COME TASTE THE BAND
(日本盤 WPCR-874)

1975年 イギリス
DEEP PURPLE


1. Comin' Home
2. Lady Luck
3. Gettin' Tighter
4. Dealer
5. I Need Love
6. Drifter
7. Love Child
8. (a) This Time Around
  (b) Owed To 'G'
9. You Keep On Moving


 

 「パープルファンの踏み絵」(踏む人多し)とか「やっかいもの」扱いをされている哀しい作品。この作品を発表してから最初の解散を行います。
 確かにDEEP PURPLEを象徴するギタリストのリッチー・ブラックモアは脱退しちゃって、バンドのサウンドテイストも全然違っちゃってるんだけど、色眼鏡をはずしてちゃんと聴くと「何だ、カッコいいじゃん!」
 ファンク調のリズム導入、それに新加入のトミー・ボーリンの曲に切れ込むように入るギターがまたカッコ良い。けれどバンドカラーにはかなり合ってません。別のバンドの様に聴こえます。
 でも僕に言わせれば前述のサウンドしかり、そして音楽的姿勢がカッコ良いんだけどね。(すいません、また偏ってます)

 そういえば全盛期のメンバーで再結成後、リッチー・ブラックモアが来日直前に脱退。違うギタリスト(僕の大好きなジョー・サトリアーニ)が助っ人加入して来日した時も大批判されてました。
 このジョー・サトリアーニさん、人のバンドで人の曲を曲とは関係無しにバカテクでバリバリ弾いちゃうのでいつも批判(ミック・ジャガー最初の来日公演の時もこの人そんな感じで批判されてました。ほんと可哀想な人です。でも、僕はこの公演は行ったけどカッコ良く思いました。)されてます。(自業自得との噂もあり)
 DEEP PURPLEの時は、その分他のメンバーに緊張感が走っててカッコ良かったとの話もあります。見たかったなぁ。閑話休題。

 どんなバンドでも、自分が「こいつと心中しよう」と思っている位のファンだったらバンドの危機を乗り越えて行こうとする姿勢(それが功を奏していようがいまいが)を評価しないと。
 誰にだって失敗はあるし、それは音楽作品においても当てはまるのではないでしょうか。盲目的で一元的な評価は自分にとってもバンドにとっても良くない事だと思います。駄作(と言われてるような作品も含む)でも愛憎含む形でも愛せるようにならなきゃファンとは呼べません。(あくまでも僕の私見)
 特徴あるリフの嵐やギターとキーボードとのスリリングな長尺の掛け合い廃止が人気の落ちた理由なんだろうけど、ステレオタイプな曲をマンネリにやるよりかはとっても好感が持てます。再結成盤よりよっぽど良し!
 
でもこの後すぐに前述の通り、第一次解散をしちゃいます。理由はこのアルバムが売れなかったから。新展開よりも再生産を望む人達の方が多かったって事です。
 まぁ、熱狂的なパープルファンでない僕の好きなパープルは、初期の3枚と「ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ」「紫の炎」そしてこの作品なんです。全盛期はベスト盤あれば良し!ってなんか敵作りそう・・・。