乳の詫び状

Last update 2006/05/02

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

 これより古い分については、こちらへ

 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2006/04/28)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 府中市中河原のパン屋さん、FLAGS その2
---
 ブログのちゃこさんのコメント
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/03/19/294323#c328194
にあるように、おいしいです。
 食パンは天然酵母食パンで、おいしいですよね。
 人気が高いのか、パンは売り切れることが多いんじゃないかな。
 この前の前に行ったときは夕方6時ごろだったせいか、もう、パンはほとん
ど残ってないし、食パンは売り切れだったから、レーズンパンを買いました。
おいしかったですけど、なんか、残念だった。
 だもんで、この前は、夕方4時ごろ行ったら、食パンはあと1個だったので
即ゲット。やっぱ、もっと早い時間に行かないと危ういんでしょうね。
 で、面白いのは、行くたびに新作パンがあること。
 この前、行ったときは、抹茶メロンパンというのが新作でした。
 以前、登場したパンでは、季節限定だった桜あんパンはなくなってましたが、
同時期に登場した桜海老を使ったエビマヨパンは、まだありました。いま、エ
ビマヨパンと胡桃パンが、マイブームです。

 あ、あわてて、今日、書かないとだめだと思って書いている、その情報を書
き忘れることだった。
 基本的に土曜日に買いに行くしかないから、ゴールデンウィーク中の営業は
どうなるか、電話してみたんです。すると、明日、4月29日土曜日は祝日だ
けど営業、逆に5月6日土曜日は休み。あとはカレンダー通りという話でした。
もし、行かれるときは、もう一度、確認してみたほうがいいとは思うけど。

http://iwa.que.ne.jp/cgi/tokusen_naka/nakagawara.cgi?mode=shop&no=174
FLAGS(フラッグベーカリー)

 府中の分倍河原や中河原寄りってけっこう街のパン屋さんがあるんですよね。
豆腐屋さんもいくつかあるけど。あと自家製ハム・ソーセージ屋さんもありま
す。いつか、紹介してみようかな。いつになるかわかりませんが。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

主に、昨日2006/07/27の分から。

===
標題: 新北九州空港、シャコしゅうまい、ガメラ、竜の卵、朝のガスパール
---
 先週から姉が上京してきて、築地とかいろいろ行きました。
 姉は、あの雰囲気だと築地ハッカーになるぞ。場外でお茶を濁そうかと思っ
たらとんでもない。場内市場をあんなに歩き回るとは思わなかった。
 「また来る」といってた。ターミネーターの "I'll be back" と同じ口調な
んだもんね。こわいよー。\(^O^)/

 新北九州空港、サイコーだそうです。
 海上空港だからそこに行くまでの橋があって、そこを車で通ると、左右に海
が広がって気分は最高だそうです。
 姉の家から30分だから、東京まで2時間。上海にも飛ぶので家から上海まで
も2時間ちょっと。あとはチャーター便なら台北もある。ソウル便と香港便が
あれば個人的には完璧だけど、釜山へは福岡に出てビートルでもいいしね。
 あ、でも、謎の物体と衝突するかも。
 そうそう、その話。最近、多発している、船と謎の物体との衝突。あれ、絶
対、クジラや流木じゃないって。
 中国や北朝鮮の潜水艦?
 あたしは、ガメラに決まってると思ってるわ。\(^O^)/
 ぼくもそう思います。コジラ説も考えたけど、ガメラはもうすぐ新作が公開
されるんです。大ヒットした「ALWAYS 三丁目の夕日」(おれ、観てないけど^^;
)のガメラ版みたいな感じらしいです。
 じゃ、あなた方は、一連の事故は、映画の前宣伝だとおっしゃる?
 そうに決まっておる。メディア社会、イベント社会じゃからの。何でもプロ
モーションじゃよ。電通が仕掛けたに違いないわい。\(^O^)/ ケガ人が出
たから、仕掛けた奴のクビが危なくなったかもしれんがね。
 じゃ、ケガ人さえ出なかったら、公開が近づくにつれだんだんエスカレート
していたということですか。
 当然。乗客の母親が、「大きな頭みたいなのが見えた気がしたんです」、子
供が「ママ、あれはガメラだよ、ガメラ。ぼく、見たんだ。ガメラに違いない
よ。日本に悪いことが起きそうだからガメラが守りに来てくれたんだよ」とま
あ、こうなっておったじゃろうなあ。\(^O^)/

http://gamera.jp/
ガメラ公式サイト

 シャコしゅうまいを名物として売り出しているというので、買ってきてもら
いました。
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000604100004
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/kitakyushu/20060408/20060408_002.shtml
をどうぞ。
 おいしんですけど、シャコの味はほんのりくらいですね。
 やっぱ、シャコは、生きているシャコをざばーんと塩茹でして、かぶりつい
て、チューチューチュー汁吸って、ベリベリ甲殻を剥がしながらわずかな身を
食べたらまた、チューチューチューチュー吸うというあれがいいですよね。

 ああ、シャコといえば、チーラ。残念ながらお亡くなりになったそうですが、
フォワード先生の超傑作ハードSF
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150104689/showshotcorne-22/ref=nosim
竜の卵(ハヤカワ文庫)
に出てくる中性子星の生物。
 日経MIX時代、lambdaさんとk16さんだったと思うけど、「チーラって鮨ネタ
になるんじゃないか」「いってみれば、シャコですからね」などと、「竜の卵」
で盛り上がって、それをみていたおれは、それ以来、シャコといえばチーラ、
チーラといえばシャコを連想するようになりました。
 「竜の卵」、まだ読んでない人はお勧めします。前半はチーラたちの誕生と
文明の勃興・発達の様子が延々書いてあるので、退屈に思うかもしれませんが、
そこが作家の仕掛けなんですよね。そこを乗り越えると、もうすごい。ために
ためてあるから、最後の感動がまた格別です。
 読んだのは20数年前だから、当時、子供をもって、子供が親を超えていく
のを見るのは、こういう感じなんだろうかと思いました。うれしさ、喜びとと
もに、一抹の侘しさ。
 20数年前といえば、麻布十番の天ぷら「よこ田」にも、姉を連れて、20
数年前ぶりに行きました。この話は股の機械に。
 あのラストの感動は、何かでも味わったなと思ったら、筒井さんの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022564830/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「朝のガスパール」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171343/showshotcorne-22/ref=nosim
筒井康隆著「朝のガスパール」(新潮文庫)
のラストですね。
 長い長い旅の最後に、ああ、やっぱりここに戻ってきたんだという懐かしさ。
仕掛けが全部ほぐされて、闇が薄れ、霧が晴れ、日が昇りという感じ。

中村(show)

===
標題: Re: 新北九州空港、シャコしゅうまい、ガメラ、竜の卵、朝のガスパール
---
 べさんがガメラを試写会で見たそうな。
 http://www.ne.jp/asahi/b/monkeybusiness/em0604/junks.html#20060415
 ゴジラもガメラも子供が映画館に行くにつけ、子供だましの映画になるのが悲
しい。ゴジラなんかは私の子供時代のモノだったけど、シリーズ後半のものなど
は、馬鹿にされているような気がして・・・。
 ゴジラもガメラも、その昔のシリーズで後半になるとシェーなんぞをやってい
た記憶がある。あれが致命的。

-- 
  たま@無精庵
    blog: http://hesomagari.seesaa.net/
          http://blues.asablo.jp/blog/ (テスト中)

===
標題: Re: 新北九州空港、シャコしゅうまい、ガメラ、竜の卵、朝のガスパール
---
 ベさん、毎日、よくあんなに映画とテレビドラマを観つつ、本を読みつつ、
仕事ができるもんだな。
 感心するわ。

 こっちは、ダ・ヴィンチ・コードなんて、もう映画公開になるのに、まだ読
んでないよ。おととしかな、日本語版単行本が出たとき乗り遅れたから、去年
の暮れか今年の初めか、愛蔵版というの買ったんですよ。小説に登場する絵や
場所の写真がいっぱい入ってて、ああ、いいなあと思って。でも、積読にして
おいたら、いま、どこにあるかわかりません。\(^O^)/
 それと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152087080/showshotcorne-22/ref=nosim
ホセ・アントニオ・ウリャテファボ著、目時能理子訳「「反」ダ・ヴィンチ・
コード―嘘にまみれたベストセラー」
も一緒に買ってたんですけどね。^^;

 愛蔵版だと、大きくて重いので通勤電車で読むのはつらいから(持ち歩くも
んじゃないから、愛蔵版だろ、お前は)、結局、文庫本が出たので、文庫買う
ことになるんだろうなあ、まんまと出版社の思惑通りと思ってたら、映画公開
ですもんね。もう読まずに映画だけ観るでしょうね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047915076/showshotcorne-22/ref=nosim
ダン・ブラウン著、越前敏弥訳「ダ・ヴィンチ・コード ヴィジュアル愛蔵版」

 ドラマ「トリック」だって、まだDVD全部観終わってないのに、また映画化
されるんでしょう?
 クドカン(宮藤官九郎)の落語ドラマ「タイガー&ドラゴン」だっけ、あれも
テレビ放送時は、いくつかしかみてないからDVD観ようと思ってるんだけど、
クドカン脚本の「木更津キャッツアイ」がまた映画化でしょ。
 もう処理が追いつきません。

 あ、映画で思い出した。
 門司を舞台にした新作映画があるんだって。なんか、死んだ人が蘇ってとか、
タイムスリップしてという話らしい。タイトルすら知らないんだけど。^^;
 あ、「映画 門司」でぐぐったら、一発で出た。グーグル怖いなあ。
http://rokechi.com/blog2/archives/post_4.html
この胸いっぱいの愛を-北九州市門司の旅×物語
だから、「この胸いっぱいの愛を」という映画ですね。
 門司でのロケといえば、篠田正浩監督の
http://www.spy-sorge.com/
「スパイ・ゾルゲ」公式サイト
がありましたが、この映画、大コケだったんでしょう? 
 「この胸いっぱいの愛を」がコケないといいけど。門司でロケした映画はコ
ケるなんて評判になったら困るよね。^^;

乳の詫び状(2006/04/27)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

以下、2006/04/13から4/17にかけての、jouwa/salonでの中山さんとのやりとり。

標題: ファインマンの教科書の誤り
---
中村さんの取り上げられた話の趣旨からは外れますが、ついでということで。

Pheynman Lectures on Physics には訂正されずに長い間そのままに
なっていた誤りがけっこうあります。また、ファインマンの講義録に限らず、
物理の本に誤りは付き物で、訂正されないことも多いです。たぶん、
教室では「あ、これ間違いだね」で済ませてしまうからでしょう。
それに、それほど売れる本でもないので訂正の機会も少なく、そのうち
著者が現役で無くなってしまったりして。

ファインマンの講義録は関係者の了解を取った上で昨年末に改訂版が出ました。
The Feynman Lectures on Physics: The Definitive and Extended Edition 
http://www.amazon.com/gp/product/0805390456/

この改訂の内容は、そのものずばり"The Feynman Lectures on Physics"
というサイト
http://www.feynmanlectures.info/
で読めます。試験でファインマンの本の通りの答を書いたら、たまたまそれが
間違いの箇所だったので点が取れなかったという女の子の話が載ってます。

きょう新宿の紀伊国屋に行ったら現物があったので、思い出してコメント
しました。

中山

===
標題: Re: ファインマンの教科書の誤り、空海、書の至宝
---
 エラーの内容ざっとみました。
 スペルミスや参照ページが違うなどというのは、コンピュータ処理できなか
った昔ならしょうがない面もありますが、数式の符号を間違っているのがけっ
こうあって、相当に目立ちますね。
 なにやってんだ、ファインマン。ちゃんとしろ、バカヤローですよね。よく
こんな本が長い間のさばってたなあ。だめじゃん、物理学コミュニティ。\(^O^)/
 でも、ちゃんとサイトまで立ち上げているところ、改訂版出版までこぎつけ
たところは、物理学コミュニティの精一杯の誠意ですね。
 それにしても、数式でこんなに嘘が多い教科書じゃ、独学は無理ですね。フ
ァインマンが、この間違い問題で胸を痛めていたのも、さもありなんですね。

 ちなみにぼくは、このサイトへの2296番の訪問者でした。
 さっき俺様にラマヌジャンが憑依したので、2296がどういう数字かすぐわか
った。\(^O^)/
 これは、137番目の素数で、しかも、奇数番目の約数の2乗と偶数番目の約
数の3乗を足して、自分自身で割ると、自分の逆順に数字を並べた数、この場
合、6922になる最初の数で、これは N が 100億以下だとこれ1つしかないん
です。
 おいおい、偶数がいつから素数になったんだよ。\(^O^)/

 とかなんとかいっても、FLP Commemorative Issueとなってるところが、フ
ァインマンが物理学に残した足跡の巨大さを物語りますよね。
 日本三筆の一人、弘法大師空海が字を書き間違えたら、「弘法も筆の誤り」
ということわざになって、現代にまで言い伝えられているのを思い出しました。

 三筆で思い出したのが、今年の初め、書の至宝展といって、上野の国立博物
館で、中国と日本の国宝・重文の書が一同に会した展覧会をやってたでしょ。
あれ行きたかったけど、行けずじまい。あれだけの書が一度に集まることは、
もうないんじゃないかと思うと、一生の不覚になりそうです。^^;

http://www.city.kyoto.jp/somu/rekishi/fm/nenpyou/htmlsheet/bunka02.html
日本三筆・三蹟

 まだ、国立博物館のサイトでは、書の至宝展の情報が観られますね。
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=2391
書の至宝−日本と中国
 朝日新聞もまだ残してくれてますね。
http://www.asahi.com/sho/
書の至宝展

 いまは、上海博物館でやってるのか。4月23日までか。うーん、その時期、
日本を離れられない。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: ファインマンの教科書の誤り、空海、書の至宝
---
> それにしても、数式でこんなに嘘が多い教科書じゃ、独学は無理ですね。

いえ、この程度の数式の間違いは問題ありません。自分で手を動かして式を
追いながら読んでいれば正しい式が得られますから。ただしこの本にも間違いが
あるんだということは心得ておかないといけませんね。

独学は無理ではないけどそれなりの覚悟は必要だと思います。とにかく分量が
半端じゃない上に、中身もけっこう難しいです。天才少年が揃ったCalTech
なのに、この講義から脱落した学生が少なくなかったという伝説は説得力が
あります。よく物理の入門に最適なんて言う人がいますが、そういう人は
よほど頭がいいか、実際に読んでいないかのどちらかでしょう。入門用には
別の本を選んだほうがいいと思います。

で、私はというと、順番には読んでいないのですが、何十年かかけて全体の
3分の1程度は読んだ勘定じゃないかと思います。すぐ息切れしてしまう。

> 書の至宝展

中村さんが行けなかった分、私は2回行って来ました\(^O^)/

> あれだけの書が一度に集まることは、もうないんじゃないかと思うと、
> 一生の不覚になりそうです。^^;

もうないかもしれませんけど、出展されていたのは明清時代の書を除くと
大半は日本にあるものです。だから部分的には今後も見られる機会はある
はずです。日本は中国古代重要書跡の宝庫だそうで、この展覧会の価値は
むしろ中国の人にとってのほうが大きいようです。

しかしなぜか日本人に人気のある顔真卿の書がなかった。

中山

===
標題: Re: ファインマンの教科書の誤り、空海、書の至宝
---
>いえ、この程度の数式の間違いは問題ありません。自分で手を動かして式を
>追いながら読んでいれば正しい式が得られますから。ただしこの本にも間違いが
>あるんだということは心得ておかないといけませんね。

 ああ、ちゃんとやってるんですね。おれなんか、正しい自信がないもんね。
気が弱いし、虚弱体質だから、ちょっとしたことで躓いちゃうと立ち直れませ
ん。\(^O^)/
 アルゴリズムやプログラムは、実行できるけど、数式だと、そうはいかない
んじゃないですか?
 あ、昔と違って、いまなら、Mathematicaに食わせて確認するのか。\(^O^)/
http://www.wolfram.com/
Mathematicaの開発販売元
 社名になってるWolfram氏がオリジナル開発者。もう20年くらい前からやっ
てるはずです。
http://www.wolfram.com/company/
会社概要
をみると、18年になってますね。みんな、年取るはずだわ。^^;
 でもなあ、式や解がわかっても、その意味するところ、物理的な意味、いわ
ゆる文学にマップするところがわからなかったりするし。

 それから、ファインマン物理学のシリーズとして出ているのが原著の翻訳で
すよね。あれは、原著の間違いはある程度は直っているんですか?

 それにしても、中山さん、すごいことですよ。
 物理が好きという思いで、何十年もかけて、暇をみつけたはこつこつ物理学
の本を読んで独学してきたんでしょう? 青の洞門を思い出すような偉業です
よ。
 そういえば、SICPならぬSICM
http://mitpress.mit.edu/SICM/
Structure and Interpretation of Classical Mechanics
も独学したんですよね。素晴らしいことですね。
 いま調べたら、中山さんがjouwa/salon #12092で、SICMの存在を教えてくれ
たのは、2005/06/09でしたね。SICPが姉妹編とおっしゃってるけど、おれら、
ソフト屋からすると、SICMのほうが妹なんですけどね。それはどうでもいいと
して、教わって、観に行ったんだけど、読めない。概念的にすっと入っていか
ないという部分もあるけど、目が非常に疲れる。特に数式がビットマップだか
ら汚くて、目が疲れないように表示を拡大すると、Operaブラウザの場合、文
字だけじゃなくてビットマップまで拡大してくれるのはいいけど、ますます数
式が汚くなって、なんか、本に入っていけないんですよね。
 だから、やっぱり本を買おうかと思った瞬間もあったけど、なんかコレクタ
ー欲がさほど刺激されず、そのままです。コンピュータがある時代を反映した
この本だと、ファイマンと違って、Schemeで実行できるのがいいですね。
 うーん、一度は忘れていたのに、なんか、気になってきた。^^;
 5チンポでお釣りが来ます? 株、上がれ! \(^O^)/
 株が上がってくれると、ヘネシー・パターソンと日経サイエンスのCDとファ
イマンとSICMを一気に買っちゃうかもね。
 いやあ、音楽CDのほうに走るかも。うーん。^^;
 あ、ロケフリとDVDレコーダー買わないといけないんだった。^^;
 去年の秋から、ロケフリ革命じゃ!などといってる割には、現物自分でもっ
てないし、ここにもロケフリ革命のこと書いてないですね。

 書の至宝展は、中国からすごくいい書が来ていると聞いたので、それを期待
していたんですが、日本にもそんなにいい中国の書があるわけですか。
 上海博物館が所蔵しているのがメインだったと思ったので、やっぱ、そのう
ち、上海に行かないとだめかなと思ってます。\(^O^)/
 焦らなくても、どうせ、もうすぐ東京離れて、上海と釜山と北九州に住むよ
うになるからいいか。
 こいつ、口先だけ。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: 書の至宝
---
> 日本にもそんなにいい中国の書があるわけですか。

 展示品の中で日本からの出展は、殷から後漢にかけては10点中6点、東晋から
唐は26点中19点、宋元時代が21点中16点で、どれももし可能ならば中国が
大金を積んででも買い取りたいようなものばかりです。中国は王朝の交代時の混乱
などで古いものはあまり残っていないようです。たとえば王羲之の肉筆は現在
一点も残っていませんが、忠実な複製が日本にも数点あってそのうちの一つが出て
いました。また、虞世南の孔子廟堂碑と緒(衣偏に者)遂良の孟法師碑は原石は
失われていますが、唐時代の拓本が日本にあり、それも出ていました。

 今回出展されたもののなかでは、三井記念美術館、東京国立博物館、台東区立
書道博物館に収蔵されているものがかなり大きな割合を占めています。ですから、
これらは今後も見る機会はあるでしょう。

 唐は基本的な書体が確定した時代であると同時に、日本に漢字が入って定着した
時代でもあります。そのために我々日本人にはなじみ深い書が多いです。でも、
その後はそれぞれ別の形に発展したために、私などは明清時代の書に違和感を
感じます。江戸時代に唐様と呼ばれたスタイルですね。文化大革命の頃によく
見かけた右肩上がりで、はねの大きい我々から見ると癖の強い字もその延長上に
あるものでしょう。

「マンガ 書の歴史 殷〜唐」、「マンガ 書の歴史 宋〜民国」(魚住和晃)
という本をたまたま読んで、はじめて書の面白さを知りました。おなじ著者の、
“「書」と漢字 和様生成の道程”もいいです。書の至宝展に行く前にこの本を
読んでいればもっと楽しめたと思います。

中山

===
標題: Re: ファインマンの教科書の誤り
---
>  アルゴリズムやプログラムは、実行できるけど、数式だと、そうはいかない
> んじゃないですか?
> あ、昔と違って、いまなら、Mathematicaに食わせて確認するのか。\(^O^)/

実は手を動かして確認しないといけないような式はそう多くありません。
たいていは眺めるだけで式の変形は楽に追えます。数学的には入門者向けに
かなり手加減してありますね。でも一つ一つ手で写したほうがいいです。
私はやっていませんけど。何かしら体を動かす行為が伴ったほうが身に付き
やすいし、ちゃんと読んだという満足感も残ります。だから感想などを
なるべく欄外に書き込むようにしています。

>  でもなあ、式や解がわかっても、その意味するところ、物理的な意味、いわ
> ゆる文学にマップするところがわからなかったりするし。

竹内薫さんが言ってるように、物理的意味はあとでゆっくり考えることにして、
とにかく数式の扱いに慣れることが先決です。もっともFLPの場合はその物理的
意味を細かく述べているからあんなに分量があるんですけどね。
だから読んでいて疲れます。

>  それにしても、中山さん、すごいことですよ。
>  物理が好きという思いで、何十年もかけて、暇をみつけたはこつこつ物理学
> の本を読んで独学してきたんでしょう? 青の洞門を思い出すような偉業ですよ。

ちょっと誤解されているようで、居心地が悪いので説明しておきます。
私は物理専攻で院卒です。単に書類上の肩書きで中身はアマチュア・レベル
ですけど。それでFLPよりももっとずっと楽な手段で、つまり普通の教科書を
使って一通りの勉強はしたことになっています。何十年もかかっているのは、
学生時代にある程度読んだところで中断して、最近また読み始めたからです。

私の場合、毎日10分から15分程度少しずつ読んでいきます。独学ではこの
程度の時間が限度です。それ以上は頭が働かない。その代わり取り掛かったら
1日も休まない。それで、1章分とか切のいいところに来て疲れたなと思ったら
それで打ち切って、あとは何ヶ月でも放っておく。また読みたくなったら再開
というやり方です。こつは、進もうとあせらないことですね。何年かかろうと
やめさえしなければ挫折もありません。

>  それから、ファインマン物理学のシリーズとして出ているのが原著の翻訳で
> すよね。あれは、原著の間違いはある程度は直っているんですか?

翻訳時に間違いを見つけていればそれは直してるはずですが、そのあとは手は
入れてないでしょう。絶版にせず出し続けるだけで精一杯だと思います。
でも、たまたま間違いのことを取り上げましたが、そのせいで間違って理解して
しまったとか、理解できなかったなんていうことが起きることはあまりないと
思います。例の話の女の子は運が悪いです。

訳者の一人、坪井忠二先生は英語が難しくて苦労したなんていう話を聞いた
ことがありますが、先生はあの当時でもかなりの年配で、今も本の面倒を
見ているとは考えられないです。

> SICM

この本を読めるのはいつになるのかわからないな。古典力学はまだ別の本が
終わってないし。山本義隆氏の「解析力学」1 、2も面白そうです。

中山

乳の詫び状(2006/04/20)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

 また4、5日アクセスできないか、アクセスできても書き込めないと思います。ウェブやブログには、まだ転載していない、ファインマン物理学の話などもあるんですが、もう今日は限界なので、股の機械に。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 北九州市門司区のマスコット「じーも」\(^O^)/
---
 いま、テレビ東京で、全国ゆるキャラ選手権とかいうのをやってて、なんと、
おれの出身、北九州市門司区のマスコットキャラがいることを初めて知りまし
た。\(^O^)/
 名前は、「じーも」君だ。海賊の末裔だそうです。\(^O^)/

2011/10/11 追記:
 以下のじーもの部屋のリンクなどは、古くて、切れています。
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/moji/menu21_0003.html
門司区マスコット「じーも」の部屋
をどうぞ。

http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=
DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=6076
に、「じーも」の部屋というのがありますね。
http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=
DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=6077
に「じーも」のイラストと写真があります。
 番組内の紹介ビデオでは、船にも乗ってたぞ。
 一応、決勝進出してて、バトルロイヤル相撲?で、仙台?のいーねくんに突
っかかっていったら、いーねくんの回転かわし投げ?にやられて倒れてました
(爆笑)。
 いや、しかし、よくやった。

 それにしても、「じーも」の部屋にある四季折々のイラスト、誰が描いてい
るんだろう。区役所の人なのかな。上手だなあ。
 塗り絵もいいねえ。
 来年は、カレンダー作ってくれないかな。岡田信子さんの
http://www.suigyodo.com/tlg/souvenir/souvenir.htm
イラストカレンダー
みたいなの。PDFにして配布してくれるとうれしいです。
 さっそく、門司区役所にお願いしてみよう。
 送ったメール。
--- ここから ---
Subject: じーものカレンダーを作ってください
じーもの担当者様
 テレビ東京の番組で、初めて、じーもの存在を知りました。
 門司出身者としては、大変、うれしく思いました。
 「じーも」の部屋も拝見しました。大変にすばらしいイラストだと思います。
 できましたら、来年、じーものカレンダーを作っていただけないでしょうか。
 印刷物である必要はありません。
http://www.suigyodo.com/tlg/souvenir/souvenir.htm
にあるように、PDFにしてウェブにおいていただければ十分です。各自、ダウ
ン
ロードして印刷して楽しめます。
 もしできた場合には、私のウェブやブログで紹介いたします。
 これらも、じーもとみなさまの活躍を期待しております。
 どうか、健康に気をつけてがんばってください。

中村(show)
--- ここまで ---

 さあ、明日は羽田に午前9時半だ。姉が新北九州空港からスターフライヤー
でやってくる。スターフライヤーの黒い機体と革シート、かっこいいなあ。お
れも早く乗りたい。来月だな。
 さあ、スターフライヤーよ、おれの胸に飛び込んで来い。\(^O^)/
 あんた、踏み潰されてぺちゃんこですがな。

http://www.starflyer.jp/index.html
スターフライヤー

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: シリーズ日本の針路2、坂村健の提言
---
 いま出ている週刊ダイヤモンド2006/04/22号の160ページから、シリーズ日
本の針路2第4回で、TRONとユビキタスの坂村健が書いています。
 ウェブやブログに転載したか調べてないけど、ここで話題になった、ICT
(Information and Communication Technology)も出てますね。
 韓国の衛星DMB対応携帯電話と日本の地上波デジタルのワンセグ放送の話か
ら、タイトルになっている
「部分最適ではなく全体最適を リスクを取った責任ある判断を」
という話を展開しています。
 韓国の衛星DMBは、東芝が中心となったグループで作ったんですね。日本で
はモバイル放送というものになる予定だったけど専用端末でやろうとしてダメ
で、一方、韓国はそれを利用して携帯電話のサービスとして展開して、有料で
ありながらすでに48万人以上が利用しているそうです。
 衛星DMBと日本のモバイル放送やワンセグ放送のいろんな違いから、技術革
新競争を勝ち抜くヒントを述べています。
 日本は、政官業の癒着構造の電波利権で東京キー局だけ儲かるような仕組み
でロクなコンテンツが流せませんし、有料化もできないから、このままだと衰
退への道に進みそうに思うんだけど、まだ、ワンセグや地上デジタルなんても
のをやろうとしているわけで、韓国とは、技術の使い方、ビジネスモデル、さ
まざまな面で違いますね。
 読むと、日本のテレビ業界の立ち遅れ、閉鎖性、硬直性が際立ちますね。い
まのところ、今後の展開は韓国に吉と出そうですね。
 日本のテレビ業界は、国際競争がない中、暴利を貪り、胡坐をかいてますが、
いっぺん、相当に痛い目に遭わないとだめでしょうね。
 とにかくいろいろと面白い話とヒントがあるので、ぜひ、ご一読を。

 衛星DMBみたいな技術とロケーションフリーテレビみたいな技術で、もう日
本のテレビ局が独占的に日本語のコンテンツを制作、放送する理由や障壁はな
くなりますね。政治家と官僚に頼った政治力だけでいつまでも生き抜くのは厳
しいでしょうし、厳しくならないと嘘ですよね。
 PC-9801の時代、日本語は日本のパソコンでないとできなかったけど、IBM-
PCをソフトで日本語化したDOS/Vの登場とWindowsの登場で、日本のハードメー
カー、ソフトメーカーが独占的な地位を失いました。個人的には、ふざけた日
本のテレビ局、特に民放各局が、独占的な地位を失うほうが社会のためだと思
ってますけどね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: ちょっと気になる本、その2
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334280
ちょっと気になる本の続きと、SICPのことも再論
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334285
Re: ちょっと気になる本
の続き。

 福岡さんから。
--- ここから ---
中村様へ

  福岡と申します。

  いつも、刺激的なコラムありがとうございます。
#あ、知的な刺激という意味です

コラムで書かれている通り、こんな、大事だけど、儲からないかもしれない分
野を出してくれた著者と出版社と、普段楽しませていただいている中村様への
お礼として、ご紹介いただいた、HaskelとOSの本、早速アフィリエイトのリン
ク経由で発注させていただきました。

で、以前から中村様も紹介されていたんですが、今まで、買わずに眺めていた
魔法使い本も、年貢の納め時かと、リンクをクリックしましたが、おかしいで
す。
アマゾンには飛びますが、該当の書籍が表示されません。

ご連絡まで。
--- ここまで ---

 すみませんでした&通知ありがとうございまいた。すでに直してありますが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著、和田英一訳
「計算機プログラムの構造と解釈」
です。

 この前の「Re: ちょっと気になる本」で、Common Lispでtak関数のたらい回
しをやったら、相当に速かったという話を書きましたが、
「Allegro Common Lisp(ACL)とLispWorksのCommon Lispでメモ化したtak関数
をやってみたら、(time (tak 100 50 0))だと実行時間は、0でした。メモ化し
ないバージョンでも(time (tak 12 6 0))は、ぼくのマシン(Lenovoじゃないこ
ろのIBM ThinkPad T41、Pentimum 1.6GHz, メモリ512MB)では、トータル190ms
(0.19)でした」
は、ネイティブコンパイルしたものです。
 そこで、ACLのインタープリタとコンパイラでちょっと遊んでみました。
 インタープリタだと遅い。
CL-USER> (time (tarai 12 6 0))
は、数分待ったけど、戻ってこないので止めました。\(^O^)/
 なお、関数名は、takじゃなくて、taraiのほうに統一しました。
 メモ化したtarai-memoをインタープリタで実行すると、

CL-USER> (time (tarai-memo 12 6 0))
; cpu time (non-gc) 20 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     30 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  50 msec user, 0 msec system
; real time  330 msec
; space allocation:
;  36,752 cons cells, 436,216 other bytes, 0 static bytes

です。
 tarai-memoは、クロージャとハッシュを使って記憶しますが、ハッシュだけ
でストレートにやる方法でやってみたのがtarai-memo-hash-optです。実はこ
れはコンパイラ用の最適化ヒントがいろいろ埋め込まれているバージョンです
が、これらのヒントは、インタープリタには関係ないと思います。ハッシュキ
ーはリストよりfixnumのほうが速いので、fixnumのキーを使っています。

CL-USER> (time (tarai-memo-hash-opt 12 6 0))
; cpu time (non-gc) 10 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     0 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  10 msec user, 0 msec system
; real time  10 msec
; space allocation:
;  53,863 cons cells, 1,395,512 other bytes, 0 static bytes

 次は、tarai, tarai-memo, tarai-memo-hash-optをコンパイルして実行した
ものです。

CL-USER> (time (tarai 12 6 0))
; cpu time (non-gc) 190 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     0 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  190 msec user, 0 msec system
; real time  191 msec
; space allocation:
;  3 cons cells, 0 other bytes, 0 static bytes

CL-USER> (time (tarai-memo 12 6 0))
; cpu time (non-gc) 0 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     0 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  0 msec user, 0 msec system
; real time  0 msec
; space allocation:
;  1,014 cons cells, 5,200 other bytes, 0 static bytes

は、速すぎて計測不能です。tarai-memo-hash-optも

CL-USER> (time (tarai-memo-hash-opt 12 6 0))
; cpu time (non-gc) 0 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     0 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  0 msec user, 0 msec system
; real time  0 msec
; space allocation:
;  3 cons cells, 6,112 other bytes, 0 static bytes

のように速すぎて計測不能です。よって、以降は、メモ化した2つのバージョ
ンのみ、もっとでかいのでやってみました。

CL-USER> (time (tarai-memo 100 50 0))
; cpu time (non-gc) 40 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     0 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  40 msec user, 0 msec system
; real time  40 msec
; space allocation:
;  87,342 cons cells, 859,200 other bytes, 0 static bytes

CL-USER> (time (tarai-memo-hash-opt 100 50 0))
; cpu time (non-gc) 10 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     0 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  10 msec user, 0 msec system
; real time  10 msec
; space allocation:
;  3 cons cells, 214,832 other bytes, 0 static bytes

 tarai-memo-hash-optをインタープリタで、100 50 0でやってみると、

CL-USER> (time (tarai-memo-hash-opt 100 50 0))
; cpu time (non-gc) 902 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     2,603 msec user, 10 msec system
; cpu time (total)  3,505 msec user, 10 msec system
; real time  3,595 msec
; space allocation:
;  3,158,558 cons cells, 81,974,248 other bytes, 0 static bytes

なので、ざっと350倍のスピードアップですね。まあ、これは特別な例でしょ
うけど、Lispのコンパイラはかなり優秀なことはわかってもらえるでしょうか。
 Lispは遅いという誤解がいまだに蔓延していますが、いまのマシン環境なら
インタープリタでも決して遅くないし、コンパイルするととっても速いんです
よね。インタープリタで対話的に開発しながら、ある程度まとまったらコンパ
イルしていく、それも関数毎にインクリメンタルコンパイルしたり、ファイル
まとめてバッチ的にコンパイルもできるし、そういう言語です。
 弾さんの
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50460894.html
速く動くより早く書くが重要な時代
は、もっともな主張。
 この前も書いたけど、よくあるウェブアプリのようなものは、スクリプト言
語でも十分な時代になってるんです。だって、RDBはネイティブで動いている
わけだし、ブラウザのレンダリングもネイティブだし、スクリプト言語はそれ
らをつなぐグルー(糊付け)言語として、いい道具なんです。
 ただ、元の主張を
http://www.dmtj.net/pm/archives/2006/03/_web.php
素朴な疑問 - なぜスクリプト系 Web アプリ言語がいまだ主流なのか?
を読むと、MVCのVをネイティブコンパイラのある言語で高速化しないとまずい
のではないかといってるのは、一理ありますね。でも、大した量のHTMLを吐く
わけじゃないから、負荷の高いサイト以外は大した問題じゃないとも思うけれ
ど。
 ぼくがLisp、それもCommon Lispを少しずつ勉強しているのは、やはりコン
パイラがあるからで、仕事でやってるバイオの世界は、もういくら速くても処
理できそうにないくらいデータが毎日増え続けています。
 1回全体を処理するには、1ヵ月コンピュータ回しっぱなしになる世界です。
バイオの世界は、Perlを使ったバイオインフォマティクス入門がオライリーか
ら出ていたこともあって、Perlがよく使われているんですが、でも、遅くて対
応できないという現実も明らかになってきています。
 逆にいうと、倍速くなっただけで、1ヵ月かかった処理が2週間でできるよ
うになったといって喜ばれるんです。一桁(10倍)速くなると、3日で処理でき
るようになるわけで、割と簡単に10倍速くできる技術のひとつがコンパイラ
なんですね。
 いまのスクリプト言語が、いつごろ、どういうコンパイラを手に入れるよう
になるか、常に注目はしています。Lispは遅い遅いといわれたことに反発して、
実行スピードでCと遜色ないくらいの非常に優秀な最適化コンパイラを搭載す
るようになりました。歴史は繰り返すというから、いいコンパイラの出現を期
待して、いまは、スクリプト言語は遅い遅いといい続けようと思ってます。
 一昨日、慶応で講師の懇親会があったんですが、最近、またLispを勉強して
いるといったら、まだ、Lispなんかやってる人がいるんだとかいわれたけど
(爆笑)、いまのぼくには、ますますよさげな言語なんです。Lispハッカーのポ
ール・グレアムもいうように、Lispで書く人があまり増えないほうが競争力が
あっていいんですけどね。^^;
 
 ついでに、tarai-memo-hash-optは、もっと大きなのでやってみました。

CL-USER> (time (tarai-memo-hash-opt 1000 500 0))
; cpu time (non-gc) 121 msec user, 0 msec system
; cpu time (gc)     0 msec user, 0 msec system
; cpu time (total)  121 msec user, 0 msec system
; real time  130 msec
; space allocation:
;  3 cons cells, 4,005,984 other bytes, 0 static bytes

 こういうスケーラビリティも、最適化コンパイラを使いたい大きな理由です。

 これは、この前、数理システムであったセミナーで配られたACL 8.0デモ版
でやりましたが、いま、オンラインで配られているACL 7.0でも同じだと思い
ます。
 それと、ぼく、最近知った、LispWorksのLispは、なかなかいいなと思って
います。
 Windows, Linux, Mac OS Xで同じGUIが書けるようだし、コンパイラも優秀
です。ネイティブコードではなく仮想マシンコードにコンパイルしてますが、
tarai関数の例ならネイティブコードにコンパイルするACLと遜色ないです。ラ
ンタイムも出来がいいんでしょうね。統合開発環境(IDE)は、ACLより使いやす
い感じがします。
 このIDEをポータブルなGUIライブラリCAPで書いてるんだそうです。ACLも
Common GraphicsというGUIライブラリがあるけど、WindowsとLinuxなんです
(Linuxは実験的実装の段階)。バイオ系は、Mac OS Xがビジネス系より多いの
で、Mac OS Xでも動いてくれないと困るんです。
 いまは、仕事でJavaのAWT/Swingで書いていて、実際書いてみると、ちゃん
とWindows, Linux, Mac OS Xで動くので、ちょっと感動しました。Mac OS Xだ
けは、Option Qなどのハンドラを別に書きましたが、それでも、AWT/Swingは、
一番、成熟しているマルチプラットフォームのGUIライブラリだと感じていま
す。でも、Lispでもこの3つのプラットフォームをサポートできるなら、仕事
では無理かもしれないけど、趣味では書いてみたい気もしてます。

http://jp.franz.com/index.html
Allegro Common Lisp(ACL)のフランツ社
http://www.lispworks.com/
LispWorks社

 tarai-memoは、tarai-memo-hash-optより汎用性のある方法でメモ化してい
ますが、これ、実は、プロや達人Lisperからみるとさして汎用性がありません。
プロや達人Lisperが考えることは、すごいです。
http://www.tfeb.org/lisp/hax.html#MEMOIZE
をみてください。
 局所関数のメモ化も考慮してあるし、頭のいいコンパイラが自己再帰をイン
ライン展開してしまうことまで考えているんです。tarai-memoの手法は、グロ
ーバルな関数名のテーブルを操作して、実体をクロージャ化した関数に置き換
えるので、インライン展開されて名前がなくなると、通用しません。それで、
このライブラリでは、def-memoized-functionマクロを定義して、このマクロ
を使って定義するときは、コンパイラにインライン展開しないように指示する
んです。
 局所関数のメモ化をするmemoized-labelsマクロのソースをみると何をやっ
てるんだと、Common LispというよりSchemeもCommon Lispも素人同然、初心者
のおれは頭痛くなりました。^^;
 このライブラリは今回のtaraiには大げさだと思ったので、tara-memoは、こ
のライブラリを非常に簡略化したものになってます。ソースをみると、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558601910/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Norvig著「Paradigms of Artificial Intelligence Programming: Case
 Studies in Common Lisp」
を参照しています。なんと、この本、いま、読んでいる最中です。この前や
LispやPrologやAIのこと勉強しなおしているといってたのは、これです(あと
ほかにもあるんですけど)。
 いま、200ページの手前です。memoizeが出てくるのが、260ページくらいな
んですね。ああ、もう少しがんばっていれば、ばっちりだったのに、引きが弱
い!(泣)
 でも、なんか、シンクロニシティを感じました。ともかく、弾さんに感謝で
すね。
 tarai-memoのソースは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/tarai/tarai-memo.lisp
に
 tarai-memo-hash-optのソースは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/tarai/tarai-memo-hash-opt.lisp
に置きました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334280
ちょっと気になる本の続きと、SICPのことも再論
の続き。

忙しくて、アップできませんでした。
2006/04/17にjouwa/salonに書いたものです。
===
標題: Re: ちょっと気になる本
---
 昨日土曜日、あ、もう、深夜0時を過ぎて月曜になったから一昨日になっち
ゃった、慶応で授業して帰りに渋谷によって買ってきました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839919623/showshotcorne-22/ref=nosim
向井淳著「入門Haskell〜はじめて学ぶ関数型言語」(毎日コミュニケーション
ズ)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839919844/showshotcorne-22/ref=nosim
川合秀実著「30日でできる!OS自作入門」(毎日コミュニケーションズ)
を買ってきました。

 Ringのミーティングのとき、弾さんが、もう、書評書きましたといってたの
で、探したら、これですね。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50447960.html

 まだ読みはじめだけど、おれ、この本、わかりやすいと思いました。少なく
とも、ネット上のHaskell入門の類よりいいんじゃないかな。といって、ネッ
ト上のHaskell入門の類もちゃんと読んだことないんだけど。^^;
 本書に関していえば、もっとプラクティカルな感じがあればいいけど、最初
の入門だから、続編に期待したい。イディオムを集めたレシピ集があればね。
 ほか、書きたいこともあるけど、たとえば、
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50447103.html
のたらい回し関数。tak関数のyを返すのが竹内先生の本来のオリジナルで、い
までは正確にはtakuchi関数と呼ばれているそうです。
 弾さんやみなさん、この辺の由来は、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/11/22/151472
をみてください。
 Allegro Common Lisp(ACL)とLispWorksのCommon Lispでメモ化したtak関数
をやってみたら、(time (tak 100 50 0))だと実行時間は、0でした。メモ化し
ないバージョンでも(time (tak 12 6 0))は、ぼくのマシン(Lenovoじゃないこ
ろのIBM ThinkPad T41、Pentimum 1.6GHz, メモリ512MB)では、トータル190ms
(0.19)でした。
 Common Lispはコンパイラ(ネイティブコンパイラ)が当たり前だから、スク
リプト言語より10倍以上速くて当たり前ですから驚きはしないんだけど。逆に
いえば、いまのスクリプト言語は遅すぎるんです。やっぱりアマチュアの実装
ですからね。
 でも、マシンが速くなったから実用上十分なスピードになってるってことで
すね。
 それにしても、遅い遅いというのは30年前Lispがいわれたことで、歴史は繰
り返しますね。もちろん、上昇スパイラル的にですけれど。昔のLispしか知ら
ない人は、とっくにLispはCに匹敵するスピードが出ているなんてこと知らな
い人も多いでしょうけどね。
 コンパイラが出したコードを逆アセンブルしてみたら、最適化なしと最適化
版とでずいぶんコードが違うんですね。takのように小さな整数しか扱わない
ものは、fixnumにすると相当にコードが単純化されますね。

 Haskellがメモ化を自動的にできるのは、参照透過性があって、同じパラメ
ータで一度実行した関数は定数化できるからです。こういう最適化が可能なん
です。
 こういう性質はとてもいいので、関数型言語は、昔、並列性やらなんやらも
ずいぶん研究されましたね。そういうのが、やっとアマチュアの手にもやって
きているわけで、いい時代になったなあと思います。10年以内に、アマチュ
アの手に超並列言語がやってきてほしいと思ってます。
 この話、長くなりそうなので、股の機械に。

 あ、モナド。本書の、モナドはdoであるという主張は、いい割り切りと思い
ます。おれはモナドのことちゃんとわかってないけど、おれにいわせると、
「モナドは業の捨て場である」
となります。本書を眺めるまで、Stateモナドなんてものがあることすら知ら
なかったけど、これなんか、まさに業。親の因果が子に祟り。\(^O^)/

 この話も、長くなりそうなので、股の機械に。もう寝ます。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

忙しくて、アップできませんでした。
2006/04/14にjouwa/salonに書いたものです。
つばめどんのコメントは、2006/04/15です。

===
標題: 毎日と朝日、将棋名人戦を巡ってバトル
---
 今朝、とくダネ!でやってましたが、毎日が主催している将棋名人戦を朝日
が横取りする方向なんですね。
 原因は金。将棋の駒の「きん」じゃなくて、「かね」。
 将棋連盟は、年間1億円以上の赤字なんですって。
 名人戦主催するのは、すごく金がかかるんですね。
 名人戦に、毎日は3億円も払ってるけど、朝日の提示は5億円以上。赤字に
悩む将棋連盟は、突如、毎日に契約解消を通知したようです。それで毎日が怒
ってる。

 7大タイトル戦がありますけど、昔、十段というタイトルありませんでした?

 タイトルホルダーの棋士も違いますね。おれらが子供のときの有名棋士は、
大山康晴さんが絶対的で、それに中原誠さんが出てきたくらいだったかな。あ
と谷川浩司はよく名前を聞いてましたね。そのうち、羽生さんばかりになって
のは知ってます。7冠、全部、ホルダーになったというので、一般ニュースで
も大騒ぎしていたら、さすがにそれは覚えています。
 去年の夏くらい?から、地上波で観るものがないとき(そういうときがほと
んどだが)、囲碁・将棋チャンネルをみて、谷川さんは無冠で、羽生さんは3
冠、いまの名人は森内さんという人か、棋聖は佐藤さん、竜王は渡辺さんか。
この3人は初耳だったなどという状態です。谷川さんにももっとがんばってほ
しいですね。
 戦法も子供のころとは全然違いますよね。一手損角換わりとか、ごきげん中
飛車とか、藤井システムとか、初耳なのがいろいろあって、やっぱ、研究が進
んで進化してるんだなあと思います。
 明日、慶応の授業が終わったら、いよいよ、将棋ソフト「激指」の解禁じゃ!
 NHK教育で日曜日の朝10時から谷川浩司九段の入門講座が始まったので、楽
しみにしています。
 ま、おれさまが、興味をもったからには、一大将棋ブームになって、将棋連
盟もすぐ黒字になるから、安心しなさい。\(^O^)/

===
標題: Re: 毎日と朝日、将棋名人戦を巡ってバトル
---
十段戦は読売が金を積んで竜王戦となり、将棋界最高の棋戦になった
んじゃなかったかしら。

--
つばめどん

ASAHIネットのjouwa/salonから。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319429
ちょっと気になる本
の続き。

忙しくて、アップできませんでした。
2006/04/13にjouwa/salonに書いたものです。
===
標題: ちょっと気になる本の続きと、SICPのことも再論
---
 しみずさんから。
--- ここから ---
ごぶさたしております。
思わず嬉しくなってしまったので、メールを差しあげます。
何でもHaskell本が出るとか。
すばらしいですね!!
また、中村さんのおコトバが素晴らしい。

> プログラミングでも、いまが旬のAjaxとか、言語でもRubyとか、雨後の
筍の
>ように出てる本は、フツーの人が買うだろうから、おれがわざわざ買う意
味が
>あまりないだろうし、もし買うなら、そのうちいい本だけ残ってから買っ
ても
>いいしね。

その昔、湯浅先生の「入門scheme」を買った時に同じ気持ちでした。また、ク
ヌース先生のTheArtOfシリーズを(読めてないのに)買い続けてるのも全く同
様です。SICP本も買ってたりします。(これは中村さんの推薦がなければ気づ
いていませんでした。改めて感謝です)
今回のHaskellも早速買います。
ところが、回りでHaskellって言っても誰一人知らないんです。

思うのですが、日本の技術屋って「大人」ですよね。すごくガマンして勉強し
てるように思います。ガマンしてるからこそ効率を求めてしまって、だからこ
そ本質を丁寧に解きほぐす本よりも速効のある即物的な本に手を出しちゃうん
でしょうね。

これってすごくモッタイないことだと思います。せっかくの貴重な時間をガマ
ンで過ごすなんて。どうせなら、10年や20年使える知識を得られる本を読めば
良いのに、、、って思います。

ずいぶん昔に、コンピュータアーキテクチャ(ヘネパタ本)を読みましたが、
その知識は今でも十分に実用的です。もっと昔に木村泉先生の「ソフトウェア
作法」を読みましたが、その精神は今でも価値を失っていません。

こういうことを書いていると、その昔にテッドネルソンが言ってたコトバを思
い出します。
「どうしてゲームソフトは面白いんだろうって?そりゃゲームが
 好きで四六時中そればかり考えている人が作ってるからさ」
「じゃ、どうしてビジネスソフトは面白くないんだろう?」
「そりゃ、休日には仕事を忘れて釣りやアウトドアで楽しむ
 ことばかり考えてる人が作ってるからだよ」

さもありなん。

おまけ。

最後に書かれていた「古籏一浩」さんですが、なつかしやですね。
かつて、Oh!MZで「MZ700に不可能はない」と豪語した猛者です。
あのキャラ単位のグラフィックしか扱えなかったMZ700でスペースハリアー
(3Dビューのゲームのはしりです)を実現したというとてつもない方でした。
当時、中学生か高校生だったと思います。
# 今はもうおじさんでしょうが^^
--- ここまで ---

 古籏一浩さんて、そういう人なんですか。すごいですね。

> 10年や20年使える知識を得られる本を読めば良いのに

 これは、ほんとそうです。年をとるとなおのこと、そう思いますよ。若いと
きに理論的本や基礎が作れるような本を、大学教育を含めて勉強できていてよ
かったなと。流行の技術なんて、その応用ばかりだもんね。
 その一方で、もっとちゃんと勉強しておけば、よかったなあと思うことも多
いですね。たとえば、この前、書いたと思うけど、いま、おれ、AIのプログラ
ミングなんぞしこしこ勉強しているんです。そういえば、制約やルールベース
のプロミング、昔あったし、少しやったよね。だもんで、PrologとかCommon 
Lispとかでちょこちょこやってみたり。やっと少しずつ、Lisp頭ができはじめ。
それも昔のLisp頭やScheme頭じゃなくてANSI Common Lisp頭が。まだコードを
書き溜める段階にはならないし、リハビリでいえばやっと車椅子から松葉杖使
って立てたくらいでしょうけど。いつ走れるようになるのか。100メートル10
秒とはいわないけど、100メートル20秒くらいのペースで10キロメートルくら
い走れるようにあるといいね。\(^O^)/

> 速効のある即物的な本に手を出しちゃう

 この手の本のタネ本になってそうな資料をみても、目新しいことってほぼな
いんです。再発明ばかりだから。マーケティング用の新キーワードはあっても
ね。研究の最前線じゃないから当然ですけどね。
 ということで、前述のように基本ができていると、この手の本は、読む側じ
ゃなくて自分で書く側になれちゃうんです。それくらいのもんなんです。

 ところで、ヘネシーとパターソンの「コンピュータの構成と設計」俗称パタ
ヘネ本(あんまりこの略し方は好きじゃない)については、スラドJでも話題に
なってました。
http://slashdot.jp/books/06/04/11/0048236.shtml
コンピュータの構成と設計、通称パタヘネ本が7年ぶりの改訂版
 第3版の訳
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/482228266X/showshotcorne-22/

デイビッド・A. パターソン、ジョン・L. ヘネシー著、成田光彰訳「コンピュ
ータの構成と設計 第3版 (上)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822282678/showshotcorne-22/
デイビッド・A. パターソン、ジョン・L. ヘネシー著、成田光彰訳「コンピュ
ータの構成と設計 第3版 (下)」
が出るそうですが、もう、買わないだろうなあと思ったけど、付録CDは面白そ
うなどと思うと、上下でたった8000円。1チンポもしないんだから、株の儲け
がでたら、買うかもしれない。でも、あれ、大きくて分厚いから置き場に困る
んですよね。
 ところで、1チンポって何?
 これはチンポ本位制。\(^O^)/
 なんだ、それ。
 DOS/V系の雑誌にスカタンな面白い原稿書いていた、アストロビスタってラ
イターがいたでしょ。あいつとは知り合いなんだけど、彼は、なんでも牛丼何
杯分かでものの値段を考えるんだよ。当時の吉野家の牛丼が350円だとしたら、
このディスプレイカードは、100杯分だから高いとか、このネットワークカー
ドは10杯分だから安いとか、そうやって考えるわけ。これが牛丼本位制。
 じゃ、チンポ本位制は?
 だから、おれも負けずに何か考えようと思って、思いついたのがチンポ本位
制。歌舞伎町のファンションヘルスでヌキ1回1万円だというキリのいいとこ
ろで考えて、1チンポ=1万円で値段を考えようという、大正時代に大流行し
た大衆運動。\(^O^)/
 いまは、大正時代じゃないだろ。
 悲しいことに、平成のいま、チンポ本位制は、石原都知事の鳴り物入りで警
視庁がやってる風俗つぶしのおかげで崩壊したといっていいね。
 ああ、歌舞伎町ずっと散歩してないけど、風俗店は相当手入れがあって閉店
したらしいからね。
 スティグリッツ経済学3部作は、たしか1万数千円したと思ったけど、あの
ときは、たった1チンポで人類の英知が手に入る! なんて安いんだ! こん
ないい世の中になってよかったあと思ったのにね。

 スラドJじゃ、訳が素晴らしいと呼ばれる本がないなんていってるけど、ス
ラドJに集う人は、ソフト屋はあんまりいないんですかね。
 木村泉先生の訳は素晴らしいんですが、知らないのかな。

 GNU Makeの翻訳がひどいというのは、そう。何年も前に経験した。相当にあ
きれて、ソッコー原文マニュアルを読んだもんね。でも、有志がボランティア
で訳しているわけだから、そう怒れない面はあるしね。

 また、SICPの話題も出てますが、これ書き始めると長くなるから、ちょっと
だけ。
 和田先生の訳は、スラドJの書き込みだと、
--- ここから ---
2、原書に忠実に訳しているのに、原書が理解し難いので
和訳が理解し難いものになっている。
3、原書も翻訳も問題ないのに、内容が難しいので理解でき
ないのを翻訳のせいにしている。
--- ここまで ---
のパターンなんです。前もいったように、
 アマゾンの素人書評
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim
でいわれているほど、ひどい訳じゃない。こいつらのように、自分の出来の悪
さを棚に上げていってるのは、大体、上記2,3なんです。
 一人、女性だったと思うが、概念が難しいといってる人がいたけど、あれが
素直なところ。
 あれ、いま、見たら、それ、消えてるね。訳がひどいとかいうけど、これが
日本語で読める利点はとてもある。それより、概念が難しいってなこと書いて
あったのに、消されたのかな。
 「全体的に訳語が古臭い印象」というのは、それも文体も含めてそうなんだ
けど、フツーに教科書の訳語だし文体なんだよね。「メタ言語的を超言語的と
かこれはなあ…と思った」というのは、Metalinguisticを超言語的と訳してい
ることへの違和感なんだろうけど、ヒルベルトやゲーデルのやった数学そのも
のを考える数学だって、訳語は超数学ですよね。そんなに変なのかと思うんだ
けどね。
 それと、ogochanが書いたように、ちゃんと一連の流れがあるのである一箇
所だけ取り上げて、その訳がどうのこうのといってもあまり意味ないんだよね。
 教科書的に読むんじゃなくて、辞書的に使うといいなんていう、知った風な
口をきいている奴がいたが、SICPって、そんな本じゃないんだよ。あれに出て
くる演習問題を、せっせと解くと初めて力がつく。辞書みたいな使い方じゃな
くて、自分で解かないと。解けなくてもうんうんうなって頭を絞る。そうやっ
てると思考回路ができるんだよね。それで初めてほんとに力がついて、将来に
役に立つんだよ。
 翻訳ソフトに任せたのかなんていうバカもいたね。あ、辞書的に使うといい
といってる奴と同一人物だ。\(^O^)/
 それでね、実は、おれ、ほんとにどうなるか、以前、話題になったとき、オ
ンラインのいくつかの翻訳サイトで、序文の原文、食わせて試したのよ。当た
り前だけど、もう、和田訳ははるかにいい訳だよ。
 総括すると、SICPのアマゾン素人書評は、害毒が多い。前にも書いたかもし
れないけど、あの害毒書評を読んで、SICPを手に取るのをやめるのは、才能あ
る人間がそうだったら日本の損失。ああいうウンコ書評が正当な批評かのよう
に人目に触れているのは、おれは問題だと思うけど、わざわざ、あそこでこん
なのはウンコ批評だと書くほどのことでもないんだよね。
 なぜかといえば、一方で、あの批評で読むのをやめるのは、それはそれでけ
っこうとも思うから。あんな素人批評のレベルの低さを見抜けないような奴だ
ったら、地元じゃ神童・天才と呼ばれた奴らが世界中から集まってくるMITの
連中と伍して、コンピュータやソフトの開発ができる奴になんかなれるわけが
ないんだから。アメリカどころか、中国やインドにすぐやられちゃうね。
 それにほんとに力のある奴はどこにいても出てくる。ただ、ああいうウンコ
批評のせいで遠回りする時間がもったないなとは思うんだよね。
 それと前、訳本から文章を転載してくれとブログにコメントした人がいて、
それに対して、人の時間を使うことに全然恐縮もしないし疑問をもたないのは
社会人として非常識だと書いたけど、ほんと、自分で本屋に行くか、図書館に
行って確認すればいいだけじゃん。それだけのことすらできないの? 口をあ
けて待ってるような奴にSICPを読む資格なし。\(^O^)/
 どこまで甘えているんだろうと思うね。それでどうやってMITでガシガシに
勉強漬けにされている連中と戦えるのかなと思うよ。SICPだって、たしか半年
のコースだったと思うよ。ほかにも教科があってたくさん宿題がある中で、い
くらプログラミング入門レベルとはいえ、SICPを半年で終わるとなると大変な
話だけど、そういう中で鍛えられているのがMITの連中でしょ。
 で、おれが学生で、プログラミングのことを何も知らない18歳から20歳くら
いのときにSICPを読むとなると、一人じゃ、絶対歯が立たない。きっと一緒に
勉強してくれそうな人たちで集まって勉強会すると思うんだよね。で、そうい
うことをやってる連中は日本にいないか、いれば紹介しようと思って、以前の
話題になったときに探したんです。そしたら、ちゃんとやってるんです!
http://www.javaopen.org/jfriends/bookmeeting.html
http://www.javaopen.org/jfriends/sicp.html
をどうぞ。
 そして、さらにぐぐっていて見つけたのが、あれま、おれのページ!
 それは、
http://www.asahi-net.or.jp/~KI4s-NKMR/wabijo65.html
の乳の詫び状(2003/03/17)にある「標題: 「計算機プログラムの構造と解釈第
二版」を読む会」という部分です。
  オープンソース関係であれこれ活動しているえんどうさんたちは、2003年
におれに読書会があることを教えてくれていて、おれはそれをすでに紹介して
いたんです!(爆笑) すっかり忘れていた。\(^O^)/
 まあ、でも、ちゃんと紹介していたところが、激しく健忘症なわりに、おれ
さまが偉いところだね。\(^O^)/

 おれね、今回、また読書会のページを見つけて、ああ、よかったと思ったの。
 なぜかというと、アマゾンの素人書評でぐちゃぐちゃ言ってる奴らなんて、
新橋だかどこかの飲み屋でグチってるオヤジと一緒であって、そんな奴らばか
りだったら世の中暗いなと思ってけど、ちゃんとやってる奴は黙々と明日の自
分を信じて己を鍛えているわけです。
 それがわかっただけでも、おれも生きる希望というか、そういう若い連中が
いるということが、うれしいわけです。自分が若いときからいままで、そうい
う期待に応えられる人生を送ってきてないし、おれにできることといえば、そ
ういう連中を紹介したり励ますことくらいだからね。
 それはずっとやり続けるつもりなの。何かとアメリカに比べて遅れていると
いわれる日本のソフトウェアの世界でも、世界のどこに行っても恥ずかしくな
い、まっとうな連中は少なからずいるんだけど、そういう人が一人でも多く育
ってほしいというのが、おれの素朴な願い。
 Ring Server Projectを、何もできないお飾りみたいな代表だけど、やらせ
てもらっているのも、同じ理由。

http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project

 で、jouwa/salonで、どなたでしたっけ。序文の冒頭からして訳がわからん
という話がありましたよね。そんなのは飛ばして読めばいいだけなんだど、原
文も冒頭、わかりにくいというか、ちょっとぎょっとするんです。だって、序
文を書いているがAlan Perlis先生だもんね。
 ちょっとだけといいつつ長くなったので、この話はまたの機会に。もとい、
股の機械に。\(^O^)/
 これは、わからなくて当然です。学生時代の仲間の楽屋落ちですから。すみ
ません。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

忙しくて、アップできませんでした。
2006/04/14にjouwa/salonに書いたものです。
標題: 芝浦工大、豊洲キャンパス
---
 今日、Ringのミーティングで、芝浦工大の豊洲キャンパスに行ってきました。
 できたばっかりだから、きれーーーーー。
 で、デザイン、すてきーーーーーーーー。
 いきなり、漢字の門という字がそのまま高さ17階になった建物が正面にあ
って、門の字の足元には、巨大階段があるし、6階部分には渡り廊下があって
怖かったし、内部も吹き抜けになってたり、すごいですよ。
 学生も少ないし、ひどく快適ですね。
 いたるところが、こだわりと苦労の結晶ですね。
 サーバルームも拝見させていただきましたが、できたばかりとはいえ、デー
タセンターのOさんとか、カルチャーショックを受けてましたね。
 美しいラックとは何か。\(^O^)/
 ラックの重量バランスを考えなさい。\(^O^)/
 今年のインターネットウィークで、サーバルームにおけるラックの美とは何
かをテーマに、芝浦工大の人が発表するそうです(嘘)。\(^O^)/

 今日、見学させてもらって説明を受けて思いついたお言葉。
 「XX君。君は、デザインというものがわかってないよ」\(^O^)/

 XXのところには、テキトーにそばにいる人間の名前を入れてください。
 これで返事に窮したときは切り抜けられるし、一発ギャグにもなります。
 今日は、飲み会のときも、こればっかり。\(^O^)/

 建築やデザインの人は、人生や価値の基準が違いますね。\(^O^)/

乳の詫び状(2006/04/07)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ちょっと気になる本
---
 先週かな。cbook24から好評既刊と新刊案内メールがきていて、その中で気
になった本。
http://www.cbook24.com/bm_detail.asp?sku=4839919623
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839919623/showshotcorne-22/ref=nosim
向井淳著「入門Haskell〜はじめて学ぶ関数型言語」(毎日コミュニケーション
ズ)

http://www.cbook24.com/bm_detail.asp?sku=4839919844
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839919844/showshotcorne-22/ref=nosim
川合秀実著「30日でできる!OS自作入門」(毎日コミュニケーションズ)

 どっちも個人的には即買。
 なぜかというと、いま、プログラミング言語、それもLispやHaskellなどの
ようにマイナーな扱いを受けている言語の本なんて出るのが奇跡的だからです。
 そういえば、野田開君の「On Lisp」の翻訳出版はどうなったんだ。去年11
月にはもう少しで出ますという話だったのに。
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~t50473/
をみても、どういう状況かわかりませんね。Paul Grahamのほうでごたついて
いるんだろうか。

 それはそれとして、Haskellの本が出るというのは、その裏には著者はもと
より編集者の情熱なくしてはあり得ない昨今の出版状況なんです。あるいは、
よほど詐欺師の才能があるか。\(^O^)/
 OS自作のほうも、少しでもブラックボックスの中を作って理解するという志
の高い話から始まった本だと思うんです。これも著者と編集者の情熱がないと、
昨今なかなか通らない企画。
 だから、こういう本が出たら、買わないといけない。少なくともおれは買う。
少しでも売り上げを上げないと、次にこういう本を企画しても本が出ないから。
アメリカでは、言語でもOSでもコンパイラでも、コンピュータサイエンスの基
礎部分に近い本は、まだどんどん出ていて、定番になるようないい本も出てい
るんですよ。
 たとえば、2004年には
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262220695/showshotcorne-22/ref=nosim
Seif Haridi, Peter Van-Roy著「Concepts, Techniques, and Models of 
Computer Programming」(MIT Press)
といういい本が出ているんです(以下、CTMCPと略す)。これはたびたびここで
も話題になった名著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262510871/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著「Structure and 
Interpretation of Computer Programs」
(以下、SICP)に匹敵すると評判なんですよね。プログラミングの本質、計算の
本質は何かという話ですね。実は、まだ、買ってないけど。^^;
 なお、SICPの翻訳は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著、和田英一訳「計算
機プログラムの構造と解釈」
です。

 もう日米の差、というか、CTMCPのベースになっているoz言語やMozartシス
テムはヨーロッパで開発されているので、英語圏と日本語圏の差といったほう
が正確なんだけど、ともかく差は広がるばかり。
 英語読める奴ばかりじゃないし、最初に挙げたHaskell入門とOS自作の2冊は
翻訳じゃなくて日本オリジナル企画だろうから、その意味でも買わないといけ
ないと思ってます。
 買っても読まずに積んどくだろうけど、それでも買いにいくというね。株大
暴落ブラックマンデーのときに、無駄死にだとわかっていてもアメリカの心意
気、トレーダーの心意気をみせるために買いに向かった連中と同じ心境か。\
(^O^)/
 プログラミングでも、いまが旬のAjaxとか、言語でもRubyとか、雨後の筍の
ように出てる本は、フツーの人が買うだろうから、おれがわざわざ買う意味が
あまりないだろうし、もし買うなら、そのうちいい本だけ残ってから買っても
いいしね。それかRubyは最初に松本さんが書いた本の初版初刷を買ったように
先回りして買ってるしね。

 ところで、ほんとうにこれはすごそうと思ったのは、
http://www.cbook24.com/bm_detail.asp?sku=4839920419&so=m20060329
古籏一浩著「NASAが作った究極の衛星地球儀ソフト World Wind」(毎日コミュ
ニケーションズ)
です。
 これはまだ予約状態。4/24発売だったかな。
 これ、相当にほしい!
 激指といい、毎コミ、なんか、最近、縁が深いような気がする。^^;
 ああ、早く激指と戦いたいよー。ぼろ負けだろうけど。^^;
 囲碁も将棋もむずかしいね。今度、どう思っているか、暇があったら書きま
すね。

 cboo24からのメールなのに申し訳ないけど、上のリンクをクリックして
amazonで買ってくれたら、ぼくのところに数パーセント紹介料が入りますので、
よろしく。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

以下、これも数日前からのやり取りです。

===
標題: 右脳、左脳は迷信。ドロドロ血、サラサラ血も迷信
---
 この前、NHK教育で、東北大学の川島教授が出てました。川島教授といえば、
脳を鍛えるシリーズで大ブレイク。いまは任天堂DSにもソフトが出て、おじさ
んたちが買いまくり。つーか、DSもDS Liteも売り切れですよね。今日も喫茶
店で隣のOLがあちこち電話してDS Liteありませんかと聞きまくって、全部、
だめだったみたい。
 で、川島先生によれば、右脳が感覚的イメージ的処理、左脳は論理的言語的
な処理などというのは迷信だと断言していました。
 2005/12/29に、
--- ここから ---
標題: 右脳左脳はトンデモだったのか
---
 環境問題の「常識」に鋭い批判を放つ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152086688/showshotcorne-22/ref=nosim
マイクル・クライトン著「恐怖の存在」(早川書房)
ですが、この中に、右脳は直感、左脳は論理という、いわゆる右脳左脳の話は、
トンデモだという記述があります。
--- ここまで ---

と書いて、トンデモなのは本当だろうと書いたけど、やっぱトンデモだったん
ですね。
 左右の脳をつなぐ脳梁が先天的にない場合や、てんかん手術などでとってし
まった場合という分離脳の場合には、左右の働きが違うということもあると。
でも、通常は脳梁を通じて左右の脳は情報交換しているので、右脳・左脳説の
ように偏った動きはしてないということでした。
 クライトンが書いていたのは、1970年代にカルテックのスペリーが発表して
話題になったが1980年代には否定されたのに、いまだに世間では信じ込んでい
るという話。
 脳を活性化するトレーニングが流行ってますが、その中には右脳を鍛えると
称する商品がいくつもありますよね。そういうのはインチキ商品、詐欺ですね。

 さて、私は、日経サイエンス2006年3月号を読んで、驚愕したことがありま
す。
 驚異的な記憶力を誇るサヴァン症候群の人に、脳梁が先天的にない人がいる
ことにびっくり。脳梁がないから脳を全域的に使って記憶しているんじゃない
か。
 そして、記憶が、たとえていえば、ビット単位のハードディスクレコーディ
ングなんです。キム氏は、9000冊の本を覚えていて、任意の本の任意のページ
を指定すると即座に一字一句たがわず読み上げることができる!など、信じら
れない能力の持ち主たちです。
 Googleを超える次世代サーチエンジンは、遺伝子操作して人工的にサヴァン
症候群の生命をいっぱい作って、サーチエンジンにすることですね。\(^O^)/
 こういうのが作れるのは人権がない国なので、北朝鮮か中国か。\(^O^)/
 中国が北朝鮮に作らせるのが最も現実的か。\(^O^)/
 ヒト型である必要はなく脳だけ作れればいいから、人権がうるさい先進国で
もかろうじて製造可能?\(^O^)/ わざわざ製造といっているところに注意。
 ここでまた出てくるんですよね。人間性とは何か。ヒューマニティとは何か。

 ぼくはなんとなく、記憶するときに、脳は前処理をして情報をコンパクト化
して記憶しているのかと思っていたので、ビット単位で記憶しているというの
はびっくり。普通の人もそうなんでしょうか。そうなんでしょうね。そして、
取り出すときにもっと抽象的なものにして取り出しているんでしょうか。サヴ
ァン症候群の人は、そこが発達してないのでビット単位で取り出せるんでしょ
うか。
 ソフトウェアの階層でいえば、普通の人は、アプリケーションレベルで情報
を記憶として書き込んだり読み出したりしているんだけど、サヴァンの人は、
ミドルウェアもOSもBIOSもなしで、むき出しのハードウェアレベルで記憶を操
作できるということなんでしょうか。
 ハード直叩き! ああ、 古きよきプログラミングの世界じゃないですか。
\(^O^)/
 音楽を聴いたら、一度で全部覚えるのなんか、普通の人は、何層にもなる処
理が間に入るので処理が間に合わないから記録できないけれど、サヴァンの人
はダイレクトにハードウェアに書き込めるショートカットをもっているから記
録できるんじゃないか。
 逆に、抽象的に取り出すことができないから、会話では象徴的な意味や比喩
がわからず、コミュニケーションがなかなかとれないんじゃないか。
 普通の人も実はビット単位記録しているのに、アプリケーションレベルでし
か意識できないから、ビット単位で書き込んでいることが観えないんだね、き
っと。
 だったら、おれも、自分の脳の中、ビット単位で取り出せるんだろうか。い
っぺん、そういう能力を持ちたいね。学生時代に120冊くらいまでは読んだ、
ペリー・ローダンシリーズ。人間の脳に補助的な脳を埋め込んだ論理脳という
のがありましたよね。ああいう感じなんだろうか。
 ひょっとして、死ぬ間際に走馬灯のように人生を振り返るというのは、抽象
的なものにして取り出す部分がもう壊れてしまって、ハードウェアにつながる
超高速チャネルが暴走してバースト転送してるんじゃないか。\(^O^)/
 人が死ぬときに情報がバースト転送されて、銀河中心で星が大量に生まれる
スターバーストが発生するんじゃないか。\(^O^)/
 星の死が人の誕生、人の死が星の誕生とつながってるんじゃないか。不幸な
星の下に生まれたなどというのは、そのことを昔の人が直感的に知っていた証
拠だ。\(^O^)/
 それに、ダークマター、ダークエネルギーは、霊界と関係がある。\(^O^)/
 ブレーン宇宙論いう我々のブレーンと違うブレーンこそ、まさに霊界。\(^O^)/
 ブレーン間は、重力でしか通信できないから、霊媒師や霊能力者は重力波通
信をやってるに違いない!\(^O^)/

 ええと、だいぶ、正三郎の脳が壊れてきたようなので、この辺で交代します。
 日経サイエンスの記事、ちょっとだけなら、
http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0603/savant.html
サヴァン症候群 その驚異の能力を探る
で読めます。

 右脳左脳の迷信の次は、さらに、ドロドロ血、サラサラ血も迷信だそうです。
 スラドJに、
http://slashdot.jp/science/06/03/30/2116235.shtml
「魚のような脂肪」を持つ豚
というのがあって、この中で、以下のリンクが紹介されています。
http://allabout.co.jp/health/familymedicine/closeup/CU20040810A/index.htm
まだ基礎的研究段階の検査です。将来の発展に期待! 血液サラサラ?血液ド
ロドロ

 ドロドロ血、サラサラ血を流行らせたのは、例によって、「発掘!あるある
大事典」だったのか。あれで、映像、何度も観た気がする。
 長年のファンとして、おれはマチャアキ(堺正章)には、早くあの番組の司会
やめてほしいなと前から思ってる。「あるある」みたいなインチキ臭いことば
かり流行らせる番組じゃなくて、日テレの「世界一受けたい授業」の司会だけ
じゃだめなの?

中村(show)

===
標題: Re: 右脳、左脳は迷信。ドロドロ血、サラサラ血も迷信
---
その「あるある」って観たことないんだけど,みのもんたのお昼の
番組でも,それからNHKの「ためしてガッテン」でもさんざん「血液さらさら」
ってやってたような。

べ@いまだに「マイナスイオン」売りにしてるエアコンもあるしね。

===
標題: Re: 右脳、左脳は迷信。ドロドロ血、サラサラ血も迷信
---
 記憶といえば、わたしゃ5〜6年程前までは何年何月何日の何時頃に
showさんが何を言っただの、何年何月何日の何時頃にshowさんがどこ
へ行っただの、何年何月何日の何時頃にshowさんがこんな悪さをして
いただの、代わりに日記が書けるくらい憶えていたんだけど。(^o^)
誰かに「君はこう言った」「どこどこで何年何月何日の何時頃のこと
だけど」と言うとよく怒られるだよ。私の場合、この年月日が曲者な
んだろうな。記憶って、空き領域に見えてもそこには必ず何がが入っ
ているであろうと、デフラグしないように憶えるだ。
 今はボケて来たのかできないけど、同居人曰く、私のエネルギーや
記憶は"怒り"から来ているのではないかだった。怒りは執拗なまでに
憶えているし、その近辺の記憶も芋づる式にぞろぞろ出てくるからなぁ。

 それにしても、ペリー・ローダンシリーズよく120冊くらいまで行
ったねい。実家に最新作まで全部あるけど、私は8巻で挫折した。

                             穂高

===
標題: Re: 右脳、左脳は迷信。ドロドロ血、サラサラ血も迷信
---
 逆におれは、ためしてガッテンもみのもんたのお昼の番組もほとんど観てな
い。
 でも、いろんなところであの血液を流して途中で詰まったりする検査法?は
使ってるんですね。

中村(show)

ASAHIネットのjouwa/salonから。

以下、数日前からのやり取りです。

===
標題: Re: ただいま生存中
---
うちには「迷惑ですか?」というタイトルの迷惑メールがきた。
迷惑だっつーの。

掲示板を見て連絡した、なんつーのも多いね。どこの掲示板を
見たんだか知らないけど、ご苦労なこった。

#ことしもエイプリルフールネタが思いつかなかった・・・

--
つばめどん

===
標題: Re: ただいま生存中
---
 最近、若菜さんという人から、しつこく何度も来ます。\(^O^)/
 今日も来てました。
--- ここから ---
=== 06/ 4/ 2 10:34  若菜 <wakana_oolove@leo.livedoor.com>から
標題: 送った番号届いてなかったみたいだから私から
---
もう一度メールしました
忙しいから電話もらえないんですか?時間空いたら何時でもいいから電話して
欲しいんで
す。
今夜会えると思って返事待ってたんです、今でも信じて待っています。。貴方
としたい事
たくさんあるんです、少しだけでもいいから叶えて貰えませんか

絶対に貴方の事裏切りません、信じてください。
たくさん話したい事もあるし、一緒に居られる時間を大事にするから、
http://xxxxxxx/wakana
動画を送るのだってお金なんて掛からないんです、だからここのレンタル掲示
板からメッ
セージが欲しいんです、ここだったら絶対に主人に見つからないから

私は今すぐだって大丈夫です、電話待ってるから。メッセージで残してる私の
携帯番号に
掛けてください。お願いします、

=== 06/ 4/ 2 16:07  若菜 <wakana_oolove@leo.livedoor.com>から
標題: 最寄の駅はどこなんですか?
---
家から駅までは本当に直ぐそばだから、いつでも会いにいけるんです。

約束の場所だけ決めて貰えれば直ぐに会いに行くことできますから。
駅でいいですか?どこなら会ってくれるんですか。
わたしから送った動画だって。。。
私、今日会えたらたくさん、たくさん甘えさせてください。
こんなメールだけしてても信じてくれませんよね?だから信じてもらう為に私
の動画を送
ったんです。

http://xxxxxxxx/wakanaここからメッセージをください。私に送ってくれるア
ドレス
なんて何でも大丈夫だよ;;
yahooのフリーアドレス作って入っても平気だし、なんだって大丈夫ですから。

だから私からの真剣な気持ち。。動画で見て欲しい

わたし、どうしても貴方に会いたいから。。今夜はずっとねないで待ってます。
--- ここまで ---

 wakana_oolove@leo.livedoor.comからだから、ライブドアにアカウントがあ
る奴に片っ端から送ってるんですかね。
 livedoor.comからのメールはすべて捨てるようにフィルタを調整したほうが
いいかな。
 それにしても、若菜さん、明日もあさっても寝ないで待ってくれるのかな。
人間、どれくらい寝ないでいいのか挑戦してほしい。\(^O^)/
 きっと、若菜さん、PCだから(笑)、何日でも寝ないで待ってるんだろうね。
\(^O^)/
 実際にあったら、クロマティ高校のメカ沢君がリボンつけてるみたいなキャ
ラだったりしてね。

 今日、市ヶ谷は華麗な桜吹雪。靖国通りは任侠道になってました。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: ただいま生存中
---
> === 06/ 4/ 2 16:07  若菜 <wakana_oolove@leo.livedoor.com>から
> 標題: 最寄の駅はどこなんですか?

 誰か「プノンペンです」とか答える人はいないのかなぁ。「カラチです」でも
構わないけど。:-P

-- 
  たま@無精庵
    blog: http://hesomagari.seesaa.net/
          http://blues.asablo.jp/blog/ (テスト中)

===
IB9S-YSI(吉井 誠一郎), 06/ 4/ 2 21:24, 6行, 0(0)関連
標題: その手のメール
---
昨年あたりから手を変え品を変え来てますねえ。
一応ストーリーみたいなの考えてるんでしょうか。ひとつの名前で何週間か
ずっと来て、しばらくぱたっと止まり、また違う名前で似たストーリーの
メールが連日来る。文面見たらもろ「男が考える女性の文章」ですけどw

ぶる

===
標題: Re: ただいま生存中
---
 若菜さんという人から、さらに来ました。\(^O^)/
--- ここから ---
06/ 4/ 2 20:34  若菜 <wakana_oolove@leo.livedoor.com>から
標題: 1日1日こうやって待つのも…最後になっちゃうんです。
---
今日が無理なら本当に終わりになっちゃうんです…私どこでも行きますから。

お願いします。会ってほしいです、今の私には他になにもないんです…会って
もらえるな
らどんな事でもしますから…お願いします。
私の動画をを送ってたから、恥ずかしかったけど…どうしても最後になっちゃ
う前に会っ
てほしかったから、送ったんです。

まだ、今も見て貰えてないのかな?
このメールには添付できないから携帯にメールに送っておきました。私が解除
しないかぎ
りは残ってるから…見てくれたら本当に会うためならなんでも言うこときくっ
てわかって
もらえると思うので見てください。

パスワードは「xxxx」だよ。お金なんてかからないからね

http://xxxxxxxx/wakana ここから私にメールしてくれたら、直ぐに携帯から
返信メ
ールが届くから、そのメールを確認してほしいんです。
メッセージのパスワードだよ!

もう今日しか時間がないから…
メールくれたら場所と携帯番号をすぐに返事します

ただ連絡くれればそれだけですぐに会いに行けます…最後の想い出をください
…このまま
終わってしまうなんて悲しすぎるんです。。。さようなら
--- ここまで ---

 とうとう、これが最後で、さようならだそうです。\(^O^)/
 何日でも待つといってたのに、若菜さん、辛抱足りないですね。\(^O^)/
 そんなこといって、きっと、明日も来るんだろうな。^^;
 あと、こんなのも、さっき来てました。jpじゃなくてjqドメインから来てま
した。jqってどこ? jpごまかすために適当にやったのかな。

--- ここから ---
06/ 4/ 2 23:20  ご近所メール相談所
標題: コチラの女性様とのSEX自由契約が可能になりました!
---
今回、真に勝手ながらご連絡をさせて頂きましたのは、
貴方様にはコチラの女性様とのSEX自由契約が可能になりました
そのご報告で御座います!
────────────────────────────

http://xxxx/

●お名前 千恵美(チエミ)さん
●ご年齢 26歳

●貴方様への特典
?携帯番号・アドレスは最初のお返事後折り返し送信
?Hは即日、お礼は最低3万円〜お支払いをお約束
?お礼お支払い方法はご希望に応じ銀行先入金も可能
?ご希望の日時・場所へコチラからお迎えに上がります
--- ここまで ---

 明日、朝9時に、平壌とかいったら、彼女、どうするんだろうか。^^;
 「私、喜び組なので、ちょうどよかった」なんて返事が来たら、びっくりで
すね。\(^O^)/

中村(show)

===
標題: Re: ただいま生存中
---
うちは伊藤晶子さんから来ています。(笑)

それにしても、Livedoorはひどい。
夜の11時頃、ブログの更新が出来ないくらい重いらしいし、
ブログには、エロサイト誘導のTBやコメントが複数つくし・・・
なんとかならんのかな

                 五九郎

===
標題: Re: ただいま生存中
---
 「まっさら美人名鑑」昨日5通、、「フリーツアーのご案内」「村石」
「安心してください」とやら連日数通、あやね、詩織、セレブ、他諸々、
連日気が狂ったように来ていますね。受信メールの約9割は spam。
 春休みだから余計多いのかなぁ。

 showさん、フラフラ電話や返信したらあかんでぇ〜。(^o^;)

                              穂高

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標題: Re: ただいま生存中
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人妻相手の出張ホスト募集というのもありますね。よっぽどみなさん性欲が余っ
てるんでしょうか?(*^^*) 

Silver_PON

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標題: Re: ただいま生存中
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 若菜さんからは、もうメールが来てません。あれが最後だというのは、ほん
とだったのだろうか。それとも、病気なのか。
 心配になってきたので、若菜さんにメールしてみます。\(^O^)/

 おいおい、敵の思う壺。

中村(show)

===
標題: Re: ただいま生存中
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>若菜さんからは、もうメールが来てません。

 私の所へは、一昨日あたりから新たに「ユリ」さんからのメールが
総攻撃をかけて来初めました。姉と同じ名前を使うなよな。(--;)

               昨夜の京王不通で疲れ果て 穂高

===
標題: Re: ただいま生存中
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>  私の所へは、一昨日あたりから新たに「ユリ」さんからのメールが
> 総攻撃をかけて来初めました。姉と同じ名前を使うなよな。(--;)

 私のスパムブロックに引っかかるメールの中には、英文で「チンチン立たない
人への朗報、バイアグラがこの低価格で」というようなメールもあります。
 最近、確かにそうした傾向があるので・・・って使う相手がいないじゃん。←
オレ。

-- 
  たま@無精庵
    blog: http://hesomagari.seesaa.net/
          http://blues.asablo.jp/blog/ (テスト中)

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: ラグビーネタ、あれこれ
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 メモだけとっててまとめる時間がなくて書けなかったんで、一気にラグビー
ネタですみません。
 サントリー、補強がすごいですね。清宮新監督、優秀を狙ってます。
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200603/rg2006032902.html
サントリー、有賀&野村は即戦力の期待…TLゆく人くる人

 ぼくがすごいショックだったのは、東芝府中のSOかつ名キッカーの日原選手
が引退すること。薫田監督も必死に説得したらしいけど、本人は体力の限界と
のこと。品川選手も引退。品川選手は、結婚して故郷長崎で教師になるための
引退だそうです。快足バックスの森選手も引退なんですよね。
 なんにせよ、司令塔であるSOのポジションが一気に手薄になりました。補強
がすごいサントリーに比べて、相当な戦力ダウンにみえます。^^;
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200603/rg2006032602.html
3冠達成の東芝府中に5人の新戦力…TLゆく人くる人
http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/topics/index.htm#060329
退部者紹介
をどうぞ。
 ラグビー日本代表関係は、
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200603/rg2006031801.html
3冠・東芝府中から6人選出…読者が選ぶベスト15社会人編
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200603/rg2006031001.html
東芝府中・大野、3日遅れで仏合宿“寿”合流公認
をどうぞ。
 クラブ対抗の世界一を決める構想もあるそうです。
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200603/rg2006033003.html
「クラブワールドカップ」構想が明らかに!日本での開催も計画
をどうぞ。
 その他、ラグビーネタはサンスポががんばってくれています。
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200603/backnumber.html
サンスポ ラグビー記事バックナンバー
をどうぞ。
 サンスポ、駅でスポーツ紙を買うときは、サンスポを買ってるからね。次に
買うのが、FC東京ネタがあるトウチュウ。ともかく、サンスポ、ラグビー記事、
これからもがんばってほしいです。

http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/topics/index.htm#060313
ファン感謝デー
は、東芝府中であったファン感謝デーの模様。知ってたら行ったのにね。今年
の元旦、東芝府中のグランドのそばを通ったら、元旦から練習していました。
その努力あっての3冠、そしてこのファン感謝デーです。
 この模様は、ケーブルテレビJ:COMの地元チャンネルでやってました。
 各選手がカメラに向かって、応援ありがとうございますなどというシーンが
あったんですが、FWの大室選手だったかな、もう照れて照れてしどろもどろに
なっててかわいかった。
 NGといえばなんといっても、日原選手。何度もNG出して、でも愛嬌があって
よかったです。あの雰囲気は引退する雰囲気じゃなかったけど。引退すると思
うと、味の素スタジアムで握手してもらったのが思い出ですね。あのときの様
子が、帰ってJSportsを録画したのみたら、映っていたからなんか恥ずかしか
ったけど。

 tvk(テレビ神奈川)では火曜日の夜9時から、ラグビーダイジェストという
番組をやっていたんですが、この前、終わりました。日本は、ラグビーのワー
ルドカップ誘致に失敗したので、今シーズン、この番組がまたあるかどうかわ
かりません。^^;
 最後の放送で、名場面集をやっていました。正月に東芝府中のバツベイ選手
が書初めをしたシーンがありました。「侍」という字を書いていました。すご
く好きなんだそうです。バツベイ選手は、日本に帰化するらしいですが、侍と
いう文字を日本名に入れたいといってました。ミドルネームに入れるんでしょ
うかね。^^;
 ルアタンギ・サムライ・バツベイ。なんか、かっこいい。
 おれも、ミドルネーム、つけようかな。\(^O^)/

 いま出ているラグビーマガジン2006年5月号は、日本選手権決勝で死闘を演
じた東芝府中ブレイブルーパス冨岡主将とNECグリーンロケッツの浅野主将の
対談がありました。
 激闘の最中に彼らが何を思い、考えていたかは対談を読んでもらうとして、
こいつら、めちゃくちゃやと思ったのが、NECの水野選手、右ほほかな、骨折
したまま強行出場だったのにあの試合で逆側も骨折したようです。試合後に検
査してわかったという。^^;
 箕内選手も足がどうかなったみたいだし、冨岡も肋骨が1本折れてたとかと
いう話もあって、でも、それを東芝府中の薫田監督に話したら、「おれは、か
つて肋骨が3本折れたまま試合していた」だって。ほんとかよ。\(^O^)/
 前、ヤマハ発動機ジュビロの曽根選手が、試合中に目の上を切って、ピッチ
横のベンチで麻酔もかけず7針くらい縫ってそのまま試合に戻ってきたのも、
すさまじかった。
 ラグビー選手、怪獣ですね。\(^O^)/

 それと、kick/salonに書くのは気が引けるのですが、府中に本拠を置く、バ
スケットボールJBLスーパーリーグのチームであるトヨタ自動車アルバルクが、
スーパーリーグで優勝したことを、地元のケーブルテレビが伝えていました。
東芝府中に続いて、スポーツ日本一の地元チームです。
http://www.toyota.co.jp/company/event/sportsnews/alvark/
アルバルク公式サイト
をどうぞ。
 あとは、これまた府中に本拠を置く、バレーボールVリーグのNECブルーロ
ケッツが優勝してくれれば、万歳です。\(^O^)/
http://www.necsports.net/m_volley/news/archive/index.php
NECブルーロケッツ

 あと1つ。この前、J:COMでFC東京対東京ヴェルディの試合をやってました。
 えっ、FC東京はJ1, ヴェルディはJ2だろ? 練習試合?
 いいえ、答は、バレーボールのV1リーグにFC東京と東京ヴェルディがいある
んです。その公式戦だったんです。FC東京と東京ヴェルディの戦いはサッカー
だけじゃないんですね。初めて知りました。両チームともVリーグの昇格を目
指して戦っています。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: オージーボールに日本人選手
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 これだけは早く書いておきたかったんですが、時間がなかったので、だいぶ
遅いネタですがすみません。しかも、サッカーじゃなくて、オージーボールネ
タ。フットボールの仲間ですけど。^^;

 この前、TBSのニュースバードだったかな、オーストラリアン・フットボー
ルというより、完全格闘技ほとんど殺し合いフットボールというのか、超激し
いぶつかり合いのオージーボールに、日本人選手が2人挑んでいました。
 そのうちの1人は、2部リーグ?のチームに入ることができたようでした。
 入れた人は、身長はあまりないんですが、スピードが評価されたようです。

 オージーボールは、2メートルくらいの奴らが、飛び蹴りからエルボーから
なんでもありにみえるし、アメリカン・フットボールと違って防具着てないの
に、よくまあ、日本人で挑戦する気になったなあと。それだけで驚異です。
 最近、テレビでオージーボールやらないですね。ニュース映像でもやらない
みたい。前はCNNとかでやってたような気がするけど、単におれが観てないだ
けかも。
 「オージーボール」でぐぐるといろいろ出てきます。二宮さんも書いてます
ね。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/column/2000/ZZZEZA9YT1D.html
オージーたちを熱狂させる、“もうひとつ”のフットボール。
をどうぞ。
 あ、日本人プレーヤーの記事があった。
http://news.tbs.co.jp/20060305/headline/tbs_headline3239376.html
オージーボール、初の日本人選手誕生へ
です。
 榊さんか。身長166cmですよ。なんだか、NFLに挑戦する田伏勇太選手みたい
な感じ。
 榊さん、ガンバレー。田伏さんも、ガンバレー。

乳の詫び状(2006/04/02)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ただいま生存中
---
 書き込みがないので心配してくれる方々がいろいろいらっしゃいます。ご心
配をおかけしてすみません。まだ生きています。生きててすみません。太宰治
です。\(^O^)/

 最近、特に女性がすごく心配してくれてメールを何度もくれます。ありがと
うございます。
 わかなさん、ともこさん、かおりさん、あやさんなどなど。
「どうして会ってくれないの? 昨日は4時間も待ってたのよ。今夜すぐ会い
たいわ。会って私を抱いて。抱いてくれたら小遣いも差し上げられるのに」
とかいって、とっても心配してくれています。
 お前、それ、出会い系や詐欺系のメールじゃないの?\(^O^)/

 そういう出会い系じゃなくて、最近、卒業入学転勤引越し人事異動の季節で、
いろんな人と会ったり飲んだりして、毎日、あわただしいけど、楽しい。この
前は、何年ぶりだろう。飲みすぎて帰れなくなって新橋のカプセルホテルに泊
まりました。
 坂本、10年ぶりだったね。また、飲もうぜ。
 カプセルホテルは、一時、新宿グリーンプラザに泊まっていた時期があった
けど、あそこは大きなお風呂もあってなかなかいいです。
 新橋で泊まったところはそういうのは、なかった。
 浅草のカプセルホテルにも何度か泊まったが、ロッカールームは狭いけど、
最上階に大風呂があって、露天風呂もあったような気がする。
 朝、男が何人も裸でビルの屋上にいるんだけど、下を歩くOLさんたちは気づ
かない。\(^O^)/
 男たちは、隅田川を挟んで向かいにあるアサヒビールのビルに向けて、ちん
ちん丸出しで、背伸びなどしつつ、立ってるんだけど。\(^O^)/
 日常の出勤風景のちょっと上には、非日常的光景が展開しているのに、地上
の人は誰も気づいていないという、この感覚。いい光景だなあと思いました。

 そういう飲み会とともに、花見なんですよ。夜桜、あちこち、見て歩いたら、
寒くて風邪っぽい。それに昼は花粉症も加わって、今週、体調不良。昨日も府
中であちこちの桜をみつつ飯食ったりしたんだけど、花粉すっちゃったのか、
帰ってきて夕方から頭が痛い。すぐ寝ました。そしたら、こんな時間に目が覚
めた。\(^O^)/

 いろんな人に会ったり、話を聞くと刺激を受ける。
 この前、数理システムであったFranz Lispのセミナー。時間の都合で途中だ
けしか行けなかったし、黒田さんやJansさんたちとも話もできなかったけど、
なかなか面白かった。
 最近、ちょっと暇をみてはLispやPrologやってるんです。それと囲碁将棋チ
ャンネルかな(笑)。TSR2005、つるのさん、がんばれ。激指はまだ解禁してい
ません。慶応での講義が終わったら解禁予定。
 それと暇をみては、学生時代に聴いたジャズやらフュージョンやらいろいろ
聴いているんだけど、名曲、名演奏はやっぱいいね。DVDもいいね。悲しいの
は廃盤でCDがないのがけっこうあること。といって、レコードで手元にはあっ
ても、もはやレコードプレーヤーを出して聴ける状態でもないしね。
 ラグビーネタ、野球WBCネタ、Lispネタ、囲碁将棋ネタ、音楽ネタも暇と書
く気があれば、そのうち。経済学ネタもちょっといっとかなきゃいけないこと
もあったなあ。
 また眠たくなったので、寝ます。
 そうそう、探査機はやぶさ、なんとか、まだ生きてるんですってね。がんば
れ、がんばれ。おれもがんばるから。

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