乳の詫び状

Last update 2007/02/15

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

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 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2007/01/30)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 世界最長手数詰将棋
---
 先週、数ヵ月ぶりにRingのメンバーと会って、遅まきながら新年会。
 そのとき、将棋の話になって、弾さんがBonanzaに勝ったなんていうから、
えっ、弾さん、将棋強いんだと思って、激指の8級といい勝負、6級になかな
か勝てないおれ、しかも、1ヵ月指してない、つまり、今年は指してないなあ
などと思いながら、詰将棋の話が出て、弾さんが、世界最長手数の詰将棋は、
611手詰めなどといったので、ここぞとばかり、
「このたわけもの! 無知、バカ、アホ、ボケ、すっとこどっこい。それは江
戸の天才棋士伊藤兄弟の弟、伊藤看寿の巧図の第100番寿のこと。いまは、
もうミクロコスモスという1525手詰めがあるんじゃ」
などと吼えた。
 実際は、伊藤看寿や巧図という名前も思い出せず、ミクロコスモスは1200手
か1300手くらいだったかなあ、程度の迫力のない物言いだったけど。^^;

 以下、紹介したリンクには、動かせる棋譜が出てきますが、Javaのアプレッ
トが動かないといけないので、ご注意。

 さて、現在世界最長の詰将棋「ミクロコスモス」の情報は、
http://toybox.tea-nifty.com/memo/2006/01/post_77be.html
橋本孝治「ミクロコスモス」
にあります。
 実際の作品は、
http://www.geocities.jp/k_7ro/index.html
橋本孝治 普通詰将棋作品集
の
http://www.geocities.jp/k_7ro/o18.html
橋本孝治 普通詰将棋作品集 作品番号:18 作品名:ミクロコスモス(1525
手版)
にあります。

 ミクロコスモスのことを知ったのは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410301671X/showshotcorne-22/ref=nosim
羽生善治, 松原仁, 伊藤毅志著「先を読む頭脳」
だったと思います。あれ、その前かな。よーわからん。^^;
 この本の中で、いまのコンピュータ将棋の終盤力はすさまじく、この1525手
にもなる詰将棋すら、ノートパソコンでも1時間程度で解くという話が出てい
ます。
 1525手という話を聞いたとき、ソフト屋としての第一感(お、将棋や囲碁の
プロっぽい言い方(笑))は、パラメータがあって少しずつ変わっていくような
ループがあるんだろうということ。それで手数を増やしているんじゃないかと。
 実際に見てみたら、そうなのね。上部と左上半分を使って、少しずつ形を変
えていくのね。その間、上のほうを玉がいったりきたりして。
 おれの第一感も大したもんだね。自我爺さん(Copyright (c) 中村正三郎)。\(^O^)/
 これ、初めて動かしたときは、夜、眠たくなってから見つけて、動かしてみ
たのよ。だもんで、上部で左右に玉が動くのが、羊が一匹、羊が二匹みたいな
感じで、おれ、パソコンの前で寝ちゃったんです。\(^O^)/
 はっと気づいたら、もう終わってました。\(^O^)/

 さて、もう1つは江戸時代の傑作。
 雑誌「将棋世界」2006年12月号の付録は、青島たつひこ氏による「将棋ライ
バル物語1 将棋史を彩る天才対決 伊藤宗看 VS 伊藤看寿」で、江戸時代
のスター棋士だった伊藤兄弟の物語です。
 最初がいきなり、例の611手詰めの詰将棋の紹介。これ、伊藤看寿がなんと
13歳のときの作品なんですってね。
 伊藤兄弟には、嘘かほんとか伝説がいくつもあるけど、この611手詰めの詰
将棋にもあって、こんな伝説があるそうです。
 囲碁の6世名人本因坊道知は将棋も強かった。彼は、師匠の本因坊道策が作
った大長編詰碁を見せて、看寿少年に「いくら、お前が天才でも将棋でこんな
大作は作れないだろう」と挑発したら、看寿は数日後にこの611手詰めを作っ
てきたというんです。\(^O^)/
 「嘘だろーーーー」ってなもんですよね。
 ちなみに、これ、昭和になるまで破られなかった長手数だったそうです。

 数学者岡潔氏が「江戸時代は、芭蕉と宗看・看寿の詰将棋を生んだだけでも
意味がある」と書いたそうですね。ここで芭蕉とは、芭蕉とその一門の俳句連
句のことです。
 評論家平岡正明氏は、戦後日本文学の3大王国は、山田風太郎の「奇形の王
国」、団鬼六の「変態の王国」、筒井康隆の「ビョーキの王国」などと述べて
ましたが、芭蕉の俳句連句、宗看・看寿の詰将棋に、関孝和の和算を加えた3
つが、江戸文化の3大遺産といったのは、誰だったかな。思い出せない。
 ひょっとして、おれ?(爆)\(^O^)/
 どこからも文句が出ないなら、それまでおれということにしておこう。\(^O^)/

http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/
詰将棋博物館
に行くと、詰将棋の逸品が並んでいます。
 伊藤兄弟の作品は、
http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/musou/musou00.html
伊藤宗看 将棋無双
http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/zukou/zukou00.html
伊藤看寿 巧図
にあります。
 611手詰めの詰将棋は、
http://park6.wakwak.com/~k-oohasi/shougi/zukou/zukou10.html
将棋図巧 第91番―第100番
の中にある最後の第100番の寿です。
 これもすごいんですけど、個人的には、第99番の煙詰があまりに鮮やか。
 これ、煙になって消えるように盤上から駒が次々と消えていって詰み上がる
という、まさに芸術です。ご堪能あれ。

http://homepage2.nifty.com/souma/tume.htm
詰将棋マニアックス
にも、いろんなリンクがあります。ご参考までに。

乳の詫び状(2007/01/29)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: プログラミング言語の系図(系統図、系統樹)、博物館
---
 いつもeMacさんありがとうございます。
 以前、紹介していたと思ったけど、まだでしたね。
 プログラミング言語の系図というか系統図というか、系統樹というか。
 おれ、いつも、こういうのみて、CがAlgolの流れの中にあるのが違和感があ
るんだよね。
 ま、それはそれとして、
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070126_computer_languages_history/
Fortranから最新言語まで、約2500種類のプログラミング言語の系図
http://www.levenez.com/lang/history.html
Computer Languages History (preview)
http://www.levenez.com/lang/
Computer Languages History
をどうぞ。

http://people.ku.edu/~nkinners/LangList/Extras/langlist.htm
The Language List
は知らなかったので、みてみました。

 たとえば、G言語はあるか。
 萩谷先生、湯浅先生が京大数理懐石研究所で作った、あ、とってもナイスな
誤変換。
 京都大学数理懐石研究所か。あってもおかしくないよね。\(^O^)/
 正しくは、数理解析研究所。
 まだ、世界がSunViewだOpenLookだなんていってころ、萩谷先生、湯浅先生
が作った革新的なウィンドウシステムGMWの拡張言語Gなんか、載ってないなあ。
 NeXTのウィンドウシステムNeXTSTEPは、Display Postscriptがウィンドウシ
ステムの拡張言語だったけど、GMWは、拡張LispのGだもんね。Mは仮想マシン
のこと。Wがウィンドウのことで、合わせてGMW。で、それを踏まえつつ、ネー
ミングがGive me More Windowsの略だということになっていた。
 Gが載ってないんじゃ、まだまだだな。
 と思ったら、
http://hopl.murdoch.edu.au/
HOPL: an interactive Roster of Programming Languages
で検索したら(ちなみに、HOPLは、the History of Programming Languagesで
す)、こっちにはちゃんとありますね。
http://hopl.murdoch.edu.au/showlanguage.prx?exp=5077&language=G
をどうぞ。
 Lispの方言の一つ、 T はあるか。あるなあ。
http://hopl.murdoch.edu.au/showlanguage.prx?exp=1019&language=T
ですね。

This site lists 8512 languages, complete with 17837 bibliographic 
records featuring 11064 extracts from those references.

は、伊達じゃないね。
 アルファベット1文字言語がどれだけあるかと思って検索を始めたら、いき
なり、A のみってないですね。
 A# からしかない。A って盲点だったの?

乳の詫び状(2007/01/28)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: トップリーグ、プレーオフ、決勝は東芝対サントリー
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 トップリーグのプレーオフ、マイクロソフトカップは、東芝とサントリーが
勝ち、決勝は、東芝対サントリーになりました。

 東芝は苦戦しました。トヨタは、司令塔SOの廣瀬が肉離れをおして出場した
けれど、前半途中で交代。アイイがSOになりましたが、日本で初めてSOとして
プレイしたとは思えないほど、変幻自在にスピーディなゲームメイキングで、
これが苦戦の原因かと。
 東芝はほとんど自陣で守備でしたが、この守備は非常に強くて、トヨタは攻
め切れませんでした。
 東芝はチャンスは必ずトライに結びつける決定力がさすが。それも華麗なパ
スワークやサインプレイで魅了してくれました。
 テレ朝のスポーツニュースだったかな。ぼくが大好きなキャプテン冨岡が、
キックに反応してダイビングしてトライしたシーンが流れましたが、東芝の華
麗なプレーがスポーツニュースに、それも冨岡のプレーが流れたのは初めてじ
ゃないかな。とてもうれしい。
 ヤマハとサントリーの試合は、サントリー楽勝ペースかと思ったら、最後の
最後までわからない。ヤマハの決してあきらめないラグビーが出ましたね。リ
ーグ戦ではロスタイムで逆転したけれど、今回は、1点差でサントリーが逃げ
切り。
 個人的には、FBの大ベテラン36歳の松田選手が出場したのがうれしかったで
すね。ラグビーで36歳で現役かつこういう大舞台でも出場してきっちり仕事が
できるのは驚異的。
 これは以前の東芝府中黄金期の中心メンバー、いまヤマハ発動機ジュビロに
いる村田選手もそうですね。
 あの二人をみていると、西武ライオンズ黄金期の中心メンバー、なぜか、秋
山と工藤を思い出しちゃうんですよね。
 松田と村田両選手を、京王線府中駅で見たのが、私の自慢の1つ。\(^O^)/

 会見の模様は、
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/news/2007/20070128-1486.html
マイクロソフトカップ セミファイナル 会見レポート(東芝 38-33 トヨ
タ自動車)
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/news/2007/20070128-1490.html
マイクロソフトカップ セミファイナル 会見レポート(ヤマハ発動機 39-
40 サントリー)
をどうぞ。
 両チームともケガ人が出ているので、ケガの程度や回復が心配ですね。
 東芝は、マクラウド選手は大丈夫だったのかな。オト選手も交代したし、中
居選手のほうがひどいケガだったみたいだけど。サントリーも有賀選手が途中
交代したらしいし。

 それから、
 府中市白糸台小学校の白小フェニックスが、サントリーカップ第3回全国小
学生タグラグビー選手権大会東京都代表になっています。詳しくは、
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/news/2007/20070117-1445.html
2007年1月6日(土)味の素スタジアムにて、サントリーカップ全国タグラグビ
ー選手権大会 東京都代表決定戦開催!試合ではスタジアムクイズを実施!
をどうぞ。
 全国大会は、2/24, 25に秩父宮で行なわれます。
 白小フェニックス、がんばれ! 武運を祈る!

http://www.rugby.or.jp/tag/
タグラグビー ジャパンキッズウェブサイト

 サントリーは小学生からラグビー人口を増やそうとしてこの大会のスポンサ
ーになってくれてますね。これでいい選手が育てば、地元のサントリーサンゴ
リアスに入ってもらうつもりなんでしょうか。
http://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/yellowflag/2006/1220.html

 いいなあ。有賀選手とか来てるのね。

 東芝もなんかやらないと、府中の小学生ファンを取られちゃうぞ。\(^O^)/
 前、サントリーのサイトに比べて、チームニュースが少ないということを書
いたせいか、オープン戦の模様なども書いてくれるようになりましたね。
 でも、もっと情報発信しないと。サイトがなんかお堅いというか、もっと活
気がほしいですね。
 地域密着ではヤマハにも負けているんじゃないか。というか、この前書いた
ように、ヤマハが今一番地域密着では進んでいるんじゃないでしょうか。
 前述の会見レポートでも、ヤマハの堀川監督もファンが大勢やってきてくれ
たことにまず感謝しているし、公式サイトもいいしね。

http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/index.htm
東芝ブレイブルーパス
http://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/
サントリーサンゴリアス
http://www.yamaha-motor.co.jp/rugby/index.html
ヤマハ発動機ジュビロ

乳の詫び状(2007/01/26)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Maxima, KNOPPIX/Math, R, Octaveその他
---
 おお、なんということ。ありがたやありがたや。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123372#c1129286
に、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777512010/showshotcorne-22/ref=nosim
横田博史著「はじめてのMaxima」
の著者、横田さんその人じきじきがコメントしてくださってますね。
 こりゃ、ソッコーで、ご著書注文でしょう。
 そうそう、ご祝儀、ご祝儀。\(^O^)/

http://www.knoppix-math.org/
KNOPPIX/Math Project
について、「珠玉の数学アプリケーションが沢山あるので、楽しんでいただけ
るかと思います」とのことですが、数学できないので、楽しめないと思います。
^^;
 でも、サンプルがいろいろあるみたいなので、訳もわからず動かして感動す
るということはありそうですね。時間ができたらやってみたいと思います。

 なお、KNOPPIX自体は、ぼくが代表(まったく役立たずだけど)になってる
http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project
でも、置かせてもらっています。、

 ちょっと調べたら、この手のジャンルを絞った言語はいろいろありますね。
 S言語やS-PLUSは名前だけは知ってましたが、R言語ってのもあるんですね。

http://www.msi.co.jp/splus/
数理システムのS-PLUSページ

http://www-06.ibm.com/jp/developerworks/linux/041015/j_l-r1.html
データ解析用統計言語Rによる統計的プログラミング: 第1回 豊富な統計機能
で遊ぶ
http://www.r-project.org/
R言語の公式サイト

 入門書もあって、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4274066231/showshotcorne-22/ref=nosim
竹内俊彦著「はじめてのS‐PLUS/R言語プログラミング」

 タイトルといい、横田さんのMaxima本のライバル?\(^O^)/
 MATLABも有名なんですよね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/MATLAB
MATLAB

 でも、GNUのOctaveなんていうMATLAB系の言語があるのは知りませんでした。
これ、すごそうですね。Maximaとどう違うの? 直接的なライバル? それと
も対象ジャンルが違って棲み分けているのでしょうか。

http://www.gnu.org/software/octave/
GNU Octave
http://ayapin.film.s.dendai.ac.jp/~matuda/PlotUtils/Octave/octave.html
Octave
http://www.obihiro.ac.jp/~suzukim/masuda/octave/html/
GNU Octave 日本語マニュアル
http://mail.sp.es.yamanashi.ac.jp/~ohki/matlab/index.html
科学技術計算言語 MATLAB と Octave

 そういえば、
http://ja.wikipedia.org/wiki/MUMPS
MUMPS
もあったなあ。
 MUMPSはM言語なんですよね。

 S言語とM言語。
 ここで重大な分岐点がありますね。^^;
 S, M, Lとサイズ方面の連想をするのか、S, M, ムチとロウソクとエロ方面
の連想をするのか。\(^O^)/

 アルファベット1文字言語はけっこうあるなあ。どこかで誰かがリストを作
ってないんでしょうか。

 しかし、寄り道ばかりでいつになったら、バイオインフォマティクス入門書
やLisp/CLOS入門書の話になるんだろう。^^;
 フェルマーと和算のネタもあったなあ。^^;

追記:
 古林さんからjouwa/salonに。
R言語 日本語化に関するページもあります。
http://www.okada.jp.org/RWiki/?RjpWiki

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: どひー、大間違い
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/25/1136308
おれも勝手に、イトカワ、はやぶさ特集号
で、大バカやってます。\(^O^)/

--- ここから ---
初めまして、石井と申します。
「乳の詫び状」楽しく拝見しております。

ところで、乳の詫び状(2007/01/25)で、
" ところで、Science誌の日本での提携先は日経サイエンスだけかと思ってい
たら、田辺製薬がやってるんですね。こっちのほうが週刊だし、本家に近いん
でしょうかね。"
とお書きになっていらっしゃいますが「日経サイエンス」誌は"Scientific 
American"の日本語版で、AAASの"sciencemag"とは別の雑誌だと思います。

Sience誌の日本語訳は、お書きになった
http://medical.tanabe.co.jp/public/science/index_science.shtml
にしかないようです。また、そのようなサイトがあるのを初めて知りました。
科学読み物好きにとって、また一つ楽しみが増えました有り難うございます。

今後もユニークな観点での話題を楽しみにしております。
--- ここまで ---

 ご指摘ありがとうございます。
 完全に混同してました。\(^O^)/
 こういう読者をもてて、ぼくはつくづく幸せ者だと思います。
 みなさま、これからもよろしくお願いします。
 あの、ぼく宛のこういうメールに敬語は不要です。先の書き込みのYasuさん
もそうですが、もっとフランクに書いてくださってけっこうですよ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: あるある騒ぎ
---
 Yasuさんから。
--- ここから ---
 中村さん、はじめまして。

 いつも楽しくウェブサイトを読ませていただいております。 中村さんのこ
とを知るきっかけになったのは The BASIC 1988年4月号から始まった「書き殴
り西麻布日記」でした。 初回でファンになってしまいました。 引き続き連
載された「電脳騒乱節」を含めアンダーラインを引きながら、毎月のめり込む
ように読んでおりました。

 当時は東京の薬科大に通っていました。 卒業の3月、荷物整理の際に多く
の雑誌を処分したのですが、中村さんの連載だけはとても捨てる気になれず、
カッターナイフで切り取り実家行きの荷物としました。 それらは今でも手元
にあり、当時の判断が間違っていなかったと実感しております。

 さて、「あるある大辞典」は打ち切りということになってしまいました。 
花王がスポンサーを降りることが決定打になったようです。
 ところで、その花王ですけど、ヒット商品エコナに関して、食の安全性とデ
ータの信憑性において不安に思うことがあります。

 一つはガン促進作用に関するものです。 一部のサイトで取り上げられてい
るだけでなく、行政主導で追加試験を行っています。

「エコナ、自社研究でもガン促進を示唆 花王はデータ公開拒否」
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=472
「厚生労働省:DAG(ジアシルグリセロール)の追加試験に関する検討会」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/10/s1015-1.html

 もう一つは、「体に脂肪がつきにくい」の根拠になったデータの信頼性が極
めて低いという指摘です。

「「薬のチェックは命のチェック」季刊誌 第23号 がんの痛みとモルヒネ」
http://npojip.org/contents/book/mag023.html

 「あるある」の件ではスポンサー企業花王は被害者的立場ですけど、果たし
てそうなのだろうか、疑問に感じることが少なくありません。 これからの動
向に注目していきたいものですね。

 では、失礼します。

追伸 暖冬とはいえまだまだ寒い季節です。 風邪などに気を付けてください。
--- ここまで ---

 いやあ、うれしいですね、こういうメール。
 雑誌連載のときのページ、おれ、もうもってないかも。たしか、切抜きして
実家にあったと思ったけど、父が亡くなって実家を整理したときに、おれが荷
物置き場のように送っていたもの、けっこう捨てられたみたいですからね。\
(^O^)/
 Yasuさん、それ貴重なので保管しておいてください。
 そのうちゲシュタポに見つかって、思想膿漏、狂気準備集合罪で投獄される
かもしれませんが。\(^O^)/

 エコナの件は、
http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/index.jsp
日経のフードサイエンス
でも、話題になってた記憶がありますが、ちょっとどういう話だったか、思い
出せません。^^;
 いま、ここ、やはり、「あるある」問題が話題ですね。

 今週の週刊文春2007年2月1日号は、「あるある」騒ぎを取り上げてますが、
メーカーや業界と癒着して結論らりきで制作されていたことなどが出ていまし
た。その中に花王や明治乳業の名前もありましたね。
 あと、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之を取り上げていました。まだ
えぐり方が浅いと思いましたけど、「オーラの泉」というあの番組も、そろそ
ろトラブルが出そうな気配があるんですけどね。細木数子も。
 いろいろトラブルがあると、簡単に騙されているMixi参加者のリテラシーが
低いことが話題になりますが、ITのリテラシーだけじゃなくて、世の中全般に
対して、ひっかかりやすい人が多いんでしょうね。

http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/
週刊文春

乳の詫び状(2007/01/25)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: おれも勝手に、イトカワ、はやぶさ特集号
---
 アメリカの科学雑誌Scienceが小惑星イトカワとはやぶさプロジェクトの特
集号を組んでいたというので、おれも勝手に特集号(爆)。
 Science誌編集長が丁寧な謝辞を述べていたという号は、
http://www.sciencemag.org/content/vol312/issue5778/index.dtl
Science誌、イトカワ、はやぶさ特集号。2 June 2006
ですね。
http://www.sciencemag.org/index.dtl
Science誌のサイト
も、ぱっとみとところ、バイオ系の話、けっこうありますね。
 ところで、Science誌の日本での提携先は日経サイエンスだけかと思ってい
たら、田辺製薬がやってるんですね。こっちのほうが週刊だし、本家に近いん
でしょうかね。

2007/01/26 追記:
 Scienceと日経サイエンスの件。これは、完全に混同していました。詳しくは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/26/1138333
どひー、大間違い
をどうぞ。

http://medical.tanabe.co.jp/public/science/index_science.shtml
田辺製薬にあるScience誌日本版サイト
http://medical.tanabe.co.jp/public/science/06/2006_6_2/sci_jap.shtml
田辺製薬にあるScience誌日本版のイトカワ、はやぶさ特集号。2 June 2006

http://www.nikkei-bookdirect.com/science/page/magazine/0606/hayabusa.html
日経サイエンス、川口淳一郎「はやぶさ」の挑戦 小惑星探査時代の幕開け
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/index.shtml
JAXAのはやぶさ解説ページ
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index.html
はやぶさの公式サイト
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index_48.html
「はやぶさ」の近況と「はやぶさ−2」に向けて
を読むと、NASAは「はやぶさ」「はやぶさ−2」を追い越すプロジェクトをや
ろうとしているんですね。NASAだと最小クラスの規模なのに、それでも「はや
ぶさ−2」の4倍の予算なんですね。^^;
 「応援してください」といってるけど、どう応援すればいいの?
 ウェブやブログでこうやって「はやぶさ」のことを書くくらい、なんてこと
ないんだけど、それで何かどうかなる?
 やっぱり、おれが総理大臣にならないとだめ?\(^O^)/

http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/relate.shtml
はやぶさ関連記事:宇宙ニュース
の
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0602.shtml
「はやぶさ」によるイトカワの科学観測成果、科学雑誌「サイエンス」が特集!
に、サイエンス編集長Donald Kennedy博士からの手紙の全文がありますね。
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0815.shtml
はやぶさサイエンスウィーク報告
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/today.shtml
にある
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/dish.shtml
「はやぶさ」を食べよう!?
は笑ったなあ。楽しいね、これ。

 「はやぶさ」のムービー、スクリーンセーバーなどは
http://moon.jaxa.jp/ja/muses-c/fun.html
にあります。もう、スクリーンセーバーにしちゃったもんね。\(^O^)/
 はやぶさが地球を使って加速する地球スイングバイのスクリーンセーバーに
なってるんだけど、地球スイングバイって、すごい精度が要求されるのね。も
っと簡単なものかと思ってた。^^;
 地球上空の直径たった1キロの穴に、秒速30キロで突っ込んでいくんです
ね。ちょっとでもはずれたらお陀仏だそうです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/スイングバイ
スイングバイ
http://www.jaxa.jp/press/2004/05/20040526_sac_hayabusa_j.html
はやぶさのスイングバイ

http://jda.jaxa.jp/jda/p3_j.php?mode=search&genre=-1&type=-1&photo_no=&keyword=%A4%CF%A4%E4%A4%D6%A4%B5&submit=%B8%A1%BA%F7%B3%AB%BB%CF
で、はやぶさの画像を検索して、ダウンロードして壁紙にしました。\(^O^)/
 Operaだと、CSSの処理がおかしいのか、検索結果がスクロールしないとみえ
ません。^^; ともかく検索結果の画像から好きなのを選んで、クリックする
とさらにその1つだけの検索結果になります。さらにクリックすると大きな画
像になるので、それを保存してください。

http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/image/poster_a3.pdf
イトカワ到着を記念したポスター
もありますよ。

その他参考:
http://www.google.com/custom?domains=iiyu.asablo.jp%3Bwww.asahi-net.or.jp&q=%82%CD%82%E2%82%D4%82%B3&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp&client=pub-8265382438304350&forid=1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: トヨタ期間工差別でブログ炎上
---
http://www.j-cast.com/2007/01/22005049.html
「あるある」関西テレビ 捏造だけでなく「盗用」会見
をみたついでに、ランキングを見ていたら、この前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/24/1044925
トヨタ絶望工場の世界は30年経っても続いているのか
を書いたせいか、
http://www.j-cast.com/2006/11/20003907.html
評論家池内ひろ美ブログ 「職業差別」で炎上
http://www.j-cast.com/2006/11/21003918.html
炎上池内ひろ美ブログ 反論でさらにネット上騒然
が目にとまった。

 この人、テレビのワイドショーでコメンテーターもやってるんでしょ?
 コメンテーターやってるんなら、見下す話をするんじゃなくて、その期間工
たちからうまく話を聞きだして、取材源にすればよかったのにね。ま、それが
できなかったということは、コメンテーターとしては3流、5流、7流とか3
以上の素数ですね。\(^O^)/
 元々のタイトルがトヨタ絶望工場だった
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061830961/showshotcorne-22/ref=nosim
鎌田慧著「自動車絶望工場」
くらい読んでればね。おれも読んでないけど。\(^O^)/
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906605133/showshotcorne-22/ref=nosim
横田一, 佐高信, 『週刊金曜日』取材班著「トヨタの正体―マスコミ最大のパ
トロン トヨタの前に赤信号はないのか」
なんてのもあるんですね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: まだある「あるある」ネタ
---
 まあ、どうせ、テレビ屋のデタラメ体質は変わらないから、いくら書いても
しょうがないけど、jouwa/salonにもコメントがいくつもあるので、まとめて
紹介。
 あのね、ある番組がひどいと思ったとき、テレビ屋に言ってもほとんど効果
がないと思うよ。
 一番効くのは、スポンサー企業に文句を言うこと。あの番組のスポンサーに
なっているとは御社の見識を疑う。御社の商品を買わないと言うこと。
 こういうの100通くらい集まるとスポンサー企業も考えるでしょう。スポ
ンサーから文句がいって初めてテレビ屋は何とかしようと思いますから。

 いやあ、何でもあるな、さすが「あるある」と思ったのが、ふるかわさんか
らの、記者会見も週刊朝日からパクってやっていたという話。
 古林さんからの
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail77lite.html
健康食品の素材情報データベース
の紹介もいいですね。
 そういえば、第3者を入れた調査委員会を作って調査するとかいう話があっ
て、どのスポーツ紙だったか、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861990424/showshotcorne-22/ref=nosim
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた」
の著者のコメントをとっていて、入ってくれといわれたらどうですかなどとや
ってました。入れたら大したもの。^^;

--- ここから ---
===
標題: Re: 発掘!あるある大事典、ついに捏造発覚
---
 納豆は臭いしネバネバして気持ち悪いので嫌いだ。
 それはともかく、世の中に納豆が無くなるほどにダイエットをしたがる人が
いるというのに驚く。お菓子だのジュースだのを止めたほうが効果的だと思う
んだけどなぁ。あと、必要以上に痩せようとする人もどうかと思う。細けりゃ
いいってものでもなかろうに。

                                穂高
===
標題: Re: 「あるある」、放送打ち切り
---
ふるかわです ごぶさたしてます

記者会見での説明内容が、自社内独自調査を装って、実は週刊朝日の質問状で
指
摘されていたことをそのまんまパクっていたというお話です。

http://www.j-cast.com/2007/01/22005049.html

社内調査まで外注しちゃうなんて、本当に調査能力の欠如がはなはだしいです
な

===
標題: Re: 発掘!あるある大事典、ついに捏造発覚
---
いかん。納豆の祟りだ。メインマシンのハードディスクが
飛んだ。バックアップのバの字も取ってねえぞ。

バックアップ用に買った増設ハードディスク。動作確認だ
けして、そのうちそのうちっていう、よくあるパターンだ
よ。がっかりだよ。


というわけでいくつかネタもあったのだが、保留という
ことで。直ったころには古いネタになってて使えない可能
性が大だな。

--
まーふぃーどん

===
標題: Re: 発掘!あるある大事典、ついに捏造発覚
---
NHKでもゝようにでたらめな実験結果を元に捏造番組を作っているみたいです。
というのは「ためしてガッテン」で、同じ様に、納豆が体に良い!血液サラサ
ラーって番
組を見た記憶があるのですわ。で、今回指摘されたように納豆の成分が胃で消
化される場
合、納豆のおかげで血液サラサラってのもありえない話です。

不二家の不正をあんだけ攻撃しまくるのに、関西テレビを追及する声が他マス
コミからあ
んまし上がってこないのは、たぶん、自分達もやってるって自覚があるんだと
思います。

マスコミも少しは自己を省みる良心があるみたいですね。安心した、少しは人
間だったん
だ。

Silver_PON

===
標題: Re: またまた、「あるある」にだまされてる(嗤)
---
showさんが紹介されていた 「健康食品」の安全性・有効性情報 のウェブペ
ージ
に納豆の項目がありますね。

http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail77lite.html

信頼の置ける情報源を持っておくのが大事ですね。

古林

===
標題: 1月24日のためしてガッテンが…
---
今日放送のためしてガッテン「カツどん特集」がなんとなく
いつもと違っておとなしいような気がしたんですが、
もしかして「あるある」騒ぎで慌てて大げさな部分を
カットしてたのかもしれないと思いました。

堀晃氏も同意見のようです。
http://hori.asablo.jp/blog/2007/01/24/1135515

眞鍋かをりがブログで、業者が増産しているようだし「納豆月間」
ということにしてみんなで納豆を食べようと発言。
夕飯に食べ過ぎると尿酸値が上がるけどね…
-- 
ryo
--- ここまで ---

 NHKのガッテンもなかなかきわどいみたいですね。^^;
 つーか、健康情報番組はみんなきわどいんじゃないでしょうか。

乳の詫び状(2007/01/23)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: セレーネ「月に願いを!」キャンペーン
---
 締め切り間近なので、忘れないうちに。
 「はやぶさ」は小惑星イトカワに88万人の名前を届けましたが(そのころ
知らずに応募してなかった(泣))、今度打ち上げられるセレーネも月に名前を
届けてくれるそうです。
http://www.jaxa.jp/pr/event/selene/index_j.html
セレーネ「月に願いを!」キャンペーン
 えへへ、応募しちゃった。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 「あるある」、放送打ち切り
---
 デタラメな番組作りがバレた「発掘!あるある大事典」。単独スポンサーの
花王がスポンサーを降りることを発表したので、まず間違いなく打ち切りにな
りますね。
 スポンサーにはからっきし弱いもんね。
 総務省も厳しい対応をするといってるし。
 これまでいろんな人が、たびたび指摘してきたように、とても今回だけ、あ
あいうずさんな作りだったとは思えませんよね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861990424/showshotcorne-22/ref=nosim
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた。」(三才ブックス)
なんていう本まで出てるくらい、ツッコミどころ満載のデタラメ番組だったわ
けだから。

 でも、再発防止は、民放テレビ局の構造的問題にメスを入れないと無理。
 局の人間は電波利権にあぐらをかいて日本一の高給をとって、下請けいじめ
のように安く長時間こき使うんだから、苦しくなって手抜きをやりますよね。

 東京新聞には、こういう記事も。製作会社の苦しい立場がよく出ています。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20070122/mng_____hog_____000.shtml
納豆データねつ造 また同じこと起きる…
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/10/519062
テレビ屋は日本一の高給取りなのに、口外禁止
なんて話もある。

 制作を担当した日本テレワークについては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/21/1127496
にmeadowさんからコメントがあって、フジサンケイグループとべったりなのが
わかるけど、jouwa/salonのほうでは、destroyさんから、以下のコメント。
--- ここから ---
 野田昌宏宇宙大元帥閣下が、社長をつとめられていた会社ですねぇ(過去形)
 >日本テレワーク
 SFファンにはお馴染みというか、NASAの取材とかやっていたし、凄く親し
みの
ある会社なんだけど……
 他のTV局でも、同じような前科があるんですね。いやまったく(泣)
--- ここまで ---

 構造問題の解決は、民放テレビ局の濡れ手に粟のビジネスモデルを破壊して
しまうので、無理。
 よって、今後もやらせ、捏造は何度でも起こる。
 あとは、いかにそれをバレないようにやるか、親会社の新聞とともに考えた
りして。\(^O^)/
 発端となった週刊朝日に対して、テレビ屋は、余計なことをしやがってと思
ってたりしてね。

 Google newsってこんなとき便利ね。いくつも新聞にわたって、関連記事が
いっぱい出る。
http://news.google.co.jp/?ncl=1106169364&hl=ja

 とにかく、打ち切りになれば、マチャアキが、クズ番組の司会をしなくてよく
なるので、よかったよかった。
 あとは、国分太一君が、「オーラの泉」なんて詐欺みたいな番組に出るの、や
めてほしいんだけどな。

以下:参考
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408720314/showshotcorne-22/ref=nosim
森達也、森巣博著「ご臨終メディア―質問しないマスコミと一人で考えない日
本人」(集英社新書) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101505/showshotcorne-22/ref=nosim
池田信夫著「電波利権」(新潮新書)
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/15/1030157
吉野次郎著「テレビはなぜインターネットが嫌いなのか」 

乳の詫び状(2007/01/21)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 好適環境水
---
 いま、テレ朝での「素敵な宇宙船地球号」という番組で、「山で高級フグ育
てる謎の水タイと金魚が共に泳ぐ常識破りの(秘)養殖革命」というのをやって
います。
 岡山理科大専門学校の山本俊政・アクアリウム学科長が開発したこの不思議
な水、好適環境水というんですね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/archive/news/2007/01/06/20070106ddn012040002000c.html
好適環境水:海水魚も淡水魚も泳ぎます 岡山理科大専門学校、一緒に生育で
きる水開発
をどうぞ。

 山村で養殖ができるようにしたいというのが、すごいね。
 そうすれば、山村の振興にもなるし、世界的な争奪戦になっている魚の供給
にも役立ち、食糧危機を防げるというのが、狙いだそうです。
 これが成功すると、軽井沢ブランドの鯛やヒラメも出るかもというのが、SF
的でいいなあ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 発掘!あるある大事典、ついに捏造発覚
---
 やっと、新聞に載るようになりましたね。
http://www.asahi.com/life/update/0120/013.html
「あるある大事典」の納豆ダイエットで捏造 関西テレビ
2007年01月21日03時15分

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070121it01.htm
納豆データ捏造、「ひどすぎる」消費者が関テレに怒り
(2007年1月21日3時2分  読売新聞)

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070121k0000m040027000c.html
あるある大事典:「納豆ダイエット」はねつ造 関西テレビ
毎日新聞 2007年1月20日 19時14分 (最終更新時間 1月20日 22時58分)
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070121k0000m040070000c.html
番組ねつ造:「あるある」に消費者から怒り
毎日新聞 2007年1月20日 21時02分 (最終更新時間 1月21日 0時05分)

 朝日は記者発表をそのまま流しただけにみえる。読売や毎日のほうが、発覚
経緯やだまされた消費者の怒りが出ていて、取材してある感じ。
 毎日の記事によると、週刊朝日の取材がきっかけだったんですね。
 記事の投稿時間の表示は、毎日が一番いいですね。最初にいつ投稿したか。
その後、最終更新時間が出てる。朝日は、1/21午前03:15、読売は、03:02です
ね。朝日が一番遅いにもかかわらず、一番記事の中身がなくてすかすか。毎日
が最終更新日も一番早いけど、2本記事もあって、内容も発表ものじゃないで
すね。
 これに関しては、毎日が一番で読売2番、ドンベは朝日。\(^O^)/
 「あるある」を放送しているフジテレビ系の当の産経はといえば、
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070120/jkn070120009.htm
納豆ダイエット効果を誇張 「発掘!あるある大事典II」
(2007/01/20 19:35)
にあるが、中身は、あまりにそっけない。触れられたくないんでしょうね。^^;

 昨夜、深夜のテレ朝のニュースでもやってました。
 そのときの話だと、アメリカに行った取材班が、思うような成果がなく追い
詰められて苦し紛れに捏造したなどという話が出てました。
 これと、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/20/1126347
発掘!あるある大事典、ついに捏造発覚
で紹介した
http://news.livedoor.com/article/detail/2977621/ 
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上) 
http://news.livedoor.com/article/detail/2978159/ 
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(下)
にあるように、業界に番組内容が事前に漏れているのは癒着を想像させる。
 つまり、「あるある」のプロデューサあたり、業者からキックバックもらっ
てて、最初に結論ありきで作ってんじゃないか。
 これまでも業者から、番組で紹介してやるから金と女よこせなんてやってう
まい汁吸ってて、今度は、納豆業界やるかってノリ。
 担当プロデューサなんて、こんな感じじゃないか。
「納豆が、すばらしい食品だというデータ、がんがん、もってこいよ」
「もう前のダイエット飽きられたから、そろそろ、次のダイエットもでっち上
げないととな。バカ女がいっぱい引っかかって。視聴率取れるんだよ」
「よし、納豆でダイエット効果ありという内容にしろ!」
「放送内容は、納豆業界の連中に、事前に流しておけよ。連中ありがたがって
金払いがよくなるからな。それにその情報を知ったスーパーの連中にも恩を売
れるからな。これでスーパー業界からも金を引っ張れるな」
「下請け、口先でこき使って、会社から給料たんまりもらって、その上に、ま
たまた業界から金と女と車やマンション、がっぽりだよ。楽な商売だよな。テ
レビ局のプロデューサは一度やったらやめらないね。がはははははは」
 で、無理難題を押しつけられた下請けの製作会社が困って、捏造に走ったと。
 おれの妄想ルーチンだと、こういうストーリーが一番ありそうに思うけど。\(^O^)/

 だまされたという声が出ているけど、NHKの作っているもんだって信用でき
ないときがあるのに、所詮、視聴率に追われ、目先の金儲けに踊り、政官業の
電波利権にあぐらをかいて、30歳代で平均1500万円の年収をもらう日本
一の高給取りで威張り散らし、下請け製作会社を安い給料で奴隷扱いして苛め
抜いてるような民放のクズどもが作っているものなんて、信用できないってこ
とをデフォルトにしておくほうがいいのよ。バラエティだけじゃなくて報道で
も。
 特にバラエティやワイドショーは、ひどいもんね。
 テレビがいかにひどいかは、みんな、よく知った上で接したほうがいいです
よ。

 月曜日の、とくダネ!でこれ採り上げるかな。

 あと、jouwa/salonで、つばめどんから、別のにコメントがあったけど、こ
こに一緒に載せておきます。

--- ここから ---
===
標題: Re: またまた、「あるある」にだまされてる(嗤)
---
製作の関西テレビがデータ捏造を認めちゃいましたね。

ってことは、これまでの内容は正しかったってことか?眉唾。

近所のスーパー、いかにもかき集めてきましたといった感じに
色とりどりの納豆が山盛りになってたけど、今晩からどうなる
のかしら。

--
ねばねばどん

===
標題: Re: またまた、「あるある」にだまされてる(嗤)
---
ヒマなんで、近所の24時間スーパーに行ってきたですよ。

あいかわらず納豆山積み。入荷が不十分なお詫びつき。
でも、買ってる人ナシ。

そういやあ、数日前は納豆売り場に納豆なかったもんな。

--
星みっつどん
--- ここまで ---

結論:
 「あるある」は「あるある捏造大辞典」として、我が国テレビ放送業界の歴
史に名を残しましたね。
 その栄誉を称えて、
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/aruaru2/
から、キャストとスタッフの名前を記録として残しておきます。

--- ここから ---
キャスト
■司会
 堺 正章
 志村けん
 政井マヤ(フジテレビアナウンサー)

スタッフ
■チーフプロデューサー
 矢野浩之(関西テレビ)
 古賀憲一

■プロデューサー
 石川よしき
 武田櫻子
 浜谷知典
 川村徹也(関西テレビ)

■構成
 高瀬真尚

■総合演出
 加地克也

■演出
 新原 宏

■スーパーバイザー
 永峰 明

■制作
 関西テレビ
 日本テレワーク
--- ここまで ---

追加:
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070121k0000m040110000c.html
番組ねつ造:制作受注会社、他テレビ局でも問題に
という記事もありますね。
 下請けのトカゲの尻尾切りで逃げるつもりかな。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: わくわく授業、都立府中工業高校
---
 この前、NHK教育の「わくわく」授業に感心した話を書きましたが、いま、
NHK教育で再放送している「わくわく授業」は、東京都立府中工業高校での授
業。それも、電子商店のウェブアプリを作らせてます。PHP使って、DB使って。
 班に分かれてやってるんだけど、相互のコミュニケーションがとれてなくて、
行き詰ったり、いやあ、システム開発の縮図が出てます。\(^O^)/
 指導している寺島和彦先生(あ、また和彦だ\(^O^)/)が、どうやったらコ
ミュニケーションが取れるかなどを考えさせてますね。

http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/jugyo/070114.html
回放送:平成19年1月14日
目指せ! コミュニケーション力  
〜寺島和彦先生の情報技術〜
をどうぞ。

 なんか、おれが「わくわく授業」に注目した途端、府中での授業を取材した
みたいに感じるね。\(^O^)/
 お前、そこまで何でも自分に都合よく考えられると、ほんと、毎日、楽しい
だろ。
 うん。\(^O^)/

 寺島先生が、SEの話をしていますが、経験上、メーカーやコンサルティング
ファームのSEの多くはバカで、会社の看板で生きてるようなのが多くて、使い
物になりません。
 SEといえば、プログラマより上級の職業で、賃金も高く、客からも金が高く
取れるという慣習が出来上がっているので、SEと名乗っているだけのこと。
 昔から、レベルはおれよりはるかに低いのがごろごろしています。
 高校生の彼らには、そういうのにはなってほしくないですね。

 おれだって、プログラミングだけじゃなくて、分析・設計などやマネジメン
トもやってるけど、なぜ、おれがプログラマを名乗るかといえば、プログラマ
こそがマシンと直接対話する人間だから、それに敬意を表していることと、SE
がプログラマより上という序列に反発も感じているからです。

関連:
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/03/980057
NHK教育、わくわく授業

乳の詫び状(2007/01/20)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: オブジェクト指向入門 第2版
---
 昨夜、出版関係の人や、引退した中村満さんなどとようやく会えて飲めた。
 そこで、メイヤーの「オブジェクト指向入門」がアマゾンで、200位くらい
になったという話が出た。全体で200位なんて、専門書としては、しかも8000
円くらいする本としては驚異的な売り上げ。
 とてもいい本だけど、あんな古い本が、突然、そんなに売れるなんて、何が
あったんだと思って訊けば、原書第2版の翻訳がやっと暮れに出てたんだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798111112/showshotcorne-22/ref=nosim
バートランド・メイヤー著, 酒匂寛訳「オブジェクト指向入門 第2版 原則・
コンセプト」
です。原著は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0136291554/showshotcorne-22/ref=nosim
Bertrand Meyer著「Object-Oriented Software Construction」

 原書も翻訳も第2版は未読だが、第1版は無条件で薦められる本(つまり、
ソフトウェア技術者なら必読)だから、本書もいいだろうと予想できます。
 第1版は、オブジェクト指向の概念の解説とともに、メイヤーが設計した
Eiffel言語でどう実装しているかなどの解説でできていました。
 なお、ちょっと心配なのは、原著が1300ページくらいあるので、上下に分け
ての翻訳出版だということ。今回出たのは上巻とのこと。
 「下巻、ちゃんと出るの?」などと、25年くらい昔、John Allenの
「Anatomy of Lisp」の翻訳、上巻だけですっぽかした日本コンピュータ協会
の村越だっけ、あの社長の話とか、いろいろ出ました。「Anatomy of Lisp」
は、もう一昨年かな、亡くなられた後藤英一先生の訳で「Lispの構造」という
名前で翻訳が出ているが、これが上巻だけなんです。だよね? bit誌に広告
は出続けていたけど、結局、下巻出なかったでしょ? あれ? 他の本だっけ。
^^; もし、間違っていたら教えてください。
 この辺の話、最初にお世話になった管理工学研究所の吉村社長が、いろいろ
ご存知で当時教えてくださったんですよね。
 今回は、古田島さんもいるし、翔泳社なら、ちゃんと出すメドがついてから
分冊にしたと思うので、あまり心配はしてないけど、あと半年くらいで出てほ
しいですね。
 それにしても翔泳社は、ソフトウェア科学やソフトウェア工学の本をよく出
してくれてますよね。
 本書の初版はアスキーから出たけれど、翔泳社から出たということは、もは
やアスキーにそんな力は残ってないのね。ソフトバンクもインプレスも同様か
な。なんか、目先の儲けに必死にみえるもんね。長く売れる本、後に残る本、
知的資産としての本なんて出す余裕がみえない。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Maxima, BCPL, Algol, APL, SNOBOL
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/19/1123372
Maxima、すげえじゃん
で紹介した数式処理システムMaxima。Joshiahさんからコメントがついていて、
ちゃんと日本語入門書があるそうです。情報ありがとうございました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777512010/showshotcorne-22/ref=nosim
横田博史著「はじめてのMaxima」
 ですね。

> その昔は、数式処理も人工知能(AI)の研究分野でしたっけ、 
> もしかすると、コンパイラも自動プログラミングって名前で。

 そうですそうです。自動化につながる研究は全部AIです。\(^O^)/
 まあ、そういって予算を取った面もあると思いますが。
 数式処理は、ぼくも少し記号微分、記号積分のプログラム、Lispで書いたこ
とあります。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558601910/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Norvig著「Paradigms of Artificial Intelligence Programming: Case
 Studies in Common Lisp」
にも第8章「Symbolic Mathematics」にありますから、やっぱ、AIの領分です
ね。\(^O^)/

> BCPL,Algol68,APLSNOBOLって何処かにあるんですかね。

 BCPLは、
http://en.wikipedia.org/wiki/BCPL
を参照。
http://www.cl.cam.ac.uk/~mr10/BCPL.html
に実装がありますね。

http://en.wikipedia.org/wiki/ALGOL
をみると、変種がいっぱいありますね。おれが知っているのは、Algol68や
Algol-Wくらい。
http://en.wikipedia.org/wiki/ALGOL_68
の最後にあるリンクをみていると、Algol68のインタープリタが
http://www.xs4all.nl/~jmvdveer/algol.html
にありますね。

 APLは、
http://en.wikipedia.org/wiki/APL_(programming_language)
をどうぞ。
 このExternal Linkには、実装もいろいろ出てますね。
 IBMはさすがというか、いまでもAPLをやってるんだな。
http://www-306.ibm.com/software/awdtools/apl/
APL2

 SNOBOL(スノボル)の作者のGriswoldさん、この前、亡くなりました。
http://www.cs.arizona.edu/news/articles/200610-griswold.html
をどうぞ。
 SNOBOLは、
http://en.wikipedia.org/wiki/SNOBOL
を参照。SNOBOLのリソースは、
http://www.snobol4.org/
をどうぞ。IconはSNOBOLほど有名になりませんでしたね。

 それにしても、英語Wikipediaのプログラミング言語関係を読んでいると、
懐かしいやら楽しいやらで、これ、夜がいくつあっても足りませんね。いやあ、
楽しい。
 これ、全部読んで、しかも、実装があるものは、ダウンロードしていろいろ
動かすなんてことをやると、毎日朝から夕方まで、仕事や授業のようにやって
も、1ヵ月くらい遊べるのではないか。
 逆にいうと、たった1ヵ月でプログラミング言語50年の歴史を一気に習得
堪能できるわけで、そう考えるとすごく便利な世の中だね。

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20061116/1163666598
の
「OOPの起源って、SmallTalkともうひとつ別系があった、つまり、2系が
ごっちゃになっているから混乱という話があったと思うのだが、なんだったか。
(どなたかご存じ?)」
のような人は、
http://en.wikipedia.org/wiki/Simula
なども含めて、Wikipediaのプログラミング言語関係を読破するといいよ。
 ついでにいうと、
「関数で表現できるならクラスとか要らないのでは?」
というのは、そう。オブジェクト指向やクラスという名前に縛られなくてもそ
の手のプログラミングはできる。たとえば、Lispならクロージャを使ってでも
できる。クラスなんて要らない。
 要は、オブジェクト指向やクラスという呼び方は、ある計算方法の見方の
1つであって、そんな見方のうち、一番広まった慣習でしかないの。
 計算の本質そのものだって、チューリングマシンでみるかラムダ計算でみる
かという見方の違いもあるし、量子力学だって、行列力学でみるか波動力学で
みるかという見方の違いもあるしね。

 週末、「はやぶさ」と「フェルマー」と「バイオインフォマティクス」のこ
と書こうと思ったけど、ちょっと無理ですね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 発掘!あるある大事典、ついに捏造発覚
---
 夕方の日テレのニュースでやっていましたが、フジテレビ系の「発掘!ある
ある大事典II」で、放送内容に捏造があったとして制作をしている関西テレビ
がお詫び会見をしている模様がちょろっと出ました。当該番組は放送は中止、
今後番組の存続はどうするかは検討中らしいです。
 「あるある」、やっぱり、やってたかというのが、第一印象。

 日テレ、読売新聞のニュースサイトには出てないみたい。ほかも出てないっ
ぽい。
 関西テレビにはお詫びがありました。
http://www.ktv.co.jp/070120.html
関西テレビの「発掘!あるある大事典II」に関するお詫び
をどうぞ。
 いずれ消されるかもしれないので、記録として全文引用しておく。
--- ここから ---
2007年1月20日
視聴者の皆様へ 
関西テレビ放送

 1月7日(日)午後9時〜9時54分放送の「発掘!あるある大事典II」第140回
「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」におきまして、番組内容に事実とは異
なる内容が含まれていることが判明いたしましたので、お詫びを申し上げます。
視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ございませんでした。
 事実と異なる内容につきましては以下のとおりでございます。 

1. アメリカのダイエット研究の紹介におきまして、56人の男女を集めて、
実験をしており、被験者がやせたことを示す3枚の比較写真が使われておりま
すが、この写真について被験者とは無関係の写真を使用いたしました。 

2.テンプル大学アーサー・ショーツ教授の日本語訳コメントで、「日本の方
々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!」「体内のDHEAを
増やす食材がありますよ。イソフラボンを含む食品です。なぜならイソフラボ
ンは、DHEAの原料ですから!」 という発言したことになっておりますが、内
容も含めてこのような発言はございませんでした。

3.番組で実験を行った8名の被験者について、放送では「中性脂肪値が高くて
お悩みだった2人は、完全な正常値に!」とコメントし数字をスーパーしてお
りますが、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値についての測定は行ってお
りませんでした。 

4.あるあるミニ実験として、納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1
パックずつに分けて食べた場合の比較実験ですが、血中イソフラボンの測定は
行っておらず、比較結果は架空のものでした。

5.番組で実験を行った8名の被験者について「体内で作られるDHEAは20代をピ
ークに減少、食べ過ぎや運動不足によってDHEAの量が低下している可能性があ
るのだとか!20代から60代の男女8人の血中DHEA量を測定。さて結果は?」と
して22歳OL、25歳会社員、37歳会社員のDHEA量を測定し年齢の基準値と検査結
果をテロップ表示で比較をおこなっておりますが血液は採集をしたものの、実
際は検査を行っておらず、数字は架空のものでした。また、ここで使用してい
る「DHEA分泌は加齢とともに低下する」ことを示したグラフは許可を得ずに引
用いたしました。

 また、アメリカのダイエット研究の紹介部分について、あたかもテンプル大
学のアーサー・ショーツ教授が行った研究と受け取られる構成になっておりま
した。この研究はワシントン大学のデニス教授の研究であります。 

尚、1月21日(日)放送につきましては休止いたしますのでご了承ください。

以上
--- ここまで ---

 測定もしてないのに中性脂肪の数値が改善したとか、比較は架空のものとか、
言ってもないのに大学教授が発言したことなってるとか。
 やってること、ほんとにデタラメですね。
 でも、これ、今回だけのことなのか。これまでたびたび指摘したような作り
からすれば、いままでもこういう捏造を日常的にやってきたが、たまたま今回
発覚したと考えるのもさほど不自然ではない。
 これ、ずさんな品質管理で大騒ぎになって、営業停止状態になり、ペコちゃ
んが泣いている不二家に似てるね。
 でも、テレビ局の不祥事なので、これ以上マスコミは追求しないだろう。な
ぜなら、新聞にとってもテレビにとっても身内だもんね。
 それで、どこに報道の公平があるのか。
 ないよ、そんなもん。
 不二家だって、トヨタ、花王、サントリーみたいに毎年何百億とテレビや新
聞に広告を出していれば、あそこまで叩かれたか。雪印、三菱自動車の叩き方
も同じ。
 もし、大スポンサーだったら、新聞やテレビはどこまで社会のために報道で
きるか。できるわけがない。新聞はまだましかもしれないが、テレビはほぼ不
可能。それが日本のジャーナリズムや報道と称するものの実態。

http://www.nikkei-koken.gr.jp/study/01.html
日経広告研究所 有力企業の広告宣伝費
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=470
リコール王・トヨタ “口止め料”日本一の威力
http://blog.livedoor.jp/antichristdreamer/archives/50357545.html
リコール王トヨタ

 「あるある」といえば、最近も納豆問題を引き起こした問題番組。
 納豆問題でひどいのは、事前に放送内容が大手スーパーなどに流れていて、
買占めが起きてたんですね。
http://news.livedoor.com/article/detail/2987968/
フジ系列『あるある大事典II』の納豆問題、混乱の原因はどこに(上)
http://news.livedoor.com/article/detail/2987989/
フジ系列『あるある大事典II』の納豆問題、混乱の原因はどこに(下)
http://news.livedoor.com/article/detail/2977621/
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上)
http://news.livedoor.com/article/detail/2978159/
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(下)
http://news.livedoor.com/article/detail/2983471/
「あるある大辞典」納豆問題に、庶民は怒り心頭に発す状態!

 何度もいうようだけど、こんなクズ番組、もう早く止めてほしいね。
 そしたら、デタラメ健康情報に踊らされる消費者も減るから国民の健康に貢
献するし、おれの好きなマチャアキもこんなクソ番組の司会をしなくてすむ。
 マチャアキ、日テレの「世界一受けたい授業」の司会でがんばってくれ。

関連情報:
http://www.google.com/custom?domains=iiyu.asablo.jp%3Bwww.asahi-net.or.jp&q=%82%A0%82%E9%82%A0%82%E9&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp&client=pub-8265382438304350&forid=1&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS

乳の詫び状(2007/01/19)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Maxima、すげえじゃん
---
 たきやまさんから。
--- ここから ---
中村 正三郎様

いつも楽しく拝見しております。

最近LISPの話題が多いので、ひとつ。

ご存知かも知れませんが、"Maxima"という数値計算ソフトウェアがあります。

MATHEMATICAと同じように、文字のまま演算したり、後から代入したりできる、
凄い優れて手放せないソフトなのですが、しかもフリーです。

内容は良く判らないのですが、インストール方法をみると何種類かのLISPによ
り構成する方法があるので、多分LISPで書かれているのだろうと推測します。

LISPに驚愕してしまった事例の御紹介でした。
--
たきやま
--- ここまで ---

 たきやまさん、とってもありがたい情報、ありがとうございます。
 この手の数式処理システムは、Mathematicaが席巻したと思っていたので、
恥ずかしながら、Maximaは初めて知りました。
 名前からして、かつてのMITのProject MACで開発された数式処理システム
MACSYMAと関係あるのかと思って調べたら、MACLISPで書かれたMACSYMAを
Common Lispで再実装したものなんですね。
 MACLISPはCommon Lisp以前の主流Lispですが、ほとんどMACSYMAを開発する
ためのLispになっていました。UnixとCの関係みたいなもので。
http://en.wikipedia.org/wiki/Macsyma
Macsyma
や
http://en.wikipedia.org/wiki/Maclisp
Maclisp
を読んでも、そういうことが書いてありますね。あ、MacintoshのLispじゃな
いです。念のため。
 Maximaの解説は
http://en.wikipedia.org/wiki/Maxima
をどうぞ。日本語解説は
http://ja.wikipedia.org/wiki/Maxima
Maxima
をどうぞ。
 開発者のWilliam Schelterさんは、2001年に亡くなっているんですね。でも、
その献身的な努力のおかげで、こうやってフリーでMACSYMAのCommon Lisp版が
生き残ってるわけですね。そして、その遺志を継いでいる人たちがいるんです
ね。ありがたいことです。

http://maxima.sourceforge.net/
Maximaのサイト
をみると、Windows版とLinxuのRPMはバイナリがありますね。そのほかプラッ
トフォームは、自分でソースからビルドして、適当なCommon Lispをインスト
ールするなどが必要みたいですね。
http://www.bekkoame.ne.jp/~ponpoko/Math/maxima/MaximaMAIN.html
Maximaで遊ぼう
http://phe.phyas.aichi-edu.ac.jp/~cyamauch/maxima/
数式処理システムMaxima
に説明があるけれど、バージョンが古いから、どこまで当てはまるかはわかり
ませんが、参考にはなるのでは。

 Windows版のバイナリをダウンロードして、さっそくインストールしてみま
した。
http://phe.phyas.aichi-edu.ac.jp/~cyamauch/maxima/
数式処理システムMaxima
の説明は、説明してあるバージョンは古いですが、例にある数式を入れてみた
ら、ちゃんと動きますね。\(^O^)/
 おれはこの程度でももう自分の手では計算でけん。\(^O^)/
 微分積分も三角関数も指数も対数もテイラー展開もマクローリン展開もフー
リエ級数も留数も、全部、やったのに、みんな忘却の彼方だもんね。\(^O^)/
 それで、一度、数学公式集を買っておこうと思ってたんです。
 でも、Maximaが手に入ったから、もう要らんのかな。\(^O^)/

 グラフの作成をして驚きました。特に3Dのプロット。3Dのグラフをマウスで
ぐりぐり回せるのね。
 とっても、気持ちいいー\(^O^)/
 あ、3D表示したまま次の式を入力してもグラフが変わらないね。
 どうしてかな?
 あ、なるほど、前のグラフのウィンドウを閉じると次のが表示されますね。
 いやあ、しかし、これ、素晴らしいですね。このまま、おれの脳に組み込ん
でほしいわ。\(^O^)/

 あ、買おうと思っていた数学公式集からの連想なのか、突然、岩波の仏教辞
典の第二版を買おうと思っていたことを思い出した。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/19/80483
岩波仏教辞典
で書いたのは、もう1年以上前なのか。
 こうやって、いろいろブログやらに書いて残して、あとで検索できてるのは、
非常に便利なんだけど、これに記憶を頼っちゃうとGoogleなどサーチエンジン
次第で記憶を操作したり、捏造したりできますね。怖いよなあ。^^;
 同様に、バグ入りMaximaをおれの脳に組み込んだら、嘘計算ばかりするんで
しょうね。当人は一所懸命計算して、どこからどう考えても正しい計算をして
いるのに、決して自分では間違いに気づくことはないんでしょうね。怖いよな
あ。
 やっぱり、GoogleとMaximaを脳に組み込もう。\(^O^)/
 お前、結論はそうなるのか。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」その2
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/22/1042009
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」
で、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980158/showshotcorne-22/ref=nosim
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」(幻冬舎新書)
を紹介しましたが、読後、いっそう感動しました。
 吉田氏の熱い筆致、随所にみられる科学者・技術者とはいかにあるべきか、
理学と工学の融合はいかにあるべきかという文章に胸が熱くなります。
 泣いたなあ、これ。
 映画「ロード・オブ・ザ・リング」は「おしん」だという感想を持っていた
けれど、「はやぶさ」と、糸川英夫と宇宙研の「はやぶさ」に至る苦難、それ
を克服してきた努力の物語の感動は、おれの中では「ロード・オブ・ザ・リン
グ」を超えましたね。\(^O^)/
 「おしん」も「ロード・オブ・ザ・リング」もフィクションだけど、「はや
ぶさ」と宇宙研の物語はノンフィクションかつ現在進行形だもんね。「はやぶ
さ」は瀕死ながら、まだ宇宙でじっと帰還指令を待ってるんですよ。

 それにしても、宇宙研って超貧乏なのね。打ち上げ実験場なんて掘っ立て小
屋から始まって、いまでもけっこうぼろぼろなんだね。NASAの連中が、世界的
な業績に驚き、それを実現した貧乏ぶりにさらに驚いているのね。それは「は
やぶさ」になっても変わってないのね。
 なんだか、青色発光ダイオードの中村修二氏が、海外の研究者から、実績に
比してあまりに給料が安いので、お前は奴隷かといわれたというのを思い起こ
しましたね。

 自然や技術的困難に挑戦するがゆえの苦労ならまだしも、あまりにくだらな
い政治的な苦労ってのが多すぎるね。そんなことやってるから、進化が遅いん
だってば。人類に残された時間はないよ、もう。^^;

 日本は打ち上げ基地は内之浦と種子島の2つあるよね。
 おれ、バカだから全然知らなかったけど、これ、NASAのケネディ宇宙センタ
ーとゴダード宇宙センターみたいに同じ組織が運営しているものだとばかり思
っていた。でも、そうじゃなかったのね。
 いまは、JAXAに統一されたから、形式上は同じ組織の運営になっているけど、
種子島は、当時の文部省管轄東大宇宙研の流れの内之浦に対抗するために、科
学技術庁がやった話なんですね。つまり、科学の総元締めの役所たる科学技術
庁からすれば、たかが文部省風情、たかが東大の研究室風情が、国際的なプロ
ジェクトや実績で日本国を代表するような存在になりやがって、なまいき、ふ
ざけんなだったのね。それで科学技術庁管轄の種子島に打ち上げ基地を作って、
省庁の縄張り争いになってたんだね。
 なるほど、それで日本独自技術の固体燃料派の宇宙研と、NASAからの輸入技
術の液体燃料派のNASDAとに分かれてたんだ。
 それでも両輪としてお互い切磋琢磨するならいいんだけど、いろんな障碍が
あるんだね。JAXAに統一されたし、国の財政難なんだから、どっちか潰そうみ
たいな話まであるんだってね。潰すなら社会保険庁や国土交通省や厚生労働省
の中や外郭団体など先に潰したほうがいいところいっぱいあるよね。
 一番くだらないのが、両者を棲み分けるために、宇宙研は直径1.4メートル
以下のロケットしか作っちゃいけないなんて取り決めができたこと。これ、国
会答弁で宇宙研の人、何度もいわされたそうですね。いまは解除されたそうで
すけど。
 ほかにもイスラエルが技術供与を求めてきて、それを出したら、ミサイル技
術の輸出みたいな話になってこじれたこととかね。
 こういうエピソードが多いのは、科学の科の字もわからない日本の政治家だ
からなのか。
 自走砲と戦車の区別だったかな、朝日の記者が訳がわかってなくて、石原慎
太郎批判をしたのを思い出したね。おれも区別がわからんが。\(^O^)/ な
にしろ、戦艦と軍艦の使い分けができてなくて、読者から指摘されたもんね。\(^O^)/
 漁業交渉をぶち壊しにしてその後1年半ロケットを打ち上げられなくした当
時の科学技術庁の長官だった上原正吉や有田喜一の政治家としてのバカぶりも、
どうしようもないね。交渉をまとめるのが政治家でしょ。

 朝日の記者といえば、木村繁記者というNASA万歳のトンデモないのがいたん
だね。Google万歳の梅田望夫と同類か。\(^O^)/
 それで木村記者と朝日新聞、反宇宙研、反糸川キャンペーンなんてやってた
んだ。
 これ、筒井康隆断筆宣言の原因となった、朝日の本田雅和記者を思い出した
ね。
 右翼サンケイの当時の週刊誌、いまのSPA!の前身である週刊サンケイが、こ
の朝日の反宇宙研、反糸川キャンペーンに批判的な見解を述べているのが引用
されてるのも面白い。
 朝日をはじめとした新聞は、社説なんかで日本人は創造性がないとか、もっ
と独自性をもてとかいうけどさ、創造性や独自性を殺そうとしたのはお前らじ
ゃないのか。まっとうな批判ならまだしも、お前らのどこが、科学立国・技術
立国の新聞なんだよと思うよね。
 一方、その反動なのか、ちょっと日本発のものが話題になると、日の丸なん
とかで安いナショナリズムの押し売りをするのも、日本のマスコミだもんね。
 どっちも、所詮、せいぜい新聞の社説程度しか書けないような、創造性も独
自性もない低脳が、頭が高いよ、お前。なんて思っちゃうね。

 ということで、とにかく、いろいろ出てくるアホな政治家や官僚やマスコミ
の連中、まとめて、小惑星イトカワに島流し!
 いや、まて。そんなことをするとイトカワが大変なことになる。
 というと?
 イトカワを舞台にやり放題が始まるぞ。
 たとえば?
 豪華宿舎の建設。\(^O^)/
 料亭の建設。\(^O^)/
 ゴルフ場の建設。\(^O^)/
 川もないけど、ダム建設。\(^O^)/
 ノーパンしゃぶしゃぶの誘致。\(^O^)/
 愛人や従軍慰安婦などやれる女の調達。\(^O^)/
 ついには、これらの財源を確保するために、イトカワ税の新設。\(^O^)/
 イトカワは人間が生存するにはあまりに過酷な環境だ。だから、イトカワ税
やむなしへと世論を誘導し、情報操作するために、イトカワにいる人間はこん
な悲惨な状態になっているという衝撃映像がテレビ各局に渡されて、大本営発
表ジャーナリズムのテレビ局がせっせとニュースやワイドショーで流しまくる
ぞ。
 イトカワに長くいると人間はどうなるんだ。
 胃と皮\(^O^)/

以下、放送されず、ログに残っていた部分:
 王監督の全摘出した胃もあったりして。
 ピピー。こちらは、生放送向けリアルタイム放送事故防止システムです。
 ただいまの発言は不適切です。日本人の平均的メンタリティは、こういうブ
ラックなギャグを受け入れません。放送禁止とします。
 ただいまの発言は、消去され、代わりに、「あわわ、そりゃ大変だ」という
音声と、画面はそれに合わせた顔、口の動きに修正され、放送されました。

乳の詫び状(2007/01/16)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 新納浩幸著「入門Common Lisp」
---
 大きな本屋に行ったら、珍しいことにCommon Lispの新刊が出ているのを見
つけました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839920818/showshotcorne-22/ref=nosim
新納浩幸著「入門Common Lisp―関数型4つの特徴とλ(ラムダ)計算」
 出版社は、毎日コミュニケーションズ。最近、よくこういうのも出してくれ
てますよね。ありがたいことです。
 本書は、面白いアプローチをしている本です。
 Windows用の日本製Emacsクローンとしてここでも紹介したことがあるエディ
タxyzzyを使って、xyzzyに搭載されているCommon Lisp(のサブセット)を使っ
てLisp入門をする趣向。
 そして、xyzzyのCommon Lispで足りないなら、GCL(CNU Common Lisp, 前身
はKyoto Common Lisp)やCLISPといったフルセットのCommon Lispと、エディタ
にEmacsをベースにしたWindows用エディタとして有名なMeadowを使ってやると
いう手法。
 Meadowって、KIKU(菊)とかKIKYOU(桔梗)とかASAGAO(朝顔)とか、バージョン
の名前が日本の花の名前なんですよね。

 xyzzyについては、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/12/17/1034980
CTM(ガウディ本)の翻訳決定。入門xyzzy
をどうぞ。
 その他、
http://www.gnu.org/software/gcl/
GNU Common Lisp
http://clisp.cons.org/
CLISP
http://www.meadowy.org/meadow/
Meadow
をどうぞ。

 本書だと、ほとんどリスト処理しかやらないので、Common Lispにはデータ
構造がリストしかないと思ってしまうかもしれませんが、Common Lispには、
ハッシュやCの構造体よりはるかに強力でスマートな構造体や、この前、ちょ
っと紹介したオブジェクト指向のCLOS(Common Lisp Object System)なども備
わっていますし、ビット演算だってあります。
 まずは、xyzzyのLispでできるところはやってみて、本書で初歩を卒業した
ら、別の本を探すといいでしょう。それはいずれ紹介します。
 本書は副題に「関数型4つの特徴とλ(ラムダ)計算」とあるように、この辺
に力を入れているところが類書にはない長所です。8章でLispの数学的・理論
的基盤であるλ計算とはどういうものかをわかりやすく解説してあります。こ
ういう理論基盤がある限り、そしてS式という万能のシンタックスがある限り、
さらにいえばS式を自在に変形できるマクロがある限り、Common Lispは絶対に
死にません。
 とかいいつつ、本書の表紙はコウノトリなんですよね。Lispが絶滅危惧種と
いう意味があるんでしょうか。\(^O^)/

 エディタ備えつけのLispで学ぶという趣向は、以前、和彦君がEmacsで本に
しています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756134424/showshotcorne-22/ref=nosim
山本和彦著「リスト遊び―Emacsで学ぶLispの世界」
をどうぞ。
 電脳騒乱節のころにも何度か書いたと思うけれど、Emacsをエディタだと思
うのは大間違いです。\(^O^)/
 Emacsは、Lispです。ただ、どういう親の因果が子に祟ったのか、たまたま
スクリーンエディタを作れるような組み込み関数が入っているLispなんです。\(^O^)/
 この認識が正しい認識です。\(^O^)/

 和彦君、IIJで元気にしているのかな。奈良先端大学に行ったときに福田晃
先生と最高の漫才をやってもてなしてくれたのが、会った最後? その節は、
ありがとうございました。

 なお、EmacsのLispは、Common Lispではなく、変数が動的スコープをもつ昔
ながらのLispなのですが、一応、Common Lispにするパッケージもあります。
http://directory.fsf.org/EmacsCL.html
Emacs Common Lisp
をどうぞ。

 Emacs LispとCommon Lispの違いは、
http://www.ice.nuie.nagoya-u.ac.jp/~h003149b/lang/comparison.html
Scheme、Common Lisp、Emacs Lispの比較
がわかりやすいと思います。ちゃんとこういうの書いてくれている人がいるん
ですね。ありがたいことです。
 お名前がわかりませんが、この方の
http://www.ice.nuie.nagoya-u.ac.jp/~h003149b/lang/index.html
プログラム言語とその他のメモ。
は、なかなかアレゲなものが揃ってますね。
http://www.ice.nuie.nagoya-u.ac.jp/~h003149b/lang/actor/actor.html
SchemeとActor理論
は、この前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/13/1109447
Rubyの特異メソッドとCLOSのeql specializer
で書いた、アクターモデルの簡単な説明ですね。
 CPS(Continuation Passing Style, 継続渡しスタイル)のプログラミングに
ついても述べてありますね。アクターそのものだもんね。^^;
 CPSで書かれたフレームワークとして有名なのが、
http://www.kahua.org/cgi-bin/kahua.fcgi/kahua-web/
Kahua
です。Gaucheで書いてあります。Gaucheの作者Shiroさんのセミナー資料
http://www.kahua.org/kahua/docserv/seminar200402/cps/index.html
継続渡しによるWebアプリケーション
もありました。
http://www.ice.nuie.nagoya-u.ac.jp/~h003149b/lang/lisp_feature.html
Lispの(S式以外の)特徴
に補足すると、
・Common Lispは大体ネイティブコンパイラを備えているので、PerlやRubyと
いったスクリプト言語より、10倍から100倍くらい速い。
・型宣言は要らないが、型宣言もできて、型宣言で型情報を与えてやると、コ
ンパイラは非常にいいネイティブコードを出し、Cと遜色のないこともある。
ですかね。

 LispやCLOS入門本の紹介の前に、バイオインフォマティクスの入門書を紹介
したいとは思っています。

乳の詫び状(2007/01/14)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのtti/salonから。

標題: 山下洋輔ニューヨーク・トリオ&スペシャル・ビッグバンド「ラプソディ・イン・ブルー」
---
 瓢箪から駒で実現した、筒井さん、洋輔さんまでご参加くださった山下洋輔
ニューイヤーコンサート延期残念オフで、洋輔さんから
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CD7XV/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔「ラプソディ・イン・ブルー」
のCDにサインを頂戴して有頂天になっていたら、オーチャードホールでビッ
グバンドでやったDVDももう出てるよと教えてくれたのは、誰だっただろう。
ふねおさん?
 ともかくすぐに買わねばの娘であって、翌朝心地よい二日酔いのままアマゾ
ンに
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000IJ7K2O/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔ニューヨーク・トリオ&スペシャル・ビッグバンド「ラプソディ・イ
ン・ブルー」
を注文。これをさっき堪能した。
 これ、ほんと、素晴らしいですね。このコンサート、行けなくてくやしかっ
たし、延期になった今回のニューイヤーコンサートも昨夜の姉からの電話で行
けなくなることが決定したのでくやしさ倍増だったが、これを観て、勝手に山
下洋輔ニューイヤーコンサートを独り占めした気分。
 1曲目からビッグバンドの華やかさ横溢の「ディス・クッド・ビー・ザ・ス
タート・オブ・サムシング・ビッグ」で、うれしくなっていたら、2曲目がビ
ル・エバンスの名曲、名演奏で有名な「ワルツ・フォー・デビー」。
 すでにDVDのカバーにある曲目をみて、「ワルツ・フォー・デビーなんか、
やってたんだ」と軽く驚いていたのだが、てっきり、ビル・エバンス同様トリ
オ編成、すなわち山下洋輔ニューヨーク・トリオで演奏するものだと思い込ん
でいた。そしたら、あなた、驚くことにビッグバンドでやってるんですよ。そ
んなもん聴いたことない。
 どんな代物なのかと思っていると、これがまたよくて、サムシング・ビッグ
が始まるぞという1曲のタイトルがいきなり実現。サムシング・ビッグがやっ
てきて、うれしくてもうKO寸前。\(^O^)/
 3曲目からは、トリオ、クァルテットのコンボ編成で、5曲目からまたビッ
グバンドでと、曲目も硬軟、強弱、陰陽取り混ぜてのフルコース。
 3曲目「ギャザリング」の静かな演奏の中に、長年やっているトリオの円熟、
メンバー間の信頼を感じ、4曲目、ファンキーな「グルーヴィン・パレード」
を聞きながら、タイトルからの連想からか、筒井さん原作の映画「パプリカ」
に出てくる狂気のパレードを思い出すなどした。
 5曲目「ファースト・ブリッジ」は一番、フリージャズっぽく感じた。ソリ
ストたちも存分に吹いていた。
 6曲目の「ミスティック・ビート」の熱演が終わり、「いやあ、よかった。
すごかった。楽しかった。これ、すぐ感想書こう」などと思っていたら、画面
の洋輔さんが、「これこれ、ちと待て、ちと待て。そんなことだから、粗忽者
といわれるんだよ、お前さんは。メインディッシュはこれから」とのたまう。
 そ、そうか。まだ、「ラプソディ・イン・ブルー」やってないじゃん。\(^O^)/
 フルコース食い終わって、これから満漢全席が出ますのでよろしくといわれ
た気分。
 満漢全席については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/満漢全席
をどうぞ。
 もう食えねえよ、明日にしようかと思っていたら、敵の動きはすばやく、も
う始めやがった。\(^O^)/
 始まったら、あなた。素晴らしくて食える食える、すいすい入る入る。25
分近い大熱演なのに、あっという間に至福の時が飛び去って、堪能放心状態。
 宇宙船ヨースケ号で何年にもわたって広大な音宇宙を大冒険し、洋輔さんが
長年のキャリアで築いてきたものが一音一音に凝縮されているのを観測しつつ
無事地球に帰還。でも、我に返ったらたったの1時間半の体験。浦島太郎って、
こういう幸せな時間をすごしたのかと思ったね。
 唐突ですが、「はやぶさ」、なんとか地球に帰ってきてくれ!
 ちょうど、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980158/showshotcorne-22/ref=nosim
吉田武著「はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語」(幻冬舎新書)
を読んだところで、洋輔さんが、フリージャズに挑戦し、ピアノを燃やしなが
ら弾いたり、ヨーロッパに挑戦したり、それまでやったことないことを次々に
実現させてきたこと、そしてそういう挑戦がいまも現在進行中であることが、
なんか「はやぶさ」とダブってしまうんですよね。
 「はやぶさ」というのは、日本の宇宙探査機で、数々の人類史上初といわれ
る困難に挑戦して、それをやってのけて小惑星イトカワに行ったんですが、現
在、瀕死の重傷を負った状態で、地球に帰還できるか注目されています。
 「はやぶさ」については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/はやぶさ_(探査機)
を参照してください。その他、ぼくが書いた「はやぶさ」ネタは、
http://www.google.com/custom?q=%82%CD%82%E2%82%D4%82%B3&sa=%8C%9F%8D%F5&sitesearch=iiyu.asablo.jp
を参照。

 DVDがいいのは、洋輔さんの表情や指や腕や体の動きががよくわかること。
ジャズクラブなど小さなところでは、演奏者と観客が間近でよくわかるが、大
ホールだとなかなかわからない。当然、オーチャードホールの観客席からは、
なかなかこれだけ表情がわかることはないだろう。
 演奏中、いい表情していますよ。
 下から上、上から下へと、突発的熱情を吐き出すように、ギャロギャロギャ
ロと鍵盤を平手やこぶしで高速に叩きまくる、その動きと音から、おれが勝手
に「かき交ぜ技」と呼んでいる技もよくわかる。
 何より、いい表情だと思ったのは、「ラプソディ・イン・ブルー」の最後の
一音を弾き終えて顔を上げた瞬間の表情。オリンピックの水泳で、選手が、金
メダルと世界新記録を確信して水から顔を上げ、プハーと大きく息を吐いたよ
うな表情なのよ。いやあ、いい。ほんとによかった。

 ボーナス映像のインタビューを観て、「へえ、そういうものなのか」と思っ
たのが、「ラプソディ・イン・ブルー」は、これまでクラシックのオーケスト
ラに乱入してやってきたから、演奏中は周りはクラシックの人ばかり。自分は
異分子だからある意味気楽だったが、今回は、周りはこっちの手の内を知って
いるジャズの人ばかり。全部その場で評価されちゃうから、とてもスリリング
だという話。
 ヴィジターのクラシックのときが緊張して、ジャズのときはホームグランド
だから気楽かと思っていたが、そうとばかりは言えないんですね。実演者、表
現者しかわからない境地だなあと。

 DVDのオビには、山下洋輔初のDVD作品と銘打ってあるけれど、これを観た以
上、オフでもちらと話が出た、「フリン伝習録」や「ジャズ忠臣蔵」もなんと
かDVD化してほしいものです。

 2007年の山下洋輔ニューイヤーコンサートについては、
http://www.operacity.jp/concert/2006/070110.php
http://www.operacity.jp/concert/2006/070110_about.php
をどうぞ。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 東芝1位、トップリーグベスト4決まる
---
 東芝ブレイブルーパスが三洋電機ワイルドナイツを66-30で破って、1位を確
定。
 トヨタ自動車トヨタヴェルブリッツがNECグリーンロケッツを19-15で破って
4位に。
 ヤマハ発動機ジュビロが神戸製鋼コベルコスティーラーズを37-26で破って、
3位に。
 これで、1位東芝、2位サントリー、3位ヤマハ、4位トヨタになり、この
4チームでプレーオフを戦うことに。東芝対トヨタ、サントリー対ヤマハの組
み合わせです。

 ヤマハが不気味なんですよね。今シーズン、ヤマハは東芝とサントリーとい
う1位、2位の両方に勝ってるし、絶対にあきらめないし、ロスタイムに逆転
勝ちしますからね。
 ヤマハが前評判の高いサントリーを破る可能性も十分あると思います。

 JSportsでヤマハのラグビーの取り組みをやっていましたが、いろんなこと
をやって地域密着、ラグビー文化の定着に努めていました。
 ラグビーは激しいスポーツで試合数が少ないので、巨大スタジアムがあって
そこが連日満員になれば別でしょうが、野球やサッカーみたいに、スタジアム
を満員にしても入場料収入だけではやっていけないそうです。
 それで、放映権料やグッズ販売などで収入を補わないといけないのですが、
それより何よりスタジアムに人を集め、ラグビーを知ってもらいたいといろい
ろなことをやっています。
 磐田の付近は餅まきが盛んだというので、会場で餅まきもやるし、アンケー
トでラグビーはルールがむずかしいとわかれば、客席にOBなのかな、ルールを
説明する人を何人も配置して、いまどういうプレーがあってどういう反則があ
ったかなどを説明しているそうです。
 これ、いいよね。スタジアムでラグビーを観戦すると、場内アナウンスで、
ナットロールアウェイですとか反則の名称はいうんだけど、よーわからんのよ
ね。それが、身近に説明してくれる人がいて、質問できたりしたらいいですよ
ね。

 東芝の後半の怒涛の攻撃は素晴らしかった。ボールが次々につながって、ス
ペクタクルなラグビーでした。ああいうラグビーは、見ていて実に楽しい。

 ところで、関東学院の春口監督が日本選手権で、「打倒サントリー! 清宮
をやっつける!」という意気込みでしたが、日本選手権での組み合わせはどう
決まるんですかね。
 なんとなく、関東学院が勝ちあがってもサントリーじゃなくて、東芝と当た
るんじゃないかと思うんですが。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: JavaScriptで図形を描く
---
 JavaScriptで図形を描くCanvasのデモが紹介されています。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070111_canvas/
JavaScriptで図形を描くHTML要素「Canvas」の実例
 どれもこれも、すごいですね。
 MSXエミュレータをオールJavaScriptで書いてるのも、すごいよね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: AMOPはThe Art of the Metaobject Protocolのこと
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/13/1109447
Rubyの特異メソッドとCLOSのeql specializer
に、穴山さんから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/13/1109447#c1110049
というコメントがありました。
 あ、ほんとだ。おっしゃる通り。AMOPは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262610744/showshotcorne-22/ref=nosim
Gregor Kiczales, Jim Des Rivieres, Daniel G. Bobrow「The Art of the 
Metaobject Protocol」
の略記です。すみません。直します。

 なぜ、A Meta Object Protocolと書いたのかな。数理システムでやってた勉
強会にも行ったことがあるのに。^^;
 単にボケてるだけでしょ。気づいた人は少ないかもしれないけど、お前、
generic functionの訳語を汎関数と書いてただろ。総称関数なのに。汎関数な
ら、高階関数のことだよね。
 仕様は、
http://www.lisp.org/mop/index.html
The Common Lisp Object System MetaObject Protocol
で読めます。
 ただし、繰り返すようですが、これは公式の標準ではありません。ただし、
さらに繰り返すようですが、ほとんどの実装ではこれをサポートしているよう
です。ものによっては、フルサポートではなく一部のサポートのようですが。
 数理システムの黒田さんに、また
http://jp.franz.com/base/seminar-2005-02-03.html
のようなMOPのセミナーをやらないんですかと、この前のLispセミナー後の懇
親会で訊ねたら、またやりたいですねなどという話だったと思います。おれの
勝手な解釈かもしれませんが。^^;

http://www.lisp.org/table/glossary.htm
のMeta Object Protocol (MOP)の項をみると

In particular, a MOP has been defined for the Common Lisp Object 
System, which is implemented using this particular MOP. Often, when 
people refer to "the MOP" as opposed to "a MOP", they are refering to 
the CLOS MOP. However, AMOP is short for The Art of the Metaobject 
Protocol, which defines "the MOP". See the MOP references.

なんて、ややこしいことが書いてありますね。^^;

 CLOSの設計者の一人であり、前述の「The Art of the Metaobject Protocol」
の著者の一人であるGregor Kiczalesは、のちにXerox PARCで、Aspect 
Oriented Programming(AOP)を提唱するようになったんですが、Javaのような
固い言語でやったから、結局、AOPをサポートするようにJavaのコンパイラを
書き直すことになったんですよね。それでそのコンパイラAspectJは、彼のア
イデアをCommon LispからJavaにバックポート(古いバージョンのもの、下位の
ものに移植すること)したものだなんて、Lisp屋が思ったりもしたわけです。
 AspectJについては、
http://www.02.246.ne.jp/~torutk/aspectj/
http://www.eclipse.org/aspectj/
http://www.parc.com/research/projects/aspectj/default.html
をどうぞ。
 MOPを使ってLispでAOPをやれるようにしたのが、AspectLです。
 AspectLについては、
http://common-lisp.net/project/aspectl/
をどうぞ。と思ったら、いま、
http://common-lisp.net/project/closer/aspectl.html
に移って、
http://common-lisp.net/project/closer/
にある、Closerというプロジェクトとマージされちゃってますね。
 ぱっと見たところ、Closerは、MOPの実装の差異を吸収する互換レイヤです
ね。これがあると、多くの有名どころのCommon LispでMOPを使ったあれこれが
動くということですね。

 またうたた寝しちゃって、午前1時ごろ起きましたが、もう眠いので、寝ます。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 大学ラグビー、関東学院が3年ぶり6度目優勝
---
 ラグビー大学選手権は、大学ラグビー史上最強の名をほしいままにし、3連
覇を狙った早稲田を10年連続決勝進出の関東学院が終始圧倒。33-26で勝っ
て3年ぶり6度目の優勝。

http://www.sanspo.com/sokuho/0113sokuho028.html
関東学院大が3年ぶりの大学日本一!早大の3連覇を阻止

 関東学院は打倒早稲田、勝利への執念がすごくて、守備やブレイクダウンの
集中力が勝ってました。とりわけラインアウトの研究がすばらしく、早稲田は
マイボールラインアウトが取れず、ゲームにならない。以後、タッチキックを
蹴って陣地を進めてラインアウトという作戦が使えなくなって、バックスの個
人技頼みになりましたね。
 従来は早稲田が相手のラインアウトをよく研究していて、相手ボールを奪う
ことが多かったのが、監督学院に完全にやられてしまいましたね。

 早稲田には日本代表経験者がいならぶことを踏まえて、試合直後のインタビ
ューで、関東学院の春口監督は、
「スターは要らない。雑草に花が咲きましたよ」
と感無量の様子。強烈な反骨精神ですね。
 決勝が6年連続関東学院対早稲田という同じチームの戦いになったのは史上
初だそうですが、10年連続決勝進出というのが、関東学院の常勝軍団ぶりを
示していますね。
 春口監督は、トップリーグチームとの戦いになる日本選手権について訊かれ
ると、
「打倒!サントリー」
と力を込めた一言。\(^O^)/
 早稲田の監督からサントリーの監督になった清宮監督に対して宣戦布告です
ね。
 日本最高峰のトップリーグで東芝と首位を争うサントリーに勝つのは容易で
はないだろうけど、その意気やよし。

 無名だった関東学院を何10年も情熱を傾けて、早稲田、慶応、明治といっ
た大学ラグビーの花形チームに真っ向勝負を挑んで勝てるチームになるまで育
て上げてきただけに、今回の優勝は面目躍如でしょう。
 関東学院が勝ち続けてもさして採り上げず、弱くなった明治を嘆き、慶応を
嘆き、早稲田を嘆くことでニュースにし、ちょっと調子が上がると、復活の大
合唱。極め付けが、清宮早稲田の復活フィーバー。いま、サントリーに移った
清宮監督を持て囃してますからね。
 清宮監督はスター性があるんだろうけど、いくら強くて素晴らしいラグビー
をやれるチームを作っても、関東学院や春口監督がマスコミで持て囃されるこ
とはほとんどないわけで、この構図は、マスコミのいたるところで見られる現
象で、もちろん、スポーツでも見られます。
 たとえば、。森西武ライオンズが勝ち続けても、やれ、管理野球だとか森野
球はつまらんなどと言いがかりをつけて、読売巨人野球が腐っていってもいつ
までも持て囃したでしょう。結局、プロ野球は、どうなったのかってことだよ
ね。
 日本の新聞・テレビにスポーツジャーナリズムはない証拠であり、その他も
ろもろを考え合わせると、
「マスコミは、人の上に人を造り人の下に人を造る」
「万人は、マスコミの下において不平等」
と断言できますね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 将棋ネタ
---
 羽生対佐藤の第56期王将戦、佐藤棋聖がまず1勝しましたね。

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/ohsho/news/20070112org00m040141000c.html
をどうぞ。

 中継はみていなかったが、結果をみて驚いた。千日手になってますね。
 しかも、先手、佐藤さんは、千日手になって、指し直しの(不利といわれる)
後手で勝ったんですね。
 ルールを知らないので、千日手の場合、日を改めたり、残り時間をリセット
して指し直すのかと思っていたんですが、そうじゃないんですね。
 ひょっとして、羽生3冠との戦いは、残り時間が短い戦いにしたほうが勝ち
やすいと考えて、佐藤棋聖はわざと千日手を選んだのかな?
 とにかく、佐藤さん、勢いがあり充実しているので、羽生さん、調子が出る
前にやられちゃうかもね。

 数日前、NHKで、14歳の里見香奈女流1級を採り上げていました。
 レディースオープン・トーナメント2006で矢内女流名人と決勝を戦って
います。3番勝負で、里見女流1級、まずは、1勝しています。

http://shogi.mycom.co.jp/ladies2006/
レディースオープン・トーナメント2006
http://lps.weblogs.jp/lot/
レディースオープン・トーナメント2006中継サイト

 矢内女流名人といえば、彼女は、ピアノが上手なんですよね。プロ級らしい
です。
 なぜ、知っているかといえば、「ショパン」というピアノ雑誌があるんです
が、ひょんなことから10年くらい前の号をみる機会があって、それに矢内さ
んが出ていたんです。
 将棋とピアノの夕べなどというイベントがあって、そこで矢内さんがピアノ
の弾いているんです。その号の楽譜の広告で、広末涼子だったかな、ともかく
へぇーと思う人たちの曲集の宣伝があって、そういう時代だったのかと思いま
した。
 いま調べて初めて知ったけど、「ショパン」のサイトもありますね。
http://www.chopin.co.jp/
ショパン
をどうぞ。それにしても、これ↓
http://www.chopin.co.jp/tuuhan/finger.html
フィンガーウエイツ
は、指の大リーグボール養成ギブスか。\(^O^)/

 女流といえば、女流棋士会が独立しますね。
http://www.asahi.com/shougi/news/TKY200612010354.html
女流棋士独立へ準備委設置 将棋連盟と協議へ
 男女格差が激しく、そんなに低い待遇や地位だったとは知らなかった。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/leisure/igo-shyogi/29974/
将棋の世界にも“男女格差” 女流棋士会独立へ 低所得の厳しい現実
をどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/女流棋士_(将棋)
http://joryukishikai.com/
女流棋士会公式サイト
もどうぞ。
 女流棋士会公式サイトは、将棋連盟のサイトより、

 名人戦問題も、毎日と朝日が大人の解決をしてくれたことで、王将戦や朝日
オープンもなくならず、まずはよかったですね。ほんとにこれでよかったのか
は、棋士たちのこれからの活動にかかってますね。将棋でも連盟活動でも普及
活動でも。
 名人戦問題の内実は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000KLQVWK/showshotcorne-22/ref=nosim
将棋世界2007年1月号が詳しいです。
 当然、将棋連盟寄りの編集ですけど。

 そうそう、いま、段級位の認定を受けると、谷川浩司九段棋士生活30周年記
念・谷川推薦免状なるものが申請できるんですね。
http://www.shogi.or.jp/nintei/main.html
をどうぞ。
 おれが3月末までで、初段になれるわけがない。\(^O^)/
 お前は、5級だって、無理だよ。

乳の詫び状(2007/01/13)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: またまた、「あるある」にだまされてる(嗤)
---
 「あるある」が納豆を朝晩食べるとダイエットになるとやったせいで、各地
で納豆品切れだそうですね。納豆業界はうれしい悲鳴だろうけど、いつまでも
つか。^^;
 以前、「あるある」が納豆を流行らせたときは、大粒納豆がよくて、引き割
り納豆はいまいちという話だったので、引き割り納豆のほうは売れ残っていた
が、今回は、どの納豆も売切れみたいですね。
 納豆コーナーに、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861990424/showshotcorne-22/ref=nosim
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた。」(三才ブックス)
を置けば、どうなるんだろうか。\(^O^)/
 ググったら、おれもこれまでいろいろ書いてるね。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/10/01/544789
また「あるある」にダマされた。その2
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/14/523175
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた」
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/10/479109
フードファディズム
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/08/319426
右脳、左脳は迷信。ドロドロ血、サラサラ血も迷信
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/24/86501
悪用される科学とあるある大辞典などの嘘

 アミノ酸ダイエットに踊らされて、アミノ酸飲料を大量に飲み続けて糖尿病
になった話があったが、今回のケース、プリン体が多い納豆ばかり大量に食い
続けて通風になったりしないのか。
 NHKの「ためしてガッテン」
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2004q2/20040616.html
では、短期の摂取では大丈夫といってる。長期だと尿酸が増えるといってるけ
ど。大体、こんなテキトーな実験で結論が出せるの? NHKも健康バラエティ
は腐ってるね。
 これに対して以下のような批判もありますね。
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2004/07/post_15.html
痛風、ためしてガッテンは間違い?
http://aquarian.cocolog-nifty.com/masaqua/2004/07/__2.html
極東ブログの「 痛風、ためしてガッテンは間違い?」

 ま、寒天ダイエットなどと同じく、この納豆ダイエットもそんなに長続きし
ないから、何の問題もない。\(^O^)/
 だから、大量に納豆食っても短期間だから通風になる奴はいない。(爆)\(^O^)/
 これで八方丸く収まって、めでたしめでたし。
 それでまた、数ヵ月後には、新しいダイエット法と食品が大々的に持ち上げ
られると。
 ほんと、この繰り返しで、そのたびに踊らされる人たちは金と時間を巻き上
げられるんだよね。ときに健康も失うわけだしね。
 まっとうなダイエットに成功する人は、自分を律することができるわけだか
ら、こんなのに引っかからない。結局、ひっかる程度の奴らが何度も引っかか
って食い物にされている構図だろうね。これは、サラ金に軽い気持ちで手を出
して、あっという間に食い物にされて多重債務者に転げ落ちていくのと、よく
似ているね。
 あ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/24/86501
悪用される科学とあるある大辞典などの嘘
のコメントに、たまさんが、そういうこと書いていたのか。

 飽食の時代で、こんなことをやってるうちに、あと10年くらいで、食糧危
機がはっきりしてきて、日本じゃ、金持ち、それも大金持ち以外は、食い物が
なくなってきて、人造食品(コピー食品)と添加物を食うしかなくなるんじゃな
いか。
 みんな、自然にダイエットできていいかもね。\(^O^)/
 そのころには、「あるある」は、この人造食品や添加物が健康にいい、ダイ
エットになると言い出しているだろうね。食糧危機に対して国民を洗脳したい
政府の意向があるし、スポンサーからお金が入るからね。\(^O^)/
 マチャアキが、「われわれ、人造食品、添加物と聞くと、体に悪いと思いが
ちですが、実は大変素晴らしいものであることが、「あるある」の調査でわか
ったんです」などというんだろうな。朝鮮中央放送か。\(^O^)/
 マチャアキの昔からのファンだから、哀しいよね。
 あ、人造食品、添加物がただちに悪いわけではないですよ。それに、人造食
品(コピー食品)の技術はすごいと思うもん。

http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/09/14/523175
鷺一雄著「また、「あるある」にダマされた」
に書いたように、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492222669/showshotcorne-22/ref=nosim
安部司著「食品の裏側―みんな大好きな食品添加物」 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796653015/showshotcorne-22/ref=nosim
別冊宝島「食品のカラクリ―驚異のフードマジックそうだったのかこの食べ物!
」
は、なるほどねえ、みんなギリギリの勝負やってるなあと感心したもん。
 そうそう、食品のカラクリは、第2弾
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796654801/showshotcorne-22/ref=nosim
別冊宝島「食品のカラクリ2「肉」のヒミツ」
が出ていて、すごい世界がまだまだあるなあと、思わず感動してしまいました
(苦笑)。
 この中にでてくる、牛乳悪玉説は、アメリカでも流行ってるらしいんですよ
ね。牛乳悪玉説はほんとなのかな。本書では、論争の経緯を載せてあるけど、
牧畜や牛乳業者の団体が猛反発したのも、そりゃ、そうだね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Rubyの特異メソッドとCLOSのeql specializer
---
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50689356.html
オブジェクトは難しくない。難しいのはクラス
で話題にしてあるRubyの特異メソッドは、Common LispのCLOS(Common Lisp 
Object System, クロスやシーロスと読む) では、defmethodのeql specializerで実現できる。
 というか、Common Lispのeql specilizerをRubyで実装したのが、特異メソ
ッドだと思う。
 CLOSのeql specializerの例を
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/singleton-method/singleton-method.lisp
に置いたので、みてください。
 defmethodの説明は、
http://www.lispworks.com/documentation/HyperSpec/Front/index.htm
Common Lisp HyperSpec
の
http://www.lispworks.com/documentation/HyperSpec/Body/m_defmet.htm
defmethod
をどうぞ。その説明にあるeql-specializer-formが、Rubyでいう特異メソッド
です。

 先に進む前にちょっと疑問。上記で参照されている
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50666398.html
perl - Object::PrototypeでPOMを実装
のドンペンの例は、特異メソッドの例になってるの? 単にメソッドのオーバ
ーライドの例にしかみえないんだけど。

 では、先に進むが、以下、Lispと書いたらCommon Lispのことと思ってくだ
さい。Lispの2大標準のもう一方であるSchemeは、この場合、含まれないので。

 CLOSの場合、他のオブジェクト指向言語と大いに違うのは、メソッドはクラ
スに縛られていないこと。クラスには属していないのだ。
 これが、オプジェクト指向といえば、クラスにメソッドが属するものだと思
い込んでいる人には、驚きだろう。CLOSは、クラスにメソッドが属しているオ
ブジェクト指向の一般化になっているのである。
 昔、電脳騒乱節で、ヒューイット先生のアクターモデルを知ると、
Smalltalk(そしてほとんどのオブジェクト指向言語)の継承は、メッセージを
誰が処理するかを、クラスの先祖をたどる方向に固定したものなのがわかるな
んてことを書いた記憶がある。
 弾さんがいうように、
Too Many Ways to Implement Object Systems
は、その通り。
 だから、あんまり思考に枠をはめずに考えるほうがいい。
 果たしてそんな頭をほぐすのに役立つかどうかわからないが、簡単にCLOSの
モデルを説明してみよう。

 CLOSでは、メソッドはクラスに属していないと書いた。
 だから、Lispでは、クラスがなくてもメソッドは定義できるし、メソッドに
クラスのインスタンスではなく、通常のLispオブジェクトを渡して処理するこ
ともできる。
 逆に、通常の関数でクラスのインスタンスを受け取って処理することもでき
る。
 メソッドの呼び出しと通常の関数の呼び出しは構文上も区別がつかない。
 CLOSは、非常にシームレスに従来のLisp上に作られていることがわかる。
 したがって、

Perl5最大の欠点:Object Systemが後付けなこと。
Perl5最大の利点:Object Systemが後付けなこと。

というのは、Lispも同じ。ただ、それがマクロで作られているところがLispの
すごさ。そして、標準化されているところがPerlとの大きな違い。

 さて、メソッドは、何に属しているかというと、総称関数(generic 
function)と呼ばれるものに属している。
 そして、いつ、メソッドがクラスと結びつくかといえば、実行時に動的に結
びつく。
 パラメータとしてメソッドに渡されたオブジェクトをみて、一番ふさわしい
メソッドが呼ばれる。
 当然、パラメータは複数でもよく、それら全部を調べて、最適なメソッドを
選んで実行する。
 1個のパラメータだけで選ぶと、Smalltalk, Java, Rubyなんでもいいけど、
よくあるオブジェクト指向言語の、レシーバになる1つのオブジェクトにメッ
セージを投げるメッセージ伝達型のオブジェクト指向になる。
 つまり、CLOSは、通常のオブジェクト指向言語より一般化されたメカニズム
で動いているわけだ。
 Lisp屋は一般化が好きで、徹底的にやりたがる連中が多いが、それが出た感
じ。数学でいえば、n = 1の場合だけじゃなくて、n = 2, 3や、n が無限大で
どうなるかを考えるような感じ。

 先の弾さんのブログだと、Rubyの特異メソッドが絶賛されているそうだが、
個人的には、Lispの世界で、eql specializerを使った特異メソッドがそんな
にうれしいかといえば、あまりうれしい気がしない。
 何度もいうようだが、CLOSだとメソッドはクラスに縛られていないし、通常
の関数はクラスのインスタンスを受け付けるし、特異メソッドがなければない
で、実務的には通常の関数で処理して大して困らないと思う。
 逆にいえば、Smalltalk, Java, Rubyなど他のオブジェクト指向言語みたい
に、メソッドがクラスに縛られている言語では、特定のインスタンスに作用す
る特異メソッドのような一種の抜け道が必要で、そこがありがたがられるので
はないかと思う。
 でも、Lisp屋にいわせれば、そんなところで苦肉の策を弄さないといけない
言語設計が腐っているというかもね。\(^O^)/
 実際、Common Lispの解説でCLOSの解説の部分でも、eql spepcializerにつ
いては、触れられていないか、軽い扱いだから、そんなに重要視されてないの
ではないか。
 おれは仕事でLispを使ってないし、Lisp屋とはいえないけど、Lisp屋も同じ
思いじゃないか。
 おれなんか、eql specializerがあるなんて、すっかり忘れていた。
 だから、Rubyの特異メソッドが絶賛されていると聞いて、一体、なぜ、絶賛
するんだろうと、かえって考えてしまって、いま、これを書いているわけ。勉
強になったし、初めて、eql-specializerを使った例まで書いちゃって、これ
でおれもいっぱしのLisp屋かな(爆)。
 おれの場合、初めてCLOSを見たとき、「よーやるわ、こいつら」と思ったの
は、メソッドがクラスに縛られないこと、マルチメソッドによるディスパッチ、
メソッド結合によるメソッドの修飾などのアイデアの数々だった。
 たしかに、通常の関数だと、eql specializerの例で示したように、誤って
do-foo-singletonにfoo-normalを渡してもエラーにならないけど、そんなとこ
ろで間違って渡すようだと、プロのプログラマとしてやってけないと思うけど
ね。
 あ、そう。じゃ、お前、クビだね。\(^O^)/

 CLOSは何でもできると思っていたが、個人的にはそんなにありがたい気がし
ないし、滅多に使われないであろうeql specializerによる特異メソッドもあ
ったのには、ちょっと驚いた。
 Lisp屋が、Flavorsなど、CLOSの前身になるようなオブジェクト指向のシス
テムをLisp上に作り始めたが1970年代の後半から1980年代だと思うが、いろい
ろ実験して、CLOSの仕様が定まって、正式にANSI Common Lispに入ったのが、
1994年だったはずだから、今回改めて、CLOSの先進性を感じた次第。
 CLOSがANSI Common Lispに入っているということは、ANSI準拠のCommon 
Lisp処理系ならCLOSが使えるということ。だから、Lispではオブジェクト指向
もできる。
 CLOSだけでもフツーは十分だろうが、さらに加えて、CLOSの挙動を自在に再
定義するMOP(Meta Object Protocol, モップと読む)もある。この辺が、いろ
んなことが変幻自在になってないと気がすまないいかにもLisp屋の発想だなと
思う。
 こっちは、まだ公式には標準化されてないけれど、事実上の標準としてAMOP
(The Art of the Metaobject Protocol)があって、いまのCLOSの実装は、大体、
これに準拠しているそうだから、かなり互換性はあると思う。
 Common Lispの入門情報やCLOSの入門情報をまとめたものは、別の機会にし
ます。

 余談だが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894714337/showshotcorne-22/ref=nosim
ポールグレアム著, 久野雅樹, 須賀哲夫訳「ANSI Common Lisp」
では、Smalltalk的というかJava的というかRuby的というか、他のオプジェク
ト指向言語的というか、クラスにメソッドが属して、かつ単純継承のオブジェ
クト指向システムの基本部分を、従来のCommon Lisp(つまり、CLOSではない伝
統的な部分だけ)を使って、たったの8行で作っている。
 なぜ、そんなトリックができるのか。それはLispがそれだけのものをすでに
備えていて、8行でやったのは、その外観を加えただけなのだという話。
 この8行でやったことを効率化していくと、85行くらいになっている。
http://www.paulgraham.com/lispcode.htmlhttp://lib.store.yahoo.net/lib/paulgraham/acl2.lisp
ANSI Common Lisp Code
; *** ob ***
の行からが、それ。
 同じ著者で、中級上級者用の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0130305529/showshotcorne-22/ref=nosim
Paul Graham著「On Lisp」(Prentice Hall)
のほうにも、形を変えてこの話が出てくるが、それは自分で探してください。
 Paul Grahamのウェブサイトでは、電子版を無料で配っている。
http://www.paulgraham.com/onlisp.html
Paul Graham著「On Lisp」(Prentice Hall)
をどうぞ。
 そして、この翻訳版を野田開さんが、高校生のころから翻訳をはじめて、逐
次ウェブ・サイトで配っていたのが、
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~t50473/
野田 開のウェブ・サイト
にある。
 何度も書くが、翻訳本が出る出るといわれて、いまだ出ず。どうなっておる
のだ。
 野田さん、高校でLisp知ってたんだもんね。すごいね。
 東大行かずに世界で最初?にCommon Lispの実装を公開したKyoto Common 
Lisp(いまのGNU Common Lispの元)の京大数理解析研究所に行けばよかったの
に。\(^O^)/
 あ、高校生からいきなり京大数理解析研究所は入学できないか。\(^O^)/
 一度、Franz社の小俣さんが野田さんを連れてきてくれたときがあって、一
緒に昼飯食いましたが、野田さん、一流物理学者になるのが夢というんだから、
いいよなあ。
 おれなんか物理学者になれないから、いまは、国際宇宙ステーションまで歩
いて上るのが夢だってんだからね。\(^O^)/
 おい、違うだろ、それは。
 あ、そうだった。国際宇宙ステーションまで、自転車で行くのが夢。\(^O^)/

乳の詫び状(2007/01/12)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: バスケット、トヨタアルバルク初優勝
---
 府中に本拠をおくバスケットのトヨタアルバルクが、「第82回天皇杯全日
本総合バスケットボール選手権大会」で初優勝してます。
http://www.nikkansports.com/sports/p-sp-tp0-20070109-140105.html
トヨタが初優勝/バスケット
http://www.jbl.or.jp/release/2006/news2006-41.html
第82回天皇杯全日本総合バスケットボール選手権大会 トヨタ自動車、初優
勝
をどうぞ。
 次は、バレーボールのNECブルーロケッツが日本一になってくれれば。
 そうそう、Vリーグは名前が変わってるのね。jouwa/salonから。

--- ここから ---
標題: Re: トヨタアルバルク、NECブルーロケッツ、そしておれの野望\(^O^)/
---
いつのまにかバレーボールのVリーグは「プレミアリーグ」に
なったらしいですぜ。

会場前で入場券をビラのように配っていた某競技のようには
ならないでいただきたいものだが、バレーボールはルールが
すっかり変わってしまって違和感だらけ。ボール蹴っても
反則じゃねえし、リベロってなんだよって感じ。たぶん、
今のルールよりは東洋の魔女とかの頃のほうが親近感あった
りして。

--
つばめどん
--- ここまで ---

 おれは中学のとき、バレーボール部だったが、1年のときは、まだ9人制。
ポジション固定。それが2年のときかな、6人制に移行して、ローテーション
するのに驚いたもんね。セッターが後ろになったときは、前に移動したりね。
 それと松平康隆監督の全日本男子のコンビネーションバレー、移動攻撃、一
人時間差。それらをアニメにした「ミュンヘンへの道」ね。
 ほんに昨日のように思い出されるなあ。
 お前、昨日の昼飯、何食った?
 えっ!? うーん。わからん。\(^O^)/
 正ちゃん、ほんとに、年取ったね。

 さあ、これからも、府中から、日本一のチームが続々生まれるぞ。
 なんたって、俺様の念力が効いてるもんね。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: さよなら、OS/2
---
 OS/2、ついにさよならですね。詳しくは、
http://slashdot.jp/articles/07/01/09/0435223.shtml
日本IBM、「さらばOS/2」
をどうぞ。
 日本IBMの連中が、ThinkPadにインストールして、ThinkPadごと送ってきて
モニターするキャンペーンなどもありましたね。そのマシン、うちにまだあり
ます。
 栗原さんのところには、裏話がありますね。
http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2007/01/mozilla_aa05.html
さらばOS/2について
をどうぞ。
 そうそう、栗原さんの独立指南みたいなページもありました。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0701/11/news092.html
達人の仕事術:“独立して生きる”ために必要なこと――栗原潔さん

 OS/2 Warpのキャンペーンに一役買った山口智子さんの等身大紙人形の話な
どは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo09.html
乳の詫び状
の1998/03/12, 1998/03/13を読んでください。
 なつかしーい。おもしろーい。
 おれって、やっぱ、天才だな。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: AppleのiPhone、チョーほしい!
---
 いやーん、Appleが発表したiPhone、チョーほしい!
http://www.apple.com/iphone/

 これ、Mac OS Xと書いてあるけど、コンパイルできるのかな。
 ソッコー、Skypeとか入らないのかな。
 Common Lisp動かないかなあ。
 これで、コンピュータ将棋か囲碁が動けばなあ。\(^O^)/
 ま、日本では発売予定が当面なさそうだから、どうでもいいけど。^^;

 シャープのW-ZERO3やソニーのmyloが、気になってたけど、もう、こっちか。^^;

 かつてAppleが出していたPDAのNewtonファンは、Newtonの再来といってるそ
うですね。
 じゃ、スカリーが嘘臭い未来を演じてみせたナレッジナビゲータの執事のじ
いさんとかついてくるのか。
 Appleのカンファレンスでの基調講演におけるそんなネタなど知っている人
の割合のほうがもう少なくなったかな。

乳の詫び状(2007/01/11)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 全文検索とSBCによるサムネイル化デモ
---
 アンテナハウスでは、全文検索して、見つかったPDF, Word, Excel, 
PowerPointファイルの最初ページをサムネイル化するデモを始めました。
 サムネイル化には、アンテナハウスで開発したSBC(Server Based Converter)
を使っています。

http://www.antenna.co.jp/sbc/
SBC(Server Based Converter)製品ページ

http://conv.antenna.co.jp/Search/
全文検索向けサムネイル作成ページ

http://conv.antenna.co.jp/
デモサイト メインページ

 デモサイトでは、他に
  1)PCメール向け基本機能
  2)携帯電話(NTTDoCoMo)向け画像変換(+Viewer)
  3)サムネイル作成サービス
を用意してあります。

 で、全文検索向けサムネイル作成ページで、PDFを対象にLispを検索したら、
あなた、

タイトル:On Lisp
概要:On Lisp. Paul Graham. To my family, and to Jackie. ... Lisp. 
に親しんでい ... Lisp. は開発当初から拡張可能なプログラミング言語とな
るよう設計されていた.言語 ...

タイトル:Lisp
概要:Lisp. 入門. 田村直之 (神戸大学 学術情報基盤センター) ... LISP.
 の概要. ? AI 用言語 (AI プログラムの記述・開発に適している言語) の一
種. ? 多くの AI システムは LISP で記述されている (特に米国で) ...

タイトル:Lisp
概要:Lisp におけるごみ集め処理 (GC) による実行停止時間を著しく縮め
た実時間 GC を導 ... msec 程度の周期タスクも Lisp で記述可能になること.
 を目指している,したがって ... Lisp を用いたヒューマノイドソフトウェア
環境 ...
日付:2005/2/15種別:PDF
ステータス:OK:画像をクリックすると拡大表示します。

タイトル:Lisp の ISO 標準規格 ISLISP の処理系の研究開発
概要:A Development of a Portable Processor for ISO Lisp Standard 
ISLISP ... 当然ながら ISLISP 以前にも Lisp の標準化の活動があ ...

タイトル:神戸大 LISP マシン PROLOG マシン
概要:LISP マシンのテーマに対して,イン. タープリタをすべてマイクロプ
ログラム化する発想は, ... LISP の高速実行向きアーキテクチャの研究,ビッ
ト. スライス ... LISP コンパイラと同程度の速. 度性能を示し, ...

なんてのが並んだ(デモなので検索結果は5件までになっている)。

 On Lispは、何度か書いている野田さんが翻訳したPaul GrahamのOn Lispで
すね。マクロばりばりの解説で中級上級者向けです。
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~t50473/onlisp_j.pdf
On Lisp日本語訳

 ISLISPは、そうか、そういうのあったね。すっかり忘れられているけれど、
Common LispのサブセットでISO標準。日本が提案した核言語がベース。CLOSの
サブセットも入っている。
 その実装の解説論文。なかなかの掘り出し物ではないか。
http://www.ipa.go.jp/SYMPO/SYMPO99/pdf/1_61_5.pdf
Lisp の ISO 標準規格 ISLISP の処理系の研究開発

 今回、一番掘り出し物だと思ったのが、神戸大学のLispマシンとPrologマシ
ンの話。
 高水準言語マシンを知らない人は、ご一読を。
http://www.ipsj.or.jp/katsudou/museum/paper/magazine/IPSJ-MGN430205.pdf
神戸大 LISP マシン、PROLOG マシン

 古本屋ですごい掘り出し物をみつけた気分。
 いやあ、楽しいなあ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: C/C++に疲れた人のD言語
---
 D言語のわかりやすい解説がありますね。
http://rayerd.ddo.jp/pukiwiki/ingwiki/index.php?C%2FC%2B%2B%A4%CB%C8%E8%A4%EC%A4%BF%BF%CD%A4%CED%B8%C0%B8%EC
C/C++に疲れた人のD言語
をどうぞ。

2010/07/30 追記:
上記リンクは、もうない。調べたら、以下になっている。

http://rayerd.plala.jp/pukiwiki/ingwiki/index.php?C%2FC%2B%2B%E3%81%AB%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%81%AED%E8%A8%80%E8%AA%9E2.0
C/C++に疲れた人のD言語2.0

 こっちは、古いバージョン用みたい。
http://rayerd.plala.jp/pukiwiki/ingwiki/index.php?C%2FC%2B%2B%E3%81%AB%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%81%AED%E8%A8%80%E8%AA%9E
C/C++に疲れた人のD言語

乳の詫び状(2007/01/09)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: JavaScript 1.7のGeneratorの例をクロージャで
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/08/1100913
JavaScript 1.7
で、「Generatorは、Lispだと遅延評価の無限リストでやるでしょうね」など
と書いたけど、こんな例なら、そんな大げさなことしなくていいですよね。
 クロージャだけですませてみると。

--- ここから ---
(defun make-fib-gen ()
  "Fibonacci number generator."
  (let ((i 0) (j 1) (temp 0))
    #'(lambda ()
        ;(format t "i = ~A, j = ~A~%" i j)
        (setf temp i) (setf i j) (incf j temp) i)))

(let ((fib-gen (make-fib-gen)))
  (print (funcall fib-gen)) ; ==> 1
  (print (funcall fib-gen)) ; ==> 1
  (print (funcall fib-gen)) ; ==> 2
  (print (funcall fib-gen)) ; ==> 3
  )
--- ここまで ---

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: NHKデジタル教材学校放送、学校デジタルライブラリ
---
 うたた寝してしまって、いま、起きてテレビを観たら、NHK教育で「学校デ
ジタルライブラリー」という、学校の教材として使える映像クリップを一挙放
送中だった。
 すごいね、これ。さすがはNHK教育。
 ソッコー、ウェブを探した。
http://www.nhk.or.jp/clip/
学校デジタルライブラリー
http://ja.wikipedia.org/wiki/学校デジタルライブラリー
をどうぞ。
 学校放送は、
http://www.nhk.or.jp/school/
をどうぞ。
 学校放送の存在をたったいままで知らなかったけれど、驚いた。
 トップページの左に、キッズ向けコンテンツとして「インターネットをしろ
う」というのがあって、
http://www.nhk.or.jp/school/netabra/
ネタブラカタブラ
に行って、ネット入門をみましたが、これ、よくできてますね。
 インターネットのさまざまな仕組みのことをうまく解説してあるし、項目を
ざっとみるだけで、充実ぶりがわかる。
 ウェブやメールの話があるのはわかるにしても、サーバとクライアントの話
もあるし、
著作権、個人情報をWebで送るときの注意、セキュリティ、コンピュータ・ウ
イルス、ハッカーとクラッカーなど。
 ハッカーとクラッカーを、良い魔法使いと悪い魔法使いで説明してある。そ
うか、そう言えばよかったんだ。\(^O^)/
 フリーウェアとシェアウェアとか、オープンソースの解説もあるんだよ。
 朝生で、弾さんに、「オープンソース」って何?と質問した田原総一朗は、
これを読めばいいんだよ。\(^O^)/
 オンライン・ショッピングやオークションでも、確認すべきこと、セキュリ
ティのことや詐欺のことは注意してある。
 P2PやSETI@homeなどの分散処理の話題もある。
 ウェブの歴史を最後にもってきたのも、いい構成ですね。
 ネタブラワードには、用語解説もある。
 ネタブラカタブラは、水際立った内容ですね。完璧!\(^O^)/

 これくらい知っていれば、ネットのリテラシーとして十分すぎるほど。
 逆にいえば、これがわかってない大人、ネットのユーザがどれほど多いこと
か。
 ま、これくらいわかっててリテラシーがあると、Mixiで自分の個人情報を安
心して書きまくって、企業のマーケティングのターゲットになるマヌケな人はい
なくなるだろうから、それが商売のタネであるMixiなどSNSは困ることになる
かもね。

 ほかにも、「わかる国語 読み書きのツボ」ってのざっとみたけど勉強にな
るなあ。さらに「台本を読む」では、台本公開だもんね。

 教育の荒廃だとか、いじめだとかを、報道をバラエティ化したテキトーな作
りの番組で垂れ流している民放の連中、NHK教育にみられる放送の力の使い方
をどう思うんだろう。
 ま、きっと、連中のことだから何も反省もないだろうけど、子供たちのこと
をいうんなら、どっちが本物かってことは明らかだよね。
 応援していますので、NHK教育、これからもいい番組お願いします。

乳の詫び状(2007/01/08)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 今日、買ってきた本
---
 仕事を早く切り上げて、久々に新宿のジュンク堂に行ってみた。

 コンピュータ系の本の売り場をぶらぶらしていたら、なんだか懐かしい名前
が。
 電脳筒井線のころかな。tti/salonにいたコモエスタ坂本って、みんな、覚
えてる?
 さっき調べたら、tti/old96.salonに発言が残っているから、10年前なのか
な。old97.salonには残ってないみたいだから、彼がいたのはtti/salonに出没
していたのは、1996年までなのかな。
 そのコモエスタ氏が出した本。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334933920/showshotcorne-22/ref=nosim
コモエスタ坂本著「低度情報化社会」
 いま、こういうことやってるんだ。なんか、懐かしいので、よしよし、ご祝
儀ご祝儀で購入。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313591/showshotcorne-22/ref=nosim
中島隆信著「障害者の経済学」
 最近、ダウン症児をもつ親として、いくつか気になることがあって、そのせ
いか、目について購入。

 3月21日は世界ダウン症の日に制定されていますが、昨年に続き、今年は
3月21日に大阪万博公園、3月25日に代々木公園でダンスイベントがあり
ます。詳しくは、
http://www.npotoybox.jp/down_sdm_day/index07.html
ONE + LOVE WORLD 2007
http://oneloveworld.blog71.fc2.com/
ONE + LOVE WORLD 2007までの道
をどうぞ。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4393332423/showshotcorne-22/ref=nosim
西垣通著「情報学的転回―IT社会のゆくえ」

 最近、西垣さんの本を読んでなかったが、この前、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/01/1084332
現代における作家とは何か 
で書いたように、早稲田でのシンポジウムに西垣さんが来ていて、それで今回、
西垣さんの語りおろしだというこの本が目に留まった。あのとき、しゃべって
くれなかった方面の話が出てくるのではないかと思いつつ、目次、ぺらぺらめ
くったら、あなた。
 「第六章 IT文明に新しい聖性は出現するか」に、「オートポイエーシスか
ら大乗仏教へ」「ギャーナ・ヨーガとしての学問」などの文字が。\(^O^)/
 お、西垣さん、仏教哲学やウパニシャッドにハマったか。よしよし、イケイ
ケ、その路線、もっと行ってくれで、購入。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861671469/showshotcorne-22/ref=nosim
吉本敏洋著「グーグル八分とは何か」

 悪徳商法マニアックスといえば、いろいろ怪しい商売の告発がある情報源と
して、有名だったが、ある日から、Googleで検索しても引っかからなくなった。
いわゆるグーグル八分(村八分のもじり)である。
 以来、検索エンジンのフィリタリング問題というのが、(少なくとも)ネット
ではあちこちで話題になったし、おれのウェブも一時グーグル八分状態だった
らしい。当人は、ま、キャッシュが腐ってるだけじゃないかと思っていたけど、
真相不明。
 最近だと、安倍ちゃんの疑惑が検索できない話が、個人的には興味深かった。
http://beyond.2log.net/akutoku/topics/2006/0918.html
をどうぞ。
 学生には、
「Googleで見つからなかったらこの世にはないのと同じという世界、それを無
批判に受け入れてしまう自分たちの意識はとても怖いよ」
 一方で、
「Gooleで探して、研究報告やら企画やら作っても、それはほかのみんなもす
ぐできること。これからは、Googleで見つからない情報にこそ価値がある。
Googleで見つからないということは、ほかの奴も見つけるのが大変だし、チャ
ンスだと思って先に行ける力をつけるのが重要」
などとも話してきたが、この本、読ませて、レポート出せさせるか。:-) 少
なくとも話はするだろうね。
 こういう本が出て、ネット以外でも話題になると人々のネットや情報に対す
るリテラシーも上がるでしょうね。

 ぱらぱらめくっただけだが、けっこうエグい話があるんだね。グーグル八分
事件簿という感じですね。あのサイト、ほんとよくやってるよなあと。あと、
ロングテール理論は二転三転して、どんどん嘘っぽくなった話もありますね。
 いまは、「悪徳商法マニアックス」でググっても、ちゃんと出ますね。
http://www6.big.or.jp/~beyond/akutoku/
悪徳商法?マニアックス
 本書には、
http://www.a902.net/
が載っています。

 まだ、いずれもちゃんとは読んでないけれど、とりあえずの速報。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Lispネタ
---
 あれこれ探していたら、たまたま
http://cl-www.msi.co.jp/solutions/knowledge/lisp-world/
Allegro CL Family 情報
と
http://cl-www.msi.co.jp/solutions/knowledge/lisp-world/articles/script-lang
黒田さんの記事 Script Languages
にぶつかった。
 ここにある
--- ここから ---
Lisp の不幸の1つに、
Lisp を使わない奴に限って Lisp について語りたがる
というのがあるんですが、今回もう1つ加わったのは、
Lisp を知らない奴に限って Lisp を他のもの、なかでも自分の自慰行為の結
果と比べたがる
Lisp の評論をとうとうとやるわけです。
--- ここまで ---

 これ、Perl, Python, Rubyなどの信者を皮肉っているわけですが、でも、い
やーん、まさにおれのことだな。\(^O^)/
 おれはLispを使ってないのに、Lispについて語る語る。仏教哲学まで持ち出
して語る語る。それをこの前のセミナーで黒田さんの目の前でやるわけだから、
おれも大物だね。\(^O^)/
 それをやった資料は、LLRingのときと同じですが、
http://www.asahi-net.or.jp/%7Eki4s-nkmr/lisp20061121/lisp.html
Lispとは何か: Lisp - 流転するプログラミングユニバース
にあります。高橋メソッドで108画面あります。
 すなわち、おれさまのLispに対する108の煩悩をぶちまけています。\(^O^)/
 黒田さん。Lispの普及に微力ながらがんばっておりますので、許してくださ
い。

http://cl-www.msi.co.jp/solutions/knowledge/lisp-world/articles/scheme
About Scheme
 おれは言語は割と博愛主義者なので、Schemeも好きです。ミソとクソじゃな
くて、おれ的には、八丁味噌と麦味噌みたいな雰囲気なんですけど。^^;
 Gaucheで初めてほんとに実践的な言語としてのSchemeという気分になりまし
た。
http://www.shiro.dreamhost.com/scheme/gauche/index-j.html
Gauche
をどうぞ。

 今のSchemeは、下でGaucheの作者のShiroさんが解説しているように、マク
ロが書けます。
http://www.shiro.dreamhost.com/scheme/wiliki/wiliki.cgi?Scheme%3A%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AD%3ACommonLisp%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83
Scheme:マクロ:CommonLispとの比較

 個人的な慣れの問題だけど、Common Lispのマクロのほうがしっくりきます
ね。
 ちなみに、Common Lispは、オペレータが環境に影響を受けるから、'<' を
変更したら、CMUCLだと文句を言わずに、POSを返すという話があるので、現実
逃避でちょっとやってみた。\(^O^)/

 ACL 8.0 Free Express Editionでも、インタープリタだと同じ。コンパイラ
はCOMMON-LISPパッケージにあるものを変更しようとしていると文句をいって
きますが。
 LispWorks Personal Edition 4.4.6は、インタープリタで評価?だと同じ結
果でPOSが出ます。コンパイラは、何もいわず、結果も出ない。なぜ? って、
いうか、コンパイラはコンパイルだけで実行しないということ? よーわから
ん。
 Corman Lisp 3.0も同じ結果。POSが出ます。ちなみに、Corman Lispはコン
パイラしかありません。インタープリタがありません。

 これも古いというか20年、30年前のLispの常識しかない人は、Lispがインタ
ープリタだと思っているんですよね。むしろLisp(Common Lisp)はコンパイラ
のない実装のほうが珍しい。Corman Lispみたいにコンパイラしかない実装も
あるしね。Schemeはインタープリタが多いみたいですけどね。
 これに付随して、Lispは遅いと思っている人がいるが、ネイティブコンパイ
ラだから、スクリプト言語に比べれば10倍、30倍、100倍とか速い。
C++とそんなに遜色ないし、Javaより2、3倍速い気分。
 これについては、後日、書くかも。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Rubyネタ
---
 おれが勝手にALGOLシンタックスのLispだとわめているRubyネタ。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0612/22/news012.html
まつもとゆきひろ――第1回:オープンソースという「お仕事」
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0612/28/news025.html
まつもとゆきひろ――第2回:Rubyを開発するということ 
をどうぞ。
 Common Lispの仕様をよくみているんだ。やっぱり。\(^O^)/
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060825/246464/
まつもとゆきひろのプログラミング言語論 目次
も面白い。
 Plankalk?lという言語、知りませんでした。

 Ruby以前に、()だらけのS式じゃない文法をもったLispの有力候補として、
たとえば、昔、Appleが著名Lispハッカーに作らせていたDylanがあります。
 Appleが手を引いてからどうなったのかと思っていたら、ちゃんとあります
ね。
http://www.opendylan.org/
をどうぞ。
 本もオンラインで読めます。
http://www.opendylan.org/books/dpg/db_1.html
Dylan Programming
 この本、amazon.comじゃ見つからない。日本だと、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0201479761/showshotcorne-22/ref=nosim
にあって、9300円以上します。
 原著の値段を知らないが、ひょっとして、言語オタクのコレクター向けにプ
レミアがついているのか。\(^O^)/ 物欲が刺戟されそう。^^;

 コード例をみると、DylanはほとんどLispだというのがよくわかるんだけど、
見た目はちょっとRubyっぽいでしょ。^^;
 でも、メソッドがクラスに属しておらず、総称関数(generic function)に属し
ているところは、まさにLispのオブジェクト指向システムであるCLOS(Common 
Lisp Object System)的ですね。マクロもあるし。
 個人的には、Dylanより、やっぱりRubyのほうが普及する要因がいろいろあ
ったと思いますし、そういう言語を設計・実装した松本さんもすごいし、育て
たコミュニティも立派ですよね。
 あ、Rubyの特異メソッドがとても評価されているようだけど、あれ、メソッ
ドがクラスに属してしまうオブジェクト指向だからああいうのが苦肉の策とし
て必要になったんじゃないかと思うんですよね。実は、同じものがCLOSにはあ
るけど、メソッドがクラスに属していないから、そんなにありがたい気がしな
いんですよね。この話は、改めて書ければ。

 Rubyにほしいのは、あとはやっぱ、マクロとネイティブコンパイラですかね。
あまりにLisp的色眼鏡でみた希望でしょうか。
 それとも、Oz/Mozartのような細粒度スレッドと並列・分散を言語に取り込
むことですかね。そこまでいっちゃうと、別の言語にしたほうがいいのかもし
れないが。
 そういえば、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/01/389616
のコメントに、かすたさんから、ライブラリで提供するほうがいいという話が
ありましたが、おれはいい計算機構は、いいことがわかったら、ライブラリよ
り言語そのもの、さらにいえばハードウェアでサポートすべきという考えの持
ち主なんです。
 たとえば、クロージャなんてRubyはうまくイテレータやブロックという形で
くるんで言語の中に入れちゃってるでしょ。あれでクロージャだと知らずに使
っているRubyプログラマってとっても多いと思うんですよね。あれがライブラ
リだったら、こんなにRubyが流行っただろうかと思うんですよね。
 Oz/Mozartの細粒度のスレッドや並列・分散なんて言語でサポートしているか
ら、楽に使えるわけですし。
 昔、おれも、PascalとCを対比してみたとき、Pascalは入出力も言語仕様の
中にあってなかなか改訂されないから進化が遅いんだなと思ってました。そう
いうアカデミックな停滞を、標準がどうのこうのは知らんケンシュタインじゃ
けん、勝手に拡張しちゃうもんねで大ヒットしたのが、Turbo Pascalなんです
よね。
 その点、Cは言語仕様が小さめで、入出力などはライブラリ任せだったんで
す。それで、あ、この方法のほうがいいなと思っていたんだけど、そんなのは
おれがバカだったゆえの錯覚でしたね。
 Cのライブラリにお任せ方式がうまくいったのは、Unixというリファレンス
の実装があったからで、Unix以外の世界にCを移植しようとしたら、途端にラ
イブラリの互換性やらの問題が出て、標準化するとなったら延々と時間がかか
る話になっちゃいましたからね。
 いま、何をもって言語仕様と呼ぶかは、かなりあいまいに思いますね。
 Common LispやSchemeなんて言語仕様といっても、シンタックスはS式なんで
ほとんどないし、大半はマクロや組み込み関数の仕様と意味論なんですよね。
 いい計算機構でいえば、スタックだって、大昔のCPUにはなかったんですも
ん。おれらが昔の人はどうやっていたかと演習でやらされた1970年ころのNEC
のミニコンのアセンブラプログラミングだと、ブランチ&リンク命令なんてい
って、戻り番地を飛んだ先にメモリを用意して埋めておいて、それで元に戻る
んですよね。
 メモリに関しては、ガベージコレクション(GC)もなんでOSがサポートしてな
いのかと思うし、それをサポートする命令があってもいいんじゃないかと思う
し、仮想記憶はなんとかそれ用の命令もあるし、OSもサポートするようになっ
てますが、なぜ、GCもやらないのかなんて、つい、思っちゃいます。
 昔はLispマシン、Prologマシンなど高水準言語マシンの研究や実装もいろい
ろあったし。
 ま、そういう思いがいろいろあるわけです。

 Rubyに比べて、Lispのコミュニティって、頭が抜群にいい連中が多いせいか、
あるいは、アスペルガー症候群的な連中が多いなんていわれるせいか、みんな
で支えあって伸びていこうという雰囲気がないみたいに思いますね。出てくる
奴は勝手に出てくるんだから、ほっとけみたいな。それだと、おれみたいなバ
カは困る。^^;

http://ja.wikipedia.org/wiki/アスペルガー症候群

 こういうのは、普及にはよくないんだけど、Lispは死なないのが決まってま
すからね。
 なぜなら、仏教哲学でいえば、Lisp=ブラフマン(梵)であり、プログラマ=
アートマン(我)であり、梵我一如である以上、宇宙と人類がなくならない限り、
Lispは死なないんです。\(^O^)/
 これが我々の宇宙の数理構造として決まっているんです。\(^O^)/
 もし、Lispが死んでいたら、おれが56億7千万年後に弥勒として復活して
Lispも復活するんです。\(^O^)/

 はいはい。中村さーん、煩悩吐き出すのはそれくらいにして、おむつ替えて、
おっぱい飲んで、ねんねしましょうね。
 あーい。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Featherweight Java
---
 そうだ、Javaといえば、Featherweight Javaという極小のJavaを考えて、そ
の型理論で、JavaのGenericsに大きな影響を与えた五十嵐淳さんが日本IBM賞
を受賞しましたね。受賞の報は、この前のLispセミナーの懇親会で湯淺先生か
ら聞きました。
 ともかく、刺戟の多い2日間でした。
http://www.sato.kuis.kyoto-u.ac.jp/~igarashi/class/sf04w/
五十嵐淳さんの講義
resume6.pdf, resume9.pdfが、Featherweight Java。
http://www.eecs.umich.edu/~bchandra/courses/papers/Igarashi_FJ.pdf
も参照。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: プログラミング言語D
---
 プログラミング言語Dが1.0になるようです。
http://www.kmonos.net/alang/d/
プログラミング言語D
をどうぞ。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/07/65944
プログラミング言語で考える「小泉改革とは何か」 
で、Dの開発者Walter Brightさんのことを書きました。
 そこにあるように、Datalight Cが、グラフカラーリングでレジスタ割り当
てをやった最初のCコンパイラだと思うんですが、ほかに、その後、パソコン
向けのCコンパイラで、グラフカラーリングのレジスタ割り当てをやっていた
のを知っているコンパイラはLSI Cですね。書いたのは、森公一郎さん(日経
MIX時代のニックネームはkmoriさん)です。
 このこと書いたなと思ったら、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/09/17/78194
「Practical Common Lisp」へのコメントから。 
ですね。

 Dはいつのまにか、lazyといって、遅延評価といってるけど、実質、クロー
ジャのサポートだと思いますが、どうですか?
 Javaも次にはクロージャをサポートするらしいですから、世の中、みんなク
ロージャですか。^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: JavaScript 1.7
---
 JavaScript 1.7があるんですね。

http://developer.mozilla.org/ja/docs/New_in_JavaScript_1.7
New in JavaScript 1.7

 JavaScriptは、CシンタックスのLispだと言い続けてきたけど、ますます
Lisp化しているな。\(^O^)/
 Generatorは、Lispだと遅延評価の無限リストでやるでしょうね。
 Schemeは遅延評価用の機構が入ってますが、Common Lispでもすぐ作れます。
 たとえば、
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/7043/index.html#lazy
(delay と force を実装する)
で、オンラインでみられます。
 Common Lispによるdelay/forceの元ネタであるOn Lispは、
http://www.paulgraham.com/onlisp.html
にあります。その翻訳は、野田開氏によるものが、
http://user.ecc.u-tokyo.ac.jp/~t50473/#lisp
にあります。
 この野田さんの翻訳、もうすぐ出版だといって、2005年のLispセミナーで発
表まであったんだけど、まだ出てませんよね? どうなっておるのだ。原著者
のPaul Grahamがぐずぐずしているの?

 無限リストは、大体、SICPと略記される
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262510871/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著「Structure and 
Interpretation of Computer Programs」
と、その訳本の
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著、和田英一訳「計算
機プログラムの構造と解釈」
が元ネタになってますが、
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/7043/index.html#infinite-list
(無限リスト)
にもSchemeによるものがありますね。
 それにしても、ここの文章のタイトルは、必ず ( と ) でくくられていて、
Lispに対するこだわりが字面に出てますね。\(^O^)/
http://www-128.ibm.com/developerworks/linux/library/l-lazyprog.html?ca=dnw-745
Lazy programming and lazy evaluation
にも、Schemeによる遅延評価と無限ストリームの例がありますね。

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/7043/index.html#perl.scm
Scheme で Perl っぽくスクリプトを書くためのライブラリ.
というのも、なかなかアレゲですね。
 Schemeもマクロが入って、こういうことがやれるようになって、かなり強力
になりましたね。
 S式を使っていながら、S式を自在に変形して構文拡張やプログラムの実行方
法を拡張できるマクロがないというのは、Lisp系の言語として許されませんか
らね。\(^O^)/
 あ、忘れていたけど、AIプログラミングとCommon Lispの詳しい解説がある
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558601910/showshotcorne-22/ref=nosim
Peter Norvig著「Paradigms of Artificial Intelligence Programming: Case Studies in Common Lisp」
にも、Common Lispで遅延評価や無限リストを作る話があります。

 さ、やっと、JavaScriptの話だ(爆)。
 JavaScriptは、その昔、単にDOMやCSSを操作する程度にしか使えない言語だ
と思っていました。
 ある日、
http://rubycolor.org/takahashi/
高橋メソッド
で、授業をやってみようと思って(笑)、実装をいくつか試しているうちに、
http://la.ma.la/blog/diary_200504080545.htm
最速インターフェース研究会 高橋メソッドなプレゼンツール
に、オブジェクト指向バージョンというのがあって、
「JavaScriptでオブジェクト指向って、どういうこと?」
と思って、ソースをみたら、

var $_ = Presentation.prototype;
$_.takahashi = function(){ ... }

なんてのがあって、
「なんじゃ、こりゃ。ひょっとしてクロージャがあるのか」
「ひょっとしてひょっとこ。プロトタイプベースでオブジェクトを操作して動
的にメソッドを追加したり、あれこれメタプログラミングもできるのか」
と、そのとき、初めてJavaScriptを見直しました。\(^O^)/
 以来、JavaScriptは、CシンタックスのLispなどとわめいています。\(^O^)/

 JavaScriptがブラウザに組み込みの言語だと思っている人。ちゃんとコマン
ドラインからも使える実装もあるんです。けっこう、スクリプト言語としてい
けますよ。

http://www.mozilla.org/rhino/
JavaによるJavaScript実装 Rhino
http://www.mozilla-japan.org/rhino/
JavaによるJavaScript実装 Rhinoの日本語ページ

http://www.mozilla.org/js/spidermonkey/
CによるJavaScript実装 SpiderMokey
http://www.mozilla-japan.org/js/spidermonkey/
CによるJavaScript実装 SpiderMokeyの日本語ページ

をどうぞ。
 JavaScript 1.7といいつつ、ほとんどCommon LispとSchemeの紹介になって
しました。^^:
 すべてのプログラミング言語はLispの模倣、変種だからしょうがない。\(^O^)/

乳の詫び状(2007/01/07)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 高校ラグビー
---
 高校ラグビーは、東海大仰星(大阪第2)が東福岡(福岡)に19−5で完
勝しましたね。関西勢はこれで9連覇だそうです。東福岡が勝てば、初優勝か
つ久々の九州勢優勝でしたが、今大会の東海大仰星は、圧倒的でしたね。
http://www.sanspo.com/sokuho/0107sokuho027.html
東海大仰星、7大会ぶり2度目の優勝! 高校ラグビー
にある、「東海大仰星、足首骨折の北野が出場」というのがすごいですね。こ
の前の試合で足首骨折してるのに、決勝に出たい、出してやりたいで出ちゃう
んだもんね。
 東芝の薫田監督が試合中に肋骨が何本か折れたまま試合していたのを思い出
しますね。

 今日、近所のスパに行ったんです。ロッカールームで年配の人が話している
のが聞こえてきて、どうも孫が高校ラグビーに出てるみたいなんですよね。
 で、「いやあ、優勝した東海大仰星に負けたんだから、しょうがないよ。
(手をふりあげて)こんなんやってる姿が、テレビででっかく出たから、まあ、
よかったよ」なんて会話してました。
 お孫さん、関東圏にいるとすると、神奈川の桐蔭学園なんでしょうかね。
 ほかに今大会、東海大仰星に負けたといえば、静岡の東海大翔洋があります。
まさか、長崎の長崎北や宮崎の高鍋じゃないでしょうし。
 ちゃんと学校と名前と訊いて、今のうちにサインもらっとくとよかった?^^;

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: トップリーグ、東芝対サントリー
---
 試合の模様は、サンスポに出てました。

http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200701/rg2007010701.html
“収穫一敗”サントリーあと2点…名門復活への手応え

http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200701/rg2007010700.html
これが3冠王者・東芝の底力だ!清宮サントリー粉砕

 それと面白いのは、
http://inews.sports.msn.co.jp/rugby/topleague/news/2007/20070106-1359.html
12節 会見リポート(東芝 12-10サントリー)
 試合後のインタビューで、東芝の薫田監督が、サントリーとはこれからもグ
ランド内外での駆け引きがあるといってたのは、このことだったのか。
 東芝のドライビングモールをやらせないために、いろいろ審判に注文をつけ
てたんですね。でも、モールに横から入っているといって、サントリーが何度
も反則を取られてゼブラカード出てましたけどね。
 それがモールによる逆転トライに結びついたと思います。
 清宮監督自信満々で強気だけど、それは相手や選手に弱みはみせない操縦法
だからでしょう。
 ぼくの目には、この2点差、なかなか縮まらない差にみえますね。
 スポーツに限らず、勝負の世界でもビジネスでも、紙一重なのにずっと縮ま
らない差ってあるでしょ。ああいう感じにみえますね。
 サントリーは若いチームに入れ替わってるから、彼らが成長して、東芝の主
力が衰える2年から3年後くらいにほんとの逆転があるかなと思いますね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: XMLはHTMLからできたものではない
---
http://d.hatena.ne.jp/hujikojp/20061019/1161329425
で、
「HTMLがヘビーに使えるようになるために、不必要なものをそぎ落とし XML化
していったように」
と書いているが、歴史認識が大間違い。
 XMLはHTMLからできたものではない。
 SGMLからできたもの。
 SGMLもXMLもマークアップ言語を作るためのメタ言語であることがわかって
ないから、こういう認識をもったのだろうか。
 HTMLはSGMLで定義したマークアップ言語の1つ。つまり、SGMLのアプリケー
ションの1つ。
 SGMLは仕様がでかいし、インターネットにふさわしくなかったので、不要な
ものをそぎ落として、XMLを作ったのが正しい歴史。
 HTMLがSGMLのアプリケーションであるように、XHTMLはXMLにアプリケーショ
ン。XML登場以後、大量に発生したXMLベースのなんとかMLの類は、みな、XML
のアプリケーション。
 よって、書くなら、
「SGMLがライトに使えるようになるために、不必要なものをそぎ落とし XML化
していったように」
が正しい。

乳の詫び状(2007/01/06)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: トラックバック封鎖について
---
 みなさん、ブログのほうは、スパムが多くて、トラックバックを封鎖してい
てすみません。
 ずっといやがらせをやっている奴がいるらしく、トラックバック封鎖宣言を
して封鎖したけれど、実は、封鎖宣言をして数日後、こっそりまた開けていた
んです。そしたら、数ヵ月、ひどいスパムが来なかった。
 案外、口先介入、有効だな。いやがらせをやってる奴も、陰湿で暗い性格だ
けど、案外根は素直でかわいい性格だな。などと思っております。
 で、ときどき、自分で、自分にトラックバックを送っていたから、それをみ
て、トラックバックが開いていると思って、またいやがらせをやってみたんで
しょうね。
 一晩で300個、ついてました。\(^O^)/
 でも、これ、すごく効率が悪いんです。1個2分くらいかかってて、きっち
り10時間もかかっている。こっちは消すのはすぐなので、大したいやがらせ
にはならないんですが、忙しくて何日も見られないときに、1万個もついてる
とげんなりなので、封鎖してます。
 どうしてもトラックバックをしたい人は、メールを送ってくれれば、その間
だけ、開けるようにしますけど。

 いま、コメントも同じようにいやがらせがあるんですが、こっちはまだトラ
ックバックほど自動化できてないみたい。やってることが稚拙なトラックバッ
クスパムよりもっと稚拙。
 それでも、うざいなと思ったら、コメントも封鎖して、メールだけでコメン
トを受け付けるようにするかもしれません。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Perlで高階プログラミング
---
 弾さんから珍しく、コメントがついていたので思い出した。
 トラックバック封鎖したままなので、すみませんね。そのことは、このあと
書きます。

 たまたま見つけたPerlで高階プログラミングをやる本があります。買ってま
せんけれど。
 弾さん、新書メインでしか書評しないけど、とりあえず、紹介しておきます。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1558607013/showshotcorne-22/ref=nosim
Mark Jason Dominus著「Higher-order Perl: A Guide To Program Transformation」
です。

2011/01/20 補足:
 本書は、いまや無料でダウンロードできるようになっています。詳しくは、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2011/01/20/5642451
Higher-Order Perlの補足
をどうぞ。

 この書評は、
http://www-06.ibm.com/jp/developerworks/linux/060331/j_l-perlbooks1.shtml
洗練されたPerl: Perl 新刊ブック・レビュー - パート 1
「Higher-Order Perl」と「Randal Schwartz's Perls of Wisdom」の概要
にあります。
 この書評を読む限り、クロージャや高階関数を使ったLispやSchemeでやるよ
うなことをPerlでどうやるか、SICPにあるような無限ストリームなどが話題の
ようです。
 メモ化の話は、弾さん自身もブログでやってますね。おれも、Lispで書いた
し。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334285
Re: ちょっと気になる本
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/04/20/334289
Re: ちょっと気になる本、その2
を参照。
 でも、Perlの達人の弾さんとはいえ、気が向いたときに断片的にブログで発
表しているだけなので、こういうまとまった本は上級を目指すPerl好きにはい
いんだと思います。
 おれは、バイオの仕事でPerlからJavaに移植したりして、Perlはもういいや
の人なので、買いませんけれど、とてもよさげな書評なので、Perl好きには勧
めます。
 IBMのDeveloerWorksには、Cultured Perl(洗練されたPerl)というコーナー
があって、そこには、Perlの有用な記事があります。
http://www-128.ibm.com/developerworks/views/linux/libraryview.jsp?search_by=cultured+perl:
Cultured Perl
をどうぞ。

 弾さん、今度、久々に飲みましょうね。ま、飲まずに飯食うのでもいいんだ
けど。Ringの宴会、どうなったんだ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 超人佐藤棋聖が棋王挑戦へ
---
 この前、渡辺竜王と竜王戦を戦ったばかりの佐藤棋聖は、棋王挑戦者決定戦
を制して、挑戦者になりました。
http://kk.kyodo.co.jp/pb/kiou/kioutop.htm
棋王戦

 この棋王戦が2月11日からなんですが、もう1月11日からは佐藤棋聖が
羽生三冠に挑戦する王将戦が始まるんですよね。その挑戦者決定戦は、昨年1
2月29日に戦ってるんですよね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/ohsho/news/20061229org00m040066000c.html
佐藤棋聖がプレーオフ制す
をどうぞ。
 その前は、竜王戦最終局を戦ってるし。
 これで、5連続タイトル戦出場で新記録? 5回挑戦で、自分がもっている
棋聖の防衛戦があったから6回タイトル戦登場?
 なんにせよ、もはや超人でしょう、これは。
 羽生さんが7冠を取る前後は、こんな感じのすごい生活だったと思うけれど、
あのときの羽生さんは20代半ば?くらいだもんね。いま、佐藤棋聖は30代
半ば。この気力、体力、知力の充実振りは半端じゃないね。
 なんとか、棋聖以外にもう1つタイトルを取っておきたいし、取ってほしい
気がしますね。
 でもって、佐藤棋聖が6冠を取って、最後に渡辺竜王に挑戦して7冠なるか、
渡辺4連覇かなどとなると、盛り上がるよね。
 で、渡辺竜王が負けて7冠達成。
 しかし、リベンジに燃える渡辺明が翌年度7冠達成。\(^O^)/
 こうなると、劇的過ぎるね。
 ところで、渡辺竜王は、竜王じゃなくなると、何段になるの? 8段くらい?

 7冠といえば、羽生さんですが、その前年、6冠まで取って、最後に当時の
谷川浩司王将に挑戦したとき、谷川さんが羽生さんをやっつけて7冠を阻止し
たんですよね。この防衛戦、谷川さん自身、王将戦の最中に阪神淡路大震災で
被害を受けて、その混乱の中での防衛だったわけです。
 その辺の話は、
http://hobby.nikkei.co.jp/shogi/column/index.cfm?i=20020722s3029s3
(4)神戸に何とか灯をともしたい
をどうぞ。
 最近、知ったんですが、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4819702106/showshotcorne-22/ref=nosim
「谷川vs羽生100番勝負―最高峰の激闘譜!」
か、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4620311146/showshotcorne-22/ref=nosim
「第45期 王将戦 七番勝負―王将・谷川浩司 名人・羽生善治」
のどちらかに谷川さんの言葉があって、なんとかタイトルを死守して、震災に
遭った神戸、関西の人たちに勇気をもってもらいたいという思いとともに、た
しか、こんなことを言っていた。
 もし、ここで負けたら、震災の被害に遭った谷川は万全じゃなかった。そん
な谷川に勝った羽生の7冠は本物じゃないと言う人が出るだろう(まるでおれ
のことをいってるみたい(苦笑))。羽生さんの7冠の偉業にそういうケチをつ
けさせないためにも、絶対に負けるわけにはいかなかったと。

 この懐の深さ。人間の器の大きさ。
 こういうことは、並みは当然として、一流の人間でもまず言えない。これが
言えるのは、超一流中の超一流の人間だけだね。
 ここで敗れた羽生さんは、次の年、6冠を全部防衛(これもフツーあり得な
いこと)して、谷川さんに挑戦してとうとう7冠になったんですよね。
 その偉業も素直に称えたいし、それとともに、ぼくは谷川さんの言葉にも感
動しましたね。
 渡辺竜王にも7冠達成してほしいです。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: トヨタアルバルク、NECブルーロケッツ、そしておれの野望\(^O^)/
---
 kick/salonに、府中に本拠を置くラグビーの東芝ブレイブルーパス対サント
リーサンゴリアスの試合のことを書きました。
 この両チーム、日本一になったことがあるチームで、東芝は昨年、トップリ
ーグ、マイクロソフトカップ、日本選手権の3冠を達成しました。
 サントリーも今年、リーグ2位と復活してきています。

 同じく府中に本拠を置くバスケットボールのトヨタアルバルクとバレーボー
ルのNECブルーロケッツの最近はどうなんだと思って調べたら、アルバルクは
スーパーリーグの昨シーズン(2005-2006)は優勝しているんですね。\(^O^)/
 そういうこと、すぐにおれに知らせなさい。ここで大宣伝するから。\(^O^)/
 ブルーロケッツは、2005年はVリーグ3位、日本選手権準優勝ですね。けっ
こう、いいとこいってるじゃん。
 ケーブルテレビのJ:COMのコミュニティチャンネルでは、これら4チームが
地元の子供たちと触れ合うイベントの模様を放送することがあります。これら
4チームが日本一になったら、府中市、合同大大大優勝パレードやったらいい
んじゃないか。
 おい、4チームが優勝ってことはあり得ないだろ。
 いいえ、去年のラグビー日本選手権は、東芝ブレイブルーパスとNECグリー
ンロケッツの同時優勝でした。つまり、日本選手権で東芝対サントリーになっ
たら、八百長やって同点で終わればいい。\(^O^)/
 あぬなー。

http://www.toyota.co.jp/company/event/sportsnews/alvark/
トヨタアルバルク
http://www.necsports.net/m_volley/
NECブルーロケッツ

 何度か書いているように、府中は、東京スタジアム(現在の名前は味の素ス
タジアム)を調布から手に入れれば、サッカーのFC東京と東京ヴェルディも手
中にして、4つもフットボールのトップチームをもつ世界唯一のフットボール
都市、フットボールの楽園になりますよ。そうなれば、史上初どころか宇宙開
闢以来の快挙でしょう。\(^O^)/

 しかし、おれの野望はとどまることを知らない。\(^O^)/
 もっと日本一になるスポーツを増やしていいね。
 フットサルも府中のどこかのチームが優勝したことがあったと思うけどな。
野球は調布のリトルリーグかな。どこかは世界一になったと思ったけど、違っ
た?
 球技以外でもいいんだけど、府中は球技と相性がいい。風水的にね。\(^O^)/
 球技でも、もっと違うテイストのスポーツもいいね。
 セパタクロー、日本一とか。\(^O^)/
 セパタクロー、いいね。アクロバティックだし。
 そうそう、ラクロス、日本一とかね。
 ラクロス、ときどき多摩川のグランドでやってるの見るもんね。
 そうそう、クリケット、日本一とか。
 クリケットが強いと、日本企業はインド進出もやりやすいぞ。\(^O^)/
 そうそう、カバディ、日本一とかね。
 カバディ、球技じゃないし。^^;

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: トップリーグ、東芝対サントリー
---
 ジャパンラグビートップリーグ、東芝対サントリー。
 東芝ブレイブルーパスがサントリーサンゴリアスに12-10で勝ちました。
 大雨の中、足や手が滑って、プレーに若干影響はありましたが、締まったも
のすごいぶつかり合いとテクニック、スピードのある試合でした。
 前売りは指定席が売り切れで自由席を買っていたけど、家の工事があったの
で、結局、工事が終わったのが13時。がんばれば行けたけど、大雨なので、
軟弱にもJSportsでテレビ観戦しました。選手、関係者のみなさん、すみませ
ん。
 夜は、テレビ神奈川tvkでもあるし、また観ようと思います。

 ウェブは、宣伝上手なサントリーのほうが上手。小野澤キャプテンのインタ
ビューもあるしね。
 東芝もそれくらいのことやればいいのに。冨岡キャプテンのファンは多いん
だから。

http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/index.htm
東芝ブレイブルーパス
http://www.suntory.co.jp/culture-sports/sungoliath/
サントリーサンゴリアス

 あ、いま、サンゴリアスのウェブ、トップページの選手ピックアップに山口
大輔選手が出てる。おれ、大輔選手とはほんのり縁があるんですよね。この前、
某所で大輔選手の楽しい写真見せてもらいました。\(^O^)/
 こういう選手ピックアップのコーナーとか、親近感を抱かせるようなウェブ
作りはサントリーが上手ですね。東芝は見習わないと。

 東芝、じーも君、使ってくれないかな。
http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=
DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=6076
北九州市門司区マスコット「じーも」の部屋

 門司と関係ねえだろ。\(^O^)/
 ちなみに、日本のWikipediaのゆるキャラ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ゆるキャラ#.E7.A6.8F.E5.B2.A1.E7.9C.8C
の項目で、じーもの部分は、おれが書きました。
 だって、福岡県のゆるキャラに「じーも」君が入ってないのは、おかしいも
んね。

 そうそう、試合前日、この両チームは、府中市に本拠をおいているので、東
芝薫田監督とサントリー清宮監督がそろって市長にあいさつに行ってるんです
よね。

http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200701/rg2007010500.html
をどうぞ。
 サントリーの佐々木は、負けはしたものの、個人技で強引にとったトライが
ありました。少しは、去年早稲田で東芝に43-0で完敗したことの雪辱になった
のかな。

 そーか、市長になると、日本一、二のラグビーチームの両監督があいさつに
来てくれるのか。よし、次の市長選に立候補するぞ(爆)。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 渡辺竜王対Bonanza
---
 渡辺竜王とコンピュータ将棋のBONANZAとの対戦日時が決まってますね。
 2006年3月21日(水)の祝日だそうです。

 大きな書店に行ったとき、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777511103/showshotcorne-22/ref=nosim
池泰弘著「コンピュータ将棋のアルゴリズム」
があったので、買ってみた。正月につらつら眺めたが、将棋ってルール通りに
指すのは、けっこう面倒なのね。
 つい、定跡データベースや思考ルーチンなどに興味がいくが、地味なところ
をちゃんと作ってないと、全然将棋にならないのね。

乳の詫び状(2007/01/05)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: リッチテキストPDF2 D&Dがベクターのプロレジ大賞にノミネート
---
 アンテナハウスのリッチテキストPDF2 D&Dがベクターのプロレジ大賞にノミ
ネートされました。
http://shop.vector.co.jp/service/special/award/8th/
にある文書作成部門です。
 みなさまの清き一票をリッチテキストPDF2 D&Dにお願いします。

乳の詫び状(2007/01/02)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 人妻で語る物理入門
---
 日経サイエンス2006年6月号の新刊ガイドのコーナーに、おれの目は釘付け
になった。
 あり得ないタイトルの本が紹介されたいたからだ。
 それが、「人妻で語る物理入門」\(^O^)/
 人妻で語る?
 つーことは、なにかい? 著名物理学者の妻の目を通して物理学を語るとい
う趣向?
 それにしても、この、柔道なら完全に一本もののタイトル。どこの出版社だ。
 えーーーーーーーっ、岩波新書!
 いやー、こりゃ、すげえ。岩波新書、リニューアルしたとは聞いていたが、
こんなタイトルの本が出るようになったのか。よっぽどキレ者の編集者が出し
たタイトルを、さばけた編集部がOKを出したのか。それに値段が税込777円と、
ミョーにラッキーな数字に揃えてある。\(^O^)/
 いやあ、岩波、変わった変わった。

 などと、半ば呆然としながら、紹介文を読むと、ちっとも人妻の話など出て
こない。
 それもそのはず。正しいタイトルは、 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004309808/showshotcorne-22/ref=nosim
米沢富美子著「人物で語る物理入門〈上〉」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004309816/showshotcorne-22/ref=nosim
米沢富美子著「人物で語る物理入門〈下〉」
だったからだ。
 人妻じゃなくて人物です、人物。\(^O^)/
 お前、よっぽど、脳みそ、人妻エロスキャンモードになってたんだよ。
 そうだろうね。
 内容は、上下読めば、力学から量子力学まで大学で習う基本的な物理の話は
全部出てくる。それをたとえば、アインシュタイン、ボーア、湯川秀樹、朝永
振一郎などのエピソードとからめて解説してある。
 著者の米沢富美子氏は、人妻なので、「人妻で語る物理入門」はハズレとし
ても、「人妻が語る物理入門」と間違えたのならセーフだろうね。
 アウト!\(^O^)/

 米沢氏は、アモルファスの分野で世界的な業績を残している人で、夫との出
会い、子育て、そして最愛の夫の死など、劇的な米沢氏の人生を自ら綴ったの
が、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022614595/showshotcorne-22/ref=nosim
米沢富美子著「二人で紡いだ物語」
 私、未読ですが、研究生活と結婚生活の両立に悩む?女性研究者は、大いに
勇気づけられる内容かと想像しています。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ペルーの電波望遠鏡を支援しませんか(その2)
---
 ponさん、コメント、ありがとうございます。下のリンクのほうがいいです。
http://madam.atmark.gr.jp/index_ishitsuka.html
天文台マダム日記内 ペルーの電波望遠鏡を支援する会を応援するページ
をどうぞ。

 ponさんがいうように、天文台マダム日記は、2005/08/05に
http://iiyu.asablo.jp/blog/2005/08/05/40464
天文台マダム日記
として書いてますね。そのとき、気づかなかったんだね。やっぱ、注意力散漫、
バカだね。
 あ、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/08/25/498249
惑星は8個。冥王星は脱落! 関連の雑誌と本の紹介もあるよ。
に、「あ、マダム=人妻で、物理学の本を紹介しようとして2ヵ月ほど経って
いる話を思い出した。」などと書いてあって、思い出した。
 さっそく書こう。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ペルーの電波望遠鏡を支援しませんか
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 さっき、放送大学で、日本が世界に誇るすばる望遠鏡で使われている補償光
学という技術の講義をやっていた。
 簡単にいうと、光の乱れを感知して望遠鏡の鏡の球面をダイナミックかつ微
妙に変化させて、ピントがくっきり合うようにする技術。
 巨額の予算と世界最先端の技術の結集であるすばる望遠鏡にまつわる技術の
講義を見ながら、なにげなく手に取ったJALカードの会員誌「Agora」2007年1
月号にものすごい話が書いてあった。
 飯田守=文、鈴木和雄=撮影「石塚睦 天文学者」だ。
 一般には読めない雑誌だと思うので、以下、勝手にダイジェスト。飯田守さ
ん、お許しください。

 石塚さんは、南米ペルーに太陽観測所を設置するために京都大学から50年
前ペルーに渡る。そのときは貨物船で47日間かかり、外貨持ち出し制限で2
5ドルしかもってない。奥様の彩子(あやこ)さんがなんと1歳の長男と連れて
同じように貨物船に揺られてやってきて、それだけでもこの夫婦、尋常ないと
思うのに、スペイン語もできないまま標高4800メートルの峠を越えてアン
デス山脈にあるワンカイヨに向かったんだと。
 ここは世界的に地磁気研究で有名な場所だそうだが、日本での予想に反して
太陽観測に向かないことがわかる。日本だと標高3000メートル以上に人は
住んでいないが、アンデスでは当たり前。\(^O^)/ 人が住んでいるから空
気が澄んでいない。
 困った石塚さんは候補地を求めて以来アンデス山脈を歩き回る。コスモスと
いう場所に決めたのは、驚くなかれ14年後。\(^O^)/
 建設が始まったが1年後にはお金がなくなり、結局完成までにさらに8年か
かる。
 その間、近くの湖でニジマスを養殖したり、羊やリャマも飼育。なにしろ、
水は1.5キロ離れた湖にしかない人里離れた場所だから、これらは万一のと
きのための非常食。
 観測所は完成したものの重油不足ですぐ運営できなくなり、ガソリンを分け
てくれと頭を下げて回る毎日。このときほど、貧乏が辛いか思い知ったときは
なかったそうです。
 しかし、話はこれでは終わらない。
 こうまでして完成したコスモス観測所を反政府テロ組織センデロ・ルミノソ
が武力占拠。
 テロリストは、夜間戦闘に転用できる赤外線透視装置があると思って、それ
を寄こせと要求。石塚さんはそんなものはないと拒否するが、怒ったテロリス
トは観測所を破壊してしまう。血と汗の結晶、手塩にかけて育てた子供を惨殺
されたようなもんだよね。
 さらに加えて、テロリストたちは、石塚さんに死刑宣告をする。
 そのため、石塚さんたちは、リマに逃げて、以後、潜伏生活を送る羽目にな
る。
 考えられるか、こんなこと。
 天文学をやりに行ったら、テロリストに観測所を破壊され、命を狙われて追
い回されて潜伏生活だぜ。
 インカ帝国のあったペルーなんだから、テロリストたちは、当時の最先端の
天文学をもっていたインカの末裔だろう? そいつらが、天文学の普及を妨害
するわけだから、歴史の皮肉というか無知というかバカというか、インカ帝国
の高度な文明、精神、プライドはどうなってるんだ。
 それでも石塚さんたちは、あきらめず、ペルーに天文学を根づかせたいと、
教育用天文台や太陽観測所、電波望遠鏡を作るために奔走している。しかし資
金難にあえいでいるのが現状だそうだ。

 2006年秋、ペルー国立イカ大学は、石塚親子の労苦に報いるために勲章を授
与したそうだが、日本政府はどうなってるんだ。勲章100個くらいやって、
使途不明で国会の野党対策に使われてきたといわれる、首相の裏金、官邸機密
費から1億円くらい回してやれよ。それとゴルゴ13を雇ってテロリストを殲
滅してもらうとかさ。

 なんとかならんのかと思っていたら、記事にある「いしつか・むつみ」のプ
ロフィールの最後に、「ペルーの電波望遠鏡を支援する会」のURLがあるのを
発見。
http://www.geocities.jp/peru_32m_antenna/
です。
 一口1000円で寄付を募っている。おれも些少ながら寄付する。
 すばるの話とこの話、正月早々から落差が大きすぎ。

追記:
 ponさん、コメント、ありがとうございます。下のリンクのほうがいいです。
http://madam.atmark.gr.jp/index_ishitsuka.html
天文台マダム日記内 ペルーの電波望遠鏡を支援する会を応援するページ
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 凶、引きました\(^O^)/
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 府中の大国魂(おおくにたま)神社に初詣に行って、おみくじを引いたら、な
んと、凶でした。\(^O^)/
 悪いのを引いたので、神社が用意している縄にしばりつけて帰ってきました。
 学生時代、神社で巫女さんのバイトをしていた女性から、おみくじは悪いの
を引いたら縄にしばって神社に悪いものをおいてきて、いいのを引いたら自分
で持って帰るものだと聞きました。
 それなのに多くの人は、大吉みたいないいものでも縄にしばって神社におい
てくるから、神社にいい気が集まって神社は儲かるんだといってました。\(^
O^)/
 宗田さん、もしここを読んでいたらメールください。
 来るわけないか。\(^O^)/

乳の詫び状(2007/01/01)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: すがきやのスプーン
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http://iiyu.asablo.jp/blog/2007/01/01/1084332
現代における作家とは何か
で書いた「日本ペンクラブ・言論表現委員会 シンポジウム」で思い出した。
 早稲田に行く途中、ラーメンの「すがきや」があった。
 名古屋方面の人間は、必ずといっていいほど、「ああ、すがきやのラーメン
が食いたい」などというから、ソウルフードなんでしょう。
 おれは、深夜営業ディスカウントショップという業態を始めたドン・キホー
テ創業店である東府中のドン・キホーテで、カップ麺のすがきやのラーメンが
あったので、試しに食ってみただけで、店で出すラーメンを食ったことがなか
った。
 今後来たときに、食おうかと思ったが、9月末で閉店と書いてあったので、
あわてて飛び込んで食った。
 そこで、衝撃を受けたのが、ラーメンではなく、一緒に出てくる初めて見る
形のスプーン。
 どういう形か、言葉で説明すると、おれが小学校のときに使っていた先割れ
スプーンのやや大型版かつ左右非対称でお腹がぷっくり出た幼児体型というか
ミジンコ型なんです。
 ググったら、やっぱ、ちゃんとあるね。写真は、
http://catmania.blog13.fc2.com/blog-entry-1174.html
をどうぞ。
 このスプーンだけでラーメンが食えるようになっているのか。知らなかった。
 とにかく、ラーメンより、このスプーンのインパクトが大きかったです。
 すがきや、恐るべし。\(^O^)/

 さあ、一眠りして初詣かな。
 多摩川沿いに神社があったら、自転車で遠くの神社に行ったりして。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 溝口敦氏への暴力事件と「細木数子―魔女の履歴書」
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 溝口敦氏への暴力事件関係のリンクをいくつか。
http://www.japanpen.or.jp/seimei/060718.html
言論の封殺を狙った溝口敦氏への度重なる暴力事件に抗議する
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
言論テロ 首謀者を追いつめろ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/32033/
溝口さん長男襲撃、元組幹部に懲役3年6月判決
http://www.shikoku-np.co.jp/national/social/article.aspx?id=20061218000321
首謀者存在認め、実刑判決/溝口敦さん長男襲撃で
http://www.excite.co.jp/News/society/20061226211713/Kyodo_OT_CO2006122601000561.html
控訴棄却、2審も懲役4年 溝口敦さん長男襲撃実行犯 
http://www.asahi.com/national/update/1228/TKY200612280385.html
長男襲われた溝口敦さん、組長に損害賠償請求へ
を参照。
 なお、溝口氏の最近の著作に
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062137275/showshotcorne-22/ref=nosim
溝口敦著「細木数子―魔女の履歴書」
がある。
 まだ読んでいないが、アマゾンの紹介では、
「テレビがひれ伏す稀代の“女ヤクザ”が歩んだ、欲望の戦後史!」
「渋谷の青線地帯で生まれ、銀座、赤坂の夜で育った「魔性の女傑」―。暴力
団幹部と深く永い契りを交わし、人気絶頂の流行歌手から歴代首相の指南役ま
でを手なずけ、「世界一の占い師」として巨富を得た細木数子の真実に斬り込
む。」
となっていて、フジテレビだったか、大晦日に細木を使った特番をやっていて、
さすが民放のテレビ屋はこんなもんなのかと嘆いた人は必読ではないでしょう
か。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 現代における作家とは何か
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 遅くなったが、2006年9月23日に早稲田大学井深大記念ホールで行なわれた
http://www.japanpen.or.jp/katsudou/event/060923.html
「日本ペンクラブ・言論表現委員会 シンポジウム 現代における作家とは何
か−売れなければ作家じゃないのか?−」
の報告を簡単に。すでに3ヵ月以上経ち、あやふやな記憶なので発言など間違
いがあるかもしれませんが、ご容赦を。

 冒頭、ノンフィクション作家溝口敦氏への暴力事件に関して、溝口氏自身が
現状とこれから語り、言論封殺を許さない社会であるべきこと、今後裁判で暴
力団の使用者責任を問いたいことが語られた。この辺に関しては、あとで書く。
 大まかな内容は、
http://d.hatena.ne.jp/flow2005/20060923
筒井康隆氏についての…
を参照。このサイトのすごさは驚異的。なにしろ、筒井さん自身が、「おれの
知らないおれのスケジュールが載っている」などといってるほどですからね。

 溝口氏への暴力事件に関してコーディネーターの猪瀬直樹氏が「作家は社会
における炭鉱のカナリアである」といういわゆる「炭鉱のカナリア論」を紹介。
 改めて、梅田望夫「ウェブ進化論」は、社会にとって害毒のほうが大きいと
思ったね。警告を発するカナリアどころか、大丈夫大丈夫といって炭鉱夫全員
死亡への先導役・扇動役だもんね。楽観しすぎ。必要なのは、健全な楽観と健
全な悲観のバランス。

 「現代における作家とは何か」の副題が「売れなければ作家じゃないのか?」
だったために、売れる売れないの話に終始。しかもなかなか話が噛み合わず、
せっかく冒頭で、猪瀬氏が「炭鉱のカナリア論」をいったのに、ぼくが期待し
た方向には行きませんでした。
 ぼくは、現代における作家に大いなる不満があるとしたら、急速な情報化
(IT化/ICT化)の現代・近未来的な意味をあまり語ってくれないこと。SF作家は
その辺は作品にしているけれど、あまりに極端な世界なので一般にはなかなか
浸透してないと思うのね。
 西垣通氏が参加するというので、ぼくはその辺を一番期待して聴きに行った
が、西垣氏は、「「ウェブ2.0って何ですか?」とか、ウェブ2.0のことをいや
になるほど質問されてうんざりなので、今日はもうそういう話じゃなくて文学
の話がしたい」ということだったし、発言も少なくて残念でした。
 後日、筒井さんと話す機会があって、このときの話題が出ましたが、西垣さ
んにはもっと話してほしかったと筒井さんもおっしゃっていました。結局、い
まの作家は急速な情報化(IT化/ICT化)が社会にとってどういう意味をもってい
るかわからないから、西垣さんのように技術と思想と両方わかるような人がも
っと発言してほしいという、ぼくと同じ考えでした。

 藤原伊織氏は、ガン闘病中にもかかわらず、体調が悪くて声が出ませんので
すみませんなどといいつつ、非常に熱く語り続けて、感動的でした。
 どの分野でもそうだろうけど、作家も下積みで鍛えられないと売れてからは
コンスタントにいい作品が量産できないという話もありました。藤原氏は、ち
ょろっと書くと必ず各種文学賞の最終選考に残るので、そんなに苦労してない
から、いま逆に書けない。浅田次郎氏などは下積みで非常に苦労したから、い
ま量産がきくし、しかも水準が高い作品を連発できるという話でした。
 筒井ファンには常識ですが、筒井氏も書けども書けども載せてもらえず、デ
ビューから10年食えなかった。スーパージェッターのあれこれでお金が入っ
てやっと上京、結婚できたという話もありました。
 関連して、会場から「量産すると文章が荒れるのでは?」などという質問が
あって、作家からの答もうまく噛み合ってない気がした。
 おれにいわせると簡単で、量産して文章が荒れて水準以下の作品しか書けな
いようであれば、プロの作家としては食っていけなくなるということ。どの分
野のプロでもそうだけど、プロは水準以上のことを長年やり続けられるからプ
ロなんですよね。
 一番わかりやすい勝負の世界だと、アマチュアがラッキーでプロに勝つこと
はあっても、何度もやればプロが絶対勝つ。逆に何度もプロに勝ち続けるアマ
チュアだったら、もうプロレベルなんですよ。

 新潮社の石井昴氏は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106100037/showshotcorne-22/ref=nosim
養老孟司著「バカの壁」
や
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101416/showshotcorne-22/ref=nosim
藤原正彦著「国家の品格」
の仕掛け人で大ヒットメーカー。
 新潮社のビルは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410211601X/showshotcorne-22/ref=nosim
エミール・ゾラ著「ナナ」
が売れまくって建てたビルだから、社内では「ナナビル」と呼ばれているそう
です。
 で、「バカの壁」が売れまくった。果たして次の新ビルの名前は「バカビル」
なのか、社内で困っているそうです。\(^O^)/
 ところで、いま、「ナナ」といえば、コミックスと映画が大ヒットの
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088567072/showshotcorne-22/ref=nosim
矢沢あい「NANA」
であって、特に若い世代で、ゾラを想像する人なんていないでしょ。それくら
い「ナナ」といった場合、ジェネレーションギャップがありますよね。アニメ
の「パーマン」の主題歌が違うといって驚いたことがあるけれど、それよりす
ごいギャップですね。
 筒井さんから、たしかにいまの読者は昔より教養というかそういう面ではレ
ベルは下がっている、「ナナ」のころは、娯楽も少なかったこともあるだろう
が、八百屋のおばちゃん、魚屋のおじちゃんという庶民が、「ナナ」を買いに
行列を作るほどだったという話もありました。

 印象的だったのは、猪瀬直樹氏が、テレビだと尊大で偉そうにしているのに、
筒井さんにものすごく気を遣っていて、へえと思いましたね。
 禁煙の井深大ホールで、今日だけ特別にということで、「筒井さん、そろそ
ろニコチン補充の時間にしませんか」などという感じで休みを取ったりね。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: あけましておめでとうございます♪
---
あけましておめでとうございます♪
府中は花火が上がっています。
今年はもっとよい年になるように、頑張ります♪
本年もよろしくおねがいします。

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