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何か昔の作品のレヴューばっかりになっちゃってますので、そろそろ新し目のやつを1つ。
「ノワール・オリジナル・サウンドトラック1」(音楽:梶浦由記)テレビ東京でやってたアニメのサントラです。最近、アニメのサントラって言うのは割合に出来の良いのが多いのですが、今年では今のとここれが1番かな?
物語は記憶を失った少女と過去に両親を殺されて、現在殺し屋をやってる少女(?)が運命に翻弄されながら(殺しや家業をやりながら)自分達の過去と対峙していくっていう(めちゃくちゃ要約してます)というお話です。
サントラっていうのは物語世界に合ってることは大前提なんだけど(たまにピンとこないのもあり)、これはまさにピッタリ。物語自体が割に淡々と進むアニメなんで、音楽の印象が残ります。曲自体も良く書けてると思うし、サントラ自体の曲構成も考えられているので、通しで聴いても1枚の作品としてしっかりと聴けます。
曲調はヨーロッパ的なオーケストレーションの曲、地中海風(なんだそりゃ)な曲、サントラにしては珍しい歌ものの曲、(多分イタリア語かフランス語:歌詞なし)それプラス現代的リズムトラックもの等なんだけど、こういうのって多分日本人にしか作れませんね。
アニメも含め、サントラの曲調の多様さでいくと日本の作品のサントラは、ダイナミックさという点では海外に劣るかもしれないけど、曲のクオリティ、プロダクションはそれ以上のものがありますね。お勧めは4曲目「canta
per me」、17曲目の「salva nos」あたりでしょうか、この2曲、車に乗ってる時はとってもグー。
オープニング、エンディングの主題歌も最初と最後に入っています。オープニングはALI
PROJECTの「コッペリアの柩」(作詞:宝野アリカ/作・編曲:片倉三起也)エンディングは新井昭乃の「きれいな感情」(作詞・作曲:新井昭乃/編曲:保刈久明)です。
いわゆる、アニメ主題歌的ではない歌ですが、そんな感じの歌が生える作品でないので、よろしいです。ただ、OPは好き嫌い分かれます。僕はこういった詩的に刺激的、アブない歌詞、起伏の激しい曲は大好きなのですが、僕の先輩は「ちょっとわからないなぁ」と言ってます。
EDは内省的な曲で、まどろんだ感じのラヴ・ソングですね。おさえめなストリングスと後ろの電子音が良い感じになってます。
最終回、ライヴで見ていて、「なんじゃこりゃ?」的なものも「まぁ、ノワールだから」と無理矢理納得。ちょみっとへこんじゃって、そのあと1時間ぐらい眠れませんでした。少し心の中に黒き御手が出ちゃったのは私の修行不足でしょう。
サントラ「2」も出ましたし、音楽だけでも楽しみましょう。
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