乳の詫び状

Last update 2006/01/18

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2005/12/30)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。これ、昨日の朝、jouwa/salonに書いたものなので、冒頭の「いま」は、昨日の朝のことです。

標題: 小泉メディア戦略と日本のメディア
---
 いま、テレビ朝日のスーパーモーニングで、小泉研究を放送しています。
 立花隆、佐野眞一、大下英治なども出演しています。
 小泉の生い立ちから、いろいろやってますが、地上波ワイドショーとしては、
異例のいい出来。大変評価します。
 食い足りないところはいろいろあります。
 ロンドン留学というが、実際には遊び暮らしていたことなどはあまり言及し
てないし、姉の小泉信子が地元横須賀で何をやっているか、飯島秘書官が何を
やってるかなどはほとんど触れていません。
 朝日ニュースターの「TV版噂の眞相」では、小泉純一郎は、お坊ちゃまと
して純粋培養されたから、姉の信子は、純ちゃんにはドブ板選挙はやらせない
といって、地元の汚れ仕事は全部引き受けているという話とか、飯島秘書官は、
永田町の汚れ仕事(メディア操作や圧力も含めて)を全部引き受けているといっ
た話が出てましたが、その辺ももっと掘り下げてほしかった。地上波のテレ朝
じゃ、無理だろうけれど。

 スーパーモーニングのメディア戦略の話では、スポーツ報知の中村デスクが
出てきて、小泉さんはスポーツ紙にまで目をかけてくれてありがたいといって
喜んでいる。ちょっと飴をしゃぶらされたら、これだもんね。バカです。権力
を監視するジャーナリズムなんかないわけです。
 スポーツ紙や女性週刊誌、テレビのワイドショーにジャーナリズムなんか期
待するなという人がいるだろうが、それはいまの時代、おかしいわけ。なぜな
ら、権力のほうは、スポーツ紙や女性週刊誌やワイドショーにターゲットを絞
って情報操作しているんですから。それを一番うまくやっているのが、小泉政
権だし、その黒幕は飯島秘書官というのが、定説。

 小泉メディア戦略に関しては、テレビ版噂の眞相で、雑誌ジャーナリズムを
採り上げた回が、鋭かった。
「週刊誌ジャーナリズム ゲリラ報道の現状」
≪番組顧問≫岡留安則(元『噂の眞相』編集長)
≪ゲスト≫佐高信(評論家)、宮崎哲弥(評論家)、花田紀凱(月刊『WIL
L』編集長)、元木昌彦(週刊現代元編集長)、斎藤貴男(ジャーナリスト)
という出演者。
 元文春の花田編集長が朝日系のメディアに出ているところに注目!
 朝日対文春は、日本メディア界の大名物バトル。ほかには、新潮対創価学会
も名物バトルですね。
 それはさておき、朝日を叩きまくった花田さんが、もう、朝日系の建物に中
にいること自体が奇跡。\(^O^)/
 番組冒頭でもそういう話が出て、花田さん、「実は、今日は、この建物には
こっそり裏口から入ってきました」といって笑いをとってました。

 小泉の闇、姉信子と飯島秘書官のことはどこも報じない。新聞、地上波テレ
ビは完全にアウト。週刊誌も、飯島の訴訟乱発と損害賠償高額化で萎縮。日本
のメディアは終わったね。\(^O^)/
 というのが全体の結論なんだけど、飯島秘書官が取材したジャーナリストに
自慢げに豪語する話が面白かった。
 飯島秘書官がいうには、国民の大多数は新聞もテレビのニュースも見ない。
読むのは、男はスポーツ紙、女は女性週刊誌。テレビはワイドショー。新聞で
世論が形成されるなんてのは大昔の話。いまは、スポーツ紙、女性週刊誌、ワ
イドショーをコントロールすればいい。そして、そこにターゲットを合わせて、
こいつらが食いつきそうな餌を与えてやる。すると案の定ほいほい食いつく。
こうやって手なずける。
 上記、スポーツ報知なんてその典型ですね。
 逆に、逆らうメディアには訴訟を乱発する。すると萎縮する。
 これで世論を小泉に都合がいいように作れるというわけです。
 これほど、国民をバカにした話もないけど、国民バカだもんね。含まれたく
ないけどおれも含めてね。
 これが、一番成功したのが、先の郵政解散の総選挙。小泉劇場だの、刺客だ
の、小泉チルドレンなど、メディアが勝手に盛り上げた。挙句、バカが小泉に
投票して大勝させて、いまごろになってそのバカは増税どうしようとか、耐震
偽装で助けてくれとか、ほんと、お前ら、バカ?
 そんなことは、全部、池田大作先生に頼みなさい。\(^O^)/

 おれが真に鋭いと思ったのは、週刊現代の記者のように紹介してあったけど
ジャーナリストの松田賢弥さんの意見。
「でも、飯島が、スポーツ紙、女性週刊誌、ワイドショーの目線に合わせて情
報をコントロールしているというのは、もはや新聞と地上波テレビは、おれの
言いなり、わざわざコントロールする必要もないという思いがあるんじゃない
か」
と指摘しました。
 なるほどね。ぞっとするけど、こっちのほうが真実味がありますね。
 新聞も地上波テレビも、特にテレビは政官業の癒着、談合、護送船団の利権
構造の中にいるわけで、まあ、おれ(飯島)がわざわざコントロールしなくても
大丈夫というわけですね。スポーツ紙、女性週刊誌、ワイドショーを通じて大
衆をコントロールすれば、大衆に振られる新聞やテレビなんてどうとでもなる
ということですね。
 もう2ヵ月くらい前かな、昔はフジのめざましテレビにコーナーがあったく
らいだったのに、小泉批判で干されている政治評論家森田実が朝日ニュースタ
ーの「ニュースの深層」に出ていて、新聞も地上波もだめ。読売(日本テレビ)
や産経(フジテレビ)は、小泉宣伝機関、ジャーナリズムはないなどといってま
した。
 おれは、日本テレビはもう少し骨を感じるんですね。実はテレ朝よりまとも
かもしれないと思うことがある。読売はナベツネの気分次第というところはあ
っても、骨を感じるときはありますね。産経・フジテレビは、営業右翼と揶揄
されるくらいだから、なんかお調子者で都合よく取り入って金儲けというイメ
ージがありますね。

 ということで、孫さん、井上さん、Yahoo!動画で、TV版噂の眞相は、流せ
ばいいのに。

■ 特集「TV ウワサの眞相」傑作選
  12/29(木)夜10:05〜11:55、1/1(日)午前11:00〜昼0:50、
   2(月)午前10:55〜昼0:45、3(火)午前10:55〜昼0:45
 これまで放送した中から、好評だった4作品を特集。

らしいから。

http://www.asahi-newstar.com/
朝日ニュースター
をみると、年明けは、

▼TV ウワサの眞相
■1/7(土)夜10:05〜11:55、深夜3:05〜4:55、8(日)
午後6:05〜7:55、9(月)午後2:10〜4:00、19(木)午後
2:10〜4:00
「監視・スパイ国家に突き進む日本社会の憂鬱」 
≪番組顧問≫岡留安則(元『噂の眞相』編集長)
≪ゲスト≫佐高信(評論家)、 鈴木邦男(一水会顧問)、野田敬生(ノンフ
ィクション作家)、森達也(映像作家、森さんのHPはこちら)、島袋修(VTR
出演)
≪司 会≫小西克哉
≪アシスタント≫河田京子

ですね。
 右翼一水会の鈴木邦男は、おれ、初めて、テレビで観るんじゃないかな。期
待しよう。
 ほかにも、おれ、注目しているのがあって、「葉千栄NIPPONぶった斬
り」もはっきりしていて面白いんです。最近は、しがらみのない外国人ジャー
ナリストに好き勝手いわせてるから、日本のメディアの問題がよくわかります。

 ■ 葉千栄NIPPONぶった斬り

 12/31(土)午後3:05〜4:55、1/3(火)深夜0:05〜2:00

 「外国人ジャーナリストが見た小泉政治」
 ≪ゲスト≫トニー・ラズロ(ライター)、ベンジャミン・フルフォード
      (ノンフィクション作家) 、符祝慧(ジャーナリスト)、
      ユン・キョンミン(韓国YTN特派員) 
 ≪キャスター≫葉千栄(東海大教授)


 ニュースの深層は、おれの好きな藤井裕久さんが出ていたんだけど、愛川欽
也 パックイン・ジャーナルの年末年始合併号にも出ますね。

  ■ 愛川欽也 パックイン・ジャーナル 年末年始合併号  
  
  12/31(土)午前11:00〜午後1:00 夜7:00〜9:00 深夜1:00〜3:00(各2時
間) 
   1/1(日)朝6:00〜8:55、午後2:05〜5:00、3(火)朝8:00〜10:55、
  深夜2:00〜4:55、4(水)午後2:00〜4:55(各3時間)

 パックイン・Jならではの本音トークで、行く年来る年を大論議。大晦日は、
2005年の総決算と2006年の展望を政治・経済・国際・社会のジャンルごとに。
新年は、大晦日のトークに加え、視聴者の疑問にコメンテーターがおこたえす
る。
 ≪出演≫愛川欽也、田岡俊次(朝日ニュースターコメンテーター)、藤井裕
久(民主党、前衆議院議員)、二木啓孝(日刊ゲンダイニュース編集部部長)、
川村晃司(テレビ朝日コメンテーター)、升味佐江子(弁護士)、横尾和博
(社会評論家)

 ☆Yahoo!動画で番組の一部がご覧いただけます。
    http://streaming.yahoo.co.jp/program?k=scis00001
  -------------------------------------------------------------------

乳の詫び状(2005/12/29)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 右脳左脳はトンデモだったのか
---
 環境問題の「常識」に鋭い批判を放つ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086688/showshotcorne-22/ref=nosim
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086696/showshotcorne-22/ref=nosim
マイクル・クライトン著「恐怖の存在」(早川書房)
ですが、この中に、右脳は直感、左脳は論理という、いわゆる右脳左脳の話は、
トンデモだという記述があります。
 下巻214ページから215ページから、ちょっと長くなるけど引用します。
--- ここから ---
科学者に見かぎられてだいぶたってからも、延々と一般大衆に愛好される観念
がある。左脳・右脳の話などはその典型じゃ。一九七〇年代に一世を風靡した
ろう?
 きっかけはカルテックのスペリーが発表した研究じゃった。あのときスペリ
ーは、特定のグループの脳を 脳梁の切断手術を受けた患者の脳だけを 研究
対象としておった。スペリーの発見した結果は、この種の患者以外に適用でき
るものではなかったんじゃ。じっさい、スペリー自身、この種の患者以外への
適用を否定しておる。一九八〇年代までには、左脳・右脳学説がまちがってい
ることははっきりしておった。分割されていない脳において、左脳と右脳が独
立して働くことはないんじゃよ。それなのに、世の中では、この観念はその後
二〇年を経てなお滅んではおらん。世の連中は、いまなお、左脳と右脳説を騙
り、信じこみ、本に書いておる。科学者がまちがっているとして捨て去ってか
ら、二〇年以上もたっているのにじゃ
--- ここまで ---

 この右脳左脳トンデモ説は、本当なんでしょうか。たぶん、本当でしょうね。
 Googleで、「右脳左脳 トンデモ」でググると、ちょっとだけありますね。
 たとえば、
http://tottocobkhinata.cocolog-nifty.com/bizieizakkicho/2005/12/post_6849.html
右脳神話の謎を解く
http://pws.prserv.net/spanglemaker/book/si.htm
をどうぞ。
 ほかは、右脳トレーニングなどほとんど嘘健康食品と同じトンデモっぽい教
育法や商品ですね。右脳左脳説が最近発見された科学的新発見であるかのよう
に書いているものもありますね。医学博士が(嗤)。30年前の学説だったのに。

 おれも、まんまとこの右脳左脳にだまされてきた一人です。\(^O^)/
 でも、いまでも脳のイメージングで右脳が活性しているなどという映像をテ
レビでやってるようにも思うんだけど。^^;
 そういえば、お前は、マイナスイオンにもまんまとだまされてたよね。読者
から、家電の技術者もマイナスイオンみたいなトンデモ機能を開発させられて
大変ですねというメールをもらって初めて気づいたくらいトロいからね。
 そ、そうか。日本が真の科学立国を目指すなら、母親が右脳教育にはまって
いたり、マイナスイオンドライヤーなんか使っている小学生がいたら、同級生
がみんなで
「やーいやーい。お前の母ちゃん、右脳バカ。お前の母ちゃん、イオンバカ」
といって、いぢめるような国にしないといけませんね。\(^O^)/
 おいおい、そりゃ、まずいだろ。お前は無能ならぬ右脳左脳もない無脳だね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 愛川欽也パックイン・ジャーナル
---
 Yahoo!動画で、朝日ニュースターの「愛川欽也パックイン・ジャーナル」の
一部を流していると書きましたが、これ、無料で流していますね。会員じゃな
くても、観られますね。前、会員じゃないとだめだったような気がするんです
けど、変わったのか。USENのGyaoが会員数伸ばしているから、無料を増やした
んでしょうかね。
http://streaming.yahoo.co.jp/program?k=scis00001
Yahoo!動画 愛川欽也パックイン・ジャーナル

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 櫻井よしこの危うさ
---
Nakamura Shouzaburou wrote:
>  文脈からすれば、異例の0点をつけたのは櫻井よしこだろう。でも、彼女は、
> 具体的な説明はしない。日頃、他人には厳しく説明責任を問う人間がこれでは、
> ジャーナリストではなく、感情に任せた評価をする単なるヒステリーばばあ。

 これって至極真っ当な評価なんですけどね。私の中では。だいたいキャスター
なんぞをやっていた時期もあって、その頃も木村太郎と同じような前提無しのケ
シカラン発言ばかりでしたから。
 こんな手合いがジャーナリストと自画自賛しているわけだから、犯罪被害者の
匿名問題も警察に寄り切られるわけです。そもそもジャーナリズムの使命という
のは、権力に擦り寄るのではなく、権力を厳しく監視し、嫌がられるぐらいで当
たり前という所なんですけどね。

-- 
  たま@無精庵
    blog: http://hesomagari.seesaa.net/
          http://blues.asablo.jp/blog/ (テスト中)

===
標題: Re: 櫻井よしこの危うさ
---
 おれにとって、木村太郎と安藤優子のコンビは、夫婦漫才ですもん。
 書き忘れてましたが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104752010/showshotcorne-22/ref=nosim
「国家の罠」
は、第59回毎日出版文化賞の特別賞を受賞してますね。
http://book.asahi.com/news/TKY200511040346.html
『国家の罠』第59回毎日出版文化賞・特別賞受賞
をどうぞ。
 鈴木宗男と著者佐藤優を国策捜査で潰した現在の小泉政権下では、また櫻井
よしこみたいな選考委員がいるような文壇・論壇の世界では、特別賞にでもし
ないと表彰することができないということでもあるんでしょうね。

 犯罪被害者の匿名問題は、時間があれば書きますけど、あれ、簡単にいうと、
メディアの側が、悪名高き記者クラブで警察発表を書き写していればよかった
のが、自分で被害者の名前も取材しないといけなくなるので面倒くさがってい
ると思えてならないんだけど。^^;

中村(show)

乳の詫び状(2005/12/28)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 驚異のボウリングじいさん
---
 すごいじいさんがいたもんだ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051227i315.htm
無銭ボウリング11時間、60歳男を詐欺で逮捕
http://www.asahi.com/national/update/1227/TKY200512270423.html
無銭ボウリング11時間、黙々48ゲーム 60歳男逮捕
をどうぞ。
 11時間、48ゲームなんて、プロでもやらないんじゃないか。これでも満
足できずにもっとやりたかったというから、すごいね。
 おれなんか、2ゲームやったら、握力がなくなる虚弱体質。
 そういえば、この前のRingのミーティング。おれ行けなかったんだけど、ミ
ーティング後にボウリングをやったんだって。スコアは100そこそこだった
らしい。
 それに比べ、このじいさん、ハイスコアが187で、アベレージでも133という
から、相当にうまいよね。後半になっても崩れなかったというんだから、立派
なもの。金さえ払えば。\(^O^)/
 でも、詐欺でニュースになって、世の中を驚かせたから、ま、いいか。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 櫻井よしこの危うさ
---
 櫻井よしこが、「国家の罠」に難癖をつけているが、その資格があるのかと
思うのは、たとえば、
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20050922bk09.htm
『国家の罠』に評価真っ二つ
といったことがあるから。なお、この記事を書いたのは、鵜飼記者で読売文芸
部で筒井さんの担当。
 文脈からすれば、異例の0点をつけたのは櫻井よしこだろう。でも、彼女は、
具体的な説明はしない。日頃、他人には厳しく説明責任を問う人間がこれでは、
ジャーナリストではなく、感情に任せた評価をする単なるヒステリーばばあ。
 この異例の0点のせいで「国家の罠」は受賞を逃したわけで、説明しないの
は、著者にも失礼千万。選考委員、人間としての品格が疑われる。
 主張が認められないなら選考委員を辞めたいというなら辞めてもらえばいい。
新潮社も文芸を守るならそれくらいのことをしろ。

 猪瀬直樹と道路公団民営化問題でバトルになったとき、桜井よしこが全然違
う日に起きた2つの出来事を、あたかも同じ日に起きたかのように事実を捻じ
曲げて書いていたことを猪瀬直樹が文芸春秋で指摘した。こういう櫻井よしこ
に、「国家の罠」に書かれた「事実」をうんぬんいう資格はない。
 その後、テレビ朝日のサンデープロジェクトに二人揃って出ていて、猪瀬が
この指摘をいうと、櫻井は知らぬ存ぜぬで答えずCMになった。
 彼女の場合、間違っていても訂正しない、謝らないのが信条なのか。という
か間違いだとは認めない。
 嗤うのは、これ、まさに、彼女が批判し脅威論をぶちあげる中国、北朝鮮と
同類であること。人間の愚かさの前では、右翼だ左翼だ、資本主義だ共産主義
だなんて違いは実は大したことがないのがよくわかる。著者に対して人品を疑
われるようなことをしておきながら、「日本よ、国家としての品格を取り戻せ」
と威勢だけはいいこといわれても、お笑い。
 そういう意味で、おれにとって櫻井よしこは「考えさせてくれるお笑いキャ
ラ」として貴重な存在。

 彼女の場合、週刊ダイヤモンドの連載を読んでいても、ロジックより感情。
自分の主張に合う事実のみを組み合わせて、あるいは主張に沿うよう都合よく
解釈して、読者の感情に訴えるタイプで、事実から真理を掘り出す科学精神に
乏しい。
 長野県の住基ネットの侵入実験の評価でも、いくら技術がわからないバカと
はいえ、捏造に近いことをいって、これでは、ジャーナリストではなく、アジ
テータ、デマゴーグ。
 美人だし、右翼保守オヤジが好きそうなことを断定的に書くので、右翼保守
オヤジに人気があるんだろうが、こういうのが持て囃されるようでは、知的に
危ういなと思う。
 櫻井よしこも自分の手法を考え直したほうがいい。そのレトリックや手法に
引っかかるバカな読者ばかりじゃないんだから。でも、小林よしのりに引っか
かる奴も多いから、バカからカモるには考え直さないほうがいいのかも。右翼
保守オヤジは金持ってるだろうし。\(^O^)/
 ということで、櫻井よしこさん、がんばれ!
 女王様に、わたし、ついていきます。\(^O^)/

 おれにとって、佐藤優は、この一作だけでもいい。分析力、構想力、筆力、
どこをとっても、力量は櫻井よしこよりはるかに上にあることがわかった。な
んだか、それを櫻井よしこが嫉妬して落としたようにもみえるドタバタだった。

乳の詫び状(2005/12/27)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 年賀状、出しません
---
 筒井さんの年賀状廃止宣言の影響もあるけれど、今年から年賀状、もう出す
のやめようと思ってます。
 学生時代の親しい連中とは、最近、割とよく会うようになってしまったら、
急に出す気が失せた。\(^O^)/
 いま、郵政公社の年賀状の仕分け作業やってたけど、トヨタ方式だかなんだ
かしらんが、コンマ何秒かの動きの無駄さえ厳しくチェックされてかわいそう。
そうまでして配らないといけないほどのものじゃないだろうというのも理由。
おれが出す分なんて微々たるものだが、なんか、ああいうのみちゃうと出す気
が失せた。
 出すのは、ネットにアクセスできない親戚、父が世話になった人くらいか。
 ということで、みなさま、ご寛恕のほど、よろしくお願いします。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 水魚堂カレンダー&回路図エディタ
---
 知る人ぞ知るイラストレーター岡田信子さんが、2006年のカレンダーを作っ
てくださいました。
 岡田信子さんといえば、熱狂的中村正三郎ファンとして業界デビューして
(爆笑)、いまやあちこちでイラストを描いておられます。

 それはさておき、カレンダーの話。
 元々は、筒井康隆「ポルノ惑星のサルモネラ人間」出版記念フィギュアとい
うのが出て、それを組み立てた写真をネットに流すのが、この前、筒井康隆会
議室tti/salonで流行っておったのですが、そのときに初めて、岡田信子さん
の、というか岡田家の
http://www.suigyodo.com/
水魚堂
というサイトに行ってみました。
 あ、岡田さんが作ったフィギュアの写真は
http://www.suigyodo.com/tlg/figure/figure.htm
にあります。
 そのとき、「水魚堂」の中をあちこち歩いていたら、おみやげのページに
2005年のカレンダーがあったので、ぜひ、来年2006年のもお願いしますとtti/
salonで書いたら、今日、できましたというメールがあったので、ご紹介する
次第です。

 妻の岡田さんのページが
http://www.suigyodo.com/tlg/
Twilight Gallery
です。カレンダーは、この先の
http://www.suigyodo.com/tlg/souvenir/souvenir.htm
おみやげ
のページにあります。他のページも面白かった。以前tti/salonに書いたもの
から。
--- ここから ---
 イラストも楽しかったけど、Flashの動画はいい。
 シベリア歓喜団、ノーム注意報、EUREKAとか、一発芸いいですね。
 つばめは、曲があれば、NHKのみんなの歌になりそうですね。
--- ここまで ---

 そうか、岡田信子は、こういうことをやっておったのかと久しく会ってない
ので驚いていたら、実は行って本当に驚いたのは、夫の岡田さんの
http://www.suigyodo.com/online/index.htm
水魚堂ONLINE
のページ。
 回路図エディタを作って、ソース付きで配ってる。\(^O^)/
 DOSの時代からやってるんだから、筋金入り。
 Windows専用のバージョンもあるけど、驚いたのは、Windows, Linux, Mac 
OS Xで動くマルチプラットフォーム版もある!
 おれの場合、Windows, Linux, Mac OS Xで動くGUIのソフトは、全部、Java
で書いているが、岡田さんは、C++ネイティブでやってる。
 どうやってるのかな、OpenGLでも使ってるのかと思ったら、Qt使って作って
る。日本人が書いたQtの実用的ソフトって、初めて見た。\(^O^)/

 ソース、ちらっと見たけど、きれいなコードですね。
 コピーコンストラクタ、代入演算子のオーバーロードも

SCompInfo(const SCompInfo&); //コピーコンストラクタ
SCompInfo& operator=(const SCompInfo&); //代入演算子

ってな具合にちゃんとやってるし、

const char* name() const {return m_lpszName;} //部品名を得る

なんて、constもまともに使っているし、

typedef list<SCompIndex*>::iterator SCompIndexListIterator;
で、
SCompIndexListIterator iteIndex = m_listCompIndex.begin();
while(iteIndex != m_listCompIndex.end()){
    ...
}
なんて、イテレータもちゃんと使ってるし、どこぞの会社のめちゃくちゃなC++
を書く中国人に見せたいくらいだよ。\(^O^)/
 いやあ、こういうきちんとした人だったのか。すばらしい。立派なもんです。
 岡田信子さん、いつも夫のこととなるとおノロケ話になって、一体どういう
人がわからなかったけど(むかーし、数度、お会いしたことはあると思う)、す
ごい人なんですね。おみそれしました。

 ところで、この前、筒井康隆会議室tti/salonでは、岡田信子さんは、フラ
ンス語での履歴書の書き方を質問していた。ひょっとしてひょっとこ。夫婦で
おフランスに移住するのかなどと下衆の勘ぐりしております。
 どうなんでしょうか。岡田さん。\(^O^)/
 いや、何、こっそり、おれにだけ教えてくださればいいです。ネットに書い
たりしません。

乳の詫び状(2005/12/26)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットの筒井康隆会議室tti/salonから。以下のさっきとは、実は、今日の前日、2005/12/25の夜のことです。

標題: 川上弘美さんが「敵」を紹介していました
---
 さっき、ケーブルテレビでG+というチャンネルをたまたまみたら、Bさんこ
と、川上弘美さんが、糸井重里とともに、新読書生活とかいう番組に出ていて、
筒井さんの「敵」を紹介していました。
 スタジオに観覧する人たちも入れての公開収録だったようです。
 実際に番組を観たときは、もう終わり近くで、「敵」についてどういう話を
したのかわかりませんが、最後に採り上げた本のリストが出て、最初に「敵」
が挙がっていました。

 ところで、「敵」はJIS漢字的には、非常に面白いたくらみが仕組んである
という論があります。
http://homepage3.nifty.com/shikeda/tti.html
筒井康隆『敵』のJIS感字論的解読

 日本の文字コードの決めているのは、JISですが、これの改訂に伴って混乱
がいろいろあったんですが、それをベースに、「敵」がいかにすごいことをや
っているかという解説です。
 こういう読み筋があるとは、全然、気づきませんでした。\(^O^)/

===
標題: Re: 川上弘美さんが「敵」を紹介していました
---
 なんとまあ、タイミングよく、JIS漢字コードの問題を追い続けてきた小形
克宏の「文字の海、ビットの舟」の新原稿が1年ぶりに登場しました。
 なんかのシンクロニシティか。\(^O^)/
 教えてくださったeMacさん、いつもありがとう。来年もよろしく。

 ちょっとテクニカルな議論になっているので専門家以外はわかりにくいかも
しれませんが、

http://internet.watch.impress.co.jp/www/column/ogata/sp29.htm
小形克宏の「文字の海、ビットの舟」――文字コードが私たちに問いかけるも
の
特別編29
JIS X 0213の改正を総括する(1) 
改正を繰り返した挙げ句、78JISの字体に戻ってしまったJIS文字コード

をどうぞ。
 前回紹介した、池田さんの「敵」はJIS漢字論的にはものすごい作品だとい
う話のとっかかりは、上記の中ほどにある「● 表外漢字字体表が作られる原
因となった、83JISの混乱とは何か?」から少し解説があります。
 面倒な話ばかりなので、技術屋以外は、わからなくてもいいです。
 筒井作品の読者は、以下のことだけでOK。
 筒井さんが意図的にやったのか無意識にやったのかはわかりませんが、「敵」
は、こういうややこしい世界とも見事につながっている、あるいはこういうや
やこしい世界を軽々と笑ってしまっている作品ともいえる、そういう読み筋が
あるということだけ、わかればいいです。

乳の詫び状(2005/12/25)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: FC東京、原監督お別れイベント
---
 ケーブルテレビのJ:COMで、FC東京の原監督のお別れイベントの模様を放送
していました。
 原監督のあいさつのあと、選手たちが一言ずつ原監督との思い出を話すんで
すが、笑いあり涙ありで面白かったです。
 DF藤山は、こんなに小さなストッパーはいない。下手だったけどうまくなっ
た。この小さな体でもボールを取るのがうまければプロでやっていけるという
見本なので、若い選手のお手本になってほしいといわれてました。
 FW戸田は、もっとゆっくり飯を食えといわれてました(笑)。5分もせずに食
べ終わるんで、ちゃんともっとゆっくり噛んで食べろと。そうすればゴール前
でも落ち着いて決められるようになるからと(笑)。
 FW阿部は、簡単なことを難しくやろうとしてしまうのでもっと整理すれば、
もっとゴールが取れるといわれてました。
 原監督がFW出身なので、FWの選手たちは、試合後のビデオを観ながらのミー
ティングで、原監督から、おれなら決めてたけどなあと、いつもいわれていた
ようです。
 MF三浦文丈は、泣いて話ができませんでした。\(^O^)/
 MF宮沢は、下手だったのにほんと伸びた。宮沢の左足は、それだけ飯を食っ
ていける武器なのでもっと伸ばせと。それから、ちょっと失敗すると下を向い
てしまう癖があるので、失敗しても下を向かずにがんばれと。
 GK土肥は、30歳過ぎてから伸びた。いま代表の3人のGKでも一番安定して
いると思う。ワールドカップは行くだけじゃなくて試合に出てほしいと激励さ
れてました。土肥が、原さんがどこかの監督をやるなら、また引っ張ってくだ
さいといったので、サポーターからは、「えーっ」とブーイングでした(笑)。
 DF茂庭が面白くて、花束は自腹なんでちゃんと持って帰って家に飾ってくだ
さいといってました。原監督は、茂庭に、「お前はしばらく車のことを忘れろ。
車を忘れてサッカーに専念しろ。そしたら、もっといい車に乗れるようになる
から」といってました。
 原監督は、とにかく、苦しいときもあったけど、いい思い出ばかり残った4
年間。サポーターやスタッフにも大感謝の4年間だったと締めくくってました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 関口、サンデーモーニングに喝!だ
---
 今朝のTBS、関口宏、サンデーモーニングのスポーツコーナー。
 ラグビーのヤマハ発動機ジュビロ対三洋電機ワイルドナイツで起きたプレー
を、何をやってたの?みたいなタイトルでやっていた。

 センターラインよりヤマハ寄りの場所だったと思うが、ヤマハのレーニーだ
ったかな、ともかく大きなキックを蹴った。
 そのキックしたボールが三洋電機インゴールまで転がって、さらにタッチぎ
りぎりのところを転がっていてたので、三洋電機の吉田がタッチを割るかどう
か、ずっとみていた。
 そのときヤマハの辻井が60メートル以上だと思うが、走りに走ってきて、飛
びついてボールに触って、トライになった。
 これを関口、張本、大沢らが、「何をぼーっとみてたんだ。早くボールを取
らないと。余裕がありすぎた怠慢プレーだ。喝!だぁ」などといって、喝!を
入れた。
 ぼーっとしているのは、お前らだよ。ラグビー知らないくせに、見当違いの
難癖つけやがって、お前ら3バカに喝!だぁ!

 なお、あのトライ、後半最初のトライで、三洋電機が前半の最後から逆襲に
転じていたときのトライだから、試合の流れが大きく変わったプレーだったの
ね。
 大沢があきらめずに走りに走ってトライにした辻井にあっぱれをやったのは、
さすがだが。

 JSportsでは、このプレー、ちゃんと解説していた。このとき、解説は、小
林深緑郎と村上晃一の二人だったが、声からすると、小林深緑郎だと思う。
 解説によると、吉田がタッチを割るかどうかずっとみていたのは、正しい判
断。
 タッチを割る前にグランディングすれば、ドロップアウトで自陣ゴールライ
ンから22メートル。タッチを割ったら、キックした場所まで戻ってスクラム。
つまり、60メートルくらい戻れる。この差は大きいから、みているのは、当
然。
 ただ、問題だったのは、ボールとヤマハの辻井が走ってくるライン上に体を
入れてボールをみていなかったこと。走ってくるコースを開けた状態でボール
をみていたこと。
 こういう解説でした。
 つまり、関口らがいうように、早くボールをグランディングしてはいけない
状況だったわけ。

 サンデーモーニングのスポーツコーナー。昔は、プロ野球、それもセ・リー
グ、それもジャイアンツ偏重。関口宏の狭く貧相なスポーツ観を露骨に反映し
ていた。パ・リーグ育ちの大沢、張本が出るようになって少しはパ・リーグの
こともやるようになったが、プロ野球偏重には変わりない。
 サッカーは、一時は中西が出ていたが、最近、出てない? あまり、話題に
しないみたいだよね。
 所詮、関口程度の感性で作られるスポーツコーナーだし、地上波だもんとい
えばそれまで。
 でも、ラグビーに詳しい浅井慎平が出演していれば、一言、注意しただろう
なと思う。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 東芝府中、トップリーグ2連覇
---
 三洋電機が、ヤマハに18-56でまさかのボロ負け。ヤマハも強いけど、今シ
ーズンの三洋の勢いからすれば、三洋有利かと思っていたんだが、司令塔SOの
トニー・ブラウンが欠場したが大きかったのか。トニー・ブラウンの正確なキ
ックが躍進の原動力でしたから。
 ともあれ、我が東芝府中ブレイブルーパスが優勝となり、2連覇を果たしま
した。
 やったー。うれP。\(^O^)/
 昨夜は、クリスマスケーキのほかに、勝手に優勝お祝いケーキを追加して食
べました。\(^O^)/

http://www.top-league.jp/news/news2063.html
「東芝府中ブレイブルーパス」優勝会見リポート

 昨シーズンは、トップリーグ、マイクロソフトカップと取って、日本選手権
で3冠のはずだったのが、まさかの負け。今シーズンこそ、3冠を達成してほ
しい。
 ライバルははっきりいって、NECです。神戸製鋼やサントリーは、いまや力
が落ちてるから、相手じゃない。最終戦がNEC戦です。これをどう戦うのか。
マイクロソフトカップでも日本選手権でも決勝で当たりだもんね。

 また、スポーツ紙のサイトを比較。
 サンスポは、写真入りだし、記事も分量をさいて優勝のことだけじゃなく、、
東芝府中ラグビーの歴史から三洋電機の談話から、あれこれ掘ってあって一番
いい。カメラは財満朝則。記事は、吉田宏。
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200512/rg2005122501.html
東芝府中TL連覇!三洋まさかの大敗でうれしいXマスプレゼント
昨日ほめた記事
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200512/rg2005122401.html
も、吉田宏ですね。よし、名前覚えたぞ。がんばれ、吉田記者!

 スポーツ報知は、昨日、つまらないとけなしたせいか、ちゃんと写真入りで、
しかも分量もあります。写真は、ヤマハのナンバー8、日本代表の木曽から東
芝府中冨岡キャプテンが祝福され、握手しているシーン。薫田監督も写ってる
し、今回、一番いい写真。
 サンスポの写真は、記者会見のときに報道陣全部に撮らせた感じの写真だけ
ど、報知の写真は、そうじゃないのがいい。カメラは矢口亨となってます。記
事は、小尾幸輔。昨日の記事も、小尾幸輔。
 やればできるじゃん。\(^O^)/ 小尾記者、もっとやってくれ。
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/sports/index.htm
東芝府中が連覇 3冠に挑む

 スポニチは、写真入り。ちゃんとした記事になってます。でも、カメラマン
の名前もなし、署名記事じゃないから、ほめてやれない。
 昨日の記事もそうね。署名がない。社の方針だろうが、記者名を出せないの
は、メディアとして情けない。こういうところが、フジやTBSなどバカ経営陣
やテレビ屋がいうような、報道に関するきれい事をいっても信じてはいけない。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2005/12/25/07.html
東芝府中 三洋敗れV2〜トップL

 ニッカンスポーツは、写真もないし分量もないし、共同通信あたりの配信を
そのまま流したみたいな、味も素っ気もないやる気のないつまらない記事。昨
日は一番いい記事とほめたけど、今回、最悪。昨日の記事も署名はないのね。
カメラマンの名前はあったけど。
http://www.nikkansports.com/ns/sports/f-sp-tp0-051224-0028.html
東芝府中が2連覇/ラグビー

乳の詫び状(2005/12/24)

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ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 東芝府中圧勝、トップリーグ・府中ダービーマッチ
---
 昨日、味の素スタジアムであったサントリー・サンゴリアス対東芝府中ブレ
イブルーパスの府中ダービーマッチ。
 6-37で東芝府中の圧勝でした。
 用事が長引いて、結局、味スタには観戦に行けなかったんですが、JSports
を録画していて、帰宅してからは途中からライブでJSportsで観ました。

 ダービーマッチというには、一方的な試合でした。
 東芝府中は7トライ取ったけど、それより、攻撃力を誇るサントリーをノー
トライに抑えた守備力がすごかった。サントリーもいろいろパターンを変えて
攻めて、東芝府中ゴールに迫るんだけど、どうしてもトライが取れない。仕方
なくPG(ペナルティゴール)で3点を取るしかなかったです。
 サントリーが連続攻撃しているのに、東芝府中のディフェンスの圧力がすご
いのか、ボールを持っているサントリーの選手が孤立。周りは東芝府中の選手
ばかりだから、苦し紛れにパスやキックで逃れようとしたらインターセプトさ
れて、そのままトライまで持ち込まれてました。
 それに、東芝府中の選手がシンビン(イエローカードで一時退場)になってい
る時間にトライが取れないどころか、逆に人数の少ない東芝府中がトライして
るんですもん。
 サントリーの永友監督が、(かつては競り合った両チームなのに)どうして、
こんなに差がついたのかと悩んでしまうのも、わかります。
 サッカーでいうと、ヨーロッパのトップクラブ対Jリーグのクラブの試合み
たいな感じ。もう強さが全然違います。

 本来、SO(スタンドオフ、ラグビーの司令塔)である広瀬を、ウィングにコン
バートしたのは、薫田監督の大ヒットですね。SO日原がケガから復帰したので、
広瀬をコンバートしたのですが、広瀬はここ数試合、トライ取りまくってます。
 日原のキックは、珍しく絶不調。トップリーグ得点王に輝いたキックの名手
なのに、この日は、7回のうち6回失敗。これが全部決まっていれば、12点
追加だった。逆にいえば、トライを取られても点差が開かないのはサントリー
にラッキーだったのに、サントリーはそれを生かせませんでした。日原には、
この結果は気にせず、地道に練習して調子を取り戻してほしいです。心配はし
ていません。
 FB(フルバック)の立川は、いま、最高の日本人選手ですね。パスしてよし、
走ってよし、蹴ってよし、守ってよし、アイデアもよし。立川が持つと何かが
起きるファンタジスタです。
 でも昨日の試合は、途中交代で入ったシオネ・ケプがすさまじいファンタジ
スタでした。ケプはすごいすごいといわれてきたけど、試合では力を発揮する
場面がこれまでほとんどなかった。だが、昨日は、やり放題。\(^O^)/
 終了間際に60メートル以上独走してトドメのトライを奪いましたが、あのス
ピード、突破力、走るコース取り、どれを取っても一流でワンマンショーでし
た。
 実は、あのトライの前にも、自陣から70メートルくらいサントリーディフェ
ンスを切り裂いてあわやトライというすさまじい走りがあったんです。これは、
サントリーのFBの小野澤が、ユニフォームの襟をつかんでタッチに引きずり出
して、ぎりぎりでトライならず。襟をつかむのは反則なんですが、ああでもし
ないと止まらない。主審の岩下さんは見間違えたのか、別の選手に襟をつかむ
なと注意してましたが。^^;

 サントリーのSH(スクラムハーフ)の田中はキャプテンでもあるし、必死でタ
ックルに行ってたけど、体が小さいから(SHはみんな小柄)、ちぎられちゃうん
ですよね。ケプのときもそうだし。でも、敢闘賞は田中ですね。完敗だからう
れしくないだろうけど。

 週明けには、トップリーグの公式サイトやMSNのトップリーグ特集ページに、
試合後の会見の模様が出ると思います。

http://www.top-league.jp/
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/

 試合のハイライトをNECのbiglobeが動画で流してるんですね。
http://broadband.biglobe.ne.jp/sitemap/sitemap_rugby.html
をどうぞ。
 最近の試合はまだないけど、いずれ出てくるでしょう。そのときは、きっと、
ケプのトライも出ると思うので、ぜひ、観てください。圧倒的な走りですから。

 スポーツ紙のサイトをみて、勝手に比較してみました。
 サンスポが、勝ち点によって今後の優勝の行方がどうなるか解説があって、
おれが知りたいことを書いてあって、一番親切に思いました。
 スポニチは、コンバートされた広瀬に焦点をあて、サントリーサイドの談話
も載せていて、一番取材していると思いました。記事としては一番いい。
 ニッカンスポーツには、ケプがトライを決めたとき、タックルをかわすため
に、足をコサックダンス?みたいに前に高く上げながら走っている様子が写真
にありますね。写真はニッカンスポーツが一番いい。
 報知は、他紙に比べると写真もないし、単に報じたという感じで残念。

http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200512/rg2005122401.html
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2005/12/24/05.html
http://www.nikkansports.com/ns/sports/p-sp-tp0-051224-0005.html
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/sports/dec/o20051223_90.htm

乳の詫び状(2005/12/23)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 耐震偽造は創価学会がらみ?
---
みうらじゅんはラジオで

「鉄骨抜きましょ 一本 二本
 姉葉と組みましょ 一本 二本」

と歌っていたなあ。

--
つばめどん

===
標題: Re: 耐震偽造は創価学会がらみ?
---
Nakamura Shouzaburou wrote:
>  週刊新潮は、姉歯は学会員というのは、記事にしてたのか。知らなかった。

 先週の週刊新潮では「姉歯の妻が病になる前は熱心だった」と触れていたけ
ど、姉歯本人が直接学会員だったとは触れていなかった。
 与党はヒューザー社長の証人喚問に「待った」をかけている。これもなにやら
きな臭い。インタビューに国土交通省の役人が云々という話も出ている。い
やぁ、我が国とゼネコンのダークサイドが見える話だなぁ。

-- 
  たま@無精庵
    blog: http://hesomagari.seesaa.net/
          http://blues.asablo.jp/blog/ (テスト中)

===
標題: Re: 耐震偽造は創価学会がらみ?
---
この辺の話は、きっこの日記が情報も早くてその後の「後追い」報道をみても正
確な様ですねぇ

きっこの日記
■2005/12/05 (月) レイザーラモンHG改めレイザーラモンSG
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20051205

この人どこでネタを仕入れてくるのか、創価学会がらみの指摘が上の12/5、黒幕
総合経営研究所の存在を指摘したのが11/23とかなり早い段階で指摘しています。

文章もおもしろいし、読ませませすね。

てつや from Yokohama

===
標題: Re: 耐震偽造は創価学会がらみ?
---
 きっこの日記ってすごいね。
 うーん、経営総合研究所も創価学会がらみなのか。

 ブログについたコメントみたら、otkさんが、

総研が“指導”している建設業者の集まりは『SG会』ですよね。 
http://www.gmc-sg.co.jp/sgkai.htm 
総研の英語名は「GENERAL MANAGEMENT CONSULTANT CO.,LTD.」 
なので、どうにもこうにも「SG」はアレっぽいのですが。

と書いてくれてますね。

 信者の人は、こういう話、知ってるのかな。知ったらどういう思いするんだ
ろうね。
 耐震偽装マンションのうち、信者がたくさん入っているマンションは、公明
党の力で税金投入して救済したりして。\(^O^)/

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: テレビ版噂の眞相、小泉の話
---
 きっこの日記
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20051205
に、

コイズミが連日殴る蹴るの暴行を繰り返して自宅から叩き出した奥さんも、熱
心な創価学会の信者だったけど、口先番長コイズミは、家庭内では連立政権を
保てなかったのかな?(笑)

とあって、テレビ版噂の眞相で話題に出た小泉の結婚事情を思い出した。
 小泉は過去も未来もなく今しか考えてない強さがあるという流れの中で出て
きた話。
 小泉は仲人を親分の故福田赳夫首相に頼んだ。当時現職の総理大臣だった福
田は、「現職の総理大臣が仲人をするなんて、そんな例はないし、そんな臆面
もない公私混同はできない」と突っぱねた。でも、小泉は必死でお願いしまく
りで、福田も突っぱね続けたけど、最後は折れて子分の小泉の願いを聞き入れ
た。
 ところが小泉は、あっさり離婚しちゃって、しかも、それをあれほど無理を
いって頼み込んだ福田に知らせも相談もせず、福田に泥を塗りまくって福田が
激怒した。
 その場、その時だけよければ後は野となれ山となれ。これが小泉だという話
でした。田中真紀子も、総裁になるのに役に立つから使っただけで、後は使い
捨てだしね。
 いつも、「今」しかない小泉は、その時だけは必死だから迫力があって、み
んな、こいつはちゃんとやるんじゃないかと思うけど、実は騙されると。
 小泉構造改革も、テキトーにあちこちつまみ食いして食い散らかしてほった
らかし、何の改革にもなってない。話題だけ提供すれば、バカメディアは食い
つくから、人気が保てる。いま、人気さえあれば、国家百年の計なんてどうで
もいい。
という話も出てましね。

 耐震偽装問題は、小泉はほんと知らんぷりですね。ややこしい話だし、人気
が取れる話じゃないから、ほとんど丸投げで言及しないもんね。
 テレビ版噂の眞相でも、毎日のようにテレビで流れる官邸での数分間の小泉
会見。小泉に厳しい質問をぶつけない小泉番記者の無能ぶりが話題になってま
した。小泉のいうこと垂れ流しだと。完全に官邸の情報操作の道具になっちゃ
ってて、ジャーナリズムなんてないねと。

乳の詫び状(2005/12/21)

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ASAHIネットのkick/salonから。

標題: トップリーグ、府中ダービー
---
 ラグビートップリーグ、共に府中に本拠をおくサントリーサンゴリアス対東
芝府中ブレイブルーパスの府中ダービーが、12/23に味の素スタジアムであり
ます。
 府中市内では、ポスターがあちこち貼られています。チラシをもっていくと、
入場料が割引になったり、いろいろ集客作戦をやってます。
 チラシはネットでも配ってます。
http://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/news/flash/2005/1213-2.html
サントリーのサイト
や
http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/topics/index.htm
東芝府中のサイト

 サントリーのサイトでも東芝府中のサイトでも配ってますが、サントリーの
ほうが早く配り始めてたし、このチラシを印刷してもってきてくださいとナビ
ゲーションもちゃんとしているし、A4のチラシを用意する準備のよさ。ファン
サービスの点では、サントリーが東芝府中に買ってます。
 ラグビーが強いだけじゃなくて、ファンサービスもよくないと、チームの人
気も、ひいてはラグビーの人気も出ないから、東芝府中は、この点でもサント
リーと競ってほしい。

 優勝の行方ですが、もう、東芝府中を破って首位に出た、三洋電機の優勝だ
と思ってました。
 三洋電機の残り試合は下位チームだし、東芝府中は、トヨタ、サントリー、
NECという強豪ばかりだったから。
 でも、三洋電機が負けるという番狂わせがあったので、トヨタに勝った東芝
府中が首位になりました。三洋電機、優勝のプレッシャーでしょうか。
 三洋電機は残り試合勝ち点5を取ってくるだろうけど、東芝府中はサントリ
ー、NEC相手に勝ち点5が取れるか。
 サントリーは今季も調子がイマイチだから、勝てるだろうけど、勝ち点5は
難しいかも。NECには勝てるかどうかのレベルだもんね。ひょっとして最終戦
のNEC戦に勝ったほうが優勝ということになるかもしれないし。

 両チームのOB戦もあるし、とにかく、23日は、チラシを印刷して、味スタに
行こう!
 でも、寒かったら、家のケーブルテレビでJSports観ます。すみません。^^;

 トップリーグについては、
http://www.top-league.jp/
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/
をどうぞ。
 後者のMSNのほうが内容豊富だし、サイトのデザインも見やすいかな。

■トップリーグの勝ち点制度
 トップリーグの勝ち点について、簡単に。
 勝つと勝ち点4。引き分けは2点。負けると0点が基本。
 ほかにボーナス点があって、4トライ以上挙げると勝っても負けても1点。
 負けても7点差以内(1トライ+1ゴール以内)なら、1点。
 だから、負けても7点差以内負けで、4トライ以上挙げれば、2点もらえま
す。
 この勝ち点制度は、トライを取る攻撃的な姿勢を作る狙いですね。

■ゼブラカード
 あと、今年から始まったゼブラカードについて。
 ゼブラカードは、反則を繰り返した場合、注意として審判がチームに対して
出します。次にそのチームの誰かが同じ反則をしたら、シンビン(10分間の一
時退場)になります。

http://www.top-league.jp/news/news1524.html
をどうぞ。

■ラグビーの審判の走り方
 この前、JSportsのラグビー番組に、審判の方が出てましたが、サッカーと
全然違う走りをするんですね。サッカーの場合、主審はフィールドの対角線を
走るのが基本ですが、ラグビーはとにかくボールの近くにいないといけないの
で、ボールについて回って走り回るんですってね。たしかに観るとそうですね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 耐震偽造は創価学会がらみ?
---
 耐震偽造の姉歯もヒューザーも創価学会がらみだと聞いて、
「姉歯 創価学会」
でググったら、出るわ出るわ。
 マスコミ報道では全然出ないけど、ネットでは、創価学会との関係がいっぱ
い出てますね。ヒューザー社員の8割は学会員なんて、ほんと?
 週刊新潮は、姉歯は学会員というのは、記事にしてたのか。知らなかった。

 創価学会がらみだと、自民党、公明党が、ヒューザーの小嶋社長の証人喚問
はしないといったり、もう姉歯レベルで事件の幕引きを図っているのも、なる
ほどなあと思いますね。監督官庁の国交省は、公明党の北側大臣だし。
 この問題を追及している民主党の馬渕議員の身辺には、怖い連中がきて、脅
しをかけたりしているみたいですね。よほど深い闇があるんだね。
 馬渕議員が殺されないようにしないとね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: マイクル・クライトン「恐怖の存在」
---
 南カリフォルニアの染葉さんから。
--- ここから ---
中村さんへ

標題の説明の中で環境テロリストという言葉が出てきましたが、これっ
てグリーンピースのことでしょうか? グリーンピースはアメリカ最大
の環境保護団体を標榜するオズボーン・ソサイアティの直系というか、
全く同質の団体で、表では環境保護を標榜しながら、その裏では絶滅危
惧種の野生動物を殺しているのですから。

彼らの神様敵存在であるオズボーンはまた、世界一のハンターで、且つ
動物の図鑑の絵を書くことでも有名です。 それもかなり身勝手で、自
分の気に入った絵が描けるまで次から次えと飛んでいる鳥を打ち落とし
ていたことは、アメリカ人なら良く知っている事実です。 ワシントン
にある国立公文書館には記録が残されています。

ついでですが、カトリーナで壊滅的な被害を被ったニューオーリーンズ
のてんやわんやですが、一連の騒動を見ていると、南北戦争の影が跡を
引いているように思えてなりません。 ワシントンDCの北軍陣営から見
ると、南部フランス植民地に今でも色濃く残っている北軍敵視意識には
閉口しているに違いないからです。

12月になると日本では何十年前にあった真珠湾攻撃の話が出て、ゼロ
戦に結びつけたりしますが、そのゼロ戦の原型であるハワード・ヒュー
ズのH-1がワシントン政府軍部に嫌われた挙句に日本に売却されたのも、
元はと言えばヒューズが南軍の総大将の息子だったからですから、南北
戦争の亡霊は今でも実存していると思えるからです。
--- ここまで ---

 グリーンピースではありません。
 動物解放戦線(ALF)という過激派団体があって、そのバックについているの
が地球開放戦線(ELF)だそうです。本書では、ELFという頭文字の略称は同じで
も、環境開放戦線になってます。
 ALFは、9.11の同時多発テロの前日には、アリゾナ州ツーソンのマグドナル
ドを襲って500万ドルの被害を出したり、ELFは放火が多くて、各種施設を焼き
討ちし死者も出ているそうです。

乳の詫び状(2005/12/17)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: マイクル・クライトン「恐怖の存在」
---
 ブログで、マイクル・クライトンの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086688/showshotcorne-22/ref=nosim
恐怖の存在 (上) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086696/showshotcorne-22/ref=nosim
恐怖の存在 (下)
のところに、たまさんからコメントが付いていたので、補足。
--- ここから ---
_ たま@無精庵 ― 2005-12-08T22:36:12+09:00
クライトンの新作ですけど、環境問題に踏み込んだのは拙かったんじゃないか
と思います。つまりクライトンが言っていることって、実はアメリカ政府が環
境問題封じ込めのために国内で流布している意見なんじゃないか、それにクラ
イトンがまんまと乗っかったんじゃないか、ということなんですけどね。 
社会派とは言っても、クライトンの掲げる社会は、アメリカ万歳社会ですし。

--- ここまで ---

 これ、下巻にある訳者の酒井昭伸さんの訳者あとがきによると、アメリカで
もあれこれ議論になったんだそうです。なにせ、「いまの世界の良識派がいう
環境問題の常識なんて、嘘が多いんじゃないか」というのが、表面的に読める
主張ですから。
 もちろん、クライトンの狙いは別のところにあって、環境問題は読者に与え
た食いつきのいい餌なんです。
 その辺の事情は、酒井昭伸さんのあとがきに詳しく書いてあるのでそちらを
読んでください。
 一部だけ書くと、かつての軍産複合体に代わって、PLMがアメリカ社会を支
配している。PLMは、政治、法曹、メディアの略です。そして、PLMが環境問題
をネタに恐怖を煽って、科学的に不確かなものまで断定的事実として報道して
いる現実。これはまずいだろうと。
 環境をネタにすると、研究者も研究費を取れるし、政治家もハリウッドのス
ター連中もいいイメージができるし(トヨタのプリウスに乗るのが一番ウケが
いいらしい)、マスコミも視聴率も取れるし、広告も取れて儲けられる。
 そのイメージ、情報操作の中で、トータルにものを考えられない、ほんとの
ことが言えなくなってくる一種の催眠状態、集団ヒステリー状態じゃないか。
これはまずいんじゃないかというのが、本書が語っていることです。
 日本だと健康をネタに、フジテレビ系のあるあるやら、TBSのスパスパ人間
学やら、テレ朝系のたけしの知らないと怖い家庭の医学みたいな、あの手の番
組で、科学的にはけっこういい加減なことまで極大化して恐怖や効用を煽って
ますよね。
 それで、化粧品、薬品、食品のメーカーやらマスコミやらが、みんな儲けら
れる状態になってるわけで、タバコは百歩譲って百害があっても一利はあるな
どといったら袋叩きですもんね。

 ぼくも日経サイエンスなども読んでますけど、環境問題は科学的には仮説、
留保つきで断定的な話にはなってないと思います。
 だから、左右どちらか知らないけど、片方に行き過ぎたのを中立に戻そうと
いう感じですね。アメリカの主張そのものより、もう少し真ん中に思いますね。

 本書にも、地球温暖化を裏付けない、二酸化炭素犯人説を裏付けない、いろ
んなデータが出てきます。
 それらから演繹される主張は、とても説得力があります。ハリウッド俳優も
登場人物として出てくるけど、そいつらの環境問題の知識が科学的にでたらめ
なマスコミによってどれほど歪められているかを象徴的に描いていて、なかな
か笑えます。もちろん、他の登場人物も最初は主人公の主張に懐疑的なんです
が、だんだん常識を疑ってもっと冷静にものをみるようになっていきます。い
わゆる科学精神の芽生えですね。
 クライトンの主張の1つは、人類はあまりに地球や自然について知らなさ過
ぎる。本書にも、自然を保護しようとして、環境のバランスを壊して、かえっ
て自然を破壊した例も出てきます。それくらい、人類はまだ無知。
 また、科学的探究でしか真実は追究できないという主張も色濃いです。
 一般人の科学知識の乏しさ、とりわけ問題なのがマスコミの科学知識の乏し
さ。バカだから無意識に乗ってるだけなのか、あるいは意図的なのかは別にし
て、マスコミ(メディア)による情報操作の危険を、本書はよく表現できている
と思います。
 データは実際の一次資料のようですが、ぼくは、本書のためにクライトンが
作ったデータでもあっても、別にかまわない。だって、フィクションですから
ね。よくできてるなあと思います。

 本書の別の魅力は、そういう難しく扱いにくい題材を、007ばりに世界各地
を飛び回るアクションにからめて語っていることですね。
 なにせ、敵は、自然保護団体を名乗り、環境にかこつけて儲けている環境ゴ
ロのレベルじゃない環境テロリストですからね。\(^O^)/
 しかも環境テロリストのモデルが、アメリカに実在している団体だそうです。
動物愛護のためマクドナルドを焼き討ちしたりしたそうです。環境ゴロレベル
だと日本にもいろいろいるでしょうが、テロリストレベルは、さすがアメリカ
ですね。\(^O^)/
 本書の環境テロリストは、地球温暖化の主張を裏付け、富豪や企業などから
寄付金はじめ金を引っ張るために、災害を起こしたり、環境破壊を企てるんで
す。環境が悪くなってるから主張するんじゃなくて、主張を裏付けるために環
境破壊をするんだから本末転倒の極致です。\(^O^)/ いい設定ですよね。
 このテロリスト集団と戦うのが、主人公たちなんですけど、この対環境テロ
リストネットワークの日本支部が、なんと慶応大学の三田キャンパスの一部と
いうかそばにあることになってる!
 し、知らんかったー。三田に教えにいってるのに。今度、夜、侵入してみよ
うと思います。\(^O^)/

 ぼくね、昔から、環境保護運動には懐疑的なところがあって、なんだかなあ
と思うのは、「地球を守れ」「自然を守れ」という言い方。
 どこまで思い上がってるんだと思いますね。地球や自然は人間のことなんか
考えてないもん。地球を人間にたとえるなら、人間やいま生存している生物な
んて、フケや鼻くそ程度の存在でしょ。だから、地球や自然にとっては、人類
が絶滅しようが、そんなこと知ったこっちゃない。
 せめて、人類生存環境を守れくらいにしてもらわないと、なんだかなあと思
っちゃいます。

 もう10年以上前かな。ベクターを設立する前の梶並さんと夜だったかな、原
宿あたりを歩いて、こういう話したんですよ。梶並さんと二人でぶらぶら歩い
たんだから、日経MIXの飲み会かなんかあったんだと思う。
 そのとき、「地球を守れなんて、地球をなめてんのか。地球のコアの部分を
破壊して惑星が割れちゃうようなことやるんなら、地球を守れなんだろうけど、
表層のうすっぺらなところにしがみついて棲んでるバイ菌みたいな存在の人類
が、そんな大それたこといっていいのか」みたいなこといったら、梶並さんが、
笑いながら、「うーん。showさん、それ、世間には通用せんよ」といってあき
れてました。おれもそう思う。\(^O^)/

 なんにせよ、メディアの報道などを鵜呑みにせず、検証する科学的精神にし
か救いはないし、自由にものがいえる社会じゃないとまずいというのが、クラ
イトンが言いたいことだし、でも、現実には、それをさせないために、人々に
恐怖を煽っている連中がいるということなんですね。
 
--- ここから ---
_ たま@無精庵 ― 2005-12-09T10:18:30+09:00
ちなみに、クライトンの新作って、カトリーナの前に脱稿されたんでしょうね。
カトリーナの後に脱稿して出版していたのだとしたら・・。 
来年もカトリーナ級のハリケーンがカリブ海では発生しそうですし。
--- ここまで ---

 カトリーナの前どころか、アメリカでの原著の出版は、2004年11月末です。
だから、スマトラ沖大地震とその津波被害が12月に起きたとき、欧米の読者は
不気味だったんじゃないかと、酒井さんは書いています。
 おれは、本書を読んだ途端、あれは環境テロリストの仕業だと断定しました
ね。\(^O^)/ 当然、カトリーナも環境テロリストの仕業です。\(^O^)/
 おいおい、お前のどこに科学的精神があるんだよ。\(^O^)/

乳の詫び状(2005/12/16)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 仰木監督、死去
---
 前新生オリックス監督の、そして以前のオリックスと近鉄の監督だった仰木
彬さんが亡くなられました。

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/f-bb-tp0-051215-0045.html
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20051215it16.htm
http://www.asahi.com/obituaries/update/1215/002.html

 ほんと残念。
 巨人を追い出され、弱小だった西鉄ライオンズを野武士軍団に変貌させ、巨
人を倒して日本一3連覇を成し遂げた故三原監督の三原マジックの正統なる継
承者だった。それが仰木マジックと賞賛される采配。

 野武士軍団西鉄ライオンズの生き残り。でも、仰木さん、野武士軍団にいな
がらダンディなんだよね。だから女にもてる。

 この前終わったシーズン、近鉄とオリックスが合併した新生オリックスの監
督に就任したが、自分ではずいぶん前にがんであることはわかってたと思うん
だ。
 でも、近鉄とオリックス両方の指揮を執り、リーグ優勝、日本一にもなり、
野茂、イチローをはじめ多くの選手を育て、選手の信頼も厚い仰木さんしか、
合併球団のゴタゴタをおさめてチームを一丸できる人はいないといわれて、パ・
リーグに最後のご奉公だと、がんに侵された体に鞭打って指揮を執ったと思う。

 その男気、情熱と義理堅さ、女にもてるところといい、その生き様に打たれ
るね。九州男児の鑑だろう。

 東筑だもんね。父を長く支えてくださった川原さんと同期だったかな。でも、
川原さんは高倉健と同期だと聞いたし、父が亡くなって挨拶にお見えになった
とき、高倉からも今でもたまには連絡があるなどとおっしゃっていたから、仰
木さんのほうが年下なのかな。
 川原さんも健さんも、どうかご無事で。

 ケーブルテレビのJSportsに、元近鉄というか元西武というか元中日という
か、やっぱ近鉄いてまえ打線の中核だった金村と元西武大塚がやってるトーク
番組、「ガンバレ日本プロ野球!?」という番組がある。不定期に?やってるの
で、途中からしか観てないことが多いが、これが面白い。

http://www.jsports.co.jp/tv/baseball/
JSports
http://www.jsports.co.jp/search/sys/kensaku.cgi?Genre2=01
ガンバレ日本プロ野球!?

 プロ野球選手を呼んで、飲み食いしながら球界裏話や選手の本音を聞きだす
わけ。金村が今年テレビでブレイクしたのは、この番組でトークのうまさを認
められたからなんだと思ってる。
 それで昨年の暮れかな。新生オリックス就任を受諾した仰木監督がゲスト。
 料亭でやったんだけど、これが傑作。あれ、この話、書いたかも。でも、ま
た書く。
 金村は仰木さんに育てられたし、大塚は大監督の前だし、二人とも緊張があ
りあり。
 それをほぐすというか、あさってに吹っ飛ばすというか、仰木パワー炸裂。
あの金村がずっと仰木さんに振り回されるんだもん。
 新球団の名前を聞かれて、「さあ、知らんなあ。そんなんどうでもええやん」
だもんね。\(^O^)/
 「野茂、イチローと育てて、すごい名伯楽じゃないですか」
 「野茂はあのでかい体で、おれは小さいやろ。あのフォームを直そうと思っ
ても、何かいうたら、ぶっ飛ばされるやろ。怖くていわんわ。だから好きにさ
せとった」\(^O^)/
 「イチロー君はね、頑固やから、おれがいうてもきかんわ。だから好きにさ
せとった」\(^O^)/
 たしか、こんな調子の話がぼんぼん出てきて、笑いとりまくり。どこまでほ
んとでどこまでが嘘か、さっぱりわからん。\(^O^)/
 いつもは笑いをとり、場を仕切る金村が、もう、完全に仰木さんの掌の上で
弄ばれてる。
 大塚なんか、途中からボーゼンとして、これは吉本のお笑い研修コース?み
たいな顔をしてるんだもん。
 あのときももう、自分の体のことはよくわかっていたと思うんだけど、それ
でもあのパワーだもんね。
 さっきは、ホークスの昨年2冠王、今年は2冠王だった松中がゲストだった
けど、JSportsは、追悼の意味を含めて、仰木監督の回を何度も再放送してほ
しい。ビデオに録りたい。

 仰木監督に育てられた選手たち、慟哭の思いだろう。おれも同じ。
 合掌。

http://ja.wikipedia.org/wiki/仰木彬

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「はやぶさ」関連。
 ryoさんから。
--- ここから ---
標題: 人材不足と連携不足
---
On Fri, 02 Dec 2005 23:16:28 +0900, Nakamura Shouzaburou  
> 「はやぶさ」の着陸成功とサンプル採取の実施について(資料)
> をみても、現在、関係者のみなさんが、必死で修復中みたいですね。

弾丸は発射されていないようで残念。何とか姿勢制御系とイオンロケットの
復活を祈っています。

プロジェクトリーダーの川口さん、コメンテーターとしても一流の的川さん
ISASの人ではないけれでもブログで実況を行うなど八面六臂のジャーナリスト
松浦さんなどなど、はやぶさを運用・サポートしている人々の優秀さは疑い
ようもないことなのですが、それだけに人材不足の深刻さは深刻です。
覗き見しているような社会保険庁の人間を全員馘首にしてJAXAのスタッフを
増員してもらいたい。

またJAXAとしての一体感が感じられないのも気になります。旧ISASと旧NASDA
の2つの月探査衛星の機能分担、2種類のマイクロ衛星の開発・運用などにつ
いて人間・情報の交流が少しもないのではないかと心配です。
これも名前だけの省庁再編とやらの弊害にひとつなのですが。
--- ここまで ---

乳の詫び状(2005/12/10)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: カノープス、仏Thomson社に買収される
---
 スラドJにカノープスが買収されるという話
http://slashdot.jp/articles/05/12/05/0915213.shtml
仏Thomson社、カノープスを買収
があったので、昔話を。
 いまを去ること20数年前。カノープスの山田さん(現会長)が、当時、おれ
が勤めていた管理工学研究所に来たことがある。
 それは武田さんという営業の人が、アキバで面白い人見つけたといって、山
田さんを連れてきたのだ。何が面白かったかというと、当時、カノープスは会
社設立まもなくで、当時日本を席巻してたNEC PC-9801用に装着するZ80(だっ
たと思う)のCPUボードを開発して、アキバに売り込みに来ていて、このボード
が面白かったのだ。山田さんもだけど。^^;
 たしか、山田さんは、初めてアキバに売り込みに上京してきたはず。
 もってきていたボードとそれ用のCP/M(当時のデファクトの8bit OS)のディ
スクを山田さんがご好意でお試し用に置いていってくれたと記憶している。
 おれら開発の人間は、当時、16bitと8bitと両方やってたから、16bitはPC-
9801のCP/M86かMS-DOSを使えばいいとして、8bitは別マシンを使ってたりした
のが、このボードがあれば、PC-98011台で開発ができるんでうれしいわけで
す。だもんで、これが好評で、たしか数台買ったような記憶があるんですよね。

 その後も、上京の折には寄ってくださったようだけど、こっちが会社変わっ
たりしてご無沙汰で、そのうち、画像処理ボードなども出して、そのうちどん
どんビジネスが伸びてついにはIPOまでして、山田さんも大成功で大金持ちに
なって、よかったよかったになったわけ。
 ボンビーはおれだけといういつものパターン。\(^O^)/

 今回の件、Thomsonに買収されるのは悪いことじゃないのかも。
 遊んで暮らせるお金はあるわけだから、ともかくメガソフトの前坂さんのよ
うに急死なさらないように、もうのんびりと長生きなさるのがいいんじゃない
かなと。

 いま、調べたら、
http://www.canopus.co.jp/company/company.htm
にある年表によると、山田さんが管理工学研究所にこられたのは、1983年です
ね。前述の8bitのCPUボードというのは、8bit開発環境「PLUS-80」ですね。そ
うそうそう。PLUS-80だよ。ああ、懐かしい。
 関西の社長さんたちと出会ったりしたのも、みんな、あのころなんだよね。

http://www.canopus.co.jp/
カノープス
http://www.kthree.co.jp/
管理工学研究所
http://www.megasoft.co.jp/
メガソフト

乳の詫び状(2005/12/07)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: THE 鈴木タイムラー
---
 テレビっ子つばめどんへ。
 THE 鈴木タイムラーって、知ってる?
http://www.thefreemall.jp/suzukitimeler/
THE 鈴木タイムラー

 この前、初めて観た。例によってしょーもなくていい。
 金剛地武志、津島亜由子のコンビは、昔、日曜日のTBSブロードキャスター
の裏番組として、東京MXTVで似たような脱力番組やっていた。これも同じ路線。
 津島さん、こういう路線好きなのか。美人のタデ食う虫も好き好きなのか。

 ところで、金剛地武志と津島亜由子はできてるの? :-)
 おれもできたい。
 どっちとだよ。
 内緒。\(^O^)/

 つばめどん。おれと津島亜由子さんができるように応援してくれ。\(^O^)/
 あと、おれと麻木久仁子さんができるように応援してくれ。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: たまっているもの
---
 忙しくて時間がなく、書きたいことはいろいろあってもなかなか書けない。

■プロ野球
  城島のこと。イチローのこと。千葉ロッテマリーンズのこと。日本シリー
ズのこと。ほとんど、ナンバーネタだけど。

■恐怖の存在
 訳者の酒井昭伸さんが送ってくださって、もう2ヵ月くらい前に読んだマイ
クル・クライトン著、酒井昭伸訳「恐怖の存在」(早川書房)のこと。これ、そ
こらの環境問題の常識、全部ぶっ飛ばします。地球の温暖化は本当なのか。温
暖化の原因は二酸化酸素の増加なのか。などなど、常識とされるものの多くは
科学的根拠に乏しく環境テロリストの暗躍とメディアの結託によるでっち上げ。
 というラインを敷いた上で、手に汗握る、環境テロリストとの攻防。早く書
きたいね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086688/showshotcorne-22/ref=nosim
恐怖の存在 (上)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086696/showshotcorne-22/ref=nosim
恐怖の存在 (下)

■図書館を使い倒す
 週刊ダイヤモンド編集者の千野さんの本のこと。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101408/showshotcorne-22/ref=nosim
千野信浩著「図書館を使い倒す」(新潮新書)
 プロの探索手法を惜しげもなく開陳。GoogleやYahoo!で資料探しは、小学生
レベルなのがよくわかる。

 週刊ダイヤモンドといえば、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478930716/showshotcorne-22/ref=nosim
田中康夫著、浅田彰著「ニッポン解散 続・憂国呆談」(ダイヤモンド社)
のこと。
 ほんと、真性マゾ国民。痛みを伴う改革ならぬ、改革なき痛みなのに。今週
号(2005/12/10号)の憂国呆談は、宮台真司も出てきて鼎談で面白い。
 ところで、小泉・竹中の優勝劣敗の自己責任国家、小さな政府を選挙で選ん
でいるくせに、マンション耐震偽造問題で税金投入とは何だ。相場より広くて
安いマンションに飛びついた買い手責任はないのか。政官業がグルの詐欺師連
中が仕組んだうまい話に飛びついたアホという扱いをするのは残酷すぎるのか。
 何にせよ、政官業の癒着、手抜きの闇に迫る新聞、地上波テレビはないね。
 その点、武部幹事長は偉い! 昔から口が軽いおっちょこちょいだけに、犯
人探しをやるとマンション業界が大変なことになる、景気も悪くなると即座に
牽制。正直なバカだ。

■朝日ニュースター テレビ版「噂の眞相」のこと
 今月も先月も面白かった。小泉の闇、姉信子と飯島秘書官のことはどこも報
じない。新聞、地上波テレビは完全にアウト。週刊誌も、飯島の訴訟乱発と損
害賠償高額化で萎縮。日本は終わったか。\(^O^)/
 実話GONナックルズの評価が高いね。岡留さんはもとより、宮崎、花田など、
左右を問わず。でも、ナックルズ、フツーには売ってないよね。おれも、3回
くらいしか読んだことない。地上波やすました大新聞が無視する社会の闇をエ
グってる。もちろん、エロもあるが、それはエサであり飯の種。このいかがわ
しさが雑誌の生命力。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344010469/showshotcorne-22/ref=nosim
神林広恵著「噂の女」(幻冬舎)
もどうぞ。

■朝日ニュースター 愛川欣也パックインジャーナル
 故景山民夫が嫌っていた影響もあって、愛川欣也にはちょっとと思うことが
あるが、「パックインジャーナル」はまあまあ面白くて、ところどころとても
面白い。ちょっと朝日の田岡ばかりしゃべることが多いけど。
 あれくらいのことでも、もう地上波はやれない。
 地上波ニュース解説は、うーんだし、地上波報道パラエティは、サンデージ
ャポン、テレビタックルなど、バカが出演してバカが作ってるお粗末ばっかり。
 政治家や大企業役員のコネ入社が多い電通がスポンサー筋のご意向通りにや
るし、テレビ屋はハイハイだもんね。
 30代で社員の平均年収が1500万円以上あるテレビ屋が、庶民のことなど
わかるわけがない。
 なお、パックインジャーナルは、ヤフー動画、
http://streaming.yahoo.co.jp/program?k=scis00001
でも、一部をやってるね。

■「メディアの支配者」と「国家の罠」のこと。
 以前紹介した「メディアの支配者」と「国家の罠」。
 とくに「国家の罠」をぼろくろいってる桜井よし子にその資格はない。自分
の意見を補強するため事実を捻じ曲げる彼女のジャーナリストとしての雑さ。
理解力、とくに技術や軍事力に対する理解力のなさは危ういんじゃないか。
 でも、女王様だったら、ついていきます。\(^O^)/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062130033/showshotcorne-22/ref=nosim
中川一徳著「メディアの支配者」(講談社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104752010/showshotcorne-22/ref=nosim
佐藤優著「国家の罠」(新潮社)

 「国家の罠」に関連して、いま、政治評論家として一番切れ味鋭く面白いの
は、鈴木宗男。

■和田先生訳SICPの訳文問題。
 ブログについたコメントをみても、やはり、バカが自分の頭の悪さを棚に上
げてうだうだいってるだけにしか思えない。
 おれが訳文を書いてブログに載せろという奴までいて驚いた。あつかましい。
どうしてそんなに他力本願。甘えきってるね。自分で動かない連中は、SICPの
読者としてももっともふさわしくない連中。読まなくてちょうどいい。受身の
人間が、MITを卒業できると思ってるのか。
 それに、こいつら、他人に時間を使わせることをなんとも思ってない。社会
人の常識なし。
 ブログにわざわざ何度もコメントしてくれたogohanにも感謝。
 ogochanにものを頼めば、時給1万円、2万円じゃすまないことを連中知ら
ないよね。おれだって、時給100億。\(^O^)/
 おれのアフリエイトを通じてamazonで買ってくれてる人が何人かいて、やっ
ぱ、伸びる奴はすぐ動くね。
 所詮、いままでで最悪の訳、機械翻訳だなどといってるバカには、猫に小判。
 でも、もっと詳しくやりたい。ああいうバカがamazonにコメントしたことで、
この本を手に取らない不幸な人間を救いたい。ま、そういう人間はおれが救わ
なくても勝手に出てくるんだけど、回り道がもったいない。

・LispとAI
・PrologとAI
・自然言語処理
・量子コンピュータ
・スティグリッツ経済学
・金融工学
・ゲーム理論
・その他経済学全般。というか極私的経済学批判
・投資本の嘘
・ラフマニロフ
・ドビュッシー
・オスカー・ピーターソン
・チック・コリア
・カシオペア

乳の詫び状(2005/12/03)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: FC東京12戦負けなし!
---
 勝てば優勝を決めるセレッソ大阪との試合。
F C東京は、前半開始早々あっさり先制され、苦しい戦いになりましたが、鈴
木の同点で追いつきます。しかし後半開始早々にまたも1点取られ、そのまま
どんどん時間が過ぎて後半44分か45分。あとはロスタイムだけ。セレッソ
の初優勝の瞬間が近づきます。
 が、やっぱりサッカーですね。FC東京が攻め続けて最後はゴール前の混戦を
今野が叩き込んで同点。セレッソも残り必死で攻めましたが、試合終了。逆転
でガンバ大阪の優勝になりました。やっぱ、いま一番強いFC東京との試合を残
したのがセレッソの不運だったでしょうかね。
 セレッソサポーターには悪いけれど、我がFC東京、よく追いつきました。こ
れで12戦負けなしで、シーズンを終了しました。
今日は、ラグビートップリーグは、府中を本拠している東芝府中とサントリー
の試合もケーブルテレビのJSportsでもあって、忙しかった。サントリーはNEC
に負けましたが、東芝府中はヤマハに勝ちました。喜びは半分かな。

乳の詫び状(2005/12/02)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: ラグビートップリーグ再開
---
 中断していたラグビートップリーグが再開します。
 明日12/03(土)の秩父宮ラグビー場は、
12:00 NECグリーンロケッツ - サントリーサンゴリアス
14:00 東芝府中ブレイブルーパス - ヤマハ発動機ジュビロ
という屈指の好カードが2試合です。どちらも優勝の行方を左右するゲームに
なります。
 東京都府中市にホームタウンであるサントリーと東芝府中にはぜひ勝ってほ
しい。
 12/04(日)の花園ラグビー場の
14:00 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 三洋電機ワイルドナイツ
も好カード。現在の首位三洋電機と名門復活の気配が出てきた神戸製鋼。これ
も、優勝の行方を左右するゲームです。
 現在2位の東芝府中を応援する身としては、神戸製鋼に勝ってほしいです。

 秩父宮、観戦に行きたいなあと思うんだけど、仕事があるしなあ。日曜日に
働けばいいか。でも、来週、風邪引けないんですよね。
 JSportsで我慢するかなぁ。

http://www.top-league.jp/
トップリーグ公式サイト

 サッカーJリーグは、我がFC東京はアウェイでセレッソ大阪との戦いです。
FC東京が勝てば、大逆転で優勝できるチームが出そうですね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: はやぶさ、大丈夫か。しっかりしろ、はやぶさ。
---
 人類初の快挙を達成した「はやぶさ」ですが、なんか、新聞報道みたけど、
だいぶ傷ついていて調子がよくないようですね。
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index.html
*「はやぶさ」の第2回着陸飛行後の探査機の状況について
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1201.shtml
「はやぶさ」の着陸成功とサンプル採取の実施について(資料)
をみても、現在、関係者のみなさんが、必死で修復中みたいですね。
 なんとしても直って地球に向かってほしいものです。
 また、念力、みんなで送ろう!
 がんばれ、はやぶさー。がんばれ、がんばれ。
 絶対、戻って来い。はやぶさー。

 JAXA宇宙科学研究本部対外協力室長の的川泰宣さんの
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1128.shtml
「はやぶさ」のいちばん長い日
は、男泣き。おれも思わずもらい泣きの男泣き。\(^O^)/
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129_koe.shtml
「はやぶさ」を支えた声
も全部は読みきれてないけ、いい話ありますよ。
 病床のお母様のために、「はやぶさ」が小惑星イトカワにおいてくる署名入
りボールに応募して、お母様の名前を入れた人がいますね。「はやぶさ」がイ
トカワに着く前にお母様は亡くなられたのですが、自分の名前がはるかかなた
の宇宙を旅する小惑星に刻まれることを、大変喜んでおられたそうですね。
 いい話だなあ。

 あ、なお、ご存知の方は多いと思いますが、「はやぶさ」は地球に戻ってく
るといっても、地球に着陸はしません。月のあたりから、イトカワで採取した
サンプルを入れたカプセルを地球めがけて発射したら、自分は、どっかに飛ん
でいってしまいます。
 だから、前回、竹中首相が宇宙に出て出迎える政治ショーが行われるなどと
書いたのです。
 つーことで、地球近辺に戻ってくることを、地球に戻って来いなどといって
るわけです。

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