「新世紀エヴァンゲリオン」のエンディングでもおなじみ(?)のスタンダードの名曲。フランク・シナトラや他の著名な歌手の方々も録音してます。 日本では最近、宇多田ヒカルが演ってますが、彼女による自分の味付けを施した異訳はちょっと僕には気分が良くありません。(じゃあ、なんでそのCDを持ってるのかって?それはコレクターの定めなのでしょう。ちょっと期待もあったんだけどね・・・。) アレンジ的には前述のエヴァンゲリオンのものが群を抜いて素晴らしい出来になってます。やっぱり、元曲がボサノヴァ調であるだけにそれを生かした完璧なアレンジといっても過言でないと僕は思ってます。ストリングスアレンジはそのままだと大げさのちょっと手前ぐらいなのですが、それをリズム隊がキチッと引き締めています。 これ又前述の宇多田女史については明言をさけます。それは、僕があまりR&B系の物があまり好みでないことと、彼女の訳に対する不満。あとは完全な僕の主観で、あのアレンジでは僕に「月」が見えてこないことにあります。けっして僕の言うものだけが「月」を表現する手段では無いのですが、「月」ということ一点に対して、彼女のアレンジでは何の深みも無く、僕にはただの凡庸なR&B調で、彼女のスタイルに押し込めただけの物にしか聞こえないのです。(十分明言してるという噂あり、あくまでも私見です。) とにかくにも、色々な切り口からこの曲に対する考えがあっていいし、「宇多田だから」っていう切り口でもいいから、この曲が素晴らしいことが分かってくれれば僕はいいのです。(あれだけ言っといて何か自己矛盾してないか?)探せば探すほど色々なアレンジがあって、歌い手がいて、その意味でとっても楽しいです。皆様も探してみては?まだまだ、僕も探索中です。 CRAIRE/FLY ME TO THE MOON(新世紀エヴァンゲリオン、エンディング) シングルには4beat version(vo.高橋洋子)が カップリングされてます。 また、OSTの方には劇伴のアレンジバージョンと エンディングのバージョン違いが色々入っていて おもしろくなってます。 "IT MIGHT AS WELL BE SWING"(邦題:スウィング!シナトラ=ベイシー=クインシー) 編集盤もたくさんあるので見つかると思います。 こちらの方はビッグ・バンドの編曲がされてます。 他にも月の歌を集めた"MOONLIGHT SINATRA"もあります。 "THIS IS TOM JONES"(輸入盤) 彼もまた編集盤が多いので探せば出てくると思います。 シングル"WAIT & SEE"の3曲目。 後、これはアナログなんですが、 "FERRANTE & TEICHER"の"CONCERT FOR LOVERS"。 インストゥルメンタルですがこれもイイです。 音はイージー・リスニングまたはムード音楽的。 そして邦題そのまんまの「私を月まで連れてって!」。 こいつは竹宮恵子原作のマンガのイメージアルバムですが 中古レコード店を探せば結構あると思います。 たまった段階でまた紹介していきます。 |