加納典明のROCK延髄斬
プログレ・ハードロック編

1. 21st Century Schizoid Man / King Crimson
2. Roundabout / Yes
3. Money / Pink Floyd
4. July Morning / Uriah Heep
5. You Keep Me Hanging On / Vanilla Fudge
6. Heat Of The Morment / Asia
7. Owner Of A Lonely Heart / Yes
8. The Court Of The Crimson King / King Crimson

 「加納典明の」という言葉はあまり関係ありません、彼が選曲した訳じゃないしね。ただ、この当時は彼の絶頂期だったのでレコード会社も彼を起用したのでしょう。そしてブックレットには彼のお言葉。

ロックはな、躰を張れってことよ!!

 等が載っています。勢いに乗っています。調子に・・・。まぁ、いいでしょう、問題は中身なんですから。
 で、その中身はというと、このシリーズの中でも一番の色物・・・失礼、意欲に富んだ内容になってます。
 3、6、7はまぁ、普通です。歌モノだしね。しかしそれ以外、歌モノっちゃあ歌モノだけど、さすがプログレ・ハードロック編です、1曲1曲が長い。その中でも最大の問題作が1曲目。なにせ歌う部分が計約40秒(笑)、後は全て演奏です。未だかつてこんなカラオケがあっただろうか、いやない(反語)。当時の雑誌の情報ではレコード会社の担当者が嬉々としてその事を説明していた様です。「これは快挙です」とか言って。
 演奏自体はカラオケ用と侮るなかれ、甘い所はあるものの完コピで結構上手くやっています。音色もしっかりと作っている様なので感触もOK。実際自分で歌ってみても(歌ったのか、おい)そんな不都合はありませんでした。
 でも、これって歌うより演奏聴いちゃうんですよね。BGMとして流しとくのにはイイです。歌いたい方、もう廃盤なんでブックオフ等で手に入れて下さい。

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