MP3WMA

かなり久しぶりに、MP3を試してみました。
(昔試したときは、「午後のコーダ」が致命的なバグを持っていて、
がっかりしちゃったのでした(^-^;;)
エンコーダとして利用したのは、音質が良いというlameの3.91。
今回は、日本語化も簡単なCDexを使いました。
エンコードしたのは、最近よく聴いているNEW YEAR'S CONCERT 2002。
lameのオプションは、--alt-preset extreme -V0です。
VBRのq0ってやつですね。
比較の対象として、WMAでエンコードした物を用意しました。
(ビットレートは、Media Playerでエンコードできるビットレートの中で
一番高い、160Kbps)

使用した機材は、
Pentium300MHzの古いマシン。サウンドカードはISAのSB16。
ヘッドホンは、家に転がってたaudio technicaのATH-M5Xという、
どうやらモニター用らしいヘッドホンです。


で、感想。

○音質
lameは、WMAよりほんのちょっと、抜けが良くて高級な音がしました。
拍手の音とかは、明らかに近い感じがしました。
だけど、WMAのビットレートが160kbpsなのを考えると、当たり前かな
という気も。
VBRは320kbpsになったりしますからね。(^-^;;
WMAは高域が弱いとよく言われているような気がするんですが、
そんなに差は感じられませんでした。
Windows Media Playerは、自動的にcodecを更新してくれてるみたいなので、
ひょっとしたらそれで少し改善されてきてるのかもしれません。



○ファイルサイズ
lameでエンコードした方は、全部で160MBくらいになりました。
対するWMAは90MBくらい。
ビットレートが違うので、当たり前と言えば当たり前ですね。(^-^;



○手軽さ
lameの方は、CPUが遅いこともあって、かなりエンコードに時間が
かかりました。(-_-;;
(オプションを時間がかかるものにしてしまったことも大きいと思いますが。)
WMAの方は、CDから直接エンコードすることもあってか、
遅いマシンでも、かなり高速です。
Windows標準であることを考えると、手軽さという点では、
完全にWMAに軍配が上がるんじゃないでしょうか。



○まとめ
そもそも、SB16なんか使って音の評価すること自体、
どうかしてるという気もします。(^-^;;
もっとS/N比の高い、いいカードを使って評価したかったんですが、
とりあえず今回は、「手軽さ」「そこそこいい音質」という意味で、
今はWMAの方がいいかなぁ、なんて結論にしてみました。
僕のように、勉強のBGMとしてそれほど大きくない音量で流す、
なんて場合には、ほとんど差なんて分からないと思うので。
また、周囲のノイズの大きい雑踏や車の中でも、
差なんて分からないと思います。(^-^;;

もちろん、音質をとことん追求したい方には、lameをおすすめします。
もしかしたら、僕は音質の分からない、幸せな(?)耳の持ち主
なのかもしれないので。(^-^;;

ちなみに、低いビットレートでは、WMAの評判もかなりよいようです。



○蛇足
そもそも徹底的にいい音質のものを聴こうと思うなら、
専用のオーディオシステムを組むべきだと思います。
そもそもパソコンで音楽を聴く、という行為自体、
「ある程度の音質劣化」を覚悟しなければならないものなんじゃ
ないでしょうか。
ようは、どこに自分なりの妥協点を見いだすか、ということだと思います。
僕はどうしても、パソコンで鳴らす音に関しては、「所詮パソコン」
という思いがすごくしてしまいます。
ですから、パソコンでのオーディオ環境に関しては、
つい「コストパフォーマンス」や「『労力』対『得られるもの』」
という観点を重視してしまうんですよね。(^-^;;