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 この前、数日間、地元の友達が我が家に遊びに来たので、
一緒にあちこち遊びに行きました。
温泉やスーパー銭湯(でっかい銭湯)にもたくさん行ったんですが、
そこでいろんなことを考えたので、ちょっと書いてみようと思います。

 ここのところ、個人的にいろいろあって、精神的には結構きつかったんですけど、
温泉とかに行けば、その重い気分も少しは晴れるかと思いました。
結果から言えば、どんなにのったりしても、体をほぐしても、
気分はどうにもなりませんでした。
スコーンと抜けるような感じが欲しかったんですけど、
実際にはそんなものは手に入りませんでした。

 考えてみれば、いろいろあった直後、好きな音楽を聴きながら
がむしゃらに勉強して、資格試験を終えたあとに入った家の風呂は、
ずいぶん気持ちよかったような気がします。
休息をとったときの感じ方の差。
この差はどこからくるのだろう、それが今回の考え事のテーマです。



 「苦労したあとだと休息は心の底から心地よい」という仮説を立ててみました。
でも、さんざん嫌いなことをさせられ、次の日もまた同じことをしなくては
ならないときなどは、どうも休息は心地よくないような気がします。

 で、悩んでみた結果、気持ちいい休息の条件は、
○自発的に、攻めの気持ちで挑戦したあと
○休息するとき、次への決意を心のどこかに持つこと
の2つなんじゃないかなぁ、と思いました。
この2つがそろったとき、休息は「癒されたい」といった受動的なものではなく、
「次の飛翔のために、今、休もう」という主体的、積極的なものになり、
心に活気を呼び覚ますことにつながるのではないでしょうか。

 数多くの「癒し系」グッズを集めたのに全く癒されない、なんて話を
聞いたことがありますが、それもやはり、「誰かに何とかしてもらおう」
という弱い心からくる結果なのかもしれません。

 本当につらいときなどは、「次の飛翔のために」なんてとても考えられない
ものですけど、苦しさに飲み込まれず、「癒されたい」という感情に安易に流されず、
自分のできることに精一杯挑戦し、上手に休息をとることが一番だと思います。
先のことなんて見えなくて当たり前。
ただ、今できることを。
そのとき、「休息」もまた、自分にとっての大きな一歩になっているような気がします。
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