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「図解で知る パソコンLANのしくみ」
井上正和 著

この本について
 ワシはわりと「図解」シリーズが好きだったりします。
やっぱり「図」があると、だいぶ取り組み易さが違いますよね。(^-^)
この「パソコンLANのしくみ」も、結構良かったように思います。
「『ハブ』って結局なにしてんのさ」とか、そういう素朴な
疑問をお持ちの方は、読んでみてもいいと思います。
「OSI参照モデル」とか「プロトコル」の説明なんかも、
だいぶ分かりやすく感じました。
  また、実体験に基づいたコラムがとても印象的で、
興味深かったッス。苦労がにじみ出てました。
やはりネットワーク関係の仕事は、「場数」命だなぁ、
と、しみじみ。

  ただし、問題点がないわけではありません。
○古い
コンピュータの本って、すぐ古くなっちゃうんですよね。
これはもう、宿命みたいなもんです。
この本も例外ではありません。
ワシが購入したのは初版なんですが、ところどころ、
やはり古い記述が目立ちました。
まぁそれでも、ネットワーク関係の本は、古くなるスピードが
遅い方だと思います。
○ネットワークをヨイショしすぎ?
この本、ネットワークの便利な側面をとても強調して書いてます。
それはいいんですけど、リスクや問題点などについての
記述が甘いような気がしました。
○あれ、UNIXは?
この本、全くUNIXの話が出てこないんですよ。
インターネット用のサーバーはまだまだUNIXが多いってのに。
NetWareとWindowsNTの話ばっかり。
UNIXの勉強中なので、ちょっと残念でした。(^-^;;

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