| 学生向け整形外科の教科書 |
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100％整形外科 国試マニュアル 医学教育出版社 \3,300
医師国試問題集 100問ノススメ 整形外科 医学教育出版社 \2,900
標準整形外科学 第７版 医学書院 \9,000 |
今回は、整形外科の学生向けの教科書について、紹介していきたいと思います。
まず、「100％整形外科」です。
医学生の間ではとても有名な「100％シリーズ」のうちの一冊なのですが、
なかなかのできだと思います。
整形外科の先生も、「こういう薄い教科書を一通り読んでおくと良い」ということを
おっしゃっていました。
分厚い教科書なんて、通読するのは僕のような学生には無理だし、また、どこが
重要なのかを把握するのは難しいと思うので、こういう教科書は必要だと思います。
また、この教科書のコンセプトでもあるのですが、まず、知識をしまうための
「棚」を、自分の中に作るという意味でも、この教科書を通読することは非常に
有益だと思います。
他の100％シリーズにみられる、下品な表現などがほとんどなかったことも、
ちょっとうれしいかった点です。
これから整形外科を勉強しよう、という方には、オススメの一冊です。
でも、こんなうすい教科書でも、通読するのには結構時間がかかるので、要注意。(^-^;
さて、この100％とセットになっているのが、「100問ノススメ 整形外科」です。
国試の過去問から、１００問程度を厳選して掲載、解説しています。
解説が物足りないのが難点ですが、重要問題を集中的に勉強できるので、
効果的だと思います。
しっかり整形外科を勉強した後だと、「あれ、こんなもんでいいのかな？」という考え
が頭をかすめることがありますが、まぁ、まず、ここに出ている問題くらいは
解けないといかんよ、ということなのではないでしょうか。
「100％」の参照ページなども、各問ごとにしっかり書かれているので、
その意味でも便利です。
こちらは、「100％」を一通り読んだ後なら、一通りこなすのにそれほど時間は
かからないと思います。
知識の確認には、結構有用なんじゃないでしょうか。
最後に、「標準整形外科学 第７版」について。
この本、うちの大学の整形外科ではすごく評価が高いです。
まぁ、うちの大学の教授も執筆しているから、というのも、多少はあるのかも
しれませんが、読んでみると、たしかにいい本なんだろうなぁ、という感じがします。
まず、こういう辞書代わりに使うような分厚い教科書の最低条件、索引がしっかり
しているかどうか、ですが、この本はかなりしっかりしていると思います。
他の本でよく見られる、索引のページと実際のページがくいちがったり、ということは
ほとんどないように感じます。
内容も、かなりしっかりしていて、いわゆる穴が少ないように思います。
また、初学者向けの（？）基本的知識の解説もある程度ありました。
たまに変な誤字とかがあったりしますが、まぁ、新しい教科書なので、
しかたがないのでしょう。(^-^;;
まだあんまり読み込んでいないので、あんまり偉そうなことは書けないのですが、
たぶん買って損のない本だと思います。