
| 僕が本格的にレコードを買い始めた最初のレコードで、ちょっと思い入れがキツ過ぎかもしれませんが。70年代後半から80年代前半のちょみっとプラスティックがかった未来が好きな人には、そうじゃなくてもこの時代あたりの「未来」が好きな人にはめちゃくちゃど真ん中ストレートなアルバムです。 しょっぱなからシンセにからまるヴォコーダーによる音声処理、これを聴いちゃったらもうダメ、(僕は)死んじゃいます。 この辺り言葉では説明しにくいんですが、でも今10代後半から20代前半の人にはどうなのかな?いくらアナログシンセが流行っていると言っても少し冷たい音とも捉えられかねないかもしれない。(このアルバムに限ってはそんなことはないのだが)特に80年代前半のニューウェイブ系の方々の音ははそう取られかねなないかも。 でも、その未来感の中にある普遍的なポップ性を評価してほしい。E.L.O.はいわゆるビ−トルズの直系バンドとしてとらえられてます。実際的にビ−トルズの影響は受けてます。初期の頃を聴けばストリングスのアレンジを聴けば一目瞭然です。まあ、細かく言えば違ってるとこもありますが、ビ−トルズがいなければこう言ったバンドは出てこなかったと思います。(そんだけビ−トルズが革新的ってことなのでしょう) この時期に出てきている所謂テクノポップの方々に比して、(E.L.O.の中では一番機械的なサウンドだとしても)ポップ性は異常に高く、当時の無機質的未来感覚の中に(サウンド、詞ともに)飲み込まれてるとはいえ、(そういった未来感覚もまた、僕は好きなのですが)聴きやすさの点ではピカイチです。ストリングス・アレンジの美しさは、「さすが」という感じです。曲的には1曲目の"prologue"から"Twilight"にいたる流れをを聴けば引き込まれると思います。流れからいえばB面(CDでいうと7曲目)からがとってもよろしくて、最後の"Epilogue"まであっという間です。 このアルバムはトータルアルバム、所謂コンセプトアルバムとして製作されているので流れを聴くもよし、前述したポップ性溢れる曲群を満喫するもよし、楽しんで聴けることと思います。中には(良い意味で)捨て曲もあります。そういった曲がまたよい味を出すとこがE.L.O.=ジェフ・リン(E.L.O.のリーダーでバンドの全曲の作詞、作曲を手掛ける)の素晴らしい魔術なんですね。 その他のアルバムも良いですが(79年発表の「ディスカバリ−」をはじめとして、だいたいのアルバムは出来が良いです)僕はだいたいこのアルバムを最初かその次に押しますね。 まあ、ごたくはここまでで、とにかく聴いてみましょう。きっと貴方も気に入ってくれると思います。 |