加物(砂糖、合成着色料など)を使用した場合は、その旨を原材料の表示に続いて表示する。 C冠表示(※)に関して 混和後の焼酎が、混和された焼酎乙類に使った原材料の香味特性を持っている場合に限り、冠表示が認められる。 ※冠表示・・特定の「原材料の名称(麦・芋)」と「焼酎」の文字を一体的に表現することにより、原材料の使用を強調する表示の事。 例・・「麦焼酎 ○○」「芋焼酎 ○○」 D表示禁止事項 ・「●●100%」「純●●」「オール●●」「全●●」(●●は原材料の名称)といった表示。 ・客観的事実に基づいた根拠を欠く「最高」「代表」等、業界における最上級を意味する用語の表示。 ・産地、貯蔵年数について誤認される恐れのある表示。 各メーカーはこの自主基準を考慮した上、順次適応していく見込みです。 |
| 05/8/27 「混和焼酎」の表示自主基準の実施 |
日本酒造組合中央会と日本蒸留酒酒造組合は、「焼酎甲類(※)と乙類(※)の混和焼酎の表示」について自主基準を定め、2005年1月1月から実施しています。焼酎市場には、焼酎甲類、焼酎乙類を混和した焼酎があり、これらの中には消費者の混乱を招くものもあり、その区分を明確にする必要がありました。なので、表示自主基準の目的は、消費者の適正な商品選択を保護すること、業界内の公正な競争を確保することにあります。それで、焼酎甲類、乙類はどう違うか、と言うと 焼酎甲類・・アルコール含有物を連続式蒸留器で蒸留したものでアルコール分36度未満のもの。無色透明で不純物が少なく、クセのない味わい。その為、カクテル、酎ハイ、サワー、果実酒として楽しめる。 焼酎乙類・・アルコール含有物を単式蒸留器で蒸留したものでアルコール分45度以下のもの。原料は、麦・米・芋・そば・黒糖など。原料の風味が生かされているのが特徴。一定の条件を満たした場合、本格焼酎とも呼ばれる。 |
| 05/8/25 一番早い出荷時期は、 9月初旬 |
ある鹿児島の酒蔵で1日、新焼酎の仕込みが始まったが、焼酎の醸造年度は7月1日から始まるため、「日本一早い仕込み」になるといいます。仕込みに使われたサツマイモは、頴娃町産の「紅さつま」約900キロで、蒸した後に細かく砕き、1次もろみが入った直径約1.4メートルのタンクに投入し、杜氏らが竹製の「櫂(かい)棒」で念入りにかき混ぜられます。2日後、かめに移し替え、8日間前後発酵させた後、蒸留し、仕込み作業は10日まで毎日行われ、1升瓶約4000本分を製造され、9月初旬ごろ、関東や関西を中心に出荷する。 |
| 05/8/21 7月1日が新年度 |
本格焼酎や清酒の世界では7月1日が新しい年度の始まりなのです。これを酒造年度(Brewery
Year)と呼び、「平成17酒造年度」「17BY」などと表記します。そもそもは10月1日が新酒造年度でしたが、これは、清酒の醸造が新米の出回る10月1日以降に始まることが多く、酒税の徴収や原料米の割り当てを実施するには4月1日始まりでは何かと不便があったためです。これが技術進歩に伴い、早場米を使用した秋口からの仕込みが始まる様になったため、昭和40年に国税庁によって7月1日を新酒造年度とすることに決まりました。なので、清酒で「11BY○○純米長期貯蔵酒」などと書かれている物があれば、それは平成11酒造年度に仕込まれた純米酒ということを示しています。 |
| 薬効は今も健在ですが |
当時の文献によれば、次の症状に薬効があるとされています。暑気払い、胃けいれん、食欲不振、腰痛、小水を通ず(利尿作用)、うっ血、赤眼、刀傷、凍傷、虫さされ、寒を去る、積もる悩みを消す(ストレス解消)、痰のつまりを散ず、などですが、現代の漢方薬酒でも、アルコール分は焼酎が使われているものもあるので、確かにその根拠は、今も引き継がれていますね。しかし、一方では、西洋、中国、そして日本でも、昔の蒸留酒はそのアルコール度の高さゆえに珍重されてきて、今や、このアルコール度の高さが健康への影響から世界的に敬遠される傾向にあり、隔世の感があります。その中で、日本の本格焼酎だけがいち早く脱皮し、世界に先駆けて、低濃度でおいしい健康的な蒸留酒になったことは興味深いものがあります。 |
| 05/8/15 江戸時代の焼酎は高価だった |
中国の蒸留酒は、不老不死を実現し仙人となることを夢見た道教徒たちによって、薬物製造のために蒸留機が使われました。道教徒の探求は酒にまで及んで、現在の中国で盛んに造られている蒸留酒と薬草を組み合わせた薬酒はその延長線上にあるようです。一説では、中国から渡ったとされる日本の焼酎でも薬として高価に取り引きされていた時代があり、1824(文政7)年に出された冊子で、当時の江戸市中の有名店で取り扱っている商品や値段を記した「江戸買物独案内」によれば、1升につき清酒の名酒でも300文程度であるのに、焼酎は500文から800文と現在と違い、高価なものでした。というのは当時、焼酎の本場では大衆の飲み物としてすでに定着 していましたが、江戸では庶民の口にできるものではなく、為政者や豪商の間で致酔飲料としてだけではなく、医療品としても重宝されていました。 |
| 05/8/10 泡盛業界の自主基準導入2 |
自主基準導入以前の古酒銘柄のうち、半数以上が姿を消すなど全体的に品薄感があります。県酒造組合中央会によると、古酒の品薄状態は基準導入や戦略的な出荷調整の他、焼酎や泡盛ブームを背景に5、6年来続いている県外出荷の急増に生産が追いつかない「原酒不足」も要因です。蔵元の中には、「泡盛の魅力の一つとして古酒があり、その古酒は寝かせるほどまろやかになり、おいしくなる。」という 声も聞かれます。業界としてもむやみに増産するのではなく、この基準を守り通し、古酒の商品価値を高めようとしています。一方、2005年7月には香港にて沖縄泡盛試飲商談会を開催。泡盛単独では初の海外商談会となりましたが、2007年には、沖縄特別措置法のよる35%の酒税軽減措置が終わりとなります。泡盛業界は、この措置によって優遇されている側面もあり、この特例措置がなくなっても、他のお酒と競争していけるだけの力を業界全体で蓄えておく必要があります。 |
| 05/8/08 泡盛業界の自主基準導入 |
沖縄の酒、泡盛は、古酒の年数表示や生産履歴を厳格化する泡盛業界の自主基準導入より1年強が経過しました。「「古酒」とは・・
クースとも言い、3年以上寝かせた泡盛を指し、古いほど価値が増す。従来は、「古酒」が51%以上の比率で含まれれば年数表示が出来ました。(例・「○○古酒5年」)しかし、5年古酒と表示されていても、5年ものの古酒がどれだけの割合で混和されているか分からずあいまいであったのでそこで2004年6月から導入された新基準では古酒100%でなければ混和率を表示するか、年数を冠さず「古酒」としか表示出来ないルールにしたのです。 例)5年もの古酒100%→「○○5年古酒」貯蔵期間が3年を超える古酒が51%以上→「○○古酒」※「○○」には銘柄名が入ります。 |
| 05/8/05 変わった焼酎のネーミング |
変わったネーミングとして、「百年の孤独」はノーベル文学賞受賞作家、ガルシア・マルケスの小説から、「野うさぎの走り」は「不思議の国のアリス」から、「鉄幹」は、蔵元のある鹿児島県川内町ゆかりの詩人、与謝野鉄幹にちなんで命名されています。「豪放磊落」、「晴耕雨読」などの四文字熟語や、「克」「蘭」「楔(くさび)」「刀」「海」「翼」「氣」などの漢字一文字の名前、「不二才(ぶにせ・不細工だが人から愛される男の意、反対語は「よかにせ」)」「すんくじら(すみっこの意)」「おやっとさあ(おつかれさまの意)」「一刻者(いっこもん・頑固者の意)」といった地元の方言から命名されたものもあります。いかにも地元で愛され続けてきた焼酎らしいネーミングです。ほかにも「明るい農村」「天使の誘惑」「千年の夢」「不阿羅王(ファラオ)」「杜(もり)の妖精」「燃ゆる想ひ」「風に吹かれて」「ちびちび」「れんと」「初恋」「花恋慕」「野いちごの恋」「碧(あお)の手紙」「銀の水」「めぐり逢いの時間(とき)」など、なかなかチャーミングな名前がまさに百花繚乱です。 |
| 05/8/03 焼酎のネーミングはいろいろ |
ボトルの色やデザインと同様、いやそれ以上に華やかで実に多彩なのが、焼酎の名前です。焼酎の銘柄はざっと数えただけで1000種類をはるかに超えています。同じ銘柄でもアルコール度数の違いや熟成年数の違いなどでそれぞれラベルが違いますから、正確にはどのくらい種類があるのかつかみきれないところがありますが、各蔵元が一番こだわるのがやはりネーミングだと思います。よりインパクトのある名前をつけて、より多くの人に覚えてほしいわけですから。名前の付け方としては、原材料や製造工程、麹の種類そのままに「いも麹 芋」「黒甕」「にごり黒」「黄麹蔵」「蒸留したて」産地の地名や風土を連想させるもの「桜島」「さつま白波」「壱岐」「久米仙」「奄美」「霧島」「屋久島」蔵元の当主や杜氏(とうじ)の名前から「村尾」「佐藤」「森伊蔵」「小牧」「萬膳」「杜氏潤平」「濱田屋伝兵衛」「相良九代目」などがありますが、どれも伝統的な焼酎蔵のイメージがしますね。 |
| 05/8/02 ボトルのデザインまで女性向けになってきました |
「焼酎」というと、少し前までは「匂いのキツイ、安い、オジサンの飲むお酒」というイメージが強く、若い女性からは敬遠されがちな存在でした。しかし最近は、都会を中心に次々とオープンする焼酎バーでも、ワインやカクテル感覚で飲める、サラリとした芋焼酎を注文する女性客が増えているそうです。個性豊かな銘柄の焼酎をアピールするのに、どれも同じ茶色の一升瓶(1800ml)や五合瓶(900ml)ではなく、720ml入りの淡いブルーやグリーンといったさわやかなイメージのボトルや、鮮やかな赤や青、オレンジなど色も形もさまざまで、インテリアにもマッチするスタイリッシュなボトルの焼酎が女性の心を惹き付け、ブームの牽引に一役買っています。数ある銘柄の中で消費者に個性をアピールするには、味だけではなくパッケージやデザインといったビジュアルイメージ的な要素がとても重要になっているようです。いろいろ飲み比べてみるのには、一升瓶よりは小振りな720mlというのはお手軽で、仕事帰りにも買いやすいということもあります。飲み終わったボトルは一輪挿しにしてもいいですし、ある焼酎バーの話では、いわゆるプレミア焼酎にこだわりを持ち、同じ銘柄を飲み続けるのは男性に比較的多く見られる傾向で、新しいイメージの焼酎で冒険するのは、嗜好に対する探求心が旺盛な女性に多いのだそうです。その日の気分や体調に合わせて、バラエティに富んだ焼酎の中から自分の好みの銘柄を選ぶ、焼酎にも新しい時代がやってきたといえるのかもしれませんね。 |
| 05/7/27 泡盛ブームもすごい! |
平成16年度(平成16年4月〜平成17年3月)の沖縄県酒類数量状況によると、泡盛は沖縄県外出荷が昨年に引き続き好調で、前年比130%の伸びを示しました。 平成16年度の泡盛県内出荷数量は20,772KL(前年比103.3%)、県外出荷数量は8,066KL(前年比130.0%)、計28,838KL(前年比109.6%)と数字を伸ばしています。 県外出荷が好調だった事が数量の増大に貢献していて、県外各地で行われる試飲展示会への積極的な参加や、PR活動、観光客の口コミ宣伝効果、マスメディアで取り上げられた事等が功を奏したと業界関係者は見ています。泡盛は3年ほど前から人気が高まり、沖縄には48の酒造所がありますが、そのうち半数近くは離島にあり、多くは島内の自家需要向けです。沖縄県外でも様々な銘柄が手に入るようになった泡盛なので、まだまだ需要が伸びることが期待出来そうです。 |
| 05/7/26 焼酎ブームも3巡目に入りました。 |
本格焼酎は一昨年2 月からのブームが現在三巡目に入りました。というのは、本格焼酎の昨年の課税数量(日本酒造組合中央会発表)は、前年比16.1%増の51
万9,940 キロリットル。一昨年の15.9%増に続く2 ケタの伸びを記録し、焼酎ブームが続いたことが窺えます。原料別に見ると昨年は、芋が30%増、黒糖が25.3%増を筆頭に、麦11.3%増、米9%増、そば16.7%増などそれぞれ数字を伸ばしています。しかしこのブームも今年2
月以降三巡目に入り、今後の消費者の需要動向を厳しい目で見る見方も出てきています。ですが、供給不足であった芋焼酎は増加傾向になり、足りない状況からはひとまず脱した状況になりました。そうすると、消費者に選ばれる銘柄とそうでない銘柄がはっきりしてくるといのうが業界関係者の見方です。強力なブランドを持っているメーカーはさらに伸びていきますが、しっかりと地盤を固められなかったメーカーは売れる商品を造って情報を発信しなければ、これまでの活況を継続させるのは難しいもので、今年は、本格焼酎の勝負の年となりそうです。これまで3
回の増税を乗り越え、着実に需要を伸ばしてきた本格焼酎ですが、今後も安定的に消費が伸び、全国の人々に愛されるお酒となることがより一層望まれます。 |
| 05/7/25 焼酎メーカのリキュール市場参入 |
数年前から、焼酎メーカーの中にも梅酒の製造を始めるメーカーが出て来て、最近では、鹿児島県の西酒造が梅酒などのリキュール市場に参入しました。人気に火が付いたのは、梅酒を扱っている飲食店からで、女性を中心にファン層を広げ、その勢いは家庭用消費にも及びました。本格焼酎仕込みの梅酒はここ数年徐々に人気を高め、昨年後半からはブームに近い状況まで需要が跳ね上がっています。梅酒を発売している主な焼酎メーカーは、本坊酒造、山元酒造、小正醸造、白露酒造、西酒造(以上、鹿児島県)、高千穂酒造、神楽酒造(以上、宮崎県)など。 メーカー各社は、前年比で1.5〜2 倍に増産していますが、それでも需要に追いつかないとのことだそうで、焼酎ブームの追い風を受けているのは、間違いない梅酒人気。まだまだ人気は高まりそうです。 |
| 05/7/21 さつま芋不足は、やはり官民一体でさつま芋作り |
さつま芋不足に対し、一つの見解として「県産の芋が不足している現在、中国産の芋を使う事も一案である。ただし、使った旨の情報公開はすべきであり、情報を公開しない事こそが問題である。」と言われています。 約40年前、鹿児島県のサツマイモ作付面積はピークでした。しかし、現在では農家の高齢化が進み、作付面積の拡大は簡単には見込めそうにありません。とはいえ、鹿児島県の農業と芋焼酎の生産は密接な関係にあり、ひいては鹿児島経済の一手も担っており、又官民一体となって芋を安定的に供給出来る体制作りが求められています。 |
| 05/7/19 さつま芋不足は、中国産のさつま芋を輸入で? |
鹿児島・宮崎地区の、焼酎向け芋生産量を比較すると、2000〜2002年度の3年間、宮崎県では1万2千〜3千トンとほぼ横ばいでした。鹿児島県では、5万5千トンから6万5千トンへと増えたのですが、それでも原料が足りず中国産芋の輸入増加につながりました。そして芋の需要と供給は現在でもバランスが取れていません。宮崎県のメーカーの中には鹿児島の芋を買い求める動きが昨年以降、さらに広がっています。
そんな中、焼酎メーカーには原料の輸入をどう捉えるかという問題が起きています。 |
| 05/7/12 今年もさつま芋不足になる? |
芋焼酎の原料となるサツマイモ不足は、今年も続いているようです。2004年は相次ぐ台風の襲来で収穫量は予定よりも下回った結果となり、一方、芋焼酎の本場、鹿児島県・宮崎県の蔵元の中には増産体制をとっている所もあり、サツマイモ不足は否めません。実際、2003年度・県内の芋焼酎の生産量は、7万8千キロリットル(=一升瓶(1.8L)換算で4300万本。)で、芋焼酎には一升瓶あたり、約2キログラムの芋が必要とされており、単純計算ではありますが4300万本=8万6千トンの芋が必要ということになります。しかし、その2003年度・鹿児島県のさつま芋の生産量はさらに増加し、約8万2千トンもの生産量となりましたが、まだ4千トン足らない計算になります。 |
| 05/7/10 焼酎かすにがん抑制効果 |
本格焼酎の生産が拡大する中で、廃棄物の焼酎かすをどう処理するかが、TV番組でも放映される程問題になっていて、家畜の飼料に役立つことも書きました。そんな中、某大学の教授は、焼酎かすにがん細胞の増殖を抑制する効果があることを発見しました。人のがん細胞をシャーレで培養させたものに、焼酎かすの上澄み液を凍結乾燥処理させたものを投与したところ、何も投与しない場合に比べて、麦と米の焼酎かすにはがん細胞の増殖を9割以上抑える効果があることを確認。また、動物実験の結果、副作用もありませんでした。また、その教授らの研究グループは、麦焼酎かすがシミやそばかすの原因となるメラニンを抑える働きを持つことも確認。美白効果があるとして、今後化粧品などへの活用をめざしていき、又研究グループはこれまでに焼酎会社などと共同で大学発ベンチャーとして「健康医学研究所」を設立。現在、麦焼酎かすを使った健康ドリンクも販売しているそうです。 |
| 05/7/5 焼酎フィギア入りお菓子 |
玩具メーカーの株式会社タカラより、玩具入りガム菓子『焼酎名鑑』が発売されています。俗に「食玩」と言われるもので、商品の中身は焼酎のフィギュアが入っています。ミニチュアとして忠実に再現されてる焼酎フィギュアは全8種類。現物の5分の1に縮小された焼酎は、コレクションとして並べて楽しむ事が出来ます。(ボトルは付属のお盆に置いて飾れます。)その他、箱の中には酒器フィギュア(黒じょか、可杯(べくはい)、そらきゅう、三面杯の中からどれか1つ)、焼酎データ入りトレーディング カードが入っています。販売予定数量は1銘柄あたり2万個。315円(税込)と大変お手頃な価格で全国で発売されています。マニア(?)の方にオススメです。 ●全8種類の焼酎 芋焼酎『天使の誘惑』・・・・西酒造(鹿児島県) 芋焼酎『貴匠蔵』・・・・・・ 本坊酒造(鹿児島県) 麦焼酎『田苑金ラベル』・・ 田苑酒造(鹿児島県) 麦焼酎『豪気』・・・・・・・・ 杜の蔵(福岡県) 麦焼酎『銀座のすずめ』・・八鹿酒造(大分県) 米焼酎『鳥飼』・・・・・・・・ 鳥飼酒造場(熊本県) 黒糖焼酎『れんと』・・・・・・奄美大島開運酒造(鹿児島県) 粕取焼酎『蔵の子』・・・・・石橋酒造(島根県) |
| 05/7/3 環境問題への取組み2 |
今回の計画では「R」の文字が入った統一規格の茶色の900ml瓶を昨年4月初旬から製作し、先ずは鹿児島県大口市の大口酒造協業組合が使用し、その中旬から出荷を開始しています。同社では、現在「黒伊佐錦」等4銘柄の900ml瓶を年間約110万本出荷しており、この統一規格の瓶を導入することによって9割以上が再利用出来るようになるといいます。
空き瓶となった統一リユース瓶は、酒類販売店が消費者から1本5円で買い取ります。先ずは南九州。そして全国へ。地球環境の負担を軽くするリユースシステムは、今後その展開が期待されていますが・・・・。 |
| 05/6/30 環境問題への取組み開始 |
「南九州における900ml茶瓶の統一リユースモデル事業」説明会で発表され、昨年4月から南九州三県(熊本、宮崎、鹿児島)で始まります。昨年、南九州の焼酎・清酒メーカーは約240社あり、その中で900ml瓶を使用しているのは144社で、全体の60%を占め、その使用本数は1,100万本になります。しかしほとんど全てワンウエイ瓶(使い捨て)で、大半は埋め立て処分するか、破砕して再生瓶の原料にしているのが現状です。統一リユース瓶は、回収して洗浄すれば、繰り返し使えるように設計されていて、ガラス瓶は、原料採掘から瓶製造、流通、飲料消費、廃棄までの一生の間に、環境汚染物質、廃棄物を発生し、大量の資源エネルギーを消費します。統一規格のリユース瓶は、繰り返し使えば使うほど、これらの環境負荷を抑制することができるとのことです。 |
| 05/6/27 「平成17年酒類鑑評会」 |
先月の5月に、熊本国税局、平成17年酒類鑑評会が実施され、「本格焼酎の部」において、各県の出品商品・入賞商品状況としては、177蔵元・479商品のうち、91蔵元・142商品が優等賞として表彰されました。本格焼酎は、年々鑑評会への出品数が、増加していますが、出品商品の品質が画一化する傾向を踏まえ、品質評価方針として特に重大な欠点がない限りは個性として認めるとし、原料の特性を生かした製造技術の高いものが多く入賞しています。そして、最も高い評価を受けたとされる優等賞代表受賞には、本格焼酎『田苑』(鹿児島県、田苑酒造)が輝きました。その優等賞を受賞した田苑酒造(蔵元)の横顔は、「音響熟成システム」という独自のシステムを採用している蔵元で、焼酎が熟成されている樽やタンクにクラシック音楽を振動として伝えることにより、焼酎の発酵が早まり、更には酒質を大きく向上させる効果も生むことを証明しました。代表銘柄『田苑 芋』、『田苑 麦』など。 |
| 05/6/26 牛乳焼酎は、飲む以外にも効力がある? |
特にミルク色をしている訳でもありませんが、なんだかホンノリと牛乳の香りと甘さが漂っています。飲んでみると、牛乳を飲み干したコップを洗わずに水を入れて飲んだような風味がします。しかし、温泉水と牛乳が原料になっていることで、飲む以外にも何か使えるのではと、蔵元の社長自身が試しに薄くなった頭に毎日塗ると、3、4カ月で産毛が生えだしたという話。試したお客からは「抜け毛が減った」「水虫に効く」「アトピーが治った」など、様々な使い方をして効果があったとの感謝の手紙がきたりするので、使いやすいよう100ミリリットルのスプレー式も売り出し、「もう時代遅れ!飲むだけの焼酎なんて」のキャッチフレーズで販路拡大を図る程です。それ以外にも、化粧水としても使えると表記してあるところが益々「謎度」を高めています。噂の牛乳焼酎「牧場の夢」はコチラ |
| 05/6/22 粕 取 り 焼 酎 2 |
粕取り焼酎は、清酒を絞った酒粕を蒸留した酒です。主に神領田をもつ天満宮のある土地で発達したもので、農学博士の故・菅間誠之助さんの著書によると「酒粕に残るアルコール分は稲の根を枯らすので、これを蒸留で除いた下粕を肥料とし、アルコール分は田植え後の早苗饗(さなぶり)のお祭りの御神酒にした」とあります。蔵のある唐津周辺には「盆焼酎」と呼ばれる、お盆の暑気払いに粕取り焼酎を飲む風習も残っているそうです。暑い盛りに味醂、氷砂糖、蜂蜜などを加えて冷やして飲む「直し」に、梅酒づくりに、漬け物の香りづけにと、粕取り焼酎はまさに生活に密着した酒でした。造り方は、新鮮な酒粕を再発酵させたもろみに、蒸気の通りがいいように米のもみ殻を混ぜ、蒸籠を積み重ねたような蒸留器を使うのが江戸時代からの伝統的な製法ですが、50回蒸留しても1800リットル程度しか焼酎ができず、コスト的には合わないのが欠点と言えば欠点です。 |
| 05/6/21 粕 取 り 焼 酎 |
地元の立ち飲み屋さんでも、粕取りはほかの酒とは別の専用のグラスで出すほど香りの強いお酒で、かつて佐賀や福岡県には粕取り焼酎専門の蔵があったそうですが、その個性ゆえか廃業が続きました。清酒「聚楽太閤」と兼業でつくってきた鳴滝酒造でも需要の低迷から粕取りの製造を止め、在庫を細々と売るだけだったそうです。が、近年になって、東京や大阪からの問い合わせが頻繁に来るようになり、江戸時代からの焼酎文化を後世に伝えるべく、その粕取り焼酎“ヤマフル”で名を知られる鳴滝酒造株式会社において一昨年の試験蒸留、そして去年より本格的な蒸留が再開されました。 |
| 05/6/19 最大産地鹿児島がまとまらない理由 |
多くの人が本格焼酎の本場というと最初に思い浮かべるのは、鹿児島県である。しかし鹿児島はこの原産地名称保護の規定に登録されていない。というよりも最終的に自ら申請をしなかったという。原因は大きくふたつあると言われています。ひとつは、さつま芋焼酎の産地は、鹿児島と宮崎南部の二県にまたがっているので県名では名乗りにくいということで(どちらも旧薩摩藩の支配領域ということでは共通している)。そしてもうひとつは、鹿児島でも実はさつま芋焼酎の他に麦焼酎も相当量造られているので、鹿児島焼酎=さつま芋焼酎とは言えないという意見です。では原材料名も付ければよいではないかという意見に対しても、鹿児島では、さつま芋のことを唐芋と呼んでいるので、どういう名前をつけるのがよいか意見が分かれたとういう経緯があるらしく・・・。 どちらにしても、穀類ではなくてさつま芋を使う焼酎づくりの技術のオリジナリティと完成度の高さは確かなもので、世界的にも珍しいものと評価され、小異を捨ててさつま芋焼酎で産地呼称を申請してはちらほら、ささやかれています。 |
| 05/6/16 桶買いと桶売り2 |
人気の出てきた蔵元が、その生産量に追いつかず、他の蔵元からお酒を調達し始めたことが、桶買いの始まりです。桶売りをしていた蔵元にとっては、確実な売り先があるというメリットもありました。しかしながら、不足分を補うため、何でもいいから買い取っていたのかというと、そうではありません。きちんとタンク一本一本きき酒し、上等なものを、そして必要な分だけタンクごと買い取っていました。ですから、桶売りした側からすると、残ったタンクのお酒は、“出来の悪い”ものばかり、ということになります。それを自社ブランドとして売るわけですから、“美味しくないね”という評価になって当然でしょう。買った蔵元は、大抵の場合、そのまま売るのではなく、ブレンド調合を行い、“自分のところの味”にして商品化します。 |
| 05/6/15 桶買いと桶売り |
「桶買い」と聞き、多少なりともその意味を知っている人にとっては、良くない印象をお持ちのことだとおもいます。大手の蔵が、その販売力や資金力にモノを云わせて、地方の小さな蔵のお酒をタンクごと買い取り、自社ブランドとして売ること、それが「桶買い」の本質だからです。工業製品で言えば、「OEM」と同じ意味です。判官贔屓の強い人にとっては、大手の蔵はやはり良くないと考え、地方の真面目ながらも陽の目を浴びない小さな蔵を応援したくもなるわけです。大手の視点に立つと、こういった行為は、小さな蔵からタンクごと買い取るので「桶買い」です。逆に、小さな蔵の側から見ると、タンクごと売るので、「桶売り」と呼びます。こういった仕組みは、江戸時代に起源があり、専門的には未納税取引と呼ばれています。ことばからだと、税金も納めないで、大手の蔵があくどいことをしてそうな感じですが、そうではなく通常は、蔵元から出荷された瞬間に、酒税がかかることになります。ところが、出荷先が蔵元であるならば、税金のかかっていない金額で取引されます。買い取った蔵元が、商品として出荷するときに、税金を納めるようになります。そこで、未納税取引と云われます。 |
| 05/6/12 2004年度原料別出荷数 |
2004年の出荷実績では、乙類市場全体で5750万ケース(前年比115%)で、芋の品不足の影響があるのかどうかわかりませんが、うち麦焼酎が約2950万ケースで51%を占めます。続いて芋焼酎が約1330万ケース、米焼酎が約520万ケース、そば焼酎が約310万ケースとなっています。それで、少し焼酎に詳しい人であれば、九州の焼酎は、鹿児島のいも、熊本の米、宮崎のそば、北部九州の麦という具合に色分けされていると思いがちです。しかし、最近の麦焼酎人気の中でどこの県でも麦焼酎が多く造られるようになってきています。九州大手焼酎メーカー三三社の昨年の原料別販売構成比から鹿児島と宮崎の原料別構成比を推定すると、宮崎では、既に過半数が麦焼酎となっていて、鹿児島ではさつま芋焼酎が六割強を占めていますがが、この他に未納税(いわゆる桶売り)で麦焼酎を造っている量が相当あると言われています。この辺から見ても、既に、崩れつつある県別原料特性が現れている証拠です。 |
| 05/6/8 食べ合わせの良い物 |
飲みながらダイエット効果を得るには、焼酎を飲むときは温かくすることがポイント。エネルギー代謝が活発になり、余分なエネルギーが消費されます。さらに梅干を加えれば、その働きは倍増。梅干が苦手な場合は、酢の物でも同じ効果が得られます。特にわかめの酢の物がおすすめ。わかめに含まれるヨード分が甲状腺機能の働きを活発にし、ダイエット効果が促進されます。 そのほか、ダイエット効果は期待できませんが、焼酎と食べ合わせの良いものとして米焼酎 カマンベールチーズ 芋焼酎 ソーセイジ 麦焼酎 枝豆 それ以外に食べ合わせではありませんが、焼酎の水割りにキュウリの千切りを加えて「メロン味」で焼酎が楽しめる方法もあります。 |
| 05/6/3 柿の渋抜き |
焼酎は、渋柿の渋みを抜くのにも使われます。渋柿の「へた」に焼酎をつけて、へたを上にしてビニール袋に入れ、密封して1週間ほどおけば、あらふしぎ、甘〜い柿に変わり、普通の甘い柿よりもまろやかでやわらかくて、おいしく出来上がります。というのも柿の渋みはタンニンという物質で、渋柿はこのタンニンが唾液に溶ける形(水溶性)になっていますが、焼酎のような高アルコールのものにつけると、唾液に溶けにくいものに変化してしまうのだそうです。だから渋みを感じなくなるのです。原理だけで考えれば、高アルコールのお酒ならどのお酒でも渋抜きはできるわけですが、焼酎の色、香りが控えめなところが柿の味を邪魔しないため、伝統的に使われていたそうです。 |
| 05/6/1 飲むこと以外に焼酎が使われていること2? |
焼酎は日本酒の代わりとして煮物に入れると味にまろやかさが出ます。どんな焼酎でも料理に使えますが、特にほんのりとした甘い香りの黒糖焼酎は、甘辛く煮付ける日本の料理全般に使えそうです。また、芋焼酎を豚肉や鶏肉の煮込みに使ってもよいのではないかと思います。それは、芋焼酎特有の香りは、豚肉や鶏肉の香りを引き立てる効果があるからです。豚や鶏の飼料は穀類なので、豚や鶏の脂は、穀類が熟成したような香りになり、穀類や芋の蒸れたような香りを持つ芋焼酎とは相性がいいのです。これは料理とお酒を合わせたときの相性のお話ですが、食べながら飲んで合うなら、入れても相性がいいはず!ぜひ試してみたいですね。さすがに、蒸留酒で食中酒といえるのは、焼酎だけと言われることはあります。 |
| 05/5/29 飲むこと以外に焼酎が使われていること? |
そのまま飲むこと以外に焼酎がどのような使われ方をされているかと言うと、例えば、広口瓶に果実を入れ、焼酎を注いで数ヶ月熟成させればリキュールができます。それ以外と言うことで、焼酎はどんなところで、どんなふうに使われているのかを調べてみると意外なところで「みりん」です。みりんには実は原料に焼酎が使われているのです。とはいっても、「本みりん」と呼ばれるものにだけ使われており、特に「三河みりん」と呼ばれる愛知県碧南市(三河地方)で造られるみりんは、近隣の酒蔵から出た酒かすを用いた本格焼酎、粕取り焼酎を使うことで、豊かな味わいを実現させているそうです。みりんには焼酎が入っている。そしてみりんは料理に大活躍、ということは、もちろん焼酎単体でも料理にも使えるということになりますね。 |
| 05/5/26 今年の芋焼酎の出来がわかる作物? |
その年の芋焼酎の出来を占うバロメータとして有効な作物があります。今年の芋焼酎はうまいかなどうかな、というときは、6〜7月のスイカの出来を見ると、おおよそわかるんだそうです。日照が強く、暑い年のスイカは糖分をたくさん含んで甘くなります。芋もこれと同じで澱粉を多く含んだものができます。なので、ことしはスイカが旨いねーというときは必ず焼酎の出来はいいそうで、これが一つの目安です。長雨があったり、冷夏だったときは芋の根はひげが多く、食べてみると水っぽくておいしくない芋になり、それに合わせて芋焼酎もいまひとつピリッとしない味になっているとのこと。 |
| 05/5/23 新酒の飲み方は、お湯割り。 |
芋焼酎の中には旨みの成分というのがはいっていて、これはアルコール度数が高いほどとけ込んでるわけです。薄くなると溶けきらなくなる・・と言うことでお湯割りって言うのは単に薄めるんじゃなく25度の中にこんだけとけ込んでいるということになります。15度だとこれ溶けきれなくなってきて、ちょっと荒く感じたりするけけど、 それが暖めることによって、もう一回とけ込んで、旨み成分が活きた焼酎を飲むことができるのです。なので、焼酎の旨み成分というのはアルコール度数と温度が高いほど溶けるんです(2/26にも記述しましたが)。だから焼酎の新酒って言うのがありますが、ちょっと白く濁っていて、(透明にしてるところもありますけど)、旨みの成分が多いんですよね。一冬越すと温度が下がってきますから、その成分が少なくなってくる、ので、芋焼酎には新酒には新酒のおいしさがあるんですね。寝かすと熟成効果が出てきますけれども、新酒にはそれとはちがったおいしさが含まれている、そういうものを冷やすと溶けきれなくなってくる。旨み成分が分離してくるんです。それが暖めると溶けてくるんです |
| 05/5/21 お湯割りはお茶の入れ方と似てる |
焼酎の味は、飲むときのアルコール度はいくらかと、あとお湯の温度だと思います、水はいい水使ったとして、量と温度で決まってるわけですから、その飲み頃の温度をどうつくるかというためには、薄目の時にはぬるめのお湯を使うとか、いうようなことをやると一段変わった味が楽しめます。他にたとえると、お茶の入れ方と非常によく似ていて、たとえばコップ酒で造るときなんかも、いきなりお湯の熱いのを入れる。それでで、5:5だとしてもポットの熱いお湯からぽーんと入れるとやはりちょっと熱いな。(冬場はいいかもしれませんが)そのときにお茶の場合にはちゃんと湯冷ましがあって、ある程度冷えて、それからお茶の葉を開かせて、ちょっとぬるめのお湯を入れてといった気遣いをやりますが、焼酎のお湯割りもその辺りによく似ています。ポットで”ジャー”とやっている方々、お湯割りの場合もつきつめると奥が深いですよ。
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| 05/5/19 中国人は日本酒より焼酎の方を好む? |
大手メーカーの本格焼酎や日本国内で需要の減退が続く清酒のメーカーが、経済発展著しい対中国向け輸出に活路を見出そうとする現在ですが、実際、03年から04年の1年間中国北京に留学していたある30歳代の男性に、同国における本格焼酎受容の可能性について話を伺った所、中国国内の酒嗜好は度数の高いものが好まれる傾向があるということで、日常的に小さな瓶の白酒(度数55度以上)を持ち歩き「クイッ!」と飲み干してしまうという。そのため、比較的度数高い本格焼酎は受け入れられやすいのではという見方をしています。清酒については、親しい中国の人々に飲ませる機会を持ったところ、「薄い」「もの足らない」「麹が足らないのではないか?」とあまり評判はよろしくなかったようです。ご当地お料飲店事情は、日本人向けの居酒屋に外国人も多数訪れており、焼酎も飲まれているということですが、関税がかかるため、極めて高い値段でおいそれと一般的な中国の生活者の手が届く物ではないそうです。 |
| 05/5/17 アジア諸国に輸出量が増え始めた2 |
芋焼酎「さつま白波」などを輸出する薩摩酒造(鹿児島県枕崎市)の総生産量のうち輸出は1%未満だが、5年前の3倍に増えたとのこと。大半はアジア向けで「現地の人が飲み始めた。とくに東南アジアはブームに近い」と驚いているし、又
麦焼酎「いいちこ」を造る最大手の三和酒類(大分県宇佐市)は昨春、中国の上海と北京向けに出荷を始め、初年度は10万本(720ミリリットル入り)の予定で、1年目の出荷量としては過去の米国やシンガポールを上回り、とうとう昨夏には専任の海外担当者を設けたそうです。
鹿児島市の小正醸造も昨年4月に海外事業部を新設。香港など9カ国への輸出に備え、「最初は在留邦人向けと考えていたが、中国人も焼酎に注目している」とのことです。その海外進出の背景には、日本市場の先行きへの不安も一因あるようで、シンガポールなどに麦焼酎を出荷するある酒造メーカ(宮崎県高千穂町)は「少子化の進む日本は市場が縮小する。海外で一番ブランドを築く先行投資の時期だ」と意気込んでいます。
ただ、アジアでも芋焼酎は入手困難。ベトナムの在住の日本人は「芋の人気が高いが、なかなか手に入らない」と困惑気味。ある酒造(宮崎市)メーカ担当者も「国内でも不足気味の芋は、輸出は無理。海外には待ってほしいというしかない」と話していますが、一方で、
宮崎県産業貿易振興協会の事務局長は「昨年からアジア向けの焼酎輸出は伸び始めた。清酒に続き、今後も海外市場に注目するメーカーは増える」とみているとのこと。 |
| 05/5/16 アジア諸国に輸出量が増え始めた |
焼酎ブームがアジア諸国に広がり始め,、日系企業の駐在員から伝わったのがきっかけですが、焼酎や泡盛のルーツは東南アジアという説もあり、現地の人にもなじみやすいようです。輸出量はまだ少ないけど、本場・九州の焼酎メーカーには輸出拡大に向けて急きょ海外部門を設ける動きもあります。付け加えて人気が高いのは日本と同じく芋焼酎だが、日本でも品薄気味なだけに輸出量は少なく、現地では手に入りにくいという状況は、日本の品薄状況から見れば、当然といえば当然ですね。
ベトナムの首都ハノイにある日系スーパーでその店の一番奥の棚には、日本国内のスーパーと見間違うほど、焼酎や日本酒などがずらりと並んでいますが、900ミリリットルの麦焼酎が日本円で3500円と安くはないようです。
それでも「日本レストランで飲まれるだけでなく、最近は現地の人も買っていく」とのことで、酒類の売上高は前年並みだが、焼酎は10%増の勢いで
ベトナムに進出した日本企業の04年の投資額は前年の3倍に増えた理由のひとつに政府の途上国援助による道路や橋の建設も続き、駐在する日本人は多いという背景がやはりあるようです。
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| 05/5/11 無濾過する方法 |
まず、タンクの中のお酒に濾過器の中をジャブジャブと循環させます。濾過器は管になっており、その管が何層にもなっていて、各層にフィルター(ろ紙)を挟ませています。この「ろ紙」の間に粒状の活性炭(炭)を入れます。 これがいわゆる「炭素処理」で、ろ紙が不純物をこしとると同時に、炭が不純成分を吸着します。この炭の量を、入れ過ぎると酒の風味が淡白になりすぎるだけでなく、炭の臭いが付いてしまう。この加減がひじょうに難しいそうです。酒をキレイに見せるためにこの炭を使いすぎたせいで、一見酒がキレイになっているようで、炭の臭いが、残っている焼酎が実際はあるようです。 |
| 05/5/9 今、流行の無濾過焼酎とは? |
例えば、大容量のタンクに搾りたての焼酎(原酒)を 3〜4ヶ月間、寒期が来るまで貯蔵しますが、その間、毎日朝夕、不純物(米糠、芋油)を掬い取り
熟成させます。 その後、原酒37〜38度の焼酎を−5℃位迄冷却し、 不純物は、掬い取りして、「搾りたて」の製品とかわらぬそのままの香りと甘味を保ち、じっくりと熟成して
美味しい 焼酎に仕上げてあります。 いくら「無濾過」とはいってもフィルターくらいは通すだろうと思いますが、実際は本当にフィルターすら通していないそうです。上槽(じょうそう:酒と酒粕を分離)後に、酒をそのまま瓶詰めするそうです。なので、買ったばかりの無濾過焼酎を見ると。無濾過のため、焼酎の中に薄く浮かぶものがあります。 それが、「芋(焼酎)の華」と呼ばれる物で、 脂肪酸エチルという焼酎の旨味成分ですが、 瓶をよく振って飲む必要があります。 |
| 05/5/6 減圧蒸留・焼酎の飲む順番 |
減圧蒸留は、沸点を低くすることによりフーゼル油はあまり気化せずにもろみに香り(臭い)が残り、おさえることができるのです。これによりさわやかで、はなやかな香りを主体とした香味成分を、より多く含んだものを造れるようになったのです。つまり軽くてまろやかな飲みやすい焼酎が造られるようになったのです。ここまでが蒸留の簡単な説明です。常圧で造られた焼酎より、減圧で造られた焼酎の方が、香りが穏やかなわけです。なので、焼酎専門の飲み屋さんに行った時に、飲み方としては、香りや、味わいが弱い方から最初に飲み、強い、濃いものは後で飲むことによって、より焼酎の特徴を感じることができます。以上は、蒸留方法に重点を置いた飲み方ですが、原料種別では、芋より麦の方が先にという順番です。 |
| 05/5/4 減圧蒸留の焼酎が増えた経緯 |
本格焼酎を造るには、蒸留することが条件となっている単式蒸留器にはもろみを入れる釜があります。このもろみの入った釜を直火で加熱して、釜内の液体を気化させて、気化した液体はパイプを通って水の入ったタンクの中を通過することで冷却され、もう一度液体に戻す。これが「蒸留」でありますが、今焼酎の世界ではこの蒸留の仕方に二通りの方法が使われ、以前にも掲載しましたが、「常圧蒸留」と「減圧蒸留」というものです。 常圧蒸留・・・最初のもろみを入れる釜を、通常の気圧、すなわち水を100度 の沸点で蒸留することを言います。 減圧蒸留・・・もろみを入れる釜から空気を抜いていき、真空に近い状態で蒸留 することを減圧蒸留といいます。 例えば水の場合、常圧なら100度にならないと沸騰、気化しませんが、減圧の場合40度から60度で沸騰させることができるのです。ではなぜこのように二通りの方法が生まれたかといえば、常圧は昔からの蒸留の仕方で減圧は比較的歴史が浅い蒸留方法です。常圧で造られた焼酎は独特の香りがあり、。この香りは蒸留の時にできるフーゼル油という揮発性成分があるためにそれによるものでした。焼酎好きにはこの香りがなければ焼酎でないというものでしたが、あまり焼酎が好きでないという方には、クセある臭いになるもとでした。焼酎メーカーはいろいろな方に飲んでいただく為、このクセのある臭いが元で敬遠されてきた焼酎からクセを少なくする方法が減圧蒸留だったのです。 |
| 05/5/1 芋不足による焼酎メーカの動向2 |
原料にこだわる焼酎メーカが、次に考えているのが、芋の原産地表示です。これは、焼酎の世界にとどまらず、食品全体の大きな潮流になりつつあります。政府の主導によるITを活用したトレーサビリテイ(生産流通履歴の表示)が整備されようとしていることも一つの要因ですが・・・。ようするにブランド化には、工業製品のようにメーカの名前や製造国は出所や品質を保証してくれる理由に、広告以外に出所や品質を保証する機能があります。ところが、農作物ではそうはされていなかった為、出所や品質に関する偽装が横行したり情報開示が少なかったして、消費者の信用を得られることができなかったのです。しかし、トレーサビリテイが浸透すると、話は異なってきて、出所と品質に関する情報開示が大きく前進し、工業製品と肩を並べるくらい焼酎のブランド化が促進されることを焼酎メーカの一部で計画されているそうです。 |
| 05/4/30 芋不足による焼酎メーカの動向 |
芋不足の原因は、高齢化によるさつまいも農家が減少していることや夏の天候不順も大きな原因となっていますが、今年の手当てに奔走している各焼酎メーカは、公共工事の現象に悩む建設業者の1部が来年からコガネセンガンに挑む異業種の参入まで出てきました。逆に需給の逼迫は、天候不順で原料が不足し、需要に応じ切れなかったことは、芋焼酎が南九州の農作物の1つとして、自然と密接な関係があることを内外に印象ずける結果となって、地域ブランドの強化にむしろプラスに働いたともいえるようです。さらにコガネセンガンの不足からほかの品種の芋を試すケースが増え、その結果、新製品開発のきっかけが生まれたりしています。また、焼酎メーカは、原料(芋だけに限らないことですが)を確保するため、農家との生産委託や、生産法人の設立強化など、農業にあゆみよる傾向も見られ、それを受けて,生産農家も積極的になって来ています。焼酎メーカもお生産農家もお互い模索しながら前向きに取り組む姿勢は、日本酒の世界にはないのかもしれません。 |
| 05/4/28 芋の需要と供給のバランスがとれない |
焼酎ブームの折、芋焼酎の大抵の蔵元が増量をするだろうといわれていますが、急に農家の方が芋に切り替えるということも出来ず、限られた量の芋を各蔵が確保するのも難しいのではないかということも言われています。かといって来年も芋焼酎の需要が伸び続けるとは限りません。農家のことは、よくわかりませんが、急に芋に切り替えるというのは困難だと考えるのが妥当と思います。このようなことから、今年の芋焼酎の各蔵元は昨年度の生産より若干は増量するとはいえ、著しく増えないというのが現状です。また昨年ぐらいから少しでも早く仕込みに入ろうと、早めに芋を買い付けたりしている蔵元などもあり、芋の値段が異常に高くなっているという現実もあり、2倍から3倍の値段が付きだしている例もあるようです。芋の価格が上がったので急に焼酎の値段を上げるわけにもいかず、蔵元にとっても、焼酎愛飲家にとってもあまりうれしくない状況が生まれつつあります。農家の方の視点という点からの話から若干それたように思いますが、芋だけに限らず、麦や米などもさまざまな点から工夫等が行われています。焼酎の蔵元にとっては酒を造るだけではなく、農家の方とのコミニケーションや情報収集も重要な要因になりつつある昨今です。このような点から、焼酎は農作物のひとつと言えると思いますね。 |
| 05/4/27 芋の生産農家は大変 |
芋焼酎になる芋は現在何種類かあります。ですが、圧倒的に多く使われているのが 黄金千貫(コガネセンガン) と呼ばれているものです。黄金千貫は黄色いというか白いというか、どちらかというと字のごとく黄金色というかジャガイモの色に似たもので、食用にも適したさつまいもです。芋焼酎を造る場合、1800mlの商品を造るのにどれくらいの芋の量が必要かと言うと、蔵元によって違いがあり一概には言えないのですが、大体2キロの芋が必要となります。あくまで平均値ですが、ある蔵元さんでは、通常の1.5倍の3キロで造られています。このようなところでも味わいというのは変わってきます。それで、平均して1800mlの小売価格は1本で2000円前後ですが、これを元に逆算して行きますと、原料となる芋の価格は1キロ当たり数十円となります。なので、はっきり書きますと、これでは農家として、相当の広さの土地がないと生活が出来ないのです。最近でこそ芋焼酎の需要が大きく伸びてきましたが、それまでは造っても安い、あまり量が出ない(毎年ほぼ一定の量)ということになれば、農家の方たちは次々と芋を作るのをやめてしまい、他の農作物に切り替えてしまうのです。芋焼酎が市場から無くなった大きな要因は需要の拡大という点が大きいのですが上で書いてありますとおり、原材料の芋自体の収穫量も少なくなっているという背景もあるのです。 |
| 05/4/26 匂いが移らないように保存する |
蓋を開けた場合はやはり蒸留酒といえども味の変化は起きてきます。普段の保存では著しく変わることはありませんが、ただ気をつけたいのは焼酎
だけに関わらずお酒は匂いがうつるという事があります。調味料や化粧品など匂いがきつい物をあまり近づけない方がいいと思います。
蓋を閉めたときに匂いがきつい物の近くですと瓶の中に匂いが入りその匂いが
お酒に影響を与える場合があり、注意要です。 焼酎にもいろいろ種類がありますが、米・麦などは比較的一年を通して原材料を仕入れることは可能ですので年中作ろうと思えば作れるようですが、芋焼酎だけは原材料の芋が保存が出来ないというのは以前にも何回かふれました。
裏を返せば秋に収穫された芋でどんどん作っていき一年分の焼酎を作ってしまう
のです。ですから3月に出荷されたものも8月に出荷されものも作られた時期はあまり変わらないということです。
仮に製造年月日と書いてあってもそれは瓶に詰めた日であって、同一貯蔵タンクで出荷がずれれば製造年月日というのもずれるのです。
このことからも焼酎の製造年月日についてあれこれ言うのはあまり意味が無く、新しいから良いというものではないという事です。 |
| 05/4/24 賞味期限の表示がない訳がある? |
最近、食品などで賞味期限や品質保持期限等の表示についてよくテレビなどでも
放送がされていますが、焼酎には寝かせれは寝かすほどに熟成していくのですから、基本的には賞味期限、品質保持期限等は、ありません。ですので、現に本格焼酎では製造年月日を書いてあるものも少ないです。一部大手の蔵元では書かれている場合がありますが、小さな蔵元の場合は皆無のようです。
もちろん熟成していくのですから味は変化しますけれど、焼酎の場合は、永い年月をかけてじっくりと変化していきますので、数ヶ月で劇的な変化は致しません(ただし日光に当てたり瓶の蓋を開けたまま
というのは除きます)。好みにもよりますが、製造年月日が書かれていて1年前のものなどがあれば
それはラッキーなのかもしれません。一年間熟成されているのですから微妙に変化が起きている可能性はあります。ただ瓶詰めされたものは蓋を開けない限り一年ぐらいでは変化はほとんど起こらないようです。
ただし例外で今流行の無濾過というものは濾過をしていない分フレッシュさがあり、一年ぐらいたちますと味がなじむと、逆にいいフレッシュさが、無くなるという
ことはあるようです。が、フレッシュさも味わえ、熟成してなじんだ味もたのしめるのでそれもまた、良しでは、と思います。 |
| 05/4/22 新酒とレギューラー物と どちらがおいしい? |
4月なので、まだ先の話ですが、10月に入るとそろそろ「いも焼酎」の新酒が出荷されます。蒸留酒は熟成させた方がおいしくなるのが一般的で、新酒で飲むという習慣はないのですが、ただ、いも焼酎に限っては、毎年新酒が発売されるし、実際に新酒の方がうまいとお酒好きの人から聞いたことがあります。それは、昔はろ過や精製技術が現在ほど進んでいなかったので、古くなると酒の中に溶けていた成分が凝固したり白濁したりして見栄えがよくなかったことも理由のひとつのようです。それで、同じブランドで新酒とレギュラー品を飲み比べましたが、新酒は香りが華やかで軽い味わい、レギュラー品は味が深くまろやかな感じとはっきりと違いがわかりました。しかし、新酒とは言っても、前述のように、実は熟成させた原酒+新酒のブレンドでレギュラーは原酒+一定期間以上熟成させたお酒だという話もあり、又、蒸留直後の焼酎だけでは、おいしくないという意見もあり納得させられる話です。 |
| 05/4/20 貯蔵しなくても飲める焼酎? |
焼酎は、数ある蒸留酒の中でも、長期間貯蔵をしなくても飲める珍しい蒸留酒なのです。この貯蔵する工程をかけずに、特に9月から10月にかけて作られたできたての新酒をその年一番の新酒(ヌーボー)として出荷され、又、一般的には焼酎のできる10月〜12月は、その新酒(ヌーボー)と前年までに造ってある焼酎をブレンドして,出荷します。味は濃いけど粗さのあるできたて新酒に対して、味に丸みがでてきた前年までの焼酎をブレンドすることで、新酒の粗さを消し飲みやすくしているのです。そして年が明けた1月位からは、新酒もそれ自体でまろやかな味へと熟成しひとり立ちしていきます。 |
| 05/4/19 貯蔵をする容器は? |
割水した後の貯蔵(年月をかけて貯蔵するという意味とは異なります。)について、割水をした焼酎は甕、ホーロータンク、あるいは最近流行の樫樽と様々な容器に入れられて保存されます。ですが、焼酎はアルコール、割水は水と本来アルコールと水は交わりにくいとされています。ですから甕などの容器にある一定の期間寝かせて馴染ませるという作業があります。最近かめ壺仕込みやかめ貯蔵というのを前面に押し出して売りにしている焼酎が
ありますが、かめ壺仕込とは一次もろみや二次もろみを仕込んでいる時にかめを使うということで、かめ貯蔵は割水したものや原酒をかめで寝かすというものを
さします。甕の場合、場所を取りますのであまり多くの焼酎を保存しておく場所も少なく限定品となる物が多いように思います。甕の場合普通のもので500リットル、大きなもので
1000リットルのものがあるそうです。 ですがホーロータンクの場合は、もっと大きなものもありますのでコスト面を考えますと通常、ホーロータンクで貯蔵する焼酎が多いようです。 |
| 05/4/17 焼酎も水が大事3 |
焼酎などの水割りに使う水についてですが、ご存知の方も多いと思いますが水の分け方で、軟水と硬水というものがあります。この区分の仕方は水の中のカルシウム、マグネシウムなどミネラル分の含有率で分けて、全硬度(ミネラルの含有量)が14以上を硬水、8程度を中硬水、3以下を軟水とよびます。それで、世界的に見た場合、日本は軟水と言われますが、日本の中でも関東地方(東京近辺)、関西地方(奈良・京都)、九州地方(佐賀・熊本)では中硬水と言われます。(これは大まかなものであって決して上記の地域が全てこれに当てはまるというものではありません。)では水割りに適した水とは・・・結局飲む方の好みによるということになります。それは、一般的に硬水はカルシウムやマグネシウム分などの鉱物質が多く、少し後味に苦味のような印象が残りますが、シャープに感じられます。軟水の場合は柔らかく、まろやかな感じになるといわれています。要は、同じ焼酎を軟水、硬水と試してみて初めて、自分の好みと合う合わない、この焼酎はどちらの水が合うというのがわかるのです。ミネラルを普段の飲料水に飲まれている方はわかると思いますが、たとえ同じ軟水でも産地などによって味の差が生まれてきます。極端な話鹿児島で飲む水で割った焼酎と東京で飲む焼酎とでは味わいも違う可能性があるのです。(周りくどい話でした) |
| 05/4/15 焼酎も水が大事2 |
川越酒造さんの場合は、家に昔からある井戸の水を使われたりと、各蔵元でいろいろなケースが存在します。この他にも、山の湧き水を使ったり、純水(混じりけのない純粋な水)を使ったりといろいろ蔵元によって違います。また、この割水は熟成にも影響を及ばせます。水に含まれる鉱物質の影響で色がつきやすかったり、香りが変わったりという影響ももたらします。このように焼酎にとって水は、他の国の蒸留酒と比べて、風味づけの役割や、熟成に及ばす影響など重要な役割を果たしています。日本酒が水と米が命といわれるように焼酎にとっても大事なものとなります。 |
| 05/4/14 焼酎も水が大事 |
一般的に販売されている25度の焼酎にするためには、蒸留してできた原酒を割水にしますが、まずその割水の役割はこのように度数を落とすという目的もある他に、焼酎の味をまろやかにしたり、あるいはシャープにしたりという役割もあります。一般的に焼酎の割水は伏流水を割水に使います。伏流水には微量成分や、ミネラル分が含まれており、これにより、同じ原料を使った焼酎でもその焼酎が作られる地方によって風味の差が出てくるのはこのためだともいわれています。伏流水と一言で書きましたが、ある蔵元では、かめ蔵を作るときの水は山奥の中にある水がめの真ん中の部分から水をくみ出すという話もお聞きしました。陸に近い部分の水は他の成分が混ざりすぎてだめとこだわっておられます。ということで、蔵元によってこの割水というものにもひじょうに神経を使い、色々なものを試されているところもありますので、全てが以下の記述と一緒とは限らないのです。 |
| 05/4/13 甘辛度を計算で求めると |
よく地酒に+2や−3とかの数字が書かれています。+は辛口で、−は甘口、と一応決まっていて、これを決めるのはきちんとした基準があり計算式があります。
以下、日本酒度(焼酎ではなく)の定義です。(ご参考に) 清酒の比重を示すのに便利なように工夫された、清酒独特の単位であって、 15℃の清酒に日本酒度浮ひょうを浮かべて測定する。15℃で4℃の純粋の水 と同じ重さのものの日本酒度は0であり、それよりも軽いものは正の値、重い ものは負の値をとる。計量法により、 日本酒度=((1/比重)−1)×1443→甘辛度(あまからど) |
| 05/4/12 ルート2の朝鮮半島から |
ヨーロッパの酒造技術(蒸留技術)がシルクロードを伝わって中国に伝来し、遣隋使や遣唐使などで他の文化・技術と共に長崎の「壱岐」に伝わり麦焼酎の基礎を造って行った。これが「中国・朝鮮伝来説」。
焼酒は穀類、芋類を材料に醸造した酒を蒸留したものだが酒を蒸留する技術はペルシャ地方で考案されたといわれ、それが同地方を席巻したモンゴルのジンギスカンによってアジアにもたらされた。朝鮮半島には14世紀後半に伝わり、そして15世紀頃から盛んに作られるようになり、実際に朝鮮半島・北部に古里(こり)という蒸留する一部の装置が多く使われた形跡がある。 |
| 05/4/10 本格焼酎のルートは? |
日本において、焼酎は庶民の酒であったため、焼酎についての記録はほとんど残っていないため、焼酎乙類(本格焼酎)製造技術の伝来ルートに関しては諸説いろいろあります。それでいま考えられている、有力な焼酎の伝播ルートは以下の2つです。ルート1・・・・シャム王国(現在のタイ国)から沖縄に伝来し、沖縄から奄美大島諸島を経て鹿児島に上陸し、更に北上して球磨地方、宮崎地方に伝えられた”という説。ルート2・・・・朝鮮半島から、対馬列島へ伝えられ、九州各地に南下していったという説。ですが、当時、シャム国と琉球の交易が盛んであったことから今までの記述どおり「ルート1」が定説となってきています。 もう少し、突っ込んで調べてみると、ルート3として麦焼酎についてはその昔、元寇の折に中国から朝鮮半島経由で、壱岐に伝来しその後、福岡県、大分県など北九州地方に普及していったという説もあります。これをそのまま受けとまると、、北九州、南九州の伝播ルートが異なるということになりますが、更にルート4として、14〜15世紀頃に、倭寇(わこう)と称するわが国の武装商船団(海賊)が朝鮮半島や中国大陸沿岸、さらには南洋にいたる広範囲な海上に進出しており、海上取引品の一つとして焼酎を含む外来酒(総称して南蛮酒という)をわが国に運んだのが始まりとも言われ・・・・・・ややこしくなってきましたが、個人的には北九州、南九州によって伝播ルートが違うルート1とルート3の複合諸説が一番信憑性があるように思います。 |
| 05/4/8 黒糖焼酎は奄美しか作れない理由 |
黒糖焼酎が造れるのは奄美だけです。黒糖を使った蒸留酒には前述の通りラム酒があるが、これはジャンル的には雑種に当たり、当然ながら酒税が高い。そこで奄美の産業を守る特例処置として芋焼酎と同様に一次仕込みに米麹を使う手法を取り入れる条件で、ラム酒との差別化を図り、焼酎のジャンルに入る事ができたという経緯があります。ですから、黒糖の原料となるサトウキビの採れる沖縄では、黒糖焼酎は造られておりません。 |
| 05/4/7 黒糖焼酎のルーツ |
焼酎は約五百年前にシャム(現在のタイ)から沖縄に由来したと伝えられ、その後、沖縄から奄美群島に伝来し、製造技術に様々な改良工夫を加え、現在の『本格黒糖焼酎』が生まれました。南国の太陽をいっぱいに浴びて育ったサトウキビを原料にした黒糖焼酎には、自然の味わいがそのまま溶け込んでいます。以下は去年の9/20に書いた通りですが、もうちょこっとだけ具体的に書くと、・・・・奄美群島(奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)が昭和28(1953)年アメリカから返還された時、奄美の主要農産物である黒糖(さとうきび)で焼酎を造り飲んでいた実績が評価され、黒糖を原料にしての酒類製造は酒税法で奄美群島だけに認められました。奄美の特産品「黒糖焼酎」はその野性味が米麹とまじり合い、まろやかな風味で初めての方にも抵抗なく飲める親しみやすい焼酎です。原料からいうとラム酒(ラム酒もさとうきびから作られている)の親戚です。 |
| 05/4/5 焼酎の保存期間中は? |
焼酎は(ワインもそうですが)、短い時間での急激な温度変化は、参加を促進させたり、気化を促すことになるので注意しなければなりません。
ですが、焼酎の場合は開封をしてからもかなり長持ちはします。アルコール度数が強いも
のであればある ほど長持ちします。もちろん風味は徐々に変化し場合によっては香りが弱くなることもあります。風味が徐々に変化することがあり、良くなることも悪くなることもある という両極性を持ち合わせています。 香りの場合は、特に熟成酒にありがちですが、逆に他の香りが出てきたりいろんな変化を楽しむことができるので一度おためしあれ・・・。 |
| 05/4/4 焼酎の保存しやすいお酒ですが |
ビール・・・・ベルギービ−ルのように長いもので賞味期限が20年というものも確かにあります。ですが、通常、日本の気候や風土を考えた場合、特に夏場は、日本酒もワインも保存するのに神経を使いますが、常備
酒として一番扱いやすいのが焼酎や他の蒸留酒だと思います。 もちろん、焼酎も室温や酸化で微妙に変化していきます。しかし、極端なところ
(直射日光の当たる外など)に長時間置かない限り、劣化することは少ないです。
ただ、容器によっては、まれにその容器自体の良くない香りが付いたりしてしま
うこともあります。 又、不純物が入っていた場合(蓋の開け閉めのときなどに入る場合が多いです)、変色する可能性もあります。微量成分が紫外線等により変色するためで、特に透明の
瓶の場合蛍光灯などでも劣化や変色など起こしやすいので注意が必要です。 |
| 05/4/2 黒麹菌、黄麹菌、白麹菌 |
3種類の麹菌のそれぞれの働きが違うのですが、まず黄麹と黒麹の違いですが、黒麹は黄麹にくらべてクエン酸が非常に多く含まれています。クエン酸とは梅などの酸味で、あのすっぱさか゜クエン酸です。クエン酸には、発酵する初期の段階で、お酒に悪い影響を及ぼす雑菌の繁殖を強力に抑えてくれる働きがあります。このクエン酸が多く含まれているということは、沖縄や薩摩のように気候が暖かく、雑菌が繁殖しやすい地方でも焼酎造りに非常に適していることになります。次に黒麹と白麹の違いについてですが、白麹は黒麹に比べて酵素力が強い酵素力が強いということは、酵素を活性化させる力が強いということです。芋焼酎の場合麹の割合が少なく、酵素力を高めないとスムーズに糖化しません。
糖化がスムーズに進まないとアルコール発酵も進まないのです。したがって黒麹の突然変異の白麹のほうが芋焼酎作りには向いており、発見以来ずっと白麹を使用されてきました。ただ、今日の焼酎は個性化時代にあり、あえて黒麹や、黄麹を使って造られている焼酎もあるので、こんど焼酎を飲むときはこの焼酎は何麹を使って造られているのか調べて飲むのもいいですね。 |
| 05/4/1 白麹菌が河内麹菌といわれる所以 |
1924年のある日、河内氏は黒麹菌を顕微鏡でのぞいてみると、その中に一群の白みがかった褐色のカビを見つけました。驚いてその白っぽいカビを取り出し培養した河内氏は、この白っぽいカビは黒麹の突然変異で生じたものだと考え論文を発表。しかしこの論文は世間には認められませんでした河内氏はそれでもあきらめず、白麹の研究を続けたそうです。第二次世界大戦で麹を培養させる工場が全焼してしまうなどの困難があった時には、いつでも試験管を肌着と上衣の間に入れ体温で麹を培養するということまでして研究を続けたそうです。1948年、河内氏は胃病で亡くなるその時まで、麹を培養するシャーレを懐に抱いていたといいます。河内氏の死後、白麹は彼の発表のとおり、黒麹菌から突然変異で生まれるということが証明され、(3/29でも書きましたが)白麹菌には河内麹菌(アスペルギス・カワチ)と名づけられたのです。 今の焼酎の主流はこの河内麹菌です。 |
| 05/3/30 川内源一郎 |
前回登場しました河内源一郎という人の話です。九州の焼酎に黒麹菌を使えるようにしたのはこの河内源一郎氏のおかげなのです。河内氏は広島の醤油製造の家に生まれ、醸造について学んだ後、酒の鑑定官になりました。明治の終わりごろに鹿児島赴任となるのですが、そこで残暑にもろみが腐敗して困るという相談を受け、そこで河内氏は、沖縄の泡盛は鹿児島より暑いのに腐敗しないことを思い出
し、それが麹の違いであると思いつくや、3年かけて泡盛の麹から麹菌を採取したのです。その中から焼酎に仕込むのに最適と思われる黒麹菌だけを選び出し培養したのです。それを蔵元へ持っていき、実際に使ってみるともろみの腐敗がなくなり、そのうえ香りや味わいまで向上したといいます。こうして鹿児島の、ひいては全国の焼酎造りに貢献した河内氏ですが、それだけには留まらず、その後、突然変異の白麹菌を発見することにつながっていきます。
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| 05/3/29 黒麹菌をもうちょっと詳しく |
現在の鹿児島すなわち薩摩藩と沖縄である琉球は江戸時代から親交があったのですが黒麹や泡盛の詳細な技術は門外不出とされ、教えてはもらえなかったそうです。しかし、明治の終わりごろ鹿児島でも黒麹が導入され著しく生産が伸びたそうです。酸の生成には優れた黒麹だったのですが、欠点もありました。黒麹の胞子が飛んで、作業をしている人などの衣服が真っ黒に汚れてしまうのです。また蔵の中も真っ黒になってしまいます。いまでも黒麹を使って焼酎を造っている蔵は真っ黒になるようです。しかし、大事なもろみを腐らすことを考えると黒麹が導入されたことはありがたいことだったそうです。
1920年代になって現在主流の白麹が発見されました。これは黒麹が突然 変異したもので、河内源一郎(3/28でも掲載しましたが)によって発見されました。鹿児島
では白麹のことを河内菌とも呼んでいます。 |
| 05/3/28 黒麹菌の歴史 |
黒麹菌の始まりは故・河内源一郎氏という人が1910(明治43)年、沖縄の泡盛の黒麹菌を取り寄せたのが始まりです。その黒麹菌の方が黄麹菌よりもみかんの酸味であるクエン酸をたくさん作り出してくれます。このクエン酸がもろみの中の雑菌を殺し(但し、酵母はこのクエン酸に強いので死にません)、黄麹菌のウイークポイントを解消する腐敗防止と香りを良くしてくれるという利点から、本土でも一部の蔵元では戦後から70年までは黒麹菌を使用するようになりました。ですが、突然変異で生まれた白麹菌の出現で、黒麹菌の使用は極端に減りましたが、最近では、その「黒麹菌」が見直されるきっかけとなったNK(ニュークロ)という黒麹菌の出現もあり、多くの蔵元が黒麹を使用して、独特の風味やコクを持った差別化商品が造られるようになっています。(ちなみに本格焼酎のラベルに「黒」と書かれているのは、黒麹菌が使われているという意味です。)。 |
| 05/3/27 白麹菌の焼酎が多い理由 |
麹菌の中にはいくつか種類があります。日本人に一番身近な麹菌は「黄麹菌」と呼ばれる種類で、明治時代末期まで沖縄以外では焼酎の仕込みに清酒と同様に黄麹菌を使っていました。しかし、冬でも温暖な気候の九州地方で黄麹菌を使うと、もろみが醗酵中に腐敗する恐れがありました。。そのことから、焼酎の製造では、主に「黒麹菌」と「白麹菌」の2種類が使われています。白麹菌 白麹菌とは昭和期に入って黒麹菌から突然変異で生まれた菌ですが、現在沖縄を除く焼酎の産地では、この白麹菌が主に使われています。もともと、黒麹菌を使用する酒蔵が多かったのですが(50年に鹿児島で使われた麹菌は黒が65%、白が25%、黄が10%)、20年後の70年には白がほぼ100%を占めた。その理由は、3つ程挙げられると思います。。1点目は、戦後一時期は、焼酎も配給制だったこともあり、自由販売になってから品質が重視され、昭和30年代に白が増えていった経緯がある2点目は黒麹菌の胞子が黒く身体や衣類が汚れる。3点目はスッキリとした味わいで、飲みやすい焼酎が作れること。 |
| 05/3/26 本格焼酎の生産地と原料 |
主な『本格焼酎』の生産地は、九州、沖縄など南の地方に偏在しています。原料はさつま芋、米、麦、蕎麦など沖縄の泡盛を除くと各地域の代表的な農産物で作られています。九州以北の地域では、清酒の醸造過程でできる清酒粕や米を原料とするものが多いのが特徴です。またこれ以外に、とうもろこし、かぼちゃ、胡麻、ジャガイモ、ナツメヤシ、わかめ、緑茶、人参などいろいろな原料で全国で焼酎は造られています。現在、焼酎(乙類)を生産しないのは宮城県と大阪府だけです。味わいはバラエティーに富み、原料の種類や、麹菌、酵母、蒸留方法、濾過の方法、熟成法によって風味がそれぞれ変わります。 |
| 05/3/23 単式蒸留には2種類の蒸留方式がある |
本格焼酎は単式蒸留で蒸留されますが、この蒸留には常圧蒸留と減圧蒸留の2通りがあります。常圧蒸留は減圧蒸留に比べるといくつかの特徴があります。 @多くの微量成分を含む。 A濃厚な味わいになる。 B蒸留直後は香味ともに粗い。 C熟成により酒質が向上する。 D個性的でクセのある酒質になりやすい。 |
| 05/3/22 貯蔵と熟成 |
熟成&貯蔵は、味を落ち着かせる役目がありますが、まず、蒸留した直後の焼酎は、味が粗く煙臭(ガス、煙の臭い)がしたり、穀物に含まれていた油成分により白く濁っています。この焼酎をタンクに貯蔵しますと、煙臭が消え、油成分がタンクの表面に浮かんできますのでこれを除去します。普通はこの後数カ月間貯蔵し、味が慣れてきた頃ブレンドして品質を整え瓶詰めされます。特に沖縄の泡盛では、3年以上貯蔵させた物を「古酒(クース)」と呼び、珍重されます。『本格焼酎』は3年以上貯蔵した焼酎が50%以上含まれていると「長期貯蔵」を製品名に表示できます。 |
| 05/3/21 アルコール発酵を更に詳しくその2 |
もろみ(酵母)(糖をアルコールにする)について、説明すると 麹に水と「酵母」を加えると「もろみ」という状態になり、酵母は糖を食べてアルコールと炭酸ガスを造る「アルコール発酵」を始めます。泡盛であればもろみに十分なアルコールが出来た所で蒸留し泡盛が得られます。米・芋焼酎等は、麹に水と酵母を加え「一次もろみ」を造りアルコール製造の原動力である酵母を増やし、ここに二次原料である米、芋、麦、黒糖などを加え「二次もろみ」を造り蒸留し『本格焼酎』を造ります。二次原料の種類によって『本格焼酎』の味や香り等に独特の性格が現われます。こうした糖化と発酵の過程を経て、焼酎が出来あがるのです。また、麹と酵母を同時にはたらかせる発酵技術を、並行複発酵と言います。 |
| 05/3/19 アルコール発酵を更に詳しくその1 |
焼酎(お酒)の主な成分は水とアルコールです。3/18の記事の通り、アルコールは酵母が糖を食べて造ります。これを「アルコール発酵」と言います。原料として穀類や芋類を使った場合の酒造りの工程を説明しますと、まず @麹(デンプンを酵母が食べる事の出来る糖に分解)酵母は糖分をアルコールと炭酸ガスに分解する微生物。米・麦などの穀類や薩摩芋等の芋類はワイン(ぶどう)と違い、主成分がデンプンなので、まずは酵母が食べる事の出来る糖(ブドウ糖・果糖・麦芽糖など)に変化させる必要があります。この作業を「糖化」といいます。デンプンは酵母が食べられる糖が沢山集まって手をつないでいるので酵母が食べられない状態です。この手と手のつながりを切り、酵母が食べやすくなる糖にする“はさみ”の役割をするのが「酵素」です。この酵素(はさみ)を造るのが「麦芽」や「麹」です※人間にとって良い変化を「発酵」と呼び、悪い変化を「腐敗」といいます。 |
| 05/3/18 アルコール発酵 |
アルコール発酵は酵母が糖をたべて発酵します。だから糖分がなくてははじまりません。ウイスキーは麦の麦芽糖によって発酵をすすめます。麦には糖分が少ししか含まれてませんので麹菌の力を借ります。まず麦に含まれるデンプンは酵母が食べることの出来る糖がたくさん集まって手をつないでいるので、酵母が食べられない状態になっています。この手と手のつながりを切り、酵母が食べることのできる糖にするハサミの役割をするのが酵素です。この酵素を造るため麹菌が必要になります。
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| 05/3/16 使えない焼酎の原料は? |
焼酎の原料として使えないのは、 1.発芽させた穀類 → ウィスキーになるから 2.果実 → ブランデーになるから 3.糖蜜や砂糖等の糖質を含む物 → ラムになるから ただし、2については乾燥させたり煮詰めた果汁も使用できませんが、なつめやしの実だけは原料とする事が出来ます。また、3.については奄美諸島に限り米麹を併用する事を条件に黒糖を原料として焼酎を製造する事が出来ます。これは第2次世界大戦後、沖縄同様アメリカの統治下に入っていた奄美大島が昭和28年日本へ復帰した時、黒糖焼酎が生活の酒として根付いていたため特例として認められたからです。また、製造法においても以下の制約があります。 4.白樺の炭を用いて焼酎を濾過しない → ウォッカになるから 5.蒸留の際に発生するアルコールに他の成分を浸出させない → ジンになるから |
| 05/3/14 樽熟成について |
「樽」といっても様々で、「樫(オーク)樽」・「シェリー樽」、ウイスキーやブランデー、ワインを貯蔵した古樽などあります。この場合、本来の焼酎と言うよりもハードリカー(ウイスキー・ブランデー)に近い風味になります。 そういった背景で、新酒志向であった本格焼酎においても、南蛮甕や樫樽を使った熟成焼酎が生まれつつあります。 特に麦焼酎では新樫樽を使ったものやワイン・シェリーの古樽を使ったものなど、ウィスキーやバーボンに似た風味を持つものが人気を集めています。実際、本格焼酎・泡盛の魅力に目覚めた人の中には、今までウィスキーやバーボン、ブランデーなどの洋酒を飲んでいたのが、本格焼酎・泡盛の個性に惹かれてファンになった人が沢山居ます。 そういう人の志向には、熟成による美味さの魅力を追求するものがあります。一方で、芋焼酎では樫樽よりも南蛮甕での熟成による円熟した味わいの焼酎が世に問われだしています。 しかし、いずれにしても、、これから10年20年という熟成年月が、本当に魅力ある本格焼酎を生み出すのか答は出ていないのが、現状です。 |
| 05/3/13 樽貯蔵とかめ貯蔵の違い |
【樽貯蔵】ウイスキーのように木製樽に貯蔵する方法。ウイスキー樽やシェリー樽、新樽などがある。 @味は一般的に甘味が強い。 A色は琥珀色、香りは樽香が移りバニラのような甘い香りとなる。 B樽香により、個性的な焼酎に仕上げることが可能。 【かめ】 かめの無機物が自然に溶け出し、口当たりまろやかな風味を造り出す。 かめの表面にある無数の気孔に詰まった空気が熟成を促進。 泡盛は、3年超えたものを古酒と言い、長期かめ熟成を守り続けている蔵が多い。 タンク貯蔵が普及する以前は、かめ貯蔵が一般的だった。 |
| 長期熟成酒 |
長期熟成酒とラベルに書かれている場合は「3年以上貯蔵した焼酎が総量の50%以上を超える場合に限る」という規定があります。減圧蒸留が導入される以前は、米や麦など穀物系原料の本格焼酎の場合、数ヶ月から長いものでは数年間貯蔵熟成させてから、瓶に詰められて出荷されるものが中心でした。沖縄の泡盛を筆頭に米の球磨焼酎、麦の壱岐焼酎など伝統産地の焼酎には、この貯蔵タイプのものが多かったということもうなずける話です。貯蔵熟成という時間を経験することで、蒸留直後には残っていたくせのある香りや荒々しい感じが、マイルドで飲みやすい酒質に変化していきます。オーク樽で熟成させると木の成分や香りがしみ込み洋風に、カメやタンクで熟成させるとその焼酎が本来持っている成分が、そのまままろやかになり和酒としての個性を主張します。焼酎は熟成させることで別な姿に変貌していくのです。 |
| 05/3/9 麦焼酎の減圧蒸留&熟成効果 |
原料別に見ると本格焼酎の半分強を占めているのが麦焼酎です。麦から蒸留酒を造るというのは、欧米とも通じるところがあるので、世界標準と言えるかもしれません。実は、かつての麦焼酎はあまり一般的なものではありませんでした。麦固有の特徴が焼酎にも強くでるので、クセの強いお酒だったのです。現在では、このクセの強いお酒を二つの方法で飲みやすいお酒に変えています。ひとつは減圧蒸留法です。米焼酎でも多く使われていますが、蒸留器内の圧力を下げることで、熱を加えずに蒸留が発生しフルーティーでマイルドなお酒に仕上がるのです。現在の麦焼酎の大多数がこの方式で造られています。もうひとつは貯蔵です。麦焼酎は熟成効果が明確に出て、最初のクセがよい個性へと変貌していくのです。最近では、年間を通じて温度変化の少ないトンネル貯蔵(JRの廃線跡を利用するものが多い)や超音波熟成(酒に超音波を聞かせると熟成が早まる)なども行われています。減圧ものと常圧ものをブレンドしたり、長期熟成酒を加えるなど、たくさん売られているために競争も厳しく、毎年酒質が磨き上げられているようです。 |
| 05/3/8 麦、米焼酎が見直されるかも? |
いも焼酎の人気は相変わらずで、酒販店よっては、昨年までは取り扱っていたものでも、入荷見込みのたたない銘柄もあるようです。それで、これを機に見直されているのが常圧蒸留の焼酎で、在出回っている麦・米焼酎の主流は、減圧蒸留という方式を採用していてスッキリとした味わいのタイプのものですが、これに対して昔ながらの常圧蒸留のものは、いも焼酎に負けないほど香りや味わいに特徴があります。かつては、その個性が強すぎて地元以外ではあまり受け入れられなかったのですが、最近では焼酎の香りに慣れた飲み手が増えてきたためか、より特徴の強いものでも平気で飲まれるようになってきました。とは言っても、昔のものよりは雑味は少なく洗練されて飲みやすくなっています。貯蔵年数も長くなってきたせいか常圧蒸留の焼酎は熟成することで味がまろやかになってくるので、いるのかもしれません。オンザロックで一杯やりたいときには、麦や米の熟成焼酎や泡盛の古酒が最高です。 |
| 05/3/6 納豆と相性がよい |
納豆から血栓を防ぐ「ナットウキナーゼ」は、焼酎の肴として相性がよいのです。それは、納豆には血中や呼気のアルコール濃度を下げる働きがあります。また、中毒を起す血中のアセトアルデヒドの濃度減少効果も著しいんです。これは納豆の発酵成分による現象と考えられています。」本格焼酎にはロックから 、チューハイ、牛乳割りまで、各人の好みに合わせたバラエティー豊かな飲み方があり(それが本格焼酎の真の醍醐味なのであるが)、特に血栓予防効果が損なわれることはないので、体調のよいときに、好きなやり方で、納豆の糸をひきひき口に運びつつ、リラックスして飲む、これが上手な本格焼酎の飲み方といえると思います。 |
| 05/3/4 血栓溶解酵素「ウロキナーゼ」 |
血管の内皮細胞は、ただ血管の内側を保護しているだけでなく、血栓溶解酵素を分泌する役割も果たしてる。人のへその緒にある血管の内皮細胞を培養し、酒成分を投与して、ウロキナーゼという血栓溶解酵素がどれくらい出るか測定する。その結果、ウロキナーゼの放出量が酒を加えないとき、通常11単位だとして、エタノールを入れると36単位まで増えた。これは、どんな酒もウロキナーゼを増やすということだが、それでも乙類焼酎の58単位という数字には目を見張るものがある。さらに、焼酎の成分より揮発残部をとりだして同様の実験を行うと、82単位にまで跳ねあがった。ということは…「乙類焼酎特有の、アルコール以外の成分が、心筋こうそく・脳こうそくを防ぐ張本人である、といえます。しかし残念ながら、それが何なのか特定できていません。」 |
| 05/3/3 本格焼酎は血栓溶解酵素の活性が強い |
焼酎を飲むと、その成分が血栓を溶かし、血管がつまるのを予防してくれる、血栓溶解酵素は焼酎に限らず限らず、各種の酒に存在し、焼酎が他をさしおいてダントツに強く,、さらに、同じ焼酎の中でも、いも・そば・むぎなどの乙類焼酎は、特に効果が高いのです。逆に、純エタノールに近い甲類焼酎では、活性が低いのだそうです。甲・乙の違いは蒸留のしかたにあって、乙類(本格)焼酎には微量の揮発成分が含まれている。血栓溶解酵素の活性化は、アルコール(エタノール)そのものよりも、その成分の仕業ではないかと考えられています。 |
| 05/2/27 お湯割りにすると旨みや甘みが増す根拠2 |
もっとこだわりたい人には、あまり熟成させずにアルコール度の高いものを買い求めて、ぬるめのお湯をたっぷり加えて温度とアルコールを手ごろにして飲むことをお薦めします。ただし、旨味成分を多く含む焼酎は、時にオリが出ることがありますが、 異常ではありません。この他にも、お湯割りは酸味を甘味に変えるなど面白い側面 を持っています。お湯割りに合う焼酎を探し、変化を楽しむのも焼酎の楽しみのひとつですね。 |
| 05/2/26 お湯割りにすると旨みや甘みが増す根拠 |
焼酎をお湯割りにすると、旨味や甘味が増して喉ごしや口当たりが良くなるには根拠があります。天然の旨み成分である高級脂肪酸エチル類はアルコール度が高いほど、また温度が高いほどよく溶解する性質を持っています。できたての新酒ほど多く含まれていますが、貯蔵中に温度が低下したり、加水によってアルコール度が下がったりすると溶解しきれない余剰分が分離されて、焼酎中の濃度は減少してきます。それでも25度の焼酎には15度の焼酎よりずっと多くの濃度で含まれています。25度の焼酎を15度に薄めれば溶けきれない余剰分が分離されてくることになりますが、これを暖めることにより溶解させることができます。つまり、お湯割りというのはアルコールの立場からすると薄める行為ですが、旨味成分の立場からすると薄めて溶けきれなくなった成分を暖めて溶かし込む操作ということになります。25度という度数は旨味成分を多く含み、お湯と焼酎をほぼ半々に加えることにより、アルコール度も温度も手ごろなお湯割りを簡便に作ることができる理にかなった度数ということができます。 |
| 05/2/25 カロリー計算2 |
お酒のカロリーは実際は表示の7割ほどにしかなりません。酒を飲むと体温が上昇しますが、アルコールの
エネルギーの3割ほどはこれで消費されてしまうので、実際のカロリーは5キロカロリー程度になります。25度の本格焼酎を焼酎6:お酒4(ロクヨン)の割合で一合飲む時のカロリーを計算してみると、
アルコール度は25×0.6で15度になります。一合に含まれるアルコールは容量で180×0.15で27になります。
アルコール1は0.789グラム(比重0.789)ですから、重量に直せば27×0.789で21.3グラムとなり、
カロリーは21.3×5で106キロカロリーということになります。 【お湯割り飲酒量とカロリー】 飲酒量 お湯割り(25度焼酎:お湯) 6:4 5:5 4:8 1合 106 88 71 2合 213 177 142 |
| 05/2/22 カロリー計算 |
お酒の中に含まれるアルコールは1グラムあたり7キロカロリーのエネルギーを持っています。
したがって、アルコール度が20度と40度の焼酎を同じ量飲めば、40度が20度の2倍のカロリーということになります。
しかし、40度の焼酎一合と20度の焼酎ニ合とでは同じカロリーということになります。
つまり、いくらのアルコール度のものを、どれだけ飲んだかでカロリーを考える必要があります。醸造酒はこれにアルコール以外の糖分等のカロリーを加えることになります。
蒸留酒である本格焼酎には焼酎を特徴づけているごく微量の成分が含まれていますが、これはほとんど無視できるために、
本格焼酎のカロリーは摂取したアルコールのカロリーだけということになります。したがって、本格焼酎はお酒のなかで
もっともカロリーの少ない酒ということになるのです。そしてお酒のカロリーは実際は表示の7割ほどにしかなりません。酒を飲むと体温が上昇しますが、アルコールの
エネルギーの3割ほどはこれで消費されてしまうので、実際のカロリーは5キロカロリー程度になります。 |
| 05/2/20 酒は百薬、長寿の秘訣 |
「馬やロバは30年、ヤギと羊は20年、雌牛18、犬15、猫は12でめんどりは10年。動物はみんな禁酒を守り、罪なく生きますが人間に比べると短命。罪多く酒びたりの人間だけが人生70年とやらを生きとおす。中には数少ないけれど酒びたりで生きて92歳。これは酒飲みの言い訳のざれ歌の一節。アルコール健康医の著名の先生によれば、日本の100歳以上の健康なお年寄りの約6割が、毎日適量のお酒をたしなんでいるとのこと。もちろん、長寿者の飲酒のコツはあくまで「適度に飲む」ことが条件ですが、一方では飲酒が長寿につながるのでなく、上手にお酒と付き合える人が、その栄に浴することができる考え方が重要とのことです。長寿のための酒にも条件があるようで、香味が刺激的でなく、体に優しくて、くつろげる味わいのものが適しています。できれば自在にアルコール度を下げても味のくずれないもの、お腹を冷やさない温かい酒、いろんな肴に相性の合う酒、カロリーの少ない酒…。本格焼酎は長寿の酒としての要因を見事に備えています。あとは「上手に飲む」ことを心がけだけです。 |
| 05/2/18 生まれつきの上戸、下戸 |
アセトアルデヒドを酸化する酵素(ALDH)は一種類だけではなく、酵素活性の異なる幾種類もの異性体が存在することが最近の研究で明らかになっています。これらの異性体の中には、酵素活性(酸化力)の非常に強いものと弱いもの、中間ぐらいの強さのものがあります。ここで、酵素活性の強い異性体をALDH「1型」、弱いものを「2型」、中間の強さのものを「3型」としますと、この1型から3型までのどのタイプの酵素(ALDH)を持つかは、遺伝により先天的に決定されています。ここに、酒に強い人、弱い人、中間の強さの人という個人差が生じるのです。すなわち、ALDHの「1型」を保有する人は"酒豪”の素質があり、「上戸」の部類に入る人であり、「2型」を保有する人は酒を見ただけで酔っ払ってしまう”酒弱”の体質、典型的な「下戸」の部類に入る人です。また、「3型」を保有する人は飲酒経験によって”腕の上る”人らであり、「中戸」とでもいう部類に入ります。前記したように、悪酔いの原因となるアセトアルデヒドを酸化して無毒化する能力は、遺伝的に決定されており、後天的に如何なる酒の訓練をしても腕の上がらないのは「2型」の遺伝子を保有する人達です。このような、真の「下戸」の人らに対して酒を強いることは絶対に行ってはいけません。飲み助からみたら少量の酒でも、簡単に急性アルコール中毒を引き起こすからです。 |
| 05/2/16 日本人が酒に弱い理由 |
酒を飲むとすぐに赤くなるのは酒が体質に合わない(アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼを十分持っていない)目印とも言えますね。ちなみに、アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼには「即効型」と「遅効型」の2種類があり、日本人は遺伝的に「即効型」を持っていない人が多いようです。(だから、欧米人に比べて酒が弱いのですね。欧米人が酒に強いのは、氷河時代、冬場の食料は保存食料に頼らなければならず、往々にして食料がアルコール発酵しており、アルコールに強い人しか生き残れなかった為と言われています。)「即効型」を持っていないと、完全にアルコールが代謝されるには、ほぼ24時間かかります。 |
| 05/2/14 悪酔いの原因 |
悪酔いの主な原因は何といっても過度のアルコール摂取。ワインはとても美味しいので・・・ついつい大量摂取してしまいます。アルコールは「百薬の長」と言われるとおり、適量を摂取すれば心地よい「酔い」をもたらす「快楽の水」ですが、過度に摂取すると大変な事になるのです。アルコールはアセトアルデヒドを経て酢酸分解され、最後は水と二酸化炭素になるのですが、この「アセトアルデヒド」が結構な毒物で、体重1Kgあたり300mgもあると二人に一人は死んでしまう程の毒です。このアセトアルデヒド、通常は肝臓で酵素(アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ)によってすぐに酸化され酢酸になるのですが、アルコールを摂り過ぎてアセトアルデヒドの量が過多になり酵素(アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ)の処理能力を超えると、酢酸に酸化しきれないアセトアルデヒドが出てきて、顔の紅潮(フラッシング)、心拍数の上昇、頭痛などを起こします。 |
| 05/2/12 原酒のクセを取る方法 |
蒸留したての原酒は、油性成分が多く白濁していてなめらかでなく、荒れた油質をしてます。そこで焦げ臭の成分であるアルデヒド類やフーゼル油を通さないイオン交換樹脂を使って、電気分解を行います。これらと同じ成分と同じ電子を持つ成分は、イオン交換樹脂を通り、アルデヒド類やフーゼル油と引き渡され、その結果、アルデヒド類やフーゼル油などのにおいが取り除かれた、くせがなく香りの良い焼酎ができます。(イオン交換とはイオン交換樹脂という特定のイオンしか通さない「膜」を使用し、電気分解を行って目的の成分のみが入った液体を得る方法のこと) |
| 05/2/11 焼酎にも高級アルコール成分がある |
「フーゼル油」とは、焼酎を語るときによく出てくる用語ですが、これは、酵母がアルコール発酵を起こした時にできる副産物で、高級アルコール類の総称のことです。 フーゼル油には、イソアミルアルコール、イソブチルアルコール、イソプロピルアルコールなどがあり、焼酎だけでなく、ウイスキーやブランデーには特に多く含まれ、いずれも、特有の刺激的な香りを醸し出します。特にイソブチルアルコールは苦味を、イソアミルアルコールはかすかな苦味を持ちます。つまり、焼酎の味にも良い意味で大きく影響しているのです。又、一説で二日酔いの原因ではないかと考えられていた時期もありましたが、現在では科学的解明が進み、フーゼル油ではないことが証明されています。むしろ、高級酒には欠かせない成分と言えます。 |
| 05/2/10 本格焼酎の旨み成分U |
同じ原料のサツマイモと米を使用しても酒造会社によって味に差が出るのは、ろ過の方法やろ紙の種類によって高級脂肪酸エチル類の取り除かれる量が変わってくるためで、その調整具合が各社のノウハウとなっています。高級脂肪酸エチル類が多く含まれる焼酎の方が味のあるものになりますが、多ければ良いというものでもありません。高級脂肪酸エチル類は油の一種であるため酸化を起こし、焼酎造りにおいては厄介な代物でもあります。この酸化現象は、高温、日光(紫外線)、空気(酸素)などの影響が強く、焼酎の瓶の色が茶色や緑色など色付きのものが多いのはそのためです。また、暖かい季節に出荷した焼酎が冬に白く濁ってしまうことがあります。これも高級脂肪酸エチル類の仕業で、高い温度下では焼酎に溶け込む量が多かったのが、低くなると溶け込みにくくなり、白色の物質に変化するためです。こんなことが無いよう、各酒造会社は焼酎の品質や季節に合わせて高級脂肪酸エチル類の量を良い具合に調整しているのです。 |
| 05/2/8 焼酎を飲むと下痢をする |
ビールや日本酒のような発酵酒を飲んだ翌日、下痢で悩まされたことはありませんか?これは、発酵酒にアミノ酸や有機酸などの様々な成分が含まれているためで、胃腸が弱い人はどうしても下痢になりがちです。また、お酒を大量に飲んだ時には、水分やナトリウム、クロムなどの電解質が腸から吸収されにくくなり、これがアルコールによる糖や脂肪の分解・吸収の低下と相まって下痢を起こしやすくなるのです。 |
| 05/2/5 焼酎は腐る? |
本格焼酎は蒸留して造られる蒸留酒のため、成分の99.9%以上がアルコールであり、ビールやワイン、日本酒などの醸造酒のように糖分、アミノ酸などのエキス分は含んでいません。ですから、アルコール分25%の一般的な本格焼酎は、エキス分が無い環境では腐ることはまずありません。ただし、保管の仕方によっては味の劣化を招きますので、温度の高い場所に置いたり、直射日光の当たる場所に置いたりしないように気を付けることが大切です。
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| 05/2/4 本格焼酎の旨み成分 |
焼酎は清酒やワインのようにもろみを搾ってできたものではなく、もろみを蒸留してできているため、味はほとんどしないと言って良いはずですが、実際には、どこどこの焼酎は甘いとか辛いとかいった言い方をします。特に芋焼酎には、他の焼酎では得られない独特の香りと甘味があり、この香味の特徴は世界中の蒸留酒の中でも他に類をみません。それでは、なぜ本格焼酎には味があるのでしょうか?その要因の一つには、高級脂肪酸エチル類が1リットルあたり数mlから数十ml含まれていることがあります。高級脂肪酸エチル類は味を生み出す源で、例えば、脂肪酸類や高級脂肪酸エチル類を除去した味噌で作った味噌汁は、スープのような味になってしまうそうです。高級脂肪酸エチル類は、芋焼酎や黒糖焼酎に多く含まれており、麦焼酎や米焼酎にはほとんど含まれていません。これは、ろ過やいろいろな精製を行うことにより、高級脂肪酸エチル類がほとんど取り除かれてしまうからです。 |
| 05/2/1 お湯の温度と究極の飲み方 |
杜氏によれば、熱湯で割っては焼酎の味や香りが台なしとのこと。そこで、焼酎(25度のイモ焼酎)とお湯を1対1で割る場合、お湯の温度によってどんな違いがあるかですが、オススメは、60度。できあがりは、いわゆる人肌です。飲んでいる間に冷めたくないなら、70度でも良。※焼酎の銘柄とお湯の量によって、適温も異なります。あくまでも目安としてお考え下さい。究極の飲み方〜味まろやか割り水焼酎〜 焼酎に同じ量の水を混ぜ、2〜3日おく。(※フタをしっかり閉めてください)ゆっくりと暖める『黒じょか』という南九州伝統の酒器でお燗するケースもありますがトックリで湯煎したり、やかんであたためてもおいしく飲めます。※宮崎の焼酎愛好家の間では、人肌程度が最もおいしいと言われています。 |
| 05/1/29 お湯割の作り方 |
お湯割りを作る時、「お湯割りは、お湯が先か焼酎が先か」「どちらがおいしいか」、酒席で度々話題に上ります。特に南九州では、割った後かき混ぜないので、どちらが先かが味わいに影響があると言われます。そこで、ある番組で宮崎県の居酒屋や、焼酎蔵のお客さんにインタビューしたところ、お湯が先だと「まろやか」「飲みすい」「芳醇」、焼酎が先だと「辛い」「アルコールがガツンとくる」「しっかりしている」という実感の差がありました。味が違うのは確かのようです。そこで分析してみると、焼酎を先に入れたほうが、アルコールの蒸発量が1.3倍多くなっていました。つまり、焼酎を先に入れると、鼻やのどなどを刺激するアルコール分が多く飛散するのです。 |
| 05/1/28 太らない? |
日本酒一合(アルコール度数15%)と同量のアルコール(22グラム)を含む焼酎一合で、カロリーを比較しました。その結果、日本酒は196キロカロリー、焼酎は158キロカロリーでした。その差38キロカロリーは、ご飯に換算するとおよそ5分の1杯ぶんですので、大差はありません。また、肝臓でアルコールが分解されるとき、同時に肝臓で中性脂肪が合成されるので、焼酎を飲んで「太らない」とは言えません。 |
| 05/1/26 血液サラサラ効果がある? |
アルコールを飲むと、血管が拡張したり収縮したりすることがあります。その刺激によって血管壁の内皮細胞から出る物質が、血栓溶解酵素を活性化させます。さらに、同量のアルコールに比べ、血栓溶解効果が、焼酎のほうが若干高いという調査結果もあるようです。これは、焼酎に含まれる香り成分の影響ではないかと考えられています。その当たりは本サイトの焼酎が体に良い理由にも載っています。 |
| 05/1/24 焼酎は残らない!? |
あるTV番組でお酒に強い成人男性5人に日本酒と焼酎を飲んでもらい、血液中のアルコールと悪酔い物質の、濃度の変化を調べるコーナがありました。その結果によると、血中アルコール濃度がピークに達するのは「焼酎の方が平均で4分早く」、ほぼ抜けるのは「10分早い」という結果でした。「残らない」理由には、焼酎の方が早く酔いを感じるため、飲む量が少なくなり二日酔いしにくい、ということもあるようです。 |
| 05/1/22 キャベツ焼酎を飲んでみたい |
焼酎は数ある酒類の中で唯一原料を限定していないので、米でないとダメとかさつまいもでないと認めないとか、そういった原料に関する決まり事がないのです。焼酎 はでんぷんが含まれていれば、たいていどんな原料でも造れるので、これが原料のバリエーションを豊かにすることにつながっています。ですが、現在焼酎で製造されていない原料があります。それはキャベツです。もちろんキャベツでも製造は可能ですが、香り成分が少量なので、キャベツ焼酎を商品化したところはまだないようです。そのほかの選択肢、サボテン、シイタケ、ピーマン、牛乳の焼酎は、市販されています。 |
| 05/1/20 南九州で焼酎づくりが盛んになった理由は? |
日本酒を作ろうとしても腐りやすいからで、南九州は気温が高い為、醸造中に原料の米や芋が腐りやすかったのです。明治時代、殺菌力の強いクエン酸をたくさん作るタイプの麹菌が沖縄から伝えられ主流となったと言われています。ただし、そのままでは酸っぱいので、「蒸留」して、主にアルコール成分だけを取り出す焼酎が作られるようになりました。その焼酎の蒸留で最初に出る部分をハナタレ(漢字で書くと『初垂れ』、初留とも)と呼ばれ焼酎の蒸留の最初は、アルコールが多く蒸発し、大変度数が高い焼酎ができます。もともとハナタレは、蔵元で杜氏(「とうじ」、酒造り職人の長)などが試飲・分析のために少量飲むことしか認められていないものです。 |
| 05/1/16 「減圧蒸留方式」 |
ふつう、地上の平均気圧は1気圧で、この場合は、水は100℃で沸騰する。ところが気圧が下がってくると沸点も下がる。これを利用したのが減圧蒸留である。常圧蒸留ではもろみは90℃程度で沸騰するが、蒸留器内を真空にして気圧を下げると沸点が下がり50℃ぐらいでもろみを沸騰させることで低温下で蒸留できる。 最大の特徴は、低温で沸騰するため、@もろみのやわらかな香りがそのまま生かされるとA雑味成分がなくクセのない軽やかな味わいに仕上がるいう点である。 |
| 05/1/13 「初垂れは豊かな香り」 |
もろ味を蒸留して最初に出てくる焼酎原酒のことを「初留」、または「初垂れ」という。初留はアルコール度数が最も高く、60度もある。ただし、蒸留が進むと、アルコール度数は下がり、全体的に混ざると芋の場合、37,8度位になる。焼酎の特徴は、初留液ごと使えることで、「初留」だけを集めた焼酎もあり、アルコール度数は高めだが、濃縮された豊かな香りが楽しめる。爆弾ハナタレ 万暦 喚火萬膳(かんかまんぜん)等が有名である。 |
| 05/1/6 さつまいも「ジョイホワイト」 |
平成6年に誕生した焼酎専用のさつまいも「ジョイホワイト」は、「都会的ないも焼酎」を造ることを目的に品種改良された。ジョイホワイトは糖化酵素をふくまないため、 コガネセンガンのように加熱しても甘くなく食用には向かないがでんぷん質が豊富な上、焼酎にするとフルーテイーな香りが生まれる。誕生して年数が浅いのでジョイホワイトを原料とした焼酎は少ないが、徐々に増えてきている。ジョイホワイトを使った焼酎「山ねこ(尾鈴山蒸留所)」「鰐塚(宮崎・渡邊酒造)」。 |
| 04/12/30 「焼酎粕その2」 |
実際にどんな試みをしているのかちょこっと調べてみると、焼酎会社「雲仙」とある畜産農家とで試験した結果がWebサイトに載っていたので掻い摘んで言いますと、 @嗜好性が良いので食べ残しがない A経営費は16%高く(混合する肥料が高いようです)なるが、 労働時間32%の短縮になり増頭及び高齢者対策として活用できる。 それと飼育上の注意点として B高蛋白質飼料のため給与量は正確に把握する C飲水回数が多くなるので、給水は充分に行うこと などがあるようです。それがわかったからと言ってどうということはないですが、一応社会勉強にはなりますね。焼酎粕はこのように畜産肥料以外に、栄養度の高さが注目され活用需要が高まってきたせいか、いま流行の「もろみ酢」を作っている所もあるようです。 焼酎粕以外に同じ蒸留酒のウイスキー粕も甲州牛と言われる牛の肥料で 使われ肉質の良さをアピールしています。 |
| 04/12/28 「NHKの放映」 |
NHK-TVの放映で、焼酎を1升造るのに2升発生する焼酎粕は海への投機処理でまかなっていた。しかし今年5月に海へ投機処理を禁止する法案が可決され、それまで焼酎粕を処理をするのに、海へ投機していた焼酎酒造会社にとって、今の焼酎ブームの裏に年間90万トン(全体だと思います)の焼酎粕を処理問題は大きな課題として取り組んでいることが放映されていました。ちなみに日本酒粕だと1升あたり100g、ビール粕だと1本当たり80gで焼酎粕は蒸留して残った液体で、かつけた違いに量が膨大で、更に他の酒かすのように流用できないのが一番の難点。そこで、30年間養豚の研究家が、配合飼料に焼酎粕を加えると、豚が良く育ち、肉質もよく栄養価も高くなることを発見した。徐々にその効果が、目に見え養豚家も結果が得られ、今後は酒造会社と養豚家とで、焼酎粕⇒豚の餌豚⇒豚糞⇒焼酎原料の肥料⇒焼酎というリサイクル事業として取り入れて取り組んでいくとのことだそうです。 |
| 04/12/21 「焼酎の季語は夏」 |
焼酎を飲むのに清涼感を楽しむにはロックがいい。 黒糖焼酎や熟成した麦焼酎、球磨焼酎の原酒、芋焼酎でも黄麹を使った爽やかな タイプなどがロックによく合う。また砕いた氷をグラスに入れ黒糖焼酎にソーダを 注ぐのも夏向き。 |
| 04/12/13 「樫樽焼酎はウイスキーからヒント」 |
もともと焼酎は貯蔵して熟成を進めるとより味わい深くなることはわかっていたが、どんな容器を用いるか問題で、そこでヒントになったのが同じ蒸留酒であるウイスキ-やブランデーの樫樽貯蔵だった。自然についた色に限るという酒税法の規則 が、樽貯蔵で自然に琥珀色がつくまでには、必然的に3年以上の長期間熟成と名乗ることにもつながり、結果的にプラスに働いた。 |
| 04/12/08 「焼酎は蒸留酒。」 |
蒸留とは、沸騰した気体を冷やして再び液体にすること。蒸留酒は醸造して発酵した液体を蒸留して造る。蒸留の時、初めに流れ出る焼酎はアルコール60度ぐらいあり、徐々に度数は下がる。その初めに流れ出てくる液を「初留」「ハナ垂れ」。 中間を「本垂れ」「中垂れ」、最後を「末垂れ」と呼びます。 |
| 04/12/01 「焼酎用の麹菌は種類と特徴がある」 |
麹菌の働きはでんぷん質をぶとう糖に分解すること。生み出されたぶどう糖が酵母の働きでアルコールに変わる。これがアルコール発酵であるが日本酒でも焼酎でも米や麦などに麹菌をはやして「麹」を造ることが第一歩と言われ麹造りが味の決め手という酒造家も多いらしい。焼酎用に使われる麹菌はかつては日本酒と同じ「黄麹菌」であったが、「白麹菌」が作業が楽なので焼酎造りの主流。それぞれの特徴として、「白麹」はおだやかで飲み飽きない味(「吉兆宝山」(西酒造)、「月の中」(岩倉酒造場))、「黒麹」は香ばしい風味とインパクトのある味(「克」(東酒造))、「黄麹」はすっきり爽やかな味(「富乃宝山」(西酒造)、「万膳」(万膳酒造))になると言われている。 |
| 04/11/19 「さつまいものエースは 黄金千貫(コガネセンガン)」 |
さつま芋には多くの品種があり、鹿児島県で約40種が栽培されている。芋焼酎の原料ではでんぷん量が多いことが条件。品種改良され昭和41年に登場したコガネセンガンはでんぷん量が多く、焼酎造りではエース的存在。黄金千貫の値があることからつけられたが、食べても甘いので食用でもok。実際、人気の芋焼酎のほとんどが、コガネセンガンを使っている。コガネセンガンではない人気の芋焼酎は、「伊佐美」、「尾鈴山 山ねこ(九州108号(ジョイホワイト))」位。 ほかの焼酎用のさつま芋として、シロユタカ、シロサツマジョイホワイトベニハヤトがある。 |
| 04/11/06 「焼酎ブームは日本酒の悲劇の二の舞?」 |
一部の銘柄ですが、過剰な人気に需給バランスは崩れてしまい、消費者に渡る段階ではプレミア化が進行しています。首都圏では一本数万円にまで跳ね上がることも。一方、「幻」のある蔵元さん曰く「約二千八百円の定価で飲むからうまい。原料にも製法にもそれ以上の価値はない」。日本酒がブームだった時代、プレミアが付いた一部の銘柄は転売などで人々の手を渡り歩き、実際に飲まれる時には飲みごろを逸していて、「この値段で、この味か」と幻想から覚めた消費者が離れていった「日本酒の悲劇」と呼ばれる現象を蔵元は、この焼酎ブームになぞらえ、危惧されているようです。朝日新聞11/4の関西版では焼酎消費は過去最高で、ビールと日本酒を合わせた消費量は、10前が、全体の9割、今年は5割まで落ち込んでいるそうです。 |
| 04/10/30 「ストレート、オンザロックで飲むのは原材料やアルコール度数の高さが目安 |
「焼酎の基本はお湯わり」と思われがちだが、実はストレートやオンザロックで飲んだ方が良いものもある。麦焼酎ならアルコール度数25度をストレートで飲むとおいしいし、米焼酎は35度のものや香りがしっかり残る黒糖焼酎はオンザロックにあう。 最近ではボトルのラベルに最適な飲み方を明記した銘柄も登場している。 これは蔵元が焼酎の味を決めるときに飲み方を考えて味を決めることがあるからだそうだ。他にアルコール度数が高い焼酎は、ボトルごと冷凍庫で冷やしてウオッカのようにパーシャルショットとして飲む方法もある。 |
| 04/10/20 「甲乙混和焼酎」 |
居酒屋などで飲む酎ハイは甲類焼酎が使われている。「レジェンド」や「トライアングル」などよく聞く焼酎がそうだが、無味無臭でくせがなく飲みやすいので炭酸ソーダやジュースなどで割って飲むのに適している。又甲類と本格焼酎の乙類を混ぜ合わせた甲乙混和焼酎というものもあり混和比率が甲類50%以上5%未満、乙類5%以上45%未満のものを示す。「ステラ」や「かのか」などいろいろ銘柄があるが、これまで乙類の焼酎の香りが気になって飲めなかった人にとって甲乙混和の焼酎は親しみやすくなっている。 |
| 04/10/17 「薩摩わりわり徳利」 |
目盛り付きコップ鹿児島で焼酎を楽しむ際にはよく使われるアイテム。 焼酎とお湯の7:3、6:4、5:5の割合の目安がわかるようにコップの表面に目盛りが表示されている。 薩摩わりわり徳利は、徳利の中に仕切りが作られ、それぞれに焼酎とお湯を注げばお湯わりができるというユニークな酒器。 |
| 04/10/09 11月1日は「本格焼酎の日」 |
・この日の前後に、その年に仕込みをはじめた焼酎の新酒ができあがる。焼酎製造者は「いい月いい日」と読めるこの日を縁起の良い日と考え、昭和62年に「本格焼酎の日」に制定した。同じ日が、沖縄では泡盛の日」としている。 |
| 04/10/07 黒ぢょかで焼酎を一晩寝かして、飲むのが通。 |
・大事な客が訪問する前の晩から、焼酎を黒じょかという酒器に注ぎ一晩寝かせる。すると開封したばかりの焼酎より、味がまろやかになりやわらかい口当たりになる。尚、一晩寝かしてもアルコールは抜けないそうです。 |
| 04/09/20 「黒糖焼酎はホンノリ甘い日本のラム酒 |
黒糖焼酎は、奄美諸島だけが造ることを許されている。この決まりが作られたのは1953年に奄美諸島がアメリカから日本に返還された際である。現在、奄美諸島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島で作られている。原料は、南米や西インド諸島で造られているラム酒と同じ、さとうきび。 黒糖焼酎は、使う水や原料の配合などで各島それぞれ違う為、微妙に飲み口が異なる。 |
| 04/09/11 「地理的表示」について |
ワインならフランスのボルドー、ブランデーならコニャックのように、これらは世界的な銘柄だが、さらにその特権として「地理的表示」が許可されているのである。 「地理的表示」の特権を得られるには、これらの産地を表示するには、決められた産地で決められた製法で造られたものでなければ使用してはいけないと、世界貿易機関加盟国で義務ずけられたもの。日本国内でもこの基準を設け、焼酎乙類では壱岐焼酎の「壱岐」、球磨焼酎の「球磨」、泡盛の「琉球」の3つが「地理的表示」を認められた。 |
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| 楽天の焼酎市場はプレミア、人気の焼酎を多数紹介
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