#11

妄想科学シリーズ ワンダバスタイル
オリジナルサウンドトラック
LACA-5170
音楽/TRYFORCE
2003年

1.フラカストリウス
2.メトンロック 
3.マリウスの昼寝
4.アルキメデスの夜明け
5.ラブリージャンサン
6.ザ・サンシャイン・サイド・オブ・ザ・ムーン
7. ケプラーゾーン
8. シラーの企み
9. トリチェリの流れ
10. ダンス・イン・ボルテンシウスドーム
11. レッツ・スピッツボルゲン山脈
12. クラヴィウスの憂鬱
13. 渇いた神酒の海
14. ヒッパルコンの動揺
15. スタディウスの嘆き
16. ティコ、ティコ、ティコ
17. 悲しきプラトー
18. アラゴーのドーム
19. 危難の海へ
20. The IJIN-DEN 天才の法則(TV SIZE)←OP
21. MOON de GO! GO!(TV SIZE)←ED


 2003年6月現在、U局で放送しているアニメのサントラ盤。天才少年九十九科学の月へ行く思いを実現させるために実験台になった「売れない」アイドルグループ「みっくすJUICE」が宇宙(月)へと飛び立つハチャメチャ(死語!)ストーリーのアニメで、このサントラがまた良く出来てます。
 曲のタイトルを見て「あっ!」と思った人は「月」通。OP/EDを除いて、全て月の地名が曲のタイトルになってます。
 で、曲調がまた笑っちゃいます、(2〜3曲を除き)60年代のカバー中心インストグループ風味。ラウンジテイストっぽいのもあったりして、本編を見ていなくても楽しめます。(でもそれっていいのだろうか?)
 1曲目はこの作品のテーマ曲みたいなもので、「ワンダバワンダバ」コーラス(ウルトラマンシリーズの防衛隊の曲)がとってもナイスな感じ。
 その後はもう素直に楽しんで下さい。7曲目はゾンビーズのあの曲が元ネタでもう・・・ウププ。カーステで聴くにはうってつけ。
 よーっく考えてみると、本当の宇宙空間には音なんて無いんですよね。でも、僕らの頭の中には「ドナウ」や「ツァラトゥストラ」が流れていたり、奇妙な電子音やらが流れています。はたまたオーケストラやシンセ、ガレージロック、ヘビメタ等だって流れてるんですから、もう音のない宇宙は存在しないといっても過言ではないのではないかと。それにスペースサウンドっていうのは今でこそシンセっぽいものが多いけど、昔はベンチャーズだってスペースサウンドだったんですからね!
 
 OP/EDはかまやつひろしが作曲。これもまた60年代テイスト。音に夢を持っていられた頃と宇宙(月)に夢を持ち飛び出していくアニメだから、こんなにマッチしているのかとも思います。詞の内容はおバカですが、それはそれで作品の内容もそんなですから。




OP/ED
The IJIN-DEN 天才の法則/MOON de GO! GO!
みっくすJUICE
LACM-4092