劇中歌(OP,ED,挿入歌)特集1

 月をモチーフにした物語って結構ありますね。太陽はあって当たり前、存在して当たり前状態なので、物語ってあまり聴いた事がありません。多分に僕の勉強不足かも知れませんので、「月」に対するカウンターパートとして今度調べてみたいと思います。
 んで、前回の予告で、アニメ、ドラマ問わずと書いちゃったのですが、今回はアニメ作品ばっかりとなっちゃいました。映画の「月」は次回以降に回します。すいません。
 

ムーンライト伝説 / DALI 
美少女戦士セーラームーン第一期OP
詞:小田佳奈子 曲:小諸鉄矢 編曲:池田大介 同シングル(1992)
 説明もいらない程の名曲。セーラームーン全期を通して一番いい歌だと思います。
途中で歌手が変わったけど、歌唱からしても最初のヴァージョンが1番。
最初聴いた時はちょっと古くさ目のメロディラインだと感じましたが、その事が逆に新鮮な印象に。当時の主題歌状況からすれば僕的には○。やっとシンフォニック、弦楽アレンジの歌が復活かと喜んだものです。

月はみてる / 山野裕子 
ココロ図書館 ED
詞:岩里祐穂 曲:熊谷憲康 編曲:宮川弾 「ビーグル」 C/W(2001)
 世界名作劇場的な感じのする佳曲。小編成のクラシカルなストリングスの響きと小気味よいワルツのリズムがとても心地よい。結構ウキウキします。

月の繭/ 奥井亜紀 
∀ガンダム 第2期ED
詞:井萩麟 曲・編曲:菅野よう子 同シングル (2000)                   
 テレビで見てた時は「ちょっとオーバープロデュース気味の、もったりした曲だなぁ」なんて感想を周囲に語っていたのですが、映画の大画面でこの曲がかかった時には結構感動しました。大画面と(良い意味で)大仰でドラマティックなストリングスのバランス感がとても良かったです。ヘッドフォンよりは大音量ステレオで。

月下美人/ 西城秀樹 
∀ガンダム 挿入歌
詞:井萩麟 曲:小林亜星 編曲:菅野よう子 「ターンAターン」C/W (2000)       
 挿入歌で小品ながら、実に聴きごたえのある佳曲。西城秀樹の味わい深いボーカルが光ります。テレビ本編でかかった時(その時のお話のエンディング)は、とても感動してしまいました。
アレンジの違うショートバージョン(タイトル:お嬢さん、内緒話です)がサントラの1にも収録されています。これもまたイイ感じです。

月の家 / 新井昭乃 
星方武侠アウトロースター 第2期ED
詞、曲:新井昭乃 編曲:保刈久明 同シングル(1998)
 彼女の「月」の歌の中ではポップで時代性を取り入れたアレンジ。バックの緩やかなリズムと霧がった音像、少しウィスパーがかった彼女の声がとても素敵。
 ベストアルバム「空の森」を気に入った人は、他のアルバムも聴いてみてください。もっと彼女のポップな面、多彩な音楽性が聴けると思います。

昼の月 / 新井昭乃 
星方武侠アウトロースター 第1期ED
詞、曲:新井昭乃 編曲:新井昭乃 同シングル (1998)
 こちらの方が「空の森」で展開される彼女の歌に近い印象の曲です。こちらの曲はあくまでも彼女の声を浮かび上がらせる為のアレンジ、特にストリングスがいい具合の緊張感。前述の第2期EDの緩やかな全体のアレンジと比べてみると、とても好対照で面白いです。

シルバームーン・レッドムーン / 飯島真理 
超時空要塞マクロス挿入歌
詞:阿佐茜 曲・編曲:羽田健太郎 超時空要塞マクロスBGM VOL.1(1983)
 CDあるんですが、当時の事を思い出してみようと、レコード出して久しぶりに聴いてみました。当時見てた人で、この曲憶えてる人いるかなぁ?
 羽田健太郎の小気味良いピアノに導かれるお洒落な(笑)メロディと歌詞、う〜ん80年代。ちょっと説明しにくい小品です。でもこの曲好き。

月灯りふんわり落ちてくる夜 /小川七生 
クレヨンしんちゃんED
詞、曲、編曲:RYUJI 同シングル(1997)
 せつなさ・ムネキュンの溢れる、王道ポップスアレンジ。ちょっと東洋的な旋律、間奏のシタールもまたグー。CHARAの声質をソフトにしたようなヴォーカルは好みが別れる所でありますが。(僕は好きですが)

Lunatic Trance 〜静かなる絶叫〜 / en avant 
i wish you were here あなたがここにいてほしい EDテーマ       
詞、曲:円谷一美 編曲:en avant i wish you were here OST(2001)
 知ってる人は笑っちゃうタイトルのOVA作品のED。曲は所謂、プログレ系に例えられる範疇の物なのですが、乾いた感じが今の曲っぽいです。歌詞的にはJ-POPまんまですが。
 この作品はサントラの方(作・編曲:川井憲二)もプログレっぽく、聴きごたえがあります。オススメ!



今回はこれだけです、
「歌物」でまとめてみました。


次回予告
次回は久々のアルバム物
「原田節/オヤスミナサイ」
を御紹介します。